JPH05224678A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH05224678A
JPH05224678A JP4029720A JP2972092A JPH05224678A JP H05224678 A JPH05224678 A JP H05224678A JP 4029720 A JP4029720 A JP 4029720A JP 2972092 A JP2972092 A JP 2972092A JP H05224678 A JPH05224678 A JP H05224678A
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Masahiro Koyama
雅寛 小山
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2250/00Aspects of algorithms or signal processing methods without intrinsic musical character, yet specifically adapted for or used in electrophonic musical processing
    • G10H2250/471General musical sound synthesis principles, i.e. sound category-independent synthesis methods
    • G10H2250/481Formant synthesis, i.e. simulating the human speech production mechanism by exciting formant resonators, e.g. mimicking vocal tract filtering as in LPC synthesis vocoders, wherein musical instruments may be used as excitation signal to the time-varying filter estimated from a singer's speech
    • G10H2250/501Formant frequency shifting, sliding formants

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Music (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 楽音パラメータの設定変更時にも視覚的にわ
かりやすくし、また、操作性をよくする。 【構成】 フォルマントの音色パラメータを表示する表
示器7と、音色パラメータを変更するインクリメントス
イッチ10,ディクリメントスイッチ11,データスラ
イダ12と、変更された音色パラメータをフォルマント
周波数の低い順に並べ替え、並べ替えられた音色パラメ
ータを表示器7に表示するCPU1とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、音色パラメータ等の
様々な楽音パラメータを演奏者が設定することができる
電子楽器に関し、特に、人声の母音や自然楽器音等のよ
うなフォルマントを有する楽音信号を合成するフォルマ
ント音源を有し、このフォルマント音源の楽音パラメー
タを演奏者が任意に設定することができる電子楽器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のフォルマント音源を用いた電子楽
器には、演奏者が音色パラメータを設定する際、フォル
マント音源の複数のフォルマント(図10参照:この図
の例では4つのフォルマントa〜d)の1つ1つについ
てフォルマント周波数、レベル、あるいは、バンド幅
(−3dB帯域幅)等の音色パラメータを設定できるよ
うに構成されているものが多い。
【0003】このような電子楽器には、図10に示すフ
ォルマントa〜dの振幅スペクトルおよび図11に示す
ようなテーブルをともに表示器に表示し、演奏者が図1
1のテーブルを参照しつつ、各フォルマントa〜dの音
色パラメータを操作子を用いて変更するように構成され
ているものがあり、視覚的にわかりやすく、操作性がよ
いという利点がある。ここで、図11に示すテーブルの
レベルおよびバンド幅は、ともに相対的な値である。
【0004】なお、上述したフォルマント音源は、各フ
