JPH05223366A - 遠心深冷システムにおけるオイル回収方法及び装置 - Google Patents
遠心深冷システムにおけるオイル回収方法及び装置Info
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- JPH05223366A JPH05223366A JP4235029A JP23502992A JPH05223366A JP H05223366 A JPH05223366 A JP H05223366A JP 4235029 A JP4235029 A JP 4235029A JP 23502992 A JP23502992 A JP 23502992A JP H05223366 A JPH05223366 A JP H05223366A
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- F25B43/02—Arrangements for separating or purifying gases or liquids; Arrangements for vaporising the residuum of liquid refrigerant, e.g. by heat for separating lubricants from the refrigerant
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- F25B31/002—Lubrication
- F25B31/004—Lubrication oil recirculating arrangements
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- F25B2341/00—Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オイル回収システム及びオイル回収方法の改
良を提供する。 【構成】 冷却器１２から回収されたオイル／冷媒混合
物の通常の流通経路は、低負荷動作期間中は変更され、
オイル／冷媒混合物は、吸入室１８を通過する通常の経
路にかわり、冷却器１２から直接イジェクタ４０に流れ
る。この経路変更は、圧力差または案内羽根位置のいず
れかに応答する弁手段２７，２８，５１により行なわれ
る。この圧力差または案内羽根位置は、いずれも、負荷
状態を示すものである。
良を提供する。 【構成】 冷却器１２から回収されたオイル／冷媒混合
物の通常の流通経路は、低負荷動作期間中は変更され、
オイル／冷媒混合物は、吸入室１８を通過する通常の経
路にかわり、冷却器１２から直接イジェクタ４０に流れ
る。この経路変更は、圧力差または案内羽根位置のいず
れかに応答する弁手段２７，２８，５１により行なわれ
る。この圧力差または案内羽根位置は、いずれも、負荷
状態を示すものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心深冷システムに関
し、特に、冷却器から遠心圧縮機のトランスミッション
にオイルを帰還させるための方法及び装置に関する。
し、特に、冷却器から遠心圧縮機のトランスミッション
にオイルを帰還させるための方法及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】大規模深冷型空調システムに用いられる
遠心圧縮機においては、オイルがトランスミッションか
らシステムの他の部分に移動するという固有の傾向があ
る。特に、立上がり及びサージ状態において、オイルは
トランスミッションからモーターに、さらに蒸発器すな
わち冷却器に移動しがちである。したがって、このよう
なシステムにおいては、機械の継続動作を可能としオイ
ル汚染による熱交換器の性能低下を防ぐために、この失
われたオイルを回収しトランスミッションに帰還させる
機能を備えることが必要であった。
遠心圧縮機においては、オイルがトランスミッションか
らシステムの他の部分に移動するという固有の傾向があ
る。特に、立上がり及びサージ状態において、オイルは
トランスミッションからモーターに、さらに蒸発器すな
わち冷却器に移動しがちである。したがって、このよう
なシステムにおいては、機械の継続動作を可能としオイ
ル汚染による熱交換器の性能低下を防ぐために、この失
われたオイルを回収しトランスミッションに帰還させる
