JPH05224714A - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JPH05224714A
JPH05224714A JP2789192A JP2789192A JPH05224714A JP H05224714 A JPH05224714 A JP H05224714A JP 2789192 A JP2789192 A JP 2789192A JP 2789192 A JP2789192 A JP 2789192A JP H05224714 A JPH05224714 A JP H05224714A
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axis
synchronous
hob
synchronization
synchronous control
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JP2789192A
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Takao Sasaki
隆夫 佐々木
Toshiaki Otsuki
俊明 大槻
Hideo Ogino
秀雄 荻野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の同期軸とワーク軸との同期制御を選択
的に無効にして、NC歯車工作機械による実加工に先立
ってプログラムの機能試験を行なう。 【構成】 プログラム指令手段、例えばG81.1に含
まれるホブ条数L、ホブシフト軸の同期係数U、及びヘ
リカル同期軸の同期係数Vを適宜に選択して同期設定で
きる。複数の同期軸(3,13,14,16等)を含む
歯車工作機械の各軸の同期制御を指令する同期モードを
選択する場合に、まず、いずれかの同期を無効に設定し
て、正しく同期係数を決定したあと、ホブ軸(3)−C
軸(14)間の同期制御、ホブシフト軸(16)−C軸
(14)間の同期制御、及びヘリカル同期軸(13)−
C軸(14)間の同期制御を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホブ盤等のNC歯車工作
機械を制御する数値制御装置に関し、特に複数の同期軸
を含む歯車工作機械の各軸の同期制御を指令する同期モ
ードを改良した数値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、歯車加工を行なうホブ盤等を
制御する数値制御装置は、種々の改良がなされてきた。
NCホブ盤における歯車加工では、ホブ回転軸と被切削
歯車のテーブル回転軸(ワーク軸)との同期制御や、ヘ
リカル同期軸とワーク軸との同期制御が行われていた。
ここでホブとは、らせん状に切り刃のある回転切削工具
を指しており、歯車加工に際してホブを均一に使用する
ために、ホブシフト軸とワーク軸との同期制御も同時に
行われる。これらの同期制御は、従来では加工プログラ
ム中に同期モードをGコード命令によって指令し、同時
に、被加工歯車の規格に応じた歯数、ホブ条数、モジュ
ール数、及び歯車のねじれ角を指定して、ホブ盤に対す
るNC指令が形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の同期モ
ード指令により実現される歯車加工においては、数値制
御装置内で一旦Gコード命令による同期モードが設定さ
れると、特定の同期制御のみを無効にすることはできな
い。すなわち、設定された同期モードが別のGコード命
令によって設定解除されるまで、ホブシフト軸の移動に
ともなうワーク軸の同期も有効とされていた。
【0004】このため、ホブシフト軸の移動を指令した
場合に、ワーク軸もホブの移動に従って必ず移動してし
まうから、加工プログラムで指定した歯数の値、ホブ条
数、モジュール数、及び歯車のねじれ角などの値が、ワ
ーク軸の同期移動量にそれぞれどの程度の大きさで影響
しているかが判別できない。その結果、従来の同期モー
ドで指令される歯車加工のNCプログラムでは、実際に
ワークを加工してみないと被加工歯車の規格に一致して
いるかどうかを確認できなかった。
【0005】また、実際の加工に先立ってプログラムの
チェックを簡単に行なえないために、例えば指令パルス
の周期や加減速に起因する加工誤差を解消しようとすれ
ば、相当数のワークが無駄になるという問題点があっ
た。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ワーク軸との同期制御を選択的に無効にし
て、NC歯車工作機械による実加工に先立ってプログラ
