JPH10286740A - 工作機のクーラント浄化装置 - Google Patents

工作機のクーラント浄化装置

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JPH10286740A
JPH10286740A JP9113378A JP11337897A JPH10286740A JP H10286740 A JPH10286740 A JP H10286740A JP 9113378 A JP9113378 A JP 9113378A JP 11337897 A JP11337897 A JP 11337897A JP H10286740 A JPH10286740 A JP H10286740A
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separation chamber
cylindrical body
coolant
valve
machine tool
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Takamitsu Tamura
隆光 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細な金属粉を効率よく除去するとともに、
除去性能を長期に亘って安定させる。 【解決手段】 ケーシング2内にクーラントが流通する
流路3を形成するとともに流路3の途中に分離室4を設
け、分離室4に非磁性体製の筒体5を挿通するとともに
筒体5の一端部を分離室4から外方に突出させ、筒体5
内に磁石12を有する移動体10を摺動可能に嵌合さ
せ、分離室4の上流側に流路3に連通する弁孔16と外
部に連通する排水孔17とを設けるとともに、弁孔16
と排水孔17とを交互に開閉する切替弁18を設け、移
動体10を分離室4から退避方向に移動させる際に切替
弁18を弁孔16の閉じ方向に移動させ、かつ移動体1
0を分離室4方向に移動させる際に切替弁18を排水孔
17の閉じ方向に移動させる駆動装置20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クーラント中に混
入した金属粉を除去する工作機のクーラント浄化装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、機外にクーラントを
貯留するタンクを設置し,このタンクの入口部に網、多
孔板等のフィルターを取付け、工作機側から流出するク
ーラントを上記フィルターを通してタンク内に流入させ
ることにより、該フィルターでクーラント内に混入した
切り屑を除去し、この切り屑を除去したクーラントを再
び工作機に供給するようにしたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、微
細な金属粉(切り屑)はフィルターで捕捉され難く、こ
の金属粉がクーラントに混入して再び工作機側に供給さ
れることになる。本発明は上記課題を解消した新規な工
作機のクーラント浄化装置を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の如く構成したものである。即ち、ケ
ーシング内にクーラントが流通する流路を形成するとと
もに該流路の途中に分離室を設け、該分離室に非磁性体
製の筒体を横断状に挿通するとともに該筒体の一端部を
分離室から外方に突出させ、前記筒体内に磁石を有する
移動体を筒体の一端部と他端部とに向けて摺動可能に嵌
合させ、前記分離室の上流側に前記流路に連通する弁孔
と外部に連通する排水孔とを設けるとともに、該弁孔と
排水孔とを交互に開閉する切替弁を設け、前記移動体を
分離室から退避方向に移動させる際に前記切替弁を弁孔
の閉じ方向に移動させ、かつ前記移動体を分離室方向に
移動させる際に前記切替弁を排水孔の閉じ方向に移動さ
せる駆動装置を設ける構成にしたものである。この場
合、前記弁孔の上流側に位置する流路に前記分離室に向
かって連通するバイパス流路を設けるとよい。また、前
記分離室の底壁を前記排水孔に向けて下り傾斜させると
よい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基い
て説明する。図面において、図1は本発明による金属粉
の捕捉状態を示す部分断面側面図、図2はその金属粉の
回収状態を示す断面側面図である。図1〜図2におい
て、1はクーラント浄化装置、2はそのケーシングであ
る。このケーシング2は例えばアルミ合金材により形成
され、内部にクーラントが図1において左部から右部に
