JPH0214535Y2 - - Google Patents

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JPH0214535Y2
JPH0214535Y2 JP17333283U JP17333283U JPH0214535Y2 JP H0214535 Y2 JPH0214535 Y2 JP H0214535Y2 JP 17333283 U JP17333283 U JP 17333283U JP 17333283 U JP17333283 U JP 17333283U JP H0214535 Y2 JPH0214535 Y2 JP H0214535Y2
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valve
switching
sleeve
valve sleeve
rotor
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JP17333283U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用動力舵取装置に組付けられ、動
力舵取装置を構成するパワーシリンダの各油室に
対する作動油の給排を制御して操舵力を助勢する
動力舵取装置のロータリバルブ式制御弁に関す
る。
(従来技術) 一般に、この種ロータリバルブ式制御弁は、バ
ルブハウジング内に回転可能に支持した第1軸と
一体的に回転するバルブロータと、前記第1軸に
所定量相対回転可能に連結した第2軸と一体的に
回転し前記バルブロータの外周に同心的に配置し
たバルブスリーブと、このバルブスリーブと前記
バルブロータ間に形成され同バルブスリーブの内
周に軸方向に設けた2種類の切換溝にそれぞれ連
通するパワーシリンダの各油室に対する各給排流
路を切換え可能な切換弁機構を備え、前記両軸間
の相対回転により前記切換弁機構を作動して前記
パワーシリンダの各油室に対する作動油の給排を
制御するように構成されている。
ところで、従来のこの種制御弁のバルブスリー
ブにおいては、例えば特開昭55−119565号公報に
て示されかつ第6図に示すように、各給排流路の
一部をそれぞれ形成する軸方向の2種類の切換溝
1a,1bが共にバルブスリーブ1の一端開口部
から他端開口部側へ所定長さ設けられていて、こ
れら切換溝1a,1bの一端開口部をバルブロー
タの外周に対して密閉するため、バルブスリーブ
1の一端開口部にシールリング2が圧入嵌合して
ある。このシールリング2は、両切換溝1a,1
bの開口端部をも互に密閉する必要があるため、
シールリング2の一端面2aにはバルブスリーブ
1における両切換溝1a,1b間のランド部1c
の一端面1dに対する良好な密着性が要求され
る。従つて、バルブスリーブ1の一端面1dとシ
ールリング2の一端面2aは高い加工精度を必要
とするとともに、シールリング2はバルブスリー
ブ1の一端開口部に対して高い圧入荷重を必要と
する。
(考案の目的) 本考案はかかる問題に対処すべくなしたもの
で、その主たる目的は、この種制御弁のバルブス
リーブの内周に軸方向に設けた2種類の切換溝の
開口端部間を互に密閉する必要がない構造に構成
することにより、バルブスリーブおよびシールリ
ングに要求される加工精度、シールリングに要求
される圧入荷重の低減を図り、以つてバルブスリ
ーブおよびシールリングの加工性を向上させると
ともにシールリングの組付性を向上させることに
ある。
(考案の構成) かかる目的を達成すべく、本考案はこの種制御
弁において、前記バルブスリーブの各切換溝のう
ち一方の切換溝を同バルブスリーブの内周にてそ
の一端開口部から他端開口部側へ所定長さ設ける
とともに他方の切換溝を同バルブスリーブの内周
にてその他端開口部から一端開口部側へ所定長さ
設け、かつ同バルブスリーブの両端開口部にシー
ルリングを嵌合してこれら両端開口部の内周と前
記バルブロータの外周間を液密的かつ回転可能に
密閉したことにその構成上の特徴がある。
(考案の作用・効果) これにより、本考案においては、バルブスリー
ブに設けた2種類の切換溝の一端部がバルブスリ
ーブの異なる開口部側にて塞されているため、バ
ルブスリーブの両端開口部の内周とバルブロータ
の外周間を密閉するのみで、従来のごとく上記両
切換溝の開口端部間を互に密閉することを全く要
しない。従つて、バルブスリーブとバルブロータ
間の密閉に使用するシールリング、バルブスリー
ブに要求される加工精度、シールリングに要求さ
れる圧入荷重を低減させることができて、これら
両者の加工性を向上させかつシールリングの組付
性を向上させることができる。
また、本考案においては、各切換溝の閉塞端が
バルブスリーブの開口部にまで達していないか
ら、バルブスリーブの外周部にてその両端開口部
と各切換溝の閉塞端間にパワーシリンダの各油室
