JP2019527147A - 研磨粒子を含む不織布研磨物品 - Google Patents

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Abstract

開示される様々な実施形態は、研磨粒子を含む不織布研磨物品に関する。様々な実施形態で、本発明は、繊維、及び繊維同士の間の細孔を含む不織布ウェブを含む不織布研磨物品を提供する。不織布研磨物品は研磨粒子を含み、繊維同士の間の細孔の各々は独立して、1つ以上の研磨粒子を含む。各細孔は独立して、その内部の1つ以上の研磨粒子とほぼ同じサイズである。

Description

不織布研磨物品は、一般に、不織布ウェブ(例えば、嵩高で目の粗い繊維ウェブ)と、研磨粒子と、不織布ウェブの中の繊維を互いに接着し研磨粒子を不織布ウェブに固定するバインダー材料(通常は「バインダー」と呼ばれる)とを有する。不織布研磨物品は通常、バインダー材料によって接着された不織布繊維ウェブの複数の層全体にわたって分布する研磨粒子を有し、このバインダー材料は、不織布繊維ウェブの層を一緒に接着し、同様に研磨粒子を不織布繊維ウェブに接着する。例えば、一体化研磨ホイールには不織布繊維ウェブの個々の円板が、中空の軸方向コアを持つ円筒形を形成するように平行に配列されている。
様々な実施形態で、本発明は、繊維、及び繊維同士の間の細孔を有する不織布ウェブを含む、不織布研磨物品を提供する。この不織布研磨物品は研磨粒子を含み、繊維同士の間の細孔の各々が独立して、1つ以上の研磨粒子を含む。各細孔は独立して、その内部の1つ以上の研磨粒子とほぼ同じサイズである。
様々な実施形態で、本発明は、繊維、及び繊維同士の間の細孔を含む不織布ウェブを含む不織布研磨物品を提供する。不織布ウェブの繊維は、第1の直径を有する第1の繊維と、第2の直径を有する第2の繊維とを含む。不織布研磨粒子は研磨粒子を含み、繊維同士の間の細孔の少なくとも一部分が独立して、1つ以上の研磨粒子を含む。第1の繊維が、約3デニールである。第2の繊維が、約15デニールである。第1の繊維が、不織布ウェブの繊維の約25重量%である。第2の繊維が、不織布ウェブの繊維の約75重量%である。
様々な実施形態で、本発明は、繊維、及び繊維同士の間の細孔を含む不織布研磨物品を提供する。不織布研磨物品は研磨粒子を含み、繊維同士の間の細孔の少なくとも一部分が独立して、1つ以上の研磨粒子を含む。細孔の各々は独立して、その内部の1つ以上の研磨粒子とほぼ同じサイズである。不織布研磨物品と同じ組成を有する直径6.0インチ(15.2cm)、幅0.5インチ(1.27cm)の試験ホイールを、直径1/8インチ(0.32cm)の炭素鋼に対し、8ポンド(3.63kg)の力を用いて毎分3600回転、15秒間オンし15秒間オフする形で30分間にわたって試験した場合、試験ホイールの摩耗量が約2g〜約5gである。不織布研磨物品と同じ組成を有する直径6.0インチ(15.2cm)、幅0.5インチ(1.27cm)の試験ホイールを、直径1/8インチ(0.32cm)の炭素鋼に対し、8ポンド(3.63kg)の力を用いて毎分3600回転、15秒間オンし15秒間オフする形で30分間にわたって試験した場合、炭素鋼の切削量が約30g〜50gである。不織布研磨物品は、約3g/in〜約23g/inの密度を有する。
様々な実施形態で、本発明は不織布研磨物品の形成方法を提供する。この形成方法は、樹脂及び繊維を含むプレボンドを形成することを含む。この形成方法は、プレボンドに研磨粒子をコーティングすることを含む。この形成方法は、コーティングされたプレボンドを圧縮することを含む。この形成方法は、圧縮プレボンドを硬化させて不織布研磨物品を提供することを含む。
様々な実施形態で、本発明は不織布研磨物品の使用方法を提供する。この使用方法は、基板を不織布研磨物品で研磨することを含む。
様々な実施形態で、この不織布研磨物品は他の不織布研磨物品と比べていくつかの利点を有し、少なくともその一部は予想外のものである。例えば、様々な実施形態で、本発明の不織布研磨物品は他の不織布研磨物品よりも良好な摩耗率を有することができる。様々な実施形態で、本発明の不織布研磨物品は他の不織布研磨物品よりも良好な切削率を有することができる。
成形研磨粒子などの研磨粒子を含むいくつかの不織布研磨物品は、高摩耗率と合わせて高切削率を有することができる。例えば、成形研磨粒子が不織布研磨物品の破砕研磨粒子に取って代わると切削率が高くなるが、摩耗率は同じであるか高くなる。様々な実施形態で、本発明は、同様の切削率を有する他の研磨粒子よりも摩耗率が低いと共に切削率が高い、成形研磨粒子などの研磨粒子を含む不織布研磨物品を提供する。
図面は、例示的ではあるが限定的ではなく、本明細書で論じられる様々な実施形態を一般的に示す。
様々な実施形態による、プレボンドのホイールにおける繊維の重量%に対するホイール試料の摩耗量を示すグラフである。
様々な実施形態による、様々なサイズの研磨粒子についての、プレボンドのホイールにおける繊維の重量%に対する鋼の切削量を示すグラフである。
様々な実施形態による、様々な研磨粒子についての、繊維の重量%に対する正規化切削量を示す。
様々な実施形態による、様々な研磨粒子についての、繊維の重量%に対する正規化摩耗量を示す。
様々な実施形態による、様々な研磨粒子についての、繊維の重量%に対する正規化効率を示す。
実施形態による、成形研磨粒子及び様々な圧縮プレボンドの顕微鏡写真を示す。 実施形態による、成形研磨粒子及び様々な圧縮プレボンドの顕微鏡写真を示す。
次に、開示された主題のいくつかの実施形態について細部にわたって言及する。実施形態の諸例は部分的に添付の図面に示されている。開示された主題は、列挙された請求項に関連して説明されるが、例示された主題は開示された主題に対する特許請求の範囲を制限するものではないことを理解されたい。
本明細書全体を通して、ある範囲形式で表された値は、その範囲の限度として明示された数値だけでなく、その範囲内に包含される全ての個々の数値又はサブ範囲もまた、それぞれの数値及びサブ範囲があたかも明示されているように含むものと柔軟に解釈されるべきである。例えば、「約0.1%〜約5%」又は「約0.1%〜5%」は、約0.1%〜約5%を含むだけでなく、示された範囲の中に個々の値(例えば、1%、2%、3%、及び4%)及びサブ範囲(例えば、0.1%〜0.5%、1.1%〜2.2%、3.3%〜4.4%)もまた含むと解釈されるべきである。表明「約X〜Y」は、特に表記がない限り「約X〜約Y」と同じ意味を持つ。同様に、表明「約X、Y、又は約Z」は、特に表記がない限り「約X、約Y、又は約Z」と同じ意味を持つ。
本明細書では、用語「1つの(a)」、「1つの(an)」又は「その(the)」は、文脈で特に明示されていない限り1つ又は1つ以上を含むものとして用いられる。用語「又は」は、特に表記がない限り、非排他的な「又は」を意味するために用いられる。表明「A及びBのうちの少なくとも1つ」は、「A、B、又はA及びB」と同じ意味を持つ。加えて、本明細書で用いられた表現又は用語は、特に定義されておらず、単に説明を目的としたものであり、それに限定するものではないことを理解されたい。節表題が用いられることがあれば本明細書の理解を助けるためのものであり、限定と解釈されるべきではない。すなわち、ある節に関連する通知を、その特定の節の中又は外で行うことができる。本明細書で言及される全ての出版物、特許、特許文献は、あたかも参照によって個々に組み込まれるように、参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。本明細書と、参照することによってそのように組み込まれたこれらの文献との間に一致しない語法がある場合、組み込まれた参照文献の語法は、本明細書の語法の補足と解釈されるべきである。すなわち、相いれない不一致については本明細書の語法が支配する。
