JP7149517B2 - 素子チップの製造方法 - Google Patents

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本発明は、素子チップの製造方法に関し、詳細には、レーザグルービング工程およびプラズマを用いた分割工程を含む素子チップの製造方法に関する。
基板をダイシングする方法として、プラズマを用いるプラズマダイシングが注目されている。プラズマダイシングでは、まず、基板の表面を樹脂層で覆った後、基板の分割予定の領域を覆う樹脂層をレーザ光によってグルービングして、トレンチを形成する。その後、トレンチをプラズマに晒すことにより基板がエッチングされ、素子チップが得られる(特許文献1)。
特開2008-53417号公報
レーザグルービング工程では、樹脂層とともに基板がアブレーションされる場合がある。この場合、得られる素子チップの品質は大きく低下し易い。
本発明の一局面は、複数の素子領域および前記素子領域を画定する分割領域を備えるとともに、第1の面および前記第1の面とは反対側の第2の面を有する基板を準備する準備工程と、前記第1の面を樹脂層で被覆する被覆工程と、前記樹脂層の前記分割領域を被覆する第1部分に、前記第1の面の側からレーザ光を照射して、前記第1部分における前記樹脂層を厚み方向に部分的に除去するレーザグルービング工程と、前記レーザグルービング工程の後、前記第1部分に残存する前記樹脂層を第1のプラズマによりエッチングして、前記分割領域における前記第1の面を露出させる露出工程と、前記分割領域における前記基板を前記第1の面の側から第2のプラズマによりエッチングして、前記基板から複数の素子チップを形成する分割工程と、を備える、素子チップの製造方法に関する。
本発明によれば、所望の素子チップが高品質で得られる。
本発明の実施形態に係る基板を模式的に示す断面図である。 搬送キャリアに保持された基板を模式的に示す断面図である。 搬送キャリアを概略的に示す上面図である。 図3AのB-B線における断面図である。 本発明の第1実施形態に係る被覆工程後の基板を、模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るレーザグルービング工程後の基板を、模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る露出工程後の基板を、模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る分割工程後の基板を、模式的に示す断面図である。 プラズマ処理装置の構造を断面で示す概念図である。 樹脂層が除去された素子チップを、模式的に示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る被覆工程後の基板を、模式的に示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るレーザグルービング工程後の基板を、模式的に示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る露出工程後の基板を、模式的に示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る分割工程後の基板を、模式的に示す断面図である。
プラズマダイシングは、例えば、膜堆積ステップとエッチングステップとを交互に繰り返すボッシュプロセスで行われる。ボッシュプロセスでは、膜堆積ステップにおいてトレンチの内壁(底面および側面)に膜を形成してから、エッチングステップにおいてトレンチの底面を被覆する膜を除去して基板を露出させた後、露出した基板を除去する。このとき、膜堆積ステップおよびエッチングステップの条件は、膜堆積ステップにおいてトレンチの側面に形成された膜が、エッチングステップ後にも残存するように設定されている。これにより、基板はほぼ垂直にエッチングされる。言い換えれば、基板を垂直にエッチングするには、膜堆積ステップにおいて、トレンチの内壁に均一な厚みの膜が形成されていることが重要である。