ムの機能試験を容易に行えるようにした数値制御装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、ホブ盤等のNC歯車工作機械を制御する
数値制御装置において、歯数、ホブ条数、ホブシフト軸
の同期係数、及びヘリカル同期軸の同期係数を互いに独
立した変数値として含み、前記NC歯車工作機械の同期
を指令するプログラム指令手段と、前記プログラム指令
手段に含まれる各変数値に基づいて、ホブ軸−ワーク軸
間の同期制御、ホブシフト軸−ワーク軸間の同期制御、
及びヘリカル同期軸−ワーク軸間の同期制御を実行する
同期制御手段と、を有することを特徴とする数値制御装
置が提供される。
【0008】
【作用】プログラム指令手段に含まれるホブ条数、ホブ
シフト軸の同期係数、及びヘリカル同期軸の同期係数を
適宜に選択して同期設定できる。したがって、いずれか
の同期が無効となるように設定でき、正しく同期係数が
決定されれば、ホブ軸−ワーク軸間の同期制御、ホブシ
フト軸−ワーク軸間の同期制御、及びヘリカル同期軸−
ワーク軸間の同期制御を実行することが可能になる。こ
うして、実加工に先立って同期制御手段において選択的
な同期制御を実行して、NC歯車工作機械で特定の軸間
での同期をチェックし、次いで適正な同期係数に設定し
てホブをワークにアプローチさせ、ワークを無駄にする
ことなく精度良く歯車加工を行える。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の数値制御装置によるホブ盤の
同期制御について説明するための概念図である。ワーク
1はホブ切りされる被切削歯車である。このワーク1
は、サーボモータ11によってギヤ12a及び12bを
介して、Z軸13を回転軸とするC軸14廻りで回転さ
れる。ワーク1と相対運動するホブ(ホブカッタ)2
は、多数の切り歯を有しており、スピンドル軸(以下、
ホブ軸3という。)に取り付けられている。ホブ軸3
は、スピンドルアンプ4からの指令によりスピンドルモ
ータ5によって所定の速度で回転されて、ホブ2がワー
ク1のホブ切りを行う。スピンドルモータ5には更に、
ギヤ6a及び6bを介してポジションコーダ7が結合さ
れており、スピンドルモータ5の回転に比例した帰還パ
ルスを出力する。この帰還パルスは同期制御・選択手段
8に送られる。
【0010】同期制御・選択手段8はホブ軸3の回転数
を含む回転指令をスピンドルアンプ4に指令し、同時に
C軸14の回転数を含む回転指令をサーボアンプ10に
指令する。このホブ軸3の回転数とC軸14の回転数は
一定の比に設定されていて、その結果、同期制御・選択
手段8からの回転指令に基づき、ホブ軸3に同期してサ
ーボアンプ10はサーボモータ11を駆動させ、C軸1
4を回転させる。なお同期制御・選択手段8には、同期
中のポジションコーダ7からの帰還パルス数とサーボア
ンプ10に指令する出力パルス数を常にカウントする内
部カウンタ15が設けられている。
【0011】これにより、ワーク1はホブ2と一定の関
係をもって回転して、歯車を削り出すことができる。ワ
ーク1とホブ2には、更に、はすば歯車を切るためにZ
軸13方向にワークを移動する駆動手段、ホブシフト同
期のためのY軸16の駆動手段などが設けられている。
これらの駆動手段は、図面では省略してあるが、ホブ軸
3、C軸14と同様に同期制御・選択手段8によって同
期がとられる。
【0012】これら同期を必要とする複数のサーボ軸
は、以下に説明するように必要に応じて選択される。ま
ず、この同期制御・選択手段8に入力される同期指令
が、以下の形式で同期制御のための前処理を指令する。
【0013】G81.1 T
前処理が完了すると、同期制御・選択手段8は選択され
た各軸に所定の駆動指令を分配パルスの形で出力する。
同期の終了はパラメータ指定を含む同期終了指令 G80.1;によって、同期を終了させることができ
る。
【0014】次に、従来の歯車加工における同期制御指
令との比較において、本発明の動作の具体的な一例を説
明する。従来の歯車加工では、以下のGコード命令G8
1によって同期制御指令が設定されていた。
【0015】G81 T ;ここ
で、Tは歯数、Lはホブ条数、Qはモジュール数、Pは
歯車のねじれ角である。そしてホブ条数L(ホブカッタ
の刃の数)には符号付の値を設定できるが、零を指定す
ることはできない。
【0016】このとき、歯車を加工するためにはホブ軸
(B軸)の回転に応じてワーク軸(C軸)を同期して回
転させる必要があり、その同期移動量(Cb)は、以下
の式により表される。
【0017】 Cb=(L/T)*360*(B/360) …(1) ただし、Bはホブ軸の回転量(deg.)である。この同期
移動量Cbの回転方向は、ホブ条数L及びホブ軸の回転
