JPH05229907A - 除草剤組成物 - Google Patents

除草剤組成物

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JPH05229907A
JPH05229907A JP4187586A JP18758692A JPH05229907A JP H05229907 A JPH05229907 A JP H05229907A JP 4187586 A JP4187586 A JP 4187586A JP 18758692 A JP18758692 A JP 18758692A JP H05229907 A JPH05229907 A JP H05229907A
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paddy
methyl
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健二 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記式(I) 【化1】 で示される化合物と下記式(II) 【化2】 で示される化合物及び場合によりさらに、1‐(α,α
‐ジメチルベンジル)‐3‐(4‐メチルフェニル)尿
素、S‐(4‐クロロベンジル)‐N,N‐ジエチルチ
オールカーバメート、S‐ベンジル‐N‐エチル‐N‐
(1,2‐ジメチルプロピル)チオールカーバメートお
よびS‐(1‐メチル‐1‐フェネチル)ピペリジン‐
1‐カルバチオエートから選ばれる少くとも1種を有効
成分として含有する水田用除草剤組成物。 【効果】 上記除草剤組成物は、水稲に対する薬害が少
なく、一年生及び多年生の水田雑草に対し極めて少ない
投薬量で顕著な除草効果を示し、さらに稚苗移植水稲に
対する薬害が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は水田用除草剤組成物に関し、さら
に詳しくは、(a)下記式(I)
【0002】
【化7】
【0003】で示される化合物と(b)下記式(II)
【0004】
【化8】
【0005】で示される化合物、及び場合によりさら
に、(c)下記式(III)、(IV)、(V)および
(VI)
【0006】
【化9】
【0007】
【化10】
【0008】
【化11】
【0009】
【化12】
【0010】から選ばれる少なくとも1種の化合物を有
効成分として含有することを特徴とする水田用除草剤組
成物に関する。
【0011】従来より水田用除草剤として多数の除草剤
が実用化されているが、単剤ですべての水田雑草を防除
することは殆んど不可能なことであり、一般には、一年
生広葉雑草、一年生カヤツリグサ科雑草に加え、近年優
占化しつつある多年生広葉雑草や多年生カヤツリグサ科
雑草等の多種広範囲にわたる雑草種を効果的に防除する
ため、数種の除草剤を組合わせて体系的に使用したり、
比較的適用草種や適用時期の異なる除草剤を混合して使
用されている。
【0012】また、近年、水田用除草剤は、環境保全等
のため少ない有効投与量で効果のある高活性の化合物が
要求される傾向にある。
【0013】そのような要望に応えるものとして、例え
ば、特開昭62‐242679号公報及び特開昭63‐
185906号公報には、適用草種として一年生及び多
年生カヤツリグサ科雑草及び多年生広葉雑草に対する殺
草スペクトルが広く、しかも少量の投薬量で優れた除草
効果を発揮する水田用除草剤として、下記式(I)
【0014】
【化13】
【0015】で示されるピラゾール・テトラゾールスル
ホニル尿素化合物が開示されている。しかし、上記式
(I)の化合物は、一年生及び多年生カヤツリグサ科雑
草及び多年生広葉雑草に対して充分な除草効果を発揮で
きる少ない投薬量では、アゼナ、キカシ等の一年生広葉
雑草を有効に除草することができず、投薬量を増やすと
水稲に対する薬害が生ずるという問題がある。
【0016】本発明者は、式(I)の化合物がもつ上記
の如き問題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、式
(I)の化合物を下記式(II)
【0017】
【化14】
【0018】で示されるメチル−2−[[[[(4−メ
トキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イ
ル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルフォニル]ベン
ゾエート(一般的名称:メツルフロン−メチル)と併用
することにより、一年生及び多年生カヤツリグサ科雑
草、多年生広葉雑草のみならず、一年生広葉雑草を含む
多種広範囲にわたる重要水田雑草を効果的に防除するこ
とができることを見い出した。
【0019】さらに、上記2種の化合物に加えてさら
に、下記式(III)
【0020】
【化15】
【0021】で示される1‐(α,α‐ジメチルベンジ
ル)‐3‐(4‐メチルフェニル)尿素(一般的名称:
ダイムロン)、下記式(IV)
【0022】
【化16】
【0023】で示されるS‐(4‐クロロベンジル)‐
N,N‐ジエチルチオールカーバメート(一般的名称:
ベンチオカーブ)、下記式(V)
【0024】
【化17】
【0025】で示されるS‐ベンジル‐N‐エチル‐N
‐(1,2‐ジメチルプロピル)チオールカーバメート
(一般的名称:エスプロカーブ)、及び下記式(VI)
【0026】
【化18】
【0027】で示されるS‐(1‐メチル‐1‐フェネ
チル)ピペリジン‐1‐カルバチオエート(一般的名
称:ジメピペレート)から選ばれる少くとも1種の化合
物を併用すると、雑菌移植水稲に対する選択性性が大い
に改善されることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0028】前記式(I)の化合物は、前述したとお
り、一年生及び多年生カヤツリグサ科雑草、多年生広葉
雑草に対して極めて少ない投薬量で卓越した除草効果を
発揮するが、アゼナ、キカシ等の一年生広葉雑草に対す
る除草効果が充分でないという欠点がある。
【0029】一方、前記式(II)の化合物(メツルフ
ロン−メチル)は、コナギ、アゼナ、キカシ等の多種の
一年生広葉雑草に対して優れた除草効果を有するが、多
年生雑草に対する除草効果は充分でなく、しかも、水稲
に対する薬害があるという欠点がある。
【0030】今回、本発明に従い、式(I)の化合物と
式(II)の化合物とを併用することにより、両者の化
合物の特性が単に相加的に発現されるだけではなく、両
者の化合物が相乗的に作用しあって、後記試験例に示す
とおり、一年生雑草から多年生雑草まで多種広範囲の草
種を極めて少ない薬量で効果的に防除することができる
ことが判明した。
【0031】また、式(I)の化合物及び式(II)の
化合物に、さらに、前記式(III)(IV)、(V)
及び(IV)から選ばれる少くとも1種の化合物を併用
することにより、上記の点がさらに改善されて、1年生
イネ科、一年生カヤツリグサ科、1年生広葉、多年生カ
ヤツリグサ科及び多年生広葉雑草に対して広い除草効果
を発揮するのみならず、雑菌移植水稲に対して薬害を実
質的に示さない等の優れた効果が得られることも判明し
た。
【0032】本発明の除草剤組成物におけるかかる効果
は、式(I)の化合物と式(II)の化合物、或いは式
(I)の化合物と式(II)の化合物及び式(II
I)、(IV)、(V)及び(VI)から選ばれる少く
とも1種の化合物の広い範囲の混合比率において認めら
れるが、一般には、式(I)の化合物100重量部に対
して、式(II)の化合物は5〜100重量部、好まし
くは8〜70重量部、さらに好ましくは25〜33重量
部の範囲内で併用するのが好都合であり、また、式(I
II)の化合物は100〜10,000重量部、好まし
くは100〜2,000重量部、さらに好ましくは20
0〜500重量部、そして式(IV)、(V)または
(VI)の化合物は、500〜10,000重量部、好
ましくは1,000〜5,000重量部、さらに好ましく
は1,000〜3,000重量部の範囲内で併用するのが
適当である。
【0033】本発明の組成物は、式(I)の化合物と式
(II)の化合物または式(I)の化合物と式(II)
の化合物と式(III)、(IV)、(V)及び(I
V)から選ばれる少くとも1種の化合物の原体の組合わ
せからなることができるが、通常、固体又は液体担体及
び必要に応じて他の補助剤を配合し、除草剤として通常
用いられる製剤形態、例えば、粉剤、粗粉剤、微粒剤、
粒剤、水和剤、乳剤、水溶液剤、水溶剤、油懸濁剤等に
調製して使用することができる。
【0034】本発明の除草剤組成物を調製するのに使用
する適当な固体担体としては、カオリナイト群、モンモ
リロナイト群あるいはアタバルジャイト群等で代表され
るクレー類;タルク、雲母、葉ロウ石、軽石、バーミュ
キライト、石こう、炭酸カルシウム、ドロマイト、けい
そう土、マグネシウム石灰、りん石灰、ゼオライト、無
水ケイ酸、合成ケイ酸カルシウム等の無機物質;大豆
粉、タバコ粉、クルミ粉、小麦粉、木粉、でんぷん、結
晶セルロース等の植物性有機物質;クマロン樹脂、石油
樹脂、アルキド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアルキレン
グリコール、ケトン樹脂、エステルガム、コーパルガ
ム、ダンマルガム等の合成または天然の高分子化合物;
カルナバロウ、蜜ロウ等のワックス類、あるいは尿素等
が挙げられる。
【0035】適当な液体担体としては、ケロシン、鉱
油、スピンドル油、ホワイトオイル等のパラフィン系も
しくはナフテン系炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシ
レン、エチルベンゼン、クメン、メチルナフタリン等の
芳香族炭化水素;四塩化炭素、クロロホルム、トリクロ
ルエチレン、モノクロルベンゼン、o−クロルトルエン
等の塩素化炭化水素;ジオキサン、テトラヒドロフラン
のようなエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、
ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、アセトフェノ
ン、イソホロン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸アミ
ル、エチレングリコールアセテート、ジエチレングリコ
ールアセテート、マレイン酸ジブチル、コハク酸ジエチ
ル等のエステル類;メタノール、n−ヘキサノール、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、シクロヘキ
サノール、ベンジルアルコール等のアルコール類;エチ
レングリコールエチルエーテル、エチレングリコールフ
ェニルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールブチルエーテル等のエーテル
アルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド等の極性溶媒あるいは水等が挙げられる。
【0036】また、本発明の組成物には、乳化、分散、
湿潤、拡展、結合、崩壊性調節、有効成分安定化、流動
性改良、防錆等の目的で界面活性剤を配合することがで
き、配合しうる界面活性剤は、非イオン性、陰イオン
性、陽イオン性および両性イオン性のいずれのものであ
ってもよいが、通常は非イオン性および/または陰イオ
ン性のものが好適である。適当な非イオン性界面活性剤
としては、たとえば、ラウリルアルコール、ステアリル
アルコール、オレイルアルコール等の高級アルコールの
エチレンオキシド付加物;イソオクチルフェノール、ノ
ニルフェノール等のアルキルフェノールのエチレンオキ
シド付加物;ブチルナフトール、オクチルナフトール等
のアルキルナフトールのエチレンオキシド付加物;パル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸の
エチレンオキシド付加物;ステアリルりん酸、ジラウリ
ルりん酸等のモノもしくはジアルキルりん酸のエチレン
オキシド付加物;ドデシルアミン、ステアリルアミンの
アミンにエチレンオキシドを重合付加させたもの;ソル
ビタン等の多価アルコールの高級脂肪酸エステルおよび
そのエチレンオキシド付加物;エチレンオキシドとプロ
ピレンオキシドの重合付加物等があげられる。適当な陰
イオン性界面活性剤としては、たとえば、ラウリル硫酸
ナトリウム、オレイルアルコール硫酸エステルアミン塩
等のアルキル硫酸エステル塩;スルホこはく酸ジオクチ
ルエステルナトリウム、2−エチルヘキセンスルホン酸
ナトリウム等のアルキルスルホン酸塩;イソプロピルナ
フタレンスルホン酸ナトリウム、メチレンビスナフタレ
ンスルホン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸ナトリウ
ム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアリー
ルスルホン酸塩等があげられる。
【0037】さらに本発明の除草剤組成物には製剤の性
状を改良し、生物効果を高める目的で、カゼイン、ゼラ
チン、アルブミン、ニカワ、アルギン酸ソーダ、カルボ
キシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ポリビニルアルコール等の高分子化
合物や他の補助剤を配合することもできる。
【0038】上記の担体および種々の補助剤は製剤の形
態、適用場面等を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独
にあるいは組合わせて適宜使用される。
【0039】粉剤は、たとえば有効成分化合物を合計で
通常1ないし7.5重量部含有し、残部は固体担体であ
ることができる。水和剤は、たとえば有効成分化合物を
通常20ないし90重量部含有し、残部は固体担体、分
散湿潤剤であって、必要に応じて保護コロイド剤、チキ
ソトロピー剤、消泡剤等を含有することができる。
【0040】粒剤は、たとえば有効成分化合物を合計で
通常0.01ないし7.5重量部含有し、残部は、大部
分が固体担体であることができる。該粒剤において有効
成分化合物は固体担体と均一に混合されているか、ある
いは固体担体の表面に均一に固着もしくは吸着されてい
ることができ、粒の径は一般に約0.2ないし1.5m
m程度とすることができる。
【0041】乳剤は、たとえば有効成分化合物を合計で
通常5ないし30重量部そして乳化剤を約5ないし20
重量部含有し、残部は液体担体であり、必要に応じて防
錆剤を含有することができる。
【0042】本発明の組成物にはさらに、他の農薬学的
に活性な薬剤、たとえば、ヒエ剤、植物生長調節剤、殺
菌剤、殺緑虫剤、肥料、殺虫剤等を配合してもよい。
【0043】本発明の除草剤組成物は水田用除草剤とし
て、水稲苗の移植前の水田の土壌又は湛水状態の水田の
水面に施用することができ、或いは水稲苗の移植後の湛
水状態の水面に施用してもよい。その施用時期は特に制
限はなく、雑草の発芽前でも発芽後でもよいが、一般に
は、水稲苗移植後0〜30日の期間、好ましくは3日か
ら15日の期間に施用するのが好都合である。
【0044】本発明の除草剤組成物の施用薬量は厳密に
制限されるものではなく、適用時期、有効成分化合物の
組合わせの態様や比率、水田の土壌の性質や状態、自然
条件、地域、水稲の品種等に応じて広い範囲で変えるこ
とができるが、一般には、有効成分の合計量として約
3.5〜約18g/ha、好ましくは約6.5〜約15
g/ha、さらに好ましくは約7.5〜約12g/ha
の範囲内が適当である。なお、前述の式(I)の化合物
と式(II)の化合物はそれぞれの単独の製剤の形で上
記施用薬量の範囲内で同時的に施用してもよい。また、
前記式(I)の化合物、式(II)の化合物と式(II
I)、(IV)、(V)および(VI)から選ばれる少
くとも1種の化合物もまた、それぞれ単独の製剤または
任意の2種の化合物の合剤と残りの1種の単独の製剤の
形で上記の施用薬量で同時的に施用してもよい。
【0045】次に実施例および試験例により、本発明を
さらに具体的に説明する。
【0046】以下に本発明の除草剤組成物の配合の具体
例を示す。なお、以下において「部」は特にことわらな
い限り「重量部」である。
【0047】配合例1:水和剤 式(I)の化合物 30 部 式(II)の化合物 10 〃 ナトリウムリグニンスルフォネート 3 〃 カオリナイト 56 〃 ナトリウムジオクチルスルホサクシネート 1 〃 各成分をよく混合してから、ハンマーミルで粒子の直径
5μ以下になるように粉砕した後再混合して水和剤を得
る。
【0048】配合例2:粒剤 式(I)の化合物 0.02 部 式(II)の化合物 0.0067 〃 ネオコール 0.5 〃 ベントナイト 35 〃 タルク 64.4733 〃 各成分をよく混合し、ハンマーミルで粉砕して約20%
の水を加え練合した後、直径約1mmの押出造粒機で押
し出し、長さ約3mmに切って粒剤を得る。