ォルマントa〜dの周波数を基準として構成されている
ため、フォルマントa〜dは、図11に示すように、周
波数の低い順に番号(フォルマントNo.)を付される
のが一般的である。図10および図11の例では、フォ
ルマントaがフォルマントNo.1、フォルマントbが
フォルマントNo.2、フォルマントcがフォルマント
No.3、フォルマントdがフォルマントNo.4であ
る。
【0005】ここで、たとえば、演奏者が、図10に示
す各フォルマントa〜dの振幅スペクトルのうち、フォ
ルマントa〜cはそのままで、フォルマントdに代えて
フォルマントbとcとの間に新たなフォルマントeを設
定して図12に示すような新たなフォルマントa〜cお
よびeの振幅スペクトルに変更しようとした場合、演奏
者は、図11に示すテーブルを参照しつつ、操作子を用
いて、図13に示すように、フォルマントNO.4のフ
ォルマントdのフォルマント周波数を5500Hzから
3400Hzに変更するとともに、そのレベルを60か
ら98に変更すればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の電子楽器においては、フォルマントNo.が周波数
の低い順に付されるのにもかかわらず、図13のテーブ
ルの表示では、フォルマントNo.3とされるべきフォ
ルマントeがフォルマントNo.4のところに表示さ
れ、フォルマントNo.4とされるべきフォルマントc
がフォルマントNo.3のところに表示されてしまい、
演奏者は、視覚的にわかりにくいという欠点があった。
特に、図12および図13の表示が同じ表示器に隣り合
わせて表示されると、演奏者が混乱してしまう。この発
明は、このような背景の下になされたもので、楽音パラ
メータの設定変更時に視覚的にわかりやすく、また、操
作性のよい電子楽器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による電子楽器
は、複数の楽音パラメータを表示するための表示手段
と、前記複数の楽音パラメータを設定するパラメータ設
定手段と、該パラメータ設定手段で設定された複数の楽
音パラメータを所定の規則に従って並べ替えるパラメー
タ並べ替え手段と、該パラメータ並べ替え手段によって
並べ替えられた複数の楽音パラメータを前記表示手段に
表示する制御手段とを具備することを特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成によれば、演奏者がパラメータ設定手
段を用いて楽音パラメータを設定すると、パラメータ並
べ替え手段が設定された楽音パラメータを所定の規則に
従って並べ替えるので、制御手段は、並べ替えられた楽
音パラメータを表示手段に表示する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。図1はこの発明の第1の実施例による
電子楽器の構成を示すブロック図であり、この図におい
て、1は装置各部を制御するCPU(中央処理装置)、
2はCPU1において用いられる制御プログラムおよび
各種データが記憶されたROMである。3はRAMであ
り、CPU1が各種の処理を行う際に用いる各種レジス
タやフラグが確保されているとともに、フォルマント毎
に音色パラメータであるフォルマント周波数、レベルお
よびバンド幅が記憶されるフォルマント音色パラメータ
エリア3aが確保されている。
【0010】ここで、図2にフォルマント音色パラメー
タエリア3aの構成の一例を示す。この実施例において
は、後述するフォルマント合成音源19が4つのフォル
マントA〜Dの楽音信号を発生する。フォルマント音色
パラメータエリア3aは、各種エリアによって構成さ
れ、各エリアは所定のデータ長(たとえば、8ビット)
を有する。また、フォルマント音色パラメータエリア3
aのポインタエリア3a1のアドレスエリア3a11〜3a14
には、第1〜第4フォルマントのアドレスが順に記憶さ
れるようになっている。すなわち、アドレスエリア3
a11〜3a14には、フォルマント周波数が低い順にフォル
マントNo.が付された4つのフォルマントの各音色パ
ラメータが記憶されているデータエリア3a2〜3a5のそ
れぞれの先頭アドレスA1〜D1が記憶されるようにな
っている。図2の例では、フォルマント周波数がCF<
DF<AF<BFの順に低いので、アドレスエリア3
a11〜3a 14には、それぞれ先頭アドレスがC1、D1、
A1、B1の順に記憶されている。
【0011】データエリア3a2〜3a5には、それぞれフ
ォルマントA〜Dの音色パラメータ、すなわち、フォル
マント周波数AF〜DF、レベルAL〜DLおよびバン
ド幅AB〜DBが各フォルマント毎に記憶されるように
なっている。なお、図2において、A2〜D2およびA
3〜D3は、レベルAL〜DLおよびバンド幅AB〜D
Bのそれぞれが記憶されているデータエリア3a2〜3a5
内の先頭アドレスである。
【0012】また、図1において、4は複数のキーから
なる鍵盤であり、キーが操作されると、そのキーに対応
したキー情報を鍵盤インターフェース5を介してCPU
1に供給する。6はパネルであり、その構成の一例を図
3に示す。図3において、7は液晶ディスプレイ等の表
示器であり、図4にその表示の一例を示す。この実施例
においては、上述したように、フォルマントの数を4つ
としているため、表示器7は、その上部に、4つのフォ
ルマントの振幅スペクトルが表示され、その下部に、こ
れら4つのフォルマントの音色パラメータであるフォル
マント周波数、レベルおよびバンド幅がフォルマントN
o.毎に表示されるように構成されている。
【0013】図3において、8は表示器7に表示される
画面を切り替える画面切替スイッチであり、後述するフ
ォルマントの音色パラメータを設定するフォルマントエ
ディット画面や振幅エンベロープの各パラメータ設定す
る振幅エンベロープエディット画面等がこの画面切替ス
イッチ8によって切り替えられる。9は表示器7に表示
された画面上のカーソルを移動させるためのカーソルキ
ー、10は表示器7に表示された画面上のカーソル位置
に表示されているデータの値を1ずつ増加させるための
インクリメントスイッチ、11は表示器7に表示された
画面上のカーソル位置に表示されているデータの値を1
ずつ減少させるためのディクリメントスイッチ、12は
表示器7に表示された画面上のカーソル位置に表示され
ているデータの値を大幅に変更するためのデータスライ
ダである。
【0014】13は通常演奏を行うためのプレイ(PL
AY)スイッチ、14はこの電子楽器をエディット(E
DIT)モードにさせるためのエディットスイッチ、1
5はあらかじめ設定されている音色(この例においては
10種類)を選択するための音色選択スイッチ、16は
インクリメントスイッチ10等によって変更されたデー
タの値を確定するため等に用いられるエンター(ENT
ER)スイッチ、17はデータの並べ替え(ソート)を
指示するためのソート(SORT)スイッチである。な
お、音色選択スイッチ15によってデータの値を直接入
力することもできる。
【0015】さらに、図1において、18はパネル6か
ら出力されるそれぞれのスイッチに対応した操作情報を
CPU1に供給するパネルインターフェース、19はC
PU1によって制御され、楽音信号を出力するフォルマ
ント合成音源、20はフォルマント合成音源19から出
力される楽音信号を入力して楽音を発生するアンプ、ス
ピーカ等からなるサウンドシステムである。なお、フォ
ルマント合成音源19の詳細な構成については、本出願
人が先に提案したフォルマント音発生装置の公報(特開
平2−254497号公報)を参照されたい。
【0016】このような構成において、CPU1の処理
について図5〜図7のフローチャートに基づいて説明す
る。図1の電子楽器に電源が投入されると、CPU1
は、まず、図5のメインルーチンのステップSA1の処
理へ進み、装置各部のイニシャライズを行う。このイニ
シャライズは、フォルマント合成音源19への初期の音
色の設定、RAM3の各種レジスタのクリア等である。
そして、CPU1は、ステップSA2へ進む。
【0017】ステップSA2では、パネル6のいずれか
のスイッチが操作された際に働くパネル処理を行う。こ
のパネル処理においては、パネル6からパネルインター
フェース18を介して供給された操作上方に基づき、各
種データの設定やモードの変更等を行う。なお、このパ
ネル処理のうち、エディットモード時の処理(エディッ
ト処理)の詳細については、後述する。そして、このパ
ネル処理が終了すると、CPU1は、ステップSA3へ
進む。ステップSA3では、鍵盤4のいずれかのキーが
押鍵あるいは離鍵された際に働く鍵盤処理を行う。この
鍵盤処理においては、鍵盤4から鍵盤インターフェース
5を介して供給されたキー情報に基づき、フォルマント
合成音源19を駆動する。これにより、フォルマント合
成音源19は、楽音信号を出力するので、サウンドシス
テム20は、この楽音信号に基づいて楽音を発生する。
そして、この鍵盤処理が終了すると、CPU1は、ステ
ップSA4へ進む。ステップSA4では、その他の処理
が実行され、こうした処理完了後に、上述したステップ
