JPH0522568Y2 - - Google Patents

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JPH0522568Y2
JPH0522568Y2 JP3231586U JP3231586U JPH0522568Y2 JP H0522568 Y2 JPH0522568 Y2 JP H0522568Y2 JP 3231586 U JP3231586 U JP 3231586U JP 3231586 U JP3231586 U JP 3231586U JP H0522568 Y2 JPH0522568 Y2 JP H0522568Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
bathroom
core material
packing member
ceiling
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は浴室用天井板、特に隣接する側縁部
どおしを連結することによつて天井を構成するよ
うになされた浴室用天井板に関する。
従来技術 従来、この種の天井板として、発泡ポリエチレ
ン合成樹脂などの発泡合成樹脂を押出し成形する
ことにより表面にスキン層を有するものとなされ
た板状のもの、またはポリ塩化ビニル合成樹脂な
どよりなる成形体の内部に発泡ポリスチレン合成
樹脂などの発泡合成樹脂よりなる断熱材を注入発
泡あるいは貼着することにより装填したものであ
つて、隣接するものどおしを連結しうるように両
側縁に互いに対応した形状の嵌合用凸部および凹
部を有するものが知られている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、全体が発泡合成樹脂よりなる板
状体のものにあつては、製品毎に着色のバラツキ
が生じ易く、また地肌面が平滑さを欠くためいさ
さか貧弱な外観を呈するものであつたのみなら
ず、表面スキン層が薄いために破損を招き易く運
搬や施工時等における取扱いに不便をきたすとい
う難を有するものであつた。
この点、塩化ビニル合成樹脂等よりなる成形体
の内部に断熱材を装填したものにあつては、着色
のバラツキが生じることもなく、また表面も平滑
であるため見栄えも良好であるが、その製造が厄
介であるという難を有するものであつた。また上
記いずれのものにあつても、隣接するものどおし
の連結は、単に嵌合用凸部と嵌合用凹部を嵌合さ
せるだけものであつたために、その連結箇所の気
密性が不完全であり、そこから浴室内の湿気を帯
びた空気が天井裏に漏れて天井裏内の木材の早期
腐食を誘発していたのみならず、断熱効果の点で
も好ましいものではなかつた。
この考案は、上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、良好な外観体裁を有するのはもとより、表
面が傷つきにくく取扱いに便利であり、しかも連
結部分の気密性に優れ、それでいて容易に製造し
得る浴室用天井板を提供することを目的とするも
のである。
問題点を解決するための手段 而して、この考案は、発泡ポリスチレン合成樹
脂よりなる帯板状の芯材1の少なくとも浴室内に
露出する側の表面に、二層押出し成形により該芯
材1と同質の合成樹脂よりなる無発泡の表面被覆
層2が形成されると共に、両側縁に合じやくり状
に互いに対応する上方突出縁部3と下方突出縁部
4とがそれぞれ設けられ、更に上記突出縁部3,
4のいずれか一方の先端に該突出縁部3の長さ方
向に沿つて嵌合用突起5が突設される一方、他方
の側縁の対応位置に前記嵌合用突起5に対応する
嵌合用溝6が設けられ、また上記合成樹脂と相溶
性を有する軟質合成樹脂よりなる帯状のパツキン
部材7がその一側縁の基端部7aをいずれか一方
の前記突出縁部3,4の重ね合せ面3a,4aに
固植することによつて長さ方向に沿つて立上り状
に設けられてなることを特徴とする浴室用天井板
を要旨とするものである。
実施例 以下、この考案を図示実施例に基づいて説明す
る。
第1図および第2図に示す実施例の浴室用天井
板は、芯材1と表面被覆層2とパツキン部材7と
よりなる。
上記芯材1は、平面視略矩形状の帯板状に形成
された発泡ポリスチレン合成樹脂よりなるもので
ある。そして、第1図に示すように、その一方の
側縁に天井裏側露出面1aと面一状に上方突出縁
部3が、また他方の側縁に浴室内側露出面1bと
面一状に下方突出縁部4がそれぞれ設けられ、こ
れらが合じやくり状に互いに対応するものとなさ
れている。また、この下方突出縁部4の先端に
は、その長さ方向に沿つて、該突出縁部4の重ね
合せ面4aと面一状に嵌合用突起5が延設されて
いる。一方、この突起5と対応形状の嵌合用溝6
が上記上方突出縁部3側の側縁の対応位置に設け
られている。
この芯材1は適宜寸法に設定されるが、厚さが
5〜15mm、幅が10〜15cm程度に設定されるのが好
ましい。また、その発泡倍率としては、1.5〜15
倍程度のものが好適に使用される。厚さとの関係
上、発泡倍率が1.5倍程度以下であれば断熱性に
劣るものとなり、逆に15倍程度以上であれば剛性
に欠けるものとなるからである。好ましい発泡倍
率は、10倍程度である。
前記表面被覆層2は、上記芯材1と同質の剛性
樹脂よりなる無発泡のもので、上記芯材1の浴室
内露出面1bおよび両側縁に形成されている。該
層2は上記芯材1と同時に二層押出しにより形成
される。好ましい厚さは、0.3〜1.0mm程度、特に
好ましくは0.5〜0.7mm程度である。
もつとも、この被覆層2は上記芯材1の全外周
面に亘つて形成するようにしても良い。
一方、前記パツキン部材7は、上記合成樹脂と
相溶性を有する軟質合成樹脂よりなる細帯状のも
ので、幅方向の先端側程薄くなるように形成され
ており、上記下方突出縁部4の重ね合せ面4aに
