JPH05221574A - 用紙のカール補正装置 - Google Patents
用紙のカール補正装置Info
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- JPH05221574A JPH05221574A JP4236416A JP23641692A JPH05221574A JP H05221574 A JPH05221574 A JP H05221574A JP 4236416 A JP4236416 A JP 4236416A JP 23641692 A JP23641692 A JP 23641692A JP H05221574 A JPH05221574 A JP H05221574A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子複写機等の装置において、定着装置を通
って排出される用紙に発生するカールを、カール補正装
置を用いて補正する場合に、カールの強さや用紙の厚さ
等の条件に応じて、カール補正強さを調整できるように
する。 【構成】 トナー画像が転写された用紙を、定着装置7
を通して定着した後で、該定着装置7の下流部にカール
補正装置20を配置し、用紙に発生するカールを2つの
ローラ部材の間で湾曲させて補正する。そのカール補正
装置によるカールの補正に際して、用紙の送り方向の情
報を得て、その用紙の送り方向に対応した強さで、カー
ルを補正する作用を行わせるようにする。また、本発明
の装置では、用紙の厚さやカールの半径、用紙に発生し
たカールの方向の情報を用いて、カール補正装置による
補正強さを調整することも可能である。
って排出される用紙に発生するカールを、カール補正装
置を用いて補正する場合に、カールの強さや用紙の厚さ
等の条件に応じて、カール補正強さを調整できるように
する。 【構成】 トナー画像が転写された用紙を、定着装置7
を通して定着した後で、該定着装置7の下流部にカール
補正装置20を配置し、用紙に発生するカールを2つの
ローラ部材の間で湾曲させて補正する。そのカール補正
装置によるカールの補正に際して、用紙の送り方向の情
報を得て、その用紙の送り方向に対応した強さで、カー
ルを補正する作用を行わせるようにする。また、本発明
の装置では、用紙の厚さやカールの半径、用紙に発生し
たカールの方向の情報を用いて、カール補正装置による
補正強さを調整することも可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機等の装置に
おいて、用紙に発生するカールを修正する装置に関し、
特に、カールの強さまたは、カールの方向等の情報に応
じて、カール補正装置による修正作用の強度を調整でき
るような装置に関する。
おいて、用紙に発生するカールを修正する装置に関し、
特に、カールの強さまたは、カールの方向等の情報に応
じて、カール補正装置による修正作用の強度を調整でき
るような装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機やレーザプリンター等のよう
に、電子写真方式を用いる画像形成装置においては、感
光体ドラム等を用いた画像形成部にトナー画像を形成
し、該トナー画像を転写した用紙を定着装置を通して定
着し、記録紙を作成するような手段を用いている。前述
したような画像形成装置においては、定着装置を通過さ
せる際に、用紙に対して熱や圧力を付与するために、用
紙にカールが形成される等の問題がある。また、前記用
紙に発生するカールは、用紙の含水率等によっても、カ
ールの強さが変化したりすることがあり、その用紙に生
じるカールの方向等は、用紙の性質、定着装置の特性等
によっても異なる場合がある。
に、電子写真方式を用いる画像形成装置においては、感
光体ドラム等を用いた画像形成部にトナー画像を形成
し、該トナー画像を転写した用紙を定着装置を通して定
着し、記録紙を作成するような手段を用いている。前述
したような画像形成装置においては、定着装置を通過さ
せる際に、用紙に対して熱や圧力を付与するために、用
紙にカールが形成される等の問題がある。また、前記用
紙に発生するカールは、用紙の含水率等によっても、カ
ールの強さが変化したりすることがあり、その用紙に生
じるカールの方向等は、用紙の性質、定着装置の特性等
によっても異なる場合がある。
【0003】前述したように、記録紙にカールが発生し
た場合には、定着装置から排出トレイに向けて排出する
用紙搬送路内で、用紙が詰まったりする等の不都合が生
じる他に、排出トレイにカールした用紙が排出された場
合には、用紙のカールが強いと、トレイ上で丸まったり
する等の問題が発生する。また、大量の記録紙を排出ト
レイに収容する場合には、その用紙のカールにより用紙
の収容量が少なくなったりする場合がある。さらに、自
動両面複写機等で両面コピーを作成する場合には、片面
複写済み用紙にカールが生じていると、中間トレイ内で
の用紙の位置決めが不安定になり、裏面の複写に向けて
用紙を送り出す動作を正確に行うことができない等の問
題も発生する。
た場合には、定着装置から排出トレイに向けて排出する
用紙搬送路内で、用紙が詰まったりする等の不都合が生
じる他に、排出トレイにカールした用紙が排出された場
合には、用紙のカールが強いと、トレイ上で丸まったり
する等の問題が発生する。また、大量の記録紙を排出ト
レイに収容する場合には、その用紙のカールにより用紙
の収容量が少なくなったりする場合がある。さらに、自
動両面複写機等で両面コピーを作成する場合には、片面
複写済み用紙にカールが生じていると、中間トレイ内で
の用紙の位置決めが不安定になり、裏面の複写に向けて
用紙を送り出す動作を正確に行うことができない等の問
題も発生する。
【0004】そこで、従来の電子複写機等においては、
コピーに発生するカールを解消するために、例えば、特
開平1−261162号公報等に示されるようなカール
補正装置を用いることが提案されている。前記従来例に
示されるカール補正装置では、定着装置の下流部にカー
ル補正装置を配置し、該カール補正装置を構成する大径
の軟質ローラと小径の硬質ローラとの間を用紙を通す際
に、用紙をカールの方向と反対方向に湾曲させる作用を
付与して、カールを修正することができるようにしてい
る。
コピーに発生するカールを解消するために、例えば、特
開平1−261162号公報等に示されるようなカール
補正装置を用いることが提案されている。前記従来例に
示されるカール補正装置では、定着装置の下流部にカー
ル補正装置を配置し、該カール補正装置を構成する大径
の軟質ローラと小径の硬質ローラとの間を用紙を通す際
に、用紙をカールの方向と反対方向に湾曲させる作用を
付与して、カールを修正することができるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、用紙
に発生するカールは、その用紙がトレーシングペーパー
等のように薄い紙である場合と、厚紙の場合、または、
用紙の送り方向等によっても影響されるものである。例
えば、用紙を横送りする場合と、縦送りの場合では、同
一の種類の用紙でも、その紙の目の方向によっては、カ
ールの発生状態が異なるという特性がある。ところが、
従来のカール補正装置では、用紙の厚さ等を補正強さの
条件として設定した場合でも、カールの大きさ等を測定
する手段がなく、場合によっては、逆方向にカールを付
与したりするという不都合が発生することがあった。
に発生するカールは、その用紙がトレーシングペーパー
等のように薄い紙である場合と、厚紙の場合、または、
用紙の送り方向等によっても影響されるものである。例
