JPH05227681A - 慣性負荷及び制御用マイコンを備える装置 - Google Patents
慣性負荷及び制御用マイコンを備える装置Info
- Publication number
- JPH05227681A JPH05227681A JP4026558A JP2655892A JPH05227681A JP H05227681 A JPH05227681 A JP H05227681A JP 4026558 A JP4026558 A JP 4026558A JP 2655892 A JP2655892 A JP 2655892A JP H05227681 A JPH05227681 A JP H05227681A
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- Japan
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- power supply
- power
- voltage
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電源オフ後、メモリに対するデータ転送の動作
用電圧を保証するための専用の電源回路を無くし、装置
の低コスト化及び小型化を図る。 【構成】慣性負荷であるファンモータ4に接続され、電
源オフ後にファンモータ4の慣性エネルギを電力として
取り出し電源電圧5Vを作成する5V作成回路14と、
上記5Vの電源電圧をマイコン制御部の電源端子VCC
に供給するダイオード15とを備える。
用電圧を保証するための専用の電源回路を無くし、装置
の低コスト化及び小型化を図る。 【構成】慣性負荷であるファンモータ4に接続され、電
源オフ後にファンモータ4の慣性エネルギを電力として
取り出し電源電圧5Vを作成する5V作成回路14と、
上記5Vの電源電圧をマイコン制御部の電源端子VCC
に供給するダイオード15とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファンモータやその他
のモータ及びマイコン制御部を備える複写機等、慣性負
荷とマイコン制御部を備える装置に関し、特にメモリに
E2 ROM等を使用し、電源オフ時にCPUからメモリ
に対して退避すべきデータの転送時間がある程度必要な
装置においてデータ転送用電源電圧を確保する装置に関
する。
のモータ及びマイコン制御部を備える複写機等、慣性負
荷とマイコン制御部を備える装置に関し、特にメモリに
E2 ROM等を使用し、電源オフ時にCPUからメモリ
に対して退避すべきデータの転送時間がある程度必要な
装置においてデータ転送用電源電圧を確保する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】メモリにE2 ROMを使用した装置で
は、電源オフ状態においてメモリバックアップ用のバッ
テリが不要であるために、その分装置全体を小型化で
き、しかもバッテリの交換が不要になる利点がある。し
かし、このような装置では、電源オフ時にCPUからメ
モリに対するデータ転送動作を確保するための電源電圧
を保証しなければならない。電源スイッチをオフした時
には直ちにマイコン制御部駆動用の電圧が低下するので
はなく、徐々に低下していくわけであるが、その電圧
(通常は5V)がどれだけの時間保証されるかは予め確
定することができない。
は、電源オフ状態においてメモリバックアップ用のバッ
テリが不要であるために、その分装置全体を小型化で
き、しかもバッテリの交換が不要になる利点がある。し
かし、このような装置では、電源オフ時にCPUからメ
モリに対するデータ転送動作を確保するための電源電圧
を保証しなければならない。電源スイッチをオフした時
には直ちにマイコン制御部駆動用の電圧が低下するので
はなく、徐々に低下していくわけであるが、その電圧
(通常は5V)がどれだけの時間保証されるかは予め確
定することができない。
【0003】このため、バッテリで電圧をバックアップ
しない限り、電源オフ後のデータ転送中に上記電圧(5
V)がしきい値以下にドロップしてしまってメモリの内
容が破壊する恐れがある。
しない限り、電源オフ後のデータ転送中に上記電圧(5
V)がしきい値以下にドロップしてしまってメモリの内
容が破壊する恐れがある。
【0004】そこで、従来は上記のデータ転送動作が保
証されるべく専用電源部を別に設け(たとえば、一定の
容量を持つコンデンサを設けた専用電源回路)、電源ス
イッチオフ後もしばらくの間メモリ等に対して電源電圧
が確実に供給されるようにしていた。
証されるべく専用電源部を別に設け(たとえば、一定の
容量を持つコンデンサを設けた専用電源回路)、電源ス
イッチオフ後もしばらくの間メモリ等に対して電源電圧
が確実に供給されるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
専用電源部自体装置全体のコストを押し上げる要因とな
り、しかもスペースの面でも比較的大きな空間を専有す
るという問題があった。
専用電源部自体装置全体のコストを押し上げる要因とな
り、しかもスペースの面でも比較的大きな空間を専有す
るという問題があった。
【0006】本発明の目的は、慣性負荷の慣性エネルギ
を電力として取り出すことにより、専用の電源回路を設
ける必要がなく、データ転送動作用電圧を確保するため
の電源部が数点の部品にて簡単に構成できる装置を提供
することにある。
を電力として取り出すことにより、専用の電源回路を設
ける必要がなく、データ転送動作用電圧を確保するため
の電源部が数点の部品にて簡単に構成できる装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータ等の慣
性負荷及び該負荷を制御するマイコン制御部を備える装