一側縁の膨隆状基端部7aを固植することによつ
て長さ方向に沿つて立上り状に設けられている。
このように相溶性の合成樹脂を用いることによつ
て、パツキン部材7は上記縁部4に強固に植設さ
れる。特に好適な樹脂としては、靱性および耐久
性に優れたポリスチレン系エラストマーが用いら
れる。なお、このパツキン部材7は、上記芯材1
および表面被覆層2と同時に押出し成形して形成
される。
而して、上記天井板は、次のようにして使用さ
れる。
即ち、第2図に示すように、互いに隣接する一
方の天井板Aの嵌合用突起5を他方の天井板Bの
嵌合用溝6に嵌合させることにより連結する。こ
れと全く同様にして、複数枚の天井板を順次連結
する。
この連結状態にあつては、隣接する天井板A,
Bどおしが面一状に連設され、かつパツキン部材
7の先端部分が下方突出縁部4と、これに隣接す
る天井板Bの上方突出縁部3との間で屈曲かつ押
圧された状態で介在され、浴室内側と天井裏側と
の確実な気密状態が実現されている。
他の実施例を第3図に示す。
上記実施例と略同様であるが、嵌合用突起15
が上方突出縁部13側に設けられる一方、嵌合用
溝部16が下方突出縁部14側の側縁に設けら
れ、パツキン部材17が上方突出縁部13の重ね
合せ面13aに設けられている。他の構成は上記
実施例と同様であるので同一符号を付してその説
明を省略する。
考案の効果 この考案に係る浴室用天井板は、上述のとお
り、その芯材1が発泡ポリスチレン合成樹脂より
なるものであるから、断熱効果に優れているのは
もとより、該芯材1の少なくとも浴室内に露出す
る側の面に、これと同質の合成樹脂よりなる無発
泡の表面被覆層2が形成されているから、傷がつ
きにくく運搬、施工時等における取扱いを容易に
し得ると共に、平滑な地肌面が得られるし、また
発泡体のように着色にバラツキが生ずることもな
く良好な外観体裁を有するものとし得る。しか
も、上記被覆層2は、上記芯材1と二層押し出し
により同時成形されるものであるから、その製造
を極めて効率良く行え、量産性に適するものとし
得る。
また、隣接する天井板A,Bどおしは、一方の
天井板Aの下方突出縁部4に他方の天井板Bの上
方突出縁部3を重ね合せると共に、嵌合用突起5
を嵌合用溝6に嵌合させることによつて相互に接
合されうるから、両者の強固な結合状態を実現し
得るのみならず、その接合も容易に行なうことが
でき施工性を良好なものとし得る。しかも接合面
積を大きくとれるので、単なる突き合わせ構造と
比較して良好な気密性を実現し得るのに加えて、
帯状のパツキン部材7がその一側縁の基端部7a
をいずれか一方の上記突出縁部3,4の重ね合わ
せ面4aに固植することによつて長さ方向に沿つ
て立上り状に設けられてなるから、上記接合状態
における気密性をより確実なものとし得る。従つ
て、天井板自体の有する優れた断熱効果と相挨つ
て浴室内の更なる保温性の向上を図りうるのみな
らず、浴室の湿気を帯びた空気が天井裏に漏れる
のを確実に防止し得、天井裏の木材等が湿気によ
り早期に腐食するのを効果的に防止し得る。
また、上記パツキン部材7は、前記合成樹脂と
相溶性を有する軟質合成樹脂よりなるから、前記
芯材1および前記表面被覆層2と同時に押し出し
成形することができ効率良く製造し得ると共に強
固に固植される。従つて、運搬、施工時に該パツ
キン部材7が外れたりする不都合の生じることも
なく、ひいては連結時における確実なる気密状態
を実現しうる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は一部斜視図、第2図は側縁部の拡大断面図、第
3図は他の実施例を示す断面図である。 1……芯材、2……表面被覆層、3……上方突
出縁部、3a……重ね合せ面、4……下方突出縁
部、4a……重ね合せ面、5……嵌合用突起、6
……嵌合用溝、7……パツキン部材、7a……基
端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 発泡ポリスチレン合成樹脂よりなる帯板状の
    芯材1の少なくとも浴室内に露出する側の表面
    に、二層押出し成形により該芯材1と同質の合
    成樹脂よりなる無発泡の表面被覆層2が形成さ
    れると共に、両側縁に合じやくり状に互いに対
    応する上方突出縁部3と下方突出縁部4とがそ
    れぞれ設けられ、更に上記突出縁部3,4のい
    ずれか一方の先端に該突出縁部3の長さ方向に
    沿つて嵌合用突起5が突設される一方、他方の
    側縁の対応位置に前記嵌合用突起5に対応する
    嵌合用溝6が設けられ、また上記合成樹脂と相
    溶性を有する軟質合成樹脂よりなる帯状のパツ
    キン部材7がその一側縁の基端部7aをいずれ
    か一方の前記突出縁部3,4の重ね合せ面3
    a,4aに固植することによつて長さ方向に沿
    つて、立上り状に設けられてなることを特徴と
    する浴室用天井板。 (2) 芯材1の発泡倍率は、1.5〜15倍である実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の浴室用天井
    板。 (3) パツキン部材7は、ポリスチレン系エラスト
    マーよりなる実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の浴室用天井板。
JP3231586U 1986-03-05 1986-03-05 Expired - Lifetime JPH0522568Y2 (ja)

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JPS62144314U JPS62144314U (ja) 1987-09-11
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