本明細書に記載の方法では、時間的又は動作的な順序が明示されている場合を除き、本発明の原理から逸脱することなく任意の順序で動作を実行することができる。更に、特定の複数の動作を、その動作が別個に行われることが明確な請求項用語で述べられていない限り、並行して行うことができる。例えば、特許請求されたXを行う動作と、特許請求されたYを行う動作とは、単一の操作の中で同時に行うことができ、結果として得られるプロセスは、特許請求されたプロセスの文字通りの範囲内に入る。
本明細書で用いられる用語「約」は、ある程度の値又は範囲のばらつき、例えば、表明された値又は表明された範囲の限度の10%以内、5%以内、又は1%以内を許容することができ、厳密な表明値又は表明範囲を含む。
本明細書で用いられる用語「実質的に」は、少なくとも約50%、60%、70%、80%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、99.9%、99.99%、若しくは少なくとも約99.999%以上のように、大部分若しくはほとんどを、又は100%を意味する。
不織布研磨物品
様々な実施形態では、本発明は不織布研磨物品を提供する。不織布研磨物品は、繊維を含む不織布ウェブを含む。不織布ウェブは、繊維同士の間に細孔を含むことができる。不織布研磨物品は研磨粒子を含む。一実施形態では、繊維同士の間の細孔の少なくとも一部は、1つ以上の研磨粒子を独立して、含むことができる。各細孔は独立して、その内部の1つ以上の研磨粒子とほぼ同じサイズとすることができる。
不織布研磨物品はバインダーを更に含むことができる。バインダーは、研磨粒子を不織布ウェブの繊維に接着することができる。バインダーは任意の適切なバインダーでよい。バインダーは、熱可塑性材料でも熱硬化性材料でもよい。バインダーは、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、にかわ、アクリル樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹脂、又はこれらの組み合わせでよい。ウレタン樹脂は、アミン含有材料によって硬化可能なイソシアネート官能性を有するポリウレタンなどの、ポリ尿素ウレタンを形成するために硬化可能な材料を含むことができる。
不織布研磨物品は、研磨粒子をその内部に有する不織布ウェブの1つの圧縮層を含むことができ、あるいは研磨粒子を内部に有する不織布ウェブの2つ以上の圧縮結合層を含むことができる。例えば、不織布研磨物品は、研磨粒子をその内部に有する不織布ウェブの、1〜20の、1〜10の、1つの、又は2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18以下、若しくは以上、又は約20の圧縮結合層を含むことができる。不織布研磨物品は、ホイールがその中央の穴(例えば、アーバ穴)の周りに回転するときに、ホイールの外周部に接触する基板を適切な研削又は切削機械などを使用して研磨するように設計された、一体型研磨ホイールとすることができる。
不織布研磨物品は、任意の適切な磨耗率を有することができる。様々な実施形態で、不織布研磨物品は、同様の切削率を有する他の不織布研磨物品よりも低い摩耗率を有することができる。いくつかの実施形態では、不織布研磨物品と同じ組成を有する直径6.0インチ(15.2cm)、幅0.5インチ(1.27cm)の試験ホイールを、直径1/8インチの炭素鋼に対し、8ポンド(3.63kg)の力を用いて毎分3600回転、15秒間オンし15秒間オフする形で30分間にわたって試験した場合、試験ホイールの摩耗量が約1g〜約20g、又は約2g〜約5g、又は約1g以下である、又は約2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18g、20g又はそれ以上の値について、これ未満、これと同じ、又はこれより大きい。
不織布研磨物品は、任意の適切な切削率を有することができる。様々な実施形態では、不織布研磨物品と同じ組成を有する直径6.0インチ(15.2cm)、幅0.5インチ(1.27cm)の試験ホイールを、直径1/8インチ(0.32cm)の炭素鋼に対し、8ポンド(3.63kg)の力を用いて毎分3600回転、15秒間オンし15秒間オフする形で30分間にわたって試験した場合、炭素鋼が約10g〜約100g、又は約30g〜約50g、又は約35g〜約45g、又は約33g〜約39g、又は約10g以下であり、又は約15g、20、22、24、26、28、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、52、54、56、58、60、65、70、75、80、85、90、95、約100g又はそれ以上の値について、これ未満、これと同じ、又はこれより大きく切削される。
不織布研磨物品は、少なくとも約1g/in〜約23g/in以下である、又は少なくとも約7g/in〜約8g/in以下、又は約1g/in以下である、又は約2g/in、3、4、5、6、6.2、6.4、6.6、6.8、7、7.1、7.2、7.3、7.4、7.5、7.6、7.7、7.8、7.9、8、8.2、8.4、8.6、8.8、9、10、11、12、14、16、18、20、又は23g/inの値について、これ未満、これと同じ、又はこれより大きい密度など、任意の適切な密度を有することができる。
研磨粒子
不織布研磨物品は研磨粒子を含む。研磨粒子は、任意の適切な研磨粒子でよい。研磨粒子は不規則な形状(例えば、破砕若しくは粉砕粒子)又は成形粒子とすることができる。
研磨粒子は任意の適切な材料から形成することができる。例えば、研磨粒子としては、酸化アルミニウム、セラミック酸化アルミニウム(1種以上の金属酸化物変性剤及び/又は種剤若しくは成核剤を含んでもよい)、及び熱処理された酸化アルミニウムなどの溶融酸化アルミニウムベースの材料、炭化ケイ素、共融合アルミナ−ジルコニア、ダイアモンド、セリア、二ホウ化チタン、立方晶系窒化ホウ素、炭化ホウ素、ガーネット、フリント、エメリー、ゾル−ゲル誘導研磨粒子、並びにこれらの混合物が挙げられる。研磨粒子は、例えば個別粒子、粒塊、複合粒子、及びこれらの混合物の形状でよい。
研磨粒子は不規則に成形することができる。例えば、研磨粒子は、ランダムなサイズ及び形状の研磨粒子を生成する破砕、粉砕又は細砕プロセスによって得ることができる。次いで、粒子をスクリーニングして、特定のサイズ範囲を有する粒子を得ることができる。