機能を備えることが必要であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】もっとも一般的な解決
法としては、圧縮機内の案内羽根の直後に貯留キャビテ
ィを設け、冷却器からの本流とともに運ばれたオイルを
採集するように構成することである。オイル／冷媒混合
物の一部は、冷却器からキャビティに直接流入すること
もあるが、これは両者の間に生じる圧力差によるもので
ある。好ましくは圧縮機吐出側からの気体を動力源とし
て駆動されるイジェクタにより、オイルは、キャビティ
から圧縮機のトランスミッションに送出される。この解
決法は、全負荷及び部分負荷動作状態においては優れた
効果を示すが、低負荷状態における動作においては不充
分である。すなわち、低負荷状態に応じて案内羽根が閉
じてくると、イジェクタの有効性がかなり低下する。こ
の理由は２つある。第１に、案内羽根の直後の圧縮機吸
入部の圧力がかなり低下し、低圧のキャビティと高圧の
トランスミッションの間の大きな圧力差を克服すること
が困難になるためである。第２には、圧縮機の吐出圧も
低下するため、イジェクタの原動力がかなり減少するこ
とである。この結果、低負荷動作状態においては、キャ
ビティからトランスミッションに送出されるオイルの量
はかなり減少し、オイル不足が生じることもある。
法としては、圧縮機内の案内羽根の直後に貯留キャビテ
ィを設け、冷却器からの本流とともに運ばれたオイルを
採集するように構成することである。オイル／冷媒混合
物の一部は、冷却器からキャビティに直接流入すること
もあるが、これは両者の間に生じる圧力差によるもので
ある。好ましくは圧縮機吐出側からの気体を動力源とし
て駆動されるイジェクタにより、オイルは、キャビティ
から圧縮機のトランスミッションに送出される。この解
決法は、全負荷及び部分負荷動作状態においては優れた
効果を示すが、低負荷状態における動作においては不充
分である。すなわち、低負荷状態に応じて案内羽根が閉
じてくると、イジェクタの有効性がかなり低下する。こ
の理由は２つある。第１に、案内羽根の直後の圧縮機吸
入部の圧力がかなり低下し、低圧のキャビティと高圧の
トランスミッションの間の大きな圧力差を克服すること
が困難になるためである。第２には、圧縮機の吐出圧も
低下するため、イジェクタの原動力がかなり減少するこ
とである。この結果、低負荷動作状態においては、キャ
ビティからトランスミッションに送出されるオイルの量
はかなり減少し、オイル不足が生じることもある。
【０００４】そこで、本発明の目的は、オイル回収シス
テムの改良を提供することである。
テムの改良を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、冷却器からのオイル／冷媒混合物を導入
するための入口と上記混合物からオイルを採集するため
のキャビティとを備えた吸入室と、トランスミッション
と、採集オイルを上記キャビティから上記トランスミッ
ションに送出するためのイジェクタとを有する遠心圧縮
機に用いられるオイル回収システムにおいて、上記冷却
器と上記入口の間の流路に連結される第１の弁手段と、
上記冷却器と上記イジェクタの間の流路に連結される第
２の弁手段と、上記圧縮機が低負荷状態で動作している
ことを判定するための判定手段と、上記判定に応答して
上記第１の弁手段を閉じ上記第２の弁手段を開き、上記
オイル／冷媒混合物が上記冷却器から上記イジェクタを
介して上記トランスミッションに直接流れるようにする
ための制御手段とを備えたことを特徴とする。
め、本発明は、冷却器からのオイル／冷媒混合物を導入
するための入口と上記混合物からオイルを採集するため
のキャビティとを備えた吸入室と、トランスミッション
と、採集オイルを上記キャビティから上記トランスミッ
ションに送出するためのイジェクタとを有する遠心圧縮
機に用いられるオイル回収システムにおいて、上記冷却
器と上記入口の間の流路に連結される第１の弁手段と、
上記冷却器と上記イジェクタの間の流路に連結される第
２の弁手段と、上記圧縮機が低負荷状態で動作している
ことを判定するための判定手段と、上記判定に応答して
上記第１の弁手段を閉じ上記第２の弁手段を開き、上記
オイル／冷媒混合物が上記冷却器から上記イジェクタを
介して上記トランスミッションに直接流れるようにする
ための制御手段とを備えたことを特徴とする。
【０００６】好ましくは、上述したオイル回収システム
は、可変位置案内羽根を有し、上記判定手段は、上記案
