JPH10198370A - 音源制御方法、及び音源装置 - Google Patents

音源制御方法、及び音源装置

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JPH10198370A
JPH10198370A JP8359131A JP35913196A JPH10198370A JP H10198370 A JPH10198370 A JP H10198370A JP 8359131 A JP8359131 A JP 8359131A JP 35913196 A JP35913196 A JP 35913196A JP H10198370 A JPH10198370 A JP H10198370A
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JP8359131A
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Koyo Nagoshi
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の音源を組み合わせた音源において、一
つの音源における最大同時発音数を超えた発音要求に対
して、消音を行うことなく最大同時発音数を超えた分の
発音を行うようにする。 【解決手段】 一つの音源における最大同時発音数を超
えた発音要求があった場合、他の音源において、その音
源に対する発音要求が最大同時発音数以内か否かを確認
し(S504,S509)、もし、最大同時発音数以下
ならば、同じ音色で発音制御を行い(S508,S51
3)、もし、最大同時発音数報を超えていたならば、音
源に対する発音要求が最大同時発音数以内の音源が見つ
かるまで同じ操作を繰り返し、全ての音源において、発
音要求が最大同時発音数を超えていた時に、初めて、他
の発音のためにに割当てられてチャンネルを消音して、
発音要求の発音制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子楽器で使用さ
れる音源装置のうち、複数の音源からなる音源装置の音
源制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の音源として、減算合成方式、PC
M音源方式、物理モデル音源方式等がある。
【0003】減算合成方式は、発振器より鋸波、矩形
波、三角波等の基となる波形を出力し、この波形に対
し、フィルターをかけて倍音を制御することで所望の波
形(音色)を作り、この波形の信号をアンプに入力し増
幅することで所望の音が得られるというものである。
【0004】PCM音源方式は、予め色々な楽器等の音
をサンプリングしておき、そのサンプリング音を出力す
るものである。物理モデル音源は、発音部でどのような
物質がどのような条件で振動しているか、共鳴部の形状
はどのようになっているか等の発音に関するプロセスの
全ての要素をもとに計算して求めるものである。
【0005】また、音源は、一種類の音源の場合と、複
数の音源を組み合わせたものがある。複数の音源を組み
合わせたものは、それぞれの音源の得て不得手に合わせ
て、発音する音色毎に分担して担当することができ、よ
り優れた音色を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の複数の音源を組み合わせた音源は、発音する音色毎に
異なる音源で発音するため、優れた音色が得られるが、
その音源と発音する音色は、1対1で割当てられてい
た。
【0007】したがって、同じ音色の中でその音色を発
音する音源を選ぶことができなかった。また、一つの音
源での最大同時発音数を超えた発音要求に対しては、発
音中の発音チャンネルの中から、発音すべき音の使用す
る発音チャンネル分だけ発音中の音を消音し、発音可能
なチャンネル数を確保しているため、放音された楽音
が、不自然な楽音になってしまという問題がある。
【0008】本発明の課題は、音色毎に音源を設定でき
るようにし、更に、一つの音源での最大同時発音数を超
えた発音要求に対しては、最大同時発音数を超えていな
い他の音源より発音できるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための第1の態様の手段は次の通りである。発音す
る音色の種類、及び発音する音源を指定する。
【0010】指定された音色の種類、及び指定された音
源を選択して発音制御を行う。本発明の第1の態様の作
用は次の通りである。発音する音色の種類、及び発音す
る音源が指定される。
【0011】指定された音色の種類、及び指定された音
源を選択して発音制御が行なわれる。本発明の第2の態
様の手段は次の通りである。
【0012】発音する音色の種類、及び各音色毎に発音