研磨粒子は、成形研磨粒子でよい。成形研磨粒子とは、少なくとも部分的に複製された形状を有する研磨粒子を意味する。成形研磨粒子を製造するための1つのプロセスは、前駆体セラミック研磨粒子を所定の形状を有する型で成形して成形研磨粒子を作ることを含む。型で形成された成形研磨粒子は、成形研磨粒子の部類の中の1つの種類である。成形研磨粒子の別の種類を作るための別のプロセスには、前駆体研磨粒子を所定の形状を有するオリフィスから押し出し成形すること、前駆体成形研磨粒子を所定の形状を有する印刷スクリーンの開口部に通して印刷すること、又は前駆体成形研磨粒子を所定の形状若しくはパターンにエンボス加工することが含まれる。成形研磨粒子の非限定的な例としては、米国特許第RE35,570号、第5,201,916号、第5,984,998号、第8,034,137号、第8,123,828号、第8,142,531号、第8,142,532号、及び第8,142,891号、並びに米国特許出願公開第2009/0169816号、第2010/0146867号、及び第2010/0319269号に開示されている三角形板、あるいは、Saint−Gobain Abrasivesによって製造された、一例が米国特許第5,372,620号に開示されている、円形断面を有することが多い細長いセラミックロッド/フィラメントが挙げられる。成形研磨粒子は一般に均質又は実質的に均一であり、その焼結形状を、小さい研磨粒子を塊成構造になるように接着できる有機又は無機バインダーなどのバインダーを使用しなくても維持する。成形研磨粒子は、ランダムなサイズ及び形状の研磨粒子を製造する破砕、粉砕又は細砕プロセスによって得られる粒子を除外することができる。成形研磨粒子は任意の適切な形状を有することができる。成形研磨粒子は、多角形の外周部を含むこと、及び実質的に平坦な側面を含むことができる。成形研磨粒子は、三角形(例えば、エクアトリアル(equatorial)、二等辺三角形)、長方形、円形、楕円形、台形、五角形、星形、又はこれらの組み合わせの外周部を含むことができる。
研磨粒子は、任意の適切な粒子サイズ(例えば最大寸法)を有することができる。様々な実施形態で、研磨材粒子は、約0.01マイクロメートル〜約2,000マイクロメートル、又は約10マイクロメートル〜約750マイクロメートル、又は約30マイクロメートル〜約150マイクロメートル、又は約0.01マイクロメートル以下である、又は約0.1マイクロメートル、1、2、3、4、5、6、8、10、12、14、16、18、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、200、220、240、260、280、300、320、340、360、380、400、450、500、550、600、650、700、750、800、900、1,000、1,500、約2,000マイクロメートル又はそれ以上の値について、これ未満、これと同じ、又はこれより大きい粒子サイズを有することができる。
繊維
不織布研磨物品は、繊維を含む不織布ウェブを含む。繊維は、任意の適切な材料から作ることができる。例えば、繊維は天然繊維、合成繊維、又は天然繊維と合成繊維の混合物でよい。合成繊維の例としては、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、アクリロニトリル、レーヨン、酢酸セルロース、ポリ塩化ビニリデン塩化ビニル共重合体、塩化ビニルアクリロニトリル共重合体、又はこれらの組み合わせが挙げられる。適切な天然繊維の例としては、綿、羊毛、黄麻、及び麻が挙げられる。繊維は、未使用材料でも、例えば衣類裁断、カーペット製造、繊維製造若しくは布地加工から再生された、再利用材料又は廃棄材料でもよい。繊維は、均質でも、複合繊維(例えば、共紡糸シースコア繊維)などの複合体でもよい。繊維は、押出し法によって形成されたものなどの連続フィラメントでよい。
繊維は任意の適切な形状を有することができる。繊維は円形断面を有することができる。いくつかの実施形態では、繊維は非円形断面形状を有することができ、あるいは円形と非円形の断面形状を有する各繊維の混合物とすることができる。非円形の断面形状には三角形、デルタ形、H形、三葉形、長方形、正方形、ドッグボーン形、リボン形、及び楕円形が含まれ得る。非円形断面を有する繊維の直径とは、その繊維の非円形断面の最大寸法のことである。繊維は実質的に均一の直径を有することができ、各繊維の断面の最大寸法が繊維の一端から他端まで実質的に同じである。
不織布ウェブの繊維は、単一の直径(例えば、単一の均一直径)を有することができる。不織布ウェブは、単一の直径とは異なる直径を有する繊維を実質的に含まないものとすることができる。単一の直径は、約0.01デニール(例えば、9,000メートル当たりグラム)〜約1,000デニール、又は約3デニール〜約40デニール、又は約0.01デニール以下である、又は約0.1デニール、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、42、44、46、48、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、110、120、130、140、150、175、200、225、250、275、300、350、400、450、500、600、700、800、900、約1,000デニール又はそれ以上の値について、これ未満、これと同じ、又はこれより大きくすることができる。
いくつかの実施形態では、不織布ウェブの繊維は2つ以上の直径を有することができる。例えば、不織布ウェブの繊維は、第1の直径(例えば、第1の均一直径)を有する第1の繊維と、第2の直径(例えば第2の均一直径)を有する第2の繊維とを含むことがあり、第1の直径は第2の直径とは異なる。様々な実施形態では、不織布ウェブの繊維は、第3の直径を有する第3の繊維、第4の直径を有する第4の繊維などを更に含むような、任意の適切な数値の直径を含むことができる。
第1及び第2の繊維を含む不織布ウェブでは、第1の繊維が不織布ウェブの繊維の任意の適切な割合を占めることができる。例えば、第1の繊維は、不織布ウェブの繊維の約0.001重量%〜約99.999重量%、又は約10重量%〜約50重量%、又は約15重量%〜約40重量%、又は約0.001重量%以下である、又は不織布ウェブの繊維の約0.01重量%、0.1、1、2、3、4、5、6、8、10、12、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、42、44、46、48、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、96、97、98、99、99.9、99.99重量%、約99.999重量%又はそれ以上の値について、これ未満、これと同じ、又はこれより大きくすることができる。第1の繊維は、約0.01デニール〜約1,000デニール、又は約3デニール〜約40デニール、又は約0.01デニール以下である、又は約0.1デニール、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、42、44、46、48、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、110、120、130、140、150、175、200、225、250、275、300、350、400、450、500、600、700、800、900、約1,000デニール又はそれ以上の値について、これ未満、これと同じ、又はこれより大きくすることができる。第1の繊維は約3デニールとすることができる。
