JPH084985B2 - 磁気チヤツクにおける流体噴出部の塵埃除去方法 - Google Patents

磁気チヤツクにおける流体噴出部の塵埃除去方法

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JPH084985B2
JPH084985B2 JP61297716A JP29771686A JPH084985B2 JP H084985 B2 JPH084985 B2 JP H084985B2 JP 61297716 A JP61297716 A JP 61297716A JP 29771686 A JP29771686 A JP 29771686A JP H084985 B2 JPH084985 B2 JP H084985B2
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air
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健 井出
幸夫 小林
隆人 中島
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鐘通工業株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/0042Devices for removing chips
    • B23Q11/005Devices for removing chips by blowing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、圧縮空気のような流体を作業面に噴出させ
る複数の流体噴出部を前記作業面に有する磁気チャック
の前記流体噴出部に堆積した塵埃を除去する方法に関す
る。
(従来技術) 切削機、研削機等の工作機械に使用される磁気チャッ
クの一つとして、圧縮空気を噴出させる複数の空気噴出
部を作業面に設け、該作業面への工作物すなわち磁性体
の取付け時および取外し時に圧縮空気を空気噴出部から
噴出させて、磁性体を作業面から浮上させ、もって磁気
チャックへの磁性体の着脱作業を容易にした磁気チャッ
クがある。しかし、このような磁気チャックは、切削、
研削等の加工により生じる切削くず、研削くず等の塵埃
が空気噴出部に入り込み、その結果空気噴出部が閉塞さ
れて空気の噴出が不能になることが多い。
これを防止する磁気チャックの一つとして、常時は空
気噴出口を閉鎖し、磁性体が作業面に吸着されたとき該
磁性体により弁体が押されて空気噴出口を開放する逆止
弁を空気噴出部に配置した磁気チャックが提案されてい
る。しかし、この磁気チャックでは、磁性体が弁体から
離れると空気噴出口が直ちに閉鎖されるため、磁性体が
作業面から僅かに浮上するだけで、空気噴出口が閉鎖さ
れて磁性体が浮上されなくなり、従って磁性体の着脱時
に磁性体を浮上させて着脱作業を容易にするという初期
の目的を達成することができない。
他の磁気チャックの一つとして、微弱な圧縮空気を常
時空気噴出部から噴出させて塵埃が空気噴出部に入るこ
とを防止し、磁性体を取り除くときに高圧の圧縮空気を
前記噴出部から噴出させる磁気チャックが提案されてい
る。しかし、この磁気チャックでは、微弱な前記圧縮空
気の圧力が低いと、噴出部への塵埃の侵入を防止するこ
とができない。これに対し、前記圧縮空気の圧力が高い
と、切削油のような液体を使用する工作機械にあって
は、前記液体が前記圧縮空気により常時、特に機械加工
の間中飛散されるため、機械加工の作業性および作業環
境が低下する。
(発明の目的) 本発明の目的は、機械加工の作業性および作業環境を
低下させることなく、流体噴出部に堆積した塵埃を除去
することができる、磁気チャックにおける流体噴出部の
塵埃除去方法を提供することにある。
(発明の構成) 本発明の塵埃除去方法は、作業面に高圧の流体を噴出
する複数の噴出部を有する磁気チャックにおいて、前記
作業面に吸着されている磁性体を前記作業面から取り外
すときに前記噴出部に供給される前記流体より高圧の流
体を前記噴出部に供給して前記噴出部に堆積した塵埃を
前記噴出部から除去することを特徴とする。
(発明の作用、効果) 流体噴出部に堆積した切り粉のような塵埃は、磁性体
の着脱時に噴出させる流体の圧力では除去されないもの
が多く、これを除去すべく本発明は、磁性体の着脱時の
流体の圧力るより高圧の圧縮空気を用いる。このため、
本発明によれば、塵埃を除去するときだけ高圧の流体を
噴出させればよいから、機械加工時に切削油のような流
体が飛散せず、また、塵埃を除去するときは工作機械へ
の前記流体の供給を停止することができるから、塵埃の
除去時にも前記流体が飛散せず、従って機械加工の作業
