JPH0522327B2 - - Google Patents
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- JPH0522327B2 JPH0522327B2 JP61002421A JP242186A JPH0522327B2 JP H0522327 B2 JPH0522327 B2 JP H0522327B2 JP 61002421 A JP61002421 A JP 61002421A JP 242186 A JP242186 A JP 242186A JP H0522327 B2 JPH0522327 B2 JP H0522327B2
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- ray tube
- cathode ray
- resin
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Landscapes
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
この発明は、フエースパネルの前面に爆縮に対
する危険防止のための保護ガラス板、あるいは目
の疲労軽減のための反射防止板などの前面プレー
トを固定する用に供される陰極線管の前面プレー
トの取付方法に関するものである。
する危険防止のための保護ガラス板、あるいは目
の疲労軽減のための反射防止板などの前面プレー
トを固定する用に供される陰極線管の前面プレー
トの取付方法に関するものである。
［従来の技術］
第２図は従来のこの種の取付方法の一例を工程
順に示した図である。まず、第２図ａに示すよう
に陰極線管のフエースパネル２の前面２ａの３辺
に沿つて予め成形されたシリコンゴム製のスペー
サ１１を単に載置するか、または接着する。次に
上記スペーサ１１の上に保護ガラスとして作用す
る前面プレート５を載置して上記フエースパネル
２との位置合わせを行ない、しかる後、第２図ｂ
に示すように圧着治具１２を用いて前面プレート
５を上記スペーサ１１に圧着して前面プレート５
とフエースパネル２との間隔を一定に保つ。この
状態で上記スペーサ１１の開口１３を上にして、
この部分から前面プレート５とフエースパネル２
の前面２ａとの間の空隙部に未硬化の紫外線硬化
型樹脂１４を注入して空隙部を完全に充填したの
ち、酸素による硬化阻害を防止するため、第２図
ｃに示すように開口１３をスペーサ１１と同等の
材料からなるシール材１５で閉塞する。そのの
ち、前面プレート５を圧着したまま紫外線を照射
して該紫外線硬化型樹脂１４を硬化させ、第２図
ｄに示すように前面プレート５をフエースパネル
２に接着させる。
順に示した図である。まず、第２図ａに示すよう
に陰極線管のフエースパネル２の前面２ａの３辺
に沿つて予め成形されたシリコンゴム製のスペー
サ１１を単に載置するか、または接着する。次に
上記スペーサ１１の上に保護ガラスとして作用す
る前面プレート５を載置して上記フエースパネル
２との位置合わせを行ない、しかる後、第２図ｂ
に示すように圧着治具１２を用いて前面プレート
５を上記スペーサ１１に圧着して前面プレート５
とフエースパネル２との間隔を一定に保つ。この
状態で上記スペーサ１１の開口１３を上にして、
この部分から前面プレート５とフエースパネル２
の前面２ａとの間の空隙部に未硬化の紫外線硬化
型樹脂１４を注入して空隙部を完全に充填したの
ち、酸素による硬化阻害を防止するため、第２図
ｃに示すように開口１３をスペーサ１１と同等の
材料からなるシール材１５で閉塞する。そのの
ち、前面プレート５を圧着したまま紫外線を照射
して該紫外線硬化型樹脂１４を硬化させ、第２図
ｄに示すように前面プレート５をフエースパネル
２に接着させる。
上記のように前面プレート５がスペーサ１１の
高さに相当する間隔でフエースパネル２に接着用
樹脂１４で貼り合わせられるので陰極線管を補強
できるとともに、仮に陰極線管が破損しても上記
前面プレート５の保護作用で爆縮時のガラスの破
片による災害を防止できる。
高さに相当する間隔でフエースパネル２に接着用
樹脂１４で貼り合わせられるので陰極線管を補強
できるとともに、仮に陰極線管が破損しても上記
前面プレート５の保護作用で爆縮時のガラスの破
片による災害を防止できる。
［発明が解決しようとする問題点］
上記のような前面プレートの取付方法では、紫
外線硬化型樹脂１４を開口１３から空隙部に充填
した後、開口１３をシールするシール材１５とこ
れを開口１３に押し込む作業が必要であつた。こ
の理由は紫外線硬化型樹脂１４に含まれる重合開
始剤が光分解した際に生ずるラジカルが空気中の
酸素と反応してしまい、重合に寄与しなくなる結
果、開口１３の紫外線硬化型樹脂１４が未硬化の
まま残るためである。
外線硬化型樹脂１４を開口１３から空隙部に充填
した後、開口１３をシールするシール材１５とこ
れを開口１３に押し込む作業が必要であつた。こ
の理由は紫外線硬化型樹脂１４に含まれる重合開
始剤が光分解した際に生ずるラジカルが空気中の
酸素と反応してしまい、重合に寄与しなくなる結
果、開口１３の紫外線硬化型樹脂１４が未硬化の
まま残るためである。
この発明は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、紫外線硬化型樹脂を注入する
ために設けた開口を閉塞するシール材の使用を不
要にして、前面プレートの取付け作業の低コスト
化および能率化を図りつつ、開口部の樹脂も確実
に硬化させることができる陰極線管の前面プレー
トの取付方法を提供することを目的とする。
になされたもので、紫外線硬化型樹脂を注入する
ために設けた開口を閉塞するシール材の使用を不
要にして、前面プレートの取付け作業の低コスト
化および能率化を図りつつ、開口部の樹脂も確実
に硬化させることができる陰極線管の前面プレー
トの取付方法を提供することを目的とする。
この発明に係る陰極線管の前面プレートの取付
方法は、陰極線管のフエースパネルの前面周縁に
樹脂注入用の開口を残してスペーサを設け、この
スペーサ上に前面プレートを載置して該前面プレ
ートとフエースプレートパネル前面との間に空隙
部を形成した後、この空隙部に上記開口から紫外
線硬化型樹脂を注入し、ついで、その紫外線硬化
型樹脂を紫外線照射によつて硬化させて陰極線管
の前面にプレートを取付ける方法であつて、上記
紫外線硬化型樹脂に光重合開始剤としてアルキル
ジスルフイド類を含有させていることを特徴とす
る。
方法は、陰極線管のフエースパネルの前面周縁に
樹脂注入用の開口を残してスペーサを設け、この
スペーサ上に前面プレートを載置して該前面プレ
ートとフエースプレートパネル前面との間に空隙
部を形成した後、この空隙部に上記開口から紫外
線硬化型樹脂を注入し、ついで、その紫外線硬化
型樹脂を紫外線照射によつて硬化させて陰極線管
の前面にプレートを取付ける方法であつて、上記
紫外線硬化型樹脂に光重合開始剤としてアルキル
ジスルフイド類を含有させていることを特徴とす
る。
この発明によれば、光重合開始剤としてアルキ
ルジスルフイド類を含有した紫外線硬化型樹脂を
使用することによつて、光重合開始剤が空気中の
酸素と反応して樹脂の硬化を阻害することがない
ので、樹脂注入用の開口をシールするための特別
なシール材の使用が不要であるとともに、このシ
ール材を上記開口に押し込む作業も不要にするこ
とができる。
ルジスルフイド類を含有した紫外線硬化型樹脂を
使用することによつて、光重合開始剤が空気中の
酸素と反応して樹脂の硬化を阻害することがない
ので、樹脂注入用の開口をシールするための特別
なシール材の使用が不要であるとともに、このシ
ール材を上記開口に押し込む作業も不要にするこ
とができる。
［発明の実施例］
〈実施例 １〉
第１図ａ〜ｃはこの発明に係る陰極線管の前面
プレートの取付方法を工程順に示すものである。
同図において、まずフエースパネル２の前面周縁
に第１図ａに示すようにスペーサ１１を設けた
後、保護ガラス板などの前面プレート５をスペー
サ１１上に載置するとともに、圧着治具１２で圧
着させ、この状態で開口１３からフエースパネル
２と前面プレート５の空隙にメタクリル酸メチル
をモノマーとし、重合開始剤としてアルキルドス
ルフイド類の一例であるフエニルジスルフイドを
含有させた紫外線硬化型樹脂１４を第１図ｃのよ
うに充填した後、この開口１３を何ら閉塞するこ
となく、開けたままで紫外線を前面に照射して紫
外線硬化型樹脂１４を硬化させた。
プレートの取付方法を工程順に示すものである。
同図において、まずフエースパネル２の前面周縁
に第１図ａに示すようにスペーサ１１を設けた
後、保護ガラス板などの前面プレート５をスペー
サ１１上に載置するとともに、圧着治具１２で圧
着させ、この状態で開口１３からフエースパネル
２と前面プレート５の空隙にメタクリル酸メチル
をモノマーとし、重合開始剤としてアルキルドス
ルフイド類の一例であるフエニルジスルフイドを
含有させた紫外線硬化型樹脂１４を第１図ｃのよ
うに充填した後、この開口１３を何ら閉塞するこ
となく、開けたままで紫外線を前面に照射して紫
外線硬化型樹脂１４を硬化させた。
その結果、開口１３のまわりの紫外線硬化型樹
脂１４は完全に硬化しており、製品としての異常
は全く見られなかつた。しかし、重合開始剤がべ
ンゾインエーテル類である従来の紫外線硬化型樹
脂ではこの部分が未硬化のまま残り、硬化部と未
硬化部の境界では脈理と呼ばれる断層が発生して
製品の商品価値は著しく損なわれていた。
脂１４は完全に硬化しており、製品としての異常
は全く見られなかつた。しかし、重合開始剤がべ
ンゾインエーテル類である従来の紫外線硬化型樹
脂ではこの部分が未硬化のまま残り、硬化部と未
硬化部の境界では脈理と呼ばれる断層が発生して
製品の商品価値は著しく損なわれていた。
〈実施例 ２〉
実施例１のフエニルジスルフイドの代わりに、
エチルジスルフイドを集合開始剤とし、メタクリ
ル酸メチルをモノマーとする紫外線硬化型樹脂１
４を充填した後、開口１３を開けたまま紫外線を
照射して樹脂１４を硬化させた。その結果、実施
例１と同じ結果が得られ製品として全く問題なか
つた。
エチルジスルフイドを集合開始剤とし、メタクリ
ル酸メチルをモノマーとする紫外線硬化型樹脂１
４を充填した後、開口１３を開けたまま紫外線を
照射して樹脂１４を硬化させた。その結果、実施
例１と同じ結果が得られ製品として全く問題なか
つた。
なお、上記各例では、前面プレート５として保
護ガラスを用いたもので説明したが、反射防止板
等の他の前面プレートであつてもよい。
護ガラスを用いたもので説明したが、反射防止板
等の他の前面プレートであつてもよい。
［発明の効果］
以上のように、この発明によれば、フエースパ
ネル前面と前面プレートとの間の空隙部に注入し
て硬化される紫外線硬化型樹脂の光重合開始剤と
して、紫外線の照射時に空気中の酸素と反応して
