JPH05220998A - サーマルプリントヘッド - Google Patents

サーマルプリントヘッド

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JPH05220998A
JPH05220998A JP4029269A JP2926992A JPH05220998A JP H05220998 A JPH05220998 A JP H05220998A JP 4029269 A JP4029269 A JP 4029269A JP 2926992 A JP2926992 A JP 2926992A JP H05220998 A JPH05220998 A JP H05220998A
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッド基板を支持固定した支持板と、補強板
によって裏打ちされた外部接続用基板と、押さえカバー
とをねじによって互いに重ね合わせ固定してなるサーマ
ルプリントヘッドにおいて、高温雰囲気下においても、
上記ねじによる圧接力が低下して、上記各部材に相互ず
れが生じることがないようにすることを目的とする。 【構成】 上記補強板を、ガラス転移点が150℃以上
の材質を用いて形成したことを基本的特徴とし、外部接
続用基板と補強板との間の接着構造を、その接着層が熱
によって縮小されがたい手段を採用して構成したことを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、サーマルプリントヘ
ッドに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】サー
マルプリントヘッドは、ファクシミリやプリンタ等の感
熱式印字部の構成部品として用いられる。本願発明の前
提となる、従来一般的なサーマルプリントヘッドの構造
を、図5を参照して説明する。
【0003】図5に表れているように、この種のサーマ
ルプリントヘッドaは、支持板bと、この支持板b上に
固定支持されたヘッド基板cと、このヘッド基板cに対
して電力および制御信号を接続するべく上記支持板bの
上面にヘッド基板cと隣接して載置される外部接続用基
板dと、この外部接続用基板dに重ねて固定される押さ
えカバーeとを備えて大略構成される。
【0004】上記支持板bは、放熱板としても機能する
部材であり、通常は、アルミニウムによって作製された
ものが使用される。上記ヘッド基板cは、通常セラミッ
ク板で形成されており、その上面には、長手方向に延び
る発熱部fと、この発熱部の長手方向の選択された部分
を発熱駆動するための駆動回路gとが搭載されている。
このヘッド基板cの上面にはまた、上記発熱部fを上記
駆動回路gによって駆動するための導体パターンが形成
されているとともに、上記外部接続用基板dと隣接する
幅方向一側部上面には、電力供給用あるいは信号入力用
の複数の端子部hが、露出状に形成されている。
【0005】上記外部接続用基板dは、通常、ポリイミ
ドフィルムの片面または/および両面に所定の導体回路
パターンを形成してなり、その幅方向一側部裏面、すな
わち、上記ヘッド基板cと隣接する一側部裏面には、上
記ヘッド基板cに設けた端子部hと対応する接続端子部
jが露出形成されている。そして、この外部接続用基板
dは、その一側部裏面の接続端子部jを上記ヘッド基板
cの端子部hに都合よく重ねることができるように、所
定厚みの補強板kによって裏打ちされている。この補強
板kは、通常、回路基板等に用いるガラスエポキシが用
いられる。
【0006】上記押さえカバーeは、ヘッド基板c上の
駆動回路gを保護するとともに、上記外部接続用基板d
の接続端子部jをヘッド基板cの端子部hに対して適当
な押圧力で押圧してこれら端子部間の確実な電気的接続
を図るためのものであり、上記補強板kに支持された外
部接続用基板dの上に重ねられる基部から幅方向に上記
ヘッド基板cに向けて延びる中間部裏面には、上記外部
接続用基板dの一側部を押圧するためのシリコンゴム等
でできた弾性押圧体mが取付けられている。そして、こ