向かって流通する流路3を形成し、左側の流入口3a及
び右側の流出口3bは小径にかつ内周に雌ねじを形成し
てこの部にクーラントが流通するホース(図示省略)を
接続する。
【0006】上記流路3の左右方向中間部、つまりケー
シング2の中間部に大径の分離室4を形成し、該分離室
4に筒体5を上下方向に挿通する。この筒体5はステン
レス鋼等の非磁性体により上記分離室4の径よりも所定
量小径となる円筒状に形成し、その下部を分離室4から
下方に突出させ、該下部の外周部をケーシング2の下部
にボルト締め固定したコップ状の下部ケース6により包
囲して筒体5を保持するとともに、該筒体5内にシリン
ダー室7を形成する。
【0007】上記シリンダー室7に移動体(ピストン)
10を上下方向に摺動可能に嵌合させる。この移動体1
0は、円柱状のホルダー11の外周部に上下方向に細長
い多数の磁石(永久磁石)12を円周方向に所定ピッチ
で配列し、ホルダー11の上下端にボルト14により固
定される円板状のヘッド13a,13bで上記各磁石1
2を挾持してなる。15は各ヘッド13a,13bに設
けたシール用のOリングである。
【0008】上記移動体10の長さは、分離室4の上下
方向の高さに略対応する長さとし、また、筒体5の分離
室4から下方に突出する下部の長さは、上記移動体10
に略対応する長さとし、これにより、移動体10が筒体
5、つまりシリンダー室7の下部に移動した際には、該
移動体10に設けた磁石12が分離室4に対して下方に
位置するようにする。上記各ヘッド13a,13bと対
面するケース2及び下部ケース6に作動用空気の供給口
8,9を形成し、この供給口8,9に圧縮空気を交互に
供給することによって上記移動体10を上下動させる。
【0009】上記分離室4の底壁4aは、左方に向かっ
て約15度の角度で下り傾斜させ、この底壁4aの左端
(下端)部に、分離室4と連通する上下方向の連通孔1
5を形成する。この連通孔15の上部側に流入口3aと
連通する弁孔16を、該連通孔15の下部側に外部と連
通する排水孔17をそれぞれ上下に対向させて同軸に形
成する。そして、上記弁孔16と排水孔17とを交互に
開閉する切替弁18を設ける。
【0010】上記切替弁18は、弁体18aを上記連通
孔15に上下動可能に嵌合させ、この弁体18aを支持
する弁棒(ロッド)18bをケーシング2の上部に取り
付けたエア式の駆動シリンダ25のピストン26に連結
する。上記弁体18aは、上動された際に弁孔16を閉
塞するとともに排水孔17を開口させ、下動された際に
排水孔17を閉塞するとともに弁孔16を開口させる。
また、上記弁孔16の上部(上流)側に、流入口3aか
ら分離室4に向かって連通する小径のバイパス流路19
を形成する。このバイパス流路19は、弁孔16が閉じ
られた際に、流入口3aに流入したクーラントを筒体5
の外周部に向けて吐出させ、該筒体5の外周面に付着し
た金属粉(ア)を剥離させるためのものである。
【0011】前述した移動体10及び切替弁18は、駆
動装置20によって以下の如く作動される。即ち、圧縮
ポンプ(圧縮空気供給源)21の圧縮路22を電磁式の
駆動切替弁23により第1圧縮路22aと第2圧縮路2
2bとに切替え接続する。上記第1圧縮路22aは、筒
体5の下部側に形成した供給口9、及び駆動シリンダ2
5の下部室に並列に接続する。また、第2圧縮路22b
は、筒体5の上部側に形成した供給口8、及び駆動シリ
ンダ25の上部室に並列に接続する。上記駆動装置20
は、工作機に加工指令が発せられた際に、駆動切替弁2
3を圧縮路22が第1圧縮路22a側に接続される方向
に作動させ、また、加工指令が解除された際に、上記駆
動切替弁23を圧縮路22が第2圧縮路22b側に接続
される方向に作動させるようになっている。
【0012】本発明は、上記構成にしたので、工作機に
加工指令が発せられると、圧縮ポンプ21の圧縮路22
が第1圧縮路22a側に接続され、移動体10が筒体5
の上部側に移動されて該筒体5の上部側に磁力が発生す
るとともに、切替弁18の弁体18aが下部側に移動さ
れ、弁孔16が開くとともに排水孔17が閉じる。これ
により、図1に示すように、流入口3aから流入したク
ーラントは、弁孔16、連通路15を介して分離室4に
流入し、筒体5の上部に接触し、この部でクーラント内
に混入した金属粉(磁性体粉)(ア)が筒体5の上部側
に吸着された後、流出口3bから工作機の刃物部に向か
って流出することになる。このため、清浄なクーラント
が工作機の刃物部に供給されることになる。
【0013】また、加工指令が解除されると、上記圧縮
ポンプ21の圧縮路22が第2圧縮路22b側に接続さ