えば、用紙を横送りする場合と、縦送りの場合では、同
一の種類の用紙でも、その紙の目の方向によっては、カ
ールの発生状態が異なるという特性がある。ところが、
従来のカール補正装置では、用紙の厚さ等を補正強さの
条件として設定した場合でも、カールの大きさ等を測定
する手段がなく、場合によっては、逆方向にカールを付
与したりするという不都合が発生することがあった。
【0006】しかしながら、従来のカール補正装置で
は、その電子複写機等に使用される標準的な種類の用紙
を対象にして、そのカールの補正強さ等を設定している
ものであるために、例えば、厚紙に対しては十分な補正
作用を付与することができない。また、トレーシングペ
ーパー等のような腰が弱くて薄い用紙に対しては、カー
ル補正装置により逆方向にカールを付与する等の問題が
発生しやすい。
は、その電子複写機等に使用される標準的な種類の用紙
を対象にして、そのカールの補正強さ等を設定している
ものであるために、例えば、厚紙に対しては十分な補正
作用を付与することができない。また、トレーシングペ
ーパー等のような腰が弱くて薄い用紙に対しては、カー
ル補正装置により逆方向にカールを付与する等の問題が
発生しやすい。
【0007】前述したような問題を解決するために、例
えば、特開昭60−31464号公報等に示されるよう
に、ベルト装置とローラ部材を対向させて配置し、該ロ
ーラ部材をベルトに向けて押圧する強さを調整して、用
紙のカールを補正する手段を用いる場合もある。前記従
来例に示されるようなカール補正装置では、用紙の厚さ
の情報に応じて、カールの補正強さの調整手段を設け
て、カールを補正できるようにしている。
えば、特開昭60−31464号公報等に示されるよう
に、ベルト装置とローラ部材を対向させて配置し、該ロ
ーラ部材をベルトに向けて押圧する強さを調整して、用
紙のカールを補正する手段を用いる場合もある。前記従
来例に示されるようなカール補正装置では、用紙の厚さ
の情報に応じて、カールの補正強さの調整手段を設け
て、カールを補正できるようにしている。
【0008】ところが、一般に複写紙として用いられる
用紙には、たて目とよこ目と呼ばれるように、紙の切断
方向による裂け目の方向の違いがあり、その方向に起因
してカールの発生方向が異なる場合がある。また、用紙
に発生するカールの方向は、その用紙の移動方向に対し
て、巾方向に湾曲する場合(縦方向カール)と、用紙の
搬送方向の前後に湾曲する場合(横方向カール)とがあ
る。したがって、前記従来例に示されたように、用紙の
厚さの情報のみによって、カール修正の動作を行うと、
用紙に生じる縦横方向のカールの双方に対して、有効に
修正作用を行わせることが困難である。さらに、用紙の
特性に対応して、カールの発生量または強さが異なる場
合でも、同じ強さでカール補正強度が設定されるという
欠点が残っている。
用紙には、たて目とよこ目と呼ばれるように、紙の切断
方向による裂け目の方向の違いがあり、その方向に起因
してカールの発生方向が異なる場合がある。また、用紙
に発生するカールの方向は、その用紙の移動方向に対し
て、巾方向に湾曲する場合(縦方向カール)と、用紙の
搬送方向の前後に湾曲する場合(横方向カール)とがあ
る。したがって、前記従来例に示されたように、用紙の
厚さの情報のみによって、カール修正の動作を行うと、
用紙に生じる縦横方向のカールの双方に対して、有効に
修正作用を行わせることが困難である。さらに、用紙の
特性に対応して、カールの発生量または強さが異なる場
合でも、同じ強さでカール補正強度が設定されるという
欠点が残っている。
【0009】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来のカール
補正装置の欠点を解消するもので、カールの大きさの他
に、カールの強さまたは、カールの方向の情報を得て、
それ等の条件に応じたカール補正作用を付与できるよう
にする用紙のカール補正装置を提供することを目的とし
ている。
補正装置の欠点を解消するもので、カールの大きさの他
に、カールの強さまたは、カールの方向の情報を得て、
それ等の条件に応じたカール補正作用を付与できるよう
にする用紙のカール補正装置を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、カ
ット紙にトナー画像を転写し、該トナー画像を担持する
用紙を定着装置を通して定着し、記録紙を作成する装置
に関する。本発明においては、前記記録紙を搬送する用
紙搬送路にカール検出装置とカール補正装置とを配置
し、該カール検出装置によりカールの方向と強さ等を検
知し、用紙のカールの強さの情報に応じて、カール補正
装置におけるカール修正作用の強度を調整する手段を設
けている。また、本発明の用紙のカール補正装置では、
用紙の送り方向の情報を得て、その用紙の送り方向に応
じて、カール補正装置での押圧力を調整する手段を用い
ることもできる。前記構成に加えて、本発明において
は、カール補正装置に対応させて、用紙搬送路にカール
の方向を検知する機構を設けておき、用紙の縦方向カー
ルと、横方向カールとを判別し、そのカールの方向の情
報に対応させて、カール補正装置での用紙の巾方向に対
する補正の強度を設定する手段とを組み合わせて構成す
ることができる。さらに、本発明のカール補正装置とし
ては、従来公知の任意の機構を用いることができ、それ
等のカール補正装置の押圧部材には、用紙に対するカー
ル補正強度を任意に調整可能な手段を付加したものを用
いることができる。
ット紙にトナー画像を転写し、該トナー画像を担持する
用紙を定着装置を通して定着し、記録紙を作成する装置
に関する。本発明においては、前記記録紙を搬送する用
紙搬送路にカール検出装置とカール補正装置とを配置
し、該カール検出装置によりカールの方向と強さ等を検
知し、用紙のカールの強さの情報に応じて、カール補正
装置におけるカール修正作用の強度を調整する手段を設
けている。また、本発明の用紙のカール補正装置では、
用紙の送り方向の情報を得て、その用紙の送り方向に応
じて、カール補正装置での押圧力を調整する手段を用い
ることもできる。前記構成に加えて、本発明において
は、カール補正装置に対応させて、用紙搬送路にカール
の方向を検知する機構を設けておき、用紙の縦方向カー
ルと、横方向カールとを判別し、そのカールの方向の情
報に対応させて、カール補正装置での用紙の巾方向に対
する補正の強度を設定する手段とを組み合わせて構成す
ることができる。さらに、本発明のカール補正装置とし
ては、従来公知の任意の機構を用いることができ、それ
等のカール補正装置の押圧部材には、用紙に対するカー
ル補正強度を任意に調整可能な手段を付加したものを用
いることができる。
【0011】前述したように構成することにより、本発
明の用紙のカール補正装置においては、用紙の種類やサ
イズ、用紙の送り方向、用紙の厚さ等に応じて、カール
補正装置における押圧力を調整することができ、用紙に
発生するカールを適正に補正することができる。また、
本発明のカール補正装置では、カールの大きさの情報の
みでなく、カールの強さを補正作用に対する基準値とし
て用いることができる。そして、用紙の種類等が変化し
た場合でも、各用紙に発生するカールを適正に補正でき
るものとなる。さらに、本発明のカール補正装置では、
カールの方向を検知する手段と、カールの補正強さを用
紙の巾方向に設定できる補正手段とを組み合わせ、該補
正手段を用いることにより、用紙に生じた任意の方向の
カールの補正を行うこともできる。
明の用紙のカール補正装置においては、用紙の種類やサ
イズ、用紙の送り方向、用紙の厚さ等に応じて、カール
