JPH05219959A - 新規なdnaおよびそれによってコードされる蛋白質 - Google Patents

新規なdnaおよびそれによってコードされる蛋白質

Info

Publication number
JPH05219959A
JPH05219959A JP4028090A JP2809092A JPH05219959A JP H05219959 A JPH05219959 A JP H05219959A JP 4028090 A JP4028090 A JP 4028090A JP 2809092 A JP2809092 A JP 2809092A JP H05219959 A JPH05219959 A JP H05219959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protein
dna
sequence
mouse
fas protein
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4028090A
Other languages
English (en)
Inventor
Juichi Osada
重一 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Bioscience Institute
Original Assignee
Osaka Bioscience Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Bioscience Institute filed Critical Osaka Bioscience Institute
Priority to JP4028090A priority Critical patent/JPH05219959A/ja
Publication of JPH05219959A publication Critical patent/JPH05219959A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 マウスFas蛋白質をコードする新規なDN
Aを、マウスマクロファ−ジ細胞株BAM3細胞から調
製したcDNAライブラリ−をヒトFascDNA断片
でスクリーニングすることにより得た。該DNAによっ
てコードされている成熟蛋白質は306アミノ酸からな
り、分子量は約35,000であって、アミノ酸配列で
ヒトFas蛋白質と49.3%の相同性を示した。 【効果】 実験動物を用いてのFas蛋白質の遺伝子の
構造や、該蛋白質が発現制御に果たす機能の解析等の細
胞生物学的な研究を行うこと、および遺伝子工学を利用
してマウスFas蛋白質を大量生産し、医学、薬学分野
での基礎並びに応用研究を推進することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業の利用分野】本発明は新規な塩基配列を有するD
NAおよびそれによってコードされる新規な蛋白質に関
する。詳しくは、ヒトFas蛋白質の機能的同族体であ
ると考えられるマウスのFas遺伝子およびそれによっ
てコードされるマウスのFas蛋白質に関する。
【0002】
【従来技術】本発明に係わるFas蛋白質は、それ単独
で培養ヒト細胞に細胞障害を惹起するモノクローナル抗
体の認識する細胞表面抗原として見いだされたものであ
る[ヨネハラら(Yonehara, S., et al.), J. Exp. Me
d. 169 ( 5 ) 1747-1756, 1989 ]。その後ヒトFas
蛋白質はその遺伝子がクローニングされ、その蛋白質と
しての構造についての詳細が明かとなった[イトウら
(Itoh, N., et al.),Cell 66 ( 2 ) 233-243, 199
1]。すなわち、ヒトFas蛋白質は319アミノ酸か
ら成る膜貫通型蛋白質で、腫瘍壊死因子受容体や神経成
長因子受容体と構造的に類似性を示す一群の蛋白質の1
つであることが判明した。また、このヒトFas蛋白質
を細胞表面に発現するように遺伝子工学的に形質転換さ
せたマウス培養細胞は、前述のモノクローナル抗体の処
理により障害を受ける(死滅する)ようになることが確
認された[Itoh, N., et al., Cell 66 (2) 233-243, 1
991]。
【0003】さらにこの細胞障害の過程は「アポトーシ
ス」と呼ばれる細胞死の過程と極似していることが明か
となった。「アポトーシス」とは細胞死の1つの態様
で、例えばカエル幼生の尾の組織やヒト胎児指間組織の
退縮、自己成分反応性T細胞の消失、神経細胞ネットワ
ークの形成あるいは正常白血球や単球の代謝(turnove
r)の過程に見られ、予めプログラム化された細胞死で
あると考えられている。従って、Fas蛋白質はこのよ
うな細胞の生死の制御系に深く関与していることが予想
され、このFas蛋白質の機能の解析は、細胞生物学の
ような基礎学問分野のみならず、医学・薬学のような応
用分野にも新たな知見をもたらすことができると考えら
れている。一般的に高等生物の種々の生命現象を研究す
るためには、in vitroin situin vivo などの方法
があるが、個体レベルでの現象を総合的に研究するには
実験動物を用いた in vivo 研究が最も好ましい。
【0004】しかしながら、現在Fas蛋白質の実体
が、蛋白質レベルおよび遺伝しレベルで明かとなってい
るのはヒトのみである。周知のことながら、ヒト細胞や