の中間部からさらに駆動回路gの上方を覆うカバー部が
幅方向に延びている。
【0007】上記ヘッド基板cは、通常支持板bの上面
に対して、接着材等を用いて支持固定される。また、外
部接続用基板dは、その下面に位置する補強板kに対
し、接着材等を用いて貼り合わせられている。そうし
て、上記支持板bと、補強板kと一体となっている外部
接続用基板dと、その上面にさらに重ねられる押さえカ
バーeとが、長手方向複数箇所において、ねじnによっ
て互いに重合固定されている。すなわち、上記補強板k
およびその上面に一体化させられている外部接続用基板
d、ならびに上記押さえカバーeの基部には、それぞれ
ねじ通し孔o,pが設けられているとともに、支持板b
にはねじ孔qが設けられており、上記各ねじ通し孔o,
pを通したねじnを上記ねじ孔qに締め込むことによ
り、上記各部材は互いに固定されるのである。
【0008】ところで、上記外部接続用基板dを支持す
る補強板kは、従来、一般的なガラスエポキシが用いら
れており、このガラスエポキシのガラス転移点は120
℃ないし130℃であって、比較的熱に弱いことと、こ
の補強板kと外部接続用基板dとを接着固定するための
接着材層が、50μm程度の比較的厚い層となっていた
ために、次のような問題が生じることが判明した。
【0009】すなわち、サーマルプリントヘッドaであ
るがゆえにそのヘッド基板cの発熱部fが発する熱のた
めに、その熱が支持板b、押さえカバーeを介して上記
補強板kおよび外部接続用基板dに伝達されてこれらが
昇温し、あるいは、かかるサーマルプリントヘッドaが
組み込まれる装置内部の熱が加わって、上記補強板kお
よびこれに接着材を介して一体化されている外部接続用
基板dが、上記ガラス転移点以上に昇温することがあ
る。
【0010】そうすると、まず、上記接着材が軟化して
その厚みが薄くなり、そして、ガラス転移点を越えた温
度によって上記補強板kが厚み方向に収縮し、これによ
り、上記ねじnによる固定力が弱まってしまう。そうす
ると、サーマルプリントヘッドaが組み込まれた装置の
振動等により、支持板bに対する外部接続用基板dのず
れを惹起させることがある。ヘッド基板cの端子部h
と、外部接続用基板dの接続端子部jは、細かい櫛歯状
となっている場合があり、そうすると、上記のように外
部接続用基板dの位置ずれが生じると、端子部hまたは
接続端子部jにショート不良が起こることがあり、サー
マルプリントヘッドaが作動不能に陥ることが懸念され
る。
【0011】さらには、上記ねじnによる押圧力が不足
すると、押さえカバーeの下面に設けた弾性押圧体mに
よる上記接続端子部jの上記端子部hに対する押圧力も
不足することがあり、そうすると、ヘッド基板c側の端
子部hと、外部接続用基板d側の接続端子部jがオープ
ン不良を起こすことも懸念される。
【0012】本願発明は、上記のような事情のもとで考
えだされたものであって、高温状態が継続したとして
も、支持板、フレキシブル基板、および押さえカバーを
互いに重ね合わせ固定するためのねじの締め付け力がゆ
るむことがなく、上記したヘッド基板と外部接続用基板
との間の電気的接続に不良が生じることがないようにし
たサーマルプリントヘッドを提供することをその課題と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。すな
わち、本願の請求項1に記載した発明は、上面に長手方
向に延びる発熱部およびこれを駆動する駆動回路を設け
たヘッド基板と、上記ヘッド基板を上面に固定支持する
支持板と、裏面を補強板によって支持され、幅方向一側
部裏面に露出させた端子部を上記ヘッド基板の幅方向一
側部上面に形成した端子部に重ねるようにして上記支持
板上に重ねられる外部接続用基板と、上記両端子部どう
しを圧接させるべく上記外部接続用基板を押圧する押さ
えカバーとを備え、上記支持板、外部接続用基板、およ
び押さえカバーを、長手方向複数箇所においてねじによ
って重ね固定してなるサーマルプリントヘッドにおい
て、上記外部接続用基板の裏面を支持する上記補強板
