JPH0522503B2 - - Google Patents

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JPH0522503B2
JPH0522503B2 JP1030848A JP3084889A JPH0522503B2 JP H0522503 B2 JPH0522503 B2 JP H0522503B2 JP 1030848 A JP1030848 A JP 1030848A JP 3084889 A JP3084889 A JP 3084889A JP H0522503 B2 JPH0522503 B2 JP H0522503B2
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JP
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helix
cutters
diameter
shaping
food dough
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Masao Kobayashi
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、団塊状被包食品成形装置の改良、詳
しくは、有芯棒状に押し出された捏粉地
(dough)、求肥餅地、飴、魚の擂り身(grand
meat)、挽き肉、マツシユポテトの如き食品生地
を有芯形態の団塊状被包食品に連続的に、しかも
芯材を表面に露出させることなくスキツキリとし
たスマートな商品形態に成形することができる簡
易タイプの装置に関するものであつて、製果業界
および加工食品業界において普及することが期待
できる。
〔従来の技術、および解決すべき技術的課題〕
有芯棒状に押し出された食品生地を、対向部位
が上から下へと回転循環しながら水平方向へも擦
れ違い的に進退運動するクローラベルト機構の揉
回切断機に導いて団塊状の被包食品を製造する方
法と装置については、本件発明者が既に提案し特
許を受けており(特公昭61−14781号公報、特公
昭61−31983号公報etc)、非常に生産性が高いこ
とから大量生産を行う中規模以上の工場などにお
いて好評を博している。
ところが、先に提案した上記の団塊状被包食品
製造装置は、余りにも生産性が良好であるために
販売量・取引量の比較的少ない小規模工場におい
ては製品が出来過ぎて販売が追い付かず、過剰生
産になるため、稼働時間を抑制し故意に遊休させ
ておくといつた贅沢な悩みがあつた。もつとも、
このような小規模生産者向けの団塊状被包食品の
成形装置としては、段付板カム状のカツターを二
枚を対向的に回転させ、その両カツターが回転す
る際に合接・分離する対向領域に有芯状食品生地
を供給して団塊状の被包食品に成形するものも提
供されてはいたが(特公昭40−27293号公報参
照)、有芯状食品生地を、不安定な姿勢のまゝ二
枚の段付板カムカツターを回転させて切断する方
式を採つているために製品が遠心力で撥ね飛ばさ
れて生産ロスを生ずるという難点があつた。
本発明は、小規模工場の装置として利用するに
は上記クローラベルト機構の揉回切断機を利用し
た本件出願人の特公昭61−14781号の装置では遊
休時間が多くなり、かと云つて、従来周知の段付
板カムカツターを利用した装置では安心して連続
生産が出来なかつたという事情に鑑みて為された
もので、生産性の向上というよりも寧ろ、安定し
た連続的生産に適した団塊状被包食品成形装置を
提供することを技術的課題とするものである。
また、本発明の他の技術的課題は、簡易な構造
にして、かつ、芯材生地を表面に露出させること
なく美しい商品形態の包被食品を製造することが
できる団塊状被包食品成形装置を提供するにあ
る。
〔課題解決のために採用した手段〕
本発明者が上記技術的課題を解決するために採
用した手段は、次のとおりである。
即ち、本発明は、2種以上の食品生地を有芯棒
状に押し出して当該棒状食品生地を、所定寸法の
有核形態の団塊状被包食品に成形する装置であつ
て、 外周端縁が切刃を形成し、その切刃までの半径
が180゜の回転角度付近内では逓増的に略伸開線を
描いて拡大し、180゜付近に達した段階で急激に径
が縮小して切刃部分が消失する薄型のヘリツク
ス・カツター(helix cutter)一対と、このヘリ
ツクス・カツターと平面形状が同一であつて、そ
の外周縁部の上下面には押え鏝エツジ部を有し、
そのエツジ角度を鋭角化させながら当該半径は
