JP2000150484A5 - - Google Patents

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JP2000150484A5
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【請求項3】
前記エッチングノズルの外側に該ノズルを取り囲むようにしてガスを吸引するための排気
ヘッドを設け、あるいは又、該ノズルから噴出する活性種ガス流が試料面に斜めにあたる
ように該ノズルを構成して配設し、かつ、試料面に近い上方で該ノズルの近傍に該ノズル
先端に対向させてガスを吸引するための排気ヘッドを設けたことを特徴とした請求項1
と2記載のプラズマエッチング装置。
【0005】
【発明実施の形態】実施例1
図1と図2は本発明によるプラズマエッチング装置の一実施例である。図1は装置全体の
構成の概略図である。ガス供給装置14から反応ガス供給管3によりSF6と水素ガスの
混合ガスをプラズマ発生室に注入する。マイクロ波発振器1で発生したマイクロ波が導波
管2を通りプラズマ発生室で吸収され、前記、混合ガスが活性化され、プラズマ活性領域
6が形成される。活性種ガスは活性種ガス供給管13を通ってエッチングノズル4で絞り
込まれて密度の高い局部ビームとなって半導体ウエーハ5の表面に供給されるためにこの
構成ではエッチングレートは大幅に速くなる特徴がある。半導体ウエーハ5は、はじめ試
料交換室11に挿入され、ここから搬送機構15によりエッチング室9の移動台8に固定
セットされる。移動台8は試料移動機構7によってX−Y方向あるいはX−θ方向に移動
することができる。エッチングノズル4からでた活性種ガスによる局部ビームと移動台8
の移動機構によって半導体ウエーハ5を全面にわたって均一な厚みにエッチングすること
が可能になる。エッチング室9、排気ヘッド16、試料交換室11および搬送室10の
内部は、ゲートバルブ18を介して排気装置及びガス処理装置17により排気除害される
。なお、図中の符号19はガス排気管、符号20は制御装置を示す。図2はエッチングノ
ズル24周辺の詳細図である。エッチングノズル24は活性種ガス供給管23と結合部2
2によって高気密に固定され、また、エッチングノズル24の交換が容易に行える構成で
ある。また、この周辺に吸引作用のある排気ヘッド26を配備し、浮遊するガスを排気口
27を経て効果的に排気する構成になっている。エッチングノズル24は絞った先端の絞
り口24−1にビーム整形部24−2を設けた構造である。これはエッチングを効率よく
行う目的の構成で、半導体ウエーハ25とエッチングノズル24の空隙に活性種ガスが閉
じ込められような構成をとるように設計されている。図中の符号21は半導体回路素子、
28は移動台、29はウェーハ保持部を示す。この整形部の形状は、活性種ガス流量、排
気ヘッドの有無、真空度および空間のギャップなどの要因を考慮して最適化されるもので
ある。また、ガスを放出するエッチングノズル先端の断面形状は円形であってもよいが、
全体の厚さを高速に削減する目的には楕円や方形あるいは、帯状の形状の方が処理時間の
短縮にとって優れている。半導体ウエーハの裏面を均一に高速で薄層化する目的には例え
ば約1mm幅、長さ約60mmの細長い帯状の断面形状のノズル形状から帯状の局部ビームで
掃引すると丸状ビームに比べて掃引時間が大幅に短縮される効果がある。このようなエッ
チングノズル24を多数個設けた構成のプラズマエッチング装置の構造では掃引が一方向
だけでよくなるので、試料の加工を流れ作業による連続処理が可能となるため、さらなる
生産性の向上がはかれる特徴がある。
本発明による別の実施例であるエッチングノズルとこの周辺の構成例を図4、図5で説明する。本エッチングノズルは活性種ガス供給管と結合部によって高気密に固定されている。図4の実施例では細く絞った帯状の先端形状をもつエッチングノズル44と、半導体ウ ェーハ45の上面でこれに対させて排気ヘッド46を配備した構成を基本としている。排気ヘッド46は排気ポンプによって排気口47から排気ガス49が排気されており、このために半導体ウエーハ45上に放出された活性種ガスおよびエッチング化合物等はほとんどが吸引、排気される。なお、図中の符号41は活性種ガスを示す。この構造によって例えば塩素系ガスのように金属を腐食しやすいエッチングガスの場合にはエッチング室全体にガスが拡散されるのを抑えているので、金属製の試料移動機構等に完全な表面処理が不要になり低コスト化、長寿命化できる効果がある。また、エッチング化合物等の異物がウエーハ表面に残りにくくなったため、加工の歩留りが向上した。浮遊ガスが半導体ウエーハに長時間停滞しなくなったので、マスクを用いて異方性エッチングが行えるようになった。図5は、エッチングノズルの周辺構成についての他の実施例を示す部分破断斜視図 である。本実施例では細く絞った帯状の先端形状をもつエッチングノズル54に近接して送気ノズル57と排気ヘッド56を具備した構成を基本としている。図のようにこれらの配置は真ん中にエッチングノズル54があることが好ましい。送気ノズル57からHe、Ar、N2及びH2などのガス58がウエーハ55に吹き付けられる。これを具備することによって、図4で示した構造よりも積極的にエッチングノズル54からでたガスを排気ヘッドに回収することが可能になる。送気ノズル57のガスは半導体ウエーハ55のエッチングによる温度上昇を抑えウエーハを冷却する重要な役割もある。なお、図中の符号51 は活性種ガス、54−2はビーム整形部、58は送気ガス、59は排気ガスを示す。図5ではエッチングノズル部分における基本の構成を示したもので、実際は各部品の形状やこれらを配置する角度等は実験的に最適になるよう変形できることは言うまでもない。
以上、図4と図5の実施例で示した様に本発明はエッチングノズルの形状を帯状にすることによって構成されたエッチング局部の構造が特徴である。ここで述べたエッチングノズルにはビーム整形部が具備されていてもいなくてもよい。
実施例4
本発明によるエッチング装置により半導体ウエーハの裏面を薄く削ってペレットに加工する製造方法の一実施例を図6で説明する。半導体ウエーハは現在、Si、GaAs及びInPなどの材料結晶が主に使われている。図6(a)に、HBT(ヘテロ構造接合型トランジスタ)を集積した高出力増幅器の半導体素子回路61を持つGaAs結晶の半導体ウエーハ65を示す。放熱特性の改善のため約30ミクロンの厚さに薄くする必要があるので、ここでは半導体ウエーハ65の裏面を薄くしてペレット63に加工する製造方法の例を述べる。図6(b)に示すように、半導体ウエーハ65の表面を接着テープ69に固定し、これを支持板68で補強する。次に半導体ウエーハ65の裏面を本発明によるプラズマエッチング装置を用いてエッチングする。プラズマエッチング装置のエッチングノズル64と先端のビーム整形部64−2及び半導体ウエーハ65の部分を図6(c)に示す。エッチングノズル64の形状はこの例に限定されるものではない。ウエーハ全面はウエーハ移動機構により最適送りモードでエッチングされ、半導体ウエーハ65の裏面が無歪みで均一に加工される。エッチングガスにはSiCl4と水素の混合ガスを用いる。この後、半導体ウエーハ65上にはペレットを補強するためにAu系の金属層66が被着され、分離線62の所で切断される(図6(d))。接着テープ69を伸長、拡張させ、半導体ウエーハがペレット63に分離される(図6(e))。これから分かるように本発明により裏面を薄くする方法は、完全にドライプロセスであり、半導体ウエーハを洗浄したり、張り付けて取り外しする工程が省略でき、著しく工数を低減できる特徴がある。これは特に割れやすい化合物半導体を極薄に加工する工程にとって最適な処理法であり、従来に比して大幅な歩留り向上がはかれる。また、エッチング工程中でも膜厚をモニタできるので、高精度の加工が達成できる特徴がある。なお、半導体ウエーハ65の裏面はプロセス中にホトレジスト等の有機物で汚染されている場合が多いので、本発明によるプラズマエッチング装置の中で最初に酸素ガスを主体としたガスでこれを除去する工程を付加することができる。
以上、半導体ウエーハの裏面を薄く加工する例をGaAsで述べたが、SiやInP等の結晶材料の加工も同様に本発明のプラズマエッチング装置で行えることを付言する。
【0020】
【発明の効果】
(1)本発明のプラズマエッチング装置においてハロゲン化合物を含む混合ガスを使用し
、プラズマ室で発生した活性種ガスを局部的に集める機能にすることによりエッチングレ
ートを高めることが出来、低コストで提供できるようになった。
(2)本発明のプラズマエッチング装置においてハロゲン化合物ガスに水素ガスを混合し
たものを使用することにより、シリコン表面は粗れることなく鏡面がえられ高品質加工面
を提供できるようになった。
(3)ウェーハのエッチングしない面に不活性ガスを吹き付けることにより、活性種ガス
の回り込みを防ぐ構造とし、歩留りを向上させた。
(4)活性種ガス供給管のノズル部分に冷却機構を設け、加工歩留りを向上させた。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の実施例1であるプラズマエッチング装置の全体構成の概略図。
【図2】
本発明の実施例1であるプラズマエッチング装置のエッチングノズルの部分断面側面図。
【図3】
本発明の実施例2である他のエッチングノズルの部分断面側面図。
【図4】
本発明の実施例3である別のエッチングノズルの主要部の斜視図。
【図5】
本発明の実施例3である別のエッチングノズルの主要部の部分断面斜視図。
【図6】
本発明の実施例4であるプラズマエッチング装置を用いて半導体ウエーハの裏面を薄層化
してペレットに分割するまでの製造方法の主要工程におけるウェーハ周りの側面図。
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