補正装置における押圧力を調整することができ、用紙に
発生するカールを適正に補正することができる。また、
本発明のカール補正装置では、カールの大きさの情報の
みでなく、カールの強さを補正作用に対する基準値とし
て用いることができる。そして、用紙の種類等が変化し
た場合でも、各用紙に発生するカールを適正に補正でき
るものとなる。さらに、本発明のカール補正装置では、
カールの方向を検知する手段と、カールの補正強さを用
紙の巾方向に設定できる補正手段とを組み合わせ、該補
正手段を用いることにより、用紙に生じた任意の方向の
カールの補正を行うこともできる。
【0012】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の用紙の
カール補正装置を説明する。図1に示される例は、電子
複写機の定着装置から排出される用紙に対して、カール
補正装置を設けた場合を示すもので、電子複写機のトナ
ー画像転写部で、用紙Pに対してトナー画像Tを転写し
たものを、定着装置7を通して定着し、コピーを作成し
た後で、該コピーに対してカール補正装置20によりカ
ールを補正するように構成している。前記定着装置7
は、加熱ローラ方式の装置として構成されるもので、加
熱ローラ7aと加圧ローラ7bとを組み合わせて配置
し、両ローラの間にトナー画像を担持する用紙を通す際
に、熱と圧力とを付与して定着する方式を用いている。
カール補正装置を説明する。図1に示される例は、電子
複写機の定着装置から排出される用紙に対して、カール
補正装置を設けた場合を示すもので、電子複写機のトナ
ー画像転写部で、用紙Pに対してトナー画像Tを転写し
たものを、定着装置7を通して定着し、コピーを作成し
た後で、該コピーに対してカール補正装置20によりカ
ールを補正するように構成している。前記定着装置7
は、加熱ローラ方式の装置として構成されるもので、加
熱ローラ7aと加圧ローラ7bとを組み合わせて配置
し、両ローラの間にトナー画像を担持する用紙を通す際
に、熱と圧力とを付与して定着する方式を用いている。
【0013】前記定着装置7の下流部には、カール補正
装置20を配置しており、該カール補正装置20では、
用紙のカール補正手段を、大径の軟質ローラ21と小径
の硬質ローラ22とを対向させて構成している。そし
て、図2に示されるように、大径の軟質ローラ21に対
して、小径の硬質ローラ22を食い込ませる状態に配置
して、用紙が両ローラの間を通過する際に、用紙Pを硬
質ローラ22に沿って湾曲させ、カールを修正するよう
にする。前記図2に示されるようなカール補正装置に対
して、本発明では、図1に示されるように、硬質ローラ
22に対して押圧力調整手段を設けている。
装置20を配置しており、該カール補正装置20では、
用紙のカール補正手段を、大径の軟質ローラ21と小径
の硬質ローラ22とを対向させて構成している。そし
て、図2に示されるように、大径の軟質ローラ21に対
して、小径の硬質ローラ22を食い込ませる状態に配置
して、用紙が両ローラの間を通過する際に、用紙Pを硬
質ローラ22に沿って湾曲させ、カールを修正するよう
にする。前記図2に示されるようなカール補正装置に対
して、本発明では、図1に示されるように、硬質ローラ
22に対して押圧力調整手段を設けている。
【0014】前記押圧力調整手段は、硬質ローラ22を
支持するリンク23の端部に、スプリング24を介して
駆動プーリ25を配置し、該駆動プーリ25をモータ2
6により駆動することにより、硬質ローラ22を軟質ロ
ーラ21に向けて押圧する力を設定できるようにしてい
る。また、前記カール補正装置20において、硬質ロー
ラ22の押圧力を調整するために、用紙搬送路の所定の
位置にカール検出装置30の用紙送り方向検出装置33
を配置し、該用紙送り方向検出装置33からの用紙送り
方向の検知信号を用いて、カールの補正強さを設定する
手段を設けている。前記カール検出装置30において
は、図3に示されるように、画像形成装置の用紙搬送路
4の所定の位置に、2つの用紙検知センサSa、Sbを
配置しているもので、該センサSa、Sbは、用紙搬送
路4の基準線Kから所定の間隔を介して配置される。
支持するリンク23の端部に、スプリング24を介して
駆動プーリ25を配置し、該駆動プーリ25をモータ2
6により駆動することにより、硬質ローラ22を軟質ロ
ーラ21に向けて押圧する力を設定できるようにしてい
る。また、前記カール補正装置20において、硬質ロー
ラ22の押圧力を調整するために、用紙搬送路の所定の
位置にカール検出装置30の用紙送り方向検出装置33
を配置し、該用紙送り方向検出装置33からの用紙送り
方向の検知信号を用いて、カールの補正強さを設定する
手段を設けている。前記カール検出装置30において
は、図3に示されるように、画像形成装置の用紙搬送路
4の所定の位置に、2つの用紙検知センサSa、Sbを
配置しているもので、該センサSa、Sbは、用紙搬送
路4の基準線Kから所定の間隔を介して配置される。
【0015】本発明においては、前記2つのセンサS
a、Sbからの検知信号により、用紙の縦送りと、横送
りとを判別できるように構成している。そして、該2つ
のセンサからの信号を、制御装置において図4の図表に
示されるようなデータに基づいて処理し、用紙の縦送り
(LEF)と、横送り(SEF)とを、検知(ON)、
非検知(OFF)の信号を用いて判別するようにしてい
る。前述したように、用紙の送り方向の検知の作用を行
うために、本発明においては、用紙搬送路4において、
用紙の搬送方向に対して、2つのセンサの間隔Lを用紙
の判別に適する間隔に配置し、その2つのセンサSa、
Sbによる検知作用が同時に行われた際に、前記図4の
図表に示されるような判断手段により、検知情報を出力
できるようにする。
a、Sbからの検知信号により、用紙の縦送りと、横送
りとを判別できるように構成している。そして、該2つ
のセンサからの信号を、制御装置において図4の図表に
示されるようなデータに基づいて処理し、用紙の縦送り
(LEF)と、横送り(SEF)とを、検知(ON)、
非検知(OFF)の信号を用いて判別するようにしてい
る。前述したように、用紙の送り方向の検知の作用を行
うために、本発明においては、用紙搬送路4において、
用紙の搬送方向に対して、2つのセンサの間隔Lを用紙
の判別に適する間隔に配置し、その2つのセンサSa、
Sbによる検知作用が同時に行われた際に、前記図4の
図表に示されるような判断手段により、検知情報を出力
できるようにする。
【0016】そして、前述したような、用紙送り方向検
出装置33からの情報を用いた、制御作用を行うため
に、図5に示されるようなカール検出装置30の回路を
構成している。前記カール検出装置30では、2つの検
知手段33、34から得られた検知情報をCPU31に
入力し、該CPUで用紙の送り方向を判別して、制御情
報を駆動制御装置32に出力し、該駆動制御装置32か
らの情報によってカール補正装置のモータ26の駆動の
制御を行うようにする。なお、プーリ基準位置検知手段
34は、硬質ローラ22に対する押圧力の制御に際し
て、駆動プーリ25の基準位置を検知するもので、該プ
ーリ基準位置検知手段34からの信号により、モータ2
6の回転方向等の制御の作用を行い得るようにする。
出装置33からの情報を用いた、制御作用を行うため
に、図5に示されるようなカール検出装置30の回路を
構成している。前記カール検出装置30では、2つの検
知手段33、34から得られた検知情報をCPU31に
入力し、該CPUで用紙の送り方向を判別して、制御情
報を駆動制御装置32に出力し、該駆動制御装置32か
らの情報によってカール補正装置のモータ26の駆動の
