JPH05224799A - 入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キー入力された文字の種類を音声で区別でき
るコンピュータ入力装置を提供する。 【構成】 大文字と小文字の入力信号を含む入力信号を
キー入力するキーボード１と、前記キー入力された大文
字と小文字とを異なる音声周波数で出力するための音声
信号発生装置２Ａとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、入力装置に係り、特
にキーボード入力時に文字の種類を聴覚により区別でき
る入力装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図２は従来の入力装置として例えばコン
ピュータ入力装置を示すブロック図である。図におい
て、１は種類の異なる文字をキー入力することができる
キーボード、２はこのキーボード１の出力側に接続さ
れ、キーボード１によりキー入力された文字（数字，英
字なども含む）信号を音声信号に変換する音声信号発生
装置、３はこの音声信号発生装置２の出力側に接続さ
れ、その音声信号を音声として出力する音声出力装置、
４はキーボード１の出力側に接続され、キー入力された
文字信号を表示するディスプレイ装置、５はキーボード
１、音声信号発生装置２及びディスプレイ装置４に接続
され、必要な演算処理を行うとともに、その結果を出力
する演算処理装置である。

【０００３】次に動作について説明する。キーボード１
にキー入力された文字信号は演算処理装置５に送られて
処理される。またこの文字信号は、これと同時にディス
プレイ装置４にも送られ、コンピュータ端末操作員はこ
れを視覚で確認することができる。さらに、この文字信
号は音声信号発生装置２にも送られて音声信号に変換さ
れ、音声出力装置３によって音声として出力され、コン
ピュータ端末操作員はこれを聴覚で確認することができ
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来のコンピュータ入
力装置は以上のように構成されているので、キーボード
入力を音声で確認する場合、入力された文字が大文字で
あるか小文字であるかを区別できないという問題点があ
った。そして、このような問題点は、コンピュータ入力
装置の大文字入力と小文字入力の場合に限らず、例えば
日本語ワードプロセッサにおけるひらがな入力と、カタ
カナ入力の場合も同様であった。

【０００５】この発明は上述した問題点を解決するため
になされたもので、キー入力された文字の種類の違いを
音声で確認することができる入力装置を提供することを
目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明に係る入力装置
は、種類の異なる文字を入力することができるキーボー
ドと、このキーボードにより入力された文字を、その種
類によって異なる音声周波数で出力するための音声信号
発生装置とを備えたものである。

【０００７】

【作用】この発明における入力装置は、文字の種類に応
じて異った周波数の音声信号を発生することにより、文
字の種類の違いを音声により識別しかつ確認することが
できる。

【０００８】

【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図１はこの発明に係る入力装置としてコンピュー
タ入力装置を示すブロック図であり、図において、１，
４，５は図２に示したものと全く同じである。２Ａはキ
ーボード１からキー入力された大文字と小文字とを異な
る音声周波数で出力するため、周波数の異なる音声信号
を発生する音声信号発生装置であり、２ａは小文字入力
がされたときに、例えば高い周波数の音声信号を発生す
る小文字用音声信号発生装置、２ｂは大文字入力がされ
たときに例えば低い周波数の音声信号を発生する大文字
用音声信号発生装置である。３Ａはこの音声信号発生装
置２Ａの小文字用音声信号発生装置２ａ及び大文字用音
声信号発生装置２ｂの各出力側に接続され、発生させら
れた２種類の音声信号を音声として出力する音声出力装
置である。

【０００９】次に動作について説明する。キーボード１
によってキー入力された大文字および小文字を含む文字
信号は音声信号発生装置２Ａの小文字用音声信号発生装
置２ａ及び大文字用音声信号発生装置２ｂに送られ、こ
の文字信号が小文字による場合は小文字用音声信号発生
装置２ａが高い周波数でこの文字信号に対する音声信号
を発生し、一方、文字信号が大文字による場合は、大文
字用音声信号発生装置２ｂが低い周波数でこの文字信号
に対する音声信号を発生する。これら小文字用音声信号
発生装置２ａ及び大文字用音声信号発生装置２ｂにより
発生させられた音声信号は音声出力装置３Ａに送られ、
音声出力装置３Ａは変換された２種類の周波数の音声信
号を音声として出力する。したがってコンピュータ端末
操作員はこの音声から大文字と小文字の違いを音の高低
により聴覚で確認することができる。

【００１０】なお、上述した実施例では、この発明をコ
ンピュータ入力装置に適用した場合について示したが、
この発明は例えば日本語ワードプロセッサにおけるひら
がな入力およびカタカナ入力の場合に適用しても同様の
効果を奏する。

【００１１】

【発明の効果】以上の詳述したように、この発明によれ
ば、文字の種類によって異なる周波数の音声に変換する
音声信号発生装置を設けたので、文字の種類を音の高低
として聴覚により区別確認できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例としてコンピュータ入力装
置を示すブロック図である。

【図２】従来の入力装置としてのコンピュータ入力装置
を示すブロック図である。

【符号の説明】

１ キーボード ２Ａ 音声信号発生装置 ２ａ 小文字用音声信号発生装置 ２ｂ 大文字用音声信号発生装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 種類の異なる文字を入力することができ
   るキーボードと、 このキーボードにより入力された文字を、その種類によ
   って異なる音声周波数で出力するための音声信号発生装
   置と、 を備えたことを特徴とする入力装置。