を、ガラス転移点が150℃以上の材質で形成したこと
を特徴としている。
【0014】そして、本願の請求項2に記載した発明
は、上記請求項1の構成に加え、上記外部接続用基板
が、上記補強板に対し、熱硬化性接着材によって接着さ
れていることを特徴としている。
【0015】また、本願の請求項3に記載した発明は、
上記請求項1の構成に加え、上記外部接続用基板が、上
記補強板に対し、上記ねじを通すための透孔を有すると
ともに、この透孔を囲む所定領域以外の領域に粘着材を
塗布した粘着フィルムを介して接着されていることを特
徴としている。
【0016】さらに、本願の請求項4に記載した発明
は、上記請求項1の構成に加え、上記外部接続用基板
が、上記補強板に対し、40μm以下の厚みの粘着フィ
ルムを介して接着されていることを特徴としている。
【0017】
【発明の作用および効果】上記のサーマルプリントヘッ
ドを組み付ける場合、支持板と、補強板に裏打ちされた
外部接続用基板と、押さえカバーとは、押さえカバーお
よび外部接続用基板を通したねじを支持板に設けたねじ
孔にねじ込むことにより、互いに固定される。そして上
記ねじの締め付けは、常温において行われるのである
が、本願発明においては、上記外部接続用基板を裏打ち
する補強板が、150℃以上のガラス転移点をもつ材質
で形成されている。したがって、ヘッド基板上の発熱部
の発する熱あるいはサーマルプリントヘッドが組み込ま
れる装置内に発生する熱により、上記補強板が150℃
程度の高温に昇温されたままその状態が継続したとして
も、補強板が上記ねじによる締め付け力によって収縮す
るということがなく、支持板、補強板kに裏打ちされた
外部接続用基板、および押さえカバーeの相互接触部に
作用する押圧力が低下することが抑制される。これによ
り、上記互いに重ねられている三つの部材のずれ動きが
回避され、従来問題となっていたヘッド基板上の端子部
と、外部接続用基板の接続端子部との間の電気的接続状
態がショート不良となることを有効に防止することがで
きる。
【0018】併せて、押さえカバーによる上記接続端子
部のヘッド基板上の端子部に対する押圧力が低下して両
端子部間にオープン不良が起こることも回避することが
できる。
【0019】上記のような基本的な作用効果に加え、本
願の請求項2ないし4に記載された発明では、さらに、
上述の基本的作用効果が強化される。すなわち、請求項
2に記載された発明では、補強板に対する外部接続用基
板の固定を、熱硬化性接着材を用いて行っている。この
熱硬化性接着材は、たとえば170℃の高温において圧
力を作用させつつ硬化させるものであり、こうしていっ
たん硬化された熱硬化性接着材は、硬化時での温度程度
では決して軟化することはない。
【0020】したがって、こうして熱硬化性接着材によ
って外部接続用基板が補強板に対して接着されている場
合、たとえこの接着材層の厚みが大きくても、高温雰囲
気下において上記ねじによる押圧力が作用して厚みが低
下するということはなくなる。このように、本願発明に
おける上記弾性押圧体が基本的に150℃程度の高温下
において圧力により収縮することがないことと相まっ
て、ねじによって付与される押圧力が低下することを有
効に防止することができるのである。その結果、この請
求項2に記載した発明によっても、高温雰囲気下でのね
じによる押圧力の低下ないしこれに起因する支持板と外
部接続用基板との間の両端部のずれ、あるいはねじ押圧
力の低下に起因する押さえカバーによる上記両端子部に
対する押圧力の低下ないしそれによる上記端子部間のオ
ープン不良をより効果的に回避することができる。
【0021】また、請求項3に記載した発明では、補強
板に対する外部接続用基板の接着を、ねじ通し孔を囲む
所定領域には粘着材を塗布していない粘着フィルムを介
して行っている。そうすると、ねじによる圧着力が最も
強く作用する部位には、ねじ締め付け時においてすでに
粘着材が存在しないため、熱によって接着材が軟化する
ためにねじ押圧力が低下するという事態が、そもそもな
くなる。したがって、接着材の軟化に起因するねじによ