する音源を指定する。各音源において発音数がその音源
の最大同時発音数を超えた場合、超えた発音要求につい
て最大同時発音数を超えていない音源を選択して発音制
御を行う。
【0013】本発明の第2の態様の作用は次の通りであ
る。発音する音色の種類、及び各音色毎に発音する音源
が指定される。各音源において発音数がその音源の最大
同時発音数を超えた場合、超えた発音要求について最大
同時発音数を超えていない音源を選択して発音制御が行
なわれる。
【0014】本発明の第3の態様の手段は次の通りであ
る。発音する音色の種類、及び発音する音源を指定す
る。つぎに、音色毎に発音に使用する音源の優先順位を
指定する。
【0015】発音数がその音源の最大同時発音数を超え
た場合、超えた発音要求について最大同時発音数を超え
ていない音源の中から、指定した優先順位にしたがって
最大同時発音数を超えていない音源を調べて選択して発
音制御を行う。
【0016】本発明の第3の態様の作用は次の通りであ
る。発音する音色の種類が指定、及び発音する音源が指
定される。つぎに、音色毎に発音に使用する音源の優先
順位が指定される。
【0017】各音源において発音数がその音源の最大同
時発音数を超えた場合、超えた発音要求について最大同
時発音数を超えていない音源の中から、指定した優先順
位にしたがって最大同時発音数を超えていない音源を調
べて選択して発音制御が行なわれる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の音源装置を電子楽
器に適用した場合について図面を参照しながら説明す
る。
【0019】始めに、本発明の第1の実施の形態につい
て説明する。本発明の第1の実施の形態は、各音色毎に
発音する音源を設定し、発音時にはその設定された音色
と音源の関係に基づいて発音するように制御することに
よって、音色毎に異なる音源より発音させるようにした
ものである。
【0020】本発明の第1の実施の形態の全体の回路構
成について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態の全体ブロック図である。このブロック図は、2つの
音源を用いた場合のものである。
【0021】特に図示していない鍵盤等、及び複数の操
作スイッチ等である、演奏子・操作子101の操作子に
よって音色の選択と、選択した音色を発音する音源の選
択が行われる。また、演奏子より音高選択操作が行われ
る。
【0022】制御回路102は、例えば、CPUであ
り、特に図示していないROMに格納されているプログ
ラムや特に図示していない内部RAMに一時的に格納さ
れたデータにより、この電子楽器の音源装置において必
要な処理を行う。
【0023】制御回路102は、演奏子・操作子101
より音色と発音する音源が選択されると、特に図示して
いない内部RAMに格納されている音源テーブルに選択
された内容を設定する。そして、ユーザの演奏によっ
て、演奏子より音高選択が行われると、制御回路102
は、この音高選択の結果発生した楽音データを音源テー
ブルに基づき音源A104、または音源B105振り分
けて発音するように制御する。
【0024】ここで、音源テーブルの構成について説明
する。図4は、音源テーブルの構成図である。音色ナン
バー・音色名に対して、複数の音源が対応しており、選
択された音源に対して印が付けられる。例えば、音色ナ
ンバーが000においては、音名はPIANOであり、
音源はA、即ち、音源A104が選択されている。
【0025】したがって、選択された音色ナンバーのと
ころの印が付けられている音源を確認することによっ
て、選択された音色ナンバーに対応する音源が確認でき
る。また、演奏子・操作子101により選択された音色
と発音する音源を表示するための表示データを、特に図
示していない制御回路102のCPUの内部RAMに格
納されている音源テーブルに基づき作成し、表示回路1
03へ出力する。
【0026】表示回路103は、演奏子・操作子101
により選択された音色と発音する音源等を表示装置に表
示する。音源A104、及び音源B105より発音され
た発音データは、ミキサ106により左右の楽音データ
としてトラックダウンされ、音響システムへ出力され
る。
【0027】図2は、表示回路103によって指示され
た表示例である。表示画面の左側より、音色ナンバー、
音色名、音源名となっており、選択された音源には印が
付けられる。
【0028】本発明の第1の実施の形態の動作について
説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態の発音制
御処理のフローチャートである。なお、図3は、所望の
イベントに於ける発音制御処理のフローチャートであ
り、各イベント毎に下記の処理を繰り返す。
【0029】ユーザの演奏により演奏子・操作子101
