JPH0522020B2 - - Google Patents

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JPH0522020B2
JPH0522020B2 JP58123668A JP12366883A JPH0522020B2 JP H0522020 B2 JPH0522020 B2 JP H0522020B2 JP 58123668 A JP58123668 A JP 58123668A JP 12366883 A JP12366883 A JP 12366883A JP H0522020 B2 JPH0522020 B2 JP H0522020B2
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JP
Japan
Prior art keywords
building
board
wood flour
floor
floorboards
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58123668A
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English (en)
Other versions
JPS6016655A (ja
Inventor
Hiroshi Nanba
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OM Industry Co Ltd
Original Assignee
OM Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by OM Industry Co Ltd filed Critical OM Industry Co Ltd
Priority to JP12366883A priority Critical patent/JPS6016655A/ja
Publication of JPS6016655A publication Critical patent/JPS6016655A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は建物用床板に関するものであつて、断
熱性、成形性、耐久性に優れたものの提供を目的
とするものである。
【従来の技術及び解決すべき課題】
方形に形成され床上に多数枚を敷設して用いる
建物用床板には従来よりアルミダイカスト製、ス
チール製、木材製、アスベスト製、樹脂製等のも
のが使用されている。アルミダイカスト製のもの
は断熱性に劣り、足音が響き、更に重い欠点を有
している。そこで防音、断熱のために厚手のタイ
ルやカーペツトを貼つて使用される場合が多い。
また原材料が高価である等の欠点も有している。
スチール(鋼板)製のものも同様に断熱性に劣
り、足音が響く欠点を有しており、その上に高重
量である。そこで、厚手のタイルやカーペツトを
貼るとか、床板の中空部に防音、断熱性の発泡材
を詰めてこれらを防止している。木材製の建物用
床板は充分な強度を持たせるための裏面形状(曲
面とか凹凸を有した形状)とするにはコストが掛
りすぎる。すなわち、量産には適していない。ま
た、燃え易く、吸水率が大きいので精度が良好に
維持できず、使用中に反りなどの狂いが生じる等
の欠点を有している。アスベスト製のものは、使
用中隣接の床板と擦れ合うことにより微粉が生
じ、目地が次第に大きくなり〓間が開く欠点を有
している。また高重量であり、吸水率が大きく吸
水により膨張し、乾燥により収縮して精度がでな
い欠点を有している。樹脂製のものは、強度が得
られなく、熱に弱いし、養成期間を必要とする欠
点を有している。廃プラ材に鋼滓等無機材料を混
入した床材料も提案されているが(特開昭55−
42944号)、舗道に詰めるためのものであるから、
構造が相違することはもちろんのこと、用いる材
質にも問題があつて、建物用床板の板体に要求さ
れる強度を断熱性も、更には防音性も劣るといつ
た難点も有している。 また、実開昭54−37923号には木粉と合成樹脂
との混合物を床板内部に用いた例もみられるが、
これは表面に鉄板で覆つたり、強度を確保するた
めに、板材を鉄材で補強するなどの手段を講じて
おり、加えて、板材(パーテイクルボード等)を
使用しており、射出成形不可能なため脚部やリブ
構造を一体に設けることが困難となつている。こ
れらの理由から、重量大となり、製造コストも高
くなる難点がある。このように従来の建物用床板
はいずれも解決すべき課題を有していたのであ
る。
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような従来品の欠点を種々検討
して、製品精度の良いもの、使用中狂いの生じな
いもの、足音が響かず歩き心地のよいもので、し
かも安価に提供できる建物用床板について検討し
た結果ここに完成をみたものである。その構造上
の特徴は、二重床を構築するための建物用床板に
おいて、木粉と熱可塑性樹脂との混合物を加熱下
に射出成形して、板体1と板体の角部下面より突
出した脚部2及び板体下面にその外周部から中央
部に向かつて徐々に高くなるリブ6とを一体に設
けた点にある。 本発明の建物用床板を構成する木粉と熱可塑性
樹脂について、ここで詳細に説明する。木粉の原
料木材はその種類を問わない。ほとんどの木が使
用できることが判明した。実際には入手の容易な
針葉樹を使用するとよい。なお、ここでいう木粉
とは製材に伴オガ屑、木繊維、チツプ等であるの
で廃物利用もできる。熱可塑性樹脂については、
木粉が200℃を超えると炭化が始まるので、熱可
塑性樹脂も200℃以下で溶解するものに限られる。
このような熱可塑性樹脂にはポリエチレン、ポリ
プロピレン、ナイロン、ABS等がある。建物用
床板には曲げ強度が大きく、吸水率の小さいもの
が望まれるので試験の結果ABSが最適であるこ
とが判明している。 木粉を熱可塑性樹脂に混入していくと建物用床
板の特性は次のようになる。 すなわち、引張り強さは、木粉混入率が30%迄
は次第に強くなり、それ以上混入すると弱くな
る。曲げ強さは、木粉混入率が50%迄は次第に強
くなり、それ以上の混入率ではあまり変化しな
い。吸水率は木粉混入率によつてあまり変化しな
いが、木材製のものに比べて吸水率は小さく、吸
水による寸法変化も小さい。遮音性は、木粉の混
入割合に比例して遮音性が向上する。成形性につ
いては、木粉混入率70%迄は良好であるが、80%
を越えると成形不可能であつた。なお、木粉0%