SA2に戻り、電源が切断されるまでステップSA2〜
SA4の一連の処理が繰り返し実行される。
【0018】次に、CPU1のパネル処理の中のエディ
ット処理について図6のフローチャートに基づいて説明
する。CPU1の処理が図5のステップSA2のパネル
処理へ進み、このパネル処理において、演奏者がパネル
6のエディットスイッチ14(図3参照)を押すと、エ
ディットモードに移行され、図6に示すエディット処理
ルーチンが起動される。なお、このエディット処理ルー
チンは、エディットモード時においては、パネル処理が
実行される毎に常に起動される。CPU1は、まず、ス
テップSB1の処理へ進み、図3に示すカーソルキー9
のイベントがあったか否か、すなわち、演奏者がカーソ
ルキー9を操作したか否かを判断する。この判断結果が
「YES」の場合には、ステップSB2へ進む。
【0019】ステップSB2では、図3の表示器7に表
示されている画面(たとえば、図4)上のカーソルを演
奏者のカーソルキー9の操作に応じて上下左右に移動さ
せるカーソル移動処理を行った後、ステップSB3へ進
む。また、ステップSB1の判断結果が「NO」の場
合、すなわち、カーソルキー9のイベントがなかった場
合にも、ステップSB3へ進む。
【0020】ステップSB3では、図3に示すインクリ
メントスイッチ10、ディクリメントスイッチ11、あ
るいは、データスライダ12のイベントがあったか否
か、すなわち、演奏者がパネル6のインクリメントスイ
ッチ10、ディクリメントスイッチ11、あるいは、デ
ータスライダ12を操作したか否かを判断する。この判
断結果が「YES」の場合には、ステップSB4へ進
む。ステップSB4では、表示器7に表示されている画
面上のカーソル位置に表示されている音色パラメータが
格納されているRAM3のフォルマント音色パラメータ
エリア3a内の音色パラメータの値を増加(inc)さ
せるか、あるいは、減少(dec)させるとともに、表
示器7に表示されている画面上のカーソル位置に表示さ
れている音色パラメータの値も同時に変更した後、ステ
ップSB5へ進む。
【0021】ステップSB5では、ステップSB4の処
理で変更されたフォルマントの音色パラメータの値を含
めた各フォルマントの音色パラメータの値に基づいて作
成(たとえば、所定の2次曲線の式に各音色パラメータ
の値を代入して作成)した新たな4つのフォルマントの
振幅スペクトルを表示器7上にグラフィック表示した
後、ステップSB6へ進む。また、ステップSB3の判
断結果が「NO」の場合、すなわち、図3に示すインク
リメントスイッチ10、ディクリメントスイッチ11、
あるいは、データスライダ12のイベントがなかった場
合にも、ステップSB6へ進む。
【0022】ステップSB6では、図3に示すエンター
スイッチ16のイベントがあったか否か、すなわち、演
奏者がエンタースイッチ16を操作したか否かを判断す
る。この判断結果が「NO」の場合には、なにもせず、
図5のメインルーチンへ戻り、ステップSA3へ進む。
いっぽう、ステップSB6の判断結果が「YES」の場
合、すなわち、エンタースイッチ16のイベントがあっ
た場合には、ステップSB7へ進む。
【0023】ステップSB7では、データの並べ替えを
行うソート処理を行う。この処理のルーチンを図7に示
す。このルーチンにおいて、ステップSC1では、4つ
のフォルマントの各フォルマント周波数AF〜DFのう
ち、最も低いフォルマント周波数をみつけ、そのフォル
マント周波数が記憶されているRAM3のフォルマント
音色パラメータエリア3a内のデータエリアの先頭アド
レス(A1〜D1のいずれか)を、第1フォルマントの
先頭アドレスとしてフォルマント音色パラメータエリア
a内のポインタエリア3a1のアドレスエリア3a11に書
き込んだ後、ステップSC2へ進む。
【0024】ステップSC2では、残った3つのフォル
マントの各フォルマント周波数のうち、最も低いフォル
マント周波数をみつけ、そのフォルマント周波数が記憶
されているRAM3のフォルマント音色パラメータエリ
ア3a内のデータエリアの先頭アドレスを、第2フォル
マントの先頭アドレスとしてフォルマント音色パラメー
タエリア3a内のポインタエリア3a1のアドレスエリア
a12に書き込んだ後、ステップSC3へ進む。
【0025】ステップSC3では、残った2つのフォル
マントの各フォルマント周波数のうち、低い方のフォル
マント周波数をみつけ、そのフォルマント周波数が記憶
されているRAM3のフォルマント音色パラメータエリ
ア3a内のデータエリアの先頭アドレスを、第3フォル
マントの先頭アドレスとしてフォルマント音色パラメー
タエリア3a内のポインタエリア3a1のアドレスエリア
a13に書き込んだ後、ステップSC4へ進む。
【0026】ステップSC4では、最後に残ったフォル
マントのフォルマント周波数が記憶されているRAM3
のフォルマント音色パラメータエリア3a内のデータエ
リアの先頭アドレスを、第4フォルマントの先頭アドレ
スとしてフォルマント音色パラメータエリア3a内のポ
インタエリア3a1のアドレスエリア3a14に書き込んだ
後、ステップSC5へ進む。ステップSC5では、図4
に示すように、ソートされた第1〜第4フォルマントの
各楽音パラメータを表示器7の下部に表示した後、図6
のエディット処理ルーチンを経て図5のメインルーチン
へ戻り、ステップSA3へ進む。
【0027】次に、この発明の第2の実施例について説
明する。RAM3のフォルマント音色パラメータエリア
以外の構成については、上述した第1の実施例と同様で
ある。第1の実施例ではフォルマント音色パラメータエ
リア3aのポインタエリア3a 1内のアドレスデータをソ
ートしたが、この実施例においては、図8(a)に示す
ように、第1〜第4フォルマントの各音色パラメータが
そのフォルマント周波数の低い順に記憶されるデータエ
リア3b1〜3b4からなるフォルマント音色パラメータエ
リア3bを新たに設けて各フォルマントの音色パラメー
タをまとめてソートすることにする。図8(a)の例で
は、フォルマント周波数がAF<BF<CF<DFの順
に低いので、データエリア3b1〜3b4には、それぞれフ
ォルマントA、B、C、Dの順に各音色パラメータが記
憶されている。したがって、ポインタエリア3a1は不要
となり、代わりに、各フォルマントの各音色パラメータ
を一時記憶するワークデータエリア3cをRAM3に新
たに設ける(図示略)。
【0028】このような構成において、CPU1の動作
もソート処理以外の処理については、上述した第1の実
施例と同様であるので、その説明を省略する。次に、デ
ータの並べ替えを行うソート処理について図9のフロー
チャートに基づいて説明する。CPU1が図6のステッ
プSB7の処理に進むと、図9に示すソート処理ルーチ
ンが起動される。CPU1は、まず、ステップSD1の
処理へ進み、図8(a)に示す第1〜第4フォルマント
の各音色パラメータをRAM3の図示せぬワークデータ
エリア3cにコピーした後、ステップSD2へ進む。
【0029】ステップSD2では、各フォルマントA〜
Dの各フォルマント周波数AF〜DFを比較して低い順
にフォルマント音色パラメータエリア3bの第1〜第4
フォルマントのそれぞれデータエリア3b1〜3b4にそれ
ぞれコピーした後、ステップSD3へ進む。たとえば、
フォルマント周波数がCF<DF<AF<BFの順に低
い場合には、この順にソートし、図8(b)に示すよう
に、フォルマント音色パラメータエリア3bのデータエ
リア3b1〜3b4にそれぞれコピーする。ステップSD3
では、ソートされた第1〜第4フォルマントの各楽音パ
ラメータを表示器7の下部に表示した後、図6のエディ
ット処理ルーチンを経て図5のメインルーチンへ戻り、
ステップSA3へ進む。
【0030】以上説明したように、上述した第1および
第2の実施例によれば、フォルマント合成音源19を有
する電子楽器において、フォルマント毎に音色パラメー
タを設定する際、表示器7に各フォルマントの振幅スペ
クトルとともに、フォルマントの音色パラメータをリス
ト表示し、自動でフォルマントの音色パラメータを任意
の順に並べ替えるので、演奏者が視覚的にわかりやす
く、各音色パラメータの設定が容易になる。
【0031】なお、上述した実施例においては、音色パ
ラメータがソートされ、表示器7の表示が変更された場
合のカーソルの位置については特に説明していないが、
音色パラメータの表示位置が移動した場合にカーソルも
同時に移動するように構成することにより、演奏者が今
変更した音色パラメータが何であったを把握することが
でき、エディットしやすくなる。
【0032】また、上述した実施例においては、演奏者
がエンタースイッチ16を押すことにより、変更された
音色パラメータを確定し、かつ、音色パラメータのソー
トおよびその表示変更も行う例を示したが、図3に示す
ように、ソートスイッチ17を設け、演奏者がエンター
スイッチ16を押した場合に変更された音色パラメータ
の確定だけを行い、演奏者がソートスイッチ17を押す
ことにより、音色パラメータのソートおよびその表示変
更を行うようにしてもよい。この場合、ソートスイッチ
17を1個だけ設けるのではなく、各音色パラメータ毎
に複数個設け、演奏者の見やすい音色パラメータ、たと
えば、フォルマントのレベルやバンド幅等毎にソートを
行うようにしてもよい。
【0033】さらに、上述した実施例においては、RA
M3のフォルマント音色パラメータエリア3aや3bの記
憶内容を書き換えた後にソートする例を示したが、音色
パラメータを表示するときにこれらをソートするように
してもよい。また、音色パラメータの順番を常に監視し
ておき、演奏者が音色パラメータを変更してこれらの順
番が変更になったときにソートするようにしてもよい。
【0034】加えて、上述した実施例においては、フォ
ルマント周波数の低い順にソートした例を示したが、フ
ォルマント周波数の高い順にソートしてもよい。また、
演奏者によるソートの指示は、上述したエンタースイッ
チ16やソートスイッチ17だけでなく、ペダルやその
他の手段を用いるようにしてもよい。また、上述した実
施例においては、プリセットされたパラメータをエディ
ットした時にソートする例を示したが、全てのパラメー
タを設定する時にソートするようにしてもよい。ここ
で、この発明のいくつかの実施態様を示すと、次のよう
になる。 (a) フォルマントを有する楽音信号を合成するフォ
ルマント音源を有し、前記楽音パラメータは、前記フォ
ルマントの音色パラメータであることを特徴とする請求
項1記載の電子楽器。 (b) 前記表示手段には、前記楽音パラメータの数値
と、前記楽音パラメータの数値に応じた特性を表す図形
とがともに表示されることを特徴とする請求項1記載の
電子楽器。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、楽音パラメータの設定変更時にも視覚的にわかりや
すく、また、操作性がよいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1および第2の実施例による電
子楽器の構成を示すブロック図である。
【図2】 RAM3のフォルマント音色パラメータエリ
ア3aの構成の一例を示す図である。
【図3】 パネル6の構成の一例を示す図である。
【図4】 表示器7の表示の一例を示す図である。
【図5】 CPU1のメインルーチンの処理を表すフロ
ーチャートである。
【図6】 CPU1のエディット処理ルーチンの処理を
表すフローチャートである。
【図7】 CPU1のソート処理ルーチンの処理を表す
フローチャートである。
【図8】 この発明の第2の実施例による電子楽器のR
AM3のフォルマント音色パラメータエリア3bの構成
の一例を示す図である。
【図9】 この発明の第2の実施例によるCPU1のソ
ート処理ルーチンの処理を表すフローチャートである。
【図10】 フォルマントの振幅スペクトルの一例を示
す図である。
【図11】 図10に示すフォルマントa〜dの音色パ
ラメータの一例を示すテーブルである。
【図12】 フォルマントの振幅スペクトルの一例を示
す図である。
【図13】 図12に示すフォルマントa〜cおよびe
の音色パラメータの一例を示すテーブルである。
【符号の説明】
1……CPU、2……ROM、3……RAM、3a,3b
……フォルマント音色パラメータエリア、3a1……ポイ
ンタエリア、3a11〜3a14……アドレスエリア、3a2
a5,3b1〜3b4……データエリア、3c……ワークデ
ータエリア、4……鍵盤、5……鍵盤インターフェー
ス、6……パネル、7……表示器、8……画面切替スイ
ッチ、9……カーソルキー、10……インクリメントス
イッチ、11……ディクリメントスイッチ、12……デ
ータスライダ、13……プレイスイッチ、14……エデ
ィットスイッチ、15……音色選択スイッチ、16……
エンタースイッチ、17……ソートスイッチ、18……
パネルインターフェース、19……フォルマント合成音
源、20……サウンドシステム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の楽音パラメータを表示するための
    表示手段と、 前記複数の楽音パラメータを設定するパラメータ設定手
    段と、 該パラメータ設定手段で設定された複数の楽音パラメー
    タを所定の規則に従って並べ替えるパラメータ並べ替え
    手段と、 該パラメータ並べ替え手段によって並べ替えられた複数
    の楽音パラメータを前記表示手段に表示する制御手段と
    を具備することを特徴とする電子楽器。
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