JPH0113663Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0113663Y2
JPH0113663Y2 JP16297781U JP16297781U JPH0113663Y2 JP H0113663 Y2 JPH0113663 Y2 JP H0113663Y2 JP 16297781 U JP16297781 U JP 16297781U JP 16297781 U JP16297781 U JP 16297781U JP H0113663 Y2 JPH0113663 Y2 JP H0113663Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
housing
control valve
members
cylindrical body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16297781U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5868373U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16297781U priority Critical patent/JPS5868373U/ja
Publication of JPS5868373U publication Critical patent/JPS5868373U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0113663Y2 publication Critical patent/JPH0113663Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は動力舵取装置の制御弁装置に関し、詳
しくは、ギヤハウジングに一体的に組付けた弁ハ
ウジングの内部に、操舵軸の回転により相対変位
する一対の弁部材を収容してなり、前記弁ハウジ
ングの外周に接続した複数の配管を通して前記弁
ハウジング内を流通する圧力流体を前記両弁部材
の相対変位によつて制御して、パワーシリンダに
対する圧力流体の給排を制御するようにした動力
舵取装置の制御弁装置に関する。
一般に、この種制御弁装置においては、弁ハウ
ジングは鋳造にて形成したハウジング本体に両弁
部材、シール部材、軸受等を収容する段付内孔を
機械加工にて設け、かつハウジング本体の周壁に
各配管を接続する複数の接続孔を機械加工にて設
けることにより形成されていた。このため、弁ハ
ウジングの形成に煩雑な多数の機械加工を必要と
し、弁ハウジングの生産性を向上させることが難
しく、また弁ハウジングの周壁が厚肉になつて弁
ハウジングの重量が不必要に大きくなつている。
本考案は、このような実状に着目してなされた
もので、その主たる目的は、この種制御弁装置に
おける弁ハウジングの生産性を向上させて制御弁
装置を廉価にするとともに、弁ハウジングの重量
を軽減させて制御弁装置を軽量にすることにあ
る。
以下、本考案を図面に基づいて説明するに、第
1図には本考案に係る制御弁装置を備えた動力舵
取装置の一例が示されている。この動力舵取装置
の制御弁装置は、ロータリ式制御弁装置であつ
て、弁ハウジング10がギヤハウジング21に一
体的に組付けられている。また、ギヤハウジング
21内には一対の軸受22a,22bを介してピ
ニオンシヤフト23が回転可能に軸支されてお
り、このピニオンシヤフト23の一部はこれと交
差する方向に摺動可能なラツクバー24の一部と
噛合している。このラツクバー24は、図示しな
いパワーシリンダ内を摺動するピストンを備え、
その両端が操縦リンク機構を介して操行車輪に連
結されている。
一方、弁ハウジング10内には制御弁機構30
が収容されている。制御弁機構30は、第1図お
よび第2図に示すように、操舵軸25に一体的に
形成されたロータ弁部材31と、ロータ弁部材3
1の外周に同心的かつ相対回転可能に嵌合された
スリーブ弁部材32を主要構成部材としていて、
ロータ弁部材31の外周にはその軸方向へ延びる
複数のランド部31aと溝部31bとが等間隔に
形成され、かつスリーブ弁部材32の内周にもそ
の軸方向へ延びる複数のランド部32aと溝部3
2bとが形成されている。このロータ弁部材31
は、これと一体の操舵軸25に一端を固定しかつ
他端をピニオンシヤフト23に固定したトーシヨ
ンバー26によつてピニオンシヤフト23に連結
されており、またスリーブ弁部材32は連結ピン
33によつてピニオンシヤフト23に連結されて
いる。かかる制御弁機構30においては、中立状
態にある場合各弁部材31,32のランド部31
aと溝部32bおよび溝部31bとランド部32
aが互に対向していて、流体ポンプから後述すす
る第1接続部材12および各供給ポート32cを
通つて流入する圧力流体を各排出ポート31c、
中心孔31dおよび貫通孔31eを通して後述す
る第2接続部材13からリザーバへ還流させる。
また、ハンドルを回転させると、ロータ弁部材3
1はスリーブ弁部材32に対してわずかに相対回
転し、圧力流体を各分配ポート32dまたは32
eおよび後述する第3接続部材14または第4接
続部材15を通してパワーシリンダの一方の油室
に供給し、同時にパワーシリンダの他方の油室の
圧力流体を、第4接続部材15または第3接続部
材14および第2接続部材13を通してリザーバ
へ還流させる。
しかして、当該制御弁装置の弁ハウジング10
は、プレス成形にて形成された筒体11と、各接
続部材12〜15とによつて構成されている。
筒体11は、第1図〜第3図に示すように、制
御弁機構30を収容する筒部11aと、筒部11
aの一端に設けられてギヤハウジング21の接合
端面に取付けられる外向きフランジ部11bと、
筒部11aの他端に設けられて制御機構30を液
密的にシールするシール部材27を位置決めする
内向きフランジ部11cとによつて構成されてい
る。外向きフランジ部11bは、第2図および第
3図Eに示すように、両側の互に対向する位置に
外方突起部を有しかつこれらの間が漸次縮径する
環状に形成されており、また外向きフランジ部1
1bと筒部11aとの間には軸受22aを位置決
めする環状凹部11dが形成されている。かかる
筒体11は、外向きフランジ部11bに穿設した
取付孔11e部にて、ボルト16a,16bによ
りギヤハウジング21の接合端面に取付けられ
る。
一方、各接続部材12〜15は筒部11a外周
の所定の位置に、スタツド溶接されて固着されて
いる。各接続部材12〜15のうち、第1接続部
材12は一端を流体ポンプに接続した供給管の他
端が接続されるもので、また第2接続部材13は
一端をリザーバに接続した排出管が接続されるも
のであつて、第1接続部材12には供給管接続用
のネジ孔12aと、供給管およびスリーブ弁部材
32の供給ポート32cを連通させるポート12
bが設けられ、また第2接続部材13には排出管
接続用のネジ孔13aと、排出管およびロータ弁
部材31の貫通孔31eを連通させるポート13
bが設けられている。第3接続部材14および第
4接続部材15は、一端をパワーシリンダに接続
した2本の分配管のそれぞれの他端が接続される
もので、各接続部材14,15には各分配管接続
用のネジ孔14a,15aと、各分配管およびス
リーブ弁部材32の各分配ポート32d,32e
をそれぞれ連通させるポート14b,15bが設
けられている。
かかる弁ハウジング10は、具体的には第3図
に示す手順で形成される。すなわち、第3図Aに
示す筒体11の成形材料たる打抜きされた金属製
円板11Aを、第3図Bに示すように深絞りする
とともに第3図Cに示すようにプレスして、先づ
制御弁機構30を収容する筒部11aと軸受22
aを位置決めする環状凹部11dを形成し、次い
で第3図Dに示すように穴あけするとともに第3
図Eに示すように打抜き(2点鎖線部)して、ギ
ヤハウジング21の接合端面に取付けられる外向
きフランジ部11b、取付孔11eおよびシール
部材27を位置決めする内向きフランジ部11c
を形成する。これら各工程は全てプレス加工にて
なされるが、これら各工程は細分化して示してい
るものであつて、いずれかの工程の複数を同時に
行つてもよい。このようにプレス成形された筒体
11には、筒部11a外周の所定位置に各接続部
材12〜15の位置決め用の凹所を形成した後、
第3図Fに示すように各接続部材12〜15を位
置決めしてスタツド溶接する。各接続部材12〜
15は、溶接前その底部にフラツクスを備えてい
て、各接続部材12〜15の溶接が筒部11aに
歪みを生じさせることなく短時間になされ、かつ
各接続部材12〜15が強固に固着される。その
後、各接続部材12〜15を筒部11aとともに
孔あけ加工して、各接続部材12〜15に各ポー
ト12b〜15bを形成する。
このように構成した制御弁装置においては、弁
ハウジング10をプレス成形してなる筒体11
と、筒体11の筒部11a外周の所定位置に溶接
した各接続部材12〜15とによつて構成してい
るため、筒体11に相当するハウジング本体を鋳
造にて形成し、かつハウジング本体の周壁に各接
続部材12〜15に相当する接続孔を設ける従来
の弁ハウジングに比し、筒体11の肉厚を必要最
小限度まで極めて薄くすることができる。このた
め、弁ハウジング10の主要構成部材たる筒体1
1の重量を軽減でき、弁ハウジング10延いては
制御弁装置を軽量にすることができる。また、従
来の弁ハウジングにおいては、ハウジング本体に
制御弁機構、シール部材、軸受等を収容する段付
内孔や、各配管を接続する各接続孔を機械加工に
より形成していたが、当該制御弁装置の弁ハウジ
ング10においてはこれらの種々の機械加工を全
く必要とせず、プレス成形にて形成した筒体11
に各接続部材12〜15を溶接するにすぎないか
ら、従来に比し弁ハウジング10の生産性を大き
く向上させることができ、以つて制御弁装置を廉
価に提供することができる。さらにまた、車両の
種類によつては、弁ハウジングに対する各配管の
接続位置が異なる場合があるが、当該制御弁装置
の弁ハウジング10においては、筒体11に各接
続部材12〜15を溶接するものであるから、こ
れに極めて容易に対処することができる。
なお、本実施例においては、本考案をロータリ
式制御弁装置に適用した例について示したが、本
考案は、スプール弁部材とスリーブ弁部材を備え
てこれら両弁部材が軸方向へ相対変位するスプー
ル式制御弁装置等、ギヤハウジングに一体的に組
付けた弁ハウジングの内部に、操舵軸の回転によ
り相対変位する一対の弁部材を収容してなり、弁
ハウジングの外周に接続した複数の配管を通して
弁ハウジング内を流通する圧力流体を両弁部材の
相対変位によつて制御して、パワーシリンダに対
する圧力流体の給排を制御するようにした動力舵
取装置の各種形式の制御弁装置に適用しうる。
以上説明したように、本考案は上記した各種形
式の制御弁装置において、前記弁ハウジングを、
前記両弁部材を収容する筒部と、この筒部の一端
に設けられて前記ギヤハウジングの接合端面に取
付けられる外向きフランジ部と、前記筒部の他端
に設けられて前記両弁部材を液密的にシールする
シール部材を位置決めする内向きフランジ部とか
らなるプレス成形にて形成した筒体と、この筒体
の外周の所定の位置に溶接されて前記各配管が接
続される複数の接続部材とにより構成したことに
その特徴がある。従つて、本考案によれば、弁ハ
ウジングの肉厚を必要最小限の薄さに形成しえ
て、弁ハウジングの重量を軽減させて制御弁装置
を軽量にすることができるとともに、弁ハウジン
グの形成に煩雑な多くの機械加工を必要とせず、
弁ハウジングの生産性を向上させることができて
制御弁装置を廉価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例に係る制御弁装置を備え
た動力舵取装置の縦断面図、第2図は第1図の
−線に沿う横断平面図、第3図は弁ハウジング
の形成工程図である。 符号の説明、10……弁ハウジング、11……
筒体、11a……筒部、11b……外向きフラン
