JPH05221032A - 多色記録装置 - Google Patents

多色記録装置

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JPH05221032A
JPH05221032A JP4029468A JP2946892A JPH05221032A JP H05221032 A JPH05221032 A JP H05221032A JP 4029468 A JP4029468 A JP 4029468A JP 2946892 A JP2946892 A JP 2946892A JP H05221032 A JPH05221032 A JP H05221032A
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timing
recording
recording paper
print
signal
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Withdrawn
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JP4029468A
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English (en)
Inventor
Masaharu Nishikawa
正治 西川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05221032A publication Critical patent/JPH05221032A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は安価な構成で高品位な多色プリントが
得られるようにする。 【構成】所定搬送経路に沿って記録用のシート13を搬送
する搬送手段5,6,7 を設けると共に各色別画像の記録信
号を受けて各色の画像を1色ずつ重ね合わせてシートに
記録する画像形成部 4を搬送経路に臨んで配し読取手段
3を設けてシートの幅方向の有効画面外領域に所定間隔
で書込んだマークを画像形成部に送られるシートから読
取って読取信号を得、該読取信号からシートの伸縮量を
知り伸縮量に対応して各色の画像プリント位置を調整す
る記録装置に於て、高い周波数のクロック信号を発生す
る手段 8、クロック信号を元に記録タイミング信号を発
生させ画像形成部のシートへの記録実行タイミングを制
御する手段 9、読取信号とクロック信号とよりシートの
伸縮量情報を得これに対応する補正量を演算する手段1
0、該補正量対応の補正をして搬送手段の搬送速度を制
御する手段11を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば画像信号を記録紙
(記録シート)に記録する記録装置にかかわり、特に多
色記録時の位置制御の改善を図った多色記録装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】所定の搬送経路に沿って記録紙を往復搬
送または循環搬送し、記録紙搬送路に臨ませて設けた画
像形成部によって、1色ずつ異なった色の画像を同一紙
面上に重ね合わせてプリントして多色のプリント画像を
記録するようにしたプリンタはカラー静電プロッタ、熱
転写プリンタ等の多色印字装置(多色記録装置)におい
て実用化されている。
【0003】このような多色印字装置において、重ねら
れる各色の画像の位置にずれを生じないようにすること
が極めて重要であるが、A0版,A1版などのようにプ
リント寸法が大きくなると記録紙には搬送時にかなりの
張力等が与えられるだけに、記録紙の伸び縮み量が無視
し得ない程大きくなる。
【0004】そして、長尺の記録紙を使用して大版のカ
ラープリントを行う場合、特に画像信号を静電潜像とし
て記録紙に記録し、これに液体トナーを作用させて現像
する湿式の装置では、記録紙には張力を与えられ搬送さ
れながら、各色の像を液体トナーで現像してプリントす
るだけに、紙が濡らされたり、乾かされたりして伸縮量
が一層大きなものとなる。
【0005】このように、大版の多色プリントを行う記
録装置においては、程度の差こそあれ、色ずれを起こし
易いことから、このような色ずれを防止するための特殊
な制御技術が必要となる。
【0006】従来におけるこのような色ずれを防止する
ための技術としては、記録紙の幅方向の有効画面外領域
に、色合わせのためのタイミングマークを書込み、この
タイミングマーク位置を読取ってプリントタイミングを
補正する方法があり、これらは特公平2−62863
号、特公平1−52753号、特開昭62−59975
号等において公知となっている。図6〜図8は特公平2
−62863号から引用したものであり、公知の装置を
説明する図である。
【0007】すなわち、図6において、51は静電記録
紙であり、記録紙往復動搬送ローラ52a,52bによ
って搬送される。記録紙往復動搬送ローラ52aは駆動
モータ53によって駆動され、また駆動モータ53には
パルス発生器54が取付けられていて、記録紙51を所
定量送る毎にパルスを発生させることができる。56は
多針電極静電記録ヘッドで、この多針電極静電記録ヘッ
ド56で記録紙51上に静電潜像を形成する。57a〜
57cはそれぞれ現像ヘッドであり、赤色用、青色用、
黄色用となっている。現像ヘッド57a〜57cにはそ
れぞれの色のトナーが供給され、書込んだ静電潜像にト
ナーを作用させて現像する。多針電極静電記録ヘッド5
6では一回に一色分の画像の静電潜像を形成することか
ら、現像ヘッドはその形成した静電潜像対応の色用のも
ののひとつを使って現像する。ここで色ずれを制御する
ために、記録紙51には図7に示すように、記録紙51
の有効画面外領域にタイミングマーク65が書込まれ
る。
【0008】このタイミングマーク65の書込みは、第
1色目の画像プリントと同時であっても良く、またそれ
に先立って書込んで現像しておいても良く、また予め記
録紙51に印刷しておいても良いが、いずれにせよこの
タイミングマーク65の1ピッチは所定ライン数のプリ
ントラインが書込まれるような間隔であり、予め設定し
た寸法ピッチ、例えば64本の副走査ライン数に対応す
るピッチでマークは書込まれるものとする。
【0009】後続の色の画像を先行の色のプリントの上
に重ね合わせて形成するために、時系列的に次の色の現
像ヘッドが選ばれてその現像ヘッドは動作状態にされ
る。そして、定位置に配置されたマーク読取器55が記
録紙51上のタイミングマーク65を読取り、このマー
ク読取器55からのタイミングマーク読取検出信号によ
って多針電極静電記録ヘッド56に送り込む画像記録用
の信号のタイミングを制御する。
【0010】また、タイミングマーク65の間隔を測定
して、その間隔の中に所定本数のプリントラインが過不
足なく納まるようにプリントラインの平均的な周期を算
出してタイミング信号を作り出し、この書込みタイミン
グパルスに従ってプリントを進める。
【0011】図8は図6の装置の全体の動作及びプリン
トタイミングの制御を行う制御系の説明図である。先ず