内羽根の位置を判定するための手段からなる。
は、可変位置案内羽根を有し、上記判定手段は、上記案
内羽根の位置を判定するための手段からなる。
【０００７】好ましくは、上述したオイル回収システム
において、上記判定手段は、上記冷却器と上記吸入室の
間の圧力差に応動する圧力スイッチからなる。
において、上記判定手段は、上記冷却器と上記吸入室の
間の圧力差に応動する圧力スイッチからなる。
【０００８】好ましくは、上述したオイル回収システム
において、低負荷状態を示す上記案内羽根の位置は、３
０°である。
において、低負荷状態を示す上記案内羽根の位置は、３
０°である。
【０００９】好ましくは、上述したオイル回収システム
において、上記判定手段は、８〜１０ｐｓｉａ（＝約４
１４〜５１７Ｔｏｒｒ）の圧力差に応答して低負荷状態
を示す。
において、上記判定手段は、８〜１０ｐｓｉａ（＝約４
１４〜５１７Ｔｏｒｒ）の圧力差に応答して低負荷状態
を示す。
【００１０】好ましくは、上述したオイル回収システム
において、上記第１の弁手段は、ソレノイド弁からな
る。
において、上記第１の弁手段は、ソレノイド弁からな
る。
【００１１】好ましくは、上述したオイル回収システム
において、上記第２の弁手段は、ソレノイド弁からな
る。
において、上記第２の弁手段は、ソレノイド弁からな
る。
【００１２】好ましくは、上述したオイル回収システム
において、上記第１及び第２の弁手段は、単一の四方弁
に統合される。
において、上記第１及び第２の弁手段は、単一の四方弁
に統合される。
【００１３】さらに、本発明によれば、冷却器からのオ
イル／冷媒混合物を導入するための入口と上記混合物か
らオイルを採集するためのキャビティとを備えた吸入室
と、トランスミッションと、採集オイルを上記キャビテ
ィから上記トランスミッションに送出するためのイジェ
クタとを有する遠心圧縮機においてオイルを回収するた
めの方法において、上記圧縮機が低負荷状態で動作して
いることを判定する過程と、上記判定に応答して上記オ
イル／冷媒混合物の流れを上記冷却器から上記イジェク
タを介して直接上記トランスミッションに導く過程とを
含むことを特徴とするオイル回収方法が得られる。
イル／冷媒混合物を導入するための入口と上記混合物か
らオイルを採集するためのキャビティとを備えた吸入室
と、トランスミッションと、採集オイルを上記キャビテ
ィから上記トランスミッションに送出するためのイジェ
クタとを有する遠心圧縮機においてオイルを回収するた
めの方法において、上記圧縮機が低負荷状態で動作して
いることを判定する過程と、上記判定に応答して上記オ
イル／冷媒混合物の流れを上記冷却器から上記イジェク
タを介して直接上記トランスミッションに導く過程とを
含むことを特徴とするオイル回収方法が得られる。
【００１４】好ましくは、上述したオイル回収方法は、
上記判定に応答して、上記オイル／冷媒混合物が上記冷
却器から上記入口へ流れ込むのを防ぐ過程をさらに含
む。
上記判定に応答して、上記オイル／冷媒混合物が上記冷
却器から上記入口へ流れ込むのを防ぐ過程をさらに含
む。
【００１５】
【作用】本発明の一態様によれば、遠心圧縮機の動作が
高負荷または低負荷状態であるかどうかに応じて、回収
オイルの流れを２つの経路のいずれかに導くための弁手
段が設けられている。低負荷状態では、圧縮機吐出圧が
低すぎて吸入室からの回収オイルの流れを充分に提供で
きない場合、回収オイルを冷却器から圧縮機のトランス
ミッションに直接流動させる。高負荷状態では、回収オ
イルが吸入室を通過するように弁を切替える。
高負荷または低負荷状態であるかどうかに応じて、回収
オイルの流れを２つの経路のいずれかに導くための弁手
段が設けられている。低負荷状態では、圧縮機吐出圧が
低すぎて吸入室からの回収オイルの流れを充分に提供で
きない場合、回収オイルを冷却器から圧縮機のトランス
ミッションに直接流動させる。高負荷状態では、回収オ
イルが吸入室を通過するように弁を切替える。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１７】図１を参照すると、本発明の回収システム
が、冷却器１２、凝縮器（図示せず）、及び遠心圧縮機
１３を有する深冷型空調システムに組み込まれて示され
ている。これらの構成要素は、従来方式にしたがって設
置されており、冷却回路の一部を構成している。冷却回
路には、冷媒蒸気を冷却器１２に導入するための膨脹装
