JPH05229959A - 鉄吸収促進組成物 - Google Patents

鉄吸収促進組成物

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JPH05229959A
JPH05229959A JP4073153A JP7315392A JPH05229959A JP H05229959 A JPH05229959 A JP H05229959A JP 4073153 A JP4073153 A JP 4073153A JP 7315392 A JP7315392 A JP 7315392A JP H05229959 A JPH05229959 A JP H05229959A
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Katsuhiro Osajima
島 克 裕 筬
Hiroko Seki
裕 子 関
Yutaka Osajima
島 豊 筬
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 魚肉をタンパク分解酵素処理し、得られたペ
プチド原液を活性炭処理してなる鉄吸収促進性ペプチド
ESP−2、及びそれを精製してなるDAN−100。 【効果】 本ペプチドの鉄化合物及び必要あればクエン
酸塩を配合して鉄吸収性にすぐれた鉄剤を製造すること
ができ、鉄分の補給や貧血改善のための飲食品、医療品
として利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄吸収促進性ペプチドE
SP−2及びDAN−100を有効成分とした鉄吸収促
進組成物及びこれらとクエン酸及び鉄化合物を混合乃至
はキレート結合させてなる吸収性のよい鉄剤に関するも
のである。
【0002】本発明の鉄吸収促進組成物や鉄剤は鉄の吸
収性を著じるしく改善することができるので、貧血改善
のための健康食品、薬剤として好適なものである。
【0003】
【従来の技術】本発明に先だって、本発明者らは、魚肉
をタンパク分解酵素処理し、得られたペプチド原液を活
性炭処理して、新規ペプチドESP−2を開発し(特開
平2−273144号)、そして、これを更にイオン交
換処理することによって、新規ペプチドDAN−100
を開発するのに成功した(特公平3−54958号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明では魚肉のタン
パク分解酵素処理によって得られたペプチドの鉄吸収促
進作用を確認し、更には貧血改善のための鉄剤ないし飲
食品、栄養剤、栄養食品、特定保健用食品等を開発せん
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に各方面から検討の結果、安全性の面から天然物を利用
することとし、そこで、先に本発明者らが開発した魚肉
由来のペプチド、DAN−100に着目した。そして、
DAN−100及び関連物質について、その生理活性を
徹底的に検討した結果ペプチドDAN−100のほか、
その原料であるところの魚肉のタンパク分解酵素処理物
を活性炭処理して得たペプチドESP−2が、すぐれた
鉄可溶化作用及び鉄吸収促進作用を有するという新規に
して有用な知見を得た。本発明はこのような有用な新知
見に基づいてなされたものである。
【0006】本発明において使用するペプチドは、既述
のように本発明者らによって開発されたものであって、
例えば特開平2−273144号、特公平3−5495
8号に記載されているように、魚介類をタンパク分解酵
素で処理することによりペプチドを生成させた後、活性
炭処理して先ずペプチドESP−2を得、次いでこれを
アルコール分画、イオン交換樹脂処理することにより、
そして必要あればこ(れら)の処理をくり返して分離、
精製を行い、ペプチドDAN−100を得るのである。
【0007】本ペプチドは魚介類を原料として製造する
ものであるが、先ず、これを採肉機、デボーナー等によ
って処理して魚肉質を分離する。原料は出来る限り新鮮
なものが好ましい。分離した魚肉は、10kg程度のす
り身に分割し、このまま次の処理に使用してもよいが、
