JPH05229936A - 内服用顆粒製剤 - Google Patents

内服用顆粒製剤

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JPH05229936A
JPH05229936A JP8053792A JP8053792A JPH05229936A JP H05229936 A JPH05229936 A JP H05229936A JP 8053792 A JP8053792 A JP 8053792A JP 8053792 A JP8053792 A JP 8053792A JP H05229936 A JPH05229936 A JP H05229936A
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JP
Japan
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granules
antacid
acetaminophen
granule
mixed
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JP8053792A
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Inventor
Masahiro Nishikawa
昌弘 西川
Shigeo Ogasawara
榮男 小笠原
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 制酸剤とアセトアミノフェンを配合する製剤
において、制酸剤に水溶性高分子を分散させ造粒した顆
粒剤と、アセトアミノフェンを含有する顆粒剤を配合す
る。 【効果】 顆粒強度は向上され、かつ崩壊時間が速い顆
粒とアセトアミノフェンを含有する顆粒を配合してな
る、長期安定性に優れた内服用顆粒製剤を提供するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制酸剤と水溶性高分子を
含有し、顆粒強度が向上され、かつ崩壊時間が速い顆粒
とアセトアミノフェンを含有する顆粒を配合してなる、
長期安定性に優れた内服用顆粒製剤に関するものであ
る。これらの顆粒製剤は感冒薬、解熱鎮痛薬等の医薬品
として提供されるものである。
【0002】
【従来の技術】通常、相互に不安定な薬物を配合する場
合、これらの成分を別個の顆粒として製造した後、混合
する等、個々の薬物を分離して製剤化される。しかしな
がら、とくに、制酸剤を含む顆粒は、その工程が湿式で
ある場合、使用する溶媒量は、顆粒強度、崩壊時間、粒
度分布等の顆粒物性に影響を及ぼしやすく、最適な溶媒
量をコントロールすることは実用上難しい。たとえば、
溶媒量を少なくして製造した顆粒は、崩壊時間は速い
が、顆粒強度は小さく、粒度分布も微細化し、粉化量も
多くなる。また的確な溶媒量で設定された場合において
も崩壊時間を速めようとすれば結合剤の量を低減しなけ
ればならないため、造粒物の強度が不足することにより
乾燥時、整粒時の粉化量が増加し、歩留まりが低下した
り、製品を輸送するときの振動により粉化する場合があ
る。更にこれらのことは、制酸剤と制酸剤に不安定なア
セトアミノフェンを分離して配合していても、両者の接
触機会は多く、分離配合の意義が薄れることを示し、保
存安定性上も好ましくない。また制酸剤自体のかさ密
度、飛散性、吸湿固化など諸特性も、良好な顆粒を製造
することを難しくしている。これらの顆粒物性を満足さ
せるために、相当量の賦形剤や添加剤が配合されるが、
この場合、必要以上に賦形剤の量を増加すると、一回の
服用量が多くなるため使用性が悪くなる欠点がある。以
上のように、制酸剤とアセトアミノフェンの両者を分離
し別個の顆粒として配合する方法には、多くの問題点が
残されている。また、制酸剤とアセトアミノフェンのど
ちらか一方あるいは両方を被覆剤で被覆し、両者を安定
的に配合する方法がとられる場合があるが(特開平2−
286614公報)、被覆することにより、かかる製剤
の崩壊時間や薬物の溶出を遅延させ、とくに薬物の速効
性を期待するような場合においては、必ずしも適当な手
段とはなり得ない。更に、被覆する工程は時間がかかる
ことや、被覆剤の量や条件の制御に細かい調製が必要な