性および作業環境が低下しない。また、塵埃を除去する
ときに磁気チャックに付着している前記流体が飛散して
も、塵埃の除去作業時には作業者は工作機械から離れた
位置に退避していることができる。
(実施例) 本発明の上記のおよび他の特徴は、図面に示す実施例
についての以下の説明からより明らかとなろう。
なお、以下の実施例は、流体として圧縮空気を用いる
が、本発明は流体として他の気体あるいは液体を用いる
ことができる。
第1図には、本発明で用いる流体回路の一実施例が示
される。この流体回路10は、圧縮空気源12からの圧縮空
気を、ストッブバルブ14を経てエアフィルタ16へ供給
し、該エアフィルタにおいて圧縮空気中の塵埃を除去し
た後、第1の電磁弁18に供給する。第1の電磁弁18を通
過した圧縮空気は二つに分けられ、その一つは第2の電
磁弁20に、他の一つは切換弁から成る第3の電磁弁22に
それぞれ供給される。
第2の電磁弁20を通過した圧縮空気は、第1のスピー
ドコントローラ24で所定の速度に調節された後、圧力調
節用のレギュレータ26へ該レギュレータを制御するため
の圧縮空気として供給される。これに対し、第3の電磁
弁22に供給された圧縮空気は、該第3の電磁弁により選
択的に切り換えられて第2のスピードコントローラ28ま
たは第3のスピードコントローラ30に供給され、該第2
および第3のスピードコントローラで所定の速度に調節
された後、レギュレータ26を経て磁気チャック40へ供給
される。
第1の電磁弁18は、磁気チャックに対する磁性体の着
脱時および空気噴出部の塵埃を除去するときに作動され
る。第2の電磁弁20は、前記磁性体の着脱時に作動され
て圧縮空気を第1のスピードコントローラ24へ供給す
る。第3の電磁弁22は、塵埃除去の時に作動されて、第
3のスピードコントローラ30へ圧縮空気を供給する。第
2のスピードコントローラ28は、第3の電磁弁22の非作
動時であって前記磁性体の着脱時に圧縮空気が供給さ
れ、該圧縮空気を第3のスピードコントローラ30により
調節された圧縮空気の速度より遅い速度に調節する。レ
ギュレータ26は、第1のスピードコントローラ24から圧
縮空気が供給されているときすなわち磁性体の着脱時は
第2のスピードコントローラ28からの圧縮空気を、第1
のスピードコントローラ24から圧縮空気が供給されてい
ないときに比べて低い圧力に調節する。
磁気チャック40は、磁性体を吸着する作業面に複数の
流体噴出部を有する磁気チャックであれば、電磁石を用
いた磁気チャックのみならず、永久磁石を用いた磁気チ
ャックまたは電磁石と永久磁石とを用いた磁気チャック
であってもよい。
流体回路10は、磁性体の着脱時および塵埃除去時以外
は第1の電磁弁18が非作動におかれる。このため、磁性
体の着脱時および塵埃除去時以外は、磁気チャック40の
空気噴出部に圧縮空気が供給されない。
しかし、磁気チャック40に磁性体を吸着させるときお
よび磁気チャック40に吸着されている磁性体を取り去る
ときには、第1および第2の電磁弁18,20が作動され
る。これにより、第1のスピードコントローラ24からレ
ギュレータ26に制御用の空気が供給されるとともに、第
2のスピードコントローラ28からレギュレータ26に圧縮
空気が供給されるため、磁気チャック40には塵埃を除去
するときに比べて低圧の圧縮空気が供給される。この圧
縮空気により、磁性体は磁気チャックの作業面から浮上
される。
磁気チャック40の空気噴出部の塵埃を除去するとき
は、第1および第3の電磁弁18,22が作動される。これ
により、第3のスピードコントローラ30からレギュレー
タ26に圧縮空気が供給されるため、磁気チャックには磁
性体を取り去るときに比べて高速かつ高圧の圧縮空気が
供給される。この圧縮空気により、空気噴出部に堆積し
ている塵埃が吹き飛ばされ、該空気噴出部の目詰まりが
解消される。
第2図および第3図には、電磁弁を用いた磁気チャッ
ク40の実施例が示される。この磁気チャック40は、電磁
石を収容したケース42を含む。ケース42には、前記電磁
石用の電源コード44をケース42に取り付けるターミナル
ボックス46が取り付けられている。ケース42には、磁性
体を吸着する長方形の作業面48を規定する面板50がケー
ス42の開口部を閉鎖するように配置されている。面板50
は、非磁性材料52を間にして作業面48の長手方向へ配列
された複数の磁極片54と、該磁極片に設けられた複数の
空気噴出部56と、空気源からパイプ58を経て供給される
圧縮空気を空気噴出部56へ案内する空気通路60とを備え
る。各磁極片54は、作業面48の幅方向へ平行に伸び、ま
た磁性体の吸着時には隣り合う磁極片が異磁極となるよ
うに前記電磁石により励磁される。
各空気噴出部56は、その一つを第4図に示すように、
