JPH0522618A - 偏向ヨーク - Google Patents
偏向ヨークInfo
- Publication number
- JPH0522618A JPH0522618A JP17104391A JP17104391A JPH0522618A JP H0522618 A JPH0522618 A JP H0522618A JP 17104391 A JP17104391 A JP 17104391A JP 17104391 A JP17104391 A JP 17104391A JP H0522618 A JPH0522618 A JP H0522618A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- transformer
- horizontal
- terminal
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Details Of Television Scanning (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種映像機器に用いられる偏向ヨークに関
し、偏向回路に高周波フィルター回路を構成し、リンギ
ング電流に対するハイインピーダンス回路をつくり、マ
ルチスキャン周波数など広帯域スキャン周波数に対し
て、リンギングの抑制、低減を図ることを目的とするも
のである。 【構成】 偏向コイルと掃引回路との間に、巻数が同一
の2つの巻線を持つトランス7を、コモンモード回路で
挿入し、偏向コイル電流を損うことなく水平,垂直コイ
ル間でその分布容量に起因して溢流する不要な寄生高周
波振動電流を低減させる構成としたものである。
し、偏向回路に高周波フィルター回路を構成し、リンギ
ング電流に対するハイインピーダンス回路をつくり、マ
ルチスキャン周波数など広帯域スキャン周波数に対し
て、リンギングの抑制、低減を図ることを目的とするも
のである。 【構成】 偏向コイルと掃引回路との間に、巻数が同一
の2つの巻線を持つトランス7を、コモンモード回路で
挿入し、偏向コイル電流を損うことなく水平,垂直コイ
ル間でその分布容量に起因して溢流する不要な寄生高周
波振動電流を低減させる構成としたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種映像機器に用いら
れ、良質の映像をつくり出す偏向ヨークに関するもので
ある。
れ、良質の映像をつくり出す偏向ヨークに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来における偏向ヨークとしては各々の
コイル内に存する線間浮遊容量を流れる高周波数電流を
圧縮するために、線間の電位差を小さくするような巻き
方向と結線について改善されたものがある。
コイル内に存する線間浮遊容量を流れる高周波数電流を
圧縮するために、線間の電位差を小さくするような巻き
方向と結線について改善されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような従来
の構成では益々高速複数化する幅広い高周波数化に対し
てすべてにリンギング防止対策としてカバーすることが
できなくなってきた。
の構成では益々高速複数化する幅広い高周波数化に対し
てすべてにリンギング防止対策としてカバーすることが
できなくなってきた。
【0004】本発明は上記課題の対策として、2〜3の
スキャン周波数に対してのリンギングの抑制、低減をす
る偏向ヨークを提供することを目的とする。
スキャン周波数に対してのリンギングの抑制、低減をす
る偏向ヨークを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、水平コイルと垂直コイル間を流れる高周波リンギン
グ電流に対して、その回路にトランスをコモンモード回
路となるように挿入し、トランスのインダクタンスによ
り、回路のハイインピーダンス化を構成することによ
り、水平コイルと垂直コイルの干渉に起因するリンギン
グ電流を低減させるように構成したものである。
め、水平コイルと垂直コイル間を流れる高周波リンギン
グ電流に対して、その回路にトランスをコモンモード回
路となるように挿入し、トランスのインダクタンスによ
り、回路のハイインピーダンス化を構成することによ
り、水平コイルと垂直コイルの干渉に起因するリンギン
グ電流を低減させるように構成したものである。
【0006】
【作用】上述のように、偏向コイルの端子にトランスを
コモンモードで挿入することにより、偏向コイルに流す
目的とする偏向コイル電流を損うことなく他の偏向コイ
ルに対して溢流する不要な高周波リンギングに対しての
みハイインピーダンス素子として作用させる。
コモンモードで挿入することにより、偏向コイルに流す
目的とする偏向コイル電流を損うことなく他の偏向コイ
ルに対して溢流する不要な高周波リンギングに対しての
みハイインピーダンス素子として作用させる。
【0007】この結果、リンギング電流を幅広い周波数
帯に及んで抑制でき、良質の画像を提供するものであ
る。マルチスキャンディスプレイ等の幅広い掃引周波数
帯に使用する偏向ヨーク回路にその効果が大きく期待で
きる。
帯に及んで抑制でき、良質の画像を提供するものであ
る。マルチスキャンディスプレイ等の幅広い掃引周波数
帯に使用する偏向ヨーク回路にその効果が大きく期待で
きる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例における偏向ヨー
クの構成図であり、偏向ヨーク本体1の端子基板2に設
けた水平コイル端子(H1,H2)3と掃引回路の端子
5に接続される水平コード6との間にトランス7を接続
したもので、トランス7には水平コイル端子H1側とH
2側に夫々巻数が同じで独立した巻線を有する。巻き方
向はH1側電流とH2側電流によるコアの磁束が打ち消
すような向きに巻回されている。なお、図中4は端子基
板2に設けた垂直コイル端子V1,V2である。
クの構成図であり、偏向ヨーク本体1の端子基板2に設
けた水平コイル端子(H1,H2)3と掃引回路の端子
5に接続される水平コード6との間にトランス7を接続
したもので、トランス7には水平コイル端子H1側とH
2側に夫々巻数が同じで独立した巻線を有する。巻き方