−20〜−50℃、例えば−30℃、程度の冷気を吹き
付けて急速凍結し、−20〜−25℃に保存しておき、
必要に応じてこれを適宜使用するようにしてもよい。
【0008】魚介類としては、イワシ、アジ、マグロ、
カツオ、サンマ、サバ等赤身魚;ヒラメ、タイ、キス、
コノシロ、タラ、ニシン、ブリ等白身魚;サメ、エイ等
軟骨魚肉;ワカサギ、コイ、イワナ、ヤマメ等淡水魚
肉;アイザメ、アンコウ等深海魚肉のほか、エビ、カ
ニ、タコ、アミ類等も適宜使用できる。
【0009】本発明においては、採肉した後、粉砕機等
によって魚介類を粉砕し、原料重量に対して無加水〜1
0倍量加水、酵素適温(使用酵素によって異なるが、2
0〜60℃程度)にまで加温し、pHも適値(pH2〜
11程度)に調整し、蛋白分解酵素を加えて、1〜30
時間処理する。希望するのであれば粉砕魚介肉を加水し
た後攪拌タンク内で40〜60℃程度に1〜5時間保持
して自己消化せしめ、しかる後に酵素を添加して分解せ
しめてもよい。
【0010】蛋白分解酵素としては、蛋白質を分解し得
る酵素であればすべての酵素が単独で又は混合して使用
し得る。その起源は、動植物のほかに微生物に求めるこ
とができ、ペプシン、レニン、トリプシン、キモトリプ
シン、パパイン、ブロメレインのほか、細菌プロテアー
ゼ、糸状菌プロテアーゼ、放線菌プロテアーゼ等も広く
利用できる。これらの酵素は、通常、市販されているも
のが使用されるが、未精製の酵素、酵素を含有した培養
液、麹といった固体又は液体の酵素含有物も、目的によ
り必要に応じて使用することができる。
【0011】蛋白分解酵素の量は、酵素の精製度によっ
て相違し、また、処理時間によっても相違するが、処理
液の0.05〜5%、好ましくは0.1%程度の使用で
十分である。0.1%濃度のプロテアーゼ液を使用した
場合、魚肉としてイワシのような赤身肉を処理するとき
には、pH4.1、45℃で約17時間、又はpH5.
9、48℃で約4時間で酵素処理は終了する。
【0012】次いで中和した後、80℃以上の温度に5
〜30分間保持して酵素を失活させる。加熱失活処理
後、バイブロスクリーン等によって濾過し、必要により
ジェクター処理した後、シャープレス遠心分離機等を用
いて例えば10000〜30000rpmで遠心分離す
る。
【0013】これを常法により濃縮し(30Bx程度に
まで)た後、再度遠心分離してペプチド原液を得る。
【0014】次いでペプチド原液は、活性炭、ケイソウ
土を加えて脱色し、濾過してそのまま機能性ペプチド原
液として使用することができる。また、ここに得られる
機能性ペプチド原液は、デキストリンを添加もしくは添
加せずに、凍結乾燥したり、噴霧乾燥したりして、粉末
化することもできるものである。
【0015】このようにして得た機能性ペプチドは、文
献未載で新規なものであり、本発明者らによってESP
−2と命名された。
【0016】ペプチドESP−2の物理化学的性質は、
下記表1、表2のとおりである。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】上記により調製した機能性ペプチドESP
−2は、後記するように本発明における有効成分として
利用できるが、これを更に精製して得られるペプチドも
すぐれた機能性を有し、本発明の有効成分として利用す
ることができる。その精製は、次のようにして行う。先
ず、ESP−2にアルコールを加えて放置する。アルコ
ールとしては、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール、ブタノール等が好適であるが、
他のアルコールを使用してもさしつかえない。アルコー
ルは冷時使用し(0〜10℃)、ペプチド原液と等量な
いし30倍以上使用する。冷アルコール添加後、冷室に
30分〜3時間以上放置して沈殿を生成せしめて更に精
製してもよい。
【0020】上記によって得たアルコール沈殿に加水し
て溶液とした後、この溶液は、イオン交換樹脂で処理す
るが、樹脂としては、カチオン交換樹脂、特に強酸性カ
チオン交樹樹脂を使用する。例えば、これらの樹脂を充
填したカラムに上記溶液を注入し、水洗したあと希アン
モニウム水等のアルカリ水溶液で溶出し、溶出液を得