ヒト個体を用いた研究には限度があり、このような条件
下ではFas蛋白質の持つ機能の充分な解析は到底不可
能であり、細胞生物学分野のみならず、医学・薬学分野
にとっても重大な問題である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、Fas蛋白
質の機能を実験的により詳細に検討し、その結果を医学
や薬学分野に還元するために有用なヒト以外の実験動物
のFas蛋白質を同定することを目的とする。一般的に
使用される実験動物、例えばマウス、ラット、モルモッ
ト、ウサギ、イヌやサルなどにヒトFas蛋白質に相当
する物質が存在するならば、ヒト細胞やヒト個体を使用
した場合より、より様々な、且つ、より詳細な実験検討
が可能となり、その機能解析にとって非常に有用であ
り、そこから得られる知見はヒトFas蛋白質の機能を
推定する上で非常に重要である。
【0006】
【課題を解決する為の手段】以上のような現状に鑑み、
本発明者らは現在最も一般的に使用されている実験動物
種の1つであるマウスを用いて、ヒトFas蛋白質に相
当する物質の同定について鋭意研究を重ねてきた。その
結果、マウスのFas蛋白質をコードする遺伝子を単離
することに成功し、その結果を基に本発明を完成させ
た。
【0007】すなわち、本発明の第1の態様は、マウス
のFas蛋白質をコードする新規な塩基配列を有するD
NAを提供するものである。具体的には、配列表の配列
番号1に示したDNA塩基配列を提供する。本発明のD
NAは、それと完全に一致する既知のマウスの遺伝子塩
基配列は存在せず、新規なものである。なお、本発明の
DNAを有するプラスミドpMF1によって形質転換さ
れた大腸菌株(Escherichia coli pMF1)は通商産
業省工業技術院微生物工業技術研究所に寄託された(受
託番号:微工研菌寄第12752号;受託日:平成4年
2月10日)。
【0008】本発明のマウスFas蛋白質をコードする
DNAを得るには、本明細書の開示に基づいてその一部
あるいは全部を合成すればよい。固相法等の一般的なポ
リヌクレオチド合成法が適用できるが、市販のDNA合
成装置を用いることもできる。しかしながら、マウスF
as蛋白質をコードするDNAを得るには、マウスFa
s蛋白質のmRNAを得た後、そのcDNAとして得る
のが好適である。マウスFas蛋白質mRNAは、Fa
s蛋白質を発現している細胞株、例えばマウスマクロフ
ァージ様細胞株 BAM3、マウス線維芽細胞株 L9
29、またはFas蛋白質を発現している組織、例えば
心臓、肝臓、胸腺、卵巣等より常法に従い抽出すること
ができる。得られたmRNAより常法に従い、cDNA
ライブラリーを得ることができる。例えば市販のλgt
10またはλgt11を用いたcDNAライブラリーと
して得ることができる。また、市販のマウス組織cDN
Aライブラリーとしても入手可能である。
【0009】得られたマウスcDNAライブラリーより
本発明のマウスFas蛋白質cDNAをスクリーニング
するには、すでにクローニングされているヒトFas蛋
白質のcDNAを用いることができる。例えば、本出願
人の出願にかかる特願平3−125234号に記載のヒ
トFas蛋白質をコードするcDNAを適当な制限酵素
認識部位、例えばBamHI、XhoI等で切断し、適
当な長さのDNA断片を得、次いでこれらの断片を放射
標識した後プローブとして用いることにより、上記cD
NAライブラリーより目的のcDNAを選択することが
できる。このヒトFas蛋白質をコードするcDNAの
BamHI−XhoI断片のヌクレオチド配列は配列表
の配列番号3に示されている。
【0010】また配列番号1に示されたDNA配列を基
に、PCRプライマー、例えば、センスプライマーとし
てDNA番号30番から59番目、アンチセンスプライ
マーとして1014番から1043番目をDNA合成装
置等を用いて合成し、マウスFas蛋白質が発現してい
る組織、例えば心臓、肝臓、胸腺、卵巣等、あるいはマ
ウスFas蛋白質を発現している細胞株、例えばマウス
マクロファージ様細胞株BAM3、マウス線維芽細胞株
L929より常法に従い抽出したmRNAをテンプレー
トにして常法に従いPCRを行うことによりマウスFa
s蛋白質をコードする塩基配列を得ることができる。
【0011】一方、Fas蛋白質を発現しているマウス
細胞でラットを免疫し、モノクローナル抗体を作製し、
次いで得られたモノクローナル抗体より上記マウス細胞
に障害性を示すモノクローナル抗体を選択し、この抗体
を用いて上述のλgt11cDNAライブラリーをスク
リーニングすることにより本発明の塩基配列を有するc
DNAを得ることができる。得られた本発明のマウスF
as蛋白質cDNAは、常法に従い、例えばチェーンタ
ーミネーション法によりその塩基配列を決定することが
できる。
【0012】遺伝子工学の技術分野では、それがコード
するアミノ酸配列を変化させることなくその塩基配列中
の塩基を別の塩基配列と置換することが可能であること
が知られている。すなわち、ほとんどのアミノ酸は複数
個の遺伝暗号でコードされており、例えば Val はG
TT、GTA、GTC、GTGの何れか、Ala はGC
A、GCT、GCC、GCGの何れかで各々コードされ
る。従って本発明の遺伝子塩基配列は、このような遺伝
暗号の縮重に伴う塩基配列の置換変異体も包含する。ま
た本発明が開示されれば、この塩基配列にコードされる
蛋白質の形質転換体での産生量を増大させるためにその