量Bの符号により決定される。
【0018】また、ホブシフト軸(Y軸)の移動により
ホブカッタの複数の刃のうちの所定の刃を選択でき、こ
のホブシフト軸の移動によるワーク軸(C軸)の同期移
動量(Cy)は、以下の式により表される。
【0019】 Cy={360/(π*Q*T)}*Y …(2) ただし、Yはホブシフト軸(Y軸)の移動量(mm)であ
る。この同期移動量Cyの回転方向は、Y軸の移動量Y
の符号により決定される。
【0020】さらに、ヘリカル同期軸(Z軸)の移動に
よるワーク軸(C軸)の同期移動量(Cz)は、以下の
式により表される。 Cz={sin(P) *360/(π*Q*T)}*Z …(3) ただし、Zはヘリカル同期軸(Z軸)の移動量(mm)で
ある。この同期移動量Czによる付加回転の回転方向と
移動量は、はすば歯車の切削にあたってねじれ角を規定
し、このZ軸の移動量Zの符号と大きさにより決定され
る。
【0021】したがって、Gコード命令G81によって
同期制御モードが指令されると、その歯数T、ホブ条数
L、モジュール数Q、歯車のねじれ角Pからワーク軸
(C軸)の同期移動量(Csum )は、上記(1)式乃至
(3)式に基づいて、以下の式により決定される。
【0022】 Csum =Cb+Cy+Cz …(4) 本発明では、モジュール数Q、歯車のねじれ角Pに依存
して決定される上記(2)式乃び(3)式に代えて、次
のような新たな同期係数U,Vを定義して、以下のGコ
ード命令G81.1によってNCプログラム中に同期制
御指令を設定する。
【0023】G81.1 T ; U=360/(π*Q) …(5) V=sin(P) *360/(π*Q) …(6) これら新たな同期係数U,Vは、ともに符号付の実数値
であり、これら同期係数U,Vによって上記(2)式乃
び(3)式を変形すると、 Cy=(U/T)*Y …(7) Cz=(V/T)*Z …(8) となる。
【0024】すると、従来の(4)式により決定された
ワーク軸(C軸)の同期移動量(Csum )は、上記
(1)式と(7)式乃び(8)式に基づいて、以下の通
りに決定される。
【0025】 Csum =(L/T)*360*(B/360) +(U/T)*Y+(V/T)*Z …(9) このように、互いに独立した変数値として設定可能な同
期係数U,Vを含む新しいGコード命令G81.1によ
り同期を指令すれば、ワーク軸(C軸)の同期移動量
(Csum )が上記(a)式に従って決定される。したが
って、例えばホブ条数LがL=0、即ち G81.1 T−−L 0U−−V−−;を同期指令と
するNCプログラムに基づいて同期制御が実行でき、こ
れによって、ホブ軸−ワーク軸間の同期制御のみが無効
になる。
【0026】また、例えばホブシフト軸の同期係数Uが
U=0、即ち G81.1 T−−L−−U 0V−−;を同期指令と
するNCプログラムに基づいて同期制御が実行でき、こ
れによって、ホブシフト軸−ワーク軸間の同期制御のみ
が無効になる。
【0027】さらに、例えばヘリカル同期軸の同期係数
VがV=0、即ち G81.1 T−−L−−U−−V 0;を同期指令と
するNCプログラムに基づいて同期制御が実行でき、こ
れによって、ヘリカル同期軸−ワーク軸間の同期制御の
みが無効になる。
【0028】同様にして、 G81.1 T−−L−−U 0V 0; G81.1 T−−L 0U−−V 0; G81.1 T−−L 0U 0V−−;を同期指令と
するNCプログラムによれば、ホブ軸−ワーク軸間の同
期制御、ホブシフト軸−ワーク軸間の同期制御、あるい
はヘリカル同期軸−ワーク軸間の同期制御のみがそれぞ
れ有効になる。
【0029】ここでは、同期係数U,Vの変数値は符号
付の小数による指令が可能であって、この符号を換えて
指定することによって、ホブ軸の回転によるワーク軸の
同期と同様に、ホブシフト同期時、或いはヘリカル同期
時にも、それぞれワーク軸回転方向を選択できる。
【0030】図2は本発明の数値制御装置のハードウェ
アのブロック図である。数値制御装置(CNC)のプロ
セッサ21はROM22に格納されたシステムプログラ
ムに従って、数値制御装置全体を制御する。ROM22
にはEPROMあるいはEEPROMが使用される。R
AM23はSRAMが使用され、各種のデータが格納さ
れる。不揮発性メモリ24は加工プログラム24a、パ
ラメータ等が記憶され、バッテリバックアップされたC
MOS等が使用されるので、数値制御装置の電源切断後
もその内容が保持される。
【0031】PMC(プログラマブル・マシン・コント
ローラ)25はM機能、S機能、T機能等の指令を受け
て、シーケンスプログラム25aによってこの指令を解
読処理し、工作機械を制御する出力信号を出力する。ま