る。
【0021】得られた溶出液は、減圧濃縮等の方法によ
りアンモニアを除去した後、必要に応じて上記処理をく
り返し、濃縮して、常法にしたがって凍結乾燥等の方法
によって粉末化し、目的とする塩基性ペプチドを得る。
前記したように、上記溶出液を、濃縮又は希釈して、各
種の用途に使用してもよい。
【0022】このようにして得られたペプチドは、本発
明者らによって開発されたものでありしかも極めて有用
なものであって、DAN−100と命名した。
【0023】ペプチドDAN−100の物理化学的性質
は、下記表3、表4のとおりである。
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】本発明に係るペプチドは、後記するところ
から明らかなように、いずれも、各種の鉄塩に対する鉄
可溶化能にすぐれているのみでなく、in vivoに
おいてもすぐれた鉄吸収促進作用を示し、人畜に対する
鉄の補給、鉄の強化、鉄欠乏性貧血の予防、治療、改善
に有利に使用することができ、鉄吸収促進組成物とし
て、例えば、鉄吸収促進剤、飲食品、栄養強化食品、機
能性食品(特定保健用食品)、ないしは動植物肥飼料添
加剤として使用されるほか、医薬として、または輸液、
健康食品、臨床栄養食品等としても巾広く使用すること
ができる。
【0027】また、後記するところから明らかなように
上記した作用は、クエン酸及び/又はクエン酸塩の存在
下で更に増巾されるので、本発明のペプチド、鉄化合物
及びクエン酸(塩)を併用すれば更に効果が高まること
となる。したがって、ペプチド及び鉄化合物を配合した
鉄剤、そして、これに更にクエン酸(塩)を配合した鉄
剤は、鉄欠乏性貧血をはじめとする各種の鉄欠乏による
疾病の予防、治療、改善のため、医薬品、飲食品、飼料
添加物等の形態に製剤化することができる。鉄化合物と
しては、特に限定されることなく、塩化鉄、硫酸第一
鉄、クエン酸第一鉄、クエン酸鉄アンモニウム、コハク
酸クエン酸鉄ナトリウム、乳酸鉄、ピロリン酸鉄その他
無機ないし有機の鉄化合物が適宜使用できるし、配合量
も市販鉄剤と同様にすればよい。本発明においては、鉄
の吸収促進効果が高いので、少量の鉄分を配合してもこ
れを有効に利用することができる。また、クエン酸
(塩)としては、遊離のクエン酸のほか、ナトリウム
塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩その他
の塩が適宜自由に使用することができ、格別の限定はな
い。そしてこの場合、クエン酸第一鉄ナトリウムといっ
た化合物を使用すれば、クエン酸と鉄とを同時に配合す
ることにもなる。
【0028】本発明によって著効が奏される詳細なメカ
ニズムについては、今後の研究にまたねばならないが、
ESP−2、DAN−100を、HPLCを用いて、ク
エン酸第一鉄を含む酢酸緩衝液で溶出し、分画した画分
について鉄の濃度を測定したところ、ペプチドの溶出パ
ターンと同一パターンの鉄濃度変化が確認され、イワシ
筋肉由来ペプチドの鉄吸収促進効果はクエン酸を介した
鉄とのキレート現象によることが示唆された。したがっ
て本発明に係る鉄剤は、ペプチド、クエン酸及び/又は
その塩、鉄化合物の3成分を単に混合したもののみでな
く、これらのキレート結合せしめてなるものも包含する
ものである。
【0029】本発明に係るイワシ由来のペプチド(ES
P−2、DAN−100)を鉄吸収促進組成物、として
特に飲食品タイプで使用する場合には、ペプチド(液
状、ペースト状、粉末状)をそのまま添加したり、他の
食品ないしは食品成分と併用したりして適宜常法にした
がって使用できる。また、鉄吸収促進剤や鉄剤等医薬タ
イプとして使用する場合には、経口又は非経口投与する
ことができる。経口投与の場合には、例えば常法にした
がい、錠剤、顆粒剤、粉末剤、カプセル剤、散剤とする
ことができ、又、非経口投与の場合には、例えば注射薬
製剤、点滴剤、坐剤等として使用することができる。
【0030】本発明に係るペプチドは、天然起源である
ために毒性が全くないか又は極めて低く、きわめて安全
である(LD50>3000mg/kg皮下、>5000
mg/kg経口:いずれもラット)。