タイミングマーク65を多針電極静電記録ヘッド56に
より記録紙面に書込む場合には、タイミングマーク65
の間隔をパルス発生器54のパルス数として記憶させた
カウンタ64と、プリント中のパルス数を計測するカウ
ンタ64´を用い、両カウンタの値が一致する毎に制御
装置59´からタイミングマークの画信号を送り出して
タイミングマーク65をプリントする。
【0012】次に記録紙面のタイミングマーク65をマ
ーク読取器55で読取って画像のプリントタイミングを
制御する場合にはマーク読取器55でマークを検出し、
次のマークを検出するまでの間にパルス発生器54が発
生するパルスをカウンタ62にてカウントする。
【0013】そして、演算器63により、カウンタ62
がカウントした値をタイミングマーク間に書込むべきラ
イン数で割った値を演算する。この値はカウンタ61´
に送られ、同時にカウンタ61´はパルス発生器54の
パルスを計測して上記演算値と一致する毎にライン毎の
プリントをスタートさせるためのタイミング信号を制御
装置59´へ送り込む。制御装置59´はこのタイミン
グ信号に同期して1ライン分の画像の記録信号を多針電
極静電ヘッド56に与え、記録紙51の紙面に静電潜像
を記録し、現像ヘッドでそれを現像する。
【0014】すなわち、タイミングマーク間寸法の変化
に比例させてプリント位置を決めるタイミングを算出し
て、タイミングマークの1ピッチ間に過不足なく平均化
されたピッチで所要のライン数分の画像プリントが行わ
れるように書込みのタイミングが制御される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記の記録装
置の場合、制御の基本となるクロック信号に相当するも
のを記録紙搬送用の駆動モータ53に接続したパルス発
生器54から得るようにしているために、高精度の制御
を行うためにはパルス発生器54として高精度のものを
使用する必要があり、従って、装置が高価なものとな
る。また、通常、駆動モータ53は減速ギヤを介して送
りローラを駆動するが、その場合にはギヤのバックラッ
シュや偏芯等によって、記録紙の送りとパルス発生器の
パルスとの間にずれが生じてしまい、高精度の制御を行
うことができにくいと云う問題もある。
【0016】更には記録紙搬送用の駆動モータ53に接
続したパルス発生器54で発生させることが出来るパル
スの周期はあまり短くすることができず、高精度の演
算、制御のために必要な高い周波数のクロックを得るこ
とができない。これらのことから、色ずれ制御には精度
上、限度があり、大版の多色プリントを行うにあたって
は品位の高い記録ができないと云う問題があった。
【0017】そこで、本発明の目的とするところは、大
版の多色プリントを高品位で行うことができ、しかも、
システム価格も安価とすることができるような多色記録
装置を実現することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決し、
本発明の目的を達成するために次のように構成する。す
なわち、所定の搬送経路に沿って記録シートを搬送する
搬送手段を設けると共に、各色別画像の記録信号を受け
て各色の画像を1色ずつ重ね合わせて記録シートにプリ
ントする画像形成部を上記搬送経路に臨んで配し、ま
た、読取手段を設けて、記録シートの幅方向の有効画面
外領域に所定間隔で書込んだタイミングマークを、上記
画像形成部に送られる記録シートのシート面から読み取
って読取信号を得るようにし、上記読取信号から記録シ
ート面の伸縮量を知り、伸縮量に対応して各色の画像プ
リント位置を調整するようにした多色記録装置におい
て、基準となる高い周波数のクロック信号を発生するク
ロック信号発生手段と、このクロック信号をもとにプリ
ントタイミング信号を発生させ、上記画像形成部の記録
シートへのプリント実行タイミングを制御するプリント
タイミング制御手段と、タイミングマークの上記読取信
号と上記クロック信号とにより、記録シートの伸縮量情
報を得、この情報に対応する補正量を演算する演算手段
と、上記補正量に対応して補正をしつつ、上記搬送手段
の記録シート搬送速度を制御する速度制御手段とを具備
して構成する。
【0019】
【作用】このような構成において、記録シートを所定の
搬送経路に沿って搬送し、搬送経路に臨んで配された画
像形成部にて、各色別画像の記録信号により各色の画像
を1色ずつ重ね合わせて記録シートにプリントする。そ
して、プリントに際し、読取手段により記録シートの幅
方向の有効画面外領域に所定間隔で書込んだタイミング
マークを読み取り、読取信号から記録シート面の伸縮量
を知り、伸縮量に対応して各色の画像プリント位置を調
整して各色の画像プリント位置を位置ずれ(すなわち、
色ずれ)のないように制御する。
【0020】この位置ずれ防止制御にあたり、本装置で
はクロック信号発生手段により基準となる高い周波数の
クロック信号を発生し、プリントタイミング信号回路に
よりこのクロック信号をもとに(例えば、所定数カウン
トする毎に)プリントタイミング信号を発生させ、プリ
ント実行のタイミングをとって、画像形成部でのプリン
トタイミングを高精度に得るようにし、また、演算手段
ではタイミングマークの上記読取信号と上記クロック信
号とから、記録シートの伸縮量情報を得、この情報に対
応する補正量を求めて速度制御手段に与え、速度制御手
段では上記補正量に対応して補正をしつつ、上記搬送手
段の記録シート搬送速度を制御する。
【0021】このように、画像形成部に送られる記録シ
ートのタイミングマークを読み取って、記録シートの伸
縮量を知り、この伸縮量に応じて記録シートの搬送速度
を制御し、画像形成部で形成される記録シート上の画像
が分布状態になるようにして、各色の画像のプリント位
置にずれが生じないようにしたことから、記録シートが
伸縮しても高品位の多色プリントが得られるようにな
る。
【0022】また、制御の基本となるクロック信号はメ
カニカルなものではなく、純電気的に、例えば水晶発振
器のような発振回路から得るようにし、高い周波数のク
ロック信号として得るようにしたので、高精度で十分に
高い周波数の信号を安価に得ることができるようにな
り、制御の分解能を十分に高めることができるようにな
る。
【0023】また、この構成によれば、画像形成部の画
像形成速度は一定であって、その動作タイミングは上記
クロック信号を元にしていることから高精度であり、一
方、プリントの色ずれ制御は記録シートの伸び縮みに応
じた記録シートの送り速度調整で行うことから、簡易な
制御で確実な色ずれ防止を行うことができる。
【0024】また、この構成によればプリント画像の記
録信号側で位置ずれ制御をしようとした場合、複雑なタ
イミング調整が必要となるのを、記録シートの搬送速度
制御で色ずれ防止することで制御を簡略化できる。従っ
て、大版の多色プリントを高品位で行うことができ、し
かも、システム価格も安価とすることができるようにな
る。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。本発明は従来使用していたメカニカルな
パルス発生器のような不安定で誤差を生じやすいクロッ
ク信号源を用いることなく、高精度、高分解能の色ずれ
防止制御を可能とするもので、以下その実施例の詳細を
説明する。
【0026】(第1実施例)図1は本発明の第1実施例
図で、全体構成を示すブロック図である。図1におい
て、1は記録紙ロール、2はガイドローラ、3はタイミ
ングマーク・センサ、4は画像形成部、5は記録紙送り
ローラ、6は圧接ローラ、7は記録紙送りモータ、8は
クロックパルス発生回路、9はプリント・タイミング回
路、10はタイミングマーク検知演算回路、11はスピ
ード・コントロール信号回路、12はスピード・コント
ロール・ドライブ回路、13は送り出された記録紙(記
録シート)を示している。圧接ローラ6は記録紙送りロ
ーラ5と対を成すもので、圧接ローラ6は記録紙送りロ
ーラ5と周面を接して配される。
【0027】記録紙13は記録紙ロール1から引き出さ
れ、ガイドローラ2を介して記録紙送りローラ5と圧接
ローラ6間へと掛け渡される。記録紙送りローラ5はモ
ータ7に連結され、また記録紙ロール1の軸部にも図示
しないがモータが連結され、両モータの作用によってプ
リント時には記録紙を図の右手方向に送り、各色のプリ
ント終了毎にスタート位置へ巻き戻す。
【0028】搬送方式はこのような往復動方式の搬送系
の他に、エンドレス(無終端)ベルト状の搬送手段に記
録紙を保持させて、循環搬送することにより、各色の画
像を重ね合わせる構成であっても良い。ガイドローラ2
と記録紙送りローラ5との間には、記録紙搬送路に臨ま
せ、タイミングマーク・センサ3及び画像形成部4を配
置する。
【0029】画像形成部4は記録したい画像の記録信号
を与えると記録紙にこの画像を記録するものである。こ
の画像形成部4としては静電記録方式、電子写真方式、
熱転写記録方式、インクジェット記録方式など種々の動
作原理のものが適用可能である。
【0030】画像形成部4として静電記録方式が適用さ
れる場合には記録紙として静電記録紙が用いられ、静電
潜像を形成するプリント・ヘッドとしてマルチスタイラ
ス静電記録ヘッドやイオンフロー・プリント・ヘッドが
配置されて、その下流側に静電潜像を現像するための現
像ヘッドが配置される。
【0031】画像形成部4として電子写真方式が適用さ
れる場合は、記録紙は酸化亜鉛コート紙のような電子写
真感光紙が用いられ、プリント・ヘッドとしては発光ダ
イオードアレーや液晶シャッタ・アレイ、レーザ・スキ
ャナ等が用いられる。
【0032】また、画像形成部4として熱転写記録方式
が適用される場合には、ラインサーマル・プリント・ヘ
ッドとインクシートが用いられ、インクジェット記録方
式が適用される場合にはインクジェットノズル及び主走
査方向への走査メカニズムが配置される。
【0033】タイミングマーク・センサ3は光源、投影
レンズ、リニアセンサ・アレイ等を用いて構成され、記
録紙送り方向のタイミングマークのエッジを読取ってマ
ークを検出し、タイミングマーク検知信号を出力する。
【0034】クロックパルス発生回路8はシステムの動
作に必要な高い周波数の基準クロック信号であるクロッ
クパルスを高精度で発生するものであり、タイミングマ
ーク検知演算回路10はタイミングマーク・センサ3か
らのタイミングマーク検知信号を受けると、次のタイミ
ングマーク検知信号を受けるまでの間に発生するクロッ
クパルス発生回路8の出力クロックパルスをカウントし
てそのカウント値M´に対する予め設定した値Mの比を
算出するものである。
【0035】また、スピード・コントロール信号回路1
1はこのタイミングマーク検知演算回路10の演算結果
に応じて記録紙の送り速度を、上記M´/M倍に変更す
るための制御信号を発生する回路であり、スピード・コ
ントロール・ドライブ回路12はこの制御信号に対応し
た回転速度となるように制御しつつ、紙送りモータ7を
駆動する。
【0036】制御系はクロックパルス発生回路8の発生
するクロックパルスを中心に動作する。クロックパルス
は通常、水晶発振器を用いた発振回路で発生させるのが
好適であり、この場合、高精度でしかも高精度制御に必
要な高い周波数のクロックパルスを容易に得ることがで
きる。従って、この実施例においてもクロックパルス発
生回路8は水晶発振器を用いた発振回路を使用するもの
とする。
【0037】このクロックパルス発生回路8の発生する
クロックパルスを予め設定した数分、カウントする毎に
プリントタイミングを示すパルスを生成するのが上述し
たプリントタイミング回路9である。このプリントタイ
ミング回路9の生成するタイミングパルスは上述の画像
形成部4におけるプリント・ヘッドのドライバ回路に送
り込まれ、各主走査ラインの書込みタイミングを指定す
ることになるが、この周期は上記のようにクロックパル
スのカウントによって決定されるので高い周波数のクロ
ックパルスを使用したことにより、極めて高い精度の繰
り返し周期を持つことになる。
【0038】色ずれ防止のためのタイミングマーク14
は、記録紙13に予め印刷されたものであっても良い
が、画像形成部4における画像プリントに用いるプリン
ト・ヘッドで、記録紙13の有効画面外領域に書込むよ
うにすれば良い。第1色目の画像のプリントと同時また
は、それに先立ってタイミングマークのプリントを行
う。
【0039】このような構成において、クロックパルス
発生回路8は高精度で高い周波数のクロックパルスを発
生し、プリントタイミング回路9とタイミングマーク検
知演算回路10に与える。
【0040】プリントタイミング回路9ではクロックパ
ルス発生回路8からクロックパルスをカウントして設定
値毎にプリントパルスを作り出すが、更に予め設定して
あるタイミングマークの間隔を示すライン数N毎にタイ
ミングマーク用の画像信号を読出して画像形成部4内の
図示しないプリント・ヘッドへ送り込む。
【0041】それと同時にスピード・コントロール信号
回路11は予め設定してある標準の速度を示す制御信号
を発生してスピード・コントロール・ドライブ回路12
へ送り込み、これによってスピード・コントロール・ド
ライブ回路12は上記標準速度で記録紙送りモータ7を
駆動させるような駆動出力を発生して記録紙送りモータ
7を駆動させる。
【0042】従って、記録紙13は上記標準速度で搬送
され、記録紙13上には一定の周期でタイミングマーク
が書込まれる。この時、タイミングマークの記録に使用
される色の画像信号について、同時に記録信号をプリン
ト・ヘッドに与えると、その画像をプリントすることが
できる。タイミングマークが書込まれると記録紙13は
記録紙ロール1に巻き戻される。
【0043】図2はタイミングマーク14が書込まれた
記録紙13の紙面を示しており、14は書込まれたタイ
ミングマークである。このタイミングマーク14は通
常、マーク間ピッチは数ミリから十数ミリメートル程度
に設定される。
【0044】タイミングマーク14が書込まれた後の記
録紙13に対するプリントはタイミングマーク14を検
知したタイミングマークセンサ3からのタイミングマー
ク検知信号を用いて制御される。
【0045】すなわち、第2色目の画像に対する記録に
入るため、制御系はスピード・コントロール信号回路1
1に対して標準の制御信号を発生してスピード・コント
ロール・ドライブ回路12に与え、これによってスピー