る押圧力の低下が発生しないことと、上記のごとく、補
強板に収縮がおこらないことと相まって、上記ねじによ
って与えられた押圧力が熱によって低下することを有効
に回避することができ、上記の各発明と同様の作用効果
を期待することができる。
【0022】さらに、請求項4に記載した発明では、補
強板に対する外部接続用基板の接着を、厚さ40μm以
下の粘着フィルムを介して行っている。従来補強板と外
部接続用基板との接着を、50μm以上の接着材層を介
して行っていることに比較すると、この請求項4に記載
した発明では、接着材の厚みが薄状に制限されている。
したがって、仮にこの接着材が周囲温度によって軟化し
たとしても、この軟化による接着材層の厚み低減率を少
なくすることができ、基本的に補強板の厚み収縮が制限
されていることと相まって、全体として、周囲温度の上
昇によるねじ締め付け力の低下を効果的に防止すること
ができ、上記した各発明と同様の作用効果を期待するこ
とができる。
【0023】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。図1に示されてい
るように、本願発明を適用するべきサーマルプリントヘ
ッド1の基本的な構造は、図5に示した従来例と同様で
ある。すなわち、アルミニウム等でできた支持板2の上
面幅方向一側部には、ヘッド基板3が接着等によって載
置固定され、支持板2の幅方向他側部には、補強板10
によって裏打ちされた外部接続用基板4が重ねられてい
る。
【0024】上記ヘッド基板3は、通常平面視矩形短冊
状をしており、その上面には、長手方向に一直線に延び
る発熱部6が形成されるとともに、この発熱部6の選択
された部位を発熱駆動するための駆動回路7が搭載され
ている。そして、このヘッド基板3の上記外部接続用基
板4に隣接する側部上面には、通常は櫛歯状に形成され
た複数の端子部8が露出状に形成されている。もちろん
この端子部8と駆動回路7の間、あるいはこの駆動回路
から発熱部6の間には、所定の導体パターンが形成され
ている。
【0025】外部接続用基板4は、ポリイミドフィルム
の片面または/および両面に所定の回路パターンを形成
したものであり、その上記ヘッド基板3に隣接する一側
部裏面には、上記ヘッド基板3上の端子部8と対応して
これに重ねられる櫛歯状の接続端子部9が露出状に形成
されている。そして、この外部接続用基板4の上記接続
端子部9形成部以外の領域の裏面は、後記する独特の材
質で形成された補強板10によって裏打ちされている。
【0026】上記外部接続用基板4の上面には、アルミ
ニウム等で通常形成される押さえカバー5がさらに重ね
られている。この押さえカバー5は、ヘッド基板3の駆
動回路7を保護するとともに、上記ヘッド基板上の端子
部8と、外部接続用基板の接続端子部9とを上部から互
いに押圧する役割を果たすものであり、基部5aからヘ
ッド基板3に向けて延出する中間部5bの下面には、外
部接続用基板4の一側部上面を押圧してその裏面に形成
された接続端子部9をヘッド基板3上の端子部8に対し
て押圧するための弾性押圧体11が保持されている。そ
して、この中間部5bからさらにヘッド基板3の駆動回
路7上にオーバハングするように、カバー部5cが幅方
向に延出一体形成されている。
【0027】上記補強板10およびこれに一体化されて
いる外部接続板4、ならびに上記押さえカバー5の基部
5aには、それぞれ、平面方向に対応するねじ通し孔1
3,14があけられており、これらねじ通し孔13,1
4に連通挿されたねじ12が、支持板2に設けられたね
じ孔15にねじ込まれることにより、支持板2と、補強
板10に裏打ちされた外部接続用基板4と、押さえカバ
ー5とが互いに圧着状に固定される。
【0028】ところで、本願発明においては、上記補強
板10として、ガラス転移点が150℃以上の材料を選
択して形成されている。かかる材質として好適なものの
例としては、高耐熱エポキシ樹脂にガラスクロスを含
ませたガラスエポキシ、150℃以上の高転移点エポ
キシ樹脂にガラスクロスを含ませたガラスエポキシ、
多官能のエポキシ樹脂にガラスクロスを含ませたガラス