た、機械側からのリミットスイッチの信号あるいは機械
操作盤からのスイッチ信号を受けて、シーケンス・プロ
グラム25aで処理し、機械側を制御する出力信号を出
力し、数値制御装置で必要な信号はバス35を経由して
RAM23に転送され、プロセッサ21によって、読み
取られる。
【0032】グラフィック制御回路26は各軸の現在位
置、移動量等のRAM23に格納されたデータを表示信
号に変換し、表示装置26aに送り、表示装置26aは
これを表示する。表示装置26aはCRT、液晶表示装
置等が使用される。キーボード27は各種のデータを入
力するのに使用される。
【0033】入出力回路32は機械側との入出力信号の
授受を行う。すなわち機械側のリミットスイッチ信号、
機械操作盤のスイッチ信号を受け、これをPMC25が
読み取る。また、PMC25からの機械側の空圧アクチ
ュエータ等を制御する出力信号を受けて、機械側に出力
する。
【0034】手動パルス発生器33は回転角度に応じ
て、各軸を精密に移動させるパルス列を出力し、機械位
置を精密に位置決めするために使用される。手動パルス
発生器33は通常機械操作盤に実装される。
【0035】スピンドルアンプ4はスピンドルモータ5
を駆動させ、ポジションコーダ7は位置検出パルスを出
力し、付加検出器31は主軸3から帰還される同期パル
スのカウントを行う。34は共有のRAMである。
【0036】付加されるサーボ軸を制御するためのプロ
セッサ41はROM42に格納されたシステムプログラ
ムに従って、付加されたサーボ軸全体を制御する。RO
M42にはEPROMあるいはEEPROMが使用され
る。記憶手段18はSRAMで構成されたRAM18が
使用され、ここには、主軸3からの帰還パルスや、C軸
等の指令パルスを設定するためのパラメータ領域が設け
られている。位置制御回路44はプロセッサ41から位
置指令を受けて、ワーク軸(C軸)のサーボモータ11
の他、ホブシフト軸(Y軸)、及びヘリカル同期軸(Z
軸)の各サーボモータ(図示せず。)を制御するための
速度指令信号をサーボアンプ10に出力する。サーボア
ンプ10はこの速度指令信号を増幅し、サーボモータ1
1を駆動する。サーボモータ11にはC軸の位置検出器
47が結合されている。位置検出器47は位置検出パル
スを位置制御回路44にフィードバックする。
【0037】次に、G81.1による同期選択モードで
マクロ変数を使用して、2重切削によるホブ加工(ダブ
ルカットホビング)を指令するためのパートプログラム
の一例を説明する。
【0038】この例では、同期選択モードのブロック内
で、Y軸16及びZ軸13の位置検出手段の出力値によ
って0.001mm 単位で、又C軸14の位置検出器47の出
力値によって0.001 °単位で同期係数U,Vが計算され
る。 N0100 Mxx N0110 G28 G91 C0 N0120 G84 N0130 G90 G00 X111.5 Z41
0. Y75. C0 N0135 M98 P1000 N0137 IF #100=1 GOTO 0280 N0140 G81.1 T#505 U#520 V
#521 L#504 N0160 S200 M02 N0170 G00 X71.3 N0180 G86 N0190 G01 X61.2 F100.0 N0200 G01 Z369.4 F40.0 N0210 S300 N0220 G01 X61.1 F10.0 N0230 G01 Z410.0 N0240 G00 X111.5 N0250 G87 N0260 M05 N0270 G80.1 N0280 M30 本発明では、従来の同期モードを指令するGコード命令
G81に代えて、同期選択モードがG81.1によって
指令されている(シーケンス番号N0140)。
【0039】従来のG81の場合にパラメータL,Tは
ともに正の整数値で指定することが条件とされていたか
ら、L0,T0のような指定をすればホブ軸3とC軸1
4との同期が成立しないため、数値制御装置はアラーム
となる。G81.1によって同期選択モードを指令する
上記のNCプログラムの例では、0の指定を可能にする
新しいパラメータとして、同期係数U,Vを導入してい
る。ただし、同期係数U,Vを無効にするパラメータ値
を設定して、いずれかの同期制御が無効にされた場合に
は、ホブカッタによる加工を行わないようにしなくては
ならない。その場合に、シーケンス番号N0170で指
令される、X軸方向へのホブカッタの移動指令(G00
X71.3)が、例えばオプショナルブロックスキッ
プ機能などによってキャンセルされる。
【0040】ここでは、同期係数U,Vのパラメータ
は、それぞれ#520、#521であり、ホブ条数Lの
パラメータ値(#504)とともに、以下に示すサブプ