ド・コントロール・ドライブ回路12は上記標準速度で
記録紙送りモータ7を順方向に駆動させる。これによ
り、記録紙13は再び順方向に送られる。そして、記録
紙面のタイミングマーク14がタイミングマーク・セン
サ3位置を通過することになる。
【0046】タイミングマーク・センサ3では一つのタ
イミングマーク14のエッジがタイミングマーク・セン
サ3位置を通過する毎にその瞬間、タイミングマーク検
知信号を出力する。このタイミングマーク検知信号はタ
イミングマーク検知演算回路10に取込まれる。
【0047】タイミングマーク検知演算回路10では、
搬送再開後、最初のタイミングマーク検知信号を受ける
と、クロックパルス発生回路8からのクロックパルスの
カウントを開始する。そして、タイミングマーク検知信
号を受ける毎にそのカウント値M´について所定の演算
を行い、その結果をスピード・コントロール信号回路1
1に出力すると同時に、カウント値をクリアし、最初か
らカウントをやり直す。
【0048】このようにして、タイミングマーク検知演
算回路10ではタイミングマーク検知信号を受ける毎に
そのカウント値M´について所定の演算を行い、かつ、
カウントを最初からやり直す。
【0049】タイミングマーク検知演算回路10におけ
る所定の演算は、カウント値をM´とすると、この値を
予め設定した値Mと比較する演算である。その結果、も
しM´/Mが1より大きければ、記録紙13に伸びが生
じて、タイミングマーク間の距離が設定値のM´/M倍
になったことを示し、M´/Mが1より小さければタイ
ミングマーク間距離が短くなったことを示す。
【0050】演算結果はスピードコントロール信号回路
11へ送り込まれ、スピードコントロール信号回路11
はこの演算結果に応じて記録紙の送り速度を、上記M´
/M倍に変更するための制御信号を作り出す。そして、
この制御信号はスピード・コントロール・ドライブ回路
12へ送り込まれ、スピード・コントロール・ドライブ
回路12はこの制御信号に対応した回転速度となるよう
に制御しつつ、記録紙送りモータ7を駆動する。
【0051】記録紙送りモータ7はサーボモータやパル
スモータ等の高精度でスピード・コントロール可能なモ
ータを用いるものとして、モータ7の速度制御はモータ
のタイプに合わせて、電圧制御やドライブパルス周期制
御によって行われる。
【0052】現在記録中の色の画像のプリントが終わる
と再び、記録紙13は記録紙ロール1側のスタート位置
に巻き戻され、次の色の画像の記録に入る。この場合の
制御は上記同様である。このようにして、記録紙面のタ
イミングマーク14のピッチに従ったスピードで記録紙
13を搬送しつつ、プリントを進めることができるよう
になる。次に図3を参照して各制御パルスの作成手順に
ついて説明する。
【0053】図3において、(I) はクロックパルス発生
回路8の発生するクロックパルス、(II)はプリント・タ
イミング回路9の出力するプリントパルス、(III) はタ
イミングマーク・センサ3の出力するタイミングマーク
検知パルス、(IV)は記録紙送り制御パルスを示してい
る。
【0054】クロックパルス発生回路8から出力される
クロックパルス (I)は水晶発振器によって作り出される
規則正しい周期のパルスであって、(II)以下の他のパル
ス周期に比べて十分に高いパルス周波数となっている。
【0055】プリント・タイミング回路9の出力するプ
リントパルス(II)は上記クロックパルスをカウントして
作り出し、各主走査ラインの書込みのタイミングを決め
るものである。更にマルチスタイラス静電記録ヘッドの
ように1本の主走査ラインが、マトリクス駆動によって
幾つかの領域に分割されて時系列的に順次プリントされ
る場合には、各エリアのプリントのタイミング信号が必
要となる。
【0056】(II)のプリントパルスにおいて、図中に符
号pで示したパルスは上記の各エリアのプリントタイミ
ングを示すものとし、図示例ではクロックパルス5パル
ス分をカウントする毎にパルスpを生成させている。
【0057】パルスpを5回発生させると1本の主走査
ラインのプリントが終了するものとして、その区切りの
パルスを符号Pで示した。従って、1主走査ラインの周
期はクロックパルス数でカウントしてカウント値“2
5”であるとする。
【0058】タイミングマーク14は通常数ミリメート
ルか、それよりやゝ長いピッチで配列するのが実用的で
あるが、図3では説明のための例として主走査ライン2
本毎、すなわち、クロックパルス“50”パルス分毎に
タイミングマーク14を書込むケースを示した。
【0059】タイミングマーク14を書込んだ時には、
クロックパルス数Mとして“50”毎にタイミングマー
ク14の書込みを行ったが、その後、記録紙13に伸び
を生じ、次の色の書き込み時に時刻TM1 でクロックの
カウントを開始し、時刻TM2 までカウントした時のク
ロック数M´が“55”であったとする。この場合、記
録紙13の伸びによって生じた寸法比M´/Mは1.1
となる。
【0060】記録紙13の送りは、スタート時にはM´
/M=1と仮定して始動させる。そして、はじめのタイ
ミングマーク間の寸法比M´/Mが算出されると、これ
に従って、スピード・コントロール信号回路11を制御
し、スピード・コントロール制御回路12を制御して、
モータ7の速度制御を行う。図3の(IV)はパルスモータ
の制御パルスCPを示すものとする。
【0061】本装置においては、始動時およびスタート
位置より記録紙13を搬送開始する毎にM´/M=1と
仮定して制御し、各CPパルスの周期は設定演算値であ
る25パルス毎にCPパルスを発生させるものとする。
【0062】タイミングマークが検出されれば、次にマ
ーク間の寸法比M´/Mが演算されて、記録紙13の伸
びに比例した速度でパルスモータを駆動させるようにパ
ルスCPを変更する。
【0063】すなわち、タイミングマーク検知演算回路
10の演算結果がM´/M=1.1であるとすれば、ス
ピード・コントロール信号回路11は標準時25クロッ
クパルス毎にスピード・コントロール・ドライブ回路1
2に生成させていた制御パルス(IV)を25/1.1に近
い“23”または“22”クロックパルス毎に発生させ
るように変更する。CP4 以降のパルスはこの結果、変
更された制御パルスを示している。
【0064】このような送り速度の変更を行った結果、
次のタイミングマーク間測定における検知タイミングT
M2 〜TM3 間ではこの変更結果が一部反映されてタイ
ミングマーク検知演算回路10のカウント数M´は“5
0”に近い値となる。
【0065】通常、記録紙13の寸法変化はなだらかな
もので、一つ一つのタイミングマーク間では急激に変化
するようなことはない。従って、次々に測定されるタイ
ミングマーク間の距離に対応させた制御パルス(IV)をス
ピード・コントロール・ドライブ回路12より発生させ
るようにスピード・コントロール信号回路11にて制御
することによって、精度高く記録紙13の送りを制御し
て色ずれを防ぐことができるようになる。また、タイミ
ングマーク検知位置と画像形成部4におけるプリント・
ヘッド位置が離れている影響は無視できない。
【0066】制御の対象となる寸法変化量は、通常0.
