JPH06341721A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH06341721A
JPH06341721A JP5128715A JP12871593A JPH06341721A JP H06341721 A JPH06341721 A JP H06341721A JP 5128715 A JP5128715 A JP 5128715A JP 12871593 A JP12871593 A JP 12871593A JP H06341721 A JPH06341721 A JP H06341721A
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JP
Japan
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heat exchanger
refrigerant
compressor
pressure
receiver
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Pending
Application number
JP5128715A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Yamamoto
政樹 山本
Hiroshi Asazuma
洋 朝妻
Yukio Shigenaga
幸雄 重永
Kiichi Masushige
貴一 増茂
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒回路の均圧動作時において、圧縮機に回
収される潤滑油の希釈防止、冷媒の逆流に伴う異音の発
生防止、暖房運転の再起動の円滑化を図る。 【構成】 圧縮機1 の吐出側と吸込側とを接続するホッ
トガスバイパス路11d と液ライン上のレシーバ9 とを、
レシーバ9 からホットガスバイパス路11d へ向う方向へ
の冷媒流通のみを許容する均圧路30によって接続する。
また、均圧路30の一端を上記レシーバ9 の上部に接続す
る。そして、冷媒配管11内部の均圧動作時には、室外側
電動膨脹弁8 を閉鎖させると共にホットガスバイパス路
11d の電磁弁21を開放させる。これにより、レシーバ9
内の上層部のガス冷媒が均圧路30及びホットガスバイパ
ス路11d を経て圧縮機の吸込側に導入されて回路内が均
圧されることになり、液冷媒が室外熱交換器側6 に流れ
るようなことがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍装置に係り、特
に、運転開始前等において循環回路内を均圧するように
したものの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置等に備えられて
いる冷凍装置は、圧縮機の停止直後にあっては、吐出側
ガス圧(高圧)と吸込側ガス圧(低圧)との圧力差が大
きいために、この停止直後に再起動することができない
場合がある。このような状況を回避するために、例えば
特開平3−186156号公報に開示されているように
圧縮機の停止後に回路内を均圧することが行われてい
る。この均圧を行うようにした冷凍装置の冷媒回路の一
例を図5に基いて説明すると、本回路は、圧縮機(a) 、
四路切換弁(b) 、室外熱交換器(c) 、室外膨脹弁(d) 、
室内膨脹弁(e) 、室内熱交換器(f) が冷媒配管(g) によ
って順に接続されて成っており、上記四路切換弁(b) が
冷暖房運転に応じて冷媒の流通方向を変更するようにな
っている。尚、本図5における(h) はレシーバ、(i) は
アキュムレータ、(j) は油分離器、(k) は補助熱交換器
である。そして、圧縮機(a) の吐出側と吸込側とは電磁
開閉弁(m) を備えたバイパス路(n) によって接続されて
いる。そして、このように構成された冷媒回路における
均圧動作としては、圧縮機(a) の停止後、一定時間だけ
電磁開閉弁(m) を開放して、圧縮機(a) の吐出側と吸込
側との均圧、つまり、ガスラインGの均圧を行うように
し、吐出側ガス圧(高圧)と吸込側ガス圧(低圧)との
圧力差を小さくして、圧縮機(a) の再起動を可能にして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような冷凍装置にあっては、以下に述べるような課題
があった。つまり、例えば冷房運転状態から圧縮機(a)
を停止した後に均圧を行う場合には、室外膨脹弁(d) が
所定開度だけ開放された状態のまま電磁開閉弁(m) が開
放されることになるので、中間圧状態である液ラインL
の圧力がガスラインGの圧力よりも高い状況でこの両ラ
インG,Lが互いに連通されることになり、これによっ
て液ラインL中、特にレシーバ(h) 内の液冷媒が室外膨
脹弁(d) 、室外熱交換器(c) を経て圧縮機(a) 側に戻っ
てしまうことになる。つまり、液冷媒がガスラインG側
に逆流することになる。そして、このような状況では、
