JPH0522834Y2 - - Google Patents

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JPH0522834Y2
JPH0522834Y2 JP1982088172U JP8817282U JPH0522834Y2 JP H0522834 Y2 JPH0522834 Y2 JP H0522834Y2 JP 1982088172 U JP1982088172 U JP 1982088172U JP 8817282 U JP8817282 U JP 8817282U JP H0522834 Y2 JPH0522834 Y2 JP H0522834Y2
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JP
Japan
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valve
gate valve
vacuum passage
plate
spectrometer
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JP1982088172U
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JPS58191533U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、光源から分光器へ光線を導く真空
通路の遮断用ゲート弁に関するものである。
このようなゲート弁は、例えば超高真空に維持
される電子加速器からシンクロトロン放射される
光線を分光器に導いてこれから分光された紫外線
単色光を半導体などの試料に照射し、これによつ
て試料の光電子放射スペクトルまたは発光スペク
トルを求め、それに基いて試料物質の電子構造を
探求する実験装置などに広く使用される。この際
に分光器および試料は気密室の中に配置され、気
密室は電子加速器から分岐するダクトに気密的に
連結され、気密室及びダクトの中も超高真空に維
持される。従つて、ダクトは真空通路を形成し、
この真空通路中に光線の光路が含まれている。
このような実験装置においては、閉弁時に真空
通路を気密的に遮断するようなゲート弁がダクト
に取付けられる。このゲート弁は、例えばこのよ
うな実験を効果的に行なうために是非とも必要な
光軸合わせすなわち分光器から射出される単色光
の光軸と試料の中心とを正確に一致させる作業を
行なう際に作動される。従来この光軸合わせは、
紫外線が肉眼で見えないため分光器からの0次光
(鏡面反射によつて分光器から射出される可視光)
を使用して行なわれている。すなわち、ゲート弁
を閉じて気密室側と電子加速器側とを気密的に遮
断した状態で分光器を収容した気密室の中に試料
を配置し、気密室を超高真空に排気した後、ゲー
ト弁を開いて電子加速器からの光線によつて光軸
合わせが行なわれる。
従つてこの場合にはゲート弁の開閉及び気密室
の排気という複雑な操作が必要であるばかりでな
く、超高真空内の作動を大気中から達成するため
の高価で複雑な操作を必要とし、また光軸合わせ
には時間がかかるという問題点があつた。さら
に、シンクロトロン放射光の生成のためには多大
な電子加速器の運転費用が必要となり、経費の点
でも光軸合わせ操作は莫大なものとなつていた。
そこで、この考案の目的は、上述したような従
来のゲート弁の使用に伴う問題点を解決して光軸
合わせを簡単にできるようにした新規なゲート弁
を提供することにある。
この目的の達成のために、この考案によれば、
光源から分光器へ光線を導く真空通路を遮断する
ため、真空通路を環状に包囲する弁座と、閉弁位
置で弁座に気密接触して真空通路を気密的に遮断
する弁板とを有するゲート弁において、弁板が前
記光線の波長に対して透明な材料で形成された窓
部分を備え、閉弁時にも前記光線が遮断されるこ
となく進行できるように構成したことを特徴とし
ている。
以下図面を参照してさらに説明する。
第4図〜第6図には分光器に通じる真空通路を
遮断するのに用いられる従来型のゲート弁を示
し、ゲート弁10のハウジング11は、互に平行
な壁部分12,13を有し、これら壁部分12,
13には、共通の軸線14を有し互に対面する開
口15,16が形成されている。開口15のまわ
りの壁部分12の内面は弁座17を構成してい
る。弁軸18は軸線14に直交する方向(すなわ
ち壁部分12,13に平行)に延長し、そしてこ
の方向に移動できる。この弁軸18はその移動に
伴つて壁部分12,13の間の間〓に出入できる
頭部19を有し、この頭部19は弁板20を支持
している。弁板20は公知のようにリンク21、
ピン22、長23、ばね24などに作動結合され
ていて、これらの要素の作用によつて弁軸18
は、第4図の後退位置から前進して第5図に示す
ようにリンク21がハウジング11の一部分に当
接するまでは壁部分12,13に接触することな
くこれらに平行に移動し、弁軸18がさらに前進
するときには壁部分12に平行な配置を保ちなが
らこの壁部分12の弁座17に第6図に示すよう
に接触しかつ押付けられる。弁板20は弁座17
に対面するようになる位置に0−リングシール2
5を有し、従つて、弁板20が弁座17に押付け
られたときに開口15は気密的に遮断される。上
述したようなゲート弁10の作動及びこれに関連
する構成の詳細は当業者によく知られているもの
であり、それらの詳しい説明は省略する。
第1図及び第2図にはこの考案の一実施例によ
るゲート弁の要部を示し、第4図〜第6図のゲー
ト弁に対応した部分は同じ符号で示す。
この考案によれば、弁板20はその中央に詳し
く言えば弁座17に押付けられたときに軸線14
と交わる場所に窓部分26を有している。この窓
部分26には弁板20には第1図に示されるよう
な特殊形状の貫通孔27が形成されている。そし
て窓部分26には、貫通孔27を包囲するように
弁板20に取付けられた0リングシール28、こ
れに周縁部で接触する透明板29、0リングシー
ル28の反対側で透明板29の周縁部に接触する
環状のシール板30、及びシール板30に重ねら
れる環状の締付板31が順次配置され、締付板3
1をビス32によつて弁板20に締付けることに
よつて透明板29が弁板20に気密的に固定取付
けされる。このようにして弁板20には透明材料
で作られた窓部分26が形成される。
上述のように構成され作動するゲート弁10
は、例えば第3図に示されるように電子加速器3
3から分岐するダクト34の中に気密連結で取付
けられる。ダクト34はその終端で気密室35に
気密的に接続され、その中に分光器36が収容さ
れている。このような構成によれば、ゲート弁1
0を開いた状態で電子加速器33からシンクロト
ロン放射され、ダクト34の中の光路37に沿つ
て進む光線は分光器36に導かれ、概述したよう
な実験が達成できる。以上の点は従来のゲート弁
の場合と同様であるが、この考案のゲート弁10
を用いた場合には光軸合わせが閉弁時に達成で
き、従つて気密室35内が真空でないときも達成
できる。すなわち閉弁時に光路37を進む光線は
透明な材料で作られた弁板20の窓部分26を透
過して分光器36に到着し、これによつて光軸合
わせが達成できる。
上述したことから明らかなように、この考案の
ゲート弁10は光路37を含むダクト34などの
真空通路を遮断するに適し、その弁座17は真空
通路の一部である開口15を環状に包囲するよう
に配置される。弁板20は閉弁時に弁座17に接
触して0リングシールの作用によつて真空通路を
気密遮断する。弁板20には窓部分26が設けら
れ、この窓部分26の主要構成要素である透明板
29は詳しく言えば光路37を進行させるべき光
線の波長に対して透明な材料例えばガラスで形成
される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のゲート弁の一実施例の要部
の構成を示す第2図のB−Bに沿つて矢印方向に
見た拡大部分断面図、第2図はこの考案によるゲ
ート弁の軸線を通る部分垂直断面図、第3図はこ
の考案によるゲート弁を取付けた実験装置を概略
的に示す線図、第4図は従来型のゲート弁の第1
作動位置を示す概略断面図、第5図は第4図のゲ
ート弁の第2作動位置を示す第4図に対応する
図、第6図は第4図のゲート弁の第3作動位置を
示す第4図及び第5図に対応する図である。 図中、10はゲート弁、17は弁座、20は弁
板、26は窓部分、29は窓部分に設けた透明な
材料の板、34は真空通路を囲むダクト、37は
光路を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 光源から分光器へ光線を導く真空通路を遮断す
    るため、真空通路を環状に包囲する弁座と、閉弁
    位置で弁座に気密接触して真空通路を気密的に遮
    断する弁板とを有するゲート弁において、弁板が
    前記光線の波長に対して透明な材料で形成された
    窓部分を備え、よつて閉弁時にも前記光線が遮断
    されることなく進行できるように構成したことを
    特徴とするゲート弁。
JP8817282U 1982-06-15 1982-06-15 光路を含む真空通路を遮断するためのゲ−ト弁 Granted JPS58191533U (ja)