レーザグルービング工程において基板がアブレーションされると、デブリと呼ばれる微粒子が発生し、トレンチの内壁に付着する。トレンチの内壁にデブリが付着していると、膜堆積ステップにおいてトレンチの内壁に形成される膜の厚みが不均一になり易い。よって、プラズマエッチングが垂直に進行しない。また、基板自体もレーザによる損傷を受けて、その表面が荒れる。この場合も、エッチングは垂直に進行しない。これらの結果、得られる素子チップの端面に縦縞模様が形成されて、外観性および抗折強度が低下し易くなる等、素子チップの品質が低下する。
ここで、トレンチの内壁に付着したデブリは、プラズマエッチングにより除去することが可能である。基板がシリコン(Si)基板である場合、デブリには基板を構成するSiが含まれる。Siを含有するデブリを除去するためには、基板を、Siに対する反応性の高いプラズマ、例えばSFを原料ガス(プロセスガス)とするプラズマに晒す必要がある。Siに対する反応性の高いプラズマは、デブリを除去する一方で、当然に基板表面を荒らす。そのため、やはりプラズマエッチングは垂直に進行しない。
近年、基板は、ダイアタッチフィルム(DAF)に貼り付けられた状態で個片化される場合がある。また、基板には、酸化膜あるいは窒化膜が形成されている場合がある。これらの場合、基板を個片化するには、基板に加えて、DAF、酸化膜あるいは窒化膜もプラズマエッチングする必要がある。さらに、基板として、樹脂に対するエッチングレートの比(マスク選択比)がシリコンよりも小さいガリウム砒素、炭化ケイ素等が用いられる場合もある。そのため、樹脂層はより厚いことが求められる。しかし、樹脂層が厚くなると、その厚みは不均一になり易い。
ラインタクトの観点から、トレンチを形成する際のレーザ光の照射は、一定の出力で行われる場合が多い。そのため、レーザ光は、通常、最も厚い樹脂層が除去される条件で照射される。レーザ光によりアブレーションされる量は、レーザ光の種類および照射対象物の種類にあまり依存しない。つまり、樹脂であっても基板であっても、同じようにアブレーションされる。そのため、樹脂層の厚みが不均一であると、樹脂層の薄い部分では、樹脂層とともに基板がアブレーションされる。これによりデブリが発生し、トレンチの内壁に付着する。さらに、基板にレーザ光が照射されることにより、その表面が荒れる。
一方、プラズマエッチングにおいて、エッチング対象物のエッチングレートは、使用するプロセスガスによって変わる。言い換えれば、プラズマエッチングは、一般に、高い選択比を有する。選択比とは、異なる物質に対するエッチングレートの比である。選択比が高いとは、このエッチングレートの比が大きいことを意味する。つまり、選択比が高い場合、特定の物質に対して、より選択的にエッチングすることが可能となる。
そこで、本実施形態では、トレンチを形成する際、まず、レーザ光によって樹脂層の一部をグルービングし、その後、残存する樹脂に対してプラズマエッチングを行う。プラズマエッチングでは、適切なプロセスガスを選択して、樹脂層を選択的に除去する。つまり、レーザ光とプラズマ照射とを併用することにより、基板のレーザ光によるアブレーションおよびプラズマによるエッチングを回避しながら、樹脂層を除去することができる。よって、デブリの発生が抑制されて、形成されるトレンチ内壁におけるデブリの付着が防止される。加えて、基板へのレーザ光の影響が小さくなるため、基板の表面荒れや劣化も抑制される。そのため、得られる素子チップの品質は大きく向上する。
[第1実施形態]
本実施形態に係る製造方法を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る基板を模式的に示す断面図である。図2は、搬送キャリアに保持された基板を模式的に示す断面図である。図3Aは、搬送キャリアを概略的に示す上面図である。図3Bは、図3AのB-B線における断面図である。図4は、本実施形態に係る被覆工程後の基板を、模式的に示す断面図である。図5は、本実施形態に係るレーザグルービング工程後の基板を、模式的に示す断面図である。図6は、プラズマ処理装置の構造を断面で示す概念図である。図7は、本実施形態に係る露出工程後の基板を、模式的に示す断面図である。図8は、本実施形態に係る分割工程後の基板を、模式的に示す断面図である。図9は、樹脂層が除去された素子チップを、模式的に示す断面図である。図示例では、便宜上、同じ機能を備える部材に同じ符号を付している。