置（図示せず）が含まれ、冷却器１２から到来する加熱
蒸気は、凝縮器に送られる前に、遠心圧縮機１３により
圧縮される。
が、冷却器１２、凝縮器（図示せず）、及び遠心圧縮機
１３を有する深冷型空調システムに組み込まれて示され
ている。これらの構成要素は、従来方式にしたがって設
置されており、冷却回路の一部を構成している。冷却回
路には、冷媒蒸気を冷却器１２に導入するための膨脹装
置（図示せず）が含まれ、冷却器１２から到来する加熱
蒸気は、凝縮器に送られる前に、遠心圧縮機１３により
圧縮される。
【００１８】遠心圧縮機１３は、従来型の構成を有し、
モーター１４、トランスミッション１６、圧縮器吐出部
１７、及び吸入室１８とを有している。モーター１４
は、トランスミッション１６を介して圧縮機羽根車を駆
動する。この羽根車により、入口１９から吸入室１８内
に導入される冷媒が圧縮され、圧縮冷媒は、つぎに圧縮
機吐出部１７に送られた後、凝縮器に流入する。
モーター１４、トランスミッション１６、圧縮器吐出部
１７、及び吸入室１８とを有している。モーター１４
は、トランスミッション１６を介して圧縮機羽根車を駆
動する。この羽根車により、入口１９から吸入室１８内
に導入される冷媒が圧縮され、圧縮冷媒は、つぎに圧縮
機吐出部１７に送られた後、凝縮器に流入する。
【００１９】冷却器１２に移動したオイルを回収するた
め、オイル／冷媒混合物が冷却器１２から抽出される。
すなわち、冷却器管群の頂部直下の位置からフィルター
２０を通ってオイル回収ライン２１に沿って送られる。
冷却器１２に向かう逆流が起こらないように、逆止弁２
２が設けられている。図１乃至図３に示されるように、
オイル／冷媒混合物の流れは、「Ｔ」字連結部２３によ
り、第１のソレノイド弁２７と第２のソレノイド弁２８
のいずれが開いているかに応じて、第１のライン２４ま
たは第２のライン２６の２つのラインのいずれかに導か
れる。これらの弁の状態は、以下に述べるとおり、遠心
圧縮機１３の動作状態に依存する。
め、オイル／冷媒混合物が冷却器１２から抽出される。
すなわち、冷却器管群の頂部直下の位置からフィルター
２０を通ってオイル回収ライン２１に沿って送られる。
冷却器１２に向かう逆流が起こらないように、逆止弁２
２が設けられている。図１乃至図３に示されるように、
オイル／冷媒混合物の流れは、「Ｔ」字連結部２３によ
り、第１のソレノイド弁２７と第２のソレノイド弁２８
のいずれが開いているかに応じて、第１のライン２４ま
たは第２のライン２６の２つのラインのいずれかに導か
れる。これらの弁の状態は、以下に述べるとおり、遠心
圧縮機１３の動作状態に依存する。
【００２０】遠心圧縮機１３の通常の全負荷及び部分負
荷動作状態においては、第１のソレノイド弁２７は、開
き第２のソレノイド弁２８は閉じている。そこで、オイ
ル／冷媒混合物は、入口ライン２９に沿って吸入室１８
に流れる。したがって、吸入室１８から、ライン３１、
フィルター３２、逆止弁３３、ライン３４、ライン３
５、イジェクタ４０、及びイジェクタ吐出ライン３６を
経由してトランスミッション１６に至る流体連通路が得
られる（図４もあわせて参照のこと）。イジェクタ４０
は、圧縮機吐出部１７からライン３７、フィルター３
８、ライン３９を通ってイジェクタに流入する高圧流体
により駆動される。すなわち、通常の動作時には、イジ
ェクタは、オイル／冷媒混合物を吸入室１８から抽出し
トランスミッション１６に送るに足る吸引力をライン３
５上に、ひいてはライン２１に及ぼすものである。
荷動作状態においては、第１のソレノイド弁２７は、開
き第２のソレノイド弁２８は閉じている。そこで、オイ
ル／冷媒混合物は、入口ライン２９に沿って吸入室１８
に流れる。したがって、吸入室１８から、ライン３１、
フィルター３２、逆止弁３３、ライン３４、ライン３
５、イジェクタ４０、及びイジェクタ吐出ライン３６を
経由してトランスミッション１６に至る流体連通路が得
られる（図４もあわせて参照のこと）。イジェクタ４０
は、圧縮機吐出部１７からライン３７、フィルター３
８、ライン３９を通ってイジェクタに流入する高圧流体
により駆動される。すなわち、通常の動作時には、イジ
ェクタは、オイル／冷媒混合物を吸入室１８から抽出し
トランスミッション１６に送るに足る吸引力をライン３
５上に、ひいてはライン２１に及ぼすものである。
【００２１】低負荷条件における動作時には、入口案内
羽根は、圧縮機吐出圧が低下して上述したように正常流