向はH1側電流とH2側電流によるコアの磁束が打ち消
すような向きに巻回されている。なお、図中4は端子基
板2に設けた垂直コイル端子V1,V2である。
【0010】図2は模式的に表した偏向コイルとトラン
スの回路図であり、水平コイル11,12及び垂直コイ
ル13,14は夫々ペアで構成される偏向コイルが並列
結線,直列結線され、夫々が直角で配置されている。ト
ランスのコア8には2つの巻線9,10による磁束の向
きを示す。
スの回路図であり、水平コイル11,12及び垂直コイ
ル13,14は夫々ペアで構成される偏向コイルが並列
結線,直列結線され、夫々が直角で配置されている。ト
ランスのコア8には2つの巻線9,10による磁束の向
きを示す。
【0011】図3はリンギング電流を示す回路図であ
り、水平コイル15と垂直コイル16の間に介在する分
布静電容量17を流れる環流高周波リンギング電流18
及びトランス7を経て、水平コイル15から垂直コイル
16へ流れる高周波リンギング電流19を示す。
り、水平コイル15と垂直コイル16の間に介在する分
布静電容量17を流れる環流高周波リンギング電流18
及びトランス7を経て、水平コイル15から垂直コイル
16へ流れる高周波リンギング電流19を示す。
【0012】図4はトランス7のコモンモード結線にお
ける電流の向きを示す。コア8には偏向電流による磁束
はキャンセルされて零である。
ける電流の向きを示す。コア8には偏向電流による磁束
はキャンセルされて零である。
【0013】以上のような構成で、偏向コイルの端子に
トランス7をコモンモードで挿入することにより、偏向
コイルに流す目的とする偏向コイル電流を損うことなく
他の偏向コイルに対して溢流する不要な高周波リンギン
グに対してのみハイインピーダンス素子として作用させ
ることができる。
トランス7をコモンモードで挿入することにより、偏向
コイルに流す目的とする偏向コイル電流を損うことなく
他の偏向コイルに対して溢流する不要な高周波リンギン
グに対してのみハイインピーダンス素子として作用させ
ることができる。
【0014】その結果、リンギング電流を幅広い周波数
帯に及んで抑制でき、良質の画像を提供することができ
る。マルチスキャンディスプレイ等の幅広い掃引周波数
帯に使用する偏向ヨークにその効果が大きく期待できる
ものとなる。
帯に及んで抑制でき、良質の画像を提供することができ
る。マルチスキャンディスプレイ等の幅広い掃引周波数
帯に使用する偏向ヨークにその効果が大きく期待できる
ものとなる。
【0015】
【発明の効果】以上のような本発明はリンギング電流で
ある高周波寄生電流の発生に対して水平−垂直にまたが
る回路にフィルターが形成され、目的の偏向電流に対し
ては何ら妨害を与えることなく、不要高周波寄生振動を
圧縮でき、その結果リンギングの発生を十分に抑えるこ
とができる価値あるものと言える。
ある高周波寄生電流の発生に対して水平−垂直にまたが
る回路にフィルターが形成され、目的の偏向電流に対し
ては何ら妨害を与えることなく、不要高周波寄生振動を
圧縮でき、その結果リンギングの発生を十分に抑えるこ
とができる価値あるものと言える。
【図1】本発明の偏向ヨークの一実施例を示す概略構成
図
図
【図2】同偏向ヨークの回路図
【図3】同リンギング電流を示す回路図
【図4】同トランスの電流を、特に巻線の電流の向きに
注目した説明図
注目した説明図
1 偏向ヨーク本体 2 端子基板 3 水平コイル端子 4 垂直コイル端子 5 掃引回路の端子 6 水平コード 7 トランス 8 コア 9,10 巻線 11,12,15 水平コイル 13,14,16 垂直コイル 17 分布静電容量 18 環流高周波リンギング電流 19 高周波リンギング電流
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】少なくとも水平コイルまたは垂直コイルの
いずれか一方のコイル端子と、掃引電源回路の端子との
間に、磁気回路を共用する同一巻数のコイル巻線を一組
有するトランスをコモンモードで結線し、ヨークの各コ
イル間あるいは水平垂直間を流れるリンギング電流を抑
制するように構成した偏向ヨーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17104391A JPH0522618A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 偏向ヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17104391A JPH0522618A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 偏向ヨーク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0522618A true JPH0522618A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=15916032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17104391A Pending JPH0522618A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 偏向ヨーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0522618A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0534776U (ja) * | 1991-10-11 | 1993-05-07 | 株式会社村田製作所 | 偏向ヨーク装置 |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP17104391A patent/JPH0522618A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0534776U (ja) * | 1991-10-11 | 1993-05-07 | 株式会社村田製作所 | 偏向ヨーク装置 |
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