5%以下のものであって、このような微少寸法変化に追
従させて制御を行うには、少なくとも各ライン間に対応
させるクロックパルス数は数百パルス以上となることが
望ましい。
【0067】上述の場合、タイミングマークセンサ3と
画像形成部4におけるプリント・ヘッド位置が一致して
いないこと等の要素は無視して説明したが、実用的な装
置の場合、タイミングマークセンサ3をプリント・ヘッ
ドの上流側に配置し、プリントを行う前から寸法変化を
検出しておいて、プリントの始動時から修正された記録
紙送り速度でプリントを行うようにする必要がある。
【0068】また記録紙13の寸法変化は局部的に生ず
るものではないから、複数のタイミングマーク間距離を
測定し、平均化した値で記録紙送り速度を決定した方が
安定した制御が行えるようになる。
【0069】以上の第1実施例は位置ずれ防止制御を行
うにあたり、水晶発振回路等のような電気的発振回路で
あるクロック信号発生回路により基準となる高い周波数
のクロック信号を発生し、プリントタイミング信号回路
によりこのクロック信号をもとに(例えば、所定数カウ
ントする毎に)プリントタイミング信号を発生させ、プ
リント実行のタイミングをとって、画像形成部でのプリ
ントタイミングを高精度に得るようにし、また、タイミ
ングマーク検知演算回路ではタイミングマークの上記読
取信号と上記クロック信号とから、記録紙の伸縮量情報
を得、この情報に対応する補正量を求めて速度制御手段
であるスピードコントロール信号回路に与え、スピード
コントロール信号回路では上記補正量に対応して制御信
号の補正をしつつ、この制御信号により搬送手段である
記録紙送りモータのドライブ回路のモータ駆動パルスを
制御して画像形成部に送り込まれる記録紙の搬送速度を
制御するようにしたものである。
【0070】このように、画像形成部に送られる記録紙
のタイミングマークを読み取って、記録シートの伸縮量
を知り、この伸縮量に応じて記録シートの搬送速度を制
御し、画像形成部で形成される記録シート上の画像が分
布状態になるようにして、各色の画像のプリント位置に
ずれが生じないようにしたことから、記録紙が伸縮して
も高品位の多色プリントが得られるようになる。
【0071】また、制御の基本となるクロック信号はメ
カニカルなものではなく、純電気的に、例えば水晶発振
器のような発振回路から得るようにし、高い周波数のク
ロック信号として得るようにしたので、高精度で十分に
高い周波数の信号を安価に得ることができるようにな
り、制御の分解能を十分に高めることができるようにな
る。
【0072】また、この構成によれば、画像形成部の画
像形成速度は一定であって、その動作タイミングは上記
クロック信号を元にしていることから高精度であり、一
方、プリントの色ずれ制御は記録シートの伸び縮みに応
じた記録シートの送り速度調整で行うことから、簡易な
制御で確実な色ずれ防止を行うことができる。
【0073】また、この構成によればプリント画像の記
録信号側で位置ずれ制御をしようとした場合、複雑なタ
イミング調整が必要となるのを、記録シートの搬送速度
制御で色ずれ防止することで制御を簡略化できる。従っ
て、大版の多色プリントを高品位で行うことができ、し
かも、システム価格も安価とすることができるようにな
る。
【0074】以上は、記録紙13の送り速度を記録紙1
3の寸法変化に比例させる制御例を示したが、この比例
制御のみで位置合わせを行う場合には累積の位置ずれが
限界内に収まるようにするためにタイミングマーク間測
定精度と紙送り速度の制御分解能を十分に高くしておく
必要がある。しかも、プリント領域の全長が長くなるの
に比例して上記測定や制御の分解能を高めることが必要
となる。
【0075】これに対して、次の図4で第2実施例とし
て説明する制御例は測定や制御の精度を高めることな
く、長尺のプリントに対しても色ずれの増大を防止し得
るものである。
【0076】(第2実施例)この第2実施例を説明す
る。図4は要部のブロック図であり、図において、8は
クロックパルス発生回路、9はプリント・タイミング回
路、3はタイミングマーク・センサ、11はスピード・
コントロール信号回路、12はスピード・コントロール
・ドライブ回路を示しており、これらは第1実施例にお
ける同一名称同一符号を付したものと同じである。
【0077】4aはプリント・ヘッド・ドライバ回路で
あり、画像形成部に配置される記録用のヘッドであるプ
リント・ヘッドのドライブ用の回路である。この回路は
別途与えられている記録すべき画像の記録信号1ライン
分ずつをプリント・タイミング回路9から与えられるタ
イミングに合わせて、記録するようにドライブする。
【0078】10はタイミングマーク検知演算回路で、
タイミングマーク検知回路10Aと積算誤差演算回路1
0Bよりなる。タイミングマーク検知回路10Aはクロ
ックパルス発生回路8からのクロックパルスにて動作
し、タイミングマーク・センサ3からの信号を受けてタ
イミング検知信号を発生するものであり、積算誤差演算
回路10Bはこのタイミング検知信号とクロックパルス
発生回路8からのクロックパルスとプリント・タイミン
グ回路9のプリント・タイミング信号とにより、記録紙
13のタイミングマーク検知時点での、当該位置に書込
まれるべきプリントライン位置の誤差(ずれ量)を検出
し、その誤差に対応したライン位置誤差信号を発生する
もので、スピード・コントロール信号回路11はそのラ
イン位置誤差信号対応の速度制御を与える制御信号を発
生する構成としてある。
【0079】このような構成の本装置の作用を説明す
る。本実施例は記録紙13を現在の速度で搬送した場合
に、記録紙13のタイミングマーク検知時点で、その位
置に書込まれるべきプリントライン位置の誤差を検出
し、その誤差を減少させる方向に記録紙13の送り速度
を制御するものである。
【0080】これはタイミングマーク・センサ3の設置
位置と画像形成部4のプリント・ヘッド設置位置間距離
が一定であり、記録紙13を現在の速度で搬送した場合
に、記録紙13のあるタイミングマーク位置がタイミン
グマーク・センサ3の位置に到達してから、画像を記録
するためのプリント・ヘッド位置に到達するまでの時間
がわかるので、記録紙13に伸び縮みがあった場合、プ