第1の繊維及び第2の繊維を含む不織布ウェブでは、第2の繊維が不織布ウェブの繊維の任意の適切な割合を占めることができる。例えば、第2の繊維は、不織布ウェブの繊維の約0.001重量%〜約99.999重量%、又は約50重量%〜約90重量%、又は約65重量%〜約85重量%、又は約0.001重量%以下である、又は不織布ウェブの繊維の約0.01重量%、0.1、1、2、4、6、8、10、15、20、25、30、35、40、45、50、52、54、56、58、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、88、90、95、96、97、98、99、99.9、99.99重量%、約99.999重量%又はそれ以上の値について、これ未満、これと同じ、又はこれより大きくすることができる。第2の繊維は、約0.01デニール〜約1,000デニール、又は約3デニール〜約40デニール、又は約0.01デニール以下である、又は約0.1デニール以下若しくは以上、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、42、44、46、48、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、110、120、130、140、150、175、200、225、250、275、300、350、400、450、500、600、700、800、900、約1,000デニール又はそれ以上の値について、これ未満、これと同じ、又はこれより大きくすることができる。第2の繊維は約15デニール又は約40デニールとすることができる。
第1の繊維及び第2の繊維を含む不織布ウェブでは、第1の繊維は、第2の繊維よりも小さい直径を有することができる。例えば、第1の繊維は、第2の繊維よりも小さい約1デニール〜約500デニール、又は第2の繊維よりも小さい約5デニール〜約50デニール、又は約1デニール以下である、又は約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、42、44、46、48、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、110、120、130、140、150、175、200、225、250、275、300、350、400、450、約500デニール又はそれ以上の値について、これ未満、これと同じ、又はこれより大きいデニールとすることができる。
いくつかの実施形態では、不織布ウェブは、不織布ウェブの繊維の約25重量%である約3デニールである第1の繊維と、不織布ウェブの繊維の約75重量%である約15デニールである第2の繊維とを含む。いくつかの実施形態では、不織布ウェブは、第1の繊維及び第2の繊維以外の繊維を実質的に含まないものとすることができる。
細孔
不織布ウェブの繊維は、繊維の群同士の間の空間である細孔を含む。細孔を形成する繊維は細孔の周囲のケージとして特徴づけることができ、細孔を形成する繊維は細孔を周囲の環境から封止しない。繊維同士の間の細孔の一部又は各々は、細孔内の1つ以上の研磨粒子が、細孔を形成する繊維によって形成されたケージの内部にあるように、1つ以上の研磨粒子を独立して、含むことができる。各細孔は独立して、その内部の1つ以上の研磨粒子とほぼ同じサイズとすることができる。研磨粒子を含む細孔に加えて、不織布ウェブはまた、研磨粒子を含まない細孔を含むことができる。
細孔は1つの研磨粒子、又は2つ以上の研磨粒子を含むことができる。いくつかの実施形態では、不織布研磨物品の細孔は、研磨粒子のうちの1つ以下を含むことができる(例えば細孔は、ゼロ又は1つの粒子を含むことができる)。いくつかの実施形態では、不織布研磨物品の細孔は、研磨粒子のうちの1つ以下を含むことができ、他の研磨粒子は含まないものとすることができる。いくつかの実施形態では、不織布研磨物品は、繊維同士の間に二次細孔を含むことができる。いくつかの実施形態では、二次細孔は、他の細孔と同じかそれよりも小さいサイズの細孔とすることができる。繊維同士の間の二次細孔は、研磨粒子を含まないものとすることができる。
様々な実施形態で、各細孔内の1つ以上の研磨粒子は独立して、細孔の容積の任意の適切な比率の体積を有することができ、この細孔の容積は、細孔の境界から研磨粒子が突出しない、研磨粒子を細孔が収容できる任意の形状の最大体積と考えることができる。各細孔内の1つ以上の研磨粒子は独立して、細孔の容積の約50%〜約100%、又は細孔の容積の約90%〜約100%、又は約50%以下である、又は細孔の容積の約55%、60、65、70、75、80、85、90、92、94、96、97、98、99、99.9、99.99、約99.999%又はそれ以上の値について、これ未満、これと同じ、又はこれより大きい体積を有することができる。様々な実施形態では、研磨粒子よりも大きい容積を有する不織布研磨物品の細孔の総数の任意の適切な比率は、約1%〜約100%、又は約50%〜約100%、又は約80%〜約100%、又は約1%以下である、又は約2%、3、4、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、99.9、99.99、99.999%又はそれ以上の値について、これ未満、これと同じ、又はこれより大きいなど、1つ以上の研磨粒子を含むことができる。
細孔は、その内部の1つ以上の研磨粒子に実質的に合致させることができる。研磨粒子は、1つ以上の実質的に平坦な面を含むことができる(例えば研磨粒子は、成形研磨粒子でも、1つ以上の実質的に平坦な面を含むランダムな成形粒子でもよい)。研磨粒子の実質的に平坦な面は、その平坦な面と実質的に平行な1つ以上の不織布ウェブの繊維に接触させる(例えば、直接に接触させる、又は1つの繊維直径の幅未満のバインダーで分離する)ことが、接触する繊維が実質的に平坦な面と同一平面になり隣接するようにしてできる。研磨粒子の実質的に平坦な面の表面積の任意の適切な比率(例えば、所与の百分率が粒子ごとに接触した全平坦面の総表面積の比率を表す)は、約10%〜約100%、又は約20%〜約80%、又は約10%以下、又は約15%、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、96、97、98、99、99.9、99.99、又は約100%など、1つ以上の平行な繊維に接触させることができる。
他の構成要素
不織布研磨物品は、任意の適切な構成要素を含むことができる。不織布研磨物品は、この節にリストされたいずれかの材料を含むことも含まないこともあり得る。
不織布研磨物品は、界面活性剤、乳化剤、分散剤、架橋剤、触媒、レオロジー改質剤、密度調整剤、硬化調整剤、フリーラジカル開始剤、希釈剤、酸化防止剤、熱安定剤、難燃剤、可塑剤、フィラー、無機粒子、顔料、染料、接着促進剤、帯電防止添加剤、又はこれらの組み合わせを含むことができる。
