JPH05221930A - ジアリールカーボネートの製造を目的とする捕獲的なハロゲン化カルボニル化合物工程とその反応装置 - Google Patents
ジアリールカーボネートの製造を目的とする捕獲的なハロゲン化カルボニル化合物工程とその反応装置Info
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- JPH05221930A JPH05221930A JP4166114A JP16611492A JPH05221930A JP H05221930 A JPH05221930 A JP H05221930A JP 4166114 A JP4166114 A JP 4166114A JP 16611492 A JP16611492 A JP 16611492A JP H05221930 A JPH05221930 A JP H05221930A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C69/00—Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
- C07C69/02—Esters of acyclic saturated monocarboxylic acids having the carboxyl group bound to an acyclic carbon atom or to hydrogen
- C07C69/12—Acetic acid esters
- C07C69/14—Acetic acid esters of monohydroxylic compounds
- C07C69/145—Acetic acid esters of monohydroxylic compounds of unsaturated alcohols
- C07C69/155—Allyl acetate
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C68/00—Preparation of esters of carbonic or haloformic acids
- C07C68/02—Preparation of esters of carbonic or haloformic acids from phosgene or haloformates
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ジアリールカーボネートの製造方法、及びそ
の反応装置の提供。 【構成】 a)ハロゲン化カルボニル化合物生成反応条
件下、第一反応域においてCOと塩素、臭素またはそれ
らの混合物から成るハロゲンを接触させ、b)第二反応
域において、工程a)からのハロゲン化カルボニル化合
物の一部分と芳香族水酸化化合物又はそれの混合物を接
触させ、ハロゲン化水素及びジアリールカーボネートを
生成しそしてそのジアリールカーボネートの一部分を回
収し、c)第三反応域において段階b)で生成されたハ
ロゲン化水素の幾分かと金属酸化物を接触させ、水及び
対応する金属ハロゲン化物を生成し、d)第三反応域で
のその金属酸化物の排出時と排出前に、酸化体をその第
三反応域に導入し金属酸化物を再生、ハロゲンを解放
し、e)解放されたハロゲンを段階a)に循環する方
法。
の反応装置の提供。 【構成】 a)ハロゲン化カルボニル化合物生成反応条
件下、第一反応域においてCOと塩素、臭素またはそれ
らの混合物から成るハロゲンを接触させ、b)第二反応
域において、工程a)からのハロゲン化カルボニル化合
物の一部分と芳香族水酸化化合物又はそれの混合物を接
触させ、ハロゲン化水素及びジアリールカーボネートを
生成しそしてそのジアリールカーボネートの一部分を回
収し、c)第三反応域において段階b)で生成されたハ
ロゲン化水素の幾分かと金属酸化物を接触させ、水及び
対応する金属ハロゲン化物を生成し、d)第三反応域で
のその金属酸化物の排出時と排出前に、酸化体をその第
三反応域に導入し金属酸化物を再生、ハロゲンを解放
し、e)解放されたハロゲンを段階a)に循環する方
法。
Description
【0001】本発明はジアリールカーボネートの製造工
程とその装置に関し、更に詳しくは本発明はハロゲン化
カルボニル化合物を装置内で再生する為循環される無水
ハロゲン化水素の除去を伴うハロゲン化カルボニル化合
物を用いたジアリールカーボネートを生成するため芳香
族水酸化化合物とカルボニルハロゲン化物との反応を目
的とする反応循環装置に関する。
程とその装置に関し、更に詳しくは本発明はハロゲン化
カルボニル化合物を装置内で再生する為循環される無水
ハロゲン化水素の除去を伴うハロゲン化カルボニル化合
物を用いたジアリールカーボネートを生成するため芳香
族水酸化化合物とカルボニルハロゲン化物との反応を目
的とする反応循環装置に関する。
【0002】ジアリールカーボネートを生成する触媒工
方法は、その触媒にアミン又はそれらの塩、五価の有機
リン化合物又はそれらの塩と有機金属化合物を使用して
いたが、その際無水ハロゲン化水素は副産物として産さ
れる。
方法は、その触媒にアミン又はそれらの塩、五価の有機
リン化合物又はそれらの塩と有機金属化合物を使用して
いたが、その際無水ハロゲン化水素は副産物として産さ
れる。
【0003】先の工程例においてはUS−A−2,36
2,865とUS−A−3,251,873(金属フェ
ナート触媒)、US−A−3,234,261(金属酸
化物触媒)US−A−3,234,263(第三アミン
触媒)等があるが、US−A−3,996,273では
塩化第二銅塊を一酸化炭素に接触させて使用するホスゲ
ンの製造工程が明言されている。引用で明言されるKC
L/CuCL反応塊使用の技術向上にもかかわらず反応
装置をめぐる物理的な塊交換始動要求が問題処理固体と
エネルギー集約装置へと導く。
2,865とUS−A−3,251,873(金属フェ
ナート触媒)、US−A−3,234,261(金属酸
化物触媒)US−A−3,234,263(第三アミン
触媒)等があるが、US−A−3,996,273では
塩化第二銅塊を一酸化炭素に接触させて使用するホスゲ
ンの製造工程が明言されている。引用で明言されるKC
L/CuCL反応塊使用の技術向上にもかかわらず反応
装置をめぐる物理的な塊交換始動要求が問題処理固体と
エネルギー集約装置へと導く。
【0004】本発明に従えば、ジアリールカーボネート
とハロゲン化水素の形成を満たす条件下、反応装置内触