置において、前記慣性負荷に接続され、電源オフ後に該
慣性負荷の慣性エネルギを電力として取り出し電源電圧
を形成する手段と、前記電源電圧を前記マイコン制御部
でメモリへのデータ転送動作用電圧として供給する手段
と、を備えてなることを特徴とする。
性負荷及び該負荷を制御するマイコン制御部を備える装
置において、前記慣性負荷に接続され、電源オフ後に該
慣性負荷の慣性エネルギを電力として取り出し電源電圧
を形成する手段と、前記電源電圧を前記マイコン制御部
でメモリへのデータ転送動作用電圧として供給する手段
と、を備えてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】モータ等の慣性負荷は、よく知られているよう
に慣性力で動作している時には発電機として作動し、電
源供給端子からは電力を取り出すことが可能である。そ
こで、本発明では、電源がオフされると慣性負荷の慣性
エネルギが電力として取り出されその電力によって電源
電圧が形成される。この電源電圧はマイコン制御部に与
えられ、メモリへのデータ転送動作用電圧となる。電源
オフによって慣性負荷の動作は停止するが、その時必ず
慣性エネルギがあるために、この慣性エネルギにより暫
くの間マイコン制御部に対する電源電圧を形成すること
ができる。
に慣性力で動作している時には発電機として作動し、電
源供給端子からは電力を取り出すことが可能である。そ
こで、本発明では、電源がオフされると慣性負荷の慣性
エネルギが電力として取り出されその電力によって電源
電圧が形成される。この電源電圧はマイコン制御部に与
えられ、メモリへのデータ転送動作用電圧となる。電源
オフによって慣性負荷の動作は停止するが、その時必ず
慣性エネルギがあるために、この慣性エネルギにより暫
くの間マイコン制御部に対する電源電圧を形成すること
ができる。
【0009】メモリにE2 ROMを使用した場合、一般
にデータ転送に必要な時間は数10msec程度である
が、機械的な慣性エネルギでは、この程度の時間動作電
圧を保証することは極めて容易である。
にデータ転送に必要な時間は数10msec程度である
が、機械的な慣性エネルギでは、この程度の時間動作電
圧を保証することは極めて容易である。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の実施例の装置の全体のブロ
ック図を示している。電源ユニット1はマイコン制御部
を含むコントロール回路2に対して主に、パワー用(フ
ァンモータ駆動用及びその他負荷駆動用)の24Vと、
IC系用の5Vを供給し、コントロール回路2内のマイ
コン制御部が各種負荷3及び慣性負荷としてのファンモ
ータ4を制御する。
ック図を示している。電源ユニット1はマイコン制御部
を含むコントロール回路2に対して主に、パワー用(フ
ァンモータ駆動用及びその他負荷駆動用)の24Vと、
IC系用の5Vを供給し、コントロール回路2内のマイ
コン制御部が各種負荷3及び慣性負荷としてのファンモ
ータ4を制御する。
【0011】図2は、上記コントロール回路2の詳細な
回路図である。マイコン制御部はマイコン10とE2 R
OMからなるメモリ11とで構成され、マイコン10の
出力ポートP1からはファンモータのオンオフ信号がイ
ンバータ12を介して駆動トランジスタ13に供給され
ている。トランジスタ13にはファンモータ4が直列に
接続される。マイコン10の出力ポートP1が“H”の
時インバータ12の出力は“L”であり、この時トラン
ジスタ13がオンしてファンモータ4が回転する。メモ
リ11は、電源オフ時にマイコン10から転送されるデ
ータを記憶するが、E2 ROMで構成されるために、デ
ータの転送完了まで数10msec必要である。マイコ
ン10及びメモリ11の電源端子VCCには、ダイオー
ド16を介して5Vの電源が供給されている。通常は、
このダイオード16を通してマイコン制御部に対し5V
が供給される。一方、ファンモータ4の端子には5V作
成回路14が接続され、この5V作成回路14の出力が
ダイオード15を介してマイコン制御部の電源端子に供
給されている。5V作成回路14は一般に使用されてい
るシリーズレギュレータで構成される。図2はこの5V
作成回路14の具体的な回路を示している。トランジス
タ20のベースにツェナーダイオード22によって一定
電圧を印加することにより、出力側にVZ −VBEの電圧
が得られる。
回路図である。マイコン制御部はマイコン10とE2 R
OMからなるメモリ11とで構成され、マイコン10の
出力ポートP1からはファンモータのオンオフ信号がイ
ンバータ12を介して駆動トランジスタ13に供給され
ている。トランジスタ13にはファンモータ4が直列に
接続される。マイコン10の出力ポートP1が“H”の
時インバータ12の出力は“L”であり、この時トラン
ジスタ13がオンしてファンモータ4が回転する。メモ
リ11は、電源オフ時にマイコン10から転送されるデ
ータを記憶するが、E2 ROMで構成されるために、デ
ータの転送完了まで数10msec必要である。マイコ
ン10及びメモリ11の電源端子VCCには、ダイオー
ド16を介して5Vの電源が供給されている。通常は、
このダイオード16を通してマイコン制御部に対し5V
が供給される。一方、ファンモータ4の端子には5V作
成回路14が接続され、この5V作成回路14の出力が
ダイオード15を介してマイコン制御部の電源端子に供
給されている。5V作成回路14は一般に使用されてい
るシリーズレギュレータで構成される。図2はこの5V
作成回路14の具体的な回路を示している。トランジス
タ20のベースにツェナーダイオード22によって一定
電圧を印加することにより、出力側にVZ −VBEの電圧
が得られる。
【0012】5V作成回路14は、図3で示すように、
部品点数3点からなる極めて簡単な構成のものでよい。