ことなど製造の効率は必ずしも良くなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、崩壊時間が
速く、かつ顆粒強度が強く、乾燥、整粒時や輸送中の粉
化の少ない制酸剤を含む顆粒と、アセトアミノフェンを
含む顆粒を別個に製造したのち、混合配合することによ
り、長期安定性に優れた内服用顆粒製剤を提供するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、従来の欠
点を解決すべく鋭意検討した結果、制酸剤に予め水溶性
高分子を分散させた後、適当な溶媒を加え被覆すること
なく造粒することにより、崩壊時間が速く、かつ顆粒強
度と粒度分布に優れた制酸剤を含む顆粒が得られること
を見出した。さらに、かかる制酸剤を含む顆粒と制酸剤
に対して不安定なアセトアミノフェンを含む顆粒を別個
に製造した後混合配合した顆粒剤は、長期安定性に優
れ、かつ顆粒剤としての諸物性も充分満足させることを
見いだし本発明を完成した。即ち、本発明は、制酸剤と
アセトアミノフェンを配合する製剤において制酸剤に水
溶性高分子を被覆することなく水溶性高分子を分散さ
せ、造粒した顆粒とアセトアミノフェンを含有する顆粒
を配合することを特徴とする内服用顆粒製剤に関する。
【0005】
【発明の実施態様】本発明に用いられるアセトアミノフ
ェンは、別名パラセタモールともいわれ、日本薬局方に
収載されている解熱・鎮痛成分であり、造粒特性を安定
的に保つための配合量としては通常製剤重量に対して1
0〜80%が配合可能である。本発明に用いることので
きる制酸剤としては一般的に医薬品として使用できる成
分であれば特に制約はない。その例としては、ケイ酸マ
グネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロタル
サイト、酸化マグネシウム、ジヒドロキシアルミニウム
・アミノ酢酸塩(アルミニウムグリシネート)、水酸化
アルミニウムゲル、乾燥水酸化アルミニウムゲル、水酸
化アルミニウム・炭酸マグネシウム混合乾燥ゲル、水酸
化アルミニウム・炭酸水素ナトリウムの共沈生成物、水
酸化アルミニウム・炭酸カルシウム・炭酸マグネシウム
の共沈生成物、水酸化アルミニウム・硫酸アルミニウム
カリウムの共沈生成物、炭酸マグネシウム、メタケイ酸
アルミン酸マグネシウム、炭酸カルシウム等があげられ
る。制酸剤は他の成分により適宜選択して配合すること
が可能であり、この場合制酸剤機能を考慮して1種類ま
たは2種類以上を併用することも可能である。その使用
量はともに配合された薬剤の吸収に関する至適水素イオ
ン濃度や、アセトアミノフェンの量により異なるが、通
常、制酸剤量は1種類配合する場合はその量が、また2
種類以上配合する場合はその合計量が製剤全量の1〜9
0重量%で使用できる。また、発明に用いられる水溶性
高分子としてはヒドロキシプロピルメチルセルロース、
メチルセルロース、に特に効果があり、そのほかの水溶
性高分子として、例えば、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、アルギン酸等の
水溶性高分子をあげることができる。またこれらは2種
類以上を適宜併用してもさしさわりない。これらの配合
量は0.1%〜10%が適当であるが、0.5〜5%が
最適である。0.1%未満では造粒物の強度の向上には
効果が不十分であり、10%を越える場合は造粒物の強
度は充分であるが崩壊時間が著しく遅延する。本発明は
アセトアミノフェンと制酸剤を含有してなる造粒物の強
度低下、崩壊時間の遅延を起こさない範囲であれば通常
使用されている添加剤、賦形剤を自由に配合することが
可能であり、例としては、乳糖、デンプン、カルボキシ
メチルセルロース、結晶セルロース、タルク、蔗糖脂肪
酸エステル、アクチゾル(旭化成社製)、低置換度ヒド
ロキシプロピルセルロース、部α化デンプン、クロスポ
ピドン(BASF製)等をあげることができる。また、
色素、甘味剤、香料等の成分も自由に配合することが可
能である。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、制酸剤を含む顆粒強度
が強くなり、粉化が極めて低減できることにより、品質
安定性を著しく向上させることができる。また本発明の
