JPH0522174U - 自動車用マツトの合成樹脂製固定フツク - Google Patents
自動車用マツトの合成樹脂製固定フツクInfo
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- JPH0522174U JPH0522174U JP8104691U JP8104691U JPH0522174U JP H0522174 U JPH0522174 U JP H0522174U JP 8104691 U JP8104691 U JP 8104691U JP 8104691 U JP8104691 U JP 8104691U JP H0522174 U JPH0522174 U JP H0522174U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車のベ−スカ−ペットにピ−スマットを
固定する固定フックを傾けないようにする。 【構成】 自動車の床にはベ−スカ−ペット10が全面
的に敷かれ、このベ−スカ−ペット10の上に更にピ−
スマット5が取外可能に敷かれているが、このピ−スマ
ット5を固定するために固定フックを用いている。本件
の固定フックは、上板と下板とからなる段違いにした板
状本体1とし、その高い方に、ピ−スマット5に設けた
アイレット6を挿入するすり割りピン2を立て、また低
い方に、自動車の金属床11に螺着するネジ9が挿入す
る孔3をあけた構造にして、しかも、この段違い高さ
を、ベ−スカ−ペット10に対し前記ネジ9で板状本体
1を締付けたときの厚さと、ベ−スカ−ペット10の締
付け前の厚さとの寸法差にしたので、ベ−スカ−ペット
10が介在しても固定フックは傾かず、すり割りピン2
が垂直状になる。そのため、ピ−スマット5は外れな
い。
固定する固定フックを傾けないようにする。 【構成】 自動車の床にはベ−スカ−ペット10が全面
的に敷かれ、このベ−スカ−ペット10の上に更にピ−
スマット5が取外可能に敷かれているが、このピ−スマ
ット5を固定するために固定フックを用いている。本件
の固定フックは、上板と下板とからなる段違いにした板
状本体1とし、その高い方に、ピ−スマット5に設けた
アイレット6を挿入するすり割りピン2を立て、また低
い方に、自動車の金属床11に螺着するネジ9が挿入す
る孔3をあけた構造にして、しかも、この段違い高さ
を、ベ−スカ−ペット10に対し前記ネジ9で板状本体
1を締付けたときの厚さと、ベ−スカ−ペット10の締
付け前の厚さとの寸法差にしたので、ベ−スカ−ペット
10が介在しても固定フックは傾かず、すり割りピン2
が垂直状になる。そのため、ピ−スマット5は外れな
い。
Description
【0001】
本考案は、自動車の床全面に敷設されたベ−スカ−ペットや、トラックの荷台 の凹凸床に敷設する取外可能のピ−スマットを固定するための合成樹脂製フック に関するものである。
【0002】
周知のごとく、自動車の床上にはカ−ペットやマット等の敷物が敷設されて、 自動車の居住性を良好にしている。これらの敷物は、ずれないように床上に固定 されており、特に、ピ−スマット(カ−ペットを含む、以下同じ)は、洗浄のた め等により、着脱可能に固定されている。この固定装置には各種のものが知られ ているが、その一つに次のようなマット固定フックが提案されている。
【0003】 すなわち、水平部と折曲げ部とを連設した板状本体の水平部に、すり割りピン を一体的に立設し、折曲げ部にボルト孔を穿設し、このボルト孔にボルトを挿入 して自動車の床の隆起部に締付けて、板状本体を床に固定する。そして、すり割 りピンに、マットに取付けられたアイレット(口金)を挿入することにより、床 上にマットを着脱可能に敷設している(例えば、実開昭61−117036号公 報参照)。
【0004】 ところで、最近の自動車の床には高級指向のため、全面的に敷物(以下、ベ− スカ−ペット床という)が敷設されるようになり、このベ−スカ−ペット床にも 更に小型のマット、すなわちピ−スマット(サ−ビスマットともいう)を敷設し ている。この場合でも、前記のようなマット固定フックが使用されている。 すなわち、例えば実開昭63−14334号公報や実開昭63−160238 号公報によれば、水平部と折曲げ部とを連設した板状本体の水平部にピンを一体 的に立設し、折曲げ部にボルト孔を穿設し、このボルト孔にボルトを挿入して自 動車の床の隆起部に、ベ−スカ−ペット床を介して、締付けて、板状本体を床に 固定する。このとき、ベ−スカ−ペット床上に、シ−トスライドブラケット等の 金属板を介在させてボルトの過大な締付を防止すると共に、固定の安定化を図っ ている。そして、水平部のピンに、ピ−スマットに取付けられたアイレットを挿 入することにより、ベ−スカ−ペット床上にピ−スマットを着脱可能に敷設して いる。
【0005】 しかしながら、かかるベ−スカ−ペット床上にピ−スマットを係止するための マット固定フックでは、床の隆起部にボルトでもって板状本体を固定しているの で、ベ−スカ−ペット床と板状本体の折曲げ部との間には、金属板を介在させる 必要がある、という問題があり、しかも、水平状のベ−スカ−ペット床には適用 できない、という問題があった。