リント・ヘッドでその位置に書き込むべき画像の書き込
みタイミングがどの程度ずれかを知り、このずれ分を補
正して記録タイミングを修正することで他の色との位置
ずれをなくすようにするもので、このずれの修正を記録
紙13の搬送速度の修正で行うようにするものである。
【0081】そのため、記録紙13のタイミングマーク
検知時点で、その位置に書込まれるべきプリントライン
(記録ライン)位置の誤差を検出し、その誤差を減少さ
せる方向に記録紙13の送り速度を制御する。
【0082】各主走査ライン(記録紙の搬送方向に対し
て横断する方向のライン)のプリントは、クロックパル
ス発生回路8からのクロックパルスをプリント・タイミ
ング回路9にてカウントして、所定の周期で発せられる
タイミング信号をプリント・ヘッド・ドライバ回路4a
へ送り込んで行う。
【0083】この信号は同時にライン位置誤差演算回路
10Bへ送り込まれ、タイミングマーク検知回路10A
の出力するタイミングマーク検知信号と比較されて、ラ
イン位置誤差演算回路10Bよりライン位置誤差信号が
発生される。
【0084】ここでタイミングマーク14の1周期の間
(1ピッチ間)に、例えば64ラインの主走査プリント
ラインが書込まれるように設定されているものとする
と、タイミングマーク14を検知したタイミングと、プ
リント・タイミング回路9の送出した信号数で65ライ
ン目、すなわち、新しいライン集団の1ライン目の信号
の発生した時間差をクロックパルスでカウントする。そ
して、このカウント値をライン位置誤差信号とする。ラ
イン位置誤差演算回路10Bはこのような処理を行って
得た結果をライン位置誤差信号として出力する。
【0085】色ずれの許容誤差をラインピッチの1/4
程度と設定すると、タイミングマーク14を検知した信
号と、この位置にプリントされるべきラインのプリント
タイミング信号との時間差が、この値を越えた場合、ラ
イン位置誤差信号をスピード・コントロール信号回路1
1に出力し、これに基づいてスピード・コントロール信
号回路11から紙送り速度変更の制御信号が発せられ
る。
【0086】タイミングマーク14に対して、プリント
ラインのタイミング信号が遅れた場合には、記録紙13
の送り速度が遅くなるようにスピード・コントロール・
ドライブ回路12を調整する信号をスピード・コントロ
ール信号回路11で作り出し、また、プリントラインの
タイミング信号がタイミングマーク14より早くなった
場合には、スピード・コントロール信号回路11でスピ
ード・コントロール・ドライブ回路12を調整して記録
紙13の送り速度を早くする。これにより測定や制御の
精度を高めることなく、長尺のプリントに対しても色ず
れの増大を防止し得る。
【0087】以上の第2実施例はタイミングマーク読取
位置と、プリントタイミング信号とをもとに、このタイ
ミングマーク読取位置に書込まれる予定のプリントライ
ンの副走査方向の位置誤差量をライン位置誤差演算回路
にて算出し、この算出結果をもとに、プリント時の記録
紙送り方向で見てタイミングマークに対してプリントラ
イン位置が進み方向の場合は記録紙送りモータの速度を
早め、タイミングマークに対してプリントライン位置が
遅れている時は記録紙送りモータの速度を遅くするよう
にスピードコントロール信号回路で調整するようにした
ものである。
【0088】この構成によれば、タイミングマーク検知
精度やモータの速度制御の分解能を高めなくとも、累積
的に増大する色ずれを抑える作用が生ずるから、長尺の
プリントに対して高品位の多色記録が安価なシステム構
成で実現できる。
【0089】(第3実施例)次にプリント速度の変更が
可能な湿式静電記録方式の多色記録装置に本発明を適用
した場合の実施例を図5に示す。
【0090】同図において、1は静電記録紙ロール、2
はガイドローラ、3はタイミングマーク・センサ、13
は送り出した記録紙、15は静電記録ヘッド、16は圧
接ローラ、17a〜17dは黒、シアン、マゼンタ、イ
エローの各色現像液を適用した現像ヘッド、18は吸引
ポンプ、19は現像液容器、5は記録紙送りローラ、7
は記録紙送りモータでパルスモータを用いている。21
はピンチローラ、20は自動巻取装置、22はオートク
ロスカッタ、8はクロックパルス発生回路、9はプリン
ト・タイミング回路、23はプリント・ヘッド・ドライ
バ回路、24は画信号回路、10はタイミングマーク検
知演算回路、25はコントロールパルス回路、27はパ
ルスモータ・ドライバ回路、26はモータ電源、28は
プリント速度制御指令部を示している。
【0091】静電記録紙ロール1に巻回された記録紙は
ガイドローラ2および記録紙送りローラ5を介して自動
巻取装置20へと掛け渡される。ガイドローラ2と記録
紙送りローラ5との間の記録紙搬送経路には搬送経路面
に望んでタイミングマーク・センサ3、静電記録ヘッド
15、現像ヘッド17a〜17dが順に定位置に配され
る。圧接ローラ16は静電記録ヘッド15に記録紙13
を押し当てるためのもので、静電記録ヘッド15は記録
紙搬送経路を横断して配される。
【0092】静電記録ヘッド15は画信号回路24より
記録すべき画像の記録信号を受けたドライバ回路23に
より駆動されて、記録紙13に静電潜像を形成するもの
であり、各色共通で利用される。画信号回路24はカラ
ーの画信号をホスト装置から受けて1色分ずつ、その色
対応の記録信号を発生する機能を有する。
【0093】現像ヘッド17a〜17dはそれぞれ色毎
に独立しており、図示は省略したが、それぞれ対象とす
る色の液体トナーを収容する現像液容器19とこの現像
液容器19内の液体トナーを対応する色の現像ヘッド1
7a〜17dに供給する吸引ポンプ18を有しており、
静電潜像を現像するにあたって、静電潜像として形成さ
れた対象色の現像ヘッドに対してのみ、現像液である液
体トナーが供給され、この現像ヘッド内の液体トナーが
静電潜像に作用されて現像を行う構成となっている。他
の色の現像ヘッドには液体トナーは供給されず、その現
像ヘッドは乾燥状態におかれることにより、特定の1色
分の現像が行える仕組みとなっている。クロックパルス
発生回路8は基準となるクロックパルスを発生するもの
で、高精度で高い周波数のクロックパルスを発生する。
【0094】タイミングマーク検知演算回路10はクロ