部品点数3点からなる極めて簡単な構成のものでよい。
【0013】以上の構成で、電源がオフすると直ちにマ
イコン10の出力ポートP1が“L”となりトランジス
タ13がオフする。この時ファンモータ4に対しての駆
動電流の供給は停止するが、ファンモータ4は慣性で回
転を継続しており発電機として作動している。したがっ
て、この時、図のI1 ′で示す電流が5V作成回路14
に流れ、ここで、電力が取り出されてマイコン制御部の
動作に必要な電圧5Vが形成される。この電圧5Vはマ
イコン制御部に供給するための手段であるダイオード1
5を通してマイコン10及びメモリ11の電源端子に供
給される。すなわち、この5Vがマイコン10からメモ
リ11にデータを転送するために必要な電源電圧として
供給される。
イコン10の出力ポートP1が“L”となりトランジス
タ13がオフする。この時ファンモータ4に対しての駆
動電流の供給は停止するが、ファンモータ4は慣性で回
転を継続しており発電機として作動している。したがっ
て、この時、図のI1 ′で示す電流が5V作成回路14
に流れ、ここで、電力が取り出されてマイコン制御部の
動作に必要な電圧5Vが形成される。この電圧5Vはマ
イコン制御部に供給するための手段であるダイオード1
5を通してマイコン10及びメモリ11の電源端子に供
給される。すなわち、この5Vがマイコン10からメモ
リ11にデータを転送するために必要な電源電圧として
供給される。
【0014】なお、ファンモータ4は、装置が複写機で
ある場合該装置内のオゾンや熱等を機外に排出するため
に、また、光学系の冷却用に広く用いられるものであ
る。通常は、このファンモータ4としてブラシモータが
使用される。
ある場合該装置内のオゾンや熱等を機外に排出するため
に、また、光学系の冷却用に広く用いられるものであ
る。通常は、このファンモータ4としてブラシモータが
使用される。
【0015】
【発明の効果】電源オフ後の電源電圧を形成する手段と
その電圧をマイコン制御部に供給する手段は、慣性エネ
ルギによる電力を所定の電圧に直して供給する構成でよ
いために極めて簡単となり低コスト化及び小型化に大き
く寄与する利点がある。
その電圧をマイコン制御部に供給する手段は、慣性エネ
ルギによる電力を所定の電圧に直して供給する構成でよ
いために極めて簡単となり低コスト化及び小型化に大き
く寄与する利点がある。
【図1】本発明の実施例の全体のブロック図を示す。
【図2】コントロール回路の詳細なブロック図を示す。
【図3】5V作成回路の回路図を示す。
1−電源ユニット 4−ファンモータ(慣性負荷) 14−5V作成回路 15−電源電圧供給用のダイオード
Claims (1)
- 【請求項1】モータ等の慣性負荷及び該負荷を制御する
マイコン制御部を備える装置において、 前記慣性負荷に接続され、電源オフ後に該慣性負荷の慣
性エネルギを電力として取り出し電源電圧を形成する手
段と、前記電源電圧を前記マイコン制御部でメモリへの
データ転送動作用電圧として供給する手段と、を備えて
なる慣性負荷及び制御用マイコンを備える装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4026558A JPH05227681A (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 慣性負荷及び制御用マイコンを備える装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4026558A JPH05227681A (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 慣性負荷及び制御用マイコンを備える装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05227681A true JPH05227681A (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=12196867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4026558A Pending JPH05227681A (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 慣性負荷及び制御用マイコンを備える装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05227681A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6552447B1 (en) | 2000-09-14 | 2003-04-22 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Power supplying apparatus, image forming apparatus and method of controlling the same |
-
1992
- 1992-02-13 JP JP4026558A patent/JPH05227681A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6552447B1 (en) | 2000-09-14 | 2003-04-22 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Power supplying apparatus, image forming apparatus and method of controlling the same |
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