JPH05330193A - 多色印字制御方法 - Google Patents

多色印字制御方法

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JPH05330193A
JPH05330193A JP4139453A JP13945392A JPH05330193A JP H05330193 A JPH05330193 A JP H05330193A JP 4139453 A JP4139453 A JP 4139453A JP 13945392 A JP13945392 A JP 13945392A JP H05330193 A JPH05330193 A JP H05330193A
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JP
Japan
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recording paper
recording
recording medium
timing
mark
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Withdrawn
Application number
JP4139453A
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English (en)
Inventor
Masaru Mihara
優 三原
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、記録紙の両側縁部に沿って形成され
たタイミングマークを読み取って画像の印字位置を制御
する。 【構成】各色の画像印字が終了すると(ステップS4
2)、記録紙を巻き戻すとともに(ステップS43)、
タイミングマークTMの先頭位置に対応する初期位置ま
で巻き戻して停止させた状態で(ステップS45〜S4
7)、記録紙の巻き戻しの際に検出されるタイミングマ
ークTMの検出タイミングのずれ量に応じて、記録紙に
対する静電ヘッドの位置を変位して(ステップS48〜
S53)、各色の画像の印字開始条件を揃えるようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体上に異なった
色の画像を各色毎に反復的に重ね合わせて形成する多色
印字装置に係わり、特に、記録媒体の両側縁部に沿って
記録用紙の送り方向に形成されたタイミングマークを読
み取って画像の印字位置を制御する多色印字制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録紙の同一紙面上に、異なった
色の画像を各色毎に反復的に重ね合わせて形成する多色
印字の方法や装置は、熱転写方式のプリンタや静電式カ
ラープロッタ印刷装置などにおいて実用化されている。
【0003】ところで、これらの装置による多色印字に
おいては、各色の画像相互の位置が正確に一致していな
いと、色ズレが生じることがあり、形成された多色印字
画像の質が著しく低下してしまう。このような色ズレの
原因として、各色の画像を各色毎に反復的に重ね合わせ
るのに記録紙を往復動作させるような場合、記録紙の斜
行あるいは蛇行や、周囲温度や湿度による記録紙の伸縮
が考えられており、特に大画面の画像を形成する場合に
は、その影響が顕著なものとなり無視できないことがあ
る。
【0004】そこで、従来、このような斜行、伸縮など
の影響を除去するための手段として特公平1−5275
3号公報に開示されているように、第1色目の画像記録
と同時に記録紙110の端部の側縁に沿って追跡用イン
デックス120を形成したものがある。この場合、追跡
用インデックス120は、各色の画像記録開始位置22
3に先駆けて記録された整合マーク124と初期化マー
ク123からなっている。そして、第2色目以降の画像
記録において、前色の現像工程終了により、記録紙11
0を初期化マーク123以前まで巻戻し、再び画像記録
開始位置223に向けて記録紙110を送る過程で、初
期化マーク123および整合マーク124を用いて記録
ヘッドの位置合わせを行い、これにより画像記録開始位
置223の時点で、記録ヘッドが記録紙110に対して
適正な姿勢となるように制御されるようになっている。
つまり、上述した公報に開示されたものでは、記録紙1
10の両側縁に記録紙搬送方向に沿って等間隔で形成さ
れるタイミングマーク214と別に記録紙110の姿勢
を制御するための追跡用インデックス120を形成する
ことにより、記録紙110の搬送方向の位置ずれを補正