(1)準備工程
ダイシングの対象となる基板10を準備する(図1)。基板10は、第1の面10Xおよび第2の面10Yを備える。また、基板10は、分割領域101を備える。分割領域101は、素子領域102を画定する。分割領域101には、酸化膜、窒化膜が形成されていてもよい。素子領域102には、半導体回路、電子部品素子、MEMS等の回路層(いずれも図示せず)が形成されていてもよい。
基板10は、例えば、シリコン(Si)、ガリウム砒素(GaAs)、窒化ガリウム(GaN)、炭化ケイ素(SiC)等からなる。基板10は、ハンドリング性の観点から、保持シート22に保持された状態で各工程に供されてもよい(図2)。基板10は、図示しないダイアタッチフィルム(DAF)を介して、保持シート22に保持されてもよい。
以下、保持シート22およびこれを固定するフレーム21の一実施形態について、図3Aおよび図3Bを参照しながら説明する。以下、フレーム21と、フレーム21に固定された保持シート22とを併せて、搬送キャリア20と称する。
(フレーム)
フレーム21は、基板10の全体と同じかそれ以上の面積の開口を有した枠体であり、所定の幅および略一定の薄い厚みを有している。フレーム21は、保持シート22および基板10を保持した状態で搬送できる程度の剛性を有している。フレーム21の開口の形状は特に限定されないが、例えば、円形や、矩形、六角形など多角形であってもよい。フレーム21には、位置決めのためのノッチ21aやコーナーカット21bが設けられていてもよい。フレーム21の材質としては、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属や、樹脂等が挙げられる。
(保持シート)
保持シート22の材質は特に限定されない。なかでも、基板10が貼着され易い点で、保持シート22は、粘着層と柔軟性のある非粘着層とを含むことが好ましい。
非粘着層の材質は特に限定されず、例えば、ポリエチレンおよびポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル等の熱可塑性樹脂が挙げられる。樹脂フィルムには、伸縮性を付加するためのゴム成分(例えば、エチレン-プロピレンゴム(EPM)、エチレン-プロピレン-ジエンゴム(EPDM)等)、可塑剤、軟化剤、酸化防止剤、導電性材料等の各種添加剤が配合されていてもよい。また、上記熱可塑性樹脂は、アクリル基等の光重合反応を示す官能基を有していてもよい。非粘着層の厚みは特に限定されず、例えば、50μm~300μmであり、好ましくは50μm~150μmである。
粘着層を備える面(粘着面22a)の外周縁は、フレーム21の一方の面に貼着しており、フレーム21の開口を覆っている。粘着面22aのフレーム21の開口から露出した部分に、基板10の一方の主面(第2の面10Y)が貼着されることにより、基板10は保持シート22に保持される。プラズマ処理の際、保持シート22は、プラズマ処理装置内に設置されるステージと、非粘着層を備える面(非粘着面22b)とが接するように、ステージに載置される。すなわち、プラズマエッチングは、第2の面10Yとは反対側の第1の面10X側から行われる。
粘着層は、紫外線(UV)の照射によって粘着力が減少する粘着成分からなることが好ましい。これにより、プラズマダイシング後に素子チップをピックアップする際、UV照射を行うことにより、素子チップが粘着層から容易に剥離されて、ピックアップし易くなる。例えば、粘着層は、非粘着層の片面に、UV硬化型アクリル粘着剤を5μm~100μm(好ましくは5μm~15μm)の厚みに塗布することにより得られる。
(2)被覆工程
基板10の第1の面10Xを樹脂層40で被覆する(図4)。
樹脂層40は、基板10の素子領域102(図1等参照)をプラズマ等から保護するために設けられる。樹脂層40は、例えば、ポリイミド等の熱硬化性樹脂、ポリビニルアルコールおよび水溶性ポリエステル樹脂等の水溶性樹脂、フェノール樹脂等のフォトレジスト等の、いわゆるレジスト材料を含む。樹脂層40は、例えば、シート状に成型されたレジスト材料により形成されてもよい。樹脂層40は、レジスト材料の原料液から、回転塗布やスプレー塗布等の方法により形成されてもよい。
樹脂層40の厚みは特に限定されないが、素子領域102を覆う樹脂層40が後のプラズマエッチングにより完全には除去されない程度であることが好ましい。樹脂層40の厚みは、例えば、露出工程および分割工程において樹脂層40がエッチングされる量(厚み)を算出し、このエッチング量以上になるように設定される。具体的には、樹脂層40の厚みの平均値は、5μm~60μmであってもよい。平均値は、例えば、樹脂層40の任意の5点における厚みを平均化して求められる。
特に本実施形態は、樹脂層40が厚い場合(例えば、20μm~60μm)に有用である。上記の通り、樹脂層40が厚くなると、厚みは不均一になり易い。しかし、後のレーザグルービング工程を、樹脂層40の厚みの一部を残すように行うため、基板10のアブレーションは回避される。
フォトリソグラフィ技術を用いる場合、基板に由来するデブリを発生させずに厚い樹脂層を除去し、分割領域において基板を露出させることは容易である。本実施形態によれば、フォトリソグラフィ技術を用いることなく、これを用いる場合と同等の品質を有するトレンチを形成することができる。
(3)レーザグルービング工程
分割領域101を被覆する第1部分401に、第1の面10X側からレーザ光を照射して、第1部分401における樹脂層40を除去する(図5)。ただし、第1部分401において、樹脂層40は、厚み方向に部分的に除去される。つまり、本工程では、第1の面10Xを露出させないようにレーザ光が照射されるため、基板10はアブレーションされない。また、素子領域102を被覆する第2部分402には、レーザ光を照射しない。第2部分402における樹脂層40は、後の露出工程および分割工程において、素子領域102における基板10をプラズマから保護する。
このとき形成されるトレンチTの深さは、トレンチTの底面から第1の面10Xが露出しない限り、特に限定されない。具体的には、レーザグルービング工程は、第1部分401において、樹脂層40が1μm以上残存するような条件で行われてもよい。レーザグルービング工程後、第1部分401における樹脂層40は、1μm以上、5μm以下残存してもよいし、1μm以上、3μm以下残存してもよい。第1部分401に残存する樹脂層40の厚みは、不均一であってもよい。後に行われる露出工程は、選択比の高いプラズマエッチングにより行われるためである。
レーザ光のビーム強度および照射回数(照射時間)は特に限定されず、本工程前後における第1部分401の厚み、樹脂の種類等を考慮して、適宜設定すればよい。
レーザ光の照射は複数回行われてもよい。この場合、レーザ光の照射は、同じ条件で行われてもよいし、条件を変えて行われてもよい。例えば、第1部分401に第1レーザ光を照射し、その後、第1部分401に第1レーザ光よりもビーム強度の小さい第2レーザ光を照射してもよい。ビーム強度は、レーザ光の中心強度である。レーザ光の照射回数とは、第1部分401に走査させるレーザ光の走査回数のことであり、パルス数を意味するものではない。
第1レーザ光の照射は、樹脂層40がアブレーションする条件で行われる。第2レーザ光の照射も、樹脂層40がアブレーションする条件で行われてよい。第2レーザ光のビーム強度は第1レーザ光よりも小さいため、アブレーションされる樹脂の量は制御され易く、第1部分401における樹脂層40の過度なアブレーションを抑制することは容易である。
レーザ光のプロファイルは特に限定されない。レーザ光の幅方向プロファイルは、ガウシアン分布を有していてもよいし、トップハット分布を有していてもよい。ガウシアン分布とは正規分布である。トップハット分布は、分割領域101の幅方向全体にわたって強度が同程度であり、端部(強度が急激に低くなり始めるショルダー部分)の強度は、中心強度と大きく変わらず、例えば中心強度の90%~98%である。
レーザ光は、パルス波であってもよく、連続波であってもよい。基板10に与える熱影響が小さい点で、パルス波であってもよい。レーザ発振機構も特に限定されず、レーザ発振の媒体として半導体を用いる半導体レーザ、媒体として炭酸ガス(CO)等の気体を用いる気体レーザ、YAG等を用いる固体レーザ、および、ファイバレーザ等が挙げられる。これらは単独で、あるいは、2以上を組み合わせて用いられる。
レーザ光の波長も特に限定されないが、紫外線域(波長200nm~400nm)であってもよい。レーザ光の周波数も特に限定されないが、例えば、1kHz~200kHzであってもよく、10kHz~300kHzであってもよい。高周波になるほど高速加工が可能となる。
(4)露出工程
レーザグルービング工程の後、分割工程の前に、第1部分401に残存する樹脂層40を除去する(図6)。これにより、分割領域101(図1参照)における第1の面10Xが露出する。
本工程において、樹脂層40の除去はプラズマを用いて行われる。選択比の高いプラズマエッチングを採用することにより、樹脂層40を除去しながら、基板10のエッチングを抑制することができる。よって、トレンチTの内壁におけるデブリの発生、および、基板10の表面の荒れは抑制される。
第1部分401に残存する樹脂層40を除去するための第1のプラズマP1は、分割工程の際に発生させる第2のプラズマP2とは異なる条件で発生させてもよい。露出工程におけるプラズマ処理には、樹脂層40を構成する成分が除去される一方、基板10がエッチングされ難いプロセスガスが用いられる。
露出工程は、例えば、後述するプラズマ処理装置を用い、Oを含むガスを200sccmで供給しながら、真空チャンバ内の圧力を5Paに調整し、アンテナに1000W~2000Wの高周波電力を印加して第1のプラズマP1を発生させて、1分~2分程度処理することにより行われる。このとき、ステージが備える高周波電極部に150W程度の高周波電力を印加してもよい。第1のプラズマP1を発生させるプロセスガスは、OとCF等のフッ素含有ガスとの混合ガスであってもよい。基板10のエッチングを防ぎ、基板10の表面の荒れを抑制できる点で、第1のプラズマP1を発生させるプロセスガスは、Oガスのみであることが好ましい。
(5)分割工程
第1部分401が除去されて露出した第1の面10Xを、第2のプラズマP2に晒すことにより、分割領域101における基板10がエッチングされる。これにより、基板10は分割されて、素子領域102を備える複数の素子チップ50が得られる(図7)。
図8を参照しながら、分割工程に使用されるプラズマ処理装置200を具体的に説明するが、プラズマ処理装置はこれに限定されるものではない。
プラズマ処理装置200は、ステージ211を備えている。搬送キャリア20は、保持シート22の基板10を保持している面(粘着面22a)が上方を向くように、ステージ211に搭載される。ステージ211の上方には、フレーム21および保持シート22の少なくとも一部を覆うとともに、基板10の少なくとも一部を露出させるための窓部224Wを有するカバー224が配置されている。カバー224には、フレーム21がステージ211に載置されている状態のとき、フレーム21を押圧するための押さえ部材207が配置されている。押さえ部材207は、フレーム21と点接触できる部材(例えば、コイルバネや弾力性を有する樹脂)であることが好ましい。これにより、フレーム21およびカバー224の熱が互いに影響し合うことを抑制しながら、フレーム21の歪みを矯正することができる。
ステージ211およびカバー224は、反応室(真空チャンバ203)内に配置されている。真空チャンバ203は、上部が開口した概ね円筒状であり、上部開口は蓋体である誘電体部材208により閉鎖されている。真空チャンバ203を構成する材料としては、アルミニウム、ステンレス鋼(SUS)、表面をアルマイト加工したアルミニウム等が例示できる。誘電体部材208を構成する材料としては、酸化イットリウム(Y23)、窒化アルミニウム(AlN)、アルミナ(Al23)、石英(SiO2)等の誘電体材料が例示できる。誘電体部材208の上方には、上部電極としてのアンテナ209が配置されている。アンテナ209は、第1高周波電源210Aと電気的に接続されている。ステージ211は、真空チャンバ203内の底部側に配置される。