エポキシ、BT(ビスマレイミド・トリアジン)樹脂
にガラスクロスを含ませたガラス強化樹脂、ポリイミ
ドにガラスクロスを含ませたガラス強化樹脂、変性ポ
リイミドにガラスクロスを含ませたガラス強化樹脂、
アルミナセラミック、等が考えられる。
【0029】このようにガラス転移点が150℃を越え
る材質によって上記補強板10を形成しておくことに加
え、本願発明の目的をよりよく達成するには、かかる補
強板10と上記外部接続用基板4とを一体化するための
手段として、次の各手段を選ぶのが好ましい。
【0030】すなわち、その第一は、補強板10と外部
接続用基板4とを、熱硬化性接着材によって接着するの
である。この熱硬化性接着材としては、たとえば、17
0℃程度の温度で加圧することにより硬化する樹脂を選
択するのが好ましい。こうしていったん硬化された熱硬
化性接着材は、その硬化のために用いた温度程度に周囲
雰囲気温度が上昇しても、決して軟化することはない。
【0031】そして上記手段の第二は、図2に詳示する
ように、上記ねじ12を通すための透孔16を囲む一定
領域以外の領域に粘着材17を塗布した粘着フィルム1
8を介して接着するのである。そうすると、図2によく
表れているように、常温でのねじ12による締め付けの
際、この締め付け力が最も強く作用するこのねじを囲む
領域には、すでに接着材が存在しないため、周囲温度に
よって粘着材が軟化することに起因するねじ12のゆる
みを回避することができるのである。
【0032】そして、上記手段の第三は、補強板10と
外部接続用基板4とを接着する接着材層の厚みを、40
μm以下とするということである。このように接着材層
を薄状としておくことにより、仮に周囲温度の上昇によ
ってこの接着材が軟化しても、接着材層の厚み低下率が
全体として小さくなるのである。
【0033】以上の構成において、支持板2と、補強板
10に裏打ちされた外部接続用基板4と、押さえカバー
5の相互重ね合わせ固定は、常温において上記ねじに所
定の締め付けトルクを与えることにより行われる。
【0034】そして、本願発明では、従来きわめて熱に
弱いとされていた、外部接続用基板4を裏打ちする補強
板10が、ガラス転移点が150℃以上の材質で形成さ
れているので、ヘッド基板3の発熱部の発する熱、ある
いはかかるサーマルプリントヘッド1が組み込まれる装
置内部に発する熱によって補強板10がたとえ150℃
程度の高温に昇温させられたとしても、従前のように、
温度による材質構造変化に起因して、上記ねじ12によ
って与えられた圧縮力によって収縮することはなくな
る。したがって、本願発明によれば、従来のように、補
強板10が温度上昇に伴ってねじの締め力により収縮
し、ねじ12による固定力が低下してしまうということ
はなくなる。そのため、外部接続用基板4が支持板2に
対してずれ動き、相互適正に押圧接触させられているべ
き支持板2上の端子部8と外部接続用基板4の接続端子
部9とが相互にずれ動いてショート不良を起こすといっ
たことや、押さえカバー5による押圧力が不足して、上
記各端子部8,9にオープン不良が起こるといった心配
はなくなる。
【0035】これに加え、上記したように、補強板10
と外部接続用基板4との間の接続構成に工夫を凝らすこ
とにより、外部接続用基板4と補強板10との間の接着
手段が周囲温度によってその厚みが低下するということ
もなくなり、補強板10が収縮することがなくなること
と相まって、ねじ12による圧着力維持効果がより増進
させられるのである。
【0036】図3は、上記補強板10として、アルミナ
セラミックを用い、外部接続用基板4と補強板10との
接続のための手段として、図2に示す上記第二の手段を
用いた場合における、ねじ12のゆるみトルクの温度上
昇に伴う変化を、従来の一般的な構造との比較において
示すグラフである。このグラフにおいて、従来品は、ガ
ラス転移点が120℃のガラスエポキシを用いて補強板
を形成するとともに、この補強板と外部接続用基板4と
の間の接着材層が50μmとなっているものである。こ
のグラフからわかるように、従来品では、60℃程度に
昇温するだけで、主として接着材層の厚み低下に起因し
たねじゆるみトルクの著しい低下が見られるのに対し、
本願発明の実施例では、150℃程度に昇温しても、ゆ
るみトルクの低下はほどんど見られない。
【0037】図4は、補強板10としてアルミナセラミ
ックを用い、外部接続用基板4と補強板10との間の接
着材厚を30μmおよび40μmとした場合の温度上昇
にともなうゆるみトルクの変化を、図3に示したと同様
の従来品との比較において示すグラフである。このグラ
フからわかるように、従来品では、150℃になると、
常温での初期ゆるみトルクに比較して著しく低下させら
れているの対し、本願発明の各実施例では、問題となる
程度のゆるみトルク低下はみられない。
【0038】もちろん、本願発明は、上述した実施例に
限定されるものではない。実施例では、ヘッド基板3に
設けるべき端子部8の形成態様は、特に具体的には述べ
なかったが、この端子部8は、ヘッド基板3の一側部ほ
ぼ全長にわたって櫛歯状に設けるごく一般的な態様のほ
か、最近では、この端子部8を、ヘッド基板3の長手方
向中央部に集中配置し、これに対応して外部接続用基板
4に設けるべき接続端子部9もその長手方向に集中配置
することにより、ねじ12を用いた固定部位をサーマル
プリントヘッドの長手方向中央部に限定することによ
り、いわゆる熱によるバイメタル効果に起因するヘッド
全体の反りを解消するようにしたものも提案されてお
り、本願発明は、かかる場合にももちろん適用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のサーマルプリントヘッドの基本的構
造を示す断面図である。
【図2】外部接続用基板と補強板との間の接着構造の一
例を示す拡大断面図である。
【図3】本願発明の一実施例の作用を従来との比較にお
いて示すグラフである。
【図4】本願発明の他の実施例の作用を、従来品との比
較において示すグラフである。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 サーマルプリントヘッド 2 支持板 3 ヘッド基板 4 外部接続用基板 5 押さえカバー 6 発熱部 7 駆動回路 8 端子部 9 接続端子部 10 補強板 12 ねじ 18 粘着フィルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に長手方向に延びる発熱部およびこ
    れを駆動する駆動回路を設けたヘッド基板と、上記ヘッ
    ド基板を上面に固定支持する支持板と、裏面を補強板に
    よって支持され、幅方向一側部裏面に露出させた接続端
    子部を上記ヘッド基板の幅方向一側部上面に形成した端
    子部に重ねるようにして上記支持板上に重ねられる外部
    接続用基板と、上記両端子部どうしを圧接させるべく上
    記外部接続用基板を押圧する押さえカバーとを備え、上
    記支持板、外部接続用基板、および押さえカバーを、長
    手方向複数箇所においてねじによって重ね固定してなる
    サーマルプリントヘッドにおいて、 上記外部接続用基板の裏面を支持する上記補強板を、ガ
    ラス転移点が150℃以上の材質で形成したことを特徴
    とする、サーマルプリントヘッド。
  2. 【請求項2】 上記外部接続用基板は、上記補強板に対
    し、熱硬化性接着材によって接着されている、請求項1
    のサーマルプリントヘッド。
  3. 【請求項3】 上記外部接続用基板は、上記補強板に対
    し、上記ねじを通すための透孔を有するとともに、この
    透孔を囲む所定領域以外の領域に粘着材を塗布した粘着
    フィルムを介して接着されている、請求項1のサーマル
    プリントヘッド。
  4. 【請求項4】 上記外部接続用基板は、上記補強板に対
    し、40μm以下の厚みの粘着フィルムを介して接着さ
    れている、請求項1のサーマルプリントヘッド。
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