JPH0522816U - 嵌合構造 - Google Patents

嵌合構造

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JPH0522816U
JPH0522816U JP7957491U JP7957491U JPH0522816U JP H0522816 U JPH0522816 U JP H0522816U JP 7957491 U JP7957491 U JP 7957491U JP 7957491 U JP7957491 U JP 7957491U JP H0522816 U JPH0522816 U JP H0522816U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 被嵌合体5の外周に平面視多角形の凹部20
が鋳造により成形される。筒体6の外周部が円柱形部材
によりかしめられることで、その凹部20に入り込む凸
部21が筒体6の内周に成形される。その凸部21の外
周面の一部が凹部20の内面に押し付けられて偏平面と
される。その多角形の一辺が凸部21に対して筒体6の
被嵌合体5からの抜け方向側に位置されている。 【効果】 被嵌合体の外周に形成する凹部を機械加工す
る必要がないので加工工数の低減によりコストを低減す
ることができ、しかも被嵌合体と筒体とのがたつきをな
くすことができ、さらに被嵌合体からの筒体の抜けを確
実に防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鋳造製の被嵌合体と、この被嵌合体に軸方向から抜き挿し可能な筒 体との嵌合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9および図10は、被嵌合体101と、この被嵌合体101の外周に抜き挿 し可能な筒体102との嵌合構造を示す。その被嵌合体101は鋳造製のハウジ ングであって、図9において右方側が円筒部101aとされることで、この円筒 部101aの外周に筒体102は図9において右方側から抜き挿し可能とされて いる。
【0003】 その被嵌合体の外周には複数の凹部103が成形され、この凹部103に入り 込む凸部104が筒体102の内周に成形されるように、筒体102の外周がか しめられる。そのかしめは一般に丸棒等の円柱形部材105によりなされる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来、上記凹部103の形状は平面視で円形とされ、被嵌合体101を鋳造後 に凹部103を機械加工により成形していた。これは、凹部103を鋳造により 成形すると、機械加工に比べ寸法のばらつきが大きく、凹部103と凸部104 との間に隙間ができ、筒体102と被嵌合体101との間にがたつきが生じるた めである。
【0005】 しかし、凹部103の機械加工は加工工数を増やすために手間とコストが増大 する。
【0006】 また、凹部104が平面視で円形であると、筒体102を被嵌合体101から 抜こうとする荷重が作用した場合、円柱形部材105によるかしめにより成形さ れる凸部104とは線接触する。そのため、その抜け荷重を充分に支持すること ができず、筒体102が被嵌合体101から抜け易いという問題がある。
【0007】 本考案は上記従来技術の問題を解決することのできる嵌合構造を提供すること を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴とするところは、鋳造製の被嵌合体と、この被嵌合体の外周に軸 方向から抜き挿し可能な筒体との嵌合構造であって、その被嵌合体の外周に凹部 が鋳造により成形され、この凹部に入り込む凸部が筒体の内周に成形されるよう に、筒体の外周部が円柱形部材によりかしめられ、前記凹部が平面視多角形とさ れ、前記凸部の外周面の一部が凹部の内面に押し付けられて偏平面とされ、その 多角形の一辺が凸部に対して筒体の被嵌合体からの抜け方向側に位置されている 点にある。
【0009】
【作用】
本考案の構成によれば、被嵌合体の外周の凹部は鋳造成形されるために機械加 工工程が不要となる。凹部は平面視多角形とされているため、筒体を円柱形部材 によりかしめることにより凹部に入り込む凸部の外周面の一部は、凹部の内面に 押し付けられ偏平面となる。よって、凹部の寸法が鋳造成形のためにばらついて も、筒体と被嵌合体とのがたつきをなくせる。
【0010】 また、凹部と凸部が面接触すると共に、平面視で多角形の凹部の一辺が、凸部 に対して筒体の被嵌合体からの抜け方向側に位置されることにより、その一辺に より筒体の抜け荷重を確実に支持することができ、筒体の抜けを防止することが できる。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0012】 図5に示すラックピニオン式油圧パワーステアリング装置1は、操向操作用の ハンドル(図示省略)に連結される入力軸2と、この入力軸2の回転により回転 するピニオン3と、このピニオン3に噛み合うラック4と、そのピニオン3とラ ック4を覆うハウジング(被嵌合体)5と、このハウジング5に嵌合されると共 にラック4を覆うシリンダチューブ(筒体)6とを備えている。
【0013】 そのラック4の一端部はハウジング5から突出し、他端部はシリンダチューブ 6から突出し、その各端部にボールジョイント7を介してタイロッド17が取付 けられ、このタイロッド17を介して操向用車輪(図示省略)が取付けられる。 これにより、入力軸2の回転によりピニオン3が回転するとラック4が車両幅方 向に移動して車両の操舵がなされる。そのラック4の各端部とボールジョイント 7は伸縮カバー18により覆われている。