より選択された音色ナンバーを確認し(S301)、そ
の音色ナンバーに対応する音源を探すため音源テーブル
を参照する(S302)。
【0030】つぎに、音源テーブルを参照して、選択さ
れた音色ナンバーに対応する音源を判断する(S30
3)。選択された音色ナンバーと音源A104が対応す
るならば、音源A104にて発音制御し(S304)、
リターンとなる。また、選択された音色ナンバーと音源
B105が対応するならば、音源B105にて発音制御
し(S305)、リターンとなる。
【0031】以上のように、本発明の第1の実施の形態
おいては、選択された音色ナンバーに基づき音源テーブ
ルを参照して音源を確認し、対応する音源にて発音制御
することによって、音色毎に異なる音源から発音する音
源装置が実現できる。
【0032】つぎに、本発明の第2の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。本発明の第2の実施の
形態おいては、各音色毎に発音する音源を設定でき、発
音時にはその設定された音色と音源の関係に基づいて発
音されるように制御するとともに、各音源において最大
同時発音数を超えたなら、その最大同時発音数を超えた
ものについて、最大同時発音数を超えていない他の音源
によって同じ音色で発音するように制御することによっ
て、音色毎に異なる音源より発音させるようにしたもの
である。
【0033】本発明の第2の実施の形態の全体の回路構
成は、本発明の第1の実施の形態と同じであり、制御回
路102の機能が次のようになっている。制御回路10
2は、例えば、CPUであり、特に図示していないRO
Mに格納されているプログラムや特に図示していない内
部RAMに一時的に格納されたデータにより、この電子
楽器の音源装置において必要な処理を行う。
【0034】制御回路102は、演奏子・操作子101
より音色と発音する音源が選択されると、特に図示して
いない制御回路102の内部RAMに格納されている音
源テーブルに選択された内容を設定する。そして、ユー
ザの演奏によって、演奏子より音高選択操作が行われる
と、制御回路102は、この音高選択操作の結果発生し
た楽音データを音源テーブルに基づき音源A104また
は音源B105に振り分けて発音するように制御する。
【0035】更に、この時に、選択された音源におい
て、最大同時発音数を超えたなら、その最大同時発音数
を超えたものについて、最大同時発音数を超えていない
他の音源によって同じ音色で発音するように制御する。
【0036】また、ユーザの演奏によって、演奏子・操
作子101により選択された音色と発音する音源の対応
関係を表示するための表示データを表示回路103へ出
力する。
【0037】本発明の第2の実施の形態の動作について
説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態の発音制
御フローチャートである。なお、図5は、所望のイベン
トに於ける発音制御処理のフローチャートであり、各イ
ベント毎に下記の処理を繰り返す。
【0038】ユーザの演奏により演奏子・操作子101
より選択された音色ナンバーを確認し(S501)、そ
の音色ナンバーに対応する音源を探すため音源テーブル
を参照する(S502)。
【0039】参照した音源テーブルより、選択された音
色ナンバーに対応する音源を判断する(S503)。音
源Aならば、音源Aの発音数が最大同時発音数以内か否
かを判断する(S504)。発音数が最大同時発音数以
内ならば、音源Aを発音制御し(S505)、リターン
となる。
【0040】発音数が最大同時発音数を超えたなら、音
源B(他の音源)の発音数が最大同時発音数以内か否か
を判断する(S506)。発音数が最大同時発音数以内
ならば、音源Bを発音制御し(S508)、リターンと
なる。
【0041】発音数が最大同時発音数を超えたなら、い
ずれかの発音チャンネルを消去し、発音割当可能なチャ
ンネルを確保したうえで、新たな所望の発音制御を行う
(S507)。
【0042】音源Bならば、音源Bの発音数が最大同時
発音数以内か否かを判断する(S509)。発音数が最
大同時発音数以内ならば、音源Bを発音制御し(S51
0)リターンとなる。
【0043】発音数が最大同時発音数を超えたなら、音
源A(他の音源)の発音数が最大同時発音数以内か否か
を判断する(S511)。発音数が最大同時発音数以内
ならば、音源Aを発音制御し(S513)、リターンと
なる。
【0044】発音数が最大同時発音数を超えたなら、い
ずれかの発音チャンネルを消去し、発音割当可能なチャ
ンネルを確保したうえで、新たな所望の発音制御を行う
(S512)。
【0045】以上のように、本発明の第2の実施の形態
においては、各音源において、発音数が最大同時発音数
以内か否かを判断し、発音数が最大同時発音数を超えた
場合は、他の音源の中で発音数が最大同時発音数以内の
