JPH05223178A - 空気抜き装置 - Google Patents

空気抜き装置

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JPH05223178A
JPH05223178A JP6273391A JP6273391A JPH05223178A JP H05223178 A JPH05223178 A JP H05223178A JP 6273391 A JP6273391 A JP 6273391A JP 6273391 A JP6273391 A JP 6273391A JP H05223178 A JPH05223178 A JP H05223178A
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JP6273391A
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Tatsuo Suzuki
辰男 鈴木
Sunao Enokido
直 榎戸
Koichi Kurokawa
幸一 黒川
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BEN KK
Venn Co Ltd
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BEN KK
Venn Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体用配管に同一レベルで取付け、空間的余
裕が小さい場所でもそのまま設置可能な空気抜き手段を
提供する。 【構成】 排気口2を有する弁座3に対向した弁体4と
弁体4を開閉動作させる浮子5と低所に液体通孔10を
有するとともに高所に空気通孔12を有し浮子5を内蔵
した浮子ケース6とを具えた空気抜き弁1と、液体の配
管に接続される入口23および出口24を有する分離ケ
ース22と入口23および出口24のそれぞれに対向す
る部分を有し分離ケース22に入口23と出口24とを
仕切って内蔵した多孔部材26とを具えた空気分離器2
1とからなる。浮子ケース6は多孔部材26に上方から
差込まれて分離ケース22に収装され、液体が多孔部材
26の内部を通って入口23から出口24へ流れその間
に空気が分離し浮子ケース6に入るようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気分離機能を具えた空
気抜き装置、詳しくは建築物天井部分などの空間的余裕
が小さい場所に設置された液体用配管に適する空気抜き
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】給水・給湯配管、冷暖房用冷温水配管、
タンクなどの配管や機器類に空気が溜ると腐食などの空
気障害を生じるので高所に空気抜き弁を設置するのが普
通である。
【0003】ところが、例えば建築物において天井部分
に配管を設置する場合、省スペースのために配管を天井
面に接近させて設置することが多く、空気抜き弁の設置
場所を天井部分に確保することができない。
【0004】その対策として、例えば集合住宅において
図5、6のように居室Aの外部のシャフトBに給湯器F
を設置した場合、シャフトB内を上方へ延び次で壁Cを
貫通して居室Aの天井Dに沿わせた温水配管Gの上方へ
延びる部分にそのまま上方へ延びる空気管Hを接続して
上階のシャフトBの床Eを貫通させ、上階に空気抜き弁
Jを設置するか(図5)、または温水配管Gの天井Dに
沿わせた部分に空気分離器Kを設けてこれより上階のシ
ャフトBの空気抜き弁Jに達する空気管Hを配置する
(図6)、などの特別の工夫が必要であるばかりか、床
Eに空気管Hを貫通させる孔を設けなければならないの
で工事が面倒である。
【0005】更に、空気抜き弁は液体配管の高所よりも
更に上方に設置するか、または液体配管に挿入した空気
分離器の上方に設置する必要があるので、天井部分以外
の空間的余裕が小さい場所には設置することができず、
配管に場所的制約を受ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、配管に同一レベルで取付けられ空間的余裕
が小さい場所でもそのまま設置可能な空気抜き手段がな
いために、高所に空気抜き弁を設置しなければならず設
置場所に制約を受け或いは設置に特別の工夫をしなけれ
ばならない、という点である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は第一に、排気口を有する弁座に対向した弁
体と弁体を開閉動作させる浮子と低所に液体通孔を有す
るとともに高所に空気通孔を有し浮子を内蔵した浮子ケ
ースとを具えた空気抜き弁と、液体の配管に接続される
入口および出口を周壁面に有する分離ケースと液体の入
口および出口のそれぞれに対向する部分を有し分離ケー
スに竪に内蔵されて入口と出口とを仕切った筒状の多孔
部材とを具えた空気分離器とからなり、浮子ケースを多
孔部材に上方から差込んで分離ケースに収装するという
手段を講じた。
【0008】また、第二に、入口および出口を分離ケー
スの周側面に設ける代りに入口を底壁面に出口を周壁面
に設けるという手段を講じた。この場合、入口と液体通
孔とを浮子中心を挟んで反対側に配置するのがよい。
【0009】即ち、本発明は液体中の気泡が上昇して空
気抜き弁に達することができる高さをもたせないように
空気分離器と空気抜き弁とを一体化したものであり、こ
れにより配管と同一レベル上で空気抜きが行なえ空間的
余裕が小さい場所でも何の工夫も要しないで設置可能な
空気抜き手段を得る、という目的を達成する。
【0010】
【作用】液体は分離ケースの入口から多孔部材内を低速
度で通過して出口へ流れ、且つ多孔部材を二回通過する
際に流速を更に低下し或いは一時的に停滞することによ
り混入している気泡を確実に分離する。気泡は多孔部材
に沿って上昇し空気通孔から浮子ケースに入り、充分蓄
積されたとき浮子が下降して空気抜き弁が開弁し空気を
排出する。
【0011】
【実施例】図面を参照して本発明の実施例を説明する
と、図1、2の第一実施例および図3、4の第二実施例
において、1は空気抜き弁、21は空気分離器であっ
て、空気抜き弁1は空気分離器21のケースカバー25
の頂壁に取付けた排気口2を有する下向きの弁座3と、
その下方に配置された弁体4および浮子5と、浮子5を
内蔵した浮子ケース6とを具えており、浮子5の頂面に
設けたフック7にレバー8の基部が係合し、レバー8の
先端に取付けた弁体4が弁座3に接するようになってい
る。
【0012】実施例では弁体4と弁座3とに板状のばね
9が係合させてある。このばね9は浮子ケース6の内部
の液面変化に応じたレバー8の動きを鈍化させ弁体4が
不安定とならないようにするものであって、閉弁状態で
浮子ケース6に空気が蓄積されたとき液面が或る位置に
下降するまでは閉弁状態を維持させそれ以下では開弁状
態を維持させる。
【0013】浮子ケース6は有底円筒形であって液体通
孔10を有する底壁11と上部に空気通孔12を有する
周壁13とからなり、上端外向きのフランジ14が空気
分離器21の分離ケース22の頂壁面29とその開口を
覆ったケースカバー25とに挟まれて分離ケース22に
差込まれた吊下げ状態で固定されている。
【0014】空気分離器21は液体の配管に接続される
入口23および出口24を有する前述の分離ケース22
およびケースカバー25と、上端縁および下端縁を頂壁
面29および底壁面28に係合させて分離ケース22に
内蔵され入口23と出口24とを仕切った状態で竪に設
置された平面円形の筒状の多孔部材26とを具えてお
り、多孔部材26に浮子ケース6が上方から差込まれて
収装されている。この多孔部材26は打抜き板または金
網からなり通孔が全面均一に形成されているとともに、
入口23の通路断面積よりも大きい横断面積を有してい
る。
【0015】図1、2の第一実施例は分離ケース22の
周壁面27に同一中心線上に位置させて入口23と出口
24とを対向形成するとともに、浮子ケース6および多
孔部材26を分離ケース22にほぼ同心に収装したもの
であって、多孔部材26と分離ケース22とは入口23
および出口24の部分で離れておりこれらに直角の部分
で互いに接している。
【0016】このような構成の第一実施例は、横方向へ
延びる配管に同一レベルで挿入設置するものであり、入
口23から分離ケース22に流入した液体は断面積が拡
大しているため流速を低下して混入している気泡を分離
上昇させ、次で入口23に対向した周面部分26aから
多孔部材26の内部に流入し、浮子ケース6の周囲を低
速度で流れて出口24に対向した周面部分26bから出
口24へ向かって流出する。そして、液体は多孔部材2
6の内部を低速度で流れ、且つ内部に流入するときとこ
れより流出するときの二回に亘って流速を更に低下し或
いは一時的に停滞するので気泡を容易に分離することと
なるのである。分離した気泡は多孔部材26に沿って上
昇し分離ケース22の上部に達して空気通孔12から浮
子ケース6に入り、その内部の液体を液体通孔10から
排出して蓄積される。
【0017】液面が或る位置に低下すると浮子5の下降
に伴うレバー8の回動力がばね9のばね荷重にうち勝っ
て弁体4を弁座3から離間させ、空気を排気口2から排
出する。空気の排出に伴って液体通孔10から浮子ケー
ス6に液体が流入して浮子5を上昇させ、レバー8をば
ね9の復元力で戻して弁体4を弁座3に着座させ空気が
再び蓄積されるまで閉弁状態を維持する。
【0018】図3、4の第二実施例は分離ケース22の
底壁面28の中心から偏った部分に入口23を形成する
とともに周壁面27の入口23に接近した部分に出口2
4を形成し、多孔部材26を出口24の反対側で周壁面
27に内接させた偏心位置で分離ケース22に内蔵する
とともに、浮子ケース6を更に出口24の反対側へ偏心
させて多孔部材26に収装したものであって、浮子ケー
ス6の液体通孔10は入口23と浮子5の中心を挟んで
反対側へ配置させてある。また、多孔部材26の底部に
は出口24の反対側へ向かって高くなるように傾斜させ
た多孔底板30が入口23に対向させて設けられてい
る。
【0019】このような構成の第二実施例は、竪配管と
横配管とのアングル部分に挿入設置するものであり、竪
配管から入口23を通って分離ケース22に流入した液
体は断面積が拡大しているため流速を低下して混入して
いる気泡を分離しながら多孔底板30から多孔部材26
の内部に流入し、浮子ケース6の周囲を流れて出口24
に対向した周面部分26cから出口24へ向かって流出
する。そして、液体は多孔部材26の内部を低速度で流
れ、且つ流入と流出の際に流速を更に低下し或いは一時
的に停滞することによって気泡を容易に分離することと
なるが、多孔底板30によって分離した気泡は出口24
の反対側へ傾斜に沿って上昇し出口24へ流出しないの
で分離効果が向上する。
【0020】このようにして分離した気泡は分離ケース
22の上部に達すると空気通孔12から浮子ケース6に
入り、蓄積されたとき空気抜き弁1を開弁させて排出さ
れることは第一実施例と同じである。
【0021】前記二つの実施例において、浮子ケース6
は分離ケース22を流れる液体が浮子5に衝突して左右
や上下に移動させ開弁したまま或いは閉弁したままとす
るのを防止するように働くものであり、従って液体通孔
10と空気通孔12の位置、大きさ、個数は液体の出入
が浮子5に悪影響を与えないとともに空気が円滑に流入
できるように適宜に設定する。
【0022】
【発明の効果】本発明によると、空気抜き弁と空気分離
器とが一体化されたコンパクトな構造となり、配管の直
線部分やアングル部分に同一レベルで取付けられ上方へ
大きく突出しないことによって空間的余裕が小さい場所
にも容易に設置可能である。また、空気抜き弁の浮子は
浮子ケースに内蔵されて液体の流れの影響を受けること
なく安定よく動作して空気の排出を適切に行なわせるこ
とができる。
【0023】殊に本発明によると空気分離用の多孔部材
を液体の入口および出口のそれぞれに対向する部分を有
し液体が内部を通過する構造として浮子ケースを収装し
たので、液体は多孔部材を二回通過してその都度流速を
著しく低下し或いは一時的に停滞するとともに内部を低
速度で流れることとなり、そのため気泡が容易に分離し
すぐれた空気抜き機能を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の縦断面図である。
【図2】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図3】本発明の第二実施例の縦断面図である。
【図4】図3のY−Y線に沿う断面図である。
【図5】従来の配管例の説明図である。
【図6】従来の別の配管例の説明図である。
【符号の説明】
1 空気抜き弁 2 排気口 3 弁座 4 弁体 5 浮子 6 浮子ケース 10 液体通孔 12 空気通孔 21 空気分離器 22 分離ケース 23 入口 24 出口 26 多孔部材 27 周壁面 28 底壁面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気口を有する弁座に対向した弁体と、こ
    の弁体を開閉動作させる浮子と、低所に液体通孔を有す
    るとともに高所に空気通孔を有する浮子ケースとを具
    え、前記浮子が前記浮子ケースに内蔵されている空気抜
    き弁と;液体の配管に接続される入口および出口を周壁
    面に有する分離ケースと、前記入口および出口のそれぞ
    れに対向する部分を有する筒状の多孔部材とを具え、前
    記多孔部材が前記分離ケースに竪に内蔵されて前記入口
    と出口とを仕切っている空気分離器と;からなり、前記
    浮子ケースが前記多孔部材に上方から差込まれて前記分
    離ケースに収装されていることを特徴とする空気抜き装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の空気抜き装置において、分
    離ケースの入口および出口をともに周壁面に設ける代り
    に入口を底壁面に出口を周壁面に設けてなることを特徴
    とする空気抜き装置。
  3. 【請求項3】入口と液体通孔とが浮子中心を挟んで反対
    側に配置されている請求項2記載の空気抜き装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100616603B1 (ko) * 2005-01-05 2006-08-25 신일밸브산업주식회사 다기능 자동 에어벤트 밸브 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100616603B1 (ko) * 2005-01-05 2006-08-25 신일밸브산업주식회사 다기능 자동 에어벤트 밸브 장치

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