にそれぞれ連通する環状溝を設ければ、これら各
環状溝と各切換溝とを直接連通させることができ
るため、従来のごとく各環状溝と各切換溝を連通
させる油孔を形成するためのドリル加工が不要と
なる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
するに、第1図は本考案に係るロータリバルブ式
制御弁を示している。当該制御弁はラツクビニオ
ン式動力舵取装置の制御弁で、この制御弁におい
てはバルブハウジング11内に回転可能に支持し
たインプツトシヤフト12と図示しないギアハウ
ジング内に回転可能に支持したピニオンシヤフト
13とがそれらの端部間にて所定量相対回転可能
に嵌合され、かつトーシヨンバー14を介して互
に連結されている。このインプツトシヤフト12
におけるバルブハウジング11内の部位はバルブ
ロータ21に形成されており、またバルブロータ
21の外周にはバルブスリーブ22が同心的に配
置されている。また、ピニオンシヤフト13はパ
ワーシリンダ31のロツドを構成する図示しない
ラツクバーに常時噛合されている。
バルブロータ21は、第1図および第3図に示
すように、インプツトシヤフト12の外周の8箇
所に均等に形成されて軸方向に延びる4対の円弧
溝21a,21bと、各円弧溝21a,21bの
底部からインプツトシヤフト12の軸心側へ延び
て内孔21cに達する連通孔21dを備えてい
る。また、バルブロータ21はバルブスリーブ2
2より上方の部位に、外周から軸心側へ延びて内
孔21cに達する連通孔21eを備えている。一
方、バルブスリーブ22はバルブロータ21とと
もに切換弁機構の構成部材であり、バルブロータ
21の外周に同心的かつ回転可能に組付けられて
その下端にて連結ピン23を介してピニオンシヤ
フト13の上端部に相対回転不能に連結されてい
る。
しかして、このバルブスリーブ22においては
第1図〜第5図に示すように、内周の8箇所に均
等に形成されて軸方向に延びる4対の切換溝22
a,22bを備えている。これら各切換溝22
a,22bのうち、第1切換溝22aはバルブス
リーブ22の上端開口部(環状段部22c)から
下端開口部(環状段部22d)側へ所定長さ延
び、かつ第2切換溝22bはバルブスリーブ22
の下端開口部22dから上端開口部22c側へ所
定長さ延びている。また、バルブスリーブ22の
外周には3条の環状孔22e,22f,22gが
形成されている。これら各環状溝22e,22
f,22gのうち、上方環状溝22eはバルブス
リーブ22の上端開口部22cと第2切換溝22
bの閉塞端22b1間に位置し、第1切換溝22
aに直接開口22e1するとともにパワーシリン
ダ31の右側油室R1の給排流路31aに連通し
ている。中央環状溝22fはバルブスリーブ22
の略中央部に位置し、バルブスリーブ22の内周
ランド部22hに油孔22f1を介して開口する
とともに油圧ポンプ32の供給流路32aに連通
している。下方環状溝22gはバルブスリーブ2
2の下端開口部22dと第1切換溝22aの閉塞
端22a1間に位置し、第2切換溝22bに直接
開口22g1するとともにパワーシリンダ31の
左側油室R2の給排流路31bに連通している。
また、このバルブスリーブ22においては、上下
両端開口部22c,22dにシールリング24
a,24bが圧入嵌合されている。シールリング
24aは、バルブスリーブ22の上端開口部22
cの内周とバルブロータ21の外周とを液密的か
つ回転可能に密閉し、かつ第1切換溝22aの開
口端を密閉する。また、シールリング24bはバ
ルブスリーブ22の下端開口部22dの内周とバ
ルブロータ21の外周とを液密的かつ回転可能に
密閉し、かつ第2切換溝22bの開口端を密閉す
る。
これにより、当該制御弁においてバルブロータ
21とバルブスリーブ22の相対的関係が中立状
態にある場合には、バルブスリーブ22の中央環
状溝22fは両切換溝22a,22bに連通す
る。このため、油圧ポンプ32から供給流路32
aを経て供給された作動油はバルブスリーブ22
の中央環状溝22f、両切換溝22a,22b、
バルブロータ21の内孔21c等を経て排出流路
32bから油圧ポンプ32のタンクへ還流する。
一方、インプツトシヤフト12の回転によりバル
ブロータ21がバルブスリーブ22に対して相対
回転した場合には、バルブスリーブ22の中央環
状溝22fと各切換溝22a,22bのいずれか
との連通が遮断される。このため、油圧ポンプ3
2からの作動油は切換溝22aまたは22b、上
方環状溝22eまたは下方環状溝22g等を経て
パワーシリンダ31の右側または左側油室R1ま
たはR2内に供給され、かつ左側または右側油室
R2またはR1内の作動油がバルブロータ21の
内孔21c等を経て排出流路32bから油圧ポン
プ32のタンクへ還流する。この結果、右切時ま
たは左切時の操舵力が助成される。