5’末端側にプロモーターやエンハンサーといった塩基
配列を付加することや、(転写後のmRNAを安定化さ
せるために)3’末端側にPoly A付加シグナル塩基配
列を付加すること、あるいは本発明の塩基配列にコード
される蛋白質のより深い機能解析のための、部分的にそ
のアミノ酸を欠失あるいは付加した変異蛋白質を得るた
めに、本発明の塩基配列内に塩基の欠失や挿入を行うこ
となどは当業者にとっては極めて容易なことである。従
って、本発明の塩基配列の5’末端側や3’末端側およ
び/またはそれらの間に1つ以上の塩基の付加、欠失、
挿入を有する塩基配列も本発明の塩基配列に包含され
る。さらに本発明のDNAは、本発明のDNAに相補的
なDNA、本発明のDNAと相補的なDNAにハイブリ
ダイズするDNAおよびヒトFas蛋白質cDNA断片
と遺伝子工学的にハイブリダイズするDNAをも包含す
る。
【0013】本発明の第2の態様は、本発明のDNAに
よってコードされる蛋白質を提供するものである。これ
は今までその存在が不明であったマウスのFas蛋白質
である。本発明のマウスFas蛋白質は、ヒトFas蛋
白質の機能的同族体と定義される。すなわち、マウスF
as蛋白質を特異的に認識するモノクローナル抗体によ
って認識され、補体等の他の細胞障害性因子の存在なし
にその抗体のみで細胞にアポプトーシスを惹起せしめる
細胞表面蛋白質である。具体的には配列表の配列番号2
に示したアミノ酸配列を有する蛋白質を提供する。現在
の当該科学分野の技術水準をもってすれば、当該蛋白質
の基本的な性質(物性、活性、免疫学的活性等)を変化
させることなく、そのアミノ酸配列に欠失、付加あるい
は置換といった変異を導入することは容易に考え得る。
例えば、疎水性アミノ酸残基の他の疎水性アミノ酸残基
への置換、陽性電荷を持つアミノ酸の他の陽性電荷を持
つアミノ酸への置換、GluとAspあるいはLysとHisと
Argでの相互置換、またはIle、Val、Met、Leuの群
間、Gly、Ala、Ser、Cysの群間、およびTrp、Ty
r、Pheの群間での置換は充分に推定できる。さらに本
発明の蛋白質の精製を容易にする為に本蛋白質のN末端
側やC末端側に別の蛋白質、例えば大腸菌のβ−ガラク
トシダーゼ、マウスIgG Fcフラグメントを遺伝子
工学的手法等を用いて付加すること、あるいは本蛋白質
の機能をより深く解析する為に同様の方法を用いてアミ
ノ酸配列の一部を欠失、置換することなどは当業者にと
って極めて容易である。従って、このようなマウスFa
s蛋白質アミノ酸変異体も本発明に包含される。
【0014】本発明のマウスFas蛋白質は、本明細書
に開示のアミノ酸配列に基づいてメリフィールド法のよ
うな標準的なポリペプチド合成を行うことによって得る
ことができる。あるいはマウスFas蛋白質を発現して
いる組織や細胞、例えば心臓、肝臓、胸腺、卵巣等、ま
たはサイトカイン類やLPSでFas蛋白質の発現を誘
導した細胞株などから得ることができる。しかしなが
ら、本発明のマウスFas蛋白質を得るには、本発明の
cDNA塩基配列を用いて遺伝子工学的に得るのが好ま
しい。すなわち、本発明のマウスFas蛋白質のcDN
Aを、それを発現させ得るようなプロモーターを有する
ベクターの制御領域下流に挿入し、それを用いて適当な
細胞を形質転換させ、その形質転換体を培養後、その細
胞体あるいは培養上清よりマウスFas蛋白質を回収す
るのがよい。例えば、SV40プロモーターやElongat
ion factor1αのプロモーターの下流にマウスFas蛋
白質cDNAや遺伝子を連結し、動物細胞、例えばCO
S細胞、CHO細胞等に導入することにより容易にFa
s蛋白質をそれらの細胞膜上に得ることができる。ま
た、トリプトファンプロモーターやラクトースプロモー
ターの下流に連結し、大腸菌に導入することにより容易
にマウスFas蛋白質を大腸菌内に得ることができる。
さらにマウスFas蛋白質に、蛋白工学的手法を適用す
ることにより、各種変異体を得ることができ、これら変
異体も本発明の範囲である。また細胞外領域のみを有す
る可溶型のマウスFas蛋白質、あるいはアミノ酸欠
失、置換、挿入の生じたFas蛋白質を得ることもでき
る。例えば可溶型蛋白質として配列表の配列番号2記載
のアミノ酸番号1から148までを有する蛋白質を得る
ことができる。それらは点突然変異法あるいはPCR法
を用いて遺伝子工学的に容易に達成できる。
【0015】また、マウス細胞表面より抽出精製したF
as蛋白質のアミノ酸配列をアミノ酸シークエンサーに
より決定することによりFas蛋白質を化学合成するこ
とも可能であり、遺伝子配列より推測されるアミノ酸配
列に基づき化学合成することも可能である。以上のよう
にして産生されたマウスFas蛋白質は常法に従って単
離精製することができる。例えば一般的に用いられてい
る塩析、酸・アルカリ沈澱法、限外ろ過法、イオン交換
クロマトグラフィー、ゲルろ過クロマトグラフィー、疎
水クロマトグラフィー、吸着クロマトグラフィー、各種
クロマトグラフィー、HPLC、クロマトフォーカシン
グ、超遠心分離法、免疫沈澱法、電気泳動法等を適宜組
み合わせることによって実施できる。
【0016】
【実施例】以下に本発明を実施例をもってより具体的に
示すが、これは本発明の実施様態の一つの例示であり、
本発明はこれに限定されるものではない。なお、実施例
中の学術用語、略語等は特に断らない限り当該技術分野
で一般的に使用されているものに従った。また、遺伝子