いくつかの実施形態では、不織布研磨物品はフィラー粒子を含むことができる。例えば、フィラー粒子は成形研磨粒子と混合することができる。本発明に有用なフィラーの例としては、金属炭酸塩(炭酸カルシウム、炭酸カルシウムマグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウムなど)、シリカ(石英、ガラスビーズ、ガラスバブル及びガラス繊維など)、ケイ酸塩(タルク、粘土、モンモリロナイト、長石、雲母、ケイ酸カルシウム、メタケイ酸カルシウム、アルミノケイ酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウムなど)、金属硫酸塩(硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸ナトリウム、硫酸アルミニウムナトリウム、硫酸アルミニウムなど)、石膏、バーミキュライト、糖、木粉、アルミニウム三水和物、カーボンブラック、金属酸化物(酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化スズ、二酸化チタンなど)、金属亜硫酸塩(亜硫酸カルシウムなど)、熱可塑性粒子(ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスルホン、ポリスチレン、アクリロニトリルブタジエンスチレンブロック共重合体、ポリプロピレン、アセタールポリマー、ポリウレタン、ナイロン粒子など)及び熱硬化性粒子(気泡フェノール、フェノールビーズ、ポリウレタン発泡体粒子など)を挙げることができる。フィラーはまた、ハロゲン化物塩などの塩でもよい。ハロゲン化物塩の例としては、塩化ナトリウム、カリウム氷晶石、ナトリウム氷晶石、アンモニウム氷晶石、テトラフルオロホウ酸カリウム、テトラフルオロホウ酸ナトリウム、フッ化ケイ素、塩化カリウム、及び塩化マグネシウムが挙げられる。金属フィラーの例としては、スズ、鉛、ビスマス、コバルト、アンチモン、カドミウム、鉄及びチタンが挙げられる。他のフィラーには、硫黄、有機硫黄化合物、黒鉛、ステアリン酸リチウム、及び金属硫化物が含まれ得る。
不織布研磨物品の製造方法
本発明の様々な実施形態は、不織布研磨物品の製造方法を提供する。この製造方法は、本明細書に記載の不織布研磨物品の実施形態を生成する任意の適切な方法であればよい。
この製造方法は、樹脂、繊維、及び研磨粒子を含むプレボンドを形成することを含むことができる。この製造方法は、複数のプレボンドを一緒に圧縮し、次いで、圧縮されたプレボンドを硬化させて不織布研磨物品を形成することを含むことができる。
いくつかの実施形態では、この製造方法は、樹脂及び繊維を含むプレボンドを形成することを含むことができる。この製造方法は、プレボンドに研磨粒子をコーティングすることを含むことができる。この製造方法は、コーティングされたプレボンドを圧縮することを含むことができる。この製造方法は、圧縮されたプレボンドを硬化させて不織布研磨物品を得ることを含むことができる。
不織布研磨物品の使用方法
様々な実施形態で、本発明は不織布研磨物品の使用方法を提供する。この使用方法は、本明細書に記載の不織布研磨物品の実施形態を使用する任意の適切な方法であればよい。この使用方法は、本明細書に記載の不織布研磨物品の実施形態を用いて基板を研磨することを含むことができる。
本発明の様々な実施形態は、例示として提供される以下の実施例を参照することによってよりよく理解することができる。本発明は、本明細書に示された実施例に限定されない。
実施例で使用された材料が表1に示されている。特に記載のない限り、本明細書の実施例及びその他の全ての割合、百分率、比などは、重量によるものである。特に記載のない限り、他の全ての試薬はSigma−Aldrich Company(セントルイス、ミズーリ州)などのファインケミカル供給業者から入手されたか、又は入手可能であり、あるいは知られている方法で合成することができる。
実施例1.一体化ホイールの製造
プレボンドの調製。商品名「RANDO WEBBER」でRando Machine Corporation(マセドニア、ニューヨーク州)から入手可能なエアレイド繊維ウェブ形成機で、不織布ウェブを形成した。表4に示される繊維混合物から繊維ウェブを形成した。ウェブの重量は、約84g/m(gsm)であった。このウェブを水平2本型ロールコータに運び、そこでプレボンド樹脂を146gsmの湿添加重量で塗布した。このプレボンド樹脂は以下の組成(すべて構成成分重量に対する百分率)、すなわち44.4%水、28.0% T403S、18.7% EP1、0.5% AF、1% LCD4115、2.9% T403LiSt、4.5% CARBEZ3Sであった。このプレボンド樹脂を、被覆ウェブを対流オーブンに345°F(174℃)において3分間通すことによって非粘着性状態に硬化させて、117gsmの基本重量を有する、事前接合された不織布ウェブを得た。
表2に示された配合を有するスラリーを用いて、高精度成形研磨粒子を含むスラリーを調製した。スラリーは、混合しながらスラリー中に強い渦を発生させるように速度が調整された空動高せん断ミキサーを用いて、重量が約13.61kg〜約15.88kgのロットで調製した。構成成分の添加順は表2に列記された順序であった。
一体型研磨ホイールは、事前接合不織布ウェブから以下のように調製した。10インチ(25センチメートル)×12インチ(30センチメートル)の部片を事前接合不織布ウェブから切り取り、研磨剤スラリーを十分に含ませた。次に、十分に含ませた事前接合ウェブを、85ショアA硬度計硬さの直径10インチ(25センチメートル)のゴムロールで構成されたロールコータのニップに通して、所望の1783gsmのスラリー付加重量が得られるまで過剰なスラリーを除去した。通常、ウェブは、目標重量に達するのに10〜25psi(69〜172キロパスカル)の圧力のもとで、毎分5フィート(毎分1.52メートル)でニップを通過する。上記のようにして、事前接合ウェブの4つの部片をスラリーで被覆した。事前接合ウェブの被覆部片を90°F(32℃)に設定された強制空気オーブンに5分間入れて、溶媒の大部分を除去した。次に、不織布研磨材料の単一の一体化スラブを形成するために、4つの部片を互いに積み重ね、275°F(135℃)に設定された油圧式加熱圧盤プレス機に入れた。部片をオーブンに入れる前に、剥離ライナーをスタックの両側に置いた。一体化スラブの均一な厚さを、0.5インチ(1.27センチメートル)厚の金属スペーサを圧盤のそれぞれの角部に置くことによって維持した。圧力(15,000psi、103.4メガパスカル)を圧盤に加えた。30分後に、ウェブの2つの部片が単一の一体化スラブに融合した。このスラブを275°F(135℃)に設定した強制空気オーブン中に180分間置いた。オーブンから取り出した後に、スラブを室温まで冷却し、直径6.0インチ(15.24センチメートル)厚さ0.5インチ(1.27センチメートル)の、1インチ(2.54センチメートル)の中心穴を持つ一体化研磨ホイールをスラブから、Deutsche Vereinigte Schuhmaschinen GmbH & Co.(フランクフルト、ドイツ)製のSAMCO SB−25スウィングビームプレスを使用してダイカットした。調製された試料は表3に記載されている。
実施例2.一体化ホイールの試験
摩耗試験で比較試験ホイールの研磨効率を測定した。この試験は二軸自動機械を使用して行った。直径6インチ(15.24センチメートル)厚さ0.5インチ(1.27センチメートル)の試験ホイールを一方のスピンドルに取り付け、直径2.0インチ(5.08センチメートル)×厚さ0.125インチ(3.175ミリメートル)の炭素鋼管加工物を他方のスピンドルに取り付けた。加工物を毎分32分回転で回転するように設定し、研磨ホイールを毎分3600回転で回転するように設定した。研磨ホイールと加工物を8ポンド(3.63キログラム)の荷重で一緒に付勢することができた。この試験の間、事前計量した回転管の端部を事前計量したホイールに対し、選択された試験荷重で15秒間ずつ、15秒の非接触期間を後に続けて付勢した。各摩耗試験は、加工物がホイールに接触した合計時間が15分で合計30分間実行した。合計切削量は加工物の重量減少量によって決定し、ホイール摩耗量は研磨ホイールの重量減少量によって決定した。結果は、試験ホイールごとに切削量及び摩耗量としてグラム単位で報告した。鋼切削量のグラム数、及びホイール摩耗量のグラム数が表4に示されている。
図1は、様々なサイズの研磨粒子についての、ホイールのプレボンドにおける15デニール繊維の重量%に対するホイール試料の摩耗量を示すグラフである。図2は、様々なサイズの研磨粒子についての、FIB1の重量%(総繊維に対する重量%)に対する鋼の切削量を示すグラフである。表5は、切削量、摩耗量、及び効率(摩耗量で割った切削量)の正規化値を示し、切削量及び摩耗量の値が、異なる研磨粒子ごとにFIB1を100%含有するプレボンドを1の値として正規化されており、残りの繊維混合物の切削量及び摩耗量の値は、FIB1が100%の切削量及び摩耗量の値に対する比である。図3は、FIB1の重量%(総繊維に対する重量%)に対する正規化切削量を示す。図4は、FIB1の重量%(総繊維に対する重量%)に対する正規化摩耗量を示す。図5は、FIB1の重量%に対する正規化効率を示す。
実施例3.細孔サイズと研磨粒子サイズの比較
プレボンドを実施例1(プレポンドの調製)に提示したように調製した。次に、2枚のガラススライドの間で0.125インチ(0.318cm)の厚さに圧縮した。SAP3のサイズを有する研磨粒子をガラススライドの一方に貼り付けた。キーエンスを使用して各スライドの顕微鏡写真を200倍で撮影した。この顕微鏡写真が図6A〜Bに示されており、図6Aにある繊維はFIB1が100重量%であり、図6Bにある繊維はFIB2が25重量%及びFIB1が75重量%である。繊維同士の間の細孔は、FIB1が100重量%である図6Aに示されたプレボンドでは大きく見える。
用いられた用語及び表現は、限定ではなく説明の用語として使用されたものであり、このような用語及び表現を使用することに関して、図示及び説明された特徴又はその一部分のいかなる等価物も除外されるものではなく、本発明の実施形態の範囲内で様々な修正形態が可能であることを理解されたい。したがって、本発明は、特定の実施形態及び任意選択の特徴によって具体的に開示されているが、本明細書に開示された概念の修正形態及びバリエーションは当業者であれば用いることができ、そのような修正形態及びバリエーションは本発明の実施形態の範囲内にあると考えられることを理解されたい。
追加の実施形態
以下に例示的実施形態が提示されるが、その番号付けは重要度を示すものと解釈されるべきではない。
実施形態1では、
繊維、及び繊維同士の間の細孔を含む不織布ウェブと、
研磨粒子とを含む不織布研磨物品を提供し、繊維同士の間の細孔の各々が独立して、1つ以上の研磨粒子を含み、
各細孔は独立して、その内部の1つ以上の研磨粒子とほぼ同じサイズである。
実施形態2では、実施形態1の不織布研磨物品を提供し、不織布ウェブの繊維が、単一の直径を有する。
実施形態3では、実施形態1〜2のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、不織布ウェブの繊維が約0.01デニール〜約1,000デニールである。
実施形態4では、実施形態1〜3のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、不織布ウェブの繊維が約3デニール〜約40デニールである。
実施形態5では、実施形態1〜4のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、不織布ウェブの繊維が複数の均一な直径を有する。
実施形態6では、実施形態1〜5のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、不織布ウェブの繊維が、第1の直径を有する第1の繊維と、第2の直径を有する第2の繊維とを含み、第1の直径は第2の直径と異なる。
実施形態7では、実施形態6の不織布研磨物品を提供し、第1の繊維が不織布ウェブの繊維の約0.001重量%〜約99.999重量%である。
実施形態8では、実施形態6〜7のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、第1の繊維が不織布ウェブの繊維の約10重量%〜約50重量%である。
実施形態9では、実施形態6〜8のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、第1の繊維が約0.01デニール〜約1,000デニールである。
実施形態10では、実施形態6〜9のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、第1の繊維が約3デニール〜約40デニールである。
実施形態11では、実施形態6〜10のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、第2の繊維が不織布ウェブの繊維の約0.001重量%〜約99.999重量%である。
実施形態12では、実施形態6〜11のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、第2の繊維が不織布ウェブの繊維の約50重量%〜約90重量%である。
実施形態13では、実施形態6〜12のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、第2の繊維が約0.01デニール〜約1,000デニールである。
実施形態14では、実施形態6〜13のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、第2の繊維が約3デニール〜約40デニールである。
実施形態15では、実施形態6〜14のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、第1の繊維が約1デニールから、第2の繊維よりも小さい約500デニールまでのデニールである。
実施形態16では、実施形態6〜15のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、第1の繊維が約5デニールから、第2の繊維よりも小さい約50デニールまでのデニールである。
実施形態17では、実施形態6〜16のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、第1の繊維が約3デニールであり、第2の繊維は約15デニールである。
実施形態18では、実施形態6〜17のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、第1の繊維が約3デニールであり、第2の繊維が約15デニールであり、第1の繊維が不織布ウェブの繊維の約25重量%であり、第2の繊維が不織布ウェブの繊維の約75重量%である。
実施形態19では、実施形態1〜18のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、1つ以上の研磨粒子を含む細孔の各々が、研磨粒子のうちの1つを含むか、又は複数の研磨粒子を含む。
実施形態20では、実施形態1〜19のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、1つ以上の研磨粒子を含む細孔の各々が、研磨粒子のうちの1つ以下を含む。
実施形態21では、実施形態1〜20のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、1つ以上の研磨粒子を含む細孔の各々が、研磨粒子のうちの1つを含み、他の研磨粒子を含まない。
実施形態22では、繊維同士の間に、研磨粒子を含まない二次細孔を更に備える、実施形態1〜21のいずれか1つの不織布研磨物品を提供する。
実施形態23では、実施形態1〜22のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、細孔が繊維同士の間の隙間である。
実施形態24では、実施形態1〜23のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、各細孔内の1つ以上の研磨粒子が独立して、細孔の容積の約50%〜約100%の体積を有する。
実施形態25では、実施形態1〜24のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、各細孔内の1つ以上の研磨粒子が独立してある体積を有し、各細孔内の1つ以上の研磨粒子の体積が独立して、細孔の容積の約90%〜約100%である。
実施形態26では、実施形態1〜25のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、細孔がその内部の1つ以上の研磨粒子と実質的に合致する。
実施形態27では、実施形態1〜26のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、研磨粒子の少なくとも一部分が1つ以上の実質的に平坦な面を備える。
実施形態28では、実施形態27の不織布研磨物品を提供し、実質的に平坦な面が、平坦な面と実質的に平行な1つ以上の不織布ウェブの繊維に接触している。
実施形態29では、実施形態27〜28のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、実質的に平坦な面の各々が独立して、それぞれの平坦な面と実質的に平行な1つ以上の不織布ウェブの繊維に接触している。
実施形態30では、実施形態1〜29のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、研磨粒子が、少なくとも約0.01マイクロメートル又は少なくとも約10マイクロメートルの粒子サイズを有し、約750マイクロメートル以下又は約2,000マイクロメートル以下の粒子サイズを有する。
実施形態31では、実施形態1〜30のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、研磨粒子が30マイクロメートル〜約150マイクロメートルの粒子サイズを有する。
実施形態32では、実施形態1〜31のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、研磨粒子が成形研磨粒子である。
実施形態33では、実施形態32の不織布研磨物品を提供し、成形研磨粒子が多角形の外周部を備える。
実施形態34では、実施形態32の不織布研磨物品を提供し、成形研磨粒子が、三角形、長方形、円形、楕円形、台形、五角形、又は星形の外周部を備える。
実施形態35では、研磨粒子を不織布ウェブの繊維に接着させるバインダーを更に備える、実施形態1〜34のいずれか1つの不織布研磨物品を提供する。
実施形態36では、不織布ウェブの2つ以上の圧縮結合層を備える、実施形態1〜35のいずれか1つの不織布研磨物品を提供する。
実施形態37では、実施形態1〜36のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、不織布研磨物品が一体化研磨ホイールである。
実施形態38では、実施形態1〜37のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、不織布研磨物品と同じ組成を有する直径6.0インチ(15.2cm)、幅0.5インチ(1.27cm)の試験ホイールを、直径1/8インチの炭素鋼に対し、8ポンド(3.63kg)の力を用いて毎分3600回転、15秒間オンし15秒間オフする形で30分間にわたって試験した場合、試験ホイールの摩耗量が約1g〜約20gである。
実施形態39では、実施形態1〜38のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、不織布研磨物品と同じ組成を有する直径6.0インチ(15.2cm)、幅0.5インチ(1.27cm)の試験ホイールを、直径1/8インチ(0.32cm)の炭素鋼に対し、8ポンド(3.63kg)の力を用いて毎分3600回転、15秒間オンし15秒間オフする形で30分間にわたって試験した場合、試験ホイールの摩耗量が約2g〜約5gである。
実施形態40では、実施形態1〜39のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、不織布研磨物品と同じ組成を有する直径6.0インチ(15.2cm)、幅0.5インチ(1.27cm)の試験ホイールを、直径1/8インチ(0.32cm)の炭素鋼に対し、8ポンド(3.63kg)の力を用いて毎分3600回転、15秒間オンし15秒間オフする形で30分間にわたって試験した場合、炭素鋼が約10g〜約100g切削される。
実施形態41では、実施形態1〜40のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、不織布研磨物品と同じ組成を有する直径6.0インチ(15.2cm)、幅0.5インチ(1.27cm)の試験ホイールを、直径1/8インチ(0.32cm)の炭素鋼に対し、8ポンド(3.63kg)の力を用いて毎分3600回転、15秒間オンし15秒間オフする形で30分間にわたって試験した場合、炭素鋼が約30g〜約50g切削される。
実施形態42では、実施形態1〜41のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、不織布研磨物品が、少なくとも約1g、3g又は7g/inの密度を有し、約8g、20g又は23g/in以下の密度を有する。
実施形態43では、実施形態1〜42のいずれか1つの不織布研磨物品を提供し、不織布研磨物品が、約7g/in〜約8g/inの密度を有する。
実施形態44では、実施形態1〜43のいずれか1つの不織布研磨物品の使用方法を提供し、この使用方法は、
実施形態1〜43のいずれか1つの不織布研磨物品を用いて基板を摩耗させることを含む。
実施形態45では、実施形態1〜44のいずれか1つの不織布研磨物品の製造方法を提供し、この製造方法は、
樹脂及び繊維を含むプレボンドを形成すること、
研磨粒子をプレボンドにコーティングすること、
コーティングされたプレボンドを圧縮すること、及び
圧縮されたプレボンドを硬化させ、それによって、実施形態1〜44のいずれか1つの不織布研磨物品を提供することを含む。
実施形態46では、複数のプレボンドを形成することを含む実施形態45の方法を提供し、圧縮することは、コーティングされた複数のプレボンドを一緒に圧縮することを含み、硬化させることは、複数の圧縮されたプレボンドを硬化させることを含む。