して色ずれのない良質な多色印字を実現できるようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
方法を採用すると、画像記録開始位置223に先駆けて
整合マーク124と初期化マーク123からなる追跡用
インデックス120を形成するため、このような追跡用
インデックス120を形成する分だけ(数百mm程度)
記録紙110端部に余計な部分を必要とすることにな
る。この部分は、多色印字が終了した後は不要であり、
無駄紙として排出されるようになるので、1回の画像形
成の度にこの部分のコストが浪費されることになる。こ
のことは、特に短い(小さい)画像を何度かに分けて出
力するような場合には、その都度無駄紙を出すことにな
るため、記録紙の消費率をさらに高めることになり、上
述の問題点をさらに顕著なものにしている。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、記録紙に対する静電ヘッドの位置ずれを補正して色
ずれのない良質な多色印字を実現できるとともに、記録
紙の無駄を大幅に減らすことができる多色印字制御方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像を形成す
る記録ベッド、該記録ヘッドの位置を変位させる変位手
段と、記録媒体を所定の搬送経路に従って往復搬送する
搬送手段、該記録媒体の両側縁部に沿って印字されたタ
イミングマークを検出するマーク検出手段、このマーク
検出手段の検出出力に基づいて前記記録媒体に対する前
記記録ヘッドの位置を変位させ複数色の画像を前記記録
媒体上に合成印字する多色印字装置に適用されるもの
で、各色の画像印字の終了の度に前記記録媒体を前記タ
イミングマークの先頭位置に対応する初期位置まで巻き
戻し、該巻き戻しの際にマーク検出手段により前記記録
媒体の両側縁部に印字されたタイミングマークの検出タ
イミングのずれ量を検出し、前記記録媒体が初期位置に
停止した時点で、前記マーク検出により検出される前記
タイミングマークの検出タイミングのずれ量に基づいて
前記記録媒体に対する前記記録ヘッドの位置を変位させ
るようにしている。
【0008】
【作用】この結果、本発明によれば、各色の画像印字の
終了により記録媒体をタイミングマークの先頭位置に対
応する初期位置まで巻き戻されると、この巻き戻しによ
りマーク検出手段により検出される記録媒体の両側縁部
に印字されたタイミングマークの検出タイミングのずれ
量に基づいて、記録媒体が初期位置に停止した状態の記
録媒体に対する前記記録ヘッドの位置を変位するように
できるので、各色画像の印字開始条件を常に一定にする
ことができ、記録媒体の蛇行や斜行や伸縮に原因する各
色画像の色ズレを防止することができる。しかも、従
来、記録ヘッド初期位置合わせに使用していた追跡用イ
ンデックを不要にでき、印字時に発生していた無駄紙部
分を減らすことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い説明す
る。
【0010】図1は本発明が適用される多色印字装置の
カラー静電プロッタの概略構成を示すものである。この
場合、同図のカラー静電プロッタは、黒(K)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色の色重
ねによりカラー画像を形成するものである。
【0011】図において、1は画像が記録される記録紙
2をロール状に巻いている給紙部で、この給紙部1より
送り出される記録紙2は、駆動ローラ3により所定の搬
送経路に従って往復搬送され、各色の画像印字では中間
巻取り部4に巻き取られるとともに、全ての多色印字が
終了すると所定長さ切断するオートクロスカッタ5を介
して排紙部6より排紙されるようになっている。
【0012】そして、記録紙2の搬送経路には、記録紙
2の反射光から後述するタイミングマーク(TM)を読
み取るとともに、記録紙2の左右のエッジ量を検出する
センサ7、記録紙2の移動量を検出するエンコーダ8、
静電ヘッド91およびパッドローラ92から構成される
潜像形成部9、複数色の現像ヘッド10K、10C、1
0M、10Yを有する現像部10、現像液の廃液を吸い
取る廃液吸い取り部11を配設している。
【0013】この場合、潜像形成部9は、パッドローラ
92により記録紙2を静電ヘッド91面に圧接させた状
態で、記録紙2上に所定の記録ドットを形成するように
している。ここで、静電ヘッド91は、図2のように記
録紙2の幅寸法と同じ長さ寸法を有するもので、一方端
部を回動自在に支持されるとともに、他方端部にステッ