液冷媒が本図に矢印で示すように流れ、油分離器(j) か
ら圧縮機(a) に回収される潤滑油がこの液冷媒によって
希釈されてしまい、これによって圧縮機(a) の再起動が
行えなくなる虞れがある。また、このように、液冷媒が
逆流するような状況では、配管内部において、この逆流
に伴う異音が発生するといった不具合もある。また、こ
の際、補助熱交換器(k) にあっても液冷媒が逆流するこ
とになるので、同様に、この補助熱交換器(k) において
異音が発生することにもなってしまう。一方、暖房運転
時状態から圧縮機(a) を停止した後に均圧を行う場合に
は、高圧の液ラインLから圧縮機の吸入側(低圧側)ま
での配管長が長くなるので、暖房運転の再起動待機中
(例えば5分間)において十分な均圧が行えず、液ライ
ンLに残圧が生じる虞れがあり、このように液ラインL
に残圧が生じている状況では暖房運転の再起動が行えな
くなってしまって、再起動可能となるまでの待機時間の
延長化を招いてしまうことになっていた。
【0004】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであって、回収される潤滑油の希釈防止、冷媒の逆流
に伴う異音の発生防止、暖房運転の再起動の円滑化を夫
々図ることができる構成を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、液ライン上のレシーバからガスライン
側への短絡回路を設け、この短絡回路により均圧が行え
るようにすると共に、均圧動作時には、レシーバ内上層
部のガス冷媒を低圧側に戻すようにした。具体的に、請
求項1記載の発明は、図1に示すように、圧縮機(1) 、
熱源側熱交換器(6) 及び利用側熱交換器(12)が冷媒配管
(11)により閉回路に接続されて成っていると共に、上記
圧縮機(1) の吐出側と吸込側とを接続するバイパス路(1
1d) と、該バイパス路(11d) を開閉する開閉手段(21)
と、上記熱源側熱交換器(6) と利用側熱交換器(12)との
間の液ラインに介設されたレシーバ(9) とを備えて成る
冷凍装置を前提としている。そして、上記レシーバ(9)
とバイパス路(11d) とを、レシーバ(9) からバイパス路
(11d) へ向う方向への冷媒流通のみを許容する均圧路(3
0)によって接続し、該均圧路(30)の一端を上記レシーバ
(9) の上部に接続させる。また、上記レシーバ(9) と熱
源側熱交換器(6) との間に、上記閉回路を構成する冷媒
配管(11)を閉鎖可能な閉鎖手段(8) を介設する。そし
て、上記冷媒配管(11)内部の均圧動作時、上記閉鎖手段
(8) を閉鎖させると共に開閉手段(21)を開放させる均圧
制御手段(15a) を設けるような構成としている。
【0006】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の冷凍装置において、図1に示すように、レシーバ(9)
と熱源側熱交換器(6) との間に介設されている閉鎖手段
を膨脹弁(8) で構成するようにしている。
【0007】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の冷凍装置において、図1に示すように、熱源
側熱交換器(6) に隣接して補助熱交換器(22)を設け、該
補助熱交換器(22)を、補助熱交換器用冷媒配管(11e) に
よって一端を圧縮機(1) の吐出側に、他端をレシーバ
(9) と閉鎖手段(8) との間に夫々接続させると共に、上
記補助熱交換器用冷媒配管(11e) に開閉弁(24)を介設す
る。そして、均圧制御手段(15a) が、均圧動作時、上記
開閉弁(24)を閉鎖させるような構成としている。
【0008】請求項4記載の発明は、上記請求項1,2
または3記載の冷凍装置において、図1に示すように、
圧縮機(1) の吐出側に、圧縮機(1) から吐出された潤滑
油を回収する油分離器(4) を介設し、該油分離器(4) を
油戻し管(33)によってバイパス路(11d) に接続させるよ
うな構成としている。
【0009】
【作用】上記の構成により、本発明では以下に述べるよ
うな作用が得られる。請求項1記載の発明では、冷媒配
管(11)内部の均圧動作時には、均圧制御手段(15a) によ
り閉鎖手段(8) が閉鎖されると共に開閉手段(21)が開放
される。これにより、圧縮機(1) の吐出側と吸込側との
均圧が行われると同時に、冷媒配管(11)の液ラインがガ
スラインよりも高圧になった場合、レシーバ(9) 内上部
のガス冷媒が均圧路(30)及びバイパス路(11d) を経て圧
縮機(1) の吸込側に導入されることにより、液ラインと
ガスラインとの均圧も行われる。従って、液ラインとガ
スラインとの均圧時に、液ラインの液冷媒がガスライン
に流入されるようなことなしに、回路全体の均圧が行わ
れることになる。また、特に、暖房運転停止後の均圧動
作にあっては、均圧路(30)により高圧側から低圧側まで
の配管長が短くなり短時間で均圧が行えることになって
暖房再起動が確実に行える。