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JP8817282U JPS58191533U (ja) 1982-06-15 1982-06-15 光路を含む真空通路を遮断するためのゲ−ト弁

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JP8817282U JPS58191533U (ja) 1982-06-15 1982-06-15 光路を含む真空通路を遮断するためのゲ−ト弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58191533U JPS58191533U (ja) 1983-12-20
JPH0522834Y2 true JPH0522834Y2 (ja) 1993-06-11

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ID=30096859

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JP8817282U Granted JPS58191533U (ja) 1982-06-15 1982-06-15 光路を含む真空通路を遮断するためのゲ−ト弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0748080B2 (ja) * 1990-06-11 1995-05-24 株式会社ソルテック 放射光透過窓

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4935475A (ja) * 1972-08-09 1974-04-02
JPS5279325A (en) * 1975-11-08 1977-07-04 Leybold Heraeus Verwaltung Oscillation slide valve
JPS5414018A (en) * 1977-07-01 1979-02-01 Kouenerugii Butsurigaku Kenkiy Gate valve
JPS5686268A (en) * 1979-11-24 1981-07-13 Vat Ag Full metallic slide valve for high vacuum device

Patent Citations (4)

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JPS4935475A (ja) * 1972-08-09 1974-04-02
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JPS5414018A (en) * 1977-07-01 1979-02-01 Kouenerugii Butsurigaku Kenkiy Gate valve
JPS5686268A (en) * 1979-11-24 1981-07-13 Vat Ag Full metallic slide valve for high vacuum device

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JPS58191533U (ja) 1983-12-20

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