180゜の付近内では逓増的に略伸開線を描いて拡大
し、180゜付近に達した段階では急激に径が縮小し
て押え鏝エツジ部分が消失すると共に、伸開線状
を成して径が拡大する大径位置の中層部には前記
ヘリツクス・カツターの切刃が通過すべきスリツ
ト間〓が形成された厚型のトロウエル・ヘリツク
ス(trowel helix)整形盤一対とを、自公転可能
なるごとくヘリツクス・カツター同士および整形
盤同士を各々相対向させて相称状に水平に配設す
る一方、 前記ヘリツクス・カツターは、小径切刃部分か
ら大径切刃部分の方へ同方向の自転動作を行い
つゝ、大径切刃部分同士が向き合つたときには切
刃同士が最接近状態となり、 このとき対向するヘリツクス・カツターは、ト
ロウエル・ヘリツクス整形盤のスリツト間〓に進
入すると共に、トロウエル・ヘリツクス整形盤
は、押え鏝エツジ部の小径部分が対向して大径部
分の方へ前記ヘリツクス・カツターと同方向の自
転動作を行うように角度位置を設定し、 前記各ヘリツクス・カツターおよび整形盤が自
転する際、これら回転体の公転中心域に当該回転
対の径変化によつて拡縮開閉的に形成される通孔
部に向けて上方から有芯棒状の食品生地を連続的
に押し出すことにより、当該棒状食品生地をヘリ
ツクス・カツターが切断した直後、直ちに切口部
分の外側に存する外皮材生地をトロウエル・ヘリ
ツクス整形盤の押え鏝エツジ部が撫で摩つて露出
した芯材生地表面に練り付け、芯材生地表面全体
が外皮材生地で丸く被覆された有核の団塊状態に
分断成形できるように構成するという技術手段を
採用したことによつて、当該棒状食品生地を芯材
生地が外皮材生地によつて理想的な状態に被覆さ
れた有核の団塊状態に一個ずつ分断成形すること
を可能ならしめ、上記技術的課題の解決に成功し
た次第である。
〔実施例〕
以下、本発明を添附図面に示す実施例に基い
て、更に詳しく説明する。
図面上、符号1で指示するものは、第1ホツパ
ー11に投入されている第1の可塑性食品生地を
F1および第2ホツパー12に投入されている第
2の可塑性食品生地F2をギアポンプ13a,1
3bによつて前記第1の食品生地F1を外皮材、
第2の食品生地F2を芯材として有芯棒状の食品
生地Fとして押し出すエクストルダーであり、実
質的には本件発明者が先に提案した特公昭61−
14781号および同61−31983号公報記載のものに用
いているエクストルダーと変わりがなく、このエ
クストルダーの一部についても本件発明者は実用
新案登録(実公昭59−51号公報参照)を受けてい
て従来公知である。
符号2a,2bで指示するものは、何れも金属
薄板から成るヘリツクス・カツター(helix
cutter)であつて、180゜の角度範囲においては半
径が伸開線を描いて逓増的に拡大して、その外周
端縁は切刃21を形成すると共に、180゜〜360゜の
角度範囲では半径が縮小して切刃21は存しな
い。このヘリツクス・カツター2a,2bは、軸
孔22を中心として自転するようになつている
(第4図、第5図、第6図、第7図、第9図、第
10図参照)。
符号3a,3bで指示するものは、分厚い金属
板から成るトロウエル・ヘリツクス(trowel
helix)整形盤であつて、上記ヘリツクス・カツ
ター2a,2bと同一の平面形状を有し、かつ、
伸開線を描いて半径が拡大する部位の外周縁部の
上下面には半径拡大に従つてエツジ角度が鋭角化
せる押え鏝エツジ部31,32が形成されてお
り、半径が最小の部位には前記押え鏝エツジ部は
存しない。このトロウエル・ヘリツクス整形盤3
a,3bは、軸孔33を中心に自転するものであ
るが(第4図、第5図、第6図、第7図、第9
図、第10図参照)、その伸開線状に半径が拡大
する大径位置の中層部には沿層方向にスリツト間
〓33が設けられており、上記ヘリツクス・カツ
ター2a,2bの切刃21を形成する部分が通り
抜け可能になつている(第4図、第5図参照)。
しかして、上記ヘリツクス・カツター2aと2b
との外周輪郭、およびトロウエル・ヘリツクス整
形盤3a,3bとの外周輪郭は各々同一であり、
図示例にあつては何れの各回転体2a,2b,3
a,3bが相称位置関係を保ちながら各々がに自
転し、かつ、全体が一体的に公転するように構成
してある。しかして、このように配設される上記
回転体2a,2b,3a,3bの自転および公転
を保障する運動機構としては、本実施例では第2
図および第6図等に示す遊星歯車機構を採択して
いる。
即ち、本実施例装置においてヘリツクス・カツ
ターおよびトロウエル・ヘリツクス整形盤から構