【0031】以下、本発明の製造例及び実施例について
述べる。
【0032】[製造例1]新鮮イワシをボデーナーで処
理して採肉した。採肉した魚肉質を10kgのすり身に
分割した。これを粉砕機で粉砕した後等量の水を加え、
45〜48℃に加熱し、これを攪拌タンクに移して同温
に2〜3時間保持して自己消化合解せしめた。次いでp
Hを4.1に調節した。これに、デナチーム(市販プロ
テアーゼ製剤商品名)の0.1%液を加え、45℃に1
7時間保持して酵素分解を行った。中和し、次いで15
分間煮沸して酵素を失活せしめた。
【0033】これをバイブロスクリーン(150メッシ
ュ)で濾過し、濾液を5000rpmでジェクター処理
した後、シャープレス遠心分離機で処理し(15000
rpm)、20Bxとなるまで常温加熱濃縮し、そして
再度シャープレス遠沈処理(15000rpm)してペ
プタイド原液(DAN−No.2)を得た。
【0034】[製造例2]上記で得たペプタイド原液
(pH6.22)を1840mlとり、これに活性炭1
00gを加え60分間攪拌した後濾過して濾液(pH
6.12)(ESP−2)1500mlを得た。次い
で、濾液を100mlとり、これに冷メタノールを20
00ml加え、冷室に60分間放置して沈澱を生ぜしめ
た。生じた沈澱物を水に加えて溶液(E)を得た。
【0035】[製造例3]ESP−2を含有する上記溶
液(E)を100mlとり、これをダウエックス50W
〔H+〕を充填したカラム(径5×15cm)に注入し
た。そして、水2000mlを用いて樹脂を水洗し、2
N−NH4OH250mlを用いて溶出し、得られた溶
出液を濃縮した後、セファデックスG−25カラムによ
るクロマト処理を行った。得られたペプチドフラクショ
ンについて、上記と同様にダウエックスカラムクロマト
処理、脱イオン水による水洗、アンモニア水溶出、濃縮
処理を行った後、凍結乾燥してペプチドDAN−100
の白色粉末を得た。
【0036】このようにして製造したペプチドESP−
2及びDAN−100について、Asahipak G
S−320カラム(径4.0mm×45cm)を用い、
次の条件で高速液体クロマトグラフィ(HPLC)を行
い、図1のパターンを得た。溶離液:0.1%トリフル
オロ酢酸中45%アセトニトリル、流速:0.5ml/
min、検出:UV220nm、マーカー:B=バシト
ラシン(分子量1,450)、G=グリシル−チロシン
(分子量238)。その結果、ESP−2で500〜1
0,000程度の、そしてまたDAN−100で500
〜2,000程度の分画分子量域を示した。
【0037】[実施例1]本発明に係るペプチドESP
−2、DAN−100について、各種の鉄試料に対する
pH7.0での(蒸留水ベース及びリン酸緩衝液ベー
ス)鉄可溶化試験を行った。なお、比較対照試料として
は、カゼインペプチドを用いた。
【0038】鉄のアッセイは次のようにして行った。先
ず、各ペプチド(タンパク含量0.1〜0.5%)に、
蒸留水ベースの場合(図面においてはAで示す)には蒸
留水を2.5ml加え、リン酸緩衝液ベースの場合(図
面においてはBに示す)には600mMホスフェートバ
ッファー(pH6.8)を2.5ml加え、HClでp
Hを2.5に調整した後、鉄の標準溶液(Fe:100
0ppm)をそれぞれ各0.1ml加え、HClでpH
を2.0に調整した後、室温に30分保持し、NaOH
でpHを7.0に調整した。これを希釈して10mlに
し、37℃に30分保持した後、濾過した(東洋、N
o.2)。濾液について、極性ゼーマン原子吸収スペク
トロフォトメーター(日立、HITACHI Z−61
00)により鉄含量を測定した。そして、上記と同様に
して各々の鉄を加えないペプチド自体の鉄含有量を求
め、差引値を鉄可溶化量とした。
【0039】上記した手法にしたがって、5種類の鉄試
料、塩化鉄(FeCl2)、硫酸第一鉄(FeSO4)、
クエン酸第一鉄ナトリウム(FeNaH(C6
872)、クエン酸添加塩化鉄、及びクエン酸添加硫
酸第一鉄について、鉄可溶化率を測定し、それぞれ図2
〜図6の結果を得た。なお、各図において、Aは蒸留水
ベース、及びBは150mMホスフェートバッファーベ