真空チャンバ203には、ガス導入口203aが接続されている。ガス導入口203aには、プロセスガス源212およびアッシングガス源213が、それぞれ配管によって接続されている。また、真空チャンバ203には、排気口203bが設けられている。排気口203bには、真空チャンバ203内のガスを排気して減圧するための真空ポンプを含む減圧機構214が接続されている。
ステージ211は、それぞれ略円形の電極層215と、金属層216と、電極層215および金属層216を支持する基台217と、電極層215、金属層216および基台217を取り囲む外周部218とを備える。外周部218は導電性および耐エッチング性を有する金属により構成されており、電極層215、金属層216および基台217をプラズマから保護する。外周部218の上面には、円環状の外周リング229が配置されている。外周リング229は、外周部218の上面をプラズマから保護する役割をもつ。電極層215および外周リング229は、例えば、上記の誘電体材料により構成される。
電極層215の内部には、静電吸着機構を構成する電極部(以下、ESC電極219と称す。)と、第2高周波電源210Bに電気的に接続された高周波電極部220とが配置されている。ESC電極219には、直流電源226が電気的に接続されている。静電吸着機構は、ESC電極219および直流電源226により構成されている。
金属層216は、例えば、表面にアルマイト被覆を形成したアルミニウム等により構成される。金属層216内には、冷媒流路227が形成されている。冷媒流路227は、ステージ211を冷却する。ステージ211が冷却されることにより、ステージ211に搭載された保持シート22が冷却されるとともに、ステージ211にその一部が接触しているカバー224も冷却される。これにより、基板10や保持シート22が、プラズマ処理中に加熱されることによって損傷されることが抑制される。冷媒流路227内の冷媒は、冷媒循環装置225により循環される。
ステージ211の外周付近には、ステージ211を貫通する複数の支持部222が配置されている。支持部222は、搬送キャリア20のフレーム21を支持する。支持部222は、昇降機構223Aにより昇降駆動される。搬送キャリア20が真空チャンバ203内に搬送されると、所定の位置まで上昇した支持部222に受け渡される。支持部222の上端面がステージ211と同じレベル以下にまで降下することにより、搬送キャリア20は、ステージ211の所定の位置に搭載される。
カバー224の端部には、複数の昇降ロッド221が連結しており、カバー224を昇降可能にしている。昇降ロッド221は、昇降機構223Bにより昇降駆動される。昇降機構223Bによるカバー224の昇降の動作は、昇降機構223Aとは独立して行うことができる。
制御装置228は、第1高周波電源210A、第2高周波電源210B、プロセスガス源212、アッシングガス源213、減圧機構214、冷媒循環装置225、昇降機構223A、昇降機構223Bおよび静電吸着機構を含むプラズマ処理装置200を構成する要素の動作を制御する。
第2のプラズマP2は、基板10がエッチングされる条件により発生させる。エッチング条件は、基板10の材質に応じて適宜選択することができる。基板10がSiの場合、エッチングには、いわゆるボッシュプロセスを用いることができる。ボッシュプロセスにおいては、膜堆積ステップと、膜エッチングステップと、Siエッチングステップとを順次繰り返すことにより、分割領域101における基板10を深さ方向に掘り進む。
膜堆積ステップは、例えば、原料ガスとしてCを150sccm~250sccmで供給しながら、真空チャンバ203内の圧力を15Pa~25Paに調整し、第1高周波電源210Aからアンテナ209への投入電力を1500W~2500Wとして、第2高周波電源210Bから高周波電極部220への投入電力を0Wとして、5秒間~15秒間、処理する条件で行われる。
膜エッチングステップは、例えば、原料ガスとしてSFを200sccm~400sccmで供給しながら、真空チャンバ203内の圧力を5Pa~15Paに調整し、第1高周波電源210Aからアンテナ209への投入電力を1500W~2500Wとして、第2高周波電源210Bから高周波電極部220への投入電力を100W~300Wとして、2秒間~10秒間、処理する条件で行われる。
Siエッチングステップは、例えば、原料ガスとしてSFを200sccm~400sccmで供給しながら、真空チャンバ203内の圧力を5Pa~15Paに調整し、第1高周波電源210Aからアンテナ209への投入電力を1500W~2500Wとして、第2高周波電源210Bから高周波電極部220への投入電力を50W~200Wとして、10秒間~20秒間、処理する条件で行われる。
上記のような条件で、膜堆積ステップ、膜エッチングステップ、および、Siエッチングステップを繰り返すことにより、基板10は、10μm/分の速度で深さ方向に垂直にエッチングされ得る。プラズマの発生においては、複数種類の原料ガスを併用してもよい。この場合、複数種類の原料ガスを時間差で真空チャンバ203内に導入してもよいし、複数種類の原料ガスを混合して、真空チャンバ203内に導入してもよい。
このようにして、基板10は、保持シート22により支持された状態で、素子領域102を備える複数の素子チップ50に分割される。分割工程の終了後、保持シート22に支持された複数の素子チップ50は、ピックアップ工程に送られる。ピックアップ工程では、複数の素子チップ50は、それぞれ保持シート22から剥離されて、素子チップ50が得られる。
分割工程の後、素子チップ50に残存する樹脂層40を、アッシングや洗浄により除去してもよい(図9)。
[第2実施形態]
本実施形態は、被覆工程において、2層の樹脂層により第1の面10Xを被覆すること以外、第1実施形態と同様である。つまり、本実施形態において、樹脂層40は、第1樹脂層と第2樹脂層とを備える。ただし、第1樹脂層と第2樹脂層とは、同じ波長のレーザ光に対する吸収率が異なり、第2樹脂層のレーザ光の吸収率は、第1樹脂層のレーザ光の吸収率よりも小さい。
本実施形態に係る製造方法を、図面を参照しながら説明する。
図10は、本実施形態に係る被覆工程後の基板を、模式的に示す断面図である。図11は、本実施形態に係るレーザグルービング工程後の基板を、模式的に示す断面図である。図12は、本実施形態に係る露出工程後の基板を、模式的に示す断面図である。図13は、本実施形態に係る分割工程後の基板を、模式的に示す断面図である。
(2-2)被覆工程(図10)
第1の面10Xを、第1樹脂層41および第2樹脂層42で被覆する。
第2樹脂層42のレーザ光の吸収率は、第1樹脂層41のレーザ光の吸収率よりも小さい。第1樹脂層41および第2樹脂層42は、例えば、レーザ光を吸収する材料(吸収材)の種類および配合量、樹脂の種類等を変えることにより、形成することができる。具体的には、波長200nm~400nmのレーザ光を用いる場合、第1樹脂層41の材料としてポリイミド(PI)を用い、第2樹脂層42の材料としてはポリエチレンテレフタレート(PET)を用いてもよい。
第2樹脂層42は、粘着性を有していてもよい。この場合、例えば、レジスト材料により形成された第1樹脂層41と粘着剤としての第2樹脂層42とを備える粘着シートを、第1の面10Xに貼着してもよい。第2樹脂層42は、水溶性を有していてもよい。水溶性の第2樹脂層42の材料としては、水溶性ポリエステル、ポリビニルアルコール(PVA)等が挙げられる。この場合、後述する分割工程の後、得られた素子チップに残存する樹脂層40を、水あるいは水を含む洗浄液を用いた洗浄により、素子チップの表面から除去することができる。
それぞれの樹脂層の厚みは特に限定されないが、例えば、レーザグルービング工程において第1部分401に残存させたい樹脂の厚みを第2樹脂層42の厚みとする。これにより、レーザグルービング工程後、第1部分401に第2樹脂層42に相当する厚みの樹脂を残存させることができる。
(3-2)レーザグルービング工程(図11)
第1部分401に第1の面10X側からレーザ光を照射し、主に第1樹脂層41を除去する。一方、第2樹脂層42の少なくとも一部を残存させる。第2樹脂層42は第1樹脂層41よりもレーザ光の吸収率が小さいため、第1の面10X上に残存しやすい。また、レーザ光の照射条件を厳密に制御することを要しないため、工程も簡略化される。
(4-2)露出工程(図12)
第1部分401に残存する樹脂層40(主に第2樹脂層42)を、第1のプラズマP1に晒すことにより除去する。これにより、分割領域101における第1の面10Xが露出する。
(5-2)分割工程(図13)
分割領域101において露出した第1の面10Xを第2のプラズマP2に晒すことにより、分割領域101における基板10をエッチングする。分割工程の後、得られた素子チップ50には、第1樹脂層41および第2樹脂層42が残存し得る。これら樹脂層40は、アッシングや洗浄により除去されてもよい。
本発明の素子チップの製造方法によれば、所望のプラズマダイシングが行われるため、種々の基板から素子チップを製造する方法として有用である。
10:基板
10X:第1の面
10Y:第2の面
101:分割領域
102:素子領域
20:搬送キャリア
21:フレーム
21a:ノッチ
21b:コーナーカット
22:保持シート
22a:粘着面
22b:非粘着面
40:樹脂層
401:第1部分
402:第2部分
41:第1樹脂層
42:第2樹脂層
50:素子チップ
200:プラズマ処理装置
203:真空チャンバ
203a:ガス導入口
203b:排気口
207:押さえ部材
208:誘電体部材
209:アンテナ
210A:第1高周波電源
210B:第2高周波電源
211:ステージ
212:プロセスガス源
213:アッシングガス源
214:減圧機構
215:電極層
216:金属層
217:基台
218:外周部
219:ESC電極
220:高周波電極部
221:昇降ロッド
222:支持部
223A、223B:昇降機構
224:カバー
224W:窓部
225:冷媒循環装置
226:直流電源
227:冷媒流路
228:制御装置
229:外周リング

Claims (3)

  1. 複数の素子領域および前記素子領域を画定する分割領域を備えるとともに、第1の面および前記第1の面とは反対側の第2の面を有する基板を準備する準備工程と、
    前記第1の面を樹脂層で被覆する被覆工程と、
    前記樹脂層の前記分割領域を被覆する第1部分に、前記第1の面の側からレーザ光を照射して、前記第1部分における前記樹脂層を厚み方向に部分的に除去するレーザグルービング工程と、
    前記レーザグルービング工程の後、前記第1部分に残存する前記樹脂層を第1のプラズマによりエッチングして、前記分割領域における前記第1の面を露出させる露出工程と、
    前記分割領域における前記基板を前記第1の面の側から第2のプラズマによりエッチングして、前記基板から複数の素子チップを形成する分割工程と、を備え、
    前記レーザグルービング工程において、前記第1部分に第1レーザ光が照射された後、前記第1部分に前記第1レーザ光よりもビーム強度の小さい第2レーザ光が照射される、素子チップの製造方法。
  2. 複数の素子領域および前記素子領域を画定する分割領域を備えるとともに、第1の面および前記第1の面とは反対側の第2の面を有する基板を準備する準備工程と、
    前記第1の面を樹脂層で被覆する被覆工程と、
    前記樹脂層の前記分割領域を被覆する第1部分に、前記第1の面の側からレーザ光を照射して、前記第1部分における前記樹脂層を厚み方向に部分的に除去するレーザグルービング工程と、
    前記レーザグルービング工程の後、前記第1部分に残存する前記樹脂層を第1のプラズマによりエッチングして、前記分割領域における前記第1の面を露出させる露出工程と、
    前記分割領域における前記基板を前記第1の面の側から第2のプラズマによりエッチングして、前記基板から複数の素子チップを形成する分割工程と、を備え、
    前記樹脂層は、第1樹脂層と、前記第1の面と前記第1樹脂層との間に配置される第2樹脂層と、を備え、
    前記第2樹脂層の前記レーザ光の吸収率は、前記第1樹脂層の前記レーザ光の吸収率よりも小さい、素子チップの製造方法。
  3. 前記被覆工程の前に、前記第2の面をフレームに固定された保持シートに貼着する貼着工程を備える、請求項1または2に記載の素子チップの製造方法。
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