成される回転体2a,2b,3a,3bは、平板
状のギアボツクスGに内蔵される遊星歯車機構4
1,42,43,44,45a,45b,45
c,45dによつて回転される。この遊星歯車機
構は、スプライン軸51により回転される大小一
対のピニオン41,42と;前記大径ピニオン4
1に噛合する外歯部43aおよび内歯部43bを
有する恒星ギア43と;前記小径ピニオン42に
噛合しており、この小径ピニオン42の回転によ
り前記恒星ギア43よりも幾分速く回転するよう
に歯車比が設定された公転ギア44と;この公転
ギア44に回転可能なるごとく、かつ、同一円周
上の等角度位置に配設せるカツター回転軸R,
R,R,Rの各々に固定されており、それ自体は
前記恒星ギア43の内歯部43bに噛合して自転
が付与される遊星ギア45a,45b,45c,
45dとから構成されているのであり、これらの
遊星ギアの各々が自転しつつ公転することにより
前記各カツター回転軸Rの下端に固定された回転
体2a,2b,3a,3bが公転中心位置に径変
化による通孔部Hを拡縮開閉的に形成しながら自
転および公転することになるのである。しかし
て、この遊星歯車機構のギアボツクスGの下面に
は昇降ロツド52aが設けてあり、カム52bの
回転に応じて上下に揺動するレバー52cの動作
によりギアボツクスG全体が水平状態のまゝ昇降
運動することになる。また、上記した大小一対の
ピニオン41,42に回転を付与するスプライン
軸51は駆動軸53に設けたスプライン筒孔53
aにスライド自在に嵌合されており、この駆動軸
53の下端にはギア54が設けられていて、この
ギア54に噛合する原動ギア55が第1モータ
M1の駆動によつて回転されたとき従動回転する
ように構成してある。
換言すると、上記回転体(ヘリツクス・カツタ
ーおよびトロウエル・ヘリツクス整形盤)2a,
2b,3a,3bの自転および公転動作は、前記
第1モータM1の駆動が原動ギア55駆動軸5
3のスプライン筒孔53aスプライン軸51へ
と伝導することによつて創成される一方、 前記カム52bレバー52c昇降ロツド5
2aによつて昇降運動が与えられ、その際に前記
スプライン筒孔53a内でスプライン軸51が軸
方向へスライドすることになる。なお、前記カム
52bの回転は、第1モータM1の原動ギヤ55
に噛合する従動ギア56を介してカム軸57が回
転されることによつて上記遊星歯車機構と同期的
に回転することになる。
次に、符号6で指示するものは、上記ヘリツク
ス・カツター2a,2bおよびトロウエル・ヘリ
ツクス整形盤3a,3bの自転・公転運動によつ
て有核団塊状に分断成形されてくる包被食品を、
その切断分離タイミングに同期して上昇・下降運
動して下方から受け止める昇降受台である。この
昇降受台6は、下部に受台ロツド61を備えてお
り、同ロツド61の下端は連繋リンク62を介し
て上記昇降ロツド52aに連結されており、同昇
降ロツド52aと同期して昇降受台6も昇降動作
される。本実施例においては、受台ロツド61の
下端には押引ロツド61aが連結してある。この
押引ロツドの下端は、上記第1モータM1の駆動
を伝達するカム軸57を介して回転されるカム5
2dによつて上下揺動するレバー63に押引され
る構造になつており、前記連繋リンク62によつ
て押し下げられた受台ロツド61は更に引き下げ
られる。なお、図中の符号64は復元バネであ
り、また符号65で指示するものは前記受台ロツ
ド61の周面に固定されたロツド回転ギアであ
り、第2モータM2の回転により昇降受台6を一
定速度で回転させるものである。
符号7で指示するものは突押ロツドであつて、
上記第1モータM1の駆動を伝達するカム軸57
の上端に設けられた確動カム71の回転運動に応
じ下降してきた上記昇降受台6の上面に向けタイ
ミングを合せて突押運動を行う。なお、図中の符
号72は復元バネであり、突き出た突押ロツド7
の復元を助勢するものである。
符号8で指示するものは搬送コンベアであり、
上記昇降受台6から突き落とされた有核団塊状の
包被食品を受継して所定位置まで搬送する。この
搬送コンベア8はベルトプーリ81を介し第2モ
ータM2により駆動される。
符号9で指示するものは、上記エクストルダー
1における押出ゲートの口金の周囲にギアを形成
したギア口金であり、これを軸受91により回転
自在に支承して、モータM3により回転されるド
ライブギア93により上記ヘリツクス・カツター
2a,2bおよびトロウエル・ヘリツクス整形盤
3a,3bの公転速度に近い速度で回転させるこ
とによつて食品生地Fを切断する際の摩擦や遠心