内服用顆粒製剤は、崩壊時間が速く、薬物の速効性を期
待する場合にも十分な物性を与える。さらに、被覆等の
操作を必要とせず、製造が簡単で、品質管理上も好まし
い。
【0007】
【実施例】
実施例1及び比較例1 実施例1の制酸剤造粒物の製造 リボン型混合機に酸化マグネシウム500g、炭酸マグ
ネシウム1Kg、コーンスターチ200g、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース100g、蔗糖脂肪酸エステ
ル50gをとり混合し、水600gを攪拌しながら加え
て混合した後、スクリーン径0.5mmを装着した竪型
の押しだし造粒機で造粒し、80℃で乾燥した。これを
整粒し、355μmのふるいを用いて通過したものの全
量に対する重量の割合、顆粒の強度、崩壊時間を測定し
た。 比較例1の制酸剤造粒物の製造 リボン型混合機に酸化マグネシウム600g、炭酸マグ
ネシウム1Kg、コーンスターチ275g、蔗糖脂肪酸
エステル50gをとり混合し、水600gにヒドロキシ
プロピルセルロース25gを溶解した液を攪拌しながら
加えて混合した後、スクリーン径0.5mmを装着した
竪型の押しだし造粒機で造粒し、80℃で乾燥した。こ
れを整粒し、355μmのふるいを用いて通過したもの
の全量に対する重量の割合、顆粒の強度、崩壊時間を測
定した。 アセトアミノフェン顆粒の製造 リボン型混合機にアセトアミノフェン1Kg、部分α化
デンプン200g、コーンスターチ100gをとり混合
し、水350gを攪拌しながら加えて混合したものをス
クリーン径0.5mmを装着した竪型の押しだし造粒機
で造粒し、70℃で乾燥した。これを整粒し、355μ
mのふるいを用いて整粒した。この規格は日局顆粒剤に
適合した。実施例1及び比較例1の制酸剤造粒物のそれ
ぞれ1gとアセトアミノフェン顆粒の1gをポリ塩化ビ
ニル成形体に充填し、アセトアミノフェンと制酸剤を配
合した組成物を得た。実施例1及び比較例1で得られた
組成物を50℃で相対湿度75%の条件で保存し、1ヶ
月後の外観変化を観察した。これらの結果を表1に示
す。尚、評価項目の崩壊時間、粉化率、外観変化につい
ては、下記に示す方法により評価した。 1.崩壊時間 日本薬局方記載の顆粒剤における、崩壊試験法によつて
評価した。 2.粉化率 摩損度試験器(10g、25r.p.m、20分)にて
発生した355μmふるいを通過したものの量を全体の
百分率で表し評価した。 3.外観変化 黙視により、絶対的に評価した。
【0008】
【表1】
【0009】実施例2及び比較例2 実施例2の制酸剤造粒物の製造 リボン型混合機に合成ヒドロタルサイト500g、エテ
ンザミド1Kg、コーンスターチ100g、乳糖100
g、ヒドロキシプロピルメチルセルロース100g、蔗
糖脂肪酸エステル50gをとり混合し、水500gを攪
拌しながら加えて混合した後、スクリーン径0.5mm
を装着した竪型の押しだし造粒機で造粒し、80℃で乾
燥した。これを整粒し、355μmのふるいを用いて通
過したものの全量に対する重量の割合、顆粒の強度、崩
壊時間を測定した。 比較例2の制酸剤造粒物の製造 リボン型混合機に合成ヒドロタルサイト500g、エテ
ンザミド1Kg、コーンスターチ100g、乳糖175
g、蔗糖脂肪酸エステル50gをとり混合し、水500
gにヒドロキシプロピルセルロース25gを溶解した液
を攪拌しながら加えて混合した後、スクリーン径0.5
mmを装着した竪型の押しだし造粒機で造粒し、80℃
で乾燥した。これを整粒し、355μmのふるいを用い
て通過したものの全量に対する重量の割合、顆粒の強
度、崩壊時間を測定した。 アセトアミノフェン顆粒の製造 リボン型混合機にアセトアミノフェン1Kg、部分α化
デンプン200g、コーンスターチ100gをとり混合
し、水350gを攪拌しながら加えて混合したものをス
クリーン径0.5mmを装着した竪型の押しだし造粒機
で造粒し、70℃で乾燥した。これを整粒し、355μ
mのふるいを用いて整粒した。この規格は日局顆粒剤に
適合した。実施例2及び比較例2の制酸剤造粒物のそれ
ぞれ1gとアセトアミノフェン顆粒の1gをポリ塩化ビ
ニル成形体に充填し、アセトアミノフェンと制酸剤を配
合した組成物を得た。実施例2及び比較例2で得られた
組成物を50℃で相対湿度75%の条件で保存し、1ヶ