【0006】 一方、水平状のベ−スカ−ペット床にも適用されるマット固定フックが、実開 平1−167934号公報で紹介されている。 すなわち、この合成樹脂製マット固定フックは、水平状の板状本体の片側上面 に止めピンを一体的に立設し、他の片側下面に係止足を吊設し、この係止足をベ −スカ−ペット床に取付けられたアイレットに挿入して板状本体を固定し、止め ピンに、ピ−スマットに取付けられたアイレットを挿入することにより、ベ−ス カ−ペット床上にピ−スマットを着脱可能に敷設している。
【0007】 しかしながら、かかるマット固定フックではベ−スカ−ペット床のアイレット にその係止足を挿入することから、不安定さが残り、止めピンを立設した板状本 体が傾くおそれがあって、もし、板状本体が傾けば、止めピンが傾くこととなっ て、ピ−スマットが外れるおそれがある、という問題があった。
【0008】
そこで本考案は、これらの従来技術の各種問題点を解消して、水平状のベ−ス カ−ペット床に適用されるマット固定フックにおいて、その板状本体を常に水平 状に保持してピ−スマットが容易に外れないことを目的としたもので、その要旨 とするところは、板状本体を上板と下板とで段違い状に形成し、この高い部分に 、ピ−スマットに設けたアイレットの内径より若干太目の頭部を備えたすり割り ピンを立設し、低い部分に、床に螺着するネジが挿入するネジ孔を穿設すると共 に、前記段違い高さを、ベ−スカ−ペット床の前記ネジ締付前の厚さと締付後の 厚さとの差に略一致させたことを特徴とする床全面に敷設されたベ−スカ−ペッ ト床上に敷設する自動車用マットの合成樹脂製固定フックにある。
【0009】
本考案の構成を添付図面に示す実施例により詳細に述べる。 図1は本考案の第1の実施例の斜視図、図2は図1の平面図、図3は使用状態 断面図、図4は他の使用状態の断面図、図5は第2の実施例の側面図である。
【0010】 本実施例は、自動車における水平状のベ−スカ−ペット床に適用されるマット 固定フックに好適であって、合成樹脂(例えば、ナイロンまたはポリアセタ−ル )により一体成形されたものである。 1は、短辺約25mm、長辺約50mm、厚さ約2.5mmの板状本体であって、その 片側上面にすり割りピン2が一体的に立設されている。他の片側面にはネジ孔3 が穿設されている。このすり割りピン2は、高さ約10mmになっており、その上 方には頭部4を形成している。この頭部4の大きさは、ピ−スマット5に取付け られたアイレット6と略同一か内径より若干太くなっていて、すり割り部7によ り頭部4を縮径して挿入できる大きさになっている。また、前記ネジ孔3の周辺 には、リング状突起8を形成していて、ネジ9の頭部周辺を覆うと共に、板状本 体1にネジ9を締付けた時に板状本体1が歪まないようにしている。
【0011】 ここにおいて、板状本体1を、上板と下板とからなるように側面視で段違い状 に形成しており、その高い部分に前記すり割りピン2が立設され、低い部分にネ ジ孔3が穿設されている。そして、その段違い高さを、ベ−スカ−ペット床10 の、ネジ9の締付け前の厚さと締付け後の厚さとの差に略一致させている。なお 、ベ−スカ−ペットの厚さは、シャギ−カ−ペットで15mm、正常のカ−ペット で10mmとなっている。したがって、板状本体1をベ−スカ−ペット床10に載 置した後、ネジ9を、鋼板床11に溶着されたナット12に螺入しても、板状本 体1に立設されたすり割りピン2は、鋼板床11に対し、常に垂直状態を保つこ とになる。もし、板状本体1に、この段違いがなければ、ネジ9を締付けると、 ベ−スカ−ペット床10が介在しているため、ネジ9で締付けられる部分は圧縮 され、ネジ9で締付けられない部分は膨らんでいて、板状本体1はネジ9側に傾 くことになり、その結果、すり割りピン2は鋼板床11に対し傾く。したがって 、すり割りピン2に挿入されて固定されるピ−スマット5が外れ易くなる。しか し、板状本体1には段違いがあるので、その心配がない。
【0012】 なお、前記ベ−スカ−ペット床10はフェルト13にパイル14を添着して構 成しており、また、ピ−スマット5もフェルト15にパイル16が添着して構成 しているが、いずれも他のカ−ペットを用いてもよい。
【0013】 以上のように構成されたマット固定フックは、図4に示すようにトラックの荷 台に敷設されるピ−スマット5にも適用することができる。すなわち、通常のト ラックにおける床には、前記段違い高さに偶然略相当する多数の凸条部17が設 けられているが、この凸条部17上にすり割りピン2がくるようにして取付ける 。そうすれば、すり割りピン2が傾くことがない。 なお、図4中、18は床上に敷設された塩ビシ−トを示す。
【0014】 次に、本考案の第2の実施例を述べる。図5において、第2の実施例では、す り割りピン2が設けられた板状本体1の下面に複数の滑り止め爪19を設け、こ の爪19をベ−スカ−ペット床10に喰込ませて、マット固定フックがネジ9を 中心に回動しないようにしている。 なお、本明細書のネジ孔はボルト孔を含むものとする。
【0015】
本考案によれば、板状本体の高い部分の上面に、着脱可能のピ−スマットに設 けられたアイレットの内径より若干大き目の頭部を備えたすり割りピンが立設さ れているので、このすり割りピンにアイレットを挿入しても外れにくいのは勿論 、板状本体は、すり割りピン側を高くして段違い状にしているので、板状本体を ネジで締付けて床に固定しても、板状本体が傾くことがなく、したがって、すり 割りピンも傾かず、ピ−スマットは前記頭部の機能と相俟って外れにくい。
【図1】本考案の第1の実施例の斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】使用状態断面図である。
【図4】他の使用状態の断面図である。
【図5】第2の実施例の側面図である。
1…板状本体、2…すり割りピン、3…ネジ孔、5…ピ
−スマット、6…アイレット、9…ネジ、10…ベ−ス
カ−ペット床
−スマット、6…アイレット、9…ネジ、10…ベ−ス
カ−ペット床
Claims (1)
- 【請求項1】 板状本体を上板と下板とで段違い状に形
成し、この高い部分に、ピ−スマットに設けたアイレッ
トの内径より若干太目の頭部を備えたすり割りピンを立
設し、低い部分に、床に螺着するネジが挿入するネジ孔
を穿設すると共に、前記段違い高さを、ベ−スカ−ペッ
ト床の前記ネジ締付前の厚さと締付後の厚さとの差に略
一致させたことを特徴とする床全面に敷設されたベ−ス
カ−ペット床上に敷設する自動車用マットの合成樹脂製
固定フック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991081046U JP2526913Y2 (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 自動車用マットの合成樹脂製固定フック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991081046U JP2526913Y2 (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 自動車用マットの合成樹脂製固定フック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0522174U true JPH0522174U (ja) | 1993-03-23 |
JP2526913Y2 JP2526913Y2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=13735486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991081046U Expired - Lifetime JP2526913Y2 (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 自動車用マットの合成樹脂製固定フック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526913Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011240861A (ja) * | 2010-05-20 | 2011-12-01 | Masataka Nakajima | フロアマット保持部材 |
JP2012240619A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Ask Japan Kk | マット用フック |
KR20210112649A (ko) * | 2020-03-05 | 2021-09-15 | 케이비아이동국실업 주식회사 | 차량용 부품 고정장치 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3081140U (ja) * | 2000-09-14 | 2001-10-26 | 要 鶴田 | パイプキャップ |
-
1991
- 1991-09-09 JP JP1991081046U patent/JP2526913Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3081140U (ja) * | 2000-09-14 | 2001-10-26 | 要 鶴田 | パイプキャップ |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011240861A (ja) * | 2010-05-20 | 2011-12-01 | Masataka Nakajima | フロアマット保持部材 |
JP2012240619A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Ask Japan Kk | マット用フック |
KR20210112649A (ko) * | 2020-03-05 | 2021-09-15 | 케이비아이동국실업 주식회사 | 차량용 부품 고정장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2526913Y2 (ja) | 1997-02-26 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |