JPH052292Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH052292Y2
JPH052292Y2 JP7781787U JP7781787U JPH052292Y2 JP H052292 Y2 JPH052292 Y2 JP H052292Y2 JP 7781787 U JP7781787 U JP 7781787U JP 7781787 U JP7781787 U JP 7781787U JP H052292 Y2 JPH052292 Y2 JP H052292Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaped
cutting
rim
disc
grindstone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7781787U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63186559U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7781787U priority Critical patent/JPH052292Y2/ja
Publication of JPS63186559U publication Critical patent/JPS63186559U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH052292Y2 publication Critical patent/JPH052292Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、円板状切断砥石に関する。詳しく
は、円板状砥石の周辺部分が砥粒硬質ゴム系複合
体のリム板状部材からなり、そして該リム部材に
接続している円板状砥石の周辺部分以外の部分が
2枚以上の円板状外部支持材および硬質ゴム系円
板状芯部支持材を用いて接着複合した内円部材か
らなる円板状切断砥石に関する。本考案による切
断砥石は、相対的に肉薄でそして鋭利である上
に、切断作業におけるチツピングおよび曲がり等
が実質的に防止される。
従来の技術および問題点 超砥粒切断砥石において、砥石の結合剤として
金属を用いたメタルボンド超砥粒切断砥石が知ら
れている。これは、耐摩耗性にすぐれているが、
切れ味が極めて悪く難削材の切断に不向きであ
る。また、結合剤として樹脂を用いたレジンボン
ド超砥粒切断砥石が知られている。これは、切れ
味は良好であるが、砥石の摩耗が著しく難削材の
切断に不向きである。
超砥粒切断砥石に使用される超砥粒は高価であ
るため、切断砥石外周部にリム状に超砥粒砥石層
を設け、そして外周部以外の内円部には一枚の金
属円板を用いることができる。メタルボンド超砥
粒切断砥石の場合には、超砥粒砥石層と金属円板
との接合はリム状の超砥粒砥石層と内円部の金属
円板を同時に高温度圧縮する金属性の融着か、超
砥粒砥石層と金属円板とを溶接する方法が採用さ
れる。
しかし、レジンボンド超砥粒切断砥石の場合に
は超砥粒砥石層の構成要素である樹脂の耐熱性が
低いため、上記のような融着方法を用いることが
できない。レジンボンド超砥粒切断砥石の場合、
超砥粒砥石層と一枚の金属円板との接合は、金属
円板外周部の接合面の接触面積を大にするため粗
面化するなどの方策を施し、接着剤による接合が
行われているが接合力が弱く、しばしば超砥粒砥
石層が欠落する。
また、該内円部材としての金属円板は強度が大
で破損することはないが吸振性に乏しく、切断面
に発生するチツピングの原因となつている。
このように従来のメタルボンド超砥粒切断砥石
およびレジンボンド超砥粒切断砥石では、切れ
味、耐磨耗性、曲がり、破損およびチツピングの
発生等のいくつかに関して重大な問題があり、充
分な性能を発揮するものはなかつた。
現在、切断や溝入れを必要とする各種の難削性
素材に対して、非常に高価な超砥粒を用いた切断
砥石が使用されるようになつた。これらの加工用
素材は難削性で硬度や耐磨耗性が高いため、切断
砥石の切れ味が悪くその磨耗も著しい。切れ味が
悪いと、切断作業中に曲がりが発生し破損に至る
ことも少なくない。また切断作業中に発生するび
びり現象のため、被加工物にチツピングを生じる
ことも多い。このため切れ味が良好で砥石の磨耗
が少なく、そして更に切断作業中の曲がりやチツ
ピングの発生が解消された切断砥石が、要望され
ている。
解決するための手段 本考案者は、超砥粒を研削材とする切断砥石の
結合剤として弾性に富み強じんな硬質ゴムを用い
ることにより、切れ味が向上し、砥石の磨耗も著
しく減少することを見い出した。この砥石は切れ
味が良好なため切断作業中の曲がりが少ない上
に、該内円部材として重合体系の接着材料を使用
した円板状支持材の積層物を採用することによ
り、曲がりに充分耐える強度を有していることを
確認した。更に、該内円部材の構成要素である硬
質ゴム系芯部支持材および重合体系接着材料は吸
振性を有するため、被加工物に発生するチツピン
グを抑制することを確認した。更に、リム部材で
ある超砥粒砥石部と内円部材との接合について
は、超砥粒砥石部の結合剤である硬質ゴムと該内
円部材の硬質ゴム系芯部支持材ならびに円板状支
持材の接着に用いる重合体系接着材料とが、共融
硬化または密着硬化して該超砥粒砥石部と内円部
材が強力に接合し、切断作業中に超砥粒砥石部が
欠落することがないことを確認した。
従つて本考案によつて、代表的に、 (1) リム板状の砥粒含有硬質ゴム系砥石材2、お
よび該砥石材のリング状空間部に存在する該リ
ングの内径と同程度の外径を有する2枚以上の
円板状外部支持材6および該外部支持材にて挟
まれて接合している硬質ゴム系円板状芯部支持
材7を含む複合材である内円部支持材3から本
質的になり、該リム状砥石材2と該内円部支持
材3とを重合体系接着材料8によつて接合一体
化した構造を特徴とする、円板状切断砥石1が
提供される。
更に具体的には、 (2) 該円板状外部支持材6が繊維強化硬化樹脂
板、金属板およびセラミツク板から選ばれる一
種類以上の支持材である、上記(1)の切断砥石; (3) 該硬質ゴム系芯部支持材7が該リム状砥石材
2とゴム系の接合をしている上記(1)または(2)の
切断砥石; (4) 該リム状砥石材2のゴム成分と内円部支持材
3の接着材料8とが融着硬化によつて接合して
いる、上記(1)、(2)または(3)の切断砥石; (5) 該リム状砥石材2の内円端が2枚以上の円板
状外部支持材6の間9および/または該支持材
6の外端部10に突出部分を形成して接合して
いる、上記(1)、(2)、(3)または(4)の切断砥石; (6) 該円板状外部支持材6が繊維強化硬化樹脂板
である、上記(1)〜(5)のいずれかの切断砥石; (7) 該円板状外部支持材6が金属板である、上記
(1)〜(5)のいずれかの切断砥石;ならびに (8) 該硬質ゴム系円板状支持材7の芯部に、繊維
強化硬化樹脂板、金属板およびセラミツク板か
ら選ばれる円板状支持材6′を更に含有する、
上記(1)〜(7)のいずれかの切断砥石;等が例示さ
れる。
作用および効果 本考案によれば、圧縮硬化成形工程によつて周
辺部分のリム状砥石材と内円部分の円板状支持材
とが、該重合体系接着材料の存在において一体化
して形成できる。すなわち、硬質ゴム材料を結合
材として使用して、切れ味が良好で砥石の摩耗が
少なく切断作業中に曲がりが発生しないリム状超
砥粒切断砥石材を有する、実用的に有用な性能の
製品を得ることができる。更に、切断作用に直接
関与する超砥粒砥石部を切断砥石外周部にリム状
に設け、切断作業中の曲がりや破損およびチツピ
ングの発生に関与する内円状支持部は複数の円板
状支持材を吸振性を有する硬質ゴム系芯部支持材
および合成樹脂接着材料で複合したものを採用す
ることにより、切断砥石が薄い場合でも切断作業
中の曲がりや破損およびチツピングの発生を抑制
することができる。また超砥粒砥石部が支持材部
から欠落する問題点については、本考案によれば
超砥粒砥石部と該内円状支持部とが強力に接合す
るため、切断砥石が薄い場合でも切断作業中に超
砥粒砥石部が欠落することはない。
考案の詳しい記述 本考案によつて得られる円板状切断砥石の代表
的な態様を、第1〜3図の断面部分図および第4
図の平面図に例示する。
以下に添付図面を参照しながら、本考案の構成
材料について記述する。リム状砥石材2は、砥粒
4と硬質ゴム結合剤5とから本質的になる。該リ
ム状砥石材2と強固に接合している内円部支持材
3は、2枚以上の円板状支持材6および硬質ゴム
系芯部支持材7から本質的になり、そして該円板
状支持材は重合体系接着材料によつて該リム状砥
石材2の内縁部を保持して一体化している。
リム状砥石材2の砥粒としては、人造ダイヤモ
ンド粒、立方晶形チツ化ホウ素またはこれらの混
合物等の超砥粒が一般に使用され、そして好まし
くは該砥粒に同重量前後の鉄属等の金属(例えば
ニツケル)をコーテイングしたものが使用され
る。硬質ゴム結合剤5すなわち硬質ゴムコンパウ
ンドとしては、重量にてSBR、NBR等の合成ゴ
ム、天然ゴムまたはこれらの混合物100部と、加
硫剤(例えばイオウ)約50〜100部、有効量の加
硫促進剤(例えば約3%)、有効量の促進助剤
(例えば約2%)から本質的になり、必要に応じ
てフエノール、ポリイミド等の強化用樹脂を、約
10部以下添加したものが例示される。該硬質ゴム
コンパウンドに、有効量の砥粒を、そして通常は
強度の増大および砥粒の脱落を防止するためにヤ
ング率の大きいセラミツク系微細充填材(SiC、
TiN等)を添加して混練し、砥石材2形成用の
砥粒含有ゴムコンパウンドが得られる。なお、砥
粒の有効量とは、切断砥石の用途に応じて、例え
ば集中度50〜150程度(集中度100は砥粒含有ゴム
コンパウンド1cc中に砥粒0.88グラムを含有する)
に自由に選定できる範囲を意味する。
切断砥石1の内円部材3を形成する円板状支持
材6としては、繊維強化硬化樹脂板(以下に
FRP板ということがある)、特殊鋼等の金属板、
およびこれらと同程度以上の強度特性を有するセ
ラミツク板等が例示される。なおFRP板形成用
材料としては、可及的に強度および弾性率の大き
い炭素(またはグラフアイト)繊維またはウイス
カー、ガラス繊維、アルミナ、炭化珪素またはそ
の他のセラミツク系繊維またはウイスカー、アラ
ミド繊維等の合成繊維、またはこれらの混合物か
らなる補強有効量の繊維材料(例えば、織布、不
織布等)に、硬化接着性の液状重合硬化性材料
(通常は重合触媒およびフイラー等を含有する)
を含浸させたものが一般に使用される。該重合硬
化性材料としては、液状のフエノール樹脂、エポ
キシ樹脂、架橋性ポリエステル樹脂、ポリイミド
樹脂等が例示される。該樹脂液の使用量は、含浸
繊維材料の1/2〜1/5程度が普通である。
重合体系接着材料8としては、上記の接着性の
重合硬化性材料が使用できる。上記のように
FRP板形成用の樹脂液含浸繊維材料を円板状支
持材6として使用する場合は、該円板状支持材料
の表面に該樹脂液が存在するので、特に支持材の
表面に該接着材料8を塗布する必要はない。円板
状支持材6として金属板またはセラミツク板等を
使用する場合は、その重量の約1/10以下の量の該
接着性重合硬化材料が使用される。2枚以上の金
属板またはセラミツク板等を接着して内円部材3
を形成する場合には、該接着性樹脂液のかわり
に、酢酸ビニル重合体、ポリオレフイン、ポリア
ミド等の溶融接着性の重合体フイルムを該支持板
間に介在させて、加熱圧縮して同様に接着が達成
できる。
第1〜3図に例示する円板状切断砥石1におい
て、リム状砥石材2に強固に接合している内円部
材3は、芯部の硬質ゴム系支持材7およびその両
外面に接着している円板状支持材6からなる。こ
の硬質ゴム支持材7の材料としては、上記の硬質
ゴムコンパウンド100部にヤング率および粒度分
布の大きいセラミツク系微細充填材(SiC粉、
TiN粉等)600重量部前後を混練したものが有利
に使用できる。これを外側の円板状支持材6と合
わせて砥石材用のリング状シート材料と共に圧縮
成形することによつて、円板状切断砥石が形成さ
れる。従つて、該砥石材2と該硬質ゴム支持材7
とが、ゴム系の融着を更に形成する。
第5図の断面図に本考案の切断砥石の製造に用
いる成形型を例示する。円板状の下型12、リン
グ状の外型13および棒状の内型14(この内型
は省略することも可能)からなる成形空間15上
に、砥石材形成用のリング状シート材料ならびに
接着材料を存在させた2枚以上の円板状支持材料
および該支持材料間に硬質ゴムコンパウンドを配
置し、円板状の上型11を重ねて圧縮成形して、
該硬質ゴム成分を硬化させると共に該円板状支持
材間のおよび該支持材とリム状砥石材との間の接
着を同時に達成して、円板状切断砥石が有利に得
られる。なお、上記の圧縮成形の条件は、上記の
ようなゴムコンパウンド成分の硬化成形および構
成材料の接着が達成できる限り特に限定されな
い。当業者が最適の条件を選定することが可能で
ある。上記の圧縮成形において、砥石材用のリン
グ状シートの内円端が2枚以上の円板状支持材6
の間隙9および/または該支持材6の外端部10
に流出して突出部分9,10を形成して硬化する
傾向があり、該砥石材2と支持材6との接着が一
そう強化される。なお、上記のような一工程によ
る圧縮成形が有利であるが、リム状砥石材2およ
び内円部材3を別途に成形しそして両者を重合体
系接着材料にて接合一体化することも当然可能で
ある。
具体的な態様 本考案による円板状切断砥石1の代表的な態様
を第1〜3図の断面部分図に例示する。第1〜3
図に相当する第4図の平面図に例示するように、
本考案による切断砥石1は、リム状砥石材2が2
枚以上の円板状支持材6および硬質ゴム系芯部支
持材7を含む内円部材3と強固に接着されてい
る。中心部11は、切断用回転機に該切断砥石を
取り付けるための中空部分であり、該中空部11
は圧縮成形時に形成するかまたは圧縮成形後に打
抜き等によつて形成することができる。上記の円
板状支持材6としては、金属板、FRP板および
セラミツク板等が有利に使用できるが、(イ)金属板
は内円部材3に特に靱性および剛性を附与し、(ロ)
セラミツク板は特に剛性を附与し、(ハ)FRP板は
適度の靱性、吸振性、弾性および剛性を附与し、
そして(ニ)これらの二種類以上の支持材を組合わせ
た場合はそれらの性質を加味した特性を附与する
のに役立つ。好ましい態様においては第1〜3図
に例示するように、リム状砥石材2の内円端が2
枚以上の円板状支持材6の間隙9および/または
該支持材6の外端部10に突出部9,10を形成
して硬化しており、該砥石材2と内円部材3との
接着が強化されて切断作業中の破損が実質的に防
止される。該リム状砥石材2のリングの中心方向
の厚さは、約2〜10mm程度そして通常は約3〜5
mm程度あれば充分に実用的である。なお、本考案
による切断砥石の円板状支持材6の材質は2枚の
支持材の場合は同種類のもの、そして3枚以上の
支持材を使用する場合は対称位置に同種類のもの
を使用するのが一般に好ましい。
第1図に例示する切断砥石1は、リム状砥石材
2およびこれと強固に接合された内円部支持材3
からなり、該内円部材は芯部の硬質ゴム支持材7
と外部の円板状FRP支持材6からなり、これら
はいずれもFRP材料に含浸された接着性重合体
材料によつて接合される。この態様では、FRP
支持材およびゴム支持材の吸振性が大きいので、
被切断物のチツピングの防止に有利でありそして
ガラス、サーメツト、陶磁器質等のチツピングの
生じ易いものの切断に特に有用である。
第2図に例示する切断砥石は、該FRP支持材
のかわりに特殊鋼等の円板状金属板を支持材6と
して使用し、重合体系の接着剤によつて芯部の硬
質ゴム支持材7およびリム状砥石材2と接合され
る。この態様では、該接着剤およびゴム支持材7
によつてチツピングが充分に防止され、そして該
円板状金属支持材6の強度が大きいので、高速度
切断等の重研削が可能となる。第1〜3図の各態
様における切断砥石部分の幅すなわち厚さは、
0.5mm程度まで薄くすることが可能であり、そし
て通常は約0.6mmまたはそれ以上の厚さのものが
実用的に使用される。なお用途によつては、円板
状セラミツク板を支持材6として使用することも
できる。
第3図に例示する切断砥石は、上記の第1図お
よび第2図の態様において、内部の硬質ゴム系支
持材7の芯部に更に円板状支持材6′を有する態
様である。その他の構造および構成は第1〜2図
の場合と同様である。
具体例 本考案の切断砥石の製造および性能等に関し
て、以下に記述する。以下の例において量および
%は、特に指定しない限り重量による。リム状砥
石材2を形成するための砥粒含有硬質ゴムコンパ
ウンドとして、スチレン成分が約50モル%である
SBR100部、イオウ80部、促進剤(アクセルD)
3部、促進助剤(ZnO)2部からなるゴムコンパ
ウンドを使用した。該コンパウンド100部に、ダ
イヤモンド砥粒(粒度#170/200または#270/
325)40部にニツケル60部をコートしてなる超砥
粒500部およびSiC(粒度#1000)またはTiN
(#1000)100部を加えて混練した硬質ゴム系調合
物を使用した。芯部の硬質ゴム支持材を形成する
ための材料としては、上記のゴムコンパウンド
100部に、粒度分布の大きいSiC粉(粒度#120〜
180が80%、#220〜3000が20%)約600部を加え
て混練したゴム系調合物を使用した。成形型とし
ては、第5図に例示するような構造のものを使用
した。
例 1 ダイヤモンド砥粒#170/200を含む硬質ゴム調
合物(コンパウンド)をロールで0.6mmに圧延し
たものから、外径150mm、内径140mmに打ち抜いた
リム状シートを作製した。上記のSiC粉を混練し
たゴム調合物を圧延しそして外径130mmに打ち抜
いて、芯部支持材用の材料シートを作製した。ポ
リアクリロニトリル系カーボンフアイバー繊維
(平織、密度15本/25mm)を同重量のレゾール型
フエノール樹脂液にて含浸し40℃にて乾燥を行い
カーボンフアイバープリプレグを作製した。外周
部の硬質ゴム調合物のリム状シートおよび内円部
の芯部支持材用シートを、外径140mmに打ち抜い
た該カーボンフアイバープリプレグ2枚にてはさ
むように積層して配置し、180℃で30分間加熱し
ながら50Kgf/cm2の圧力で加熱圧縮成型を行い、
第1図に例示するような切断砥石を製造した。そ
の結果、約0.5mm厚、外径150mmの砥石が得られ
た。内円支持部を切り出してスパン30mmで曲げ試
験を行つたところ、5000Kgf/cm2であつた。切断
作業における性能は、充分に満足なものであつ
た。
例 2 含浸炭素繊維織布のかわりに、特殊鋼の薄板を
用いそして接着剤としてレゾール型フエノール樹
脂液を使用するほかは、例1と同様に実施して第
2図に例示するような切断砥石を製造した。得ら
れた砥石の強度および剛性は、例1による砥石よ
りも優れたものであつた。性能も優れたものであ
つた。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は、本考案による切断砥石の構造を
例示する断面部分図である。第4図は、本考案に
よる切断砥石を例示する平面図である。第5図
は、本考案の切断砥石の製造に用いる成形用金型
を例示する断面図である。 1……切断砥石、2……リム状砥石材、3……
内円支持部材、6,6′……円板状支持材、7…
…芯部支持材、8……接着層、9,10……突出
部、15……金型の成形空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) リム板状の砥粒含有硬質ゴム系砥石材、およ
    び該砥石材のリング状空間部に存在する該リン
    グの内径と同程度の外径を有する2枚以上の円
    板状外部支持材および該外部支持材にて挟まれ
    て接合している硬質ゴム系円板状芯部支持材を
    含む複合材である内円部支持材から本質的にな
    り、該リム状砥石材と該内円部支持材とを重合
    体系接着材料によつて接合一体化した構造を特
    徴とする、円板状切断砥石。 (2) 該円板状外部支持材が繊維強化硬化樹脂板、
    金属板およびセラミツク板から選ばれる一種類
    以上の支持材である、実用新案登録請求の範囲
    第(1)項の切断砥石。 (3) 該硬質ゴム系芯部支持材が該リム状砥石材と
    ゴム系の接合をしている実用新案登録請求の範
    囲第(1)項または第(2)項の切断砥石。 (4) 該リム状砥石材のゴム成分と内円部支持材の
    接着材料とが融着硬化によつて接合している、
    実用新案登録請求の範囲第(1)、(2)または(3)項の
    切断砥石。 (5) 該リム状砥石材の内円端が2枚以上の円板状
    外部支持材の間隙および/または該支持材の外
    端部に突出部分を形成して接合している、実用
    新案登録請求の範囲第(1)、(2)、(3)または(4)項の
    切断砥石。 (6) 該円板状外部支持材が繊維強化硬化樹脂板で
    ある、実用新案登録請求の範囲第(1)〜(5)項のい
    ずれかの切断砥石。 (7) 該円板状外部支持材が金属板である、実用新
    案登録請求の範囲第(1)〜(5)項のいずれかの切断
    砥石。 (8) 該硬質ゴム系円板状支持材の芯部に、繊維強
    化硬化樹脂板、金属板およびセラミツク板から
    選ばれる円板状支持材を更に含有する、実用新
    案登録請求の範囲第(1)〜(7)項のいずれかの切断
    砥石。
JP7781787U 1987-05-22 1987-05-22 Expired - Lifetime JPH052292Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7781787U JPH052292Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7781787U JPH052292Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63186559U JPS63186559U (ja) 1988-11-30
JPH052292Y2 true JPH052292Y2 (ja) 1993-01-20

Family

ID=30926181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7781787U Expired - Lifetime JPH052292Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH052292Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2523075B2 (ja) * 1992-06-03 1996-08-07 大阪ダイヤモンド工業株式会社 ダイヤモンド砥石及びその製造方法
JP6698582B2 (ja) * 2016-11-22 2020-05-27 株式会社フジクラ 光ファイバカッタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63186559U (ja) 1988-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5224970A (en) Abrasive material
US3121981A (en) Abrasive wheels and method of making the same
US20160214232A1 (en) Bonded abrasive articles and methods
JP3373797B2 (ja) 樹脂含浸補強ビトリファイド砥石およびその製造方法
EP3186037B1 (en) Method of making an abrasive article
JPH02232174A (ja) 無機繊維強化樹脂よりなる回転工具
US20040137834A1 (en) Multi-resinous molded articles having integrally bonded graded interfaces
JPH09512757A (ja) 複合研磨材
JP2014526396A (ja) 騒音減少研磨品
JPH052292Y2 (ja)
WO2007147039A1 (en) Abrasive disc
KR101482785B1 (ko) 폴리싱 머신 장착용 연마휠
WO2006090527A1 (ja) ビトリファイドボンド砥石およびその製造方法
JPH052468B2 (ja)
CA2010991C (en) Abrasive material
JP3261712B2 (ja) 研磨研削材料
JP2019527147A (ja) 研磨粒子を含む不織布研磨物品
JPS6346228Y2 (ja)
JP2001287167A (ja) 研磨用開放型網目ディスク及びその製造方法
JP2001054871A (ja) 弾性オフセット砥石車及びその製造方法
JP4614800B2 (ja) ディスクグラインダー用オフセット型不織布砥石の製造方法
JPH0512107B2 (ja)
JPH0512106B2 (ja)
JP4623414B2 (ja) 弾性オフセット砥石車及びその製造方法
CN112157603A (zh) 一种使增厚磨片不易脱落颗粒的干磨片