ジ部、11c……内向きフランジ部、12〜15
……接続部材、21……ギヤハウジング、25…
…操舵軸、30……制御弁機構、31……ロータ
弁部材、32……スリーブ弁部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ギヤハウジングに一体的に組付けた弁ハウジン
    グの内部に、操舵軸の回転により相対変位する一
    対の弁部材を収容してなり、前記弁ハウジングの
    外周に接続した複数の配管を通して前記弁ハウジ
    ング内を流通する圧力流体を前記両弁部材の相対
    変位によつて制御して、パワーシリンダに対する
    圧力流体の給排を制御するようにした動力舵取装
    置の制御弁装置において、前記弁ハウジングを、
    前記両弁部材を収容する筒部と、この筒部の一端
    に設けられて前記ギヤハウジングの接合端面に取
    付けられる外向きフランジ部と、前記筒部の他端
    に設けられて前記両弁部材を液密的にシールする
    シール部材を位置決めする内向きフランジ部とか
    らなるプレス成形にて形成した筒体と、この筒体
    の外周の所定位置に溶接されて前記各配管が接続
    される複数の接続部材とにより構成したことを特
    徴とする制御弁装置。
JP16297781U 1981-10-30 1981-10-30 動力舵取装置の制御弁装置 Granted JPS5868373U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16297781U JPS5868373U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 動力舵取装置の制御弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16297781U JPS5868373U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 動力舵取装置の制御弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5868373U JPS5868373U (ja) 1983-05-10
JPH0113663Y2 true JPH0113663Y2 (ja) 1989-04-21

Family

ID=29955281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16297781U Granted JPS5868373U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 動力舵取装置の制御弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5868373U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010101357A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Nagasaki-Press Industry Co Ltd ダイヤフラム弁装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5350336B2 (ja) * 2010-07-16 2013-11-27 株式会社クボタ 油圧式パワーステアリングシステムの油圧コントローラ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010101357A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Nagasaki-Press Industry Co Ltd ダイヤフラム弁装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5868373U (ja) 1983-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3921669A (en) Integral power steering gear and sintered metal valve sleeve therefor
JPH0113663Y2 (ja)
US6782966B2 (en) Power-assisted steering apparatus with a one-piece, monolithic component
CN101654118B (zh) 齿轮阀体及具有该齿轮阀体的车用齿轮阀组件
US6363833B1 (en) Piston for hydraulic power assist rack and pinion steering system
JPH024859Y2 (ja)
JP2000016309A (ja) 車輪ステアリング装置
JPS59176162A (ja) 動力援助操向装置
JPS6216133Y2 (ja)
JPS6129574Y2 (ja)
JP2589451Y2 (ja) 油圧パワーステアリング装置
JPH0617660Y2 (ja) 動力舵取装置
JPH0213762Y2 (ja)
JPH0221343Y2 (ja)
US20020139207A1 (en) Rack with integral piston for hydraulic power assist rack and pinion steering system
JP2533209Y2 (ja) 嵌合構造
JPH0129182Y2 (ja)
JP3672975B2 (ja) アルミポンプ
JPH0214535Y2 (ja)
JPS6216132Y2 (ja)
JPH0735237A (ja) ピストンとその製造方法
JPS6116217Y2 (ja)
JPH0239969U (ja)
JPS61146663A (ja) マスタシリンダ用シリンダ装置
JPH0711001Y2 (ja) 動力操舵装置