【0010】請求項2記載の発明では、冷暖房運転時に
は、膨脹弁(8) が開度調整され、冷媒の減圧作用や流量
調整作用を行っており、一方、均圧動作時には、均圧制
御手段(15a) により膨脹弁(8) が全閉状態とされて、液
冷媒の熱源側熱交換器(6) への導入が防止されることに
なる。
【0011】請求項3記載の発明では、冷暖房運転時に
は、開閉弁(24)が開放されて補助熱交換器(22)により熱
源側熱交換器(6) の能力の補助等が行われる。そして、
均圧動作時には、均圧制御手段(15a) により、開閉弁(2
4)を閉鎖され、補助熱交換器(22)への液冷媒の導入が防
止されることになって、該補助熱交換器(22)での液冷媒
の流通に伴う異音の発生が回避される。
【0012】請求項4記載の発明では、圧縮機(1) から
ガス冷媒と共に吐出された潤滑油は一旦油分離器(4) に
よって回収される。そして、均圧動作時において、バイ
パス路(11d) 内の冷媒の流通に沿って、油分離器(4) 内
の潤滑油は油戻し管(33)及びバイパス路(11d) を経て圧
縮機(1) の吸込側に戻されることになる。
【0013】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明の第1実施例について、図
2に基づき説明する。
【0014】図2は本発明の実施例に係る空気調和装置
の室外ユニット(A) 及び室内ユニット(B) の冷媒配管系
統を示している。以下、各ユニット(A),(B) について説
明する。上記室外ユニット(A) の内部には、出力周波数
を30〜116Hzの範囲で4〜10Hz毎に可変に切換え
られるインバータ(2a)により容量が調整される圧縮機
(1) と、該圧縮機(1) から吐出されるガス中の油を分離
する油分離器(4) と、冷房運転時には図中実線の如く切
換わり暖房運転時には図中破線の如く切換わる四路切換
弁(5) と、冷房運転時に凝縮器、暖房運転時に蒸発器と
なる熱源側熱交換器としての室外熱交換器(6) および該
室外熱交換器(6) に付設された室外ファン(6a)と、暖房
運転時に冷媒の絞り作用を行う本発明でいう閉鎖手段と
しての室外電動膨張弁(8) と、液化した冷媒を貯蔵する
レシーバ(9) と、アキュムレータ(10)とが主要機器とし
て内蔵されていて、該各機器(1) 〜(10)は各々冷媒の冷
媒配管(11)で冷媒の流通可能に接続されている。
【0015】また、上記室内ユニット(B) は、冷房運転
時には蒸発器、暖房運転時には凝縮器となる利用側熱交
換器としての室内熱交換器(12)およびそのファン(12a)
を備え、かつ該室内熱交換器(12)の液管側には、暖房運
転時に冷媒流量を調節し、冷房運転時に冷媒の絞り作用
を行う室内電動膨張弁(13)が介設されている。このよう
にして、以上の各機器は冷媒配管(11)により、冷媒の流
通可能に接続されていて、室外空気との熱交換により得
た熱を室内空気に放出するようにした主冷媒回路(14)が
構成されている。
【0016】また、(11e) は室外熱交換器(6) をバイパ
スする暖房過負荷制御用バイパス路であって、該バイパ
ス路(11e) には、室外熱交換器(6) と共通の空気通路に
設置された補助熱交換器(22)、キャピラリチューブ(28)
及び冷媒の高圧時に開作動する電磁開閉弁(24)が順次直
列にかつ室外熱交換器(6) とは並列に接続されており、
冷房運転時には常時、暖房運転時には高圧の過上昇時
に、上記電磁開閉弁(24)がオンつまり開状態になって、
吐出ガスの一部を主冷媒回路(14)から暖房過負荷制御用
バイパス路(11e) にバイパスするようにしている。そし
て、このとき、吐出ガスの一部が補助熱交換器(22)で凝
縮されるようになっている。つまり、上記暖房過負荷制
御用バイパス路(11e) が本発明でいう補助熱交換器用冷
媒配管となっている。
【0017】さらに、(40)は冷暖房運転時に吸入ライン
に液冷媒を注入し吸入ガスの過熱度を調節するためのリ
キッドインジェクションバイパス路であって、キャピラ
リチューブ(41)と、吐出管温度の過上昇時に開かれるイ
ンジェクション用電磁弁(42)とが介設されている。
【0018】また、(31)は、吸入管(11)中の吸入冷媒と
液管(11)中の液冷媒との熱交換により吸入冷媒を冷却さ
せて、連絡配管(11b) における冷媒の過熱度の上昇を補
償するための吸入管熱交換器である。
【0019】また、本装置には多くのセンサ類が配置さ
れていて、(Th1) は室内温度を検出する室温サーモスタ
ット、(Th2) および(Th3) は各々室内熱交換器(12)の液
側およびガス側配管における冷媒の温度を検出する室内
液温センサ及び室内ガス温センサ、(Th4) は圧縮機(1)
の吐出管温度を検出する吐出管センサ、(Th5) は暖房運
転時に室外熱交換器(6) の出口温度から着霜状態を検出
するデフロストセンサ、(Th6) は上記吸入管熱交換器(3
1)の下流側の吸入管(11)に配置され、吸入管温度を検出
する吸入管センサ、(Th7) は室外熱交換器(6) の空気吸
込口に配置され、吸込空気温度を検出する外気温セン
サ、(P1)は吐出管に配設され、主冷媒回路(14)の高圧側
圧力を検出する高圧センサ、(P2)は吸入ラインに配設さ
れ、低圧側圧力を検出する低圧センサである。
【0020】なお、上記各主要機器以外に補助用の諸機
器が設けられている。(21)は吐出管と吸入管とを接続す
る均圧ホットガスバイパス路(11d) に介設されて、サー
モオフ状態等による圧縮機(1) の停止時、再起動前に一
定時間開作動する本発明でいう開閉手段としての均圧用
電磁弁、(33)はキャピラリチューブ(32)を介して上記油
分離器(4) から圧縮機(1) に潤滑油を戻すための油戻し
管である。また、図中、(HPS) は圧縮機保護用の高圧圧
力開閉器である。
【0021】そして、上記各電動弁、電磁弁およびセン
サ類は各主要機器と共にコントロールユニット(15)に信
号線で接続され、該コントロールユニット(15)は各セン
サ類の信号を受けて各電動弁及び電磁弁の開閉制御や圧
縮機の容量制御を行うようになっている。
【0022】そして、本例の特徴とする構成として上記
レシーバ(9) と均圧ホットガスバイパス路(11d) との間
には均圧路(30)が設けられている。この均圧路(30)は、
一端がレシーバ(9) の上端面に接続されている一方、他
端が上記均圧ホットガスバイパス路(11d) の均圧用電磁
弁(21)の上流側に接続されている。また、この均圧路(3
0)にはレシーバ(9) から均圧ホットガスバイパス路(11
d) へ向う方向への冷媒流通のみを許容するように逆止
弁(30a) が介設されている。このような構成により、均
圧用電磁弁(21)が開放された状態ではレシーバ(9) 内の
上層部のガス冷媒が均圧ホットガスバイパス路(11d) 、
ひいては圧縮機(1) の吸入側に導入可能となっている。
また、上記コントロールユニット(15)には均圧制御手段
(15a) が備えられており、この均圧制御手段(15a) によ
って室外電動膨脹弁(8) 、均圧用電磁弁(21)及び電磁開
閉弁(24)の開度が制御されるようになっている。具体的
には、均圧動作時に、室外電動膨脹弁(8) 及び電磁開閉
弁(24)を全閉状態にすると共に均圧用電磁弁(21)を開放
状態にするようになっている。
【0023】次に、上述の如く構成された空気調和装置
の運転動作について説明する。図2において、空気調和
装置の冷房運転時には、四路切換弁(5) が図中実線側に
切換わり、補助熱交換器(22)の電磁開閉弁(24)が常時開
いて、圧縮機(1) で圧縮された冷媒が、室外熱交換器
(6) 及び補助熱交換器(22)で凝縮され、連絡配管(11a)
を経て室内ユニット(B) に送られる。そして、この室内
ユニット(B) では、液冷媒が、室内電動膨張弁(13)で減
圧され、室内熱交換器(12)で蒸発した後、連絡配管(11
b) を経て室外ユニット(A) にガス状態で戻り、圧縮機
(1) に吸入されるように循環する。つまり、液冷媒が室
内熱交換器(12)において室内空気との間で熱交換を行っ
て蒸発することにより室内空気を冷却することになる。
また、暖房運転時には、四路切換弁(5) が図中破線側に
切換わり、冷媒の流れは上記冷房運転時と逆となって、
圧縮機(1) で圧縮された冷媒が、室内熱交換器(12)で凝
縮され、液状態で室外ユニット(A) に流れ、室外電動膨
張弁(8) により減圧され、室外熱交換器(6) で蒸発した
後、圧縮機(1) に戻るように循環する。つまり、ガス冷
媒が室内熱交換器(12)において室内空気との間で熱交換
を行って凝縮することにより室内空気を加熱することに
なる。そして、本例の特徴とする動作としては主冷媒回
路(14)内の均圧動作にある。以下、この均圧動作につい
て説明する。先ず、冷房運転終了後の均圧時には、上記
均圧制御手段(15a) により、室外電動膨脹弁(8) を全閉
(0パルス)且つ電磁開閉弁(24)を閉鎖した状態におい
て均圧用電磁弁(21)を開放する。これにより、均圧ホッ
トガスバイパス路(11d) が圧縮機(1) の吐出側と吸込側
とを連通させて均圧を行い、ガスラインの均圧が行われ
る。また、このガスラインの均圧動作によって液ライン
の圧力がガスラインの圧力よりも高くなった場合には、
レシーバ(9) 内の上層部のガス冷媒が、均圧路(30)及び
均圧ホットガスバイパス路(11d)を経て圧縮機(1) の吸
入側へ導入されることになり、液ラインとガスラインと
が均圧されることになる。つまり、均圧路(30)の一端は
レシーバ(9) の上端面に接続されているために、この均
圧動作にあっては、レシーバ(9) 内の上層部分のガス冷
媒のみが圧縮機(1) の吸入側に導入されることになる。
従って、液ライン中の液冷媒がガスラインに導入される
ようなことなしに主冷媒回路(14)内全体の均圧が行われ
ることになる。このように、本例では、レシーバ(9) 内
の上層部のガス冷媒を均圧回路(30)及び均圧ホットガス
バイパス路(11d) によって圧縮機(1) の吸込側に導入す
ることにより液ラインとガスラインとの均圧を行うよう
にしたので、室外電動膨脹弁(8) を全閉状態として均圧
を行うことができ、このため、従来のように、レシーバ
(9) 内の液冷媒が室外電動弁(8) 、室外熱交換器(6) を
経て圧縮機(1) 側に戻ってしまうようなことが防止で
き、油分離器(4) から圧縮機(1) に回収される潤滑油が
液冷媒によって希釈されるようなことがなく、圧縮機
(1) の再起動を円滑に行うことができることになる。ま
た、液冷媒が配管(11)内を逆流することがないので、従
来のような、配管(11)内や補助熱交換器(22)内での液冷
媒の逆流に伴う異音が発生するといった状況も回避でき
る。また、電磁開閉弁(24)も閉鎖されていることから液
冷媒が補助熱交換器(22)内を流通することがないので、
この補助熱交換器(22)内における異音の発生も回避でき
る。また、暖房運転時状態から圧縮機(1) を停止した後
に均圧を行う場合にあっては、均圧路(30)及び均圧ホッ
トガスバイパス路(11d) により、高圧の液ラインから圧
縮機(1) の吸入側(低圧側)までの回路が短絡され、こ
れによって高圧側から低圧側までの配管長が短くなるの
で、暖房運転の再起動待機中(例えば5分間)において
十分な均圧を行うことができ、液ラインに残圧が生じる
ことが回避されて暖房運転の再起動を迅速且つ良好に行
うことができる。更には、圧縮機(1) のポンプダウン時
にあっては、液ライン中の液冷媒がレシーバ(9) 内に貯
留されることになるが、この際、レシーバ(9) 内上層部
のガス冷媒が均圧回路(30)及び均圧ホットガスバイパス
路(11d) を経て圧縮機(1) の吸込側に導入されることに
なって、このレシーバ(9) 内における液冷媒の貯留が可
能な空間が拡大されることになって、レシーバ(9) 内で
の液冷媒の貯留量が増大でき、このポンプダウン運転時
におけるレシーバ(9) 内空間の有効利用を図ることもで
きる。
【0024】(第2実施例)以下、本発明の第2実施例
について、図3及び図4に基づき説明する。本例は、本
発明をマルチ型空気調和装置に適用した場合の例であ
る。
【0025】図3は本例に係るマルチ型空気調和装置の
室外ユニット(A) の冷媒配管系統を示し、図示しない
が、上記室外ユニット(A) には複数の室内ユニット(B),
(B),…が互いに並列されている。該各室内ユニット(B)
は基本的には同一の構成であり、図4に一つの室内ユニ
ット(B) の冷媒配管系統を示す。上記室外ユニット(A)
の内部には、出力周波数を30〜116Hzの範囲で4〜
10Hz毎に可変に切換えられるインバータ(2a)により容
量が調整される第1圧縮機(1a)と、パイロット圧の高低
で作動停止が切換えられる第2圧縮機(1b)とを逆止弁(1
e)を介して並列に接続して構成される容量可変な圧縮機
(1) と、上記第1,第2圧縮機(1a),(1b)から吐出され
るガス中の油を分離する油分離器(4) と、冷房運転時に
は図中実線の如く切換わり暖房運転時には図中破線の如
く切換わる四路切換弁(5) と、冷房運転時に凝縮器、暖
房運転時に蒸発器となる室外熱交換器(6) および該室外
熱交換器(6) に付設された2台の室外ファン(6a),(6b)
と、暖房運転時に冷媒の絞り作用を行う室外電動膨張弁
(8) と、液化した冷媒を貯蔵するレシーバ(9) と、アキ
ュムレータ(10)とが主要機器として内蔵されていて、該
各機器(1) 〜(10)は各々冷媒の冷媒配管(11)で冷媒の流
通可能に接続されている。
【0026】また、上記室内ユニット(B) は、冷房運転
時には蒸発器、暖房運転時には凝縮器となる室内熱交換
器(12)およびそのファン(12a) を備え、かつ該室内熱交
換器(12)の液管側には、暖房運転時に冷媒流量を調節
し、冷房運転時に冷媒の絞り作用を行う室内電動膨張弁
(13)が介設されている。そして、各室内ユニット(B),
(B),…の冷媒配管は、合流した後、手動閉鎖弁(17a),(1
7b) を介し連絡配管(11a),(11b) によって室外ユニット
(A) との間を接続されている。すなわち、以上の各機器
は冷媒配管(11)により、冷媒の流通可能に接続されてい
て、室外空気との熱交換により得た熱を室内空気に放出
するようにした主冷媒回路(14)が構成されている。
【0027】また、(11e) は室外熱交換器(6) をバイパ
スする暖房過負荷制御用バイパス路であって、該バイパ
ス路(11e) には、室外熱交換器(6) と共通の空気通路に
設置された補助熱交換器(22)、キャピラリチューブ(28)
及び冷媒の高圧時に開作動する電磁開閉弁(24)が順次直
列にかつ室外熱交換器(6) とは並列に接続されており、
冷房運転時には常時、暖房運転時には高圧が過上昇時
に、上記電磁開閉弁(24)がオンつまり開状態になって、
吐出ガスの一部を主冷媒回路(14)から暖房過負荷制御用
バイパス路(11e) にバイパスするようにしている。そし
て、このとき、吐出ガスの一部が補助熱交換器(22)で凝
縮されるようになっている。
【0028】さらに、(40)は冷暖房運転時に吸入ライン