もの探し出し、その音源で最大同時発音数を超えた分の
音色を発音するように制御するため、一部の音源におい
て、最大同時発音数を超えても、発音されない音が発生
することがなく、発音が不自然になるということがな
い。
【0046】つぎに、本発明の第2の実施の形態の変形
例について説明する。本発明の第2の実施の形態の変形
例は、第2の実施の形態と基本的な動作が同じで、各音
源毎に最大同時発音数(設定同時発音数)を設定できる
ようにしたものである。
【0047】図6は、本発明の第2の実施の形態の変形
例の発音制御処理のフローチャートである。フローチャ
ートは、基本的な流れは本発明の第2の実施の形態と同
じであり、ステップS601、S602、S603、及
びS604において、選択されていた音源にて発音を行
う前に、その音源の設定同時発音数を超えているか否か
を判断するところが、本発明の第2の実施の形態と異な
るところである。
【0048】このように、予め発音数を決められるよう
にすることで、同音色を異なる音源で発音できるように
設定できるため、選択した音源で発音の結果、設定同時
発音数を超えてしまう場合でも異なる音源で同音色を発
音することができる。
【0049】本発明の第3の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。本発明の第3の実施の形態は、各音色
に対応する複数の音源に対して優先順位を設定して、優
先順位の高い音源から発音数が最大同時発音数以内か否
かを判断し、発音数が最大同時発音数以内の場合には、
その音源で発音制御し、発音数が最大同時発音数を超え
た場合は、次に優先順位の高いの音源で発音数が最大同
時発音数以内か否かを判断して、最大同時発音数を超え
ていない他の音源によって同じ音色で発音させるように
したものである。
【0050】本発明の第3の実施の形態の全体の回路構
成について説明する。図7は、本発明の第3の実施の形
態の全体ブロック図である。このブロック図は、3つの
音源を用いた場合のものである。
【0051】特に図示していない鍵盤等、及び複数の操
作スイッチ等である、演奏子・操作子701の操作子に
よって音色の選択、選択した音色を発音する音源の選
択、及び各音色毎に使用する音源の優先順位の設定が行
われる。また、演奏子より楽音データを入力する。
【0052】制御回路702は、例えば、CPUであ
り、特に図示していないROMに格納されているプログ
ラムや特に図示していない内部RAMに一時的に格納さ
れたデータにより、この音源装置において必要な処理を
行う。
【0053】制御回路702は、演奏子・操作子701
より音色の選択、発音する音源の選択、及び各音色毎に
使用する音源の優先順位の設定が行われると、特に図示
していない制御回路702の内部RAMに格納されてい
る音源テーブルに選択・設定された内容を設定する。そ
して、ユーザの演奏操作によって、演奏子より音高選択
が行なわれると、制御回路702は、この音高選択の結
果発生した楽音データを音源テーブルに基づき音源A7
04、音源B705、または音源B706を音色及び優
先順位に応じて振り分けて発音するように制御する。
【0054】ここで、音源テーブルの構成について説明
する。図10は、音源テーブルの構成図である。音色ナ
ンバー及び音色名に対して、複数の音源が対応してお
り、各音源に対して、優先順位が付けられている。
【0055】また、演奏子・操作子701により選択さ
れた音色、発音する音源、及び優先順位を表示するため
の表示データを、特に図示していない制御回路702の
内部RAMに格納されている音源テーブルに基づき作成
し、表示回路703へ出力する。
【0056】表示回路703は、演奏子・操作子701
により選択された音色、発音する音源、優先順位等を表
示装置に表示する。音源A704、音源B705、及び
音源C706より発音された発音データは、ミキサ70
7により左右の楽音データとしてトラックダウンされ、
音響システムへ出力され放音される。
【0057】図8は、表示回路703によって指示され
た表示例である。表示画面の左側より、音色ナンバー、
音色名、音源名、優先順位となっている。
【0058】本発明の第3の実施の形態の動作について
説明する。図9は、本発明の第3の実施の形態の発音制
御処理のフローチャートである。なお、図9は、所望の
イベントに於ける発音制御処理のフローチャートであ
り、各イベント毎に下記の処理を繰り返す。
【0059】演奏子・操作子701によって選択された
音色ナンバーを確認し(S901)、その音色ナンバー
に対応する音源の優先順位を確認するため音源テーブル
を参照する(S902)。
【0060】音源テーブルを参照して、選択された音色
ナンバーに対応する最優先の音源を選択する(S90
3)。選択した最優先の音源が最大同時発音数以内か否
かを判断する(S904)。
【0061】選択した最優先の音源が最大同時発音数以
内ならば、最優先の音源で発音制御し(S905)し、
リターンとなる。もし、選択した最優先の音源が最大同
時発音数を超えていたら、次に優先順位の高い音源を選
択する(S906)。
【0062】また、次に優先順位の高い音源として選択
した音源源方式が最大同時発音数以内か否かを判断する
(S907)。次に優先順位の高い音源が最大同時発音
数以内ならば、この音源で発音制御し(S908)、リ
ターンとなる。
【0063】もし、選択した次に優先順位の高い音源が
最大同時発音数を超えていたら、次に優先順位の高い音
源(本発明の第3の実施の形態における末優先の音源)
を選択する(S909)。
【0064】選択した末優先の音源が最大同時発音数以
内ならば、この音源で発音制御し(S911)、リター
ンとなる。もし、選択した末優先の音源が最大同時発音
数を超えていたら、いずれかの発音チャンネルを消去
し、発音割当可能なチャンネルを確保したうえで、新た
な所望の発音制御を行う(S912)。
【0065】そして、発音割当可能なチャンネルを使用
して発音制御し(S911)、リターンとなる。以上の
ように、本発明の第3の実施の形態においては、各音色
に対応する複数の音源に対して優先順位を設定して、優
先順位の高い音源から発音数が最大同時発音数以内か否
かを判断し、発音数が最大同時発音数以内の場合には、
その音源で発音制御し、発音数が最大同時発音数を超え
た場合は、次に優先順位の高いの音源で発音数が最大同
時発音数以内か否かを判断している。
【0066】従来、選択した音源の中で発音割当チャン
ネルがない場合は、発音されていた音を消音して発音割
当チャンネルを作っていた。しかし、本発明の第3の実
施の形態においては、選択した音源の中で発音割当チャ
ンネルがない場合は、優先順位の高い順に、最大同時発
音数に達していない他の音源を調べて探し出すため、発
音チャンネル割当のため、発音している音の消音が不要
になる。
【0067】
【発明の効果】本発明の第1の態様によれば、音色番号
・音色に対して、所望の音源を選択すると、音源テーブ
ルの対応する音色番号・音色の選択された音源に対して
印が付けることができる。
【0068】発音時に、選択された音色ナンバーに基づ
き音源テーブルを参照して音源を確認し、対応する音源
にて発音制御することによって、音色毎に異なる音源よ
り発音することができる。
【0069】このように、同一音色名の中で複数の音源
で発音することができるので、ユーザーの意図によって
音色を選択でき、多彩な音色で演奏することができる。
本発明の第2の態様によれば、音色番号・音色に対し
て、所望の音源を選択すると、音源テーブルの対応する
音色番号・音色の選択された音源に対して印が付けるこ
とができる。
【0070】発音時に、選択された音色ナンバーに基づ
き音源テーブルを参照して音源を確認し、対応する音源
を選択し、その音源での最大同時発音数を超えているか
否かを判断し、最大同時発音数以内ならば、その音源に
て発音制御を行い、最大同時発音数を超えている場合
は、他の音源で、その音源での最大同時発音数を超えて
いるか否かを判断し、最大同時発音数以内ならば、その
音源にて発音制御を行うという処理を繰り返す。
【0071】このような処理を行うことによって、選択
した音源での発音が、最大同時発音数を超えてしまう場
合でも、異なる音源で発音することができる。この結
果、従来、選択した音源の中で、発音チャンネル割当の
ために今まで発音していた音の消音が不要になり、最大
同時発音数を拡張することができる。
【0072】また、発音チャンネル割当のために今まで
発音していた音を消音しなくてよいため、音を途中で消
音したためにおこる、音の不自然さがなくなる。本発明
の第3の態様によれば、音色番号・音色に対して、使用
する音源の優先順位指定すると、音源テーブルの音色番
号・音色に対応する複数の音源に対して優先順位が設定
できる。
【0073】発音時に、選択された音色ナンバーに基づ
き音源テーブルを参照して音源を確認し、優先順位の一
番高い音源を選択し、その音源での最大同時発音数を超
えているか否かを判断し、最大同時発音数以内ならば、
その音源にて発音制御を行い、最大同時発音数を超えて
いる場合は、次に優先順位の高い音源で、その音源での
最大同時発音数を超えているか否かを判断し、最大同時
発音数以内ならば、その音源にて発音制御を行うという
処理を繰り返す。
【0074】このような処理を行うことによって、選択
した音源での発音が、最大同時発音数を超えてしまう場
合でも、優先順位の高い異なる音源で発音することがで
きる。
【0075】また、従来、選択した音源の中で、発音チ
ャンネル割当のために今まで発音していた音の消音が不
