JPH052267Y2 - - Google Patents

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JPH052267Y2
JPH052267Y2 JP19245086U JP19245086U JPH052267Y2 JP H052267 Y2 JPH052267 Y2 JP H052267Y2 JP 19245086 U JP19245086 U JP 19245086U JP 19245086 U JP19245086 U JP 19245086U JP H052267 Y2 JPH052267 Y2 JP H052267Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、圧縮空気のような流体を噴出させる
複数の流体噴出部を作業面に有する磁気チヤツク
に関する。
(従来技術) 切削機、研削機等の工作機械に使用される磁気
チヤツクの一つとして、圧縮空気を噴出させる複
数の空気噴出部を作業面に設け、該作業面への工
作物すなわち磁性体の取付け時および取外し時に
圧縮空気を空気噴出部から噴出させて、磁性体を
作業面から浮上させ、もつて磁気チヤツクへの磁
性体の着脱作業を容易にした磁気チヤツクがあ
る。しかし、この種の磁気チヤツクでは、機械加
工に使用する切削油のような液体が空気噴出部か
ら磁気チヤツク内の空気通路内に入り、この液体
が磁性体を作業面から浮上させるべく圧縮空気を
空気噴出口から噴出させたときに圧縮空気ととも
に噴出されて工作機械の周囲に霧状に飛散するた
め、磁性体の着脱の作業性および作業環境が低下
してしまう。
これを防止する磁気チヤツクの一つとして、常
時は空気噴出口を閉鎖し、磁性体が作業面に吸着
されたとき該磁性体により弁体が押されて空気噴
出口を開放する逆止弁を空気噴出部に配置した磁
気チヤツクが提案されている。しかし、この磁気
チヤツクでは、磁性体が弁体から離れると空気噴
出口が直ちに閉鎖されるため、磁性体が作業面か
ら僅かに浮上するだけで、空気噴出口が閉鎖され
て磁性体が浮上されなくなり、従つて磁性体の着
脱時に磁性体を浮上させて着脱作業を容易にする
という初期の目的を達成することができない。
他の磁気チヤツクの一つとして、微弱な圧縮空
気を常時空気噴出部から噴出させて塵埃が空気噴
出部に入ることを防止し、磁性体を取り除くとき
に高圧の圧縮空気を前記噴出部から噴出させる磁
気チヤツクが提案されている。しかし、この磁気
チヤツクでは、微弱な前記圧縮空気の圧力が低い
と、噴出部への塵埃の侵入を防止することがでな
い。これに対し、前記圧縮空気の圧力が高いと、
切削油のような液体を使用する工作機械にあつて
は、前記液体が前記圧縮空気により常時、特に機
械加工の間中飛散されるため、機械加工の作業性
および作業環境が低下する。
(考案の目的) 本考案の目的は、磁性体の着脱の作業性および
作業環境ならびに機械加工の作業性および作業環
境を低下させることなく、磁性体をその着脱時に
作業面から浮上させることができる、磁気チヤツ
クを提供することにある。
(考案の構成) 本考案の磁気チヤツクは、流体を面板の作業面
に噴出させる複数の流体噴出部と、該流体噴出部
に流体を案内する流体通路とを有する磁気チヤツ
クであつて、前記流体通路に供給された流体が前
記作業面に向けて流出する穴を常時は閉鎖し、前
記流体通路に流体が供給されたとき該流体により
移動されて前記穴を開放する弁機構が前記流体噴
出部に配置されている。
(考案の作用、効果) 流体の噴出路は、弁機構により、常時は閉鎖さ
れ、磁性体の着脱時に開放される。このため、本
考案によれば、機械加工時に切削油のような液体
を使用しても、該液体が流体通路に入り込まず、
磁性体の着脱時および機械加工時に前記液体が飛
散せず、着脱ならびに機械加工の作業性および作
業環境を低下することがない。
また、磁性体の着脱時に弁機構は、流体通路に
供給された流体により作動されて流体の噴出路を
開放する。このため、本考案によれば、着脱時に
磁性体を確実に浮上させることができ、磁性体の
着脱作業が容易になる。
(実施例) 本考案の上記のおよび他の特徴は、図面に示す
実施例についての以下の説明からより明らかとな
ろう。
なお、以下の実施例では、流体として圧縮空気
を用いる磁気チヤツクであるが、本考案は流体と
して他の気体を用いる磁気チヤツク、または液体
を用いる磁気チヤツクにも適用することができ
る。
第1図および第2図には、電磁石を用いた磁気
チヤツク10の実施例が示される。この磁気チヤ
ツク10は、電磁石を収容したケース12を含
む。ケース12には、前記電磁石用の電源コード
14をケース12に取り付けるターミナルボツク
ス16が取り付けられている。ケース12には、
磁性体を吸着する長方形の作業面18を規定する
面板20がケース12の開口部を閉鎖するように
配置されている。面板20は、非磁性材料22を
間にして作業面18の長手方向へ配列された複数
の磁極片24と、該磁極片に設けられた複数の空
気噴出部26と、空気源からパイプ28を経て供
給される圧縮空気を空気噴出部26に案内する空
気通路30とを備える。各磁極片24は、作業面
18の幅方向へ平行に伸び、また磁性体の吸着時
には隣り合う磁極片が異磁極となるように前記電
磁石により励磁される。
なお、本考案は、磁性体を吸着する作業面に複
数の流体噴出部を有する磁気チヤツクであれば、
電磁石を用いた磁気チヤツクのみならず、永久磁
石を用いた磁気チヤツクまたは電磁石と永久磁石
とを用いた磁気チヤツクにも適用することができ
る。
各空気噴出部26は、その一つを第4図に示す
ように、雌ねじ部32を有する凹所を36を含
む。凹所36は、磁極片24に形成され、また作