に液冷媒を注入し吸入ガスの過熱度を調節するためのリ
キッドインジェクションバイパス路であって、該リキッ
ドインジェクションバイパス路(40)は、途中から各圧縮
機(1a),(1b) の吸入部に接続される分岐管(40a),(40b)
に分岐している。そして、該各分岐管(40a),(40b) に
は、キャピラリチューブ(41a),(41b) と、吐出管温度の
過上昇時に開かれるインジェクション用電磁弁(42a),(4
2b) とが介設されている。
【0029】また、(31)は、吸入管(11)中の吸入冷媒と
液管(11)中の液冷媒との熱交換により吸入冷媒を冷却さ
せて、連絡配管(11b) における冷媒の過熱度の上昇を補
償するための吸入管熱交換器である。
【0030】また、本装置にも上述した第1実施例と同
様に多くのセンサ類が配置されていて、(Th1) は各室内
温度を検出する室温サーモスタット、(Th2) および(Th
3) は各々室内熱交換器(12)の液側およびガス側配管に
おける冷媒の温度を検出する室内液温センサ及び室内ガ
ス温センサ、(Th4a),(Th4b) は各圧縮機(1a),(1b) の吐
出管温度を検出する吐出管センサ、(Th5) は暖房運転時
に室外熱交換器(6) の出口温度から着霜状態を検出する
デフロストセンサ、(Th6) は上記吸入管熱交換器(31)の
下流側の吸入管(11)に配置され、吸入管温度を検出する
吸入管センサ、(Th7) は室外熱交換器(6) の空気吸込口
に配置され、吸込空気温度を検出する外気温センサ、(P
1)は吐出管に配設され、主冷媒回路(14)の高圧側圧力を
検出する高圧センサ、(P2)は吸入ラインに配設され、低
圧側圧力を検出する低圧センサである。
【0031】なお、上記各主要機器以外に補助用の諸機
器が設けられている。(21)は吐出管と吸入管とを接続す
る均圧ホットガスバイパス路(11d) に介設されて、サー
モオフ状態等による圧縮機(1) の停止時、再起動前に一
定時間開作動する均圧用電磁弁、(33)はキャピラリチュ
ーブ(32)を介して上記油分離器(4) から第1,第2圧縮
機(1a),(1b) に潤滑油を戻すための油戻し管である。ま
た、図中、(HPS) は圧縮機保護用の高圧圧力開閉器、(S
P)はサービスポート、(GP)はゲージポートである。
【0032】そして、上記各電磁弁およびセンサ類は各
主要機器と共にコントロールユニット(15)に信号線で接
続され、該コントロールユニット(15)は各センサ類の信
号を受けて各電動弁及び電磁弁の開閉制御や圧縮機の容
量制御を行うようになっている。また、本例のコントロ
ールユニット(15)も上述した第1実施例と同様の均圧制
御回路(15a) が備えられている。
【0033】そして、本例の特徴とする構成も上述した
第1実施例と同様に、上記レシーバ(9) と均圧ホットガ
スバイパス路(11d) との間に均圧路(30)が設けられてい
ることにある。本例の均圧路(30)も、一端がレシーバ
(9) の上端面に接続されている一方、他端が上記均圧ホ
ットガスバイパス路(11d) の均圧用電磁弁(21)の上流側
に接続されており、レシーバ(9) から均圧ホットガスバ
イパス路(11d) へ向う方向への冷媒流通のみを許容する
ための逆止弁(30a) が介設されている。このような構成
により、均圧用電磁弁(21)が開放された状態ではレシー
バ(9) 内のガス冷媒が均圧ホットガスバイパス路(11d)
、ひいては圧縮機(1) の吸入側に導入可能となってい
る。また、本例の他の特徴とする構成として、上記均圧
ホットガスバイパス路(11d) の一端は上記油戻し管(33)
におけるキャピラリチューブ(32)の上流側に接続されて
いる。これにより、油分離器(4) において回収された潤
滑油が、油戻し管(33)から均圧ホットガスバイパス路(1
1d) を経て圧縮機(1) に戻されるようになっている。
【0034】次に、上述の如く構成された空気調和装置
の運転動作について説明する。図3及び図4において、
空気調和装置の冷房運転時、四路切換弁(5) が図中実線
側に切換わり、補助熱交換器(22)の電磁開閉弁(24)が常
時開いて、圧縮機(1)で圧縮された冷媒が室外熱交換器
(6) 及び補助熱交換器(22)で凝縮され、連絡配管(11a),
(11b) を経て各室内ユニット(B),(B),…に分岐して送ら
れる。各室内ユニット(B),(B),…では、各室内電動膨張
弁(13), …で減圧され、各室内熱交換器(12), …で蒸発
した後合流して、室外ユニット(A) にガス状態で戻り、
圧縮機(1) に吸入されるように循環する。また、暖房運
転時には、四路切換弁(5) が図中破線側に切換わり、冷
媒の流れは上記冷房運転時と逆となって、圧縮機(1) で
圧縮された冷媒が各室内熱交換器(12), …で凝縮され、
合流して液状態で室外ユニット(A) に流れ、室外電動膨
張弁(8) により減圧され、室外熱交換器(6) で蒸発した
後圧縮機(1) に戻るように循環する。
【0035】そして、本例にあっても、均圧動作時に
は、上述した第1実施例の場合と同様に、均圧制御手段
(15a) により、室外電動膨脹弁(8) を全閉(0パルス)
且つ電磁開閉弁(24)を閉鎖状態とした状態において均圧
用電磁弁(21)を開放する。これにより、レシーバ(9) 内
の上層部のガス冷媒が、均圧路(30)及び均圧ホットガス
バイパス路(11d) を経て圧縮機(1) の吸入側へ導入され
ることになり、液ラインとガスラインとが均圧されるこ
とになる。つまり、均圧路(30)の一端はレシーバ(9) の
上端面に接続されているために、この均圧動作にあって
は、レシーバ(9)内の上層部分のガス冷媒のみが圧縮機
(1) の吸入側に導入されることになる。従って、液ライ
ン中の液冷媒がガスラインに導入されるようなことなし
に主冷媒回路(14)内の均圧が行われることになる。この
ため、上述した第1実施例において述べた効果と同様の
効果が、本マルチ型空気調和装置においても得られるこ
とになる。また、本例における油戻し動作にあっては、
油分離器(4) において回収された潤滑油が、油戻し管(3
3)から均圧ホットガスバイパス路(11d) に導入され、上
述した均圧動作におけるガス冷媒の流れに沿って円滑に
圧縮機(1) の吸入側へ戻されることになり、油回収動作
を効果的に行うことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、レシーバ(9) とバイパス路(11d) と
を、レシーバ(9) からバイパス路(11d) へ向う方向への
冷媒流通のみを許容する均圧路(30)によって接続し、該
均圧路(30)の一端を上記レシーバ(9) の上部に接続させ
ると共に、圧縮機(1) の吐出側と吸込側とを接続するバ
イパス路(11d) を開閉する開閉手段(21)を備えさせ、更
に、レシーバ(9) と熱源側熱交換器(6) との間に冷媒配
管(11)を閉鎖可能な閉鎖手段(8) を介設し、冷媒配管(1
1)内部の均圧動作時、上記閉鎖手段(8) を閉鎖させると
共に開閉手段(21)を開放させる均圧制御手段(15a) を設
けるようにして、均圧動作時には、レシーバ(9) 内上部
のガス冷媒が均圧路(30)及びバイパス路(11d) を経て圧
縮機(1) の吸込側に導入させることによって回路内の均
圧を行うようにしたために、従来のように、レシーバ
(9) 内の液冷媒が熱源側交換器(6) を経て圧縮機(1) 側
に戻ってしまうようなことが防止でき、圧縮機(1) に回
収される潤滑油が液冷媒によって希釈されるようなこと
がなくなって、圧縮機(1) の再起動の円滑化を図ること
ができる。また、液冷媒が配管(11)内を流通することが
なくなるので、従来のような、配管(11)内での液冷媒の
流通に伴う異音が発生するといった状況を回避すること
もできる。また、特に、暖房運転時状態から圧縮機(1)
を停止した後に均圧を行う場合にあっては、均圧路(30)
及びバイパス路(11d) により、高圧の液ラインから圧縮
機(1) の吸入側(低圧側)までの回路が短絡され、これ
によって高圧側から低圧側までの配管長が短くなるの
で、暖房運転の再起動待機中において十分な均圧を行う
ことができ、液ラインに残圧が生じることが回避されて
暖房運転の再起動を迅速且つ良好に行うことができる。
更には、圧縮機(1) のポンプダウン時にあっては、レシ
ーバ(9) 内上層部のガス冷媒が均圧回路(30)及びバイパ
ス路(11d) を経て圧縮機(1) の吸込側に導入されること
になって、このレシーバ(9) 内における液冷媒の貯留が
可能な空間が拡大されることになるので、このポンプダ
ウン運転時におけるレシーバ(9) 内空間の有効利用を図
ることもできる。このように本発明によれば、回路の複
雑化を招くことなしに様々な効果を発揮することができ
る。
【0037】請求項2記載の発明によれば、レシーバ
(9) と熱源側熱交換器(6) との間に介設されている閉鎖
手段を膨脹弁(8) で構成したために、従来から既存の手
段を用いて液冷媒の逆流を防止することができ、部品点
数の増大を招くことなしに、上述した請求項1記載の発
明に係る効果を発揮することができる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、均圧動作時
に、均圧制御手段(15a) が、補助熱交換器用冷媒配管(1
1e) に介設された開閉弁(24)を閉鎖させるようにしたた
めに、この均圧動作時において液冷媒が補助熱交換器(2
2)を流通するようなことがなくなるので、従来のよう
な、補助熱交換器(22)での液冷媒の流通に伴う異音が発
生するといった状況を回避することができる。
【0039】請求項4記載の発明によれば、圧縮機(1)
の吐出側に、圧縮機(1) から吐出された潤滑油を回収す
る油分離器(4) を介設し、該油分離器(4) を油戻し管(3
3)によってバイパス路(11d) に接続させるようにしたた
めに、均圧動作時において、バイパス路(11d) 内の冷媒
の流通に沿って、油分離器(4) 内の潤滑油は油戻し管(3
3)及びバイパス路(11d) を経て圧縮機(1) の吸込側に戻
されることになるので、油回収動作を効果的に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図である。
【図2】第1実施例における冷媒配管系統を示す図であ
る。
【図3】第2実施例における室外ユニットの冷媒配管系
統を示す図である。
【図4】第2実施例における室内ユニットの冷媒配管系
統を示す図である。
【図5】従来の均圧回路を備えた冷媒配管系統を示す図
である。
【符号の説明】
(1) 圧縮機 (4) 油分離器 (6) 室外熱交換器(熱源側熱交換器) (8) 室外電動膨脹弁(閉鎖手段) (9) レシーバ (11) 冷媒配管 (11d) 均圧ホットガスバイパス路 (11e) 暖房過負荷制御用バイパス路(補助熱交換器
用冷媒配管) (12) 室内熱交換器(利用側熱交換器) (15a) 均圧制御手段 (21) 均圧用電磁弁(開閉弁) (22) 補助熱交換器 (24) 電磁開閉弁 (30) 均圧路 (33) 油戻し管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重永 幸雄 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 増茂 貴一 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(1) 、熱源側熱交換器(6) 及び利
    用側熱交換器(12)が冷媒配管(11)により閉回路に接続さ
    れて成っていると共に、上記圧縮機(1) の吐出側と吸込
    側とを接続するバイパス路(11d) と、該バイパス路(11
    d) を開閉する開閉手段(21)と、上記熱源側熱交換器(6)
    と利用側熱交換器(12)との間の液ラインに介設された
    レシーバ(9) とを備えて成る冷凍装置において、 上記レシーバ(9) とバイパス路(11d) とは、レシーバ
    (9) からバイパス路(11d) へ向う方向への冷媒流通のみ
    を許容する均圧路(30)によって接続されており、該均圧
    路(30)の一端は上記レシーバ(9) の上部に接続されてい
    ると共に、上記レシーバ(9) と熱源側熱交換器(6) との
    間には上記閉回路を構成する冷媒配管(11)を閉鎖可能な
    閉鎖手段(8) が介設されている一方、 上記冷媒配管(11)内部の均圧動作時、上記閉鎖手段(8)
    を閉鎖させると共に開閉手段(21)を開放させる均圧制御
    手段(15a) が設けられていることを特徴とする冷凍装
    置。
  2. 【請求項2】 レシーバ(9) と熱源側熱交換器(6) との
    間に介設されている閉鎖手段は膨脹弁(8) で構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の冷凍装置。
  3. 【請求項3】 熱源側熱交換器(6) に隣接して補助熱交
    換器(22)が設けられ、該補助熱交換器(22)は、補助熱交
    換器用冷媒配管(11e) によって一端が圧縮機(1) の吐出
    側に、他端がレシーバ(9) と閉鎖手段(8) との間に夫々
    接続されていると共に、上記補助熱交換器用冷媒配管(1
    1e) には開閉弁(24)が介設されており、 均圧制御手段(15a) は、均圧動作時、上記開閉弁(24)を
    閉鎖させるように構成されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の冷凍装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機(1) の吐出側には、圧縮機(1) か
    ら吐出された潤滑油を回収する油分離器(4) が介設され
    ており、該油分離器(4) は油戻し管(33)によってバイパ
    ス路(11d) に接続されていることを特徴とする請求項
    1,2または3記載の冷凍装置。
JP5128715A 1993-05-31 1993-05-31 冷凍装置 Pending JPH06341721A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013087973A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
WO2017085887A1 (ja) * 2015-11-20 2017-05-26 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置及び冷凍サイクル装置の制御方法

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CN108369039B (zh) * 2015-11-20 2020-07-10 三菱电机株式会社 制冷循环装置及制冷循环装置的控制方法

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