すなわち熱可塑性樹脂のみの場合には反り、曲り
が生じ、寸法精度、曲げ強度の点で問題がある。
以上の結果より建物用床板には木粉を50〜70%混
入するのがよい。 上記のような建物用床板においては、塩素化パ
ラフイン等の難燃剤を熱可塑性樹脂に混入すると
か、熱可塑性樹脂自体難燃性のものを用いること
により木粉が混入しても難燃性の建物用床板とす
ることも同時に可能である。 板体1の角部に設ける脚部2は板体のリブ最下
面よりやや突出させると、このままで、低床用床
板となる。高床用には、この脚部2に別の脚部材
となる調節ねじ4や、更に支持台5を付設する。 板体下面の外周から中央に向かつて徐々に高く
なるリブ6は板体の軽量化と強度増大に役立つと
共に中央の膨出部は低床用の場合上からの荷重変
形のストツパともなる。
【実施例】
以下図面によつて本発明を詳細に説明する。 第1図は本発明に係る建物用床板の正面図であ
り、第2図は同底面図である。第3図は第2図中
A−A部断面図である。第4図は高さ調節台上に
本発明の建物用床板を敷設した時の部分側面図で
ある。 これらの図にみられるように、この実施例にお
ける建物用床板は方形の板体1の四隅に脚部2が
設けられている。更に強度を高めるために底面に
リブ6を格子状に設けている。このような形状
は、木粉としてのオガ屑と熱可塑性樹脂としての
ABS樹脂との混合物(木粉混入率60%)を加熱
下に射出成形して得られたものである。この建物
用床板の表面には必要に応じてアスベスト混入ポ
リ塩化ビニル製タイル(業界ではビニアスタイル
と称している)、クツシヨンフロアーとかカーペ
ツトが表面床材3として貼り合わされる。このよ
うな建物用床板は第1図にみられるように、本発
明は、板体最下面より突出した脚部2と板体本体
1とを一体に成形したもので別部材の脚を付設し
なくても、いわゆるフリーアクセスフロアーとし
て使用できる。また、配線スペースが多く必要な
時には調節ネジ等、別途脚部材4を前記脚部2に
付設してもよい。第4図にみられるように支持台
5上に載置して敷設する。板体1の形状は図にみ
られるような四角形以外に三角形のものも同様に
製造できる。 板体のリブ構造は、荷重のかかつている時に最
も多くモーメントのかかる中央部のリブを高く、
すなわち上下方向に厚くし、モーメントの少ない
外周部は中央部に比べて薄くしている。このよう
にすることにより、強度アツプと材料節減による
軽量化及びコストダウンを図つている。
【作用及び効果】
以上のような本発明の建物用床板は、以下に示
すような特徴を有している。 寸法精度が良く狂いがでない。 すなわち、吸水率が小さいので吸水による寸
法変化がない。また、割れ、痩せがなく、室温
変化による反りとか曲りが起りにくい。 足音が響かず歩き心地がよい。 非金属製であるから硬すぎず、足音が響か
ず、歩き心地がよい。 量産に適しており安価に提供できる。 射出成形法によるので、脚の成形も、リブ形
状は中央部を厚くする等力学的に理想の建物用
床板とする形状の成形も一度にでき、成形に時
間が掛からない。また、切削しないので素材の
歩留りが100%であり、かつ、リブ構造で素材
の必要量が少なくてよいのである。しかも、低
床の場合はリブ中央部がストツパの役目をする
ので更なる軽量化が可能である。 木工機械による加工が可能である。 板体によるフロアの施工においては部屋の寸
法や柱に合わせた切断、切欠き、穴あけ等の後
加工が必要であり、アルミニウムとか鉄製のも
のでは、このような後加工が従来容易ではなか
つたが、木と合成樹脂の混合材であるから、床
のコーナー部等での後加工が簡単に木工機械で
できる。 表面床材の一体化建物用床板の製造が可能で
ある。 予め接着剤を塗布乾燥させておいたアスベス
ト混入ポリ塩化ビニル製タイルを射出成形金型
中に入れておけば、床板成形と同時にタイル貼
着も完了する。タイル貼着作業に要する工数が
節減でき、強力な接着ができるのである。 表面にタイルとかカーペツトを貼らなくても
使用できる。 断熱性に優れており、表面の仕上りが良好で
あるから上記のような表面床材無しでも使用で
きるのである。 合成樹脂単体のものに比べて成形時、離形時
の変形が極めて少ない。また、平面精度、外形
寸法精度が良好であり強度も強く、コストダウ
ンが図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る建物用床板の正面図であ
り、第2図は同底面図である。第3図は第2図中
A−A部断面図である。第4図は高さ調節台上に
本発明の建物用床板を敷設した時の部分断面図で
ある。 1……板体、2……脚部、3……表面床材、4
……調節ねじ、5……支持台、6……リブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 二重床を構築するための建物用床板におい
    て、木粉と熱可塑性樹脂との混合物を加熱下に射
    出成形して、板体1と板体の角部下面より突出し
    た脚部2及び板体下面にその外周部から中央部に
    向かつて徐々に高くなるリブ6とを一体に設けて
    なる建物用床板。
JP12366883A 1983-07-06 1983-07-06 建物用床板 Granted JPS6016655A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12366883A JPS6016655A (ja) 1983-07-06 1983-07-06 建物用床板

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JP12366883A JPS6016655A (ja) 1983-07-06 1983-07-06 建物用床板

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JPS6016655A JPS6016655A (ja) 1985-01-28
JPH0522020B2 true JPH0522020B2 (ja) 1993-03-26

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ID=14866336

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JP12366883A Granted JPS6016655A (ja) 1983-07-06 1983-07-06 建物用床板

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