組換えに関わる基本的操作は、文献記載の方法[サムブ
ルックら(Sambrook, J. et al.) “Molecular Clonin
g,A Laboratory Manual" Cold Spring Harbor Laborato
ry 2nd ed. 1989]を参考として実施した。各種機器お
よび試薬の使用法は各々、附属の使用説明書に従った。
【0017】実施例1 マウスマクロファ−ジ細胞株B
AM3細胞cDNAライブラリ−の作製 マウスマクロファ−ジ細胞株BAM3細胞(佐賀医科大
学 大木博士より分与)を10%ウシ胎児血清を含有す
るダルベッコ改変イ−グル培地にて37℃、5%CO2
下で培養した。10μg/mlのLPSを添加後、さら
に24時間培養した。次いでBAM3細胞を遠心により
集めた。BAM3細胞のRNAをAGPC法[チョモジ
ンスキイら(Chomczynski,P. et al.), Anal.Biochem.
162 1561987]により抽出した。すなわち、溶液D(4
Mグアニジンオキシアネ−ト、25mMクエン酸ナトリ
ウム(pH7.0)、0.5%(W/W)ザルコシル、
0.1Mβ−メルカプトエタノ−ル)を加え、BAM3
細胞を溶解後、1/10量の2M酢酸ナトリウム(pH
4.0)、等量の水飽和フェノ−ル、1/5量のクロロ
ホルム・イソアミルアルコ−ル(49:1)混液を添加
した。15分間氷冷後、10000gにて20分間遠心
し、水層を分離した。等量のイソプロパノ−ルを添加
し、−20℃にて、1時間放置した後、8000gにて
20分間遠心した。沈澱を溶液Dに溶解し、等量のイソ
プロパノ−ルを添加後、−20℃にて、1時間放置し
た。10000gにて20分間遠心し、得られた沈澱を
80%エタノ−ルで洗浄した後、終濃度として0.5m
M EDTAに溶解した。
【0018】この溶液を70℃、10分間インキュベ−
トした後、終濃度として200mMTris・HCl
(pH7.5)、400mM NaCl、20mM E
DTAとなるように調製した。つづいて、200mM
Tris・HCl(pH7.5)、400mM NaC
l、20mM EDTAで平衡化したOligo(d
T)セルロ−スカラムにアプライした。100mM T
ris・HCl(pH7.5)、200mM NaC
l,10mM EDTAでカラムを洗浄後、滅菌水に
て、ポリA+ RNAを溶出した。エタノ−ル沈澱後、ポ
リA+ RNAを0.5mM EDTAに溶解した。
【0019】2本鎖cDNAの合成はグプラ−ホフマン
法[ナガタら(Nagata.S.et al.),Nature 319 415 198
6]により実施した。すなわち、ポリA+ RNAとOl
igo(dT)プライマ−を混合後、基質と逆転写酵素
とを添加することにより一本鎖cDNAを合成した。次
いで基質とE.Coli RNaseH、E.Coli
DNAポリメラ−ゼIを添加することにより二本鎖c
DNAを合成した。
【0020】二本鎖cDNAは、EcoRIメチレ−ス
によりEcoRI認識部位をメチル化後、EcoRIリ
ンカ−をライゲ−ションした。4℃、16時間インキュ
ベ−トした後、EcoRIで切断し、低融点アガロ−ス
ゲルを用いて電気泳動を行った後、700bp以上の二
本鎖cDNAをゲルより回収した。二本鎖cDNAと、
末端が脱リン酸化されたλgt11ア−ム(stratagene
社製)とをライゲ−ション後、in vitro パッケ−ジン
グを実施した。大腸菌Y1090に感染させることによ
り、3.2x106 プラ−クフォ−ミングユニットより
成るcDNAライブラリ−を作製した。
【0021】実施例2 マウスFas蛋白質cDNAの
スクリ−ニング マウスFas蛋白質cDNAのスクリ−ニングは、実施
例1で調整したBAM3cDNAライブラリ−をヒトF
ascDNA断片[BamHI−XhoI断片約0.5
kb(配列表の配列番号3):イトウら(Itoh,N.et a
l.)CELL 66 233 1991]をプロ−ブに用いて、常法の
プラ−クハイブリダイゼ−ション法により実施した。c
DNAクロ−ンを大腸菌Y1090とともにLBプレ−
トにまいた後、42℃、12時間培養した。ニトロセル
ロ−スフィルタ−にプラ−クを写しとった後、アルカリ
処理、次いでUV照射することにより、ファ−ジDNA
をフィルタ−に固定した。フィルタ−をプレハイブリダ
イゼ−ション処理の後、ランダムラベル法により、32
標識したヒトFascDNAプロ−ブと28℃、16時
間ハイブリダイゼ−ションを実施した。
【0022】フィルタ−は、2xSSC(1xSCC:
150mM NaCl/15mMNa3 −Citrat
e(pH7.0))/0.1%SDS溶液中で室温で3
0分間2回洗浄した。次いで、1xSSC/0.1%S
DSにて37℃、30分間3回洗浄した。次いで、オ−
トラジオグラフィ−を行った。65万個のcDNAクロ
−ンより5つの陽性クロ−ンを選択し、大腸菌Y109
0に感染させた後、ファ−ジDNAを回収した。ファ−
ジDNAをEcoRIで切断後、挿入されているcDN
A鎖長をアガロ−ス電気泳動により確認した。最も鎖長
の長いcDNA断片を有するファ−ジDNAをEcoR
Iで切断後、低融点アガロ−スゲルを用いて電気泳動
し、cDNA断片を回収した。ベクタ−としてプラスミ
ドpBluescript KS(Stratagene社製)を
EcoRIで切断後、ウシ小腸アルカリフォスファタ−
ゼにより末端を脱リン酸化した。ベクタ−とcDNAと