力による影響を減殺させるものである。
なお、上記において昇降ロツド52aおよびギ
アボツクスGの昇降ストローク量は上記レバー5
2cの作用点Pを調整ネジS1の捻込・捻戻し操作
して変更することにより調節することができ、ま
た昇降ロツド52aの調整ネジS2を捻込・捻戻し
操作すると、昇降ロツド52aと連繋リンク6
2、および連繋リンク62と受台ロツド61との
連結角度が変更され、上記受台6とヘリツクス・
カツター2a,2bおよび整形盤3a,3bとの
間隔を調節することができる。
本実施例装置は概ね上記のように構成される
が、本発明は前述の実施例に限定されるものでは
決してなく、「特許請求の範囲」の記載内におい
て種々の変形が可能であることは云うまでもな
い。
〔製造工程〕
そこで、次に上記した本実施例装置を用いて有
核団塊状の包被食品を製造する工程を、第6図〜
第12図従つて説明する。なお、本製造例では、
外皮材F1として白餡、芯材F2として羽二重餅を
用いた。
まず、第6図は、通孔部Hが最大限に拡開した
状態を表わしており、其処へエクストルダー1か
ら食品生地Fが有芯棒状に押し出されてくる。な
お、ここに押し出されてくる食品生地Fの下端部
分は前回の切断分離の際に外皮材F1によつて被
包されてあるものとする。何となれば、第1個目
の餡羽二重を切断分離する際、同時に第2個目を
形成すべき食品生地Fの下端切口はヘリツクス・
カツター2a,2bの切断作用と、トロウエル・
ヘリツクス整形盤3a,3bの撫で摩りによる外
皮材F1の塗り均し作用とによつて下端切口は既
に丸く整形され、かつ、外皮材F1によつて塞が
れているからである。
このような状態で食品生地Fの押出が進行し、
かつ、回転体2a,2b,3a,3bの自転・公
転が進行して、第7図および第8図のような段階
になると、まずヘリツクス・カツター2a,2b
の切刃21,21同士段々と接近して切刃エツジ
相互の間隔が食品生地Fの径よりも狭くなつてく
ると、やがて、有芯棒状を成せる食品生地Fの側
面を挟み付けるように括り切り始める。この場
合、本実施例装置にあつては、エクストルダー1
の押出ゲートに装着されたギア口金9が、ドライ
ブギア93を介し、モータM3により上記ヘリツ
クス・カツター2a,2bおよび押え鏝ヘリツク
ス整形盤3a,3bの公転速度に近い速度で回転
させる構成が採られているので、食品生地Fを切
断する際の相対速度が非常に小さく、恰も圧し切
りをするごとく切刃21,21は滑らかに生地F
内に切り込んでゆくことになる。
こうして、これら回転体2a,2b,3a,3
bの自公転が第7,8図第9,10図へと進む
と、有芯棒状の食品生地Fは外皮材F1を芯材F2
をスツパリと切断され、その切口に向つてトロウ
エル・ヘリツクス整形盤3a,3bの押え鏝エツ
ジ部31,32が段々と接近してくる(第10図
参照)。
そして、食品生地Fの切口に向つて接近してく
るトロウエル・ヘリツクス整形盤3a,3bの押
え鏝エツジ部31および32は、やがて当該切口
の上下面に各々当接し、徐々に角度を鋭角化させ
ながら内部にまで進入し、その際にエツジ部31
はエクストルダー1に連なる食品生地Fの下端面
を撫で摩り、またエツジ部31は切断分離された
食品生地の上面を撫で摩つて各々外皮材F1を切
口に塗り均してゆくことになるのであり、かくし
て、トロウエル・ヘリツクス整形盤3a,3bの
相対向する押え鏝エツジ部最鋭角域に達したと
き、食品生地Fは有核団塊状態に成形される(第
11図、第12図参照)。
以上において1サイクルの成形プロセスを説明
したのであるが、かゝる成形プロセスは繰り返し
同様に反復される。
〔本発明の効果〕
以上、実施例および製造例を挙げて説明したと
おり、本発明においては大略伸開線状に径が拡大
する切刃を有する薄型のヘリツクス・カツター
と、外周縁部に径が拡大するにつれてエツジ角度
が鋭角化する押え鏝エツジ部を有し、かつ前記ヘ
リツクス・カツター同様に伸開線状に径が拡大す
るトロウエル・ヘリツクス整形盤を自公転可能に
配設し、まず有芯棒状に押し出されてくる食品生
地を薄形のヘリツクス・カツターをもつて切断し
たうえで、トロウエル・ヘリツクス整形盤の径を
拡大させつゝエツジ角度を鋭角化させて生地切口
を、恰も壁塗りをするごとく撫で摩つて外皮材を
塗り均すという巧みな構成を採用しているので、
芯材が表面に露出しない美しい形態の有核団塊状
の食品を成形することができるのである。このよ
うに本発明によれば、従来公知の特公昭40−
27293号装置のように、切断成形した製品を遠心
力で撥ね飛ばして破損し生産ロスを発生させたり