ピングモータ121、122を設けていて、ステッピン
グモータ121により記録紙2の幅方向に沿ったY方向
の移動を可能にするとともに、ステッピングモータ12
2により回動支持点を中心にしたθ方向の移動を可能に
している。なお、静電ヘッド91の両端部には、後述す
る記録紙2両端縁部の記録用紙送り方向に沿って形成さ
れるタイミングマークTMを検出するセンサ7としてC
CDセンサ71、72を配置している。
【0014】現像部10は、例えば4色の色重ねにより
カラー画像を形成するために、黒(K)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のそれぞれの
色についての現像ヘッド10K、10C、10M、10
Yを有している。この場合、画像記録に際しての第1色
目は、基本的にいずれの色であってもよいもので、現像
ヘッド10K、10C、10Mおよび10Yは、図示の
配置に限られるものではないが、説明の便宜上、潜像形
成部9側から黒(K)、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)の現像ヘッド10K、10C、
10M、10Yの順で配置されている。次に、図3は、
このようなカラー静電プロッタの制御回路を示してい
る。
【0015】この場合、CCDセンサ71、72は、記
録紙2両端縁部の記録用紙送り方向に沿って形成される
タイミングマークTMを各別に検出するようにし、それ
ぞれの検出出力をタイミングマーク検出回路131、1
32に与える。これらタイミングマーク検出回路13
1、132は、CCDセンサ71、72からの検出出力
を受けて、それぞれタイミングマーク検出出力TM_
A、TM_Bを出力し、これらタイミングマーク検出出
力TM_A、TM_Bをタイミングマークずれ検出回路
14に与える。タイミングマークずれ検出回路14は、
タイミングマーク検出出力TM_AとTM_Bのずれ量
を検出するもので、そのずれ量ENB_A、ENB_B
をカウンタ151、152に与える。カウンタ151、
152は、それぞれタイミングマークずれ検出回路14
より与えられるずれ量ENB_A、ENB_Bに応じた
エンコーダ8のパルス出力ENCをカウントするもの
で、このカウント値をCPU16に与える。CPU16
は、カウンタ151、152でのカウント値とステッピ
ングモータのステップ角度の同期を取るための補正回路
161を有している。そして、この補正回路161の出
力をステッピングモータ駆動回路17に与え、この駆動
回路17により静電ヘッド91のθ方向の移動を行うス
テッピングモータ122を駆動するようにしている。
【0016】一方、CCDセンサ71、72は、それぞ
れ記録紙2のエッジとタイミングマークTMから記録紙
2の現在の左エッジ量L_CURRと右エッジ量R_C
URRを検出するようになっている。そして、これら左
エッジ量L_CURRおよび右エッジ量R_CURR
は、CPU16に送られ、このCPU16により記録紙
2の左右のエッジ量が相等しいL_BIAS、R_BI
ABとなるように、ステッピングモーター121によっ
て静電ヘッド91をY方向へ移動するようになってい
る。
【0017】また、記録紙2の移動量を検出するエンコ
ーダ8のパルス出力ENCは、カウンタ18に送られ
る。そして、このカウンタ18のカウント値は、CPU
16に送られる。CPU16では、記録紙2の給紙部1
への巻き戻しにおいて、カウンタ18のカウント値から
タイミングマークTMの印字開始位置より所定距離だけ
手前を検出すると、記録紙2の巻き戻し速度を遅くし、
さらに静電ヘッド91の回動支持点側のCCDセンサ7
1がタイミングマークTMの先頭位置を検出した時点で
記録紙2の巻き戻しを停止するようにしている。次に、
このように構成されたカラー静電プロッタの動作を図4
に示すフローチャート従い説明する。
【0018】まず、静電ヘッド91を初期位置に設定す
るとともに、給紙部1から何も印字されていない記録紙
2が排紙方向に送出される(ステップS41)。する
と、プロッタ内部で作られたタイミングマークの画像デ
ーダが、上記静電ヘッド91に適するように処理され、
図示されない記録制御部により静電ヘッド91を介して
記録紙2上に印加される(ステップS42)。
【0019】このようにして潜像形成部4でタイミング
マークの潜像が形成されると、記録紙2は、さらに排紙
方向に進みながら中間巻取り部4に巻き取られ、画像デ
ータに対応した色の現像ヘッド、この場合は黒(K)の
現像ヘッド10Kと接触して現像液が付着し、廃液吸い
取り部11により不要な現像液が吸い取られた後、乾燥
することにより、記録紙2両端縁部の記録用紙送り方向