要になり、最大同時発音数を拡張することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の全体ブロック図で
ある。
【図2】表示装置の表示例である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の発音制御処理のフ
ローチャートである。
【図4】音源テーブルの構成図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の発音制御処理のフ
ローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態の変形例の発音制御
処理のフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態の全体ブロック図で
ある。
【図8】本発明の第3の実施の形態の表示装置の表示例
である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の発音制御処理のフ
ローチャートである。
【図10】音源テーブルの構成図である。
【符号の説明】
101 演奏子・操作子 102 制御回路 103 表示回路 104 音源A 105 音源B 106 ミキサ 701 演奏子・操作子 702 制御回路 703 表示回路 704 音源A 705 音源B 706 音源C 707 ミキサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の音源からなる音源装置の音源制御
    方法であって、 発音する音色の種類を指定し、 各音色毎に発音する音源を指定し、 発音時に指定された音色を指定された音源で発音するよ
    うに発音制御を行う、ことを特徴とする音源制御方法。
  2. 【請求項2】 複数の音源からなる音源装置の音源制御
    方法であって、 発音する音色の種類を指定し、 各音色毎に発音する音源を指定し、 各音源において発音数がその音源の最大同時発音数を超
    えた場合、超えた発音要求について最大同時発音数を超
    えていない音源を選択するように発音制御を行う、 ことを特徴とする音源制御方法。
  3. 【請求項3】 複数の音源からなる音源装置の音源制御
    方法であって、 発音する音色の種類を指定し、 音色毎に発音に使用する音源の優先順位を指定し、 各音源において発音数がその音源の最大同時発音数を超
    えた場合、超えた発音要求について最大同時発音数を超
    えていない音源の中から優先順位にしたがって最大同時
    発音数を超えていない音源を調べて選択するように発音
    制御を行う、 ことを特徴とする音源制御方法。
  4. 【請求項4】 複数の音源からなる音源装置であって、 発音する音色の種類を指定するための音色ナンバー指定
    手段と、 各音色毎に発音する音源を指定するための音源指定手段
    と、 前記音源指定手段によって指定された音源を前記音色ナ
    ンバー指定手段により指定された音色で発音させる音源
    制御手段と、 を具備することを特徴とする音源装置。
  5. 【請求項5】 複数の音源からなる音源装置であって、 発音する音色の種類を指定するための音色ナンバー指定
    手段と、 各音色毎に発音する音源を指定するための音源指定手段
    と、 各音源において発音数がその音源の最大同時発音数を超
    えた場合、超えた発音要求について最大同時発音数を超
    えていない他の音源を選択して発音制御を行うための発
    音制御手段と、 を具備することを特徴とする音源装置。
  6. 【請求項6】 複数の音源からなる音源装置であって、 発音する音色の種類を指定するための音色ナンバー指定
    手段と、 音色毎に発音に使用する音源の優先順位を指定するため
    の優先順位指定手段と、 各音源において発音数がその音源の最大同時発音数を超
    えた場合、超えた発音要求について最大同時発音数を超
    えていない他の音源の中から前記優先順位指定手段によ
    って指定した優先順位にしたがって最大同時発音数を超
    えていない音源を調べて選択して発音させる発音制御手
    段と、 を具備することを特徴とする音源装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006276086A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Casio Comput Co Ltd 楽音発生装置および楽音発生処理のプログラム
JP2008170688A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽音発生装置

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