業面18の側に開口する。雌ねじ部32は、磁極
片24の凹所36を規定する部位の内周面の作業
面18の側の部分に形成されている。磁極片24
の凹所36の底を規定する底壁部38には穴40
が穿たれており、該穴には空気通路30と凹所3
6とを連通する弁座42の上端部が嵌合されてい
る。なお、磁極片24に凹所36を直接形成する
代りに、雌ねじ部32、凹所36および穴40を
有するブツシユを用意し、該ブツシユを嵌め込む
穴を磁極片24の設け、該穴に前記ブツシユを嵌
め込ようにしてもよい。
凹所36には、弁座42の空気通路44に連通
する筒状のばね押え46が収容されている。ばね
押え46の中空部すなわち貫通穴は、ばね押え4
6の中心軸線に沿つて形成されており、また作業
面18の側に開口する第1の部位48と、該第1
の部位に続き該第1の部位より小径の第2の部位
50と、該第2の部位に続き該第2の部位より大
径の第3の部位52とから成る。第3の部位52
は弁座42の側に開口する。第3の部位52に
は、通路44の凹所36の側の開口部を開閉する
球状の弁体54と、通路44の前記開口を閉鎖さ
せるように弁体54を弁座42に向けて押圧する
ばね56とが配置されている。
ばね押え46には、通路30,44および部位
48,50,52を経て噴出する圧縮空気の速度
を減少させるシート状の減速部材58が第1の部
位48の開口部を閉鎖するように載置されてい
る。減速部材58は、フエルト、ヘチマのように
多数の微細な空気流路を有する部材を目の細かい
金網の間にサンドウイツチ状に挟んだ部材からな
り、また、雌ねじ部32と螺合する押えリング6
0によりばね押え46から外れることを防止され
ている。押えリング60は、減速部材58をばね
押え46に押圧するのみならず、ばね押え46を
底壁部38に押圧している。これにより、ばね5
6および弁体54は、凹所36から抜け出ること
を防止されている。
弁体54は、ばね56の力により弁座42の通
路44を常時閉鎖している。このため、磁性体の
加工時に切削油のような流体を使用しても、該流
体が通路30に入り込まない。しかし、弁体は、
ばね56の力を越える圧力の圧縮空気が通路30
に供給されると、該圧縮空気により上昇されて、
通路44を開放する。このため、圧縮空気はばね
押え46の中空部から減速部材58、押えリング
60の空間部62を経て噴出する。
噴出する圧縮空気は減速部材58を通過するこ
とにより拡散されてその速度を減速されるため、
たとえ減速部材58の位置より上方の部材に切削
油のような液体が付着していても、該液体が噴出
する圧縮空気により霧状の飛散されることが防止
される。特に、原速部材58により閉鎖される第
1の部位48が該第1の部位の前段の第2の部位
50より大径であることに起因して、噴出する圧
縮空気は、減速部材58を通過する前に、ばね押
え46の第2の中空部50から第1の中空部48
へ噴出することにより拡散され、その状態で減速
部材58を通過するため、より効果的に拡散さ
れ、従つてたとえ減速部材58の位置より上方の
空間部に切削油のような液体が溜つていても、該
液体が噴出する圧縮空気により霧状に飛散される
ことが防止される。
上記の磁気チヤツク10では、空気の噴出路に
減速部材58が配置されているため、該減速部材
に切削くず、研削くずが堆積するおそれがある。
このようなくずは、磁性体の着脱時の圧縮空気よ
り高速かつ高圧の圧縮空気を噴出させることによ
り除去することができる。このため、磁気チヤツ
ク10用の流体回路には、噴出させる圧縮空気の
速度および圧力を切換える手段を配置することが
望ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の磁気チヤツクの一実施例を示
す平面図、第2図は第1図に示す磁気チヤツクの
正面図、第3図は第1図の3−3線に沿つて得た
断面図である。 10……磁気チヤツク、18……作業面、20
……面板、26……空気噴出部、30……空気通
路、36……凹所、42……弁座、44……通
路、46……ばね押え、54……弁体、56……
ばね、60……押えリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 流体を面板の作業面に噴出させる複数の流体
    噴出部と、該流体噴出部に流体を案内する流体
    通路とを有する磁気チヤツクであつて、前記流
    体通路に供給された流体が前記作業面に向けて
    流出する穴を常時は閉鎖し、前記流体通路に流
    体が供給されたとき該流体により移動されて前
    記穴を開放する弁機構が前記流体噴出部に配置
    された、磁気チヤツク。 (2) 前記弁機構は、前記流体通路に供給された流
    体が前記作業面に向けて流出する前記穴を有す
    る弁座と、前記弁座の前記作業面の側に移動可
    能に配置され、前記流体通路に供給された流体
    により移動されて前記穴を開放する弁体と、前
    記穴を閉鎖するように前記弁体を前記弁座に向
    けて押圧するばねとを備える、実用新案登録請
    求の範囲第(1)項に記載の磁気チヤツク。 (3) 前記弁機構は、前記作業面に開口するように
    前記面板に形成され、前記弁体および前記ばね
    を収容する凹所と、前記ばねが前記凹所から抜
    け出ることを防止する部材とをさらに備え、前
    記弁座は前記穴により前記凹所と前記流体通路
    とを連通させるべく前記面板および前記流体通
    路に連結されている、実用新案登録請求の範囲
    第(2)項に記載の磁気チヤツク。
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