JPH05226468A - ダイシング装置およびダイシング方法 - Google Patents

ダイシング装置およびダイシング方法

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JPH05226468A
JPH05226468A JP2636292A JP2636292A JPH05226468A JP H05226468 A JPH05226468 A JP H05226468A JP 2636292 A JP2636292 A JP 2636292A JP 2636292 A JP2636292 A JP 2636292A JP H05226468 A JPH05226468 A JP H05226468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck table
tape
dicing
vacuum suction
suction member
Prior art date
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Pending
Application number
JP2636292A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Takagishi
誠次 高岸
Eizo Ito
栄三 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2636292A priority Critical patent/JPH05226468A/ja
Publication of JPH05226468A publication Critical patent/JPH05226468A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイシング中にテープの粘着剤が付着せず、
安定したダイシングブレードの性能を維持でき、かつ、
切削中の位置精度の向上を図る。 【構成】 θ軸1に固定したチャックテーブル2の上端
面内にポーラス焼結体3が埋設され、真空配管4で真空
引きを行い、ウェハ6をチャックテーブル2に固定す
る。ウェハ6は、テープ5でマウントされたまま、ダイ
シングブレード8を高速回転させて、切削する。そし
て、チャックテーブル2内には冷却用冷媒管9が配管さ
れて、冷媒を通すことにより、チャックテーブル2を冷
却し、テープ5を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープマウントされた
ウェハをダイシングするダイシング装置およびダイシン
グ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のダイシング装置は、図
5に示すように、回転可能なθ軸1、θ軸1上に固定さ
れたチャックテーブル2、チャックテーブル2の上端面
内に埋設された真空吸着部材であるポーラス焼結体3、
ポーラス焼結体3内を真空引きする真空配管4、チャッ
クテーブル2上に固定載置されるテープ5でマウントさ
れたウェハ6、テープ5を固定保持するするリング7、
およびウェハ6を高速回転しながら切削するダイシング
ブレード8から概略構成されている。
【0003】このように構成されたダイシング装置にお
いて、真空配管4で真空引きすることにより、ポーラス
焼結体3も同時に真空引きして、チャックテーブル2上
に載置されたウェハ6を、チャックテーブル2上に吸着
固定する。しかるのち、テープマウントされたままのウ
ェハ6を、高速回転するダイシングブレード8によって
切削する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ダイシング
ブレードによってウェハを切削する際に、ウェハの切削
と同時にマウントしているテープの一部も切り込むた
め、ダイシングブレードにテープの粘着剤が付着し、こ
のため、ダイシングブレードの切削性能や寿命に悪影響
が発生するという問題点があった。また、テープの剛性
が小さいために、切削中にずれやすく、位置精度という
点においても問題点があった。
【0005】したがって、本発明は、上述した従来の問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、ダイシング中にテープの粘着剤が付着せず、安定
したダイシングブレードの性能を維持でき、かつ、切削
中の位置精度の向上を図ったダイシング装置およびダイ
シング方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係るダイシング装置は、θ軸上に固定され
たチャックテーブルと、このチャックテーブルの上端面
内に埋設された真空吸着部材とからなり、テープにマウ
ントされたウェハを前記真空吸着部材を真空引きするこ
とにより、前記チャックテーブル上に固定載置し、ダイ
シングブレードによって、切削するダイシング装置であ
って、前記チャックテーブル内に冷却機構を備えたもの
である。また、本発明に係るダイシング装置は、真空吸
着部材内に冷却機構を備えたものである。また、本発明
に係るダイシング装置は、θ軸内に冷却機構を備えたも
のである。また、本発明に係るダイシング方法は、チャ
ックテーブルを10℃以下に冷却したものである。ま
た、本発明に係るダイシング方法は、5℃以下のダイシ
ング切削水を用いたものである。
【0007】
【作用】本発明においては、テープが冷却されて、硬度
が増し、切削中にダイシングブレードにテープや粘着剤
が付着しない。また、切削中にテープがずれない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明に係るダイシング装置の第1の実施例
の側断面図である。同図において、従来技術と同一の構
成については、同一の符号を付し詳細な説明は省略す
る。本実施例の特徴とするところは、チャックテーブル
2内に枝状に冷却用冷媒管9を配管した点にある。
【0009】このような構成において、冷媒管9内に冷
媒を通して、チャックテーブル2およびポーラス焼結体
3を冷却し、チャックテーブル2を10℃以下として、
チャックテーブル2上のテープ5を冷却する。冷却され
たテープ5は、その硬度が増し、テープ5を切り込んで
も、ダイシングブレード8に粘着剤が付着せず、安定し
たダイシングブレード8の性能を維持できる。また、テ
ープ5の硬度が増すことにより、切削中にテープ5がず
れることがなく、このため切削の位置精度も向上する。
【0010】上記第1の実施例では、冷媒管9をチャッ
クテーブル2内に配管したが、ポーラス焼結体3内に配
管しても、上記第1の実施例と同様な作用効果が得ら
れ、この第2の実施例においては、テープ5により近接
した部材を冷却対象としているので、より効率よくテー
プ5を冷却できる利点がある。
【0011】図2は、本発明の第3の実施例を示す側断
面図である。この第3の実施例においては、チャックテ
ーブル2内に冷却水用流路10を設け、この流路10に
5℃以下の冷却水を流し、これにより、チャックテーブ
ル2を冷却し、テープ5を冷却したものであり、上記第
1の実施例と同様な作用効果が得られる。
【0012】図3は、本発明の第4の実施例を示す側断
面図である。この第4の実施例においては、切削中に切
削ノズル11から5℃以下に冷却した水を、ブレード冷
却水および切削水として使用して切削する方法である。
この冷却水により、半導体ウェハ6、テープ5およびチ
ャックテーブル2を冷却し、上記第1の実施例と同様な
作用効果を得ることができる。
【0013】図4は、本発明の第5の実施例を示す側断
面図である。この第5の実施例では、θ軸1内に冷却用
冷媒管9を配管し、この冷媒管9に冷媒を等すことによ
り、θ軸1を冷却し、チャックテーブル2を冷却して、
上記第1の実施例と同様な作用効果が得られる。また、
冷却用冷媒管9をθ軸1内に配管することにより、チャ
ックテーブル2の交換を容易に行う効果もある。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明よれば、チャ
ックテーブルを冷却し、あるいは直接テープを冷却する
ことにより、テープの硬度が増し、これにより、ウェハ
を切削する際に、テープを切り込んでも、ダイシングブ
レードにテープの粘着剤が付着せず、安定したダイシン
グブレードの性能を維持できる。また、テープの硬度が
増すことにより、切削中にテープがずれることがなく、
このため切削の位置精度も向上する効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダイシング装置の第1の実施例の
側断面図である。
【図2】本発明に係るダイシング装置の第3の実施例の
側断面図である。
【図3】本発明に係るダイシング装置の第4の実施例の
側断面図である。
【図4】本発明に係るダイシング装置の第5の実施例の
側断面図である。
【図5】従来のダイシング装置の側断面図である。
【符号の説明】
2 チャックテーブル 5 テープ 6 ウェハ 8 ダイシングブレード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 θ軸上に固定されたチャックテーブル
    と、このチャックテーブルの上端面内に埋設された真空
    吸着部材とからなり、テープにマウントされたウェハを
    前記真空吸着部材を真空引きすることにより、前記チャ
    ックテーブル上に固定載置し、ダイシングブレードによ
    って、切削するダイシング装置において、前記チャック
    テーブル内に冷却機構を備えたことを特徴とするダイシ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 θ軸上に固定されたチャックテーブル
    と、このチャックテーブルの上端面内に埋設された真空
    吸着部材とからなり、テープにマウントされたウェハを
    前記真空吸着部材を真空引きすることにより、前記チャ
    ックテーブル上に固定載置し、ダイシングブレードによ
    って、切削するダイシング装置において、前記真空吸着
    部材内に冷却機構を備えたことを特徴とするダイシング
    装置。
  3. 【請求項3】 θ軸上に固定されたチャックテーブル
    と、このチャックテーブルの上端面内に埋設された真空
    吸着部材とからなり、テープにマウントされたウェハを
    前記真空吸着部材を真空引きすることにより、前記チャ
    ックテーブル上に固定載置し、ダイシングブレードによ
    って、切削するダイシング装置において、前記θ軸内に
    冷却機構を備えたことを特徴とするダイシング装置。
  4. 【請求項4】 θ軸上に固定されたチャックテーブル
    と、このチャックテーブルの上端面内に埋設された真空
    吸着部材とからなり、テープにマウントされたウェハを
    前記真空吸着部材を真空引きすることにより、前記チャ
    ックテーブル上に固定載置し、ダイシングブレードによ
    って、切削するダイシング装置において、前記チャック
    テーブルを10℃以下に冷却したことを特徴とするダイ
    シング方法。
  5. 【請求項5】 θ軸上に固定されたチャックテーブル
    と、このチャックテーブルの上端面内に埋設された真空
    吸着部材とからなり、テープにマウントされたウェハを
    前記真空吸着部材を真空引きすることにより、前記チャ
    ックテーブル上に固定載置し、ダイシングブレードによ
    って、切削するダイシング装置において、5℃以下のダ
    イシング切削水を用いたことを特徴とするダイシング方
    法。
JP2636292A 1992-02-13 1992-02-13 ダイシング装置およびダイシング方法 Pending JPH05226468A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002359212A (ja) * 2001-06-01 2002-12-13 Disco Abrasive Syst Ltd 半導体ウエーハの切削方法
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JP5953565B1 (ja) * 2015-02-23 2016-07-20 防衛装備庁長官 冷凍ピンチャック装置および冷凍ピンチャック方法

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