【0049】配合例3:粒剤 式(I)化合物 0.02 重量部 式(II)の化合物 0.0067 〃 式(III)の化合物 1.5 〃 ネオコール (ジアルキレンスルホサクシネート; 0.5 〃 第一工業製薬(株)製) ベントナイト 35 〃 タルク 62.9733 〃 各成分をよく混合し、ハンマーミルで粉砕して約20%
の水を加え練合した後、直径約1mmの押出造粒機で押
し出し、長さ約3mmに切って粒剤を得る。
【0050】配合例4:粒剤 式(I)の化合物 0.02 重量部 式(II)の化合物 0.0067 〃 式(IV)又は(V)の化合物 7.0 〃 ネオコール (ジアルキレンスルホサクシネート; 0.5 〃 第一工業製薬(株)製) ベントナイト 35 〃 タルク 57.4733 〃 各成分をよく混合し、ハンマーミルで粉砕して約20%
の水を加え練合した後、直径約1mmの押出造粒機で押
し出し、長さ約3mmに切って粒剤を得る。
【0051】配合例5:粒剤 式(I)の化合物 0.02 重量部 式(II)の化合物 0.0067 〃 式(VI)の化合物 10.0 〃 ネオコール (ジアルキレンスルホサクシネート; 0.5 〃 第一工業製薬(株)製) ベントナイト 35 〃 タルク 54.4733 〃 各成分をよく混合し、ハンマーミルで粉砕して約20%
の水を加え練合した後、直径約1mmの押出造粒機で押
し出し、長さ約3mmに切って粒剤を得る。
【0052】配合例6:水和剤 式(I)の化合物 0.15 重量部 式(II)の化合物 0.05 〃 式(III)の化合物 11.25 〃 クレー 27.2 〃 ネオゲンパウダー 5 〃 (ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム; 第一工業製薬(株)製) ゴーセノールGLO5S 2 〃 (ポリビニルアルコール; 日本合成化学(株)製) カープレックス#80 20 〃 (酸化ケイ素; 塩野義製薬(株)製) 各成分をよく混合してから、ハンマーミルで粒子の直径
5μ以下になるように粉砕した後再混合して水和剤を得
る。
【0053】配合例7:水和剤 式(I)の化合物 0.15 重量部 式(II)の化合物 0.05 〃 式(IV)又は(V)の化合物 52.7 〃 クレー 20.3 〃 ネオゲンパウダー 5 〃 (ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム; 第一工業製薬(株)製) ゴーセノールGLO5S 2 〃 (ポリビニルアルコール; 日本合成化学(株)製) カープレックス#80 20 〃 (酸化ケイ素; 塩野義製薬(株)製) 各成分をよく混合してから、ハンマーミルで粒子の直径
5μ以下になるように粉砕した後再混合して水和剤を得
る。
【0054】配合例8:水和剤 式(I)の化合物 0.15 重量部 式(II)の化合物 0.05 〃 式(V)の化合物 75.2 〃 ネオゲンパウダー 5 〃 (ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム; 第一工業製薬(株)製) ゴーセノールGLO5S 2 〃 (ポリビニルアルコール; 日本合成化学(株)製) カープレックス#80 17.8 〃 (酸化ケイ素; 塩野義製薬(株)製) 各成分をよく混合してから、ハンマーミルで粒子の直径
5μ以下になるように粉砕した後再混合して水和剤を得
る。
【0055】試験例1:圃場試験における水稲に対する
薬害試験 茨城県つくば市の実験圃場において、慣行に従って耕
起、入水、施肥、代掻きした後の水田に8月28日に水
稲(品種:日本晴、葉令2.1〜2.2)および雑草塊
茎を移植し、また8月27日に雑草種子を播種した。
【0056】移植、播種後、田面水を3cmの湛水状態
に保ち、田植から5日後に、アセトンに溶解した式
(I)及び式(II)の化合物をそれぞれ又は同時に水
面施用した。試験は一区2連制で行った。
【0057】施用から20日後に薬害を下記の判定基準
に従って目視で調査した。その結果を後記表1に示す。
【0058】薬害の判定基準 無:薬害が全くないもの。
【0059】微:害徴が現われるが生育に影響がないも
の。
【0060】小:生育に影響するがその程度は微弱であ
って、回復により減収しないか5%以内の減収程度と推
定されるもの。