月後の外観変化を観察した。これらの結果を表2に示
す。
【0010】
【表2】
【0011】実施例3 実施例3の制酸剤造粒物の製造 リボン型混合機にメタケイ酸アルミン酸マグネシウム5
00g、ポテトスターチ200g、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース100g、蔗糖脂肪酸エステル50g
をとり混合し、水300gを攪拌しながら加えて混合し
た後、スクリーン径0.7mmを装着した横型の押しだ
し造粒機で造粒し、80℃で乾燥した。これを整粒し、
355μmのふるいを用いて通過したものの全量に対す
る重量の割合、顆粒の強度、崩壊時間を測定した。 比較例3の制酸剤造粒物の製造 リボン型混合機にメタケイ酸アルミン酸マグネシウム5
00g、ポテトスターチ275g、蔗糖脂肪酸エステル
50gをとり混合し、水300gにヒドロキシプロピル
セルロース25gを溶解した液を攪拌しながら加えて混
合した後、スクリーン径0.7mmを装着した横型の押
しだし造粒機で造粒し、80℃で乾燥した。これを整粒
し、355μmのふるいを用いて通過したものの全量に
対する重量の割合、顆粒の強度、崩壊時間を測定した。 アセトアミノフェン顆粒の製造 リボン型混合機にアセトアミノフェン1Kg、部分α化
デンプン200g、コーンスターチ100gをとり混合
し、水350gを攪拌しながら加えて混合したものをス
クリーン径0.7mmを装着した横型の押しだし造粒機
で造粒し、70℃で乾燥した。これを整粒し、355μ
mのふるいを用いて整粒した。この規格は日局顆粒剤に
適合した。実施例3及び比較例3の制酸剤造粒物のそれ
ぞれ1.2gとアセトアミノフェン顆粒の1.2gをポ
リ塩化ビニル成形体に充填し、アセトアミノフェンと制
酸剤を配合した組成物を得た。実施例3及び比較例3で
得られた組成物を50℃で相対湿度75%の条件で保存
し、1ヶ月後の外観変化を観察した。これらの結果を表
3に示す。
【0012】
【表3】
【0013】実施例4及び比較例4 実施例4の制酸剤造粒物の製造 リボン型混合機に水酸化アルミニウム・炭酸ナトリウム
共沈生成物500g、マンニトール200g、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース100g、蔗糖脂肪酸エス
テル50gをとり混合し、水300gを攪拌しながら加
えて混合した後、スクリーン径0.7mmを装着した竪
型の押しだし造粒機で造粒し、80℃で乾燥した。これ
を整粒し、355μmのふるいを用いて通過したものの
全量に対する重量の割合、顆粒の強度、崩壊時間を測定
した。 比較例4の制酸剤造粒物の製造 リボン型混合機に水酸化アルミニウム・炭酸ナトリウム
共沈生成物500g、炭酸マグネシウム1Kg、マンニ
トール275g、蔗糖脂肪酸エステル50gをとり混合
し、水300gにヒドロキシプロピルセルロース25g
を溶解した液を攪拌しながら加えて混合した後、スクリ
ーン径0.7mmを装着した竪型の押しだし造粒機で造
粒し、80℃で乾燥した。これを整粒し、355μmの
ふるいを用いて通過したものの全量に対する重量の割
合、顆粒の強度、崩壊時間を測定した。 アセトアミノフェン顆粒の製造 リボン型混合機にアセトアミノフェン1Kg、部分α化
デンプン200g、コーンスターチ100gをとり混合
し、水350gを攪拌しながら加えて混合したものをス
クリーン径0.7mmを装着した竪型の押しだし造粒機
で造粒し、70℃で乾燥した。これを整粒し、355μ
mのふるいを用いて整粒した。この規格は日局顆粒剤に
適合した。実施例4及び比較例4の制酸剤造粒物のそれ
ぞれ0.5gとアセトアミノフェン顆粒の0.5gをポ
リ塩化ビニル成形体に充填し、アセトアミノフェンと制
酸剤を配合した組成物を得た。実施例4及び比較例4で
得られた組成物を50℃で相対湿度75%の条件で保存
し、1ヶ月後の外観変化を観察した。これらの結果を表
4に示す。
【0014】
【表4】
【0015】実施例5及び比較例5 実施例5の制酸剤造粒物の製造 リボン型混合機に酸化マグネシウム200g、エテンザ
ミド1Kg、炭酸マグネシウム800g、マンニトール
200g、ヒドロキシプロピルメチルセルロース60
g、蔗糖脂肪酸エステル30gをとり混合し、水650
gを攪拌しながら加えて混合した後、スクリーン径0.
5mmを装着した竪型の押しだし造粒機で造粒し、80
℃で乾燥した。これを整粒し、355μmのふるいを用
いて通過したものの全量に対する重量の割合、顆粒の強
度、崩壊時間を測定した。 比較例5の制酸剤造粒物の製造 リボン型混合機に酸化マグネシウム200g、エテンザ
ミド1Kg、炭酸マグネシウム800g、マンニトール
275g、蔗糖脂肪酸エステル50gをとり混合し、水
650gにヒドロキシプロピルセルロース25gを溶解
した液を攪拌しながら加えて混合した後、スクリーン径
0.5mmを装着した竪型の押しだし造粒機で造粒し、
80℃で乾燥した。これを整粒し、355μmのふるい
を用いて通過したものの全量に対する重量の割合、顆粒
の強度、崩壊時間を測定した。 アセトアミノフェン顆粒の製造 リボン型混合機にアセトアミノフェン600g、カンゾ
ウ末200g、ケイヒ末250g、ショウキョウ末20
0g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース100
g、をとり混合し、水450gを攪拌しながら加えて混
合したものをスクリーン径0.5mmを装着した竪型の
押しだし造粒機で造粒し、60℃で乾燥した。これを整
粒し、355μmのふるいを用いて整粒した。この規格
は日局顆粒剤に適合した。実施例5及び比較例5の制酸
剤造粒物のそれぞれ0.8gとアセトアミノフェン顆粒
の0.8gをポリ塩化ビニル成形体に充填し、アセトア
ミノフェンと制酸剤を配合した組成物を得た。実施例5
及び比較例5で得られた組成物を50℃で相対湿度75
%の条件で保存し、1ヶ月後の外観変化を観察した。こ
れらの結果を表5に示す。
【0016】
【表5】
【0017】実施例6及び比較例6 実施例6の制酸剤造粒物の製造 リボン型混合機に酸化マグネシウム200g、エテンザ
ミド1Kg、炭酸マグネシウム600g、キシリトール
200g、ヒドロキシプロピルメチルセルロース100
g、蔗糖脂肪酸エステル20gをとり混合し、水600
gを攪拌しながら加えて混合した後、スクリーン径0.
5mmを装着した竪型の押しだし造粒機で造粒し、80
℃で乾燥した。これを整粒し、355μmのふるいを用
いて通過したものの全量に対する重量の割合、顆粒の強
度、崩壊時間を測定した。 比較例6の制酸剤造粒物の製造 リボン型混合機に酸化マグネシウム200g、エテンザ
ミド1Kg、炭酸マグネシウム600g、キシリトール
200g、コーンスターチ100g、蔗糖脂肪酸エステ
ル20gをとり混合し、水600gにヒドロキシプロピ
ルセルロース25gを溶解した液を攪拌しながら加えて
混合した後、スクリーン径0.5mmを装着した竪型の
押しだし造粒機で造粒し、80℃で乾燥した。これを整
粒し、355μmのふるいを用いて通過したものの全量
に対する重量の割合、顆粒の強度、崩壊時間を測定し
た。 アセトアミノフェン顆粒の製造 リボン型混合機にアセトアミノフェン600g、ビタミ
ンB60g、ノスカピン250g、マレイン酸クロル
フェニラミン80g、カンゾウ末200g、部分α化デ
ンプン200g、コーンスターチ100gをとり混合
し、水380gを攪拌しながら加えて混合したものをス
クリーン径0.5mmを装着した竪型の押しだし造粒機
で造粒し、55℃で乾燥した。これを整粒し、355μ
mのふるいを用いて整粒した。この規格は日局顆粒剤に
適合した。実施例6及び比較例6の制酸剤造粒物のそれ
ぞれ1gとアセトアミノフェン顆粒の1gをポリ塩化ビ
ニル成形体に充填し、アセトアミノフェンと制酸剤を配
合した組成物を得た。実施例6及び比較例6で得られた
組成物を50℃で相対湿度75%の条件で保存し、1ヶ
月後の外観変化を観察した。これらの結果を表6に示
す。
【0018】
【表6】
【0019】実施例7及び比較例7 実施例7の制酸剤造粒物の製造 リボン型混合機に酸化マグネシウム500g、ケイ酸マ
グネシウム600g、炭酸マグネシウム1Kg、果糖2
00g、ヒドロキシプロピルメチルセルロース150
g、蔗糖脂肪酸エステル50gをとり混合し、水800
gを攪拌しながら加えて混合した後、スクリーン径0.
5mmを装着した竪型の押しだし造粒機で造粒し、80
℃で乾燥した。これを整粒し、355μmのふるいを用
いて通過したものの全量に対する重量の割合、顆粒の強
度、崩壊時間を測定した。 比較例7の制酸剤造粒物の製造 リボン型混合機に酸化マグネシウム500g、ケイ酸マ
グネシウム600g、炭酸マグネシウム1Kg、コーン
ターチ150g、果糖200g、蔗糖脂肪酸エステル5
0gをとり混合し、水800gにヒドロキシプロピルセ
ルロース25gを溶解した液を攪拌しながら加えて混合
した後、スクリーン径0.5mmを装着した竪型の押し
だし造粒機で造粒し、80℃で乾燥した。これを整粒
し、355μmのふるいを用いて通過したものの全量に
対する重量の割合、顆粒の強度、崩壊時間を測定した。 アセトアミノフェン顆粒の製造 リボン型混合機にアセトアミノフェン1Kg、部分α化
デンプン200g、マンニトール150gをとり混合
し、水350gを攪拌しながら加えて混合したものをス
クリーン径0.5mmを装着した竪型の押しだし造粒機
で造粒し、70℃で乾燥した。これを整粒し、355μ
mのふるいを用いて整粒した。この規格は日局顆粒剤に
適合した。実施例7及び比較例7の制酸剤造粒物のそれ
ぞれ0.5gとアセトアミノフェン顆粒の0.5gをポ
リ塩化ビニル成形体に充填し、アセトアミノフェンと制
酸剤を配合した組成物を得た。実施例7及び比較例7で
得られた組成物を50℃で相対湿度75%の条件で保存
し、1ヶ月後の外観変化を観察した。これらの結果を表
7に示す。
【0020】
【表7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/165 AAH 8413−4C 45/00 ACL 8415−4C 47/38 Z 7433−4C //(A61K 31/165 45:00) 8415−4C (A61K 31/165 33:06) 8314−4C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制酸剤とアセトアミノフェンを配合する
    製剤において、制酸剤に水溶性高分子を分散させ造粒し
    た顆粒剤と、アセトアミノフェンを含有する顆粒剤を配
    合することを特徴とする内服用顆粒製剤。
JP8053792A 1992-02-19 1992-02-19 内服用顆粒製剤 Pending JPH05229936A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8053792A JPH05229936A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 内服用顆粒製剤

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JP8053792A JPH05229936A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 内服用顆粒製剤

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JP8053792A Pending JPH05229936A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 内服用顆粒製剤

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JP (1) JPH05229936A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997003118A1 (en) * 1995-07-07 1997-01-30 Exxon Research And Engineering Company Membranes comprising salts of aminoacids in hydrophilic polymers
WO2004108161A1 (ja) * 2003-06-06 2004-12-16 Takeda Pharmaceutical Company Limited 固形製剤
JP2014125479A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Lion Corp 顆粒剤、カプセル剤

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