【0014】 シリンダチューブ6の内周とラック4の外周との間をシールする一対のシール 部材12、13が設けられ、このシール部材12、13の間において、ラック4 にピストン8が設けられている。これにより、両シール部材12、13の間にピ ストン8によって仕切られる一対の油室9、10が形成されている。各油室9、 10に操向方向に応じた圧油を供給するため、前記入力軸2の外周に公知のコン トロールバルブ14が設けられている。このバルブ14は圧油供給用のポンプ( 図示省略)に配管接続されると共に各油室9、10に配管15、16を介し接続 される。これにより、ピストン8を介してラック4に油圧が作用して操向補助力 が生じる。
【0015】 図1〜図3に示すように、ハウジング5の図中右端は円筒部5aとされ、この 円筒部5aの図中左方は径大部5bとされている。これにより、その円筒部5a の外周にシリンダチューブ6が図中右方から抜き挿し可能とされている。そして 円筒部5aの外周に、平面視3角形の複数の凹部20がハウジング5と共に鋳造 により成形されている。この凹部20の開口縁と底面外周は図6に示すように丸 みRを有する。
【0016】 その凹部20に入り込む凸部21がシリンダチューブ6の内周に成形されてい る。この凸部21は、シリンダチューブ6の外周部を円柱形部材22によりかし めることで成形される。図4に示すように、凹部20に入り込んだ凸部21の外 周面の一部は、凹部20の内面に押し付けられて偏平面21aとなる。
【0017】 その平面視3角形とされた凹部20の一辺20aは、凸部21に対してシリン ダチューブ6のハウジング5からの抜け方向側(図1において凸部21に対して 右方側)に位置され、本実施例ではシリンダチューブ6の軸心方向に対し直角と されている。
【0018】 上記構成によれば、凹部20はハウジング5と共に鋳造成形されているため、 機械加工する必要はなく加工コストを低減することができる。
【0019】 また、凹部20が平面視3角形とされているため、シリンダチューブ6をかし めることで成形される凸部21の外周面の一部は凹部20の内面に押し付けられ て偏平面21aとなる。これによりシリンダチューブ6のハウジング5に対する がたつきをなくせる。
【0020】 また、凹部20と凸部21とが面接触すると共に、その平面視多角形の凹部2 0の一辺20aが凸部21に対してシリンダチューブ6のハウジング5からの抜 け方向側に位置されることにより、凹部20の内面によりチューブ6の抜け荷重 を効果的に支持することができ、チューブの抜けを防止する上で好ましいもので ある。
【0021】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではない。例えば、凹部20の平 面視形状を図7に示すように4角形としたり図8に示すように6角形としてもよ い。また、上記実施例ではパワーステアリング装置のハウジングとシリンダチュ ーブの嵌合構造に本考案を適用したが、鋳造製の被嵌合体と、この被嵌合体の外 周に抜き挿し可能な筒体との嵌合構造であれば本考案を適用することができる。 また、上記実施例では被嵌合体の外周に筒体は軸方向一方からのみ抜き挿し可能 なものを示したが、軸方向双方から抜き挿し可能な嵌合構造にも本考案は適用で きる。また、被嵌合体や筒体は円筒に限らず角筒であってもよい。
【0022】
【考案の効果】
本考案による嵌合構造によれば、被嵌合体の外周に形成する凹部を機械加工す る必要がないので加工工数の低減によりコストを低減することができ、しかも被 嵌合体と筒体とのがたつきをなくすことができ、さらに被嵌合体からの筒体の抜 けを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例に係る嵌合構造の要部の平面
【図2】 本考案の実施例に係る嵌合構造の平断面図
【図3】 図1のIII‐III線断面図
【図4】 本考案の実施例に係る嵌合構造の作用説明図
【図5】 本考案の実施例に係る油圧パワーステアリン
グ装置の断面図
【図6】 本考案の実施例に係る凹部の構造説明図
【図7】 本考案の異なった実施例に係る嵌合構造の平
断面図
【図8】 本考案の異なった実施例に係る嵌合構造の平
断面図
【図9】 従来例に係る嵌合構造の平面図
【図10】 図9のX‐X線断面図
【符号の説明】
5 ハウジング(被嵌合体) 6 シリンダチューブ(筒体) 20 凹部 21 凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造製の被嵌合体と、この被嵌合体の外
    周に軸方向から抜き挿し可能な筒体との嵌合構造であっ
    て、その被嵌合体の外周に凹部が鋳造により成形され、
    この凹部に入り込む凸部が筒体の内周に成形されるよう
    に、筒体の外周部が円柱形部材によりかしめられ、前記
    凹部が平面視多角形とされ、前記凸部の外周面の一部が
    凹部の内面に押し付けられて偏平面とされ、その多角形
    の一辺が凸部に対して筒体の被嵌合体からの抜け方向側
    に位置されていることを特徴とする嵌合構造。
JP7957491U 1991-09-03 1991-09-03 嵌合構造 Expired - Fee Related JP2533209Y2 (ja)

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