【0061】中:生育・収量に影響し、減収率6〜15
%と推定されるもの。
【0062】大:生育・収量に影響が大きく、減収率1
6〜30%と推定されるもの。
【0063】極大:薬害が極めて大きく、減収率31%
以上と推定されるもの。
【0064】試験例2:圃場試験における除草効果 茨城県つくば市の実験圃場において、慣行に従って耕
起、入水、施肥、代掻きした後の水田に8月28日に水
稲(品種:日本晴、葉令2.1〜2.2)および雑草塊
茎を移植し、また8月27日に雑草種子を播種した。
【0065】移植、播種後、田面水を3cmの湛水状態
に保ち、ヒエ2.5葉期(田植えから10日後)に、ア
セトンに溶解した式(I)及び式(II)の化合物をそ
れぞれ又は同時に水面施用した。試験は一区2連制で行
った。
【0066】施用から30日後に除草効果を下記の判定
基準に従て目視で調査した。その結果を後記表2に示
す。
【0067】除草効果判定基準
【0068】
【表1】 (評価) (抑草率) 0 : 残草量無処理区対比 90 〜100% 1 : 〃 〃 80 〜 90% 2 : 〃 〃 70 〜 80% 3 : 〃 〃 60 〜 70% 4 : 〃 〃 50 〜 60% 5 : 〃 〃 40 〜 50% 6 : 〃 〃 30 〜 40% 7 : 〃 〃 20 〜 30% 8 : 〃 〃 10 〜 20% 8.5: 〃 〃 5 〜 10% 9 : 〃 〃 2.5〜 5% 9.5: 〃 〃 2 〜 2.5% 10 : 〃 〃 0%
【0069】
【表2】
【0070】上記表1の結果から明らかなように、式
(II)の化合物の単独使用では、一年生雑草に対し高
い除草効果を示したが、多年生雑草には不十分であり、
一方、式(I)の化合物の単独使用は、アゼナ、キカ
ン、ウリカワに対する除草効果がやや不十分であるが、
これに対し、式(I)および式(II)の化合物を同時
に併用した場合には、少ない施用量ですべての草種に対
して安定した効果が得られ、かつ薬害は極めて軽微であ
った。2つの化合物を併用してもそれぞれの除草効果を
維持し、かつ薬害は許容範囲以内であった。
【0071】試験例3:薬害軽減効果 内径15cmのプラスチック製ポットに沖積埴壤土をつ
め、N:P:K各15%を含む粒状肥料1gを加え、代
かき後、水深1cmの湛水条件とする。
【0072】別に温室内で育苗した水稲稚苗(品種:ニ
ホンバレ約2.2葉期)を各ポットに深度2cmで1株
1本植で4株づつ移植した。移植後水深3cmとしてか
ら日後に所定量の薬剤をアセトンに溶解し水で希釈して
ピペットで滴下処理した。薬剤処理後14日目に水稲の
成長に対する薬剤の影響を目視で観察し、草丈を測定し
た。
【0073】また、茎葉を地際で切り取り、約80℃で
48時間乾燥して地上部乾燥重量を求め、無処理区を1
00とした場合の相対比率を算出した。それらの結果を
下記表2に示す。
【0074】なお、薬害の観察評価基準は次のとおりで
ある。
【0075】
【表3】
【0076】上記表2の結果から明らかなように、式
(I)の化合物と式(II)の化合物にさらに、式(I
II)、(IV)、(V)または(VI)の化合物を併
用することにより、水稲稚苗に対する薬害が軽減され
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)下記式(I) 【化1】 で示される化合物と(b)下記式(II) 【化2】 で示される化合物を有効成分として含有することを特徴
    とする水田用除草剤組成物。
  2. 【請求項2】 下記式(III)、(IV)、(V)及
    び(VI) 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 から選ばれる少なくとも1種の化合物を有効成分として
    さらに含有する請求項1記載の水田用除草剤組成物。
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WO1997027753A1 (fr) * 1996-02-02 1997-08-07 Nissan Chemical Industries, Ltd. Compositions herbicides

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