媒存在下における芳香族水酸化化合物又は芳香族水酸化
化合物とそのアリールハロホルム誘導体の混合物とハロ
ゲン化カルボニル化合物との接触、ジアリールカーボネ
ートの回収、そして装置内でハロゲン化カルボニル化合
物を循環するハロゲン化水素化合物の少なくとも幾分か
の循環を含むジアリールカーボネートの製造工方法が提
供される。
とハロゲン化水素の形成を満たす条件下、反応装置内触
媒存在下における芳香族水酸化化合物又は芳香族水酸化
化合物とそのアリールハロホルム誘導体の混合物とハロ
ゲン化カルボニル化合物との接触、ジアリールカーボネ
ートの回収、そして装置内でハロゲン化カルボニル化合
物を循環するハロゲン化水素化合物の少なくとも幾分か
の循環を含むジアリールカーボネートの製造工方法が提
供される。
【0005】本工程では、ハロゲン化水素を引き続き遊
離ハロゲンに再変換されるハロゲン化金属に変換する事
により捕獲されるので、ハロゲン化カルボニル化合物は
効果的に捕獲試薬である。それによりハロゲン化カルボ
ニル化合物の大量棚卸し作業は回避され、有機物に汚染
された塩化水素酸の廃棄流の処分は除かれる。
離ハロゲンに再変換されるハロゲン化金属に変換する事
により捕獲されるので、ハロゲン化カルボニル化合物は
効果的に捕獲試薬である。それによりハロゲン化カルボ
ニル化合物の大量棚卸し作業は回避され、有機物に汚染
された塩化水素酸の廃棄流の処分は除かれる。
【0006】本発明の使用は、重合炭酸樹脂を製造する
溶融重合加工に使用されるジアリールカーボネートの経
済的な製造を可能し、又これらの重合炭酸樹脂は加熱応
用または他の適宜技術による物品成形製造の成形樹脂と
して有効である。
溶融重合加工に使用されるジアリールカーボネートの経
済的な製造を可能し、又これらの重合炭酸樹脂は加熱応
用または他の適宜技術による物品成形製造の成形樹脂と
して有効である。
【0007】本発明の主たる目的は、先のジアリールカ
ーボネート製造技法の不利益の回避にあり、これらには
そこで副産物ハロゲン化水素が産されるという製造工程
に関連する処理問題がある。
ーボネート製造技法の不利益の回避にあり、これらには
そこで副産物ハロゲン化水素が産されるという製造工程
に関連する処理問題がある。
【0008】前述の方法の利益を達成する為、できうれ
ば 1) ハロゲン化カルボニル化合物の反応条件下、一酸
化炭素と塩素、臭素またはそれらの混合物を含む群から
選択されたハロゲンとの接触に適する第1反応域、 2) ハロゲン化水素化合物とジアリールカーボネート
を作りそのジアリールカーボネート少なくとも一部分の
除去に適し、第1反応域で生成されたハロゲン化カルボ
ニル化合物の少なくとも一部分と芳香族水酸化化合物又
は芳香族水酸化化合物とそのハロホーメイト誘導体の混
合物との接触に適する第1反応域と操作連絡下にある第
2反応域、そして 3) 水と対応するハロゲン化金属を生成し、第2反応
域で生成されたハロゲン化水素の少なくとも一部分と金
属酸化物との接触に適する第2反応域と操作連絡下にあ
る第3反応域、 を含むジアリールカーボネート製造に適する反応装置を
使用する事が望ましい。
ば 1) ハロゲン化カルボニル化合物の反応条件下、一酸
化炭素と塩素、臭素またはそれらの混合物を含む群から
選択されたハロゲンとの接触に適する第1反応域、 2) ハロゲン化水素化合物とジアリールカーボネート
を作りそのジアリールカーボネート少なくとも一部分の
除去に適し、第1反応域で生成されたハロゲン化カルボ
ニル化合物の少なくとも一部分と芳香族水酸化化合物又
は芳香族水酸化化合物とそのハロホーメイト誘導体の混
合物との接触に適する第1反応域と操作連絡下にある第
2反応域、そして 3) 水と対応するハロゲン化金属を生成し、第2反応
域で生成されたハロゲン化水素の少なくとも一部分と金
属酸化物との接触に適する第2反応域と操作連絡下にあ
る第3反応域、 を含むジアリールカーボネート製造に適する反応装置を
使用する事が望ましい。
【0009】第3反応域内で相当量の金属酸化物の消費
後、第3反応域はラインから離れそして工程は変更され
る。第3反応域はそこで形成される金属ハロゲン化物と
酸化体との接触により復活しハロゲンを解放する。そし
てそのハロゲンは第1反応域に供給される。新規酸化金
属床はそれも又再生が要求される時まで第3反応域を代
行する。仮に二つの金属酸化物/ハロゲン化金属床が同
等の能力を持つとするならば、各床を交互に第2反応域
からハロゲン化水素を吸収させるか、又は第1反応域に
ハロゲンを解放させるかさせて使用し工程それ自身を反
復する事ができる。
後、第3反応域はラインから離れそして工程は変更され
る。第3反応域はそこで形成される金属ハロゲン化物と
酸化体との接触により復活しハロゲンを解放する。そし
てそのハロゲンは第1反応域に供給される。新規酸化金
属床はそれも又再生が要求される時まで第3反応域を代
行する。仮に二つの金属酸化物/ハロゲン化金属床が同
等の能力を持つとするならば、各床を交互に第2反応域
からハロゲン化水素を吸収させるか、又は第1反応域に
ハロゲンを解放させるかさせて使用し工程それ自身を反
復する事ができる。
【0010】更に詳しくは、前述の方法と反応装置は金
属ハロゲン化物/ハロゲン系装置の手段によりハロゲン
の捕獲的な循環でもって芳香族水酸化化合物又は芳香族
水素化合物とそのハロホーメイト誘導体との混合物、一
酸化炭素及び酸化剤からジアリールカーボネートを製造
する方法に有効使用され、その方法は、 a) ハロゲン化カルボニル化合物生成条件下、第一反
応域内で一酸化炭素と塩素、臭素またはその混合物から
成る群から選択されたハロゲンを接触させ、 b) その第一反応域との操作連絡下にある第二反応域
において段階a)からのハロゲン化カルボニル化合物の
少なくとも一部分と芳香族水酸化化合物もしくはその混
合物を接触させてハロゲン化水素とジアリールカーボネ
ートを作り、そしてジアリールカーボネートの少なくと
も一部分を回収し、 c) その第二反応域との操作連絡下にある第三反応に
おいて、段階b)で形成されたハロゲン化水素の少なく
とも一部分と金属酸化物を接触させて水とその対応金属
ハロゲン化物を生成し、 d) その第三反応域における金属酸化物の排出中及び
排出前に酸化体をその第三反応ゾーン中に導入し金属酸
化物を再生し、そしてハロゲンを解放し、 e) その解放されたハロゲンを段階a)に循環する、
事を含む。
属ハロゲン化物/ハロゲン系装置の手段によりハロゲン
の捕獲的な循環でもって芳香族水酸化化合物又は芳香族
水素化合物とそのハロホーメイト誘導体との混合物、一
酸化炭素及び酸化剤からジアリールカーボネートを製造
する方法に有効使用され、その方法は、 a) ハロゲン化カルボニル化合物生成条件下、第一反
応域内で一酸化炭素と塩素、臭素またはその混合物から
成る群から選択されたハロゲンを接触させ、 b) その第一反応域との操作連絡下にある第二反応域
において段階a)からのハロゲン化カルボニル化合物の
少なくとも一部分と芳香族水酸化化合物もしくはその混
合物を接触させてハロゲン化水素とジアリールカーボネ
ートを作り、そしてジアリールカーボネートの少なくと
も一部分を回収し、 c) その第二反応域との操作連絡下にある第三反応に
おいて、段階b)で形成されたハロゲン化水素の少なく
とも一部分と金属酸化物を接触させて水とその対応金属
ハロゲン化物を生成し、 d) その第三反応域における金属酸化物の排出中及び
排出前に酸化体をその第三反応ゾーン中に導入し金属酸
化物を再生し、そしてハロゲンを解放し、 e) その解放されたハロゲンを段階a)に循環する、
事を含む。
【0011】先の技術で知られる芳香族水酸化化合物と
ハロゲン化カルボニル化合物の反応に関する任意の反応
条件と触媒が本発明の方法の段階b)に適宜使用がで
き、その例には先に明言された均一触媒法がある。又相
応しくはUS−A−3,837,555で明言されるハ
ロゲン化トリメチルアンモニウム塩触媒法、US−A−
4,012,406で明言される芳香族5環基窒素化合
物又はその塩もしくはその付加物による触媒法がある。
又相応しくは、有機ホスフィンのような芳香族含窒素5
環化合物又はトリフェニルホスィンやトリベンジルホス
フィン等の化合物がある。
ハロゲン化カルボニル化合物の反応に関する任意の反応
条件と触媒が本発明の方法の段階b)に適宜使用がで
き、その例には先に明言された均一触媒法がある。又相
応しくはUS−A−3,837,555で明言されるハ
ロゲン化トリメチルアンモニウム塩触媒法、US−A−
4,012,406で明言される芳香族5環基窒素化合
物又はその塩もしくはその付加物による触媒法がある。
又相応しくは、有機ホスフィンのような芳香族含窒素5
環化合物又はトリフェニルホスィンやトリベンジルホス
フィン等の化合物がある。
【0012】不均一触媒反応の典型例にはUS−A−
4,045,464で明言されるルイス酸とそれらを生
成物する転移金属化合物を使用した触媒法があり、もう
一つの適宜工程にはUS−A−429,954で明言さ
れる支持金属塩触媒法がある。
4,045,464で明言されるルイス酸とそれらを生
成物する転移金属化合物を使用した触媒法があり、もう
一つの適宜工程にはUS−A−429,954で明言さ
れる支持金属塩触媒法がある。
【0013】三フッ化アルミニウム化合物を含む触媒は
特に望ましく、これらはアルミニナなどの酸化アルミニ
ウム化合物とフッ化水素とを水発生を供なう高温におい
て接触させて前調整される。このような触媒調整温度は
250℃から700℃が好ましく、更により好ましくは
450℃から600℃が良い。好ましくは触媒はグラム
当たり0.1から1.0平方メートルの表面積を持つの
が良く、更に好ましくは0.3から0.75平方メート
ルが良い。又好ましくは触媒は50パーセントから10
0パーセントのα−アルミニウム三価フッソ化合物を含
むのが良く、更に好ましくは95パーセントから100
パーセント、最も好ましくは98パーセントから100
パーセントを含むのが良い。
特に望ましく、これらはアルミニナなどの酸化アルミニ
ウム化合物とフッ化水素とを水発生を供なう高温におい
て接触させて前調整される。このような触媒調整温度は
250℃から700℃が好ましく、更により好ましくは
450℃から600℃が良い。好ましくは触媒はグラム
当たり0.1から1.0平方メートルの表面積を持つの
が良く、更に好ましくは0.3から0.75平方メート
ルが良い。又好ましくは触媒は50パーセントから10
0パーセントのα−アルミニウム三価フッソ化合物を含
むのが良く、更に好ましくは95パーセントから100
パーセント、最も好ましくは98パーセントから100
パーセントを含むのが良い。
【0014】触媒は好ましくは支持されないアルミニウ
ムフッソ化合物が良いが、所望ならば触媒は支持体上で
合体する事もでき、例えば基質材は、その中で陰イオン
が有機陰イオン(例えばオキサレートなどのカルボキシ
レートやジカルボキシレート又はナイトレートやニトレ
ートなどの含窒素陰イオン)であるアルミニウム塩を浸
透させる事ができる。これらの塩は例えば大気中500
℃以上で加熱するなどのカルシングにより対応する酸化
アルミニウムに変換ができ、アルミニナ被覆材のAIF
3への変換は前明言のようにその時達成できる。
ムフッソ化合物が良いが、所望ならば触媒は支持体上で
合体する事もでき、例えば基質材は、その中で陰イオン
が有機陰イオン(例えばオキサレートなどのカルボキシ
レートやジカルボキシレート又はナイトレートやニトレ
ートなどの含窒素陰イオン)であるアルミニウム塩を浸
透させる事ができる。これらの塩は例えば大気中500
℃以上で加熱するなどのカルシングにより対応する酸化
アルミニウムに変換ができ、アルミニナ被覆材のAIF
3への変換は前明言のようにその時達成できる。
【0015】適宜支持材には、多孔質で高温においても
安定である耐熱性酸化物、セラミックや他の不活性材が
あり、例にはシリカ、アルミノシリケート、カーボン、
シリコンカーバイド、アルミニウム窒素化合物、シリカ
ライト、チタニア、ジルコニアがある。
安定である耐熱性酸化物、セラミックや他の不活性材が
あり、例にはシリカ、アルミノシリケート、カーボン、
シリコンカーバイド、アルミニウム窒素化合物、シリカ
ライト、チタニア、ジルコニアがある。
【0016】使用される場合の多孔性支持材は望ましく
はグラム当たり50平方メートルから500平方メート
ルの表面積を持つのが良く、その支持材の平均孔半径
は、望ましくは50〜300オングストロームであり、
一方触媒の粒子の大きさが望ましくは25μmから1.
5センチメートルである。焼成前のアルミニウム塩は望
ましくは触媒重量の1パーセントから40パーセントで
あるのが良く、また好ましくは触媒重量の10パーセン
トから30パーセントであるのが良い。
はグラム当たり50平方メートルから500平方メート
ルの表面積を持つのが良く、その支持材の平均孔半径
は、望ましくは50〜300オングストロームであり、
一方触媒の粒子の大きさが望ましくは25μmから1.