をライゲ−ション後、大腸菌DH5αをトランスフォ−
メ−ションすることにより、cDNAをサブクロ−ニン
グした。得られた目的のプラスミドをpMF1と命名し
た。
【0023】実施例3 マウスFascDNA塩基配列
の決定 マウスFascDNA塩基配列をチェ−ンタ−ミネ−シ
ョン法により決定した。その配列を配列表の配列番号1
に示す。マウスFas蛋白質cDNAは、327アミノ
酸をコ−ドしており、21アミノ酸からなるシグナル配
列を有していた。成熟蛋白は306アミノ酸からなり、
分子量は約35,000であって、アミノ酸配列でヒト
Fas蛋白質と49.3%の相同性を示した。また、1
7アミノ酸よりなる細胞膜貫通領域が存在していた。こ
の膜貫通領域を境に148アミノ酸よりなる細胞外領域
と141アミノ酸よりなる細胞内領域が存在していた。
この塩基配列から導かれるアミノ酸配列を配列表の配列
番号2に示す。
【0024】
【発明の効果】本発明のDNAおよびそのDNAによっ
てコードされる蛋白質が本明細書に開示されたことの、
基礎的学問分野あるいは応用的産業分野に及ぼす効果を
以下に述べる。本発明のDNAの少なくともその一部を
用いることにより、それに対応するmRNAの発現組織
の種類やその発現量について検討することができる。こ
の結果は、それによってコードされる蛋白質の生体内で
の機能を推定する上で、非常に有用な情報となる。ま
た、この塩基配列の少なくともその一部を用いることに
より、マウスFas蛋白質ゲノムDNAを単離すること
ができる。この結果は、Fas遺伝子の構造解析やその
発現制御機序を推定する上で重要な情報を与える。ま
た、Fas蛋白質遺伝子の遺伝子多型の検討にも本発明
の配列を用いることができ、遺伝性疾患とFasとの相
関について詳細な検討が可能となる。もちろん、マウス
以外の実験動物種のFas蛋白質に相当する遺伝子を単
離する為のプローブとしても本発明のDNAを使用する
ことができる。
【0025】近年では、高等動物の配偶子や発生初期胚
に対して、相同遺伝子組換え現象等を起こさせることに
より、人為的に特定の遺伝子の発現を増強、あるいは抑
制させた動物を作出する技術、いわゆるトランスジェニ
ック動物技術が実施されつつあるが、本発明のDNAは
このような技術にも応用することができる。Fas遺伝
子の発現を増強あるいは抑制したマウスは新たな疾患モ
デル動物となる可能性が推定される。さらにはこれらの
動物を用いたFas蛋白質遺伝子やFas蛋白質と疾患
との相関の検討や、新規医療用治療剤の開発も可能であ
る。
【0026】本発明のDNAを用いることにより、マウ
スFas蛋白質を遺伝子工学的手法によって大量に生産
することができる。このように産生されたFas蛋白質
はその機能解析に有用であるばかりでなく、抗血清やモ
ノクローナル抗体作製にも用いることができる。この抗
血清やモノクローナル抗体はFas蛋白質の血中や組織
中での分布あるいはその動態の解析に有用で、ひいて
は、各種疾患との相関を検討することにより、免疫学的
診断を可能とする。
【0027】また、大量に生産されたFas蛋白質を用
いることにより、Fas蛋白質と結合する蛋白質の遺伝
子をクローニングすることもできる。マウス組織、例え
ば胎盤の発現ライブラリーに対し、マウスFas蛋白質
との結合性を指標にしてFas蛋白質と結合する蛋白質
のcDNAをクローニングすればよい。この時、可溶化
Fas蛋白質を用いることがより好ましい。得られたc
DNAを組換え技術を用いた発現系に応用することでF
as蛋白質と結合する蛋白質を得ることができる。ある
いは、マウスFas蛋白質を担体、例えばDEAE−セ
ファロースに結合することによりアフィニティーカラム
を作製することができる。この時、可溶型Fas蛋白質
を用いることがより好ましい。マウスの血清や尿をクロ
マトグラフすることにより、マウスFas蛋白質と結合
する蛋白質を得ることもできる。精製した蛋白質のアミ
ノ酸配列を指標にそのcDNAをクローニングすること
も可能である。例えば、PCRプライマーを合成し、マ
ウス組織、例えば胸腺や骨髄リンパ球よりRNAを抽出
し、RT−PCR法によりcDNAをクローニングする
ことができる。
【0028】Fas蛋白質に結合するものは、上記のよ
うな蛋白質のみではないことが推定される。従って、本
発明の蛋白質はそれと反応する天然あるいは人工合成分
子を検索することにも用いることができる。このような
検索で得られた物質は、Fas蛋白質のアゴニストやア
ンタゴニストとして用いることが可能で、新規な医薬品
開発に対する重要な情報を提供する。また、Fas蛋白
質の細胞外から細胞内への、および細胞内での2次、3
次の刺激信号伝達機序を検討することにより、その伝達
機序に作用するアゴニストやアンタゴニストの検索に用
いることができる。
【0029】アポプトーシスは、自己成分反応性T細胞
の消失過程にも見られることより、Fas蛋白質は関節
リウマチやSLEのような自己免疫疾患の病態と深く関
連していることが予想され、上記のアゴニスト、アンタ
ゴニストはこのような疾患に対する治療薬となりうる。
このようなことは本発明の蛋白質のアミノ酸変異体につ
いても同様に考えられることは言うまでもない。
【0030】