が満足に得られなくなる位置まで閉じ、第１及び第２の
ソレノイド弁２７及び２８の状態は反転し、第１のソレ
ノイド弁２７が閉じ第２のソレノイド弁２８は開く。こ
の場合には、オイル／冷媒混合物は、冷却器１２から、
フィルター２０、逆止弁２２、オイル回収ライン２１、
第２のライン２６、第２のソレノイド弁２８、ライン３
５、イジェクタ４０、イジェクタ吐出ライン３６、そし
て最後にトランスミッション１６へと送られる。この動
作の間、オイル／冷媒混合物がライン２９及び３１に沿
って吸入室１８に送られることはまったくない。
羽根は、圧縮機吐出圧が低下して上述したように正常流
が満足に得られなくなる位置まで閉じ、第１及び第２の
ソレノイド弁２７及び２８の状態は反転し、第１のソレ
ノイド弁２７が閉じ第２のソレノイド弁２８は開く。こ
の場合には、オイル／冷媒混合物は、冷却器１２から、
フィルター２０、逆止弁２２、オイル回収ライン２１、
第２のライン２６、第２のソレノイド弁２８、ライン３
５、イジェクタ４０、イジェクタ吐出ライン３６、そし
て最後にトランスミッション１６へと送られる。この動
作の間、オイル／冷媒混合物がライン２９及び３１に沿
って吸入室１８に送られることはまったくない。
【００２２】第１及び第２のソレノイド弁２７及び２８
の動作は、さまざまな手段により制御できる。図１に示
す好ましい方法は、ライン４２及び４３を介してそれぞ
れ吸入室１８及び冷却器１２に接続される差圧スイッチ
４１を用いることである。通常の動作時には、吸入室１
８と冷却器１２における圧力は，非常に近似している。
しかしながら、負荷が減少するにつれ、吸入室１８内の
圧力は減少する。そして、圧力差が所定の限界に達する
と、差圧スイッチ４１は、リレー４４に信号を送り、リ
レー４４は第１のソレノイド弁２７を閉じ第２のソレノ
イド弁２８を開く。
の動作は、さまざまな手段により制御できる。図１に示
す好ましい方法は、ライン４２及び４３を介してそれぞ
れ吸入室１８及び冷却器１２に接続される差圧スイッチ
４１を用いることである。通常の動作時には、吸入室１
８と冷却器１２における圧力は，非常に近似している。
しかしながら、負荷が減少するにつれ、吸入室１８内の
圧力は減少する。そして、圧力差が所定の限界に達する
と、差圧スイッチ４１は、リレー４４に信号を送り、リ
レー４４は第１のソレノイド弁２７を閉じ第２のソレノ
イド弁２８を開く。
【００２３】システムの標準的動作圧は、全負荷状態に
おいては、冷却器内で８０ｐｓｉａ（約４１３７Ｔｏｒ
ｒ）、吸入室１８（すなわち案内羽根の後段）内で７９
ｐｓｉａ（約４０８５Ｔｏｒｒ）である。別の回収系へ
の切替えに必要な標準的圧力差は８〜１０ｐｓｉａ（約
４１４〜５１７Ｔｏｒｒ）である。
おいては、冷却器内で８０ｐｓｉａ（約４１３７Ｔｏｒ
ｒ）、吸入室１８（すなわち案内羽根の後段）内で７９
ｐｓｉａ（約４０８５Ｔｏｒｒ）である。別の回収系へ
の切替えに必要な標準的圧力差は８〜１０ｐｓｉａ（約
４１４〜５１７Ｔｏｒｒ）である。
【００２４】オイル回収システムのための第１及び第２
のソレノイド弁２７及び２８の切替えのため、圧力差の
基準を用いるかわりに、案内羽根の位置を使用すること
もできる。図５に示すように、案内羽根アクチュエータ
４６は、案内羽根の実際の位置を示すものであるが、ラ
イン４７を介して第１のソレノイド弁２７へ、そしてラ
イン４８を介して第２のソレノイド弁２８に、位置表示
信号を送る。電源パネルからライン４９を介して回路に
電力が供給される。このように、案内羽根の位置により
示される負荷に応じて、第１のソレノイド弁２７が開い
て回収されたオイル／冷媒混合物を冷却器１２から吸入
室１８及びイジェクタ４０に送るか、もしくは、第２の
ソレノイド弁２８が開いてオイル／冷媒混合物を冷却器
１２から直接イジェクタ４０に送る。第１のソレノイド
弁２７は、入口案内羽根が閉止位置に向かって移動し所
定の臨界位置（たとえば３０°）に達するまで開いてい
る。案内羽根が臨界位置に達すると、信号を送って第１
のソレノイド弁２７を閉じ第２のソレノイド弁２８を開
く。その後、ふたたび案内羽根が臨界点を越えて開く
と、これらの弁の状態は反転する。
のソレノイド弁２７及び２８の切替えのため、圧力差の
基準を用いるかわりに、案内羽根の位置を使用すること
もできる。図５に示すように、案内羽根アクチュエータ
４６は、案内羽根の実際の位置を示すものであるが、ラ
イン４７を介して第１のソレノイド弁２７へ、そしてラ