ところで、当該制御弁のバルブスリーブ22に
おいては、第1切換溝22aがその上端開口部2
2cから下端開口部22d側へ所定長さ延びてそ
の下端が閉塞端22a1となつており、また第2
切換溝22bがその下端開口部22dから上端開
口部22c側へ所定長さ延びその上端が閉塞端2
2b1となつている。このため、このバルブスリ
ーブ22においては、各シールリング24a,2
4bによりその両端開口部22c,22dの内周
とバルブロータ21の外周間を密閉すれば各切換
溝22a,22bの開口端を密閉でき、従来のこ
の種制御弁のバルブスリーブのごとく各切換溝の
同方向に位置する開口端の互いの連通を遮断すべ
くこれら両開口端を密閉することを要しない。従
つて、バルブスリーブ22および両シールリング
24a,24bに要求される加工精度、シールリ
ングに要求される圧入荷重を従来に比して低減さ
せることができて、これら両者22,24a,2
4bの加工性を向上させかつシールリング24
a,24bの組付性を向上させることができる。
また、このバルブスリーブ22においては、パ
ワーシリンダ31の右側油室R1の給排流路31
aに連通する上方環状溝22eをバルブスリーブ
22の上端開口部22cと第2切換溝22bの閉
塞端22b1間に設け、かつパワーシリンダ31
の左側油室R2の給排流路31bに連通する下方
環状溝22gをバルブスリーブ22の下端開口部
22dと第1切換溝22aの閉塞端22a1間に
設けている。このため、各環状溝22e,22g
を各切換溝22a,22bに直接開口22e1,
22g1させることができて、従来のバルブスリ
ーブのごとく各環状溝と各切換溝を連通させる油
孔を形成するためのドリル加工を要しない。
(変形例) なお、本実施例においては、バルブロータ21
をインプツトシヤフト12に一体的に形成した例
について示したが、本考案はバルブロータをイン
プツトシヤフトとは別体に形成してインプツトシ
ヤフトに一体的に回転するよう連結させてもよ
い。また、本実施例においては、ラツクピニオン
式動力舵取装置のロータリバルブ式制御弁の例に
ついて示したが、本考案はリサーキユレイテイン
グボール式動力舵取装置のロータリバルブ式制御
弁等にも実施し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る制御弁の一例を示す縦断
面図、第2図は同制御弁におけるバルブスリーブ
の拡大縦断面図、第3図は第2図の−線に沿
う横断面図、第4図は第2図の−線に沿う横
断面図、第5図は第2図の−線に沿う横断面
図、第6図は従来の制御弁におけるバルブスリー
ブの縦断面図てある。 符号の説明、11……バルブハウジング、12
……インプツトシヤフト、13……ピニオンシヤ
フト、21……バルブロータ、22……バルブス
リーブ、22a,22b……切換溝、22c,2
2d……開口部、24a,24b……シールリン
グ、31……パワーシリンダ、31a,31b…
…給排流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バルブハウジング内に回転可能に支持した第1
    軸と一体的に回転するバルブロータと、前記第1
    軸に所定量相対回転可能に連結した第2軸と一体
    的に回転し前記バルブロータの外周に同心的に配
    置したバルブスリーブと、このバルブスリーブと
    前記バルブロータ間に形成され同バルブスリーブ
    の内周に軸方向に設けた2種類の切換溝にそれぞ
    れ連通するパワーシリンダの各油室に対する各給
    排流路を切換え可能な切換弁機構を備え、前記両
    軸間の相対回転により前記切換弁機構を作動して
    前記パワーシリンダの各油室に対する作動油の給
    排を制御する動力舵取装置のロータリバルブ式制
    御弁において、前記バルブスリーブの各切換溝の
    うち一方の切換溝を同バルブスリーブの内周にて
    その一端開口部から他端開口部側へ所定長さ設け
    るとともに他方の切換溝を同バルブスリーブの内
    周にてその他端開口から一端開口部側へ所定長さ
    設け、かつ同バルブスリーブの両端開口部にシー
    ルリングを嵌合してこれら両端開口部の内周と前
    記バルブロータの外周間を液密的かつ回転可能に
    密閉したことを特徴とする動力舵取装置のロータ
    リバルブ式制御弁。
JP17333283U 1983-11-09 1983-11-09 動力舵取装置のロ−タリバルブ式制御弁 Granted JPS6081361U (ja)

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JPS6081361U JPS6081361U (ja) 1985-06-05
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