雌ねじ部62を有する凹所を66を含む。凹所66は、磁極片
54に形成され、また作業面48の側に開口する。雌ねじ部
62は、磁極片54の凹所66を規定する部位の内周面の作業
面48の側の部分に形成されている。磁極片54の凹所66を
底を規定する底壁部68には穴70が穿たれており、該穴に
は空気通路60と凹所66とを連通する弁座72の上端部が嵌
合されている。なお、磁極片54に凹所66を直接形成する
代りに、雌ねじ部62、凹所66および穴70を有するブッシ
ュを用意し、該ブッシュを嵌め込む穴を磁極片54の設
け、該穴に前記ブッシュを嵌め込むようにしてもよい。
凹所66には、弁座72の空気通路74に連通する筒状のば
ね押え76が収容されている。ばね押え76の中空部すなわ
ち貫通穴は、ばね押え76の中心軸線に沿って形成されて
おり、また作業面48の側に開口する第1の部位78と、該
第1の部位に続き該第1の部位より小径の第2の部位80
と、該第2の部位に続き該第2の部位より大径の第3の
部位82とから成る。第3の部位82は、弁座72の側に開口
する。第3の部位82には、通路74の凹所66の側の開口部
を開閉する球状の弁体84と、通路74の前記開口を閉鎖さ
せるように弁体84を弁座72に向けて押圧するばね86とが
配置されている。
ばね押え76には、通路60,74および部位78,80,82を経
て噴出する圧縮空気の速度を減少させるシート状の減速
部材88が第1の部位78の開口部を閉鎖するように載置さ
れている。減速部材88は、フエルト、ヘチマのように多
数の微細な空気流路を有する部材を目の細かい金網の間
にサンドウィッチ状に挾んだ部材からなり、また、雌ね
じ部62と螺合する押えリング90によりばね押え76から外
れることを防止されている。押えリング90は、減速部材
88をばね押え76に押圧するのみならず、ばね押え76を底
壁部68に押圧している。これにより、ばね86および弁体
84は、凹所66から抜け出ることを防止されている。
弁体84は、ばね86の力により弁座72の通路74を常時閉
鎖している。このため、磁性体の加工時に切削油のよう
な液体を使用しても、該流体が通路60に入り込まない。
しかし、弁体84は、ばね86の力を越える圧力の圧縮空気
が通路60に供給されると、該圧縮空気により上昇され
て、通路74を開放する。このため、圧縮空気はばね押え
76の中空部から減速部材88、押えリング90の空間部92を
経て噴出する。
噴出する圧縮空気は減速部材88を通過することにより
拡散されてその速度を減速されるため、たとえ減速部材
88の位置より上方の部材、作業面48、磁性体等に切削油
のような液体が付着していても、該液体が噴出する圧縮
空気により霧状の飛散されることが防止される。特に、
減速部材88により閉鎖される第1の部位78が該第1の部
位の前段の第2の部位80より大径であることに起因し
て、噴出する圧縮空気は、減速部材88を通過する前に、
ばね押え76の第2の中空部80から第1の中空部78へ噴出
することにより拡散され、その状態で減速部材88を通過
するため、より効果的に拡散され、従ってたとえ減速部
材88の位置より上方の空間部に切削油のような液体が溜
っていても、該液体が噴出する圧縮空気により霧状に飛
散されることが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に用いる流体回路に一実施例を示
す図、第2図は磁気チャックの一実施例を示す平面図、
第3図は第2図に示す磁気チャックの正面図、第4図は
第2図の4−4線に沿って得た断面図である。 10:流体回路、40:磁気チャック、 48:作業面、56:空気噴出部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業面に高圧の流体を噴出する複数の噴出
    部を有する磁気チャックにおいて、前記作業面に吸着さ
    れている磁性体を前記作業面から取り外すときに前記噴
    出部に供給される前記流体より高圧の流体を前記噴出部
    に供給して前記噴出部に堆積した塵埃を前記噴出部から
    除去することを特徴とする、磁気チャックにおける空気
    噴出部の塵埃除去方法。
  2. 【請求項2】前記塵埃を除去するときの前記流体は、前
    記磁性体の取り外し時の前記流体より高速かつ高圧の圧
    縮空気である、特許請求の範囲第(1)項に記載の磁気
    チャックにおける空気噴出部の塵埃除去方法。
JP61297716A 1986-12-16 1986-12-16 磁気チヤツクにおける流体噴出部の塵埃除去方法 Expired - Lifetime JPH084985B2 (ja)

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