イン４８を介して第２のソレノイド弁２８に、位置表示
信号を送る。電源パネルからライン４９を介して回路に
電力が供給される。このように、案内羽根の位置により
示される負荷に応じて、第１のソレノイド弁２７が開い
て回収されたオイル／冷媒混合物を冷却器１２から吸入
室１８及びイジェクタ４０に送るか、もしくは、第２の
ソレノイド弁２８が開いてオイル／冷媒混合物を冷却器
１２から直接イジェクタ４０に送る。第１のソレノイド
弁２７は、入口案内羽根が閉止位置に向かって移動し所
定の臨界位置（たとえば３０°）に達するまで開いてい
る。案内羽根が臨界位置に達すると、信号を送って第１
のソレノイド弁２７を閉じ第２のソレノイド弁２８を開
く。その後、ふたたび案内羽根が臨界点を越えて開く
と、これらの弁の状態は反転する。
【００２５】オイル／冷媒混合物の流路を変更するため
に、上述したソレノイド弁とリレーの代りに、図６に示
す四方切替弁５１を単独で用いてもよい。四方切替弁５
１の動作は、ライン５３を介して受信される上述の差圧
信号または案内羽根位置信号に応答して、パイロット弁
５２により制御される。
に、上述したソレノイド弁とリレーの代りに、図６に示
す四方切替弁５１を単独で用いてもよい。四方切替弁５
１の動作は、ライン５３を介して受信される上述の差圧
信号または案内羽根位置信号に応答して、パイロット弁
５２により制御される。
【００２６】四方切替弁５１の動作はつぎのとおりであ
る。高負荷状態における動作中、切替弁５１は、ライン
２１とライン２９とを接続し、同様にライン３１とライ
ン３５とを接続する。低負荷の動作状態においては、切
替弁５１は、ライン２１をライン３５に直接接続し、ラ
イン２９とライン３１とを接続してシステムのその部分
を分離する。
る。高負荷状態における動作中、切替弁５１は、ライン
２１とライン２９とを接続し、同様にライン３１とライ
ン３５とを接続する。低負荷の動作状態においては、切
替弁５１は、ライン２１をライン３５に直接接続し、ラ
イン２９とライン３１とを接続してシステムのその部分
を分離する。
【００２７】以上、実施例を用いて本発明を説明した
が、本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく種々の変
形が可能であることは言うまでもない。
が、本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく種々の変
形が可能であることは言うまでもない。
【００２８】
【発明の効果】本発明によれば、負荷状態に応じてオイ
ル回収経路を変更できるように構成しているため、低負
荷状態において圧力差の増加及び吐出圧の低下が生じて
も、オイル不足が起きることがなく、安定した動作を継
続できる。
ル回収経路を変更できるように構成しているため、低負
荷状態において圧力差の増加及び吐出圧の低下が生じて
も、オイル不足が起きることがなく、安定した動作を継
続できる。
【図１】本発明の一実施例によるオイル回収システムの
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図２】本発明を適用した圧縮機の一部を示す部分正面
端面図である。
端面図である。
【図３】図２の圧縮機の底面図である。
【図４】図２の圧縮機の背面端面図である。
【図５】図２の圧縮機のセンサーと弁部の構成を示す図
である。
である。
【図６】本発明の別の実施例によるオイル回収システム
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
１２…冷却器 １３…遠心圧縮機 １４…モーター １６…トランスミッション １７…圧縮機吐出部 １８…吸入室 １９…入口 ２０…フィルター ２２…逆止弁 ２３…Ｔ字連結部 ２７…第１のソレノイド弁 ２８…第２のソレノイド弁 ３２…フィルター ３３…逆止弁 ３８…フィルター ４０…イジェクタ ４１…差圧スイッチ ４４…リレー ４６…案内羽根アクチュエータ ５１…四方切替弁 ５２…パイロット弁
Claims (10)
- 【請求項１】 冷却器からのオイル／冷媒混合物を導入
するための入口と上記混合物からオイルを採集するため
のキャビティとを備えた吸入室と、トランスミッション
と、採集オイルを上記キャビティから上記トランスミッ
ションに送出するためのイジェクタとを有する遠心圧縮
機に用いられるオイル回収システムにおいて、 上記冷却器と上記入口の間の流路に連結される第１の弁
手段と、 上記冷却器と上記イジェクタの間の流路に連結される第
２の弁手段と、 上記圧縮機が低負荷状態で動作していることを判定する
ための判定手段と、 上記判定に応答して上記第１の弁手段を閉じ上記第２の
弁手段を開き、上記オイル／冷媒混合物が上記冷却器か
ら上記イジェクタを介して上記トランスミッションに直
接流れるようにするための制御手段とを備えたことを特
徴とするオイル回収システム。 - 【請求項２】 可変位置案内羽根を有し、上記判定手段
は、上記案内羽根の位置を判定するための手段からなる
ことを特徴とする請求項１に記載のオイル回収システ
ム。 - 【請求項３】 上記判定手段は、上記冷却器と上記吸入
室の間の圧力差に応動する圧力スイッチからなることを
特徴とする請求項１に記載のオイル回収システム。 - 【請求項４】 低負荷状態を示す上記案内羽根の位置
は、３０°であることを特徴とする請求項２に記載のオ
イル回収システム。 - 【請求項５】 上記判定手段は、８〜１０ｐｓｉａ（約
４１４〜５１７Ｔｏｒｒ）の圧力差に応答して低負荷状
態を示すことを特徴とする請求項３に記載のオイル回収
システム。 - 【請求項６】 上記第１の弁手段は、ソレノイド弁から
なることを特徴とする請求項１に記載のオイル回収シス
テム。 - 【請求項７】 上記第２の弁手段は、ソレノイド弁から
なることを特徴とする請求項１に記載のオイル回収シス
テム。 - 【請求項８】 上記第１及び第２の弁手段は、単一の四
方弁に統合されたことを特徴とする請求項１に記載のオ
イル回収システム。 - 【請求項９】 冷却器からのオイル／冷媒混合物を導入
するための入口と上記混合物からオイルを採集するため
のキャビティとを備えた吸入室と、トランスミッション
と、採集オイルを上記キャビティから上記トランスミッ
ションに送出するためのイジェクタとを有する遠心圧縮
機においてオイルを回収するための方法において、 上記圧縮機が低負荷状態で動作していることを判定する
過程と、 上記判定に応答して上記オイル／冷媒混合物の流れを上
記冷却器から上記イジェクタを介して直接上記トランス
ミッションに導く過程とを含むことを特徴とするオイル
回収方法。 - 【請求項１０】 上記判定に応答して、上記オイル／冷
媒混合物が上記冷却器から上記入口へ流れ込むのを防ぐ
過程をさらに含むことを特徴とする請求項９に記載のオ
イル回収方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/753,588 US5165248A (en) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | Oil reclaim in a centrifugal chiller system |
| US753,588 | 1991-09-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05223366A true JPH05223366A (ja) | 1993-08-31 |
| JPH0827085B2 JPH0827085B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4235029A Expired - Lifetime JPH0827085B2 (ja) | 1991-09-03 | 1992-09-03 | 遠心深冷システムにおけるオイル回収方法及び装置 |
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|---|---|
| US (1) | US5165248A (ja) |
| EP (1) | EP0531248B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0827085B2 (ja) |
| KR (1) | KR960009344B1 (ja) |
| AU (1) | AU650363B2 (ja) |
| BR (1) | BR9203434A (ja) |
| DE (1) | DE69205534T2 (ja) |
| ES (1) | ES2080472T3 (ja) |
| MX (1) | MX9205026A (ja) |
| TW (1) | TW206276B (ja) |
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