【配列表】配列番号:1 配列の長さ:984 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 起源 生物名:マウス 細胞の種類:マクロファージ セルライン:BAM3 配列 ATGCTGTGGA TCTGGGCTGT CCTGCCTCTG GTGCTTGCTG GCTCACAGTT AAGAGTTCAT 60 ACTCAAGGTA CTAATAGCAT CTCCGAGAGT TTAAAGCTGA GGAGGCGGGT TCATGAAACT 120 GATAAAAACT GCTCAGAAGG ATTATATCAA GGAGGCCCAT TTTGCTGTCA ACCATGCCAA 180 CCTGGTAAAA AAAAAGTTGA GGACTGCAAA ATGAATGGGG GTACACCAAC CTGTGCCCCA 240 TGCACAGAAG GGAAGGAGTA CATGGACAAG AACCATTATG CTGATAAATG CAGAAGATGC 300 ACACTCTGCG ATGAAGAGCA TGGTTTAGAA GTGGAAACAA ACTGCACCCT GACCCAGAAT 360 ACCAAGTGCA AGTGCAAACC AGACTTCTAC TGCGATTCTC CTGGCTGTGA ACACTGTGTT 420 CGCTGCGCCT CGTGTGAACA TGGAACCCTT GAGCCATGCA CAGCAACCAG CAATACAAAC 480 TGCAGGAAAC AAAGTCCCAG AAATCGCCTA TGGTTGTTGA CCATCCTTGT TTTGTTAATT 540 CCACTTGTAT TTATATATCG AAAGTACCGG AAAAGAAAGT GCTGGAAAAG GAGACAGGAT 600 GACCCTGAAT CTAGAACCTC CAGTCGTGAA ACCATACCAA TGAATGCCTC AAATCTTAGC 660 TTGAGTAAAT ACATCCCGAG AATTGCTGAA GACATGACAA TCCAGGAAGC TAAAAAATTT 720 GCTCGAGAAA ATAACATCAA GGAGGGCAAG ATAGATGAGA TCATGCATGA CAGCATCCAA 780 GACACAGCTG AGCAGAAAGT CCAGCTGCTC CTGTGCTGGT ACCAATCTCA TGGGAAGAGT 840 GATGCATATC AAGATTTAAT CAAGGGTCTC AAAAAAGCCG AATGTCGCAG AACCTTAGAT 900 AAATTTCAGG ACATGGTCCA GAAGGACCTT GGAAAATCAA CCCCAGACAC TGGAAATGAA 960 AATGAAGGAC AATGTCTGGA GTGA 984
【0031】
【配列表】配列番号:2 配列の長さ:327 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:蛋白質 起源 生物名:マウス 細胞の種類:マクロファージ セルライン:BAM3 配列 Met Leu Trp Ile Trp Ala Val Leu Pro Leu Val Leu Ala Gly Ser Gln 5 10 15 Leu Arg Val His Thr Gln Gly Thr Asn Ser Ile Ser Glu Ser Leu Lys 20 25 30 Leu Arg Arg Arg Val His Glu Thr Asp Lys Asn Cys Ser Glu Gly Leu 35 40 45 Tyr Gln Gly Gly Pro Phe Cys Cys Gln Pro Cys Gln Pro Gly Lys Lys 50 55 60 Lys Val Glu Asp Cys Lys Met Asn Gly Gly Thr Pro Thr Cys Ala Pro 65 70 75 80 Cys Thr Glu Gly Lys Glu Tyr Met Asp Lys Asn His Tyr Ala Asp Lys 85 90 95 Cys Arg Arg Cys Thr Leu Cys Asp Glu Glu His Gly Leu Glu Val Glu 100 105 110 Thr Asn Cys Thr Leu Thr Gln Asn Thr Lys Cys Lys Cys Lys Pro Asp 115 120 125 Phe Tyr Cys Asp Ser Pro Gly Cys Glu His Cys Val Arg Cys Ala Ser 130 135 140 Cys Glu His Gly Thr Leu Glu Pro Cys Thr Ala Thr Ser Asn Thr Asn 145 150 155 160 Cys Arg Lys Gln Ser Pro Arg Asn Arg Leu Trp Leu Leu Thr Ile Leu 165 170 175 Val Leu Leu Ile Pro Leu Val Phe Ile Tyr Arg Lys Tyr Arg Lys Arg 180 185 190 Lys Cys Trp Lys Arg Arg Gln Asp Asp Pro Glu Ser Arg Thr Ser Ser 195 200 205 Arg Glu Thr Ile Pro Met Asn Ala Ser Asn Leu Ser Leu Ser Lys Tyr 210 215 220 Ile Pro Arg Ile Ala Glu Asp Met Thr Ile Gln Glu Ala Lys Lys Phe 225 230 235 240 Ala Arg Glu Asn Asn