することがなく、特に小規模工場における団塊状
包被食品の製造装置として好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用して構成した実施例装置
の概要を示す正面概要図、第2図は本実施例装置
の作動機構を表わした機構説明図、第3図は本実
施例装置のエクストルダーの構造を概略的に示す
拡大説明図、第4図および第5図は本実施例装置
に用いるヘリツクス・カツターおよびトロウエ
ル・ヘリツクス整形盤の形状・構造を概略的に示
した斜視説明図、第6図、第7図、第9図および
第11図は本実施例装置におけるヘリツクス・カ
ツターおよびトロウエル・ヘリツクス整形盤の伝
導機構部分を取り出して自公転関係を略示的に示
した歯車機構図、第8図、第10図、および第1
2図は本実施例装置によつて有芯棒状に押出され
る食品生地を切断し成形してゆくプロセスを段階
的に示した状態説明図である。 1…エクストルダー、11…第1ホツパー、1
2…第2ホツパー、13a,13b…ギアポン
プ、2a,2b…ヘリツクス・カツター、21…
切刃、3a,3b…トロウエル・ヘリツクス整形
盤、31,32…押え鏝エツジ部、F…(有芯棒
状の)食品生地、F1…外皮材、F2…芯材、H…
通孔部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2種以上の食品生地を有芯棒状に押し出して
    当該棒状食品生地Fを、所定寸法の有核形態の団
    塊状被包食品に成形する装置であつて、 外周端縁が切刃21を形成し、その切刃21ま
    での半径が180゜の回転角度付近内では逓増的に略
    伸開線を描いて拡大し、180゜付近に達した段階で
    急激に径が縮小して切刃部分が消失する薄型のヘ
    リツクス・カツター2a,2b一対と、このヘリ
    ツクス・カツター2a,2bと平面形状が同一で
    あつて、その外周縁部の上下面には押え鏝エツジ
    部31,32を有し、そのエツジ角度を鋭角化さ
    せながら当該半径は180゜の付近内では逓増的に略
    伸開線を描いて拡大し、180゜付近に達した段階で
    は急激に径が縮小して押え鏝エツジ部分が消失す
    ると共に、伸開線状を成して径が拡大する大径位
    置の中層部には前記ヘリツクス・カツターの切刃
    21が通過すべきスリツト間〓34が形成された
    厚型のトロウエル・ヘリツクス整形盤3a,3b
    一対とを、自公転可能なるごとく前記ヘリツク
    ス・カツター2a,2b同士および整形盤3a,
    3b同士を各々相対向させて相称状に水平に配設
    する一方、 前記ヘリツクス・カツター2a,2bは、小径
    切刃部分から大径切刃部分の方へ同方向の自転動
    作を行いつゝ、大径切刃部分同士が向き合つたと
    きには切刃21,21同士が最接近状態となり、 このとき対向するヘリツクス・カツター2a,
    2bは、トロウエル・ヘリツクス整形盤3a,3
    bのスリツト間〓34に進入すると共に、トロウ
    エル・ヘリツクス整形盤3a,3bは、押え鏝エ
    ツジ部31,32の小径部分が対向して大径部分
    の方へ前記ヘリツクス・カツター2a,2bと同
    方向の自転動作を行ように角度位置を設定し、 前記各ヘリツクス・カツター2a,2bおよび
    整形盤3a,3bが自転する際、これら回転体2
    a,2b,3a,3bの公転中心域に当該回転対
    の径変化によつて拡縮開閉的に形成される通孔部
    Hに向けて上方から有芯棒状の食品生地Fを連続
    的に押し出すことにより、当該棒状食品生地をヘ
    リツクス・カツターが切断した直後、直ちに切口
    部分の外側に存する外皮材生地F1をトロウエ
    ル・ヘリツクス整形盤3a,3bの押え鏝エツジ
    部31,32が撫で摩つて露出した芯材生地F2
    表面に練り付け、芯材生地F2表面全体が外皮材
    生地F1で丸く被覆された有核の団塊状態に分断
    成形できるように構成したことを特徴とする団塊
    状被包食品成形装置。
JP1030848A 1989-02-08 1989-02-08 団塊状包被食品成形装置 Granted JPH02207748A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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