ースにおけるデータを示した。また、各試験において、
鉄及びクエン酸の含有量は100μg/10mlであっ
た。
【0040】上記結果から明らかなように、イワシ筋肉
由来ペプチドは、すぐれた鉄可溶化能を示し、とりわけ
クエン酸存在下では鉄可溶化能が大幅に増加することが
立証された。すなわち、図2にみられるように塩化鉄に
ついてはカゼインペプチドの方が鉄可溶化率が高かった
が、図3から明らかなように硫酸第一鉄を用いたリン酸
緩衝液ベースでは、カゼインペプチドの鉄可溶化率は低
下し、DAN−100の方が高い鉄可溶化率を示した。
図4から明らかなように、クエン酸第一鉄ナトリウムを
用いたときは、両ベースともにESP−2、DAN−1
00の鉄可溶化率が高く、リン酸緩衝液ベースではカゼ
インペプチドを大きく上回っていた。図5、図6から明
らかなように、塩化鉄(図2)、硫酸第一鉄(図3)単
用の場合に比して、クエン酸を添加することにより、E
SP−2、DAN−100の鉄可溶化率が増加するのに
対して、カゼインペプチドの鉄可溶化率の改善はみられ
なかった。
【0041】[実施例2]イワシ筋肉由来ペプチド(E
SP−2)について、鉄欠乏性貧血モデルラットを用い
て鉄吸収促進作用を検討し、鉄欠乏性貧血改善効果を確
認した。
【0042】すなわち、下記の表5に示した手順にした
がって鉄欠乏性貧血モデルラットによる貧血回復試験を
行った。つまり、雄性SD系ラットを鉄欠乏飼料で4週
間飼育し、鉄欠乏性貧血モデルラットとしたのち、クエ
ン酸第一鉄ナトリウムのみを与えたコントロール群、イ
ワシペプチドESP−2をクエン酸第一鉄ナトリウムと
ともに1.25%、5.00%それぞれ与えた群を40
日間飼育した。さらに初めから通常飼料で飼育したもの
を正常ラットとした。10日目ごとにヘモグロビン量、
ヘマトクリット値を、最終日に血清鉄及び不飽和鉄結合
能を測定した。
【0043】
【表5】
【0044】鉄欠乏飼料の配合は、下記の表6に示し
た。なお、鉄欠乏飼料におけるミネラル混合及びビタミ
ン混合の組成は、下記の表7及び表8に示した。本実施
例においては、この鉄欠乏飼料を用いて鉄欠乏性貧血モ
デルラットを作成し、クエン酸第一鉄ナトリウムを12
mg/100g(Feとして10ppm)添加したもの
を実験試料(コントロール群)とした。
【0045】
【表6】
【0046】
【表7】
【0047】
【表8】
【0048】実験試料中のミネラル成分の実測値は、下
記の表9のとおりであり、また、ESP−2のミネラル
成分の実測値は下記の表10のとおりである。したがっ
て、本実施例においては、実験試料にESP−2を1.
25%及び5.00%添加しても、ミネラル成分の値は
ほぼ同等である。
【0049】
【表9】
【0050】
【表10】
【0051】鉄欠乏性貧血ラットの回復試験における体
重推移及び飼料摂取量の変化の結果は、図7及び図8に
示したとおりである。これらの結果から明らかなよう
に、イワシペプチドESP−2添加群においては、ペプ
チドの栄養効果が幾分認められるが、統計的な有意差は
認められなかった。また、飼料摂取量についても、自由
摂取のため幾分イワシペプチドESP−2添加群のほう
が摂取量が多いが、統計的な有意差はなかった。
【0052】本貧血回復試験過程における血中へモグロ
ビン量及び血中ヘマトクリット値の変化の結果は、図9
及び図10に示したとおりである。これらの結果から明
らかなように、貧血状態からの鉄添加によるヘモグロビ
ン量の回復は、イワシペプチドESP−2添加群が20
日目以降有意な効果を示し、特に5.00%添加群は4
0日目において、正常ラットの90%のレベルにまで回
復した。また、回復の早さはイワシペプチドESP−2
添加のDose responseが認められた。ま
た、貧血回復試験過程における血中ヘマトクリット値の
変化については、ヘモグロビン量と同様、良好な回復促
進効果を示し、イワシペプチドESP−2添加群は20
日目以降、用量依存的に有意差が認められた。40日目
にはESP−2 5.00%添加群は正常ラットとほぼ
同等のレベルにまで回復した。
【0053】貧血回復試験40日後における心臓血液血
清中の4種のパラメーター、血清鉄(Fe)、不飽和鉄
結合能(UIBC)、総鉄結合能(TIBC)、飽和率
(BR)、を分析し、下記する表11の結果を得た。
【0054】
【表11】
【0055】上記において、血清鉄はニトロソPSAP
法で測定した。上記結果から明らかなように、コントロ
ール群に対し、ESP−2添加群はDose resp
onseがあり、有意な差が認められた。特に5.00
%添加群は正常ラットに対し、90%以上まで回復し
た。
【0056】不飽和鉄結合能は玄番らの方法により測定
した。上記結果から明らかなように、これもコントロー
ル群に比べ、用量依存的に有意な回復を示した。これか
ら算出した血液中の鉄飽和率は、コントロール群が正常
ラットに比べて46%であるのに対し、イワシペプチド
ESP−2 1.25%添加群は67%、5.00%添
加群は82%にまで回復し、コントロール群の2倍の効
果を示した。
【0057】上記結果から明らかなように、ESP−2
を添加することにより、各種鉄塩の鉄可溶化率が増加し
た。鉄欠乏性貧血モデルラットについては、体重及び摂
餌量において有意な差を認めず、ヘモグロビン量及びヘ
マトリット値は20日目以降有意な回復が認められた。
血清鉄の回復及び不飽和鉄結合能から算出した結合率も
ESP−2の用量依存的に有意差が認められ、鉄欠乏性
貧血の改善に有効であることが確認された。つまり、イ
ワシ筋肉由来ペプチドは、鉄欠乏性貧血に対し、特にク
エン酸とともに用いることによって、その改善に有意な
効果があることが実証されたのである。この効果はES
P−2のみならずその有効成分を含有するペプチド例え
ばDAN−100においても当然に奏されるものであ
る。
【0058】[実施例3]本発明に係るイワシ筋肉由来
ペプチド、ESP−2及びDAN−100について、A
sahipak GS−320(径4.0mm×45c
m)を用い、次の条件で高速液体クロマトグラフィ(H
PLC)を行い、クエン酸第一鉄を含む酢酸バッファー
で溶出し、(緩衝液中の鉄濃度は鉄可溶化能測定時とほ
ぼ同様とした)分画について鉄の濃度を測定し、図11
及び図12の結果を得た。
【0059】HPLC条件:溶離液:0.01Mアセテ
ートバッファー(pH4.0)/クエン酸第一鉄ナトリ
ウム(FeNaH(C6872)(Fe:10.4p
pm)、流速:0.5ml/min、分画:1.0m
l。
【0060】上記結果から明らかなように、いずれのペ
プチドにおいても、ペプチドの溶出パターンと同一パタ
ーンの鉄濃度変化が確認された。したがって、ペプチド
とクエン酸第一鉄が溶解して可溶化している状態におい
て、ペプチドとクエン酸第一鉄とそれぞれ単一に溶解し
ているのではなく、錯体を作り溶解している、すなわ
ち、キレートを起こしていることがわかる。このことか
ら、イワシ筋肉由来ペプチドの鉄吸収促進効果はクエン
酸を介した鉄とのキレート現象によることが強く示唆さ
れた。
【0061】[実施例4]ビタミンC 20g、硫酸第
一鉄 10g、グラニュー糖 40g、コーンスターチ
と乳糖の等量混合物 30gに、実施例3で得たペプチ
ドDAN−100を50g加えて充分に混合した。混合
物を100等分して袋に詰め、1袋1.5gの鉄吸収促
進性を有するスティック状栄養健康食品を100袋製造
した。
【0062】[実施例5]ペプチドDAN−100にか
えて実施例2で得たペプチドESP−2を用い、またビ
タミンC20gにかえてビタミンCとクエン酸の等量混
合物20gを用いたほかは、実施例4と同様の処理をく
り返し、充分に乾燥せしめた後、鉄吸収促進性栄養健康
食品を製造した。
【0063】[実施例6]次の配合により鉄剤を製造し
た。(1)実施例2で得たペプチドESP−250g、
(2)硫酸第一鉄 10g、(3)クエン酸 10g、
(4)ラクトース 70g、(5)コーンスターチ 2
9g、(6)ステアリン酸マグネシウム1g。
【0064】先ず、(1)、(2)、(3)、(4)及
び(5)(但し17g)を混合し、(5)(但し7g)
から調製したペーストとともに顆粒化した。得られた顆
粒に(5)(但し5g)と(6)を加えてよく混合し、
この混合物を圧縮錠剤機により圧縮して、1錠あたり鉄
10mgを含有する錠剤100個を製造した。
【0065】投与量は、患者の症状、年令によっても異
なるが、0.1〜1000mg/kg/dayで1日1
〜4回投与する。本発明において用いるペプチドは本来
食品由来のものであるので、既述のように安全性にはほ
とんど問題はなく、したがって上記用量をこえて投与し
ても差し支えはない。また、健康の維持、増進、保健、
栄養剤等としてこれを利用する場合は、上記用量よりも
少ない量を長期間に亘って服用すればよい。また、既述
のように本発明に係る鉄剤は、経口投与以外の方法でも
投与することができるが、静脈投与及び筋肉投与の場合
は0.01〜1000mg/kg/dayであり、通常
の鉄剤と同様にして投与することができる。
【0066】[実施例7]次の配合を用意した。(1)
実施例2で得たESP−2 10g、(2)塩化鉄 1
g、(3)クエン酸ナトリウム 1g、(4)塩化ナト
リウム 8g、(5)クロロブタノール 4g、(6)
炭酸水素ナトリウム 1g。
【0067】全成分を蒸留水1000mlに溶解し、こ
れを500mlの点滴ビン2本に分注し、鉄含有栄養輸
液を得た。
【0068】
【発明の効果】本発明においては、イワシ筋肉由来ペプ
チドESP−2、DAN−100を用いることにより、
鉄の吸収が促進され、クエン酸を配合することによって
それが更に増幅される。したがって、本発明に係る鉄吸
収促進剤や鉄剤は鉄の吸収性が著じるしく改善されるの
で、貧血改善のための鉄吸収組成物、例えば健康食品、
薬剤として好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ESP−2及びDAN−100のHPLCのパ
ターンを示す。
【図2】塩化鉄(FeCl3)を用いたときの各ペプチ
ドの鉄可溶化率を示す。
【図3】硫酸第一鉄(FeSO4)を用いたときの各ペ
プチドの鉄可溶化率を示す。
【図4】クエン酸第一鉄ナトリウム(FeNaH(C6
872)を用いたときの各ペプチドの鉄可溶化率を
示す。
【図5】塩化鉄を用い、クエン酸を添加したときの、各
ペプチドの鉄可溶化率を示す。
【図6】硫酸第一鉄を用い、クエン酸を添加したとき
の、各ペプチドの鉄可溶化率を示す。
【図7】鉄欠乏貧血ラットの回復試験におけるラット体
重の推移を示す。
【図8】鉄欠乏貧血ラットの飼料給餌量を示す。
【図9】貧血回復過程におけるヘモグロビン量の変化を
示す。
【図10】貧血回復過程におけるヘマトクリット値の変
化を示す。
【図11】硫酸第一鉄含有溶離剤によるESP−2のH
PLCのパターンを示す。
【図12】硫酸第一鉄含有溶離剤によるDAN−100
のHPLCのパターンを示す。
【図13】ESP−2のUVスペクトルを示す。
【図14】ESP−2のIRスペクトルを示す。
【符号の説明】
○:ESP−2 □:DAN−100 △:カゼインペプチド A:蒸留水 B:緩衝液
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C12P 21/06 8214−4B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペプチドESP−2又はペプチドDAN
    −100を有効成分とする鉄吸収促進組成物。
  2. 【請求項2】 該組成物が鉄吸収促進剤又は鉄吸収促進
    性飲食品である請求項1に記載の鉄吸収促進組成物。
  3. 【請求項3】 ペプチドESP−2、クエン酸及び鉄化
    合物からなる鉄剤。
  4. 【請求項4】 ペプチドDAN−100、クエン酸及び
    鉄化合物からなる鉄剤。
  5. 【請求項5】 鉄化合物が、塩化鉄、硫酸第一鉄、クエ
    ン酸第一鉄、クエン酸鉄アンモニウム、コハク酸クエン
    酸鉄ナトリウム、乳酸鉄及びピロリン酸鉄からなる群か
    ら選ばれるものである請求項3又は請求項4に記載の鉄
    剤。
  6. 【請求項6】 該鉄剤が該ペプチド、クエン酸及び鉄化
    合物を単に混合してなるもの、あるいは、これをキレー
    ト結合させてなるものである請求項3〜請求項5のいず
    れか1項に記載の鉄剤。
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