実施形態47では、
繊維、及び繊維同士の間の細孔を含む不織布ウェブを備える不織布研磨物品を提供し、不織布ウェブの繊維が、第1の直径を有する第1の繊維、及び第2の直径を有する第2の繊維を含み、不織布研磨物品は更に
研磨粒子を備え、繊維同士の間の細孔の少なくとも一部分は独立して、1つ以上の研磨粒子を含み、
第1の繊維が、約3デニールであり、
第2の繊維が、約15デニールであり、
第1の繊維が、不織布ウェブの繊維の約25重量%であり、
第2の繊維が、不織布ウェブの繊維の約75重量%である。
実施形態48では、
繊維、及び繊維同士の間の細孔を含む不織布ウェブと、
研磨粒子とを備える不織布研磨物品を提供し、繊維同士の間の細孔の各々は独立して、1つ以上の研磨粒子を含み、
細孔の各々は独立して、その内部の1つ以上の研磨粒子とほぼ同じサイズであり、
不織布研磨物品と同じ組成を有する直径6.0インチ(15.2cm)、幅0.5インチ(1.27cm)の試験ホイールを、直径1/8インチ(0.32cm)の炭素鋼に対し、8ポンド(3.63kg)の力を用いて毎分3600回転、15秒間オンし15秒間オフする形で30分間にわたって試験した場合、試験ホイールの摩耗量が約2g〜約5gであり、
不織布研磨物品と同じ組成を有する直径6.0インチ(15.2cm)、幅0.5インチ(1.27cm)の試験ホイールを、直径1/8インチ(0.32cm)の炭素鋼に対し、8ポンド(3.63kg)の力を用いて毎分3600回転、15秒間オンし15秒間オフする形で30分間にわたって試験した場合、炭素鋼の切削量が約30g〜約50gであり、
不織布研磨物品が約3g/in〜約8g/inの密度を有する。
実施形態49では、記述された全ての要素又は選択肢が使用又は選択するために利用可能になるように任意選択で構成されている、実施形態1〜48のいずれか1つの、又は任意の組み合わせの不織布研磨物品又は方法を提供する。

Claims (18)

  1. 第1の直径を有する第1の繊維、及び第2の直径を有する第2の繊維を含む不織布ウェブと、
    前記不織布ウェブの少なくとも一部分にわたって分布する研磨粒子と、を備える不織布研磨物品であって、
    前記第1の繊維が、少なくとも約1デニールであって約10以下のデニールであり、
    前記第2の繊維が、少なくとも約10デニールであり、
    前記第1の繊維が、前記不織布ウェブの繊維の少なくとも約10重量%であって約50重量%以下であり、
    前記第2の繊維が、前記不織布ウェブの繊維の少なくとも約50重量%であって約90重量%以下である、不織布研磨物品。
  2. 前記研磨粒子の少なくとも一部分が1つ以上の実質的に平坦な面を備える、請求項1に記載の不織布研磨物品。
  3. 前記実質的に平坦な面が、前記平坦な面と実質的に平行な1つ以上の前記不織布ウェブの繊維に接触している、請求項2に記載の不織布研磨物品。
  4. 前記実質的に平坦な面の各々が独立して、それぞれの平坦な面と実質的に平行な1つ以上の前記不織布ウェブの繊維に接触している、請求項2に記載の不織布研磨物品。
  5. 前記研磨粒子が約10マイクロメートル〜約750マイクロメートルの粒子サイズを有する、請求項2に記載の不織布研磨物品。
  6. 前記研磨粒子が約30マイクロメートル〜約150マイクロメートルの粒子サイズを有する、請求項5に記載の不織布研磨物品。
  7. 前記研磨粒子が成形研磨粒子である、請求項2に記載の不織布研磨物品。
  8. 前記成形研磨粒子が多角形の外周部を備える、請求項7に記載の不織布研磨物品。
  9. 前記成形研磨粒子が、三角形、長方形、円形、楕円形、台形、五角形、又は星形の外周部を備える、請求項7に記載の不織布研磨物品。
  10. 前記研磨粒子を前記不織布ウェブの繊維に接着させるバインダーを更に備える、請求項1に記載の不織布研磨物品。
  11. 前記不織布ウェブの1つ以上の圧縮結合層を備える、請求項1に記載の不織布研磨物品。
  12. 前記不織布研磨物品が一体化研磨ホイールである、請求項1に記載の不織布研磨物品。
  13. 前記不織布研磨物品と同じ組成を有する直径6.0インチ(15.2cm)幅0.5インチ(1.27cm)の試験ホイールを、直径1/8インチの炭素鋼に対し、8ポンド(3.63kg)の力を用いて毎分3600回転、15秒間オンし15秒間オフする形で30分間にわたって試験した場合、前記試験ホイールの摩耗量が約1g〜約20gである、請求項1に記載の不織布研磨物品。
  14. 前記不織布研磨物品と同じ組成を有する直径6.0インチ(15.2cm)幅0.5インチ(1.27cm)の試験ホイールを、直径1/8インチ(0.32cm)炭素鋼に対し、8ポンド(3.63kg)の力を用いて毎分3600回転、15秒間オンし15秒間オフする形で30分間にわたって試験した場合、前記炭素鋼が約10g〜約100g切削される、請求項1に記載の不織布研磨物品。
  15. 前記不織布研磨物品が約3g/in〜約23g/inの密度を有する、請求項1に記載の不織布研磨物品。
  16. 請求項1に記載の不織布研磨物品の製造方法であって、
    樹脂及び繊維を含むプレボンドを形成すること、
    前記研磨粒子を前記プレボンドにコーティングすること、
    前記コーティングされたプレボンドを圧縮すること、及び
    前記圧縮されたプレボンドを硬化させ、それによって、請求項1に記載の不織布研磨物品を提供することを含む、製造方法。
  17. 繊維、及び前記繊維同士の間の細孔を含む不織布ウェブと、
    研磨粒子と、を含む不織布研磨物品であって、前記繊維同士の間の前記細孔の少なくとも一部分が独立して、1つ以上の前記研磨粒子を含み、
    前記細孔の各々は独立して、その内部の前記1つ以上の研磨粒子とほぼ同じサイズであり、
    前記不織布研磨物品と同じ組成を有する直径6.0インチ(15.2cm)、幅0.5インチ(1.27cm)の試験ホイールを、直径1/8インチ(0.32cm)の炭素鋼に対し、8ポンド(3.63kg)の力を用いて毎分3600回転、15秒間オンし15秒間オフする形で30分間にわたって試験した場合、前記試験ホイールの摩耗量が約2g〜約5gであり、
    前記不織布研磨物品と同じ組成を有する直径6.0インチ(15.2cm)、幅0.5インチ(1.27cm)の試験ホイールを、直径1/8インチ(0.32cm)の炭素鋼に対し、8ポンド(3.63kg)の力を用いて毎分3600回転、15秒間オンし15秒間オフする形で30分間にわたって試験した場合、前記炭素鋼の切削量が約30g〜50gであり、
    前記不織布研磨物品が3g/in〜約23g/inの密度を有する、不織布研磨物品。
  18. 前記繊維が第1の直径を有する第1の繊維と、前記第1の直径と異なる第2の直径を有する第2の繊維とを含み、更に前記第1の繊維が、少なくとも約1デニールであって約10以下のデニールであり、前記第2の繊維が、少なくとも約10デニールであって約70以下のデニールであり、前記第1の繊維が、前記不織布ウェブの繊維の少なくとも約10重量%であって約50重量%以下であり、前記第2の繊維が、前記不織布ウェブの繊維の少なくとも約50重量%であって約90重量%以下である、請求項17に記載の不織布研磨物品。
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