ックパルス発生回路8からのクロックパルスを受け、タ
イミングマーク・センサ3からのタイミングマーク検知
信号が検出される間にカウントされる上記クロックパル
スのカウント数よりタイミングマーク間の寸法を求める
機能を有すると共に、この求めたタイミングマーク間の
寸法から記録紙13の送り速度の補正値を算出したり、
タイミングマーク位置に対する書込みライン位置のズレ
量を検知、演算して補正値を算出する機能を有する。
【0095】コントロールパルス回路25はクロックパ
ルス発生回路8からのクロックパルスとプリント速度制
御指令部28からの指令を受けて動作し、この指令に基
づく所定速度を与えるためのコントロールパルスを発生
すると共に、タイミングマーク検知演算回路10からの
補正値を受けると、この補正値に対応する分、コントロ
ールパルスを調整して記録紙送り速度を補正するもので
ある。
【0096】モータ電源26は記録紙送りモータ7の電
源となるもので、パルスモータ・ドライバ回路27はこ
のモータ電源26出力の記録紙送りモータ7に対する供
給をコントロールパルス回路25の出力に対応して制御
して、回転駆動制御を行うドライバである。
【0097】プリント速度制御指令部28は、プリンタ
に対してその運転速度を指令するための回路である。プ
リントタイミング回路9はクロックパルス発生回路8か
らのクロックパルスを受けて動作し、静電記録ヘッド1
5による記録紙13への静電潜像書き出しタイミングを
与えるタイミングパルスを発生し、ドライバ回路23に
与える回路であり、上記プリント速度制御指令部28か
らの指令を受けて、その指令内容に対応して上記各ライ
ンの書出しタイミングを決めるタイミングパルスの周期
を変更する機能を有する。ドライバ回路23はこのプリ
ントタイミング回路9からのタイミングパルスに同期し
て記録信号の静電記録を開始する。オートクロスカッタ
22は全ての色の現像が済んで記録終了となった記録紙
プリント済み領域を切り離すカッタである。
【0098】このような構成において、記録紙13は記
録紙ロール1から巻解かれて送り出され、送りローラ5
にグリップされ、記録紙送りモータ7と、図示しない記
録紙ロール1の軸に連結されるモータによって往復動搬
送される。そして、各色画像の印字中記録紙の先端は自
動巻取装置20に、一時的に巻取られるが、最終色のプ
リントの時には点線で示す経路に切替わってオートクロ
スカッタ22で所定寸法に切断されながら送り出され
る。
【0099】送り出された記録紙13には記録紙搬送路
上の静電記録ヘッド15によって記録紙面上に1色分の
画像の静電潜像が作られる。そして、現像ヘッド17a
〜17dの一つが選択されて作動状態となり、その選択
された現像ヘッドにその現像ヘッド対応の吸引ポンプに
より、液体トナーが供給される。
【0100】1回目の記録紙の送りで、その記録紙の幅
方向有効画面外領域にタイミングマークが印字される。
タイミングマーク14の印字は、クロックパルス発生回
路8からのクロックパルスを所定数カウントする毎に行
われ、この間、記録紙送りモータ(パルスモータ)7を
基準速度で回転させるように制御することで、記録紙1
3を一定の速度で搬送する。これはプリント速度制御指
令部28の指令に基づき、コントロールパルス回路25
の出力を制御することで行われる。
【0101】タイミングマーク14は好ましくは黒の現
像液で現像され、黒の画像プリントで行われるようにす
ると良く、この場合にはタイミングマーク14と同時に
黒画像を記録紙13にプリントすることができる。
【0102】長さ方向において、プリント画面サイズに
略等しい領域にタイミングマーク14をプリントした
後、記録紙13をスタート位置まで巻戻す。そして次の
色の画像プリント工程においては、タイミングマーク・
センサ3の出力をもとに得たタイミングマーク読取信号
に基づいて紙送り速度を微調整し、プリント位置を微調
整させながらプリントを行う。
【0103】プリント速度の制御はホスト装置からプリ
ンタ(本記録装置)へ送り込まれるプリント画情報の信
号の送り込みの速度がプリンタの最大プリント速度より
遅い場合に、プリンタを適合させるために必要となる。
すなわち、ホスト側装置に主導権があって、プリンタを
従動させる場合にはプリント速度を変更する機能が必要
となる。
【0104】プリント速度制御指令部28は、プリンタ
に対してその運転速度を指令するための回路であり、プ
リントタイミング回路9はこのプリント速度制御指令部
28からの指令を受けて、各ラインの書出しタイミング
を決めるパルスの周期を変更する。
【0105】例えば、最高速プリント時にプリントタイ
ミング回路9はクロックパルスN個毎にタイミングパル
スを生成させていたとし、このプリント速度を1/Kに
下げるようにする場合にはKNパルス毎にタイミングパ
ルスを生成させるようにカウンタを設定変更する。
【0106】同様な調整は記録紙送りモータ7の速度を
決めるコントロールパルス回路25においても行われ
る。記録紙送りモータ7がパルスモータであることか
ら、この場合、この記録紙送りモータ7を駆動させるパ
ルスの周期がK倍になるように、クロックパルスを計数
するカウンタの設定値をK倍に変更して、カウンタが設
定数のパルスをカウントする毎に記録紙送りモータ7の
駆動のためのパルスを生成させるようにコントロールパ
ルス回路25を構成する。
【0107】そして、本発明においては、更にタイミン
グマーク検知信号に基いて記録紙送りモータ7の回転を
微調整する回路要素を付加する。タイミングマーク・セ
ンサ3及びタイミングマーク検知演算回路10はそのた
めのものであって、タイミングマーク検知演算回路10
はタイミングマーク間の寸法から記録紙13の送り速度
の補正値を算出したり、タイミングマーク位置に対する
書込みライン位置のズレ量を検知、演算して補正値を算
出する。
【0108】タイミングマーク検知演算回路10により
求められた補正値は、モータ制御信号回路、図示例では
コントロールパルス回路25へ与える。パルスモータ用
の駆動制御回路の場合、コントロールパルス回路25で
は先に説明したプリント速度の変更と同じ手法で、すな
わち、ドライブパルスの周期を決めるクロックパルスカ
ウンタの設定値を修正して記録紙送り速度を微調整す
る。
【0109】このように、記録系では指定されたプリン
ト速度でプリントを行うように制御しつつ、更に記録し
搬送系では記録紙のタイミングマーク検知情報に基づい
て記録紙伸縮量を知り、記録紙の送り速度をこの伸縮量
に対応した微調整を行って制御しながら、次々と異なっ
た色の画像を重ね合わせて形成する。
【0110】この結果、ホスト側装置に主導権があっ
て、プリンタ(本記録装置)を従動させる場合にホスト
側装置によりプリント速度を変更すると、これに対応し
て記録送り速度を当該変更されたプリント速度に見合う
ものに変更し、さらに記録紙の伸縮量に合わせて記録紙
送り速度を微調整すると云った機能が実現出来る。
【0111】なお、プリント速度の指定は事前に定めた
複数の固定値のうちの一つを選択指定するようにするこ
ともできるし、画像信号のバッファ・メモリを設けて、
そのメモリ量が少なくなった場合にメモリ量に応じてプ
リント速度を自動的に低下させるように構成することも
できる。
【0112】このようにプリント速度を変更することが
出来る機能を記録系に設けた場合には、記録紙送り速度
制御系にタイミングマーク検知による送り速度微調整機
能を付加すると云う簡易な構成で実現可能である。
【0113】以上、第3実施例はプリントタイミング信
号回路に、プリント速度を指定するプリント速度制御指
令を与えることにより、この指令されたプリント速度で
画像のプリントを実施するようにし、また、タイミング
マーク検知演算回路にてタイミングマーク読取信号とク
ロック信号とにより、タイミングマーク間隔またはプリ
ントライン位置誤差量を演算し、また、スピードコント
ロール信号回路であるコントロールパルス回路ではプリ
ント速度制御指令を受けて記録紙送りモータの速度を制
御すると共に、タイミングマーク検知演算回路にて演算
した結果を受けて記録紙送りモータの速度を微調整する
ようにしたものである。
【0114】この構成によれば、記録紙の送り速度を制
御する回路に、タイミングマーク検知に基いて演算した
信号を送り込む簡略化された構成で、ホスト側主導に基
づくプリント速度に合わせたプリント速度制御と並行し
て記録紙送り速度制御による色ずれ補正作用を持たせる
ことができる。なお、本発明は上述した実施例に限定さ
れるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜
変形して実施し得る。
【0115】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
簡易な構成で高精度、高分解能の記録制御が可能であ
り、高精度で色ずれを防止することの出来るなど、特に
大版の多色プリントを高品位で行うことができ、システ
ム価格も安価な多色記録装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の全体構成を示すブロック
図。
【図2】タイミングマークが形成された記録紙を示す
図。
【図3】第1実施例の動作を説明するタイミングチャー
ト。
【図4】本発明の第2実施例の要部構成を示すブロック
図。
【図5】本発明の第3実施例を示す構成図。
【図6】従来例を説明するための図。
【図7】タイミングマークが形成された記録紙を示す
図。。
【図8】タイミングマークを利用して位置ずれを制御す
る構成とした従来装置を示すブロック図。
【符号の説明】
1…記録紙ロール、2…ガイドローラ、3…タイミング
マーク・センサ、4…画像形成部、4a…プリント・ヘ
ッド・ドライバ回路、5…記録紙送りローラ、6,16
…圧接ローラ、7…記録紙送りモータ、8…クロックパ
ルス発生回路、9…プリント・タイミング回路、10…
タイミングマーク検知演算回路、10A…タイミングマ
ーク検知回路、10B…積算誤差演算回路、11…スピ
ード・コントロール信号回路、12…スピード・コント
ロール・ドライブ回路、13…送り出された記録紙、1
5…静電記録ヘッド、17a〜17d…黒,シアン,マ
ゼンタ,イエローの各色用の現像ヘッド、18…吸引ポ
ンプ、19…現像液容器、21…ピンチローラ、20…
自動巻取装置、22…オートクロスカッタ、23…プリ
ント・ヘッド・ドライバ回路、24…画信号回路、25
…コントロールパルス回路、26…モータ電源、27…
パルスモータドライバ回路、28…プリント速度制御指
令部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/01 111 Z 7818−2H H04N 1/00 108 M 7046−5C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の搬送経路に沿って記録シートを搬
    送する搬送手段を設けると共に、各色別画像の記録信号
    を受けて各色の画像を1色ずつ重ね合わせて記録シート
    にプリントする画像形成部を上記搬送経路に臨んで配
    し、また、読取手段を設けて、記録シートの幅方向の有
    効画面外領域に所定間隔で書込んだタイミングマーク
    を、上記画像形成部に送られる記録シートのシート面か
    ら読み取って読取信号を得るようにし、上記読取信号か
    ら記録シート面の伸縮量を知り、伸縮量に対応して各色
    の画像プリント位置を調整するようにした多色記録装置
    において、 基準となる高い周波数のクロック信号を発生するクロッ
    ク信号発生手段と、 このクロック信号をもとにプリントタイミング信号を発
    生させ、上記画像形成部の記録シートへのプリント実行
    タイミングを制御するプリントタイミング制御手段と、 タイミングマークの上記読取信号と上記クロック信号と
    により、記録シートの伸縮量情報を得、この情報に対応
    する補正量を演算する演算手段と、 上記補正量に対応して補正をしつつ、上記搬送手段の記
    録シート搬送速度を制御する速度制御手段とを具備する
    ことを特徴とする多色記録装置。
JP4029468A 1992-02-17 1992-02-17 多色記録装置 Withdrawn JPH05221032A (ja)

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