制御を行うようにする。なお、プーリ基準位置検知手段
34は、硬質ローラ22に対する押圧力の制御に際し
て、駆動プーリ25の基準位置を検知するもので、該プ
ーリ基準位置検知手段34からの信号により、モータ2
6の回転方向等の制御の作用を行い得るようにする。
【0017】前記カール検出装置30のCPU31に
は、図6のフローチャートに示されるような制御作用を
行うプログラムが設定されており、該フローチャートに
示されるように、a−1のステップで、図4の図表に示
されるようなマトリックスを用いて用紙が縦送りかを判
断する。そして、前記ステップa−1での判断により、
a−2またはa−3のステップに移行して、用紙の縦ま
たは横送りに対応する押圧力を設定する。前記用紙の送
り方向に対応する押圧力の設定に際しては、例えば、縦
送りの場合に比較して、横送りの場合にカールが大きく
発生する性質の用紙を基準用紙として用いる装置で、用
紙を縦送りする場合には、カール補正装置での押圧力を
弱く設定し、横送りの場合には、カール補正装置での押
圧力を強く設定させるようにする。
は、図6のフローチャートに示されるような制御作用を
行うプログラムが設定されており、該フローチャートに
示されるように、a−1のステップで、図4の図表に示
されるようなマトリックスを用いて用紙が縦送りかを判
断する。そして、前記ステップa−1での判断により、
a−2またはa−3のステップに移行して、用紙の縦ま
たは横送りに対応する押圧力を設定する。前記用紙の送
り方向に対応する押圧力の設定に際しては、例えば、縦
送りの場合に比較して、横送りの場合にカールが大きく
発生する性質の用紙を基準用紙として用いる装置で、用
紙を縦送りする場合には、カール補正装置での押圧力を
弱く設定し、横送りの場合には、カール補正装置での押
圧力を強く設定させるようにする。
【0018】前記図1ないし図6に示される本発明の装
置では、カール補正装置における用紙のカール修正の作
用を行うための基礎データを用紙の送り方向の情報を用
いるようにしている。これに対して、図7に示される例
では、用紙搬送路4に対してロードセル36を配置し、
該ロードセル36に対して、用紙のカールにより押圧さ
れる力を測定して、制御装置37に入力し、カールの強
さを測定するカール検出装置35を構成することができ
る。前記図7に示される例では、用紙搬送路4に対して
搬送ローラ装置8、8aの間で、測定区間を設定し、該
測定区間の両側にセンサS1、S2を配置しておき、カ
ールを生じている用紙Pがその測定区間を通過する際
に、用紙のカールによりロードセルを押圧する力を測定
できるようにする。
置では、カール補正装置における用紙のカール修正の作
用を行うための基礎データを用紙の送り方向の情報を用
いるようにしている。これに対して、図7に示される例
では、用紙搬送路4に対してロードセル36を配置し、
該ロードセル36に対して、用紙のカールにより押圧さ
れる力を測定して、制御装置37に入力し、カールの強
さを測定するカール検出装置35を構成することができ
る。前記図7に示される例では、用紙搬送路4に対して
搬送ローラ装置8、8aの間で、測定区間を設定し、該
測定区間の両側にセンサS1、S2を配置しておき、カ
ールを生じている用紙Pがその測定区間を通過する際
に、用紙のカールによりロードセルを押圧する力を測定
できるようにする。
【0019】なお、前記カール検出装置35において、
用紙が上向きにカールを生じている場合には、図7のよ
うに、用紙の端部Paがロードセルを押圧する作用を発
生する。また、用紙が下向きにカールを生じている場合
には、図8のように、用紙の中央部Pbがロードセルに
押圧する作用を発生するようになる。したがって、それ
ぞれのセンサとロードセルでの検知のタイミング等の情
報を組み合わせて、カールの検知情報を出力させること
ができる。そして、前記ロードセル36により得られた
カールの方向と強さの情報とを、カール補正装置の制御
装置に向けて出力し、硬質ローラに対する押圧力の調整
データとして用いることができる。
用紙が上向きにカールを生じている場合には、図7のよ
うに、用紙の端部Paがロードセルを押圧する作用を発
生する。また、用紙が下向きにカールを生じている場合
には、図8のように、用紙の中央部Pbがロードセルに
押圧する作用を発生するようになる。したがって、それ
ぞれのセンサとロードセルでの検知のタイミング等の情
報を組み合わせて、カールの検知情報を出力させること
ができる。そして、前記ロードセル36により得られた
カールの方向と強さの情報とを、カール補正装置の制御
装置に向けて出力し、硬質ローラに対する押圧力の調整
データとして用いることができる。
【0020】さらに、本発明のカール検出装置では、単
にカールの大きさ等を検知することの他に、用紙のカー
ルの強さを測定して、そのカールの強さに応じた補正作
用を行わせることもできる。つまり、用紙にカールが生
じた場合に、その用紙が大サイズのものである場合と、
小サイズの場合とでは、同じ高さのカールでも、その補
正を行うための力に差が発生することになる。そこで、
図9に示されるように、カールを生じた用紙Pの中央部
が所定の位置にある状態で、カールによる端部の高さh
を測定し、その高さのデータと用紙の長さLの情報を用
いて、用紙の曲率半径Rを推定し、そのデータにしたが
ってカール補正装置での押圧力を計算する方式を用い
る。
にカールの大きさ等を検知することの他に、用紙のカー
ルの強さを測定して、そのカールの強さに応じた補正作
用を行わせることもできる。つまり、用紙にカールが生
じた場合に、その用紙が大サイズのものである場合と、
小サイズの場合とでは、同じ高さのカールでも、その補
正を行うための力に差が発生することになる。そこで、
図9に示されるように、カールを生じた用紙Pの中央部
が所定の位置にある状態で、カールによる端部の高さh
を測定し、その高さのデータと用紙の長さLの情報を用
いて、用紙の曲率半径Rを推定し、そのデータにしたが
ってカール補正装置での押圧力を計算する方式を用い
る。
【0021】なお、前記カールによる用紙の跳ね上がり
高さhを測定するためには、用紙搬送路の所定の位置に
用紙の高さを検知する手段を配置する。そして、例え
ば、フォトセンサーの光路を横切る用紙の位置を検知す
る等の手段を用いて、その高さhの情報を得ることがで
きるようにする。したがって、前述したようにして、用
紙に発生しているカールの強さの情報を、用紙の長さL
と湾曲半径Rとの情報により測定することにより、カー
ル補正装置での用紙に対する補正のための力を設定し、
用紙の単位長さ当たりのカールの補正の作用を容易に行
い得るようにすることができる。
高さhを測定するためには、用紙搬送路の所定の位置に
用紙の高さを検知する手段を配置する。そして、例え
ば、フォトセンサーの光路を横切る用紙の位置を検知す
る等の手段を用いて、その高さhの情報を得ることがで
きるようにする。したがって、前述したようにして、用
紙に発生しているカールの強さの情報を、用紙の長さL
と湾曲半径Rとの情報により測定することにより、カー
ル補正装置での用紙に対する補正のための力を設定し、
用紙の単位長さ当たりのカールの補正の作用を容易に行
い得るようにすることができる。
【0022】前述したように構成される本発明のカール
補正装置20は、例えば、図10に示される自動両面複
写機1で、定着装置7の下流部に配置することができ
る。前記図10に示される自動両面複写機1では、一般
の電子複写機の場合と同様に、給紙部に複数の給紙トレ
イ2……を配置し、該給紙トレイ2の他に、中間トレイ
13を設けている。そして、通常の複写のモードでは、
給紙トレイ2から給紙装置3を用いて用紙を給紙し、用
紙搬送路4を介して画像転写部に向けて用紙を搬送す
る。該画像転写部では、電子写真方式を用いてトナー画
像を形成する機構を設けており、該画像転写部の下流部
に、搬送路を介して定着装置7を配置し、感光体5から
トナー画像が転写された用紙を該定着装置を通して定着
し、記録紙を作成して、排出トレイ11に向けて排出す
る。
補正装置20は、例えば、図10に示される自動両面複
写機1で、定着装置7の下流部に配置することができ
る。前記図10に示される自動両面複写機1では、一般
の電子複写機の場合と同様に、給紙部に複数の給紙トレ
イ2……を配置し、該給紙トレイ2の他に、中間トレイ
13を設けている。そして、通常の複写のモードでは、
給紙トレイ2から給紙装置3を用いて用紙を給紙し、用
紙搬送路4を介して画像転写部に向けて用紙を搬送す
る。該画像転写部では、電子写真方式を用いてトナー画
像を形成する機構を設けており、該画像転写部の下流部
に、搬送路を介して定着装置7を配置し、感光体5から
トナー画像が転写された用紙を該定着装置を通して定着
し、記録紙を作成して、排出トレイ11に向けて排出す
る。
【0023】前記自動両面複写機1を用いて両面コピ
ー、または、多重コピーを作成する場合には、前述した
ようにして片面複写済み用紙を作成した後で、その用紙
を分岐ゲート10を介して戻し路12に向けて送り、中
間トレイ13に一旦収容して、裏面の複写に向けて送り
出すようにする。前記両面複写モードを設定した場合に
は、特に用紙にカールが生じていると、その後の用紙の
搬送等に悪影響が発生する。そこで、前記自動両面複写
機1では、定着装置7の直後の部分に、カール検出装置
30とカール補正装置20とを配置し、該カール検出装
置30によりカールの大きさや強さ等を検知し、給紙部
から出力される用紙のサイズや紙質等の情報と合わせ
て、カール補正装置20における補正値を設定し、該カ
ール補正装置により用紙のカールを補正する動作を行わ
せるようにする。また、中間トレイに収容する用紙に対
してのみ、カールを補正する必要がある場合に、定着装
置の下流部にカール検出装置を配置し、戻し路12に対
してカール補正装置20aを配置する手段を用いること
もできる。
ー、または、多重コピーを作成する場合には、前述した
ようにして片面複写済み用紙を作成した後で、その用紙
を分岐ゲート10を介して戻し路12に向けて送り、中
間トレイ13に一旦収容して、裏面の複写に向けて送り
出すようにする。前記両面複写モードを設定した場合に
は、特に用紙にカールが生じていると、その後の用紙の
搬送等に悪影響が発生する。そこで、前記自動両面複写
機1では、定着装置7の直後の部分に、カール検出装置
30とカール補正装置20とを配置し、該カール検出装
置30によりカールの大きさや強さ等を検知し、給紙部
から出力される用紙のサイズや紙質等の情報と合わせ
て、カール補正装置20における補正値を設定し、該カ
ール補正装置により用紙のカールを補正する動作を行わ
せるようにする。また、中間トレイに収容する用紙に対
してのみ、カールを補正する必要がある場合に、定着装
置の下流部にカール検出装置を配置し、戻し路12に対
してカール補正装置20aを配置する手段を用いること
もできる。
【0024】前述した本発明の装置のように、カール補
正装置として一対のローラ部材を対向させて配置し、該
ローラ部材の間を用紙を通す手段を用いることの他に、
本発明においては、カール補正装置として図11に示す
ような機構を用いることができる。前記図11に示され
るカール補正装置40では、例えば、特開昭60−31
464号公報等に示されるようなカール補正手段を用い
ている。該カール補正装置40は、両側のプーリ42、
43に巻き掛けたベルト41に対して、押圧ロール部材
45を押圧する機構を設け、ベルトと押圧ロール部材と
の間に用紙を挟持する際に、ベルトに対して押圧ロール
部材により用紙を押圧しながら強制的に湾曲させ、用紙
のカールを修正する作用を付与するようにしている。ま
た、前記ベルト41に対して押圧ロール部材45を押圧
する力を制御するために、前記押圧ロール部材45をリ
ンク部材46により支持し、該リンク部材46の端部に
配置したカムフォロワー47に対して、カム48を配置
する。前記カム48に対しては、図12に示されるよう
に、モータ49による駆動系を配置し、カール補正する
ための情報に応じてモータを駆動し、カムとカムフォロ
ワーとを介して、押圧ロール部材45による押圧量を調
整する。
正装置として一対のローラ部材を対向させて配置し、該
ローラ部材の間を用紙を通す手段を用いることの他に、
本発明においては、カール補正装置として図11に示す
ような機構を用いることができる。前記図11に示され
るカール補正装置40では、例えば、特開昭60−31
464号公報等に示されるようなカール補正手段を用い
ている。該カール補正装置40は、両側のプーリ42、
43に巻き掛けたベルト41に対して、押圧ロール部材
45を押圧する機構を設け、ベルトと押圧ロール部材と
の間に用紙を挟持する際に、ベルトに対して押圧ロール
部材により用紙を押圧しながら強制的に湾曲させ、用紙
のカールを修正する作用を付与するようにしている。ま
た、前記ベルト41に対して押圧ロール部材45を押圧
する力を制御するために、前記押圧ロール部材45をリ
ンク部材46により支持し、該リンク部材46の端部に
配置したカムフォロワー47に対して、カム48を配置
する。前記カム48に対しては、図12に示されるよう
に、モータ49による駆動系を配置し、カール補正する
ための情報に応じてモータを駆動し、カムとカムフォロ
ワーとを介して、押圧ロール部材45による押圧量を調
整する。
【0025】また、用紙に生じるカールは、例えば、厚
い紙と薄い紙の場合では、同じ大きさのカールであって
も、カールの強さが異なるという特徴がある。そして、
薄い紙の場合には、比較的カールが大きくても、紙の腰
が弱いために、積み重ねた場合には、そのカールの影響
は大きく出現しないものである。これに対して、厚い紙
の場合には、小さなカールでもその影響は大きく出現す
るという問題がある。そこで、前記カール補正装置40
によるカール補正位置の上流部に、図12に示されるよ
うな用紙の厚さ等を検知するセンサ50を配置し、該用
紙厚さ検知センサ50からの用紙の厚さの情報と、カー
ル検出装置からの情報とに応じて、カール補正装置によ
るカール補正作用を調整できるようにすることができ
る。
い紙と薄い紙の場合では、同じ大きさのカールであって
も、カールの強さが異なるという特徴がある。そして、
薄い紙の場合には、比較的カールが大きくても、紙の腰
が弱いために、積み重ねた場合には、そのカールの影響
は大きく出現しないものである。これに対して、厚い紙
の場合には、小さなカールでもその影響は大きく出現す
るという問題がある。そこで、前記カール補正装置40
によるカール補正位置の上流部に、図12に示されるよ
うな用紙の厚さ等を検知するセンサ50を配置し、該用
紙厚さ検知センサ50からの用紙の厚さの情報と、カー
ル検出装置からの情報とに応じて、カール補正装置によ
るカール補正作用を調整できるようにすることができ
る。
【0026】そして、前記図12に示されるようにし
て、用紙に対するカールの補正作用を行う際に、例え
ば、トレーシングペーパー等のような薄い紙と、通常の
複写に用いる用紙の場合、および、普通紙と呼ばれるも
のよりも若干厚い用紙に対しては、押圧ロール部材45
をベルト4に対して押圧させる状態で、それらの用紙の
厚さ等の情報に対応させて、補正作用の強さを設定する
ことができる。これに対して、用紙が非常に厚いもので
ある場合、またはOHP用のフィルム等のように、非常
に腰が強い用紙の場合には、カール補正装置によるカー
ルの補正作用を良好に発揮させることが困難である。ま
た、厚紙の場合には、カールが生じにくいものであり、
特にカールを解消する必要がない。そこで、用紙厚さ検
知センサ50が厚紙を検知した情報を出力した場合に
は、図13に示されるように、カール補正装置40のベ
ルト41に対して押圧ロール部材45を押圧する作用を
解除し、用紙をそのまま通過させるような制御手段を用
いることができる。
て、用紙に対するカールの補正作用を行う際に、例え
ば、トレーシングペーパー等のような薄い紙と、通常の
複写に用いる用紙の場合、および、普通紙と呼ばれるも
のよりも若干厚い用紙に対しては、押圧ロール部材45
をベルト4に対して押圧させる状態で、それらの用紙の
厚さ等の情報に対応させて、補正作用の強さを設定する
ことができる。これに対して、用紙が非常に厚いもので
ある場合、またはOHP用のフィルム等のように、非常
に腰が強い用紙の場合には、カール補正装置によるカー
ルの補正作用を良好に発揮させることが困難である。ま
た、厚紙の場合には、カールが生じにくいものであり、
特にカールを解消する必要がない。そこで、用紙厚さ検
知センサ50が厚紙を検知した情報を出力した場合に
は、図13に示されるように、カール補正装置40のベ
ルト41に対して押圧ロール部材45を押圧する作用を
解除し、用紙をそのまま通過させるような制御手段を用
いることができる。
【0027】また、前記図12に示されるような機構で
は、用紙の厚さの情報を得るために、図14に示される
ように、給紙トレイから排出される用紙Pに対して、重
送検知センサ51を配置し、該センサ51からの厚さ検
知情報を用いて、カール補正装置40におけるニップ圧
を調整することもできる。なお、前記図14に示される
例では、給紙トレイから送り出される用紙に対して、セ
ンサ51を用いて重送の検知を行うとともに、重送でな
い状態での用紙の厚さの検知作用を行い得るように、制
御部52での信号処理手段を構成し、その用紙の厚さの
情報を用いて、カール補正装置でのカールの調整のため
のデータとすることができる。したがって、前記図14
に示される例では、センサ51からの情報と、図示を省
略したカール検出装置との情報を用いて、用紙に対する
カールの補正作用を行わせることができる。
は、用紙の厚さの情報を得るために、図14に示される
ように、給紙トレイから排出される用紙Pに対して、重
送検知センサ51を配置し、該センサ51からの厚さ検
知情報を用いて、カール補正装置40におけるニップ圧
を調整することもできる。なお、前記図14に示される
例では、給紙トレイから送り出される用紙に対して、セ
ンサ51を用いて重送の検知を行うとともに、重送でな
い状態での用紙の厚さの検知作用を行い得るように、制
御部52での信号処理手段を構成し、その用紙の厚さの
情報を用いて、カール補正装置でのカールの調整のため
のデータとすることができる。したがって、前記図14
に示される例では、センサ51からの情報と、図示を省
略したカール検出装置との情報を用いて、用紙に対する
カールの補正作用を行わせることができる。
【0028】
【カール方向検知装置の構成】前述した本発明の実施例
の他に、用紙に発生するカールの方向を検知して、その
カールの方向に対応させて、カール補正装置を作動させ
る機構を設けることもできる。前記カールの方向を検知
するための手段としては、例えば、図15に示されるよ
うな検知装置を用紙搬送路に対して配置することができ
る。前記図15に示される検知装置61では、用紙搬送
路に対して用紙長さ検知センサ62とカール検知センサ
63とを配置し、用紙搬送路を通過する任意のサイズの
用紙を検知できる位置に用紙長さ検知センサ62を配置
し、用紙の長さの検知を行うとともに、カール検知セン
サ63により用紙のカールの情報を得るようにしてい
る。前記カール検知センサ63は、フォトセンサとして
構成されるもので、発光部63aと受光部63bとを用
紙搬送路の両側に配置し、両部材の間の光路を、搬送路
の用紙搬送面よりも所定の高さだけ上の部分に設定し
て、カール紙が光路を遮断する情報により、カールの状
態を検知できるようにする。
の他に、用紙に発生するカールの方向を検知して、その
カールの方向に対応させて、カール補正装置を作動させ
る機構を設けることもできる。前記カールの方向を検知
するための手段としては、例えば、図15に示されるよ
うな検知装置を用紙搬送路に対して配置することができ
る。前記図15に示される検知装置61では、用紙搬送
路に対して用紙長さ検知センサ62とカール検知センサ
63とを配置し、用紙搬送路を通過する任意のサイズの
用紙を検知できる位置に用紙長さ検知センサ62を配置
し、用紙の長さの検知を行うとともに、カール検知セン
サ63により用紙のカールの情報を得るようにしてい
る。前記カール検知センサ63は、フォトセンサとして
構成されるもので、発光部63aと受光部63bとを用
紙搬送路の両側に配置し、両部材の間の光路を、搬送路
の用紙搬送面よりも所定の高さだけ上の部分に設定し
て、カール紙が光路を遮断する情報により、カールの状
態を検知できるようにする。
【0029】前記カール検知センサ63により得られる
用紙のカールの状態の情報は、図16のタイミングチャ
ートに示されるようなものが得られる。前記図16のタ
イミングチャートに示されるように、用紙長さ検知セン
サ62は用紙が通過する時間Tpだけ、その検知情報を
出力し続けるが、カール検知センサ63では、用紙のカ
ールの状態に応じて異なる検知信号が出力される。つま
り、縦方向カール紙Ptの場合には、用紙の巾方向の中
央部が低く、両側が高くなるような湾曲形状になってい
るために、その用紙が検知部を通過する間は、センサの
光路を遮断する状態になる。これに対して、横方向カー
ル紙Pyでは、図15に見られるように、用紙の搬送方
向の先端部と後端部が上向きに湾曲した状態にあるため
に、カール検知センサの光路を横切る情報は、先端部と
後端部の2回出力されることになる。したがって、前記
図15に示されたような検知機構を用紙搬送路に配置し
て、カール検知センサと用紙長さ検知センサとの2つの
センサからの情報を、制御装置に入力することにより、
用紙のカールの方向を容易に知ることができる。
用紙のカールの状態の情報は、図16のタイミングチャ
ートに示されるようなものが得られる。前記図16のタ
イミングチャートに示されるように、用紙長さ検知セン
サ62は用紙が通過する時間Tpだけ、その検知情報を
出力し続けるが、カール検知センサ63では、用紙のカ
ールの状態に応じて異なる検知信号が出力される。つま
り、縦方向カール紙Ptの場合には、用紙の巾方向の中
央部が低く、両側が高くなるような湾曲形状になってい
るために、その用紙が検知部を通過する間は、センサの
光路を遮断する状態になる。これに対して、横方向カー
ル紙Pyでは、図15に見られるように、用紙の搬送方
向の先端部と後端部が上向きに湾曲した状態にあるため
に、カール検知センサの光路を横切る情報は、先端部と
後端部の2回出力されることになる。したがって、前記
図15に示されたような検知機構を用紙搬送路に配置し
て、カール検知センサと用紙長さ検知センサとの2つの
センサからの情報を、制御装置に入力することにより、
用紙のカールの方向を容易に知ることができる。
【0030】前述したような用紙のカールの情報に応じ
て、用紙のカールを補正するために、例えば、図17に
示されるようなカール補正装置40aを構成することが
できる。前記図17に示されるカール補正装置40aで
は、前記図11に示されたカール補正装置と同様に、ベ
ルトと押圧ロール部材を組み合わせた装置として構成し
ている。前記カール補正装置40aにおいては、用紙搬
送路の巾方向に3つのベルト41a〜41cを配置し、
それ等のベルトを用紙の移動方向の上下流方向に配置し
た2つのプーリ42、43に巻き掛けて、駆動する方式
を用いている。また、前記3つのベルトに対して、それ
ぞれ独立した支軸に支持される押圧ロール部材45a〜
45cを配置し、それ等の押圧ロール部材に対して、形
状の異なるカム48a〜48cを配置し、それ等のカム
を1つの支軸に支持させて、連動させる状態で駆動でき
るようにしている。
て、用紙のカールを補正するために、例えば、図17に
示されるようなカール補正装置40aを構成することが
できる。前記図17に示されるカール補正装置40aで
は、前記図11に示されたカール補正装置と同様に、ベ
ルトと押圧ロール部材を組み合わせた装置として構成し
ている。前記カール補正装置40aにおいては、用紙搬
送路の巾方向に3つのベルト41a〜41cを配置し、
それ等のベルトを用紙の移動方向の上下流方向に配置し
た2つのプーリ42、43に巻き掛けて、駆動する方式
を用いている。また、前記3つのベルトに対して、それ
ぞれ独立した支軸に支持される押圧ロール部材45a〜
45cを配置し、それ等の押圧ロール部材に対して、形
状の異なるカム48a〜48cを配置し、それ等のカム
を1つの支軸に支持させて、連動させる状態で駆動でき
るようにしている。
【0031】前記図17に示されるカール補正装置にお
いて、押圧ロール部材に対して配置するカムの形状は、
例えば、図18に示されるように構成することができ
る。前記図18に示されカムでは、両端部のベルト41
a、41cに対応するカムは、符号48aで示すよう
に、上側の短い半径部の作用アームの長さR3を1とし
た場合に、長い半径部の作用アームの長さR4を1.5
の比率に形成している。また、中央部のカム48bで
は、図の上側の長い半径部の作用アームの長さR1を1
とした場合に、下側に配置する短い半径部の作用アーム
の長さR2を0.7に設定している。そして、前記2種
類のカム部材は、図18に示される位置関係と、作用ア
ームの長さの比率の関係を持った状態で、支軸に取り付
けられて回転され、押圧ロール部材に対する押圧作用を
行い、前記ベルトと押圧ロール部材との間を通る用紙に
対して、カール方向と反対の方向に急激に湾曲させる作
用を発揮させる。
いて、押圧ロール部材に対して配置するカムの形状は、
例えば、図18に示されるように構成することができ
る。前記図18に示されカムでは、両端部のベルト41
a、41cに対応するカムは、符号48aで示すよう
に、上側の短い半径部の作用アームの長さR3を1とし
た場合に、長い半径部の作用アームの長さR4を1.5
の比率に形成している。また、中央部のカム48bで
は、図の上側の長い半径部の作用アームの長さR1を1
とした場合に、下側に配置する短い半径部の作用アーム
の長さR2を0.7に設定している。そして、前記2種
類のカム部材は、図18に示される位置関係と、作用ア
ームの長さの比率の関係を持った状態で、支軸に取り付
けられて回転され、押圧ロール部材に対する押圧作用を
行い、前記ベルトと押圧ロール部材との間を通る用紙に
対して、カール方向と反対の方向に急激に湾曲させる作
用を発揮させる。
【0032】前述したようにカール補正装置40aを用
いて用紙のカールの補正を行う場合には、図19の図表
に示されるように、各ベルトに対する押圧状態が設定さ
れる。つまり、横方向のカールを持った用紙に対して
は、中央部と両側端部とのそれぞれのベルトに対して、
図18に示されるカムの上側の作用部分が押圧ロール部
材に対する押圧作用を行う状態にすることにより、3つ
のベルトの部分での用紙に対する押圧作用は、同一の値
で行われる。これに対して、縦方向のカール紙の場合に
は、図18に示されるカムの下側の部分がベルトに対し
て作用するので、用紙の中央部では弱い押圧力を設定
し、用紙の両側の部分では強い押圧力を設定することが
できるようにする。
いて用紙のカールの補正を行う場合には、図19の図表
に示されるように、各ベルトに対する押圧状態が設定さ
れる。つまり、横方向のカールを持った用紙に対して
は、中央部と両側端部とのそれぞれのベルトに対して、
図18に示されるカムの上側の作用部分が押圧ロール部
材に対する押圧作用を行う状態にすることにより、3つ
のベルトの部分での用紙に対する押圧作用は、同一の値
で行われる。これに対して、縦方向のカール紙の場合に
は、図18に示されるカムの下側の部分がベルトに対し
て作用するので、用紙の中央部では弱い押圧力を設定
し、用紙の両側の部分では強い押圧力を設定することが
できるようにする。
【0033】前記本発明のカール補正装置40aは、図
20に示されるように、検知装置61と組み合わせて画
像形成装置の用紙搬送路に配置することができる。前記
図20に示される装置では、図15に示されるような構
成を有する検知装置61を用いて、用紙のカールの方向
の情報を制御装置60に入力し、用紙のカールの方向に
応じて、前記図19の図表に示されたような制御の動作
を行うようにする。また、前記図20に示されるカール
補正装置40aでは、図17に示された装置と同様に、
用紙搬送路の巾方向に複数のベルト41と、それぞれの
ベルトに対して、用紙を押圧する押圧ロール部材45
と、それ等の押圧ロール部材に対して押圧作用を行うカ
ム48とを配置している。そして、前記カムの軸に対し
て、ステッピングモータ49を用いて駆動することによ
り、用紙のカールの方向に対応する押圧作用を付与し、
カールの補正の作用を発揮させることができる。
20に示されるように、検知装置61と組み合わせて画
像形成装置の用紙搬送路に配置することができる。前記
図20に示される装置では、図15に示されるような構
成を有する検知装置61を用いて、用紙のカールの方向
の情報を制御装置60に入力し、用紙のカールの方向に
応じて、前記図19の図表に示されたような制御の動作
を行うようにする。また、前記図20に示されるカール
補正装置40aでは、図17に示された装置と同様に、
用紙搬送路の巾方向に複数のベルト41と、それぞれの
ベルトに対して、用紙を押圧する押圧ロール部材45
と、それ等の押圧ロール部材に対して押圧作用を行うカ
ム48とを配置している。そして、前記カムの軸に対し
て、ステッピングモータ49を用いて駆動することによ
り、用紙のカールの方向に対応する押圧作用を付与し、
カールの補正の作用を発揮させることができる。
【0034】なお、前述したような各種のカール補正作
用を発揮する装置では、用紙の搬送方向の情報と、用紙
の厚さの情報とを用いて、カール補正作用を付与する機
構を構成することが可能である。また、用紙のカールの
方向の情報と、その他の情報とを組み合わせて、カール
補正装置に対するカール補正作用を付与する機構を構成
することも可能であり、カール補正装置に対して配置す
る制御装置には、任意の情報を入力して、カールの補正
作用を行わせることが可能である。
用を発揮する装置では、用紙の搬送方向の情報と、用紙
の厚さの情報とを用いて、カール補正作用を付与する機
構を構成することが可能である。また、用紙のカールの
方向の情報と、その他の情報とを組み合わせて、カール
補正装置に対するカール補正作用を付与する機構を構成
することも可能であり、カール補正装置に対して配置す
る制御装置には、任意の情報を入力して、カールの補正
作用を行わせることが可能である。
【0035】
【発明の効果】前述したように構成することにより、本
発明の用紙のカール補正装置においては、用紙の種類や
サイズ、用紙の送り方向、用紙の厚さ等に応じて、カー
ル補正装置における押圧力を調整することができ、用紙
に発生するカールを適正に補正することができる。ま
た、本発明のカール補正装置では、カールの大きさの情
報のみでなく、カールの強さを補正作用に対する基準値
として用いることができる。そして、用紙の種類等が変
化した場合でも、各用紙に発生するカールを適正に補正
できるものとなる。さらに、本発明のカール補正装置で
は、カールの方向を検知する手段と、カールの補正強さ
を用紙の巾方向に設定できる補正手段とを組み合わせ、
該補正手段を用いることにより、用紙に生じた任意の方
向のカールの補正を行うこともできる。
発明の用紙のカール補正装置においては、用紙の種類や
サイズ、用紙の送り方向、用紙の厚さ等に応じて、カー
ル補正装置における押圧力を調整することができ、用紙
に発生するカールを適正に補正することができる。ま
た、本発明のカール補正装置では、カールの大きさの情
報のみでなく、カールの強さを補正作用に対する基準値
として用いることができる。そして、用紙の種類等が変
化した場合でも、各用紙に発生するカールを適正に補正
できるものとなる。さらに、本発明のカール補正装置で
は、カールの方向を検知する手段と、カールの補正強さ
を用紙の巾方向に設定できる補正手段とを組み合わせ、
該補正手段を用いることにより、用紙に生じた任意の方
向のカールの補正を行うこともできる。
【図1】 本発明のカール補正装置の構成と、制御手段
とを示す説明図である。
とを示す説明図である。
【図2】 カール補正装置の構成を示す側面図である。
【図3】 用紙搬送路に配置する検知手段を示す説明図
である。
である。
【図4】 センサによる検知情報の関係を示す図表であ
る。
る。
【図5】 本発明の制御装置の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図6】 本発明の制御装置における用紙の搬送方向の
決定の作用を示すフローチャートである。
決定の作用を示すフローチャートである。
【図7】 用紙搬送路にロードセルを配置した場合の側
面図である。
面図である。
【図8】 ロードセルにより下向きカールを検知する状
態の説明図である。
態の説明図である。
【図9】 用紙に発生するカールの半径を検知する手段
の説明図である。
の説明図である。
【図10】 本発明のカール補正装置を適用可能な自動
両面複写機の構成を示す説明図である。
両面複写機の構成を示す説明図である。
【図11】 本発明に用いるカール補正装置の別の実施
例の側面図である。
例の側面図である。
【図12】 普通紙に対するカール補正状態の側面図で
ある。
ある。
【図13】 厚い紙に対するカール補正状態の側面図で
ある。
ある。
【図14】 重送検知センサを用紙の厚さ検知に用いる
例の説明図である。
例の説明図である。
【図15】 用紙のカール方向検知装置の説明図であ
る。
る。
【図16】 図15の装置により得られる信号を示すタ
イミングチヤートである。
イミングチヤートである。
【図17】 本発明の他のカール補正装置の構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図18】 図17のカール補正装置に用いられるカム
の形状の説明図である。
の形状の説明図である。
【図19】 図17の装置でのカール補正作用の状態を
示す図表である。
示す図表である。
【図20】 図15の検知装置と、図17のカール補正
装置とを組み合わせて構成する装置の説明図である。
装置とを組み合わせて構成する装置の説明図である。
1 自動両面複写機、 5 画像転写部、 13
中間トレイ、20 カール補正装置、 21 軟
質ローラ、 22 硬質ローラ、30 カール検出
装置、 31 CPU、 32 駆動制御装置、3
3 用紙送り方向検出装置、 35 カール検出装
置、40 カール補正装置、 41 ベルト、 4
5 押圧ロール部材、48 カム、 50 用紙
厚さ検知センサ、 51 重送検知センサ、60
制御装置、 61 検知装置、 62・63 セン
サ。
中間トレイ、20 カール補正装置、 21 軟
質ローラ、 22 硬質ローラ、30 カール検出
装置、 31 CPU、 32 駆動制御装置、3
3 用紙送り方向検出装置、 35 カール検出装
置、40 カール補正装置、 41 ベルト、 4
5 押圧ロール部材、48 カム、 50 用紙
厚さ検知センサ、 51 重送検知センサ、60
制御装置、 61 検知装置、 62・63 セン
サ。
Claims (1)
- 【請求項1】 カット紙にトナー画像を転写し、該トナ
ー画像を担持する用紙を定着装置を通して定着し、記録
紙を作成する装置において、 前記記録紙を搬送する用紙搬送路にカール検出装置とカ
ール補正装置とを配置し、該カール検出装置によりカー
ルの方向と強さ等を検知し、用紙のカールの強さの情報
に応じて、カール補正装置におけるカール修正作用の強
度を調整することを特徴とする用紙のカール補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4236416A JPH05221574A (ja) | 1991-08-14 | 1992-08-12 | 用紙のカール補正装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-228797 | 1991-08-14 | ||
JP22879791 | 1991-08-14 | ||
JP4236416A JPH05221574A (ja) | 1991-08-14 | 1992-08-12 | 用紙のカール補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05221574A true JPH05221574A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=26528462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4236416A Pending JPH05221574A (ja) | 1991-08-14 | 1992-08-12 | 用紙のカール補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05221574A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998017566A1 (de) * | 1996-10-22 | 1998-04-30 | Oce Printing Systems Gmbh | Entwölbungseinheit für trägermaterial |
-
1992
- 1992-08-12 JP JP4236416A patent/JPH05221574A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998017566A1 (de) * | 1996-10-22 | 1998-04-30 | Oce Printing Systems Gmbh | Entwölbungseinheit für trägermaterial |
US6199859B1 (en) | 1996-10-22 | 2001-03-13 | Oce Printing Systems Gmbh | Device for de-cambering a supporting material |
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