5センチメートルである。焼成前のアルミニウム塩は望
ましくは触媒重量の1パーセントから40パーセントで
あるのが良く、また好ましくは触媒重量の10パーセン
トから30パーセントであるのが良い。
【0017】段階b)の望ましい芳香族水酸化化合物は
一般式 Ar(OH)m で表せられるが、ここでArは炭素数24までの芳香族
もしくは置換芳香族基であり、そしてmは1−3であ
る。適宜置換基にはハロゲンあるいは炭素原子が1から
12のアルキル基、アルカジイル基、アリールオキシ基
又はアルコキシ基などがあり、0個から5個まで置換基
が存在可能である。好ましい芳香族水酸化化合物は炭素
数20までのフェノール化合物及びビスフェノール化合
物であり、最も好ましい芳香族水酸化出発化合物はフェ
ノール、ビスフェノールA(2,2−ビス(ヒドロキシ
メチル)プロパン)とビスフェノールF(ビス(ヒドロ
キシフェニル)メタン)である。
一般式 Ar(OH)m で表せられるが、ここでArは炭素数24までの芳香族
もしくは置換芳香族基であり、そしてmは1−3であ
る。適宜置換基にはハロゲンあるいは炭素原子が1から
12のアルキル基、アルカジイル基、アリールオキシ基
又はアルコキシ基などがあり、0個から5個まで置換基
が存在可能である。好ましい芳香族水酸化化合物は炭素
数20までのフェノール化合物及びビスフェノール化合
物であり、最も好ましい芳香族水酸化出発化合物はフェ
ノール、ビスフェノールA(2,2−ビス(ヒドロキシ
メチル)プロパン)とビスフェノールF(ビス(ヒドロ
キシフェニル)メタン)である。
【0018】好ましいハロゲン化カルボニル化合物はホ
スゲン、臭化ホスゲン又はそれらの混合物であり、最も
好ましいハロゲン化カルボニル化合物はホスゲンであ
る。アリールハロホーメイト化合物は、段階b)でのハ
ロゲン化カルボニル化合物と芳香族水酸化化合物の反応
の結果生じる中間生成物と推測されるが、それも又本方
法により生成する事ができる。又それらは、反応の初め
から使用されている芳香族水酸化化合物と同種又は他種
の芳香族水酸化化合物が混合された型で所望であるとこ
ろのジアリールカーボネートから分離ができカルボニル
ハロゲン化合物と接触させて循環することができる。熟
練技師であれば本方法が前述の芳香族水酸化化合物、そ
のアリールハロホーメイト誘導体又はその混合物の転換
に利用できる事が解るだろう。
スゲン、臭化ホスゲン又はそれらの混合物であり、最も
好ましいハロゲン化カルボニル化合物はホスゲンであ
る。アリールハロホーメイト化合物は、段階b)でのハ
ロゲン化カルボニル化合物と芳香族水酸化化合物の反応
の結果生じる中間生成物と推測されるが、それも又本方
法により生成する事ができる。又それらは、反応の初め
から使用されている芳香族水酸化化合物と同種又は他種
の芳香族水酸化化合物が混合された型で所望であるとこ
ろのジアリールカーボネートから分離ができカルボニル
ハロゲン化合物と接触させて循環することができる。熟
練技師であれば本方法が前述の芳香族水酸化化合物、そ
のアリールハロホーメイト誘導体又はその混合物の転換
に利用できる事が解るだろう。
【0019】通常、段階b)の工程には、25℃から4
50℃の反応条件を使用するが、好ましくは125℃か
ら400℃が良く、又工程はできうればホスゲンが気体
であるような条件下でホスゲンを使用して行われるのが
良く、更に好ましい具象では、ホスゲンと芳香族水酸化
化合物双方共がその時に触媒に吸収されないように気体
層中に保留されるのが良い。本発明の一具象では生成物
ジアリールカーボネートも又気体であるが、生成物ジア
リールカーボネートはできうれば液体状に保たれるのが
良く、従ってその状態を変える温度は好ましくは反応体
と生成物の蒸気転移温度もしくは工程が実施される装置
気圧に依存するのが良く、又上限においては生成物の分
解の起こる温度に依存するのが良い。最も好ましい具象
は、そこで出発物質がフェノールのホスゲンであり、生
成物がジフェノールカーボネート(DPC)であり、フ
ェノールの通常沸点が182℃であり、生成物ジフェノ
ールカーボネートの沸点が302℃であり、そして本工
程で最も好ましい低限温度範囲は一気圧において182
℃であり、上限は302℃である場合である。
50℃の反応条件を使用するが、好ましくは125℃か
ら400℃が良く、又工程はできうればホスゲンが気体
であるような条件下でホスゲンを使用して行われるのが
良く、更に好ましい具象では、ホスゲンと芳香族水酸化
化合物双方共がその時に触媒に吸収されないように気体
層中に保留されるのが良い。本発明の一具象では生成物
ジアリールカーボネートも又気体であるが、生成物ジア
リールカーボネートはできうれば液体状に保たれるのが
良く、従ってその状態を変える温度は好ましくは反応体
と生成物の蒸気転移温度もしくは工程が実施される装置
気圧に依存するのが良く、又上限においては生成物の分
解の起こる温度に依存するのが良い。最も好ましい具象
は、そこで出発物質がフェノールのホスゲンであり、生
成物がジフェノールカーボネート(DPC)であり、フ
ェノールの通常沸点が182℃であり、生成物ジフェノ
ールカーボネートの沸点が302℃であり、そして本工
程で最も好ましい低限温度範囲は一気圧において182
℃であり、上限は302℃である場合である。
【0020】本発明の更なる具象では、不活性気体は運
搬用気体として用いる事ができ、反応体と生成物は選択
的にそれらの沸点以下の温度の段階b)の気体層中に滞
留する。できうれば不活性気体は窒素、二酸化炭素又は
ガス状トルエンのような炭化水素が良く、段階b)にお
いて1.0kPaから500kPaの装置気体が使用可
能であるが、好ましくは装置気圧は約10kPaから約
500kPaを使用するのが良い。
搬用気体として用いる事ができ、反応体と生成物は選択
的にそれらの沸点以下の温度の段階b)の気体層中に滞
留する。できうれば不活性気体は窒素、二酸化炭素又は
ガス状トルエンのような炭化水素が良く、段階b)にお
いて1.0kPaから500kPaの装置気体が使用可
能であるが、好ましくは装置気圧は約10kPaから約
500kPaを使用するのが良い。
【0021】芳香族水酸化化合物とその混合物とハロゲ
ン化カルボニル化合物の希望モル比は望ましくは1:1
から3:1であり、芳香族水酸化化合物に対してハロゲ
ン化カルボニル化合物が高い比率を持つとその結果とし
て大量のアリールハロホーメイト中間体が形成される事
になる。従って好ましい芳香族水酸化化合物とハロゲン
化カルボニル化合物のモル比は1,8:1から2,1:
2である。
ン化カルボニル化合物の希望モル比は望ましくは1:1
から3:1であり、芳香族水酸化化合物に対してハロゲ
ン化カルボニル化合物が高い比率を持つとその結果とし
て大量のアリールハロホーメイト中間体が形成される事
になる。従って好ましい芳香族水酸化化合物とハロゲン
化カルボニル化合物のモル比は1,8:1から2,1:
2である。
【0022】段階b)の工程は固定床反応装置、流動床
反応装置又は循環流動床反応装置などの適宜反応装置内
で実施できるが、流動床反応装置や循環流動床反応装置
の場合は触媒はできうれば流動粉体として用いるのが良
い。そのような反応装置内滞留時間は望ましくは1秒か
ら3000秒間、好ましくは1秒から60秒間が良く、
最も好ましくは滞留時間は1秒から10秒間が良い。構
成材は腐食力の高いハロゲン化カルボニル化合物に対し
て抵抗できるものでなければならず、従って適宜構成材
はガラス、ガラス繊維鋼とHastalloyTMであ
る。
反応装置又は循環流動床反応装置などの適宜反応装置内
で実施できるが、流動床反応装置や循環流動床反応装置
の場合は触媒はできうれば流動粉体として用いるのが良
い。そのような反応装置内滞留時間は望ましくは1秒か
ら3000秒間、好ましくは1秒から60秒間が良く、
最も好ましくは滞留時間は1秒から10秒間が良い。構
成材は腐食力の高いハロゲン化カルボニル化合物に対し
て抵抗できるものでなければならず、従って適宜構成材
はガラス、ガラス繊維鋼とHastalloyTMであ
る。
【0023】不均一触媒の定期的な再生は出発物質から
生成物への転換率を促進する事が出来、又再生は約40
0℃から600℃の範囲の高温においてメタノールもし
くは水で触媒を処理する事により達成される。
生成物への転換率を促進する事が出来、又再生は約40
0℃から600℃の範囲の高温においてメタノールもし
くは水で触媒を処理する事により達成される。
【0024】段階c)d)及びe)において、ハロゲン
化水素副産物は金属酸化物/ハロゲン化金属系循環装置
の使用により循環されるが、本技法では二つの装置又は
一つの装置から成る二つの分割領域を、交互に芳香族水
酸化化合物のホスゲン反応から作られるハロゲン化水素
と金属酸化物を反応させて金属ハロゲン化物を生成して
水を解放させるのに使用する。その後、金属ハロゲン化
物は酸化体と反応し金属酸化物を再生しハロゲンを解放
する。
化水素副産物は金属酸化物/ハロゲン化金属系循環装置
の使用により循環されるが、本技法では二つの装置又は
一つの装置から成る二つの分割領域を、交互に芳香族水
酸化化合物のホスゲン反応から作られるハロゲン化水素
と金属酸化物を反応させて金属ハロゲン化物を生成して
水を解放させるのに使用する。その後、金属ハロゲン化
物は酸化体と反応し金属酸化物を再生しハロゲンを解放
する。
【0025】このような循環反応装置の好ましい金属酸
化物/金属ハロゲン化物対は酸化第二銅/塩化第二銅系
であり、好ましくは酸化体は酸素含有気体、特には空気
が良い。ハロゲン化水素をそれに対応する金属ハロゲン
化物に転換する反応条件は好ましくは温度が100℃か
ら500℃、操作気圧が1気圧(100kPa)から1
0気圧(1MPa)が良い。また金属酸化物を再生する
反応条件は温度が50℃から500℃で、操作圧は1気
圧(100kPa)から10気圧(1MPa)が良い。
化物/金属ハロゲン化物対は酸化第二銅/塩化第二銅系
であり、好ましくは酸化体は酸素含有気体、特には空気
が良い。ハロゲン化水素をそれに対応する金属ハロゲン
化物に転換する反応条件は好ましくは温度が100℃か
ら500℃、操作気圧が1気圧(100kPa)から1
0気圧(1MPa)が良い。また金属酸化物を再生する
反応条件は温度が50℃から500℃で、操作圧は1気
圧(100kPa)から10気圧(1MPa)が良い。
【0026】再生期間中に解放されるハロゲンは、段階
a)において一酸化炭素と接触してハロゲン化カルボニ
ル化合物を作るが、このような工程は公知技術である。
適宜反応条件には高温の使用があり、高圧も又使用可能
である。好ましい温度は250℃から450℃であり、
好ましい操作気圧は1気圧(100kPa)から10気
圧(1MPa)である。一酸化炭素は、酸化体の手段に
よってハロゲンが再生されると同時にハロゲン化金属床
に直接導入する事ができるが、好ましくは触媒を含む領
域が独立している反応領域を使用するのが良い。
a)において一酸化炭素と接触してハロゲン化カルボニ
ル化合物を作るが、このような工程は公知技術である。
適宜反応条件には高温の使用があり、高圧も又使用可能
である。好ましい温度は250℃から450℃であり、
好ましい操作気圧は1気圧(100kPa)から10気
圧(1MPa)である。一酸化炭素は、酸化体の手段に
よってハロゲンが再生されると同時にハロゲン化金属床
に直接導入する事ができるが、好ましくは触媒を含む領
域が独立している反応領域を使用するのが良い。
【0027】段階a)の適宜触媒は活性炭である事が分
かっており、例えば活性炭木炭や活性骨炭などの適宜な
型の活性炭が使用できる。又活性炭には又段階d)から
の余分な酸化体を吸収する作用があり、その結果それは
酸化体と一酸化炭素との反応を防ぐ事となる。このよう
な活性炭の二重の効力遂行機能により活性炭は段階a)
の希望触媒である。できうれば段階d)における金属酸
化物の再生期間中に反応装置から退去する生成物流中の
酸化体の存在を検知するのが望ましく、その為に酸素セ
ンサが使用される。そしてその酸素センサが起こりうる
酸素の段階a)の反応装置への通過が検知された時に酸
素流の方向は反転する。
かっており、例えば活性炭木炭や活性骨炭などの適宜な
型の活性炭が使用できる。又活性炭には又段階d)から
の余分な酸化体を吸収する作用があり、その結果それは
酸化体と一酸化炭素との反応を防ぐ事となる。このよう
な活性炭の二重の効力遂行機能により活性炭は段階a)
の希望触媒である。できうれば段階d)における金属酸
化物の再生期間中に反応装置から退去する生成物流中の
酸化体の存在を検知するのが望ましく、その為に酸素セ
ンサが使用される。そしてその酸素センサが起こりうる
酸素の段階a)の反応装置への通過が検知された時に酸
素流の方向は反転する。
【0028】この様な金属酸化物/金属ハロゲン化物の
循環装置の使用を、更に引用図1ので図解する。ここで
はハロゲン化カルボニル化合物はライン3を経由で、芳
香族水酸化化合物、そのハロホーメイト誘導体又はそれ
らの混合物がライン5経由で供給され(以下文中でも芳
香族水酸化化合物の例は前にも記述したような混合物を
含んでいるのが解るだろう)る主要反応装置1を含む二
重反応領域をもつ反応装置が図解されている。ハロゲン
化水素がライン9を源とする一方で、ジアリールカーボ
ネート生成物はライン7経由で二つの循環装置のうちの
いずれか一つ11か12に除去される。反応装置11の
内部には、酸素を吸収するばかりでなくハロゲン化カル
ボニル化合物の形成を触媒する能力を持つ例えば活性炭
等を含む層13と酸化金属層15がある。ハロゲン化水
素は反応する事無しに層13を通過し金属酸化物を反応
して金属ハロゲン化物を形成し水を解放する。またその
水はライン17を経由して解放される。その時循環装置
12は再生モードで作動される。酸化体はライン19経
由でハロゲン化金属21に供給されハロゲン化金属酸化
し対応する金属としハロゲンを放出する。ハロゲンは層
13に入り、そこでライン23経由で供給される一酸化
炭素と反応してハロゲン化カルボニル化合物を生成し、
そのハロゲン化カルボニル化合物はライン13を通って
解放される。もう一つの具象では一酸化炭素は酸化体の
供給と同時にハロゲン化金属と接触する事ができる。ハ
ロゲン化金属と吸収層の境界面の少し前方に配置される
酸素センサ25は起こり得る酸素通過を検知し、その事
から装置内流の方向の反転の要求を表示する。層13は
層内に例えどんなわずかな酸素通過が生じても酸素を吸
収する能力がある。
循環装置の使用を、更に引用図1ので図解する。ここで
はハロゲン化カルボニル化合物はライン3を経由で、芳
香族水酸化化合物、そのハロホーメイト誘導体又はそれ
らの混合物がライン5経由で供給され(以下文中でも芳
香族水酸化化合物の例は前にも記述したような混合物を
含んでいるのが解るだろう)る主要反応装置1を含む二
重反応領域をもつ反応装置が図解されている。ハロゲン
化水素がライン9を源とする一方で、ジアリールカーボ
ネート生成物はライン7経由で二つの循環装置のうちの
いずれか一つ11か12に除去される。反応装置11の
内部には、酸素を吸収するばかりでなくハロゲン化カル
ボニル化合物の形成を触媒する能力を持つ例えば活性炭
等を含む層13と酸化金属層15がある。ハロゲン化水
素は反応する事無しに層13を通過し金属酸化物を反応
して金属ハロゲン化物を形成し水を解放する。またその
水はライン17を経由して解放される。その時循環装置
12は再生モードで作動される。酸化体はライン19経
由でハロゲン化金属21に供給されハロゲン化金属酸化
し対応する金属としハロゲンを放出する。ハロゲンは層
13に入り、そこでライン23経由で供給される一酸化
炭素と反応してハロゲン化カルボニル化合物を生成し、
そのハロゲン化カルボニル化合物はライン13を通って
解放される。もう一つの具象では一酸化炭素は酸化体の
供給と同時にハロゲン化金属と接触する事ができる。ハ
ロゲン化金属と吸収層の境界面の少し前方に配置される
酸素センサ25は起こり得る酸素通過を検知し、その事
から装置内流の方向の反転の要求を表示する。層13は
層内に例えどんなわずかな酸素通過が生じても酸素を吸
収する能力がある。
【0029】装置内流反転後、二双の循環反応装置の操
作は変化する。その前にハロゲン化水素をハロゲン化金
属に変換した反応系装置は、ハロゲン化カルボニル化合
物の生成し主要反応系装置に供給する事で復活する。も
う一方の反応系装置はハロゲン化水素を金属ハロゲン化
物に変換するのに使われる。
作は変化する。その前にハロゲン化水素をハロゲン化金
属に変換した反応系装置は、ハロゲン化カルボニル化合
物の生成し主要反応系装置に供給する事で復活する。も
う一方の反応系装置はハロゲン化水素を金属ハロゲン化
物に変換するのに使われる。
【0030】本発明では分割型循環反応装置の代わりに
多数床単領域反応装置で分割型循環反応装置と同じ利益
を得ている。この反応装置は図2の図解のように反応装
置30を含み、その反応装置30は、その両端に吸収体
/触媒床36と38の手段により中央反応装置40から
それぞれが独立する金属酸化物床32とハロゲン金属床
34を持っている。酸化体はバルブ46の手段によりラ
イン42か又はライン44のいずれかを通過して反応装
置中に導入される。同様に一酸化炭素はバルブ52の位
置に依存しながらライン48と50を通り吸収体/触媒
層の近くの反応装置内に導入される。芳香族水酸化化合
物はバルブ58の手段によりライン54又はライン56
を経由して吸収体/触媒床の下流の反応装置内に導入さ
れる。芳香族カーボネート生成物は、バルブ64の位置
に依存しながらライン60又はライン62により反応装
置から除去される。水はバルブ70の位置に依存しなが
らライン66又はライン68経由で除去される。酸素セ
ンサ72と74は起こり得る吸収体/触媒床内への酸素
通過を検知し反応体と生成物の流れを反転させる。
多数床単領域反応装置で分割型循環反応装置と同じ利益
を得ている。この反応装置は図2の図解のように反応装
置30を含み、その反応装置30は、その両端に吸収体
/触媒床36と38の手段により中央反応装置40から
それぞれが独立する金属酸化物床32とハロゲン金属床
34を持っている。酸化体はバルブ46の手段によりラ
イン42か又はライン44のいずれかを通過して反応装
置中に導入される。同様に一酸化炭素はバルブ52の位
置に依存しながらライン48と50を通り吸収体/触媒
層の近くの反応装置内に導入される。芳香族水酸化化合
物はバルブ58の手段によりライン54又はライン56
を経由して吸収体/触媒床の下流の反応装置内に導入さ
れる。芳香族カーボネート生成物は、バルブ64の位置
に依存しながらライン60又はライン62により反応装
置から除去される。水はバルブ70の位置に依存しなが
らライン66又はライン68経由で除去される。酸素セ
ンサ72と74は起こり得る吸収体/触媒床内への酸素
通過を検知し反応体と生成物の流れを反転させる。
【0031】更に本発明の具体操作の良例は、酸素セン
サ74が起こり得る酸素通過を検知するまで、ライン4
2を通る酸化体流、ライン48を通る一酸化炭素流また
ライン54を通る芳香族水酸化物流が持続する事に見る
ことができる。このモードでの操作期間中、芳香族カー
ボネート生成物はライン62を経由して除去され、又副
産物である水はライン68を経由して除去される。酸素
センサの作動はバルブ46,52,58,64と70の
状態を変え、その結果酸化体流はライン44を経由で、
一酸化炭素はライン50経由で、芳香族水酸化化合物流
はライン56経由でそれぞれ反応装置内に入るようにな
る。芳香族炭素生成物はライン60を経由で除去され、
副産物である水はライン66経由で除去される。酸素セ
ンサ72の作動時に操作サイクルは再び繰り返される。
サ74が起こり得る酸素通過を検知するまで、ライン4
2を通る酸化体流、ライン48を通る一酸化炭素流また
ライン54を通る芳香族水酸化物流が持続する事に見る
ことができる。このモードでの操作期間中、芳香族カー
ボネート生成物はライン62を経由して除去され、又副
産物である水はライン68を経由して除去される。酸素
センサの作動はバルブ46,52,58,64と70の
状態を変え、その結果酸化体流はライン44を経由で、
一酸化炭素はライン50経由で、芳香族水酸化化合物流
はライン56経由でそれぞれ反応装置内に入るようにな
る。芳香族炭素生成物はライン60を経由で除去され、
副産物である水はライン66経由で除去される。酸素セ
ンサ72の作動時に操作サイクルは再び繰り返される。
【図1】 本発明で使用される反応器の概略図。
【図2】 多数床単領域反応装置の概略図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項13
【補正方法】変更
【補正内容】
フロントページの続き (72)発明者 クレイグ・ビー・マーチソン アメリカ合衆国ミシガン州48640,ミドラ ンド,ウエスト・メドゥブルック 606 (72)発明者 ホセ・プガ アメリカ合衆国ミシガン州48640,ミドラ ンド,ワイルド・パイン・コート 4502
Claims (16)
- 【請求項1】 ハロゲン化金属/遊離ハロゲン系の手段
によりハロゲン化水素の自家循環でもって芳香族水酸化
化合物又は芳香族水酸化化合物とそのアリールハロホー
メイト誘導体との混合物、一酸化炭素と酸化剤からジア
リールカーボネートを製造する方法において、その方法
は、 a) ハロゲン化カルボニル化合物生成反応条件下、第
一反応域において一酸化炭素と塩素、臭素またはそれら
の混合物から成る族から選択されたハロゲンを接触さ
せ、 b) その第一反応域と操作連絡下にある第二反応域に
おいて、工程a)からのハロゲン化カルボニル化合物の
少なくとも一部分と芳香族水酸化化合物又はそれの混合
物を接触させ、ハロゲン化水素及びジアリールカーボネ
ートを生成しそしてそのジアリールカーボネートの少な
くとも一部分を回収し、 c) その第二反応域と操作連絡下にある第三反応域に
おいて段階b)で生成されたハロゲン化水素の少なくと
も幾分かと金属酸化物を接触させ、水及び対応する金属
ハロゲン化物を生成し、 d) その第三反応域でのその金属酸化物の排出時と排
出前に、酸化体をその第三反応域に導入し金属酸化物を
再生しそしてハロゲンを解放し、そして e) その解放されたハロゲンを段階a)に循環する事
を含む方法。 - 【請求項2】 第三反応域がそれぞれが金属ハロゲン化
物か金属酸化物試薬を含む二双床の一つを交互させて使
用し、その二双床が先ず最初に金属ハロゲン化物の金属
酸化物試薬露出時に水と金属ハロゲン化物を再生し、次
いで再生時金属ハロゲン化物を酸化体に露出した時にハ
ロゲンを形成する操作を行う事ができる請求項1の方
法。 - 【請求項3】 操作期間中、二双床の一つが酸化体を受
け入れハロゲンを生成する一方で、もう一方がハロゲン
化水素を受け入れ水を形成する請求項2の連続的方法。 - 【請求項4】 一つの床内のその金属酸化物の枯渇間際
時に、ハロゲン化水素流と酸化剤流が反対床に転じて二
双床の操作が反転する請求項3の絶え間ない連続的方
法。 - 【請求項5】 酸化体が酸素含有気体を含む請求項1〜
4のいずれかの方法。 - 【請求項6】 酸化体が空気である請求項5の方法。
- 【請求項7】 酸化体が50℃から500℃でハロゲン
化金属との接触する請求項1〜6のいずれかの方法。 - 【請求項8】 金属酸化物が酸化第二銅である請求項1
〜7のいずれかの方法。 - 【請求項9】 芳香族水素化合物がフェノール、ビスフ
ェノールAもしくはビスフェノールF、ハロゲン化カル
ボニル化合物がホスゲンである請求項1〜8のいずれか
の方法。 - 【請求項10】 ハロゲン化水素が100℃から500
℃で金属酸化物と接触する請求項1〜9のいずれかの方
法。 - 【請求項11】 ハロゲンが250℃から450℃で一
酸化炭素と接触する請求項1〜10のいずれかの方法。 - 【請求項12】 ハロゲンが活性炭触媒存在下で一酸化
炭素と接触する請求項11の方法。 - 【請求項13】 ジアリールカーボネートの生成に適す
る請求項11の方法の反応装置において、その装置は 1) ハロゲン化カルボニル化合物の形成反応条件下、
一酸化炭素と塩素、臭素またはその混合物から成る群か
ら選択されたハロゲンとの接触に適する第一反応域。 2) そのジアリールカーボネート第一反応域で生成さ
れたハロゲン化カルボニルの少なくとも一部分と芳香族
水酸化化合物又は芳香族水酸化化合物とそのアリールハ
ロホーメイト誘導体の混合物との接触させてハロゲン化
水素及びジアリールカーボネートを生成するのに適し、
そしてそのジアリールカーボネートの少なくとも一部分
に適し、第一反応域と操作連絡下にある第二反応域。そ
して 3)第二反応域で生成されたハロゲン化水素の少なくと
も一部分と金属酸化物の接触させて、水及びその対応す
る金属ハロゲン化物を生成するのに適し、第二反応域の
操作連絡下にある第三反応域。 を含む。 - 【請求項14】 多数床単反応領域反応装置である請求
項13の反応装置。 - 【請求項15】 二重反応領域反応装置である請求項1
3の反応装置。 - 【請求項16】1) ハロゲン化カルボニル化合物形成
反応条件下、一酸化炭素と塩素、臭素またはそれらの混
合物から成る群から選択されたハロゲンとの接触に適す
る第一反応域。 2) 第一反応域で生成されたハロゲン化カルボニル化
合物の少なくとも一部分と芳香族水酸化化合物又は芳香
族水酸化とそのアリールハロホーメイト誘導体との接触
させてハロゲン化水素とジアリールカーボネートを生成
するのに適し、そしてそのジアリールカーボネートの少
なくとも一部を除去するのに適し、第一反応域の操作連
絡下にある第二反応域。そして 3) 第二反応域で生成されるハロゲン化水素の少なく
とも一部分と金属酸化物とを接触させて水及びその対応
する金属ハロゲン化物を生成するのに適し、第二反応域
と操作連絡下にある第三反応域。 を含むジアリールカーボネート製造用の反応装置の使
用。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US72005391A | 1991-06-24 | 1991-06-24 | |
US720053 | 1991-06-24 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05221930A true JPH05221930A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=24892449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4166114A Pending JPH05221930A (ja) | 1991-06-24 | 1992-06-24 | ジアリールカーボネートの製造を目的とする捕獲的なハロゲン化カルボニル化合物工程とその反応装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5380909A (ja) |
EP (1) | EP0520238A1 (ja) |
JP (1) | JPH05221930A (ja) |
KR (1) | KR930000464A (ja) |
CA (1) | CA2072181A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017533077A (ja) * | 2014-08-20 | 2017-11-09 | バイエル、アクチエンゲゼルシャフトBayer Aktiengesellschaft | ヒドロキシル、チオール、アミノおよび/またはホルムアミド基を有する化合物のホスゲン化方法 |
JP2017533076A (ja) * | 2014-08-20 | 2017-11-09 | バイエル、アクチエンゲゼルシャフトBayer Aktiengesellschaft | ヒドロキシル、チオール、アミノおよび/またはホルムアミド基を有する化合物のホスゲン化方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1112997B1 (en) * | 1999-12-28 | 2009-05-13 | Mitsubishi Chemical Corporation | Process for producing diaryl carbonate |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2444289A (en) * | 1945-08-13 | 1948-06-29 | Socony Vacuum Oil Co Inc | Preparation of phosgene |
US3234261A (en) * | 1962-07-03 | 1966-02-08 | Union Carbide Corp | Process for preparing diaryl carbonates |
US3996273A (en) * | 1971-07-05 | 1976-12-07 | Rhone-Progil | Manufacture of phosgene from chlorine obtained by oxidation of hydrochloric gas and fixed on reactional chlorine exchanger masses |
DE2447348C2 (de) * | 1974-10-04 | 1983-11-10 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur Herstellung von Diarylcarbonaten |
IT1025961B (it) * | 1974-11-25 | 1978-08-30 | Snam Progetti | Processo per la preparazione di carbonati aromatici |
DE2509036C2 (de) * | 1975-03-01 | 1986-05-28 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur Herstellung von symmetrischen Diarylcarbonaten |
DE2805915C3 (de) * | 1978-02-13 | 1981-11-05 | Dynamit Nobel Ag, 5210 Troisdorf | Reaktor zur Oxidation von Gemischen aus p-Xylol und p-Toluylsäuremethylester mit sauerstoffhaltigen Gasen in flüssiger Phase |
JPH0229064B2 (ja) * | 1982-03-24 | 1990-06-27 | Mitsubishi Gas Chemical Co | Jihidorokishihokozokukaaboneetoorigomaanoseiho |
EP0500786B1 (en) * | 1989-10-30 | 1995-08-09 | The Dow Chemical Company | Process and catalyst for production of aromatic carbonates |
US5167946A (en) * | 1990-12-27 | 1992-12-01 | The Dow Chemical Company | Diaryl carbonate process |
-
1992
- 1992-05-28 US US07/892,395 patent/US5380909A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-06-10 EP EP92109721A patent/EP0520238A1/en not_active Withdrawn
- 1992-06-23 KR KR1019920010936A patent/KR930000464A/ko not_active Application Discontinuation
- 1992-06-23 CA CA002072181A patent/CA2072181A1/en not_active Abandoned
- 1992-06-24 JP JP4166114A patent/JPH05221930A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017533077A (ja) * | 2014-08-20 | 2017-11-09 | バイエル、アクチエンゲゼルシャフトBayer Aktiengesellschaft | ヒドロキシル、チオール、アミノおよび/またはホルムアミド基を有する化合物のホスゲン化方法 |
JP2017533076A (ja) * | 2014-08-20 | 2017-11-09 | バイエル、アクチエンゲゼルシャフトBayer Aktiengesellschaft | ヒドロキシル、チオール、アミノおよび/またはホルムアミド基を有する化合物のホスゲン化方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR930000464A (ko) | 1993-01-15 |
CA2072181A1 (en) | 1992-12-25 |
EP0520238A1 (en) | 1992-12-30 |
US5380909A (en) | 1995-01-10 |
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