樹脂の硬化を阻害することのないアルキルジスル
フイド類を使用することによつて、スペーサによ
り残された樹脂注入用の開口の周りの樹脂も確実
に硬化させることができる。したがつて、上記開
口を閉塞するための特別なシール材の使用を不要
にできるとともに、そのシール材の押し込み作業
も省略することができるので、前面プレートの取
付け作業の低コスト化および能率化を達成するこ
とができるという効果を奏する。
ネル前面と前面プレートとの間の空隙部に注入し
て硬化される紫外線硬化型樹脂の光重合開始剤と
して、紫外線の照射時に空気中の酸素と反応して
樹脂の硬化を阻害することのないアルキルジスル
フイド類を使用することによつて、スペーサによ
り残された樹脂注入用の開口の周りの樹脂も確実
に硬化させることができる。したがつて、上記開
口を閉塞するための特別なシール材の使用を不要
にできるとともに、そのシール材の押し込み作業
も省略することができるので、前面プレートの取
付け作業の低コスト化および能率化を達成するこ
とができるという効果を奏する。
第１図ａ〜ｃはこの発明に係る陰極線管の前面
プレートの取付方法を工程順に示す図、第２図ａ
〜ｄは従来の陰極線管の前面プレートの取付方法
を工程順に示す図である。 ２……フエースパネル、２ａ……前面、５……
前面プレート、１１……スペーサ、１３……開
口、１４……紫外線硬化型樹脂。なお、図中、同
一符号は同一もしくは相当部分を示す。
プレートの取付方法を工程順に示す図、第２図ａ
〜ｄは従来の陰極線管の前面プレートの取付方法
を工程順に示す図である。 ２……フエースパネル、２ａ……前面、５……
前面プレート、１１……スペーサ、１３……開
口、１４……紫外線硬化型樹脂。なお、図中、同
一符号は同一もしくは相当部分を示す。
Claims (1)
- １ 陰極線管のフエースパネルの前面周縁に樹脂
注入用の開口を残してスペーサを設け、このスペ
ーサ上に前面プレートを載置して該前面プレート
とフエースプレートパネル前面との間に空隙部を
形成した後、この空隙部に上記開口から紫外線硬
化型樹脂を注入し、ついで、その紫外線硬化型樹
脂を紫外線照射によつて硬化させて陰極線管の前
面にプレートを取付ける方法であつて、上記紫外
線硬化型樹脂に光重合開始剤としてアルキルジス
ルフイド類を含有させていることを特徴とする陰
極線管の前面プレートの取付方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP242186A JPS62160632A (ja) | 1986-01-07 | 1986-01-07 | 陰極線管の前面プレ−トの取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP242186A JPS62160632A (ja) | 1986-01-07 | 1986-01-07 | 陰極線管の前面プレ−トの取付方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62160632A JPS62160632A (ja) | 1987-07-16 |
| JPH0522327B2 true JPH0522327B2 (ja) | 1993-03-29 |
Family
ID=11528784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP242186A Granted JPS62160632A (ja) | 1986-01-07 | 1986-01-07 | 陰極線管の前面プレ−トの取付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62160632A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003515796A (ja) | 1999-12-02 | 2003-05-07 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 表示装置の製造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49128085A (ja) * | 1973-03-16 | 1974-12-07 | ||
| JPS58172851A (ja) * | 1982-04-01 | 1983-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | 前面ガラス接着型陰極線管 |
-
1986
- 1986-01-07 JP JP242186A patent/JPS62160632A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49128085A (ja) * | 1973-03-16 | 1974-12-07 | ||
| JPS58172851A (ja) * | 1982-04-01 | 1983-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | 前面ガラス接着型陰極線管 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62160632A (ja) | 1987-07-16 |
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