ログラム(O1000)で決定される。このサブプログ
ラムは、ホブ条数Lを設定すると同時に、予め設定され
たC軸回転速度(#500)、ホブのリード角(#50
1)、ねじれ角P(#502)、モジュールQ(#50
3)、歯数T(#505)に基づいて同期係数U,Vを
計算するためのプログラムである。なお、パラメータ#
500はエラー検出用の変数値である。 N0050 #100=0 N0100 #500=xxxxxxxx N0110 #501=xx.xxxxx N0120 #502=xx.xxxxx N0130 #503=xx.xxxxx N0140 #504=xxx N0150 #505=xxx N0160 IF #501=0 GOTO 230 N0170 IF #503=0 GOTO 230 N0180 #521=〔#500*SIN〔#50
2〕〕/〔3140*#503〕 N0190 #520=〔〔#500/1000〕*#
504〕/#501 N0200 IF ABS〔〔#520/#505〕>
xxxxxx〕GOTO 230 N0210 IF ABS〔〔#521/#505〕>
xxxxxx〕GOTO 230 N0220 GOTO 0240 N0230 #100=1 N0240 M99 このサブプログラムから、実加工に先立ってNCプログ
ラムに対して任意の変数値を零に設定するだけで、同期
選択モード内でホブ軸−ワーク軸間の同期制御、ホブシ
フト軸−ワーク軸間の同期制御、及びヘリカル同期軸−
ワーク軸間の同期制御のいずれかを選択して無効にする
ことができる。この同期選択の機能によれば、NC歯車
工作機械を使ってホブカッタとワークの位置関係をチェ
ックしたり、プログラマが計算して設定した同期係数
U,Vの値をチェックできる。したがって、従来の同期
モードで指令される歯車加工のNCプログラムとは異な
り、実際にワークを加工せずに被加工歯車の規格に一致
しているかどうかを確認でき、ワークの無駄を確実に減
らすことができる。
【0041】上記の説明ではホブ盤での同期選択につい
て説明したが、ネジ切り、ポリゴン加工、重畳同期等、
数値制御における他の同期機能にも適用できる。また、
複数のサーボ軸間の同期制御のやり方として、電子ギヤ
ボックスやソフトウェアギヤボックスを使用する場合も
あるが、そのようなNC歯車工作機械にも広く適用して
同様の効果を奏することもできる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、プログ
ラム指令手段に含まれるホブ条数、ホブシフト軸の同期
係数、及びヘリカル同期軸の同期係数を適宜に選択して
同期設定できる。したがって、NC歯車工作機械による
実加工に先立って、ワーク軸との同期制御を選択的に無
効にでき、プログラムの機能試験が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の数値制御装置によるホブ盤の同期制御
を説明するための概念図である。
【図2】CNC構成の数値制御装置の一例を示すハード
ウェアのブロック図である。
【符号の説明】
1 ワーク 2 ホブ 3 ホブ軸 8 同期制御・選択手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホブ盤等のNC歯車工作機械を制御する
    数値制御装置において、 歯数、ホブ条数、ホブシフト軸の同期係数、及びヘリカ
    ル同期軸の同期係数を互いに独立した変数値として含
    み、前記NC歯車工作機械の同期を指令するプログラム
    指令手段と、 前記プログラム指令手段に含まれる各変数値に基づい
    て、ホブ軸−ワーク軸間の同期制御、ホブシフト軸−ワ
    ーク軸間の同期制御、及びヘリカル同期軸−ワーク軸間
    の同期制御を実行する同期制御手段と、 を有することを特徴とする数値制御装置。
  2. 【請求項2】 前記プログラム指令手段は、前記各変数
    値を設定するサブプログラム指令手段を含み、前記同期
    制御手段に対して任意の同期制御の有効、無効を指令す
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の数値制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記プログラム指令手段は、前記歯数を
    除く各変数値の正、負に応じて、前記同期制御手段によ
    るワーク軸の移動方向を指定するようにしたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の数値制御装置。
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