に沿ってタイミングマークTMが形成される。そして、
このタイミングマークTMの印字が終了すると、記録紙
2は給紙部1に巻き戻される(ステップS43)。
【0020】記録紙2が巻き戻しされると、CCDセン
サ71、72は、記録紙2両端縁部の記録用紙送り方向
に沿って形成されるタイミングマークTMをそれぞれ検
出するとともに、記録紙2のエッジとタイミングマーク
TMから記録紙2の現在の左エッジ量L_CURRと右
エッジ量R_CURRを検出する(ステップS44)。
このようなCCDセンサ71、72によるタイミングマ
ークTMおよび記録紙2の左エッジ量L_CURRと右
エッジ量R_CURRの検出は、タイミングマークTM
が現れるごとに繰り返して行われるが、記録紙2が初期
位置まで巻き戻され停止するまでは、これらの検出結果
は捨てられる。
【0021】一方、記録紙2の巻き戻しにより、エンコ
ーダ8より記録紙2の移動量に応じたパルス出力ENC
が出力され、カウンタ18に送られる。そして、このカ
ウンタ18でのカウント値は、CPU16に送られる。
すると、CPU16は、カウンタ18のカウント値から
タイミングマークTMの先頭位置より所定距離だけ手前
を検出すると(ステップS45)、記録紙2の巻き戻し
速度を遅くし、さらにCCDセンサ71がタイミングマ
ークTMの先頭位置を検出すると(ステップS46)、
記録紙2の巻き戻しを停止させる(ステップS47)。
これにより記録紙2は初期位置で停止されることにな
る。
【0022】この状態では、上述のステップS46にお
いてCCDセンサ71がタイミングマークTMの先頭位
置を検出する直前のCCDセンサ71、72からの検出
出力が採用され、これら出力がタイミングマーク検出回
路131、132に与えられ、タイミングマーク検出出
力TM_A、TM_Bがタイミングマークずれ検出回路
14に与えられる。
【0023】そして、タイミングマークずれ検出回路1
4で、タイミングマーク検出出力TM_AとTM_Bの
ずれの有無が検出され(ステップS48)、ここで、ず
れが有ると、ずれの状態が判断される(ステップS4
9)。この場合、図5に示すように左側のCCDセンサ
71によりタイミングマークTMが検出されてから、右
側のCCDセンサ72によりタイミングマークTMが検
出されるまでにずれがあるような場合には、図6に示す
ようにタイミングマーク検出回路131、132より出
力されるタイミングマーク検出出力TM_AとTM_B
の立上がりにずれを生じることになり、タイミングマー
クずれ検出回路14よりずれ量ENB_Aが出力され、
カウンタ151に与えられる。カウンタ151では、タ
イミングマークずれ検出回路14より与えられるずれ量
ENB_Aに応じたエンコーダ8のパルス出力ENCが
カウントされ、このカウント値がCPU16に与えられ
る。
【0024】CPU16においては、カウンタ151の
カウント値とステッピングモータのステップ角度の同期
が補正回路161で整えられ、この補正回路161から
の出力がステッピングモータ駆動回路17に与えられ
る、これによりステッピングモータ122により静電ヘ
ッド91は回動支持点を中心に時計方向にθ方向の移動
が行われ、記録紙2のタイミングマークTMに対する静
電ヘッド91の傾きが補正される(ステップS50)。
【0025】一方、図7に示すように右側のCCDセン
サ72によりタイミングマークTMが検出されてから、
左側のCCDセンサ71によりタイミングマークTMが
検出されるまでにずれがあるような場合には、図8に示
すようにタイミングマーク検出回路131、132より
出力されるタイミングマーク検出出力TM_AとTM_
Bの立上がりにずれを生じることになり、タイミングマ
ークずれ検出回路14よりずれ量ENB_Bが出力さ
れ、カウンタ152に与えられる。カウンタ152で
は、タイミングマークずれ検出回路14より与えられる
ずれ量ENB_Bに応じたエンコーダ8のパルス出力E
NCがカウントされ、このカウント値がCPU16に与
えられる。
【0026】これによりCPU16では、カウンタ15
2のカウント値とステッピングモータのステップ角度の
同期を補正回路161で整え、そして、この補正回路1
61からの出力がステッピングモータ駆動回路17に与
えられ、ステッピングモータ122により静電ヘッド9
1は回動支持点を中心に反時計方向にθ方向の移動が行
われ、記録紙2のタイミングマークTMに対する静電ヘ
ッド91の傾きが補正される(ステップS51)。
【0027】さらに、CCDセンサ71、72より検出
される記録紙2の現在の左エッジ量L_CURRと右エ
ッジ量R_CURRは、CPU16に送られ、記録紙2
のエッジの基準値に対しY方向のずれが有るかが判断さ
れる(ステップS52)。
【0028】ここで、ずれがある場合は、記録紙2のエ
ッジ量の基準値R_BIAS(右エッジの基準値)、L
_BIAS(左エッジの基準値)に対して、静電ヘッド
91の中央と記録紙2の中央を一致させる必要がある。
この時の静電ヘッド91のY方向の移動量Y_DSTN
は以下の式で求める事ができる。
【0029】そして、現在の記録紙2のエッジ量をL_
CURR、R_CURRとして、基準となる記録紙2の
エッジ量の基準値L_BIAS、R_BIASの関係を
図9に示すようにすると、基準となる記録紙中央Cは C=(W−(R_BIAS+L_BIAS))/2+L_BIAS (1) で表され、現在の記録紙中央C′は C′=(W−(R_CURR+L_CURR))/2+L_CURR (2) で表され、記録紙中央CとC′の関係は、 C′=C+Y_DSTN (3) で表される。従って、(1)、(2)、(3)式より静
電ヘッド91のY方向の移動距離Y_DSTNは Y_DSTN=((R_BIAS+L_BIAS) −(R_CURR+L_CURR))/2 (4) となり、これにより静電ヘッド91のY方向の補正が行
われる(ステップS53)。この場合、例えば、記録紙
2上でCCDセンサ71、72の1画素に対応する大き
さを1/16mm(62.5μm)とし、ステッピング
モーターの1ステップの移動量もCCDセンサの1画素
に対応する様に62.5μmとすると、Y方向へY_D
STN分だけステッピングモーターにより記録ヘッド9
1を移動させることにより、Y方向の記録紙2の伸縮や
スキューに対する補正が可能となる。
【0030】このようにして、記録紙2にタイミングマ
ークTMの印字が終了すると、記録紙2がその初期位置
まで巻き戻され停止されると、記録紙2に対する静電ヘ
ッド91のθ方向とY方向の補正がそれぞれ行われ、次
の色画像の印字に備えるようになる(ステップS5
4)。
【0031】次に、給紙部1から記録紙2が排紙方向に
送出されると、第1色目として出力される画像データ
が、静電ヘッド91に適するように処理され、図示され
ない記録制御部により静電ヘッド91を介して記録紙2
上に印加される。そして、潜像形成部4で第1色目の画
像データの潜像が形成されると、記録紙2は、中間巻取
り部4に巻き取られながら画像データに対応した色の現
像ヘッド、この場合は黒(K)の現像ヘッド10Kと接
触して現像液が付着され、廃液吸い取り部11により不
要な現像液が吸い取られた後、乾燥されて記録紙2上に
第1色目の画像が形成される。そして、この場合も、記
録紙2は給紙部1に巻き戻される。
【0032】そして、記録紙2がタイミングマークTM
の先頭位置に対応する初期位置まで巻き戻され停止する
と、上述したタイミングマークTMの印字の場合と同様
に、CCDセンサ71、72によるタイミングマークT
Mの検出のずれ量に応じて記録紙2のタイミングマーク
TMに対する静電ヘッド91のθ方向の傾きが補正さ
れ、同時に、CCDセンサ71、72より得られる記録
紙2の現在の左エッジ量L_CURRと右エッジ量R_
CURRから静電ヘッド91のY方向の補正が行われ、
次の色画像の印字に備えるようになる。
【0033】以下、同様にして記録紙2は、排紙と巻き
戻し方向の搬送を繰り返しながら、シアン(C)、マゼ
ンタ(M)、イエロー(Y)のそれぞれの色の各画像に
ついての印字も行うが、これら各色の画像の印字終了に
より記録紙2を初期位置まで巻き戻し停止される度に、
記録紙2のタイミングマークTMに対する静電ヘッド9
1のθ方向の傾きが補正されるとともに、静電ヘッド9
1のY方向の補正が行われるようになる。
【0034】そして、このような印字動作が複数回、す
なわち必要な色の数だけ繰り返され最後の画像データが
現像されると、各色画像を重ねて形成された記録紙2
は、オートクロスカッタ5で所定の大きさに切断されて
排紙部6より排紙されるようになる。
【0035】従って、このようにすれば各色の画像を印
字が終了する度に、記録紙2はタイミングマークTMの
先頭位置が検出される初期位置まで巻き戻され停止され
た状態から記録紙2のタイミングマークTMに対する静
電ヘッド91のθ方向の傾きが補正されるとともに、Y
方向が補正されるようになるので、各色画像の印字開始
条件をすべて同じに揃えることができ、記録紙の蛇行や
斜行や伸縮に原因する各色の画像の色ズレをなくした良
質な多色印字を実現すことができる。また、記録紙2に
はタイミングマークTMのみが印字されるだけで、従来
のような追跡用インデックスを特別に設けるものに比べ
て、追跡用インデックスの印字部分が無駄紙として消費
するようなことがなく、記録紙の無駄を大幅に減らすこ
とが可能になり、このことは、短い(小さい)画像を何
度かに分けて出力するような場合にも、その都度無駄紙
を出すことがないため、記録紙の消費率を著しく低くす
ることができる。
【0036】なお、本発明は上記実施例にのみ限定され
ず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。
例えば、センサ71、72で記録紙2のエッジを検出す
る代わりに、記録紙2の両側にラインを印刷したものを
検出するようにしてもよい。また、上記実施例はいずれ
も静電記録方式に関して説明したが、本発明はこの場合
に限定されず、他の任意の記録方式、例えば熱転写方式
に対しても同様にて適用可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、各色の画像印字の終了
により記録媒体をタイミングマークの先頭位置に対応す
る初期位置まで巻き戻し、この巻き戻しの際にマーク検
出手段により検出される記録媒体の両側縁部に印字され
たタイミングマークの検出タイミングのずれ量に基づい
て、記録媒体が初期位置に停止した状態での記録媒体に
対する前記記録ヘッドの位置を変位するようにできるの
で、各色画像の印字開始条件をすべて同じに揃えること
ができ、記録媒体の蛇行や斜行や伸縮に原因する各色画
像の色ズレを防止して良質な多色印字を実現すことがで
きる。また、従来、記録ヘッド初期位置合わせに使用し
ていた追跡用インデックを不要にできるので、記録紙の
無駄を大幅に減らすことが可能になり、特に、短い(小
さい)画像を何度かに分けて出力するような場合にも、
その都度無駄紙を出すことがないため、記録紙の消費率
を著しく低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用される多色印字装置の
カラー静電プロッタの概略構成を示す図。
【図2】静電ヘッドの概略構成を示す図。
【図3】実施例に用いられるカラー静電プロッタの制御
回路を示す図。
【図4】実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図5】実施例の動作を説明するための図。
【図6】実施例の動作を説明するためのタイムチャー
ト。
【図7】実施例の動作を説明するための図。
【図8】実施例の動作を説明するためのタイムチャー
ト。
【図9】実施例の動作を説明するための図。
【図10】従来の多色印字制御方法を説明するための
図。
【符号の説明】
1…給紙部、2…記録紙、3…駆動ローラ、4…中間巻
取り部、5…オートクロスカッタ、6…排紙部、7…セ
ンサ、71、72…CCDセンサ、8…エンコーダ、9
…潜像形成部、91…静電ヘッド、92…パッドロー
ラ、10…現像部、11…廃液吸い取り部、121、1
22…ステッピングモータ、131、132…タイミン
グマーク検出回路、14…タイミングマークずれ検出回
路、151、152…カウンタ、16…CPU、161
…補正回路、17…ステッピングモータ駆動回路、18
…カウンタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 110 7369−2H 15/01 C // B41J 2/39 9110−2C B41J 3/18 102 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を形成する記録ベッドと、該記録ヘ
    ッドの位置を変位させる変位手段と、記録媒体を所定の
    搬送経路に従って往復搬送する搬送手段と、該記録媒体
    の両側縁部に沿って印字されたタイミングマークを検出
    するマーク検出手段と、このマーク検出手段の検出出力
    に基づいて前記記録媒体に対する前記記録ヘッドの位置
    を変位させ複数色の画像を前記記録媒体上に合成印字す
    る多色印字装置において、 各色の画像印字の終了の度に前記記録媒体を前記タイミ
    ングマークの先頭位置に対応する初期位置まで巻き戻
    し、該巻き戻しの際に前記マーク検出手段により前記記
    録媒体の両側縁部に印字されたタイミングマークの検出
    タイミングのずれ量を検出し、前記記録媒体が初期位置
    に停止した時点で、前記マーク検出手段により検出され
    る前記タイミングマークの検出タイミングのずれ量に基
    づいて前記記録媒体に対する前記記録ヘッドの位置を変
    位させるようにしたことを特徴とする多色印字制御方
    法。
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