れ、移動体10が筒体5の下部側に移動されるととも
に、切替弁18の弁体18aが上部側に移動され、弁孔
16が閉じるともに排水孔17が開く。これにより、図
2に示すように、筒体5の外周面に吸着されていた金属
粉(ア)は移動体10の磁石12の磁力により筒体5に
沿って分離室4の底壁4a方向に移動されるとともに、
筒体5の上部側の磁力が解除される。また、バイパス流
路19からクーラントが噴出して筒体5の上部側の表面
及び分離室4の底壁4aに付着した金属粉(ア)を排水
孔17に向けて流出させる。なお、前述した駆動切替弁
23の作動は手動で行なうようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明
は、微細な金属粉を効率よく除去することができる。ま
た、分離室に非磁性体製の筒体を横断状に挿通し、該筒
体内で磁石を有する移動体を移動させるようにしたの
で、金属粉が磁石に直接接しなくなり、移動体の作動が
長期に亘って安定することになる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による金属粉の捕捉状態を示す部分断面
側面図である。
【図2】本発明による金属粉の回収状態を示す断面側面
図である。
【符号の説明】
1 クーラント浄化装置 2 ケーシング 3 流路 3a 流入口 3b 流出口 4 分離室 4a 底壁 5 筒体 6 下部ケース 7 シリンダ室 8,9 エアの供給口 10 移動体 11 ホルダー 12 磁石 13a,13b ヘッド 15 連通孔 16 弁孔 17 排水孔 18 切替弁 19 バイパス流路 20 駆動装置 21 圧縮ポンプ 22 圧縮路 22a 第1圧縮路 22b 第2圧縮路 23 駆動切替弁 25 駆動シリンダー 26 ピストン (ア) 金属粉(切り屑)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング(2)内にクーラントが流通す
    る流路(3)を形成するとともに該流路(3)の途中に
    分離室(4)を設け、該分離室(4)に非磁性体製の筒
    体(5)を横断状に挿通するとともに該筒体(5)の一
    端部を分離室(4)から外方に突出させ、前記筒体
    (5)内に磁石(12)を有する移動体(10)を筒体
    (5)の一端部と他端部とに向けて摺動可能に嵌合さ
    せ、前記分離室(4)の上流側に前記流路(3)に連通
    する弁孔(16)と外部に連通する排水孔(17)とを
    設けるとともに、該弁孔(16)と排水孔(17)とを
    交互に開閉する切替弁(18)を設け、前記移動体(1
    0)を分離室(4)から退避方向に移動させる際に前記
    切替弁(18)を弁孔(16)の閉じ方向に移動させ、
    かつ前記移動体(10)を分離室(4)方向に移動させ
    る際に前記切替弁(18)を排水孔(17)の閉じ方向
    に移動させる駆動装置(20)を設けたことを特徴とす
    る工作機のクーラント浄化装置。
  2. 【請求項2】前記弁孔(16)の上流側に位置する流路
    (3)に前記分離室(4)に向かって連通するバイパス
    流路(19)を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    工作機のクーラント浄化装置。
  3. 【請求項3】前記分離室(4)の底壁(4a)を前記排
    水孔(17)に向けて下り傾斜させたことを特徴とする
    請求項1又は2記載の工作機のクーラント浄化装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245071A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Central Motor Co Ltd 鉄粉捕集装置
KR100908660B1 (ko) * 2007-10-19 2009-07-21 쌍용양회공업(주) 분체 수송 경로의 철질 제거 장치
WO2014098040A1 (ja) * 2012-12-17 2014-06-26 有限会社ショウナンエンジニアリング 磁気インラインフィルタ

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JPWO2014098040A1 (ja) * 2012-12-17 2017-01-12 有限会社ショウナンエンジニアリング 磁気インラインフィルタ

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