Ile Lys Glu Gly Lys Ile Asp Glu Ile Met His 245 250 255 Asp Ser Ile Gln Asp Thr Ala Glu Gln Lys Val Gln Leu Leu Leu Cys 260 265 270 Trp Tyr Gln Ser His Gly Lys Ser Asp Ala Tyr Gln Asp Leu Ile Lys 275 280 285 Gly Leu Lys Lys Ala Glu Cys Arg Arg Thr Leu Asp Lys Phe Gln Asp 290 295 300 Met Val Gln Lys Asp Leu Gly Lys Ser Thr Pro Asp Thr Gly Asn Glu 305 310 315 320 Asn Glu Gly Gln Cys Leu Glu End 325 327
【0032】
【配列表】配列番号:3 配列の長さ:1008 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 起源 生物名:ヒト 細胞の種類:Tリンパ腫細胞 セルライン:KT−3 配列 ATGCTGGGCA TCTGGACCCT CCTACCTCTG GTT
CTTACGT CTGTTGCTAG ATTATCGTCC 60 AAAAGTGTTA ATGCCCAAGT GACTGACATC AAC
TCCAAGG GATTGGAATT GAGGAAGACT 120 GTTACTACAG TTGAGACTCA GAACTTGGAA GGC
CTGCATC ATGATGGCCA ATTCTGCCAT 180 AAGCCCTGTC CTCCAGGTGA AAGGAAAGCT AGG
GACTGCA CAGTCAATGG GGATGAACCA 240 GACTGCGTGC CCTGCCAAGA AGGGAAGGAG TAC
ACAGACA AAGCCCATTT TTCTTCCAAA 300 TGCAGAAGAT GTAGATTGTG TGATGAAGGA CAT
GGCTTAG AAGTGGAAAT AAACTGCACC 360 CGGACCCAGA ATACCAAGTG CAGATGTAAA CCA
AACTTTT TTTGTAACTC TACTGTATGT 420 GAACACTGTG ACCCTTGCAC CAAATGTGAA CAT
GGAATCA TCAAGGAATG CACACTCACC 480 AGCAACACCA AGTGCAAAGA GGAAGGATCC AGA
TCTAACT TGGGGTGGCT TTGTCTTCTT 540 CTTTTGCCAA TTCCACTAAT TGTTTGGGTG AAG
AGAAAGG AAGTACAGAA AACATGCAGA 600 AAGCACAGAA AGGAAAACCA AGGTTCTCAT GAA
TCTCCAA CCTTAAATCC TGAAACAGTG 660 GCAATAAATT TATCTGATGT TGACTTGAGT AAA
TATATCA CCACTATTGC TGGAGTCATG 720 ACACTAAGTC AAGTTAAAGG CTTTGTTCGA AAG
AATGGTG TCAATGAAGC CAAAATAGAT 780 GAGATCAAGA ATGACAATGT CCAAGACACA GCA
GAACAGA AAGTTCAACT GCTTCGTAAT 840 TGGCATCAAC TTCATGGAAA GAAAGAAGCG TAT
GACACAT TGATTAAAGA TCTCAAAAAA 900 GCCAATCTTT GTACTCTTGC AGAGAAAATT CAG
ACTATCA TCCTCAAGGA CATTACTAGT 960 GACTCAGAAA ATTCAAACTT CAGAAATGAA ATC
CAAAGCT TGGTCTAG 1008

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列表の配列番号3に示したヒトFas
    蛋白質をコードするDNA配列と相補的な塩基配列を有
    するDNAとハイブリダイズするDNA。
  2. 【請求項2】 配列表の配列番号3に示したヒトFas
    蛋白質をコードするDNA配列と相補的な塩基配列を有
    するDNAとハイブリダイズするDNAがコードするア
    ミノ酸配列を有する蛋白質あるいはポリペプチド。
  3. 【請求項3】 配列表の配列番号3に示したヒトFas
    蛋白質をコードするDNA配列と相補的な塩基配列を有
    するDNAとハイブリダイズするDNAを発現させるこ
    とによって得られる蛋白質またはポリペプチド。
  4. 【請求項4】 配列表の配列番号1に示す塩基配列と相
    補的な塩基配列を有するDNAとハイブリダイズするD
    NA。
  5. 【請求項5】 配列表の配列番号1に示す塩基配列と相
    補的な塩基配列を有するDNAとハイブリダイズするD
    NAがコードするアミノ酸配列を有する蛋白質あるいは
    ポリペプチド。
  6. 【請求項6】 配列表の配列番号1に示す塩基配列と相
    補的な塩基配列を有するDNAとハイブリダイズするD
    NAを発現させることによって得られる蛋白質あるいは
    ポリペプチド。
  7. 【請求項7】 配列表の配列番号1に示す塩基配列を有
    するDNA。
  8. 【請求項8】 配列表の配列番号1に示す塩基配列と相
    補的なDNA。
  9. 【請求項9】 配列表の配列番号2に示すアミノ酸配列
    を有する蛋白質あるいはポリペプチド。
JP4028090A 1992-02-14 1992-02-14 新規なdnaおよびそれによってコードされる蛋白質 Pending JPH05219959A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4028090A JPH05219959A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 新規なdnaおよびそれによってコードされる蛋白質

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4028090A JPH05219959A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 新規なdnaおよびそれによってコードされる蛋白質

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05219959A true JPH05219959A (ja) 1993-08-31

Family

ID=12239085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4028090A Pending JPH05219959A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 新規なdnaおよびそれによってコードされる蛋白質

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05219959A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06315380A (ja) cDNAライブラリーの作製方法、および新規なポリペプチドとそれをコードするDNA
JPH10512440A (ja) サイトカイン”lerk−7”
JP2003230395A (ja) プログラムされた細胞死に関連した新規なポリペプチドをコードするdna
JPH11511028A (ja) Il―13受容体ポリペプチド
CA2300364A1 (en) Prostate tumor polynucleotide and antigen compositions
JP2001515349A (ja) Tm4sfヒト腫瘍関連抗原
JP2001512667A (ja) ヒトオーファンレセプターntr−1
KR100629185B1 (ko) 인간 리조포스파티드산 수용체 물질 및 그 용도
JP2002500633A (ja) Edg−1様受容体
AU710551B2 (en) Nucleic acid encoding a nervous tissue sodium channel
JPH114695A (ja) ヘッジホッグ蛋白質
JP3231262B2 (ja) ヒトTh1特異的タンパク質及びこれをコードする遺伝子、並びにこれに関連する形質転換体、組換えベクター及び抗体
AU714793B2 (en) Novel stress proteins
US6590089B1 (en) RVP-1 variant differentially expressed in Crohn's disease
JPH05219959A (ja) 新規なdnaおよびそれによってコードされる蛋白質
WO1997032982A1 (fr) Occludine de molecule d'adhesion humaine
US7544485B2 (en) Baldness related gene and the polypeptide encoded thereby, and uses
KR20010043090A (ko) 신규인 폴리펩티드, 그 폴리펩티드를 코드화하는 cDNA및 그 용도
JPH07289297A (ja) 癌抑制遺伝子
JPH0892289A (ja) ヒトマッカード−ジョセフ病関連蛋白質、その蛋白質をコードするcDNAおよび遺伝子、そのDNAまたは遺伝子を含むベクター、その発現ベクターで形質転換された宿主細胞、マッカード−ジョセフ病の診断方法および治療剤
JPH11215987A (ja) Tsa305遺伝子
JPH1118777A (ja) 新規スリット様ポリペプチド
JPH06293800A (ja) 新規生理活性物質エピモルフィン、それをコードする 遺伝子及びエピモルフィンに対する抗体
JP3347313B2 (ja) イヌ接着分子オクルディン
JP2003503024A (ja) 頭部外傷誘導性細胞質カルシウム結合蛋白質

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071127

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081127

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081127

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091127

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees