JPH05219523A - 映像信号記録装置 - Google Patents

映像信号記録装置

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Publication number
JPH05219523A
JPH05219523A JP4022829A JP2282992A JPH05219523A JP H05219523 A JPH05219523 A JP H05219523A JP 4022829 A JP4022829 A JP 4022829A JP 2282992 A JP2282992 A JP 2282992A JP H05219523 A JPH05219523 A JP H05219523A
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JP
Japan
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signal
recording
level
circuit
chroma
Prior art date
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Application number
JP4022829A
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English (en)
Inventor
Hisakado Hirasaka
久門 平坂
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Sony Magnescale Inc
Original Assignee
Sony Magnescale Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力クロマ信号のいかんにかかわらず磁気テ
ープの記録レベル上限V O を有効に利用し、常に良好な
記録ができるようにすることを目的とする。 【構成】 クロマ信号を低域変換して磁気テープに記録
するようにした映像信号記録装置においてクロマ信号回
路系のバーストAGC回路9よりも後段に所定期間毎に
このクロマ信号のピークレベルを検出し、このピークレ
ベルに応じて利得を制御するピークAGC回路32を設
け、この所定期間例えば垂直期間毎のピーク振幅部分の
記録レベルをこの磁気テープ16の記録レベル上限VO
に保つようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロマ信号を低域変換し
て磁気記録媒体に記録するようにした映像信号記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に広く普及している民生用のビデオ
テープレコーダにはVHS方式、ベータ方式、8ミリビ
デオ等があるが、之等はいずれもクロマ信号を低域変換
して磁気記録媒体に記録するようにしている。このVH
S方式、ベータ方式、8ミリビデオにおけるNTSC方
式のクロマ信号は3.58MHzの周波数を600KH
z付近の周波数に低域変換し、FM変調された輝度信号
と加算して記録している。
【0003】即ち図4はVHS方式ビデオテープレコー
ダの記録系のブロック図を示し、この図4において、1
はコンポジットのカラー映像信号が供給される映像信号
入力端子を示し、この映像信号入力端子1に供給される
カラー映像信号の輝度信号を通過し、3.58MHzの
クロマ信号を除去するローパスフィルタ2を介してAG
C及びクランプ回路3に供給し、このAGC及びクラン
プ回路3にて輝度信号のレベルを所定の値とすると共に
この水平同期信号の尖頭値を一定レベルに揃える如くす
る。
【0004】このAGC及びクランプ回路3の出力側に
得られる輝度信号を高域を強調するプリエンファシス回
路4を介してFM変調回路5に供給する如くする。この
FM変調回路5の出力側に得られる例えば3.4MHz
〜4.4MHzのFM信号をこのFM信号を通過するハ
イパスフィルタ6を介して、加算回路7の一方の入力端
子に供給する如くする。
【0005】また、この映像信号入力端子1に供給され
るカラー映像信号を3.58MHzのクロマ信号を通過
するバンドパスフィルタ8に供給する。このバンドパス
フィルタ8の出力側に得られる3.58MHzのクロマ
信号を、バースト信号Baを一定レベルとするバースト
AGC回路9を介してこのバースト信号Baを2倍のレ
ベル(バースト信号は飽和度40%と定められているの
で、2倍の飽和度80%となる。)にするバーストエン
ファシス回路10に供給する。
【0006】このバーストエンファシス回路10の出力
側に得られるバースト信号のレベルが2倍とされた例え
ば3.58MHzのクロマ信号を、629KHzのクロ
マ信号に周波数変換する周波数変換回路11に供給す
る。12は所定周波数を発振する発振器を示し、この発
振器12の出力信号をこの周波数変換回路11に供給す
る。この周波数変換回路11の出力側に得られる低域変
換された629KHzのクロマ信号をこの629KHz
のクロマ信号を通過するローパスフィルタ13を介して
加算回路7の他方の入力端子に供給する如くする。
【0007】この加算回路7の出力側に得られる輝度信
号がFM変調された信号と低域変換されたクロマ信号と
の加算された信号を記録増幅回路14を介して記録ヘッ
ド15に供給し、この記録ヘッド15により磁気テープ
16に記録する如くする。
【0008】またこの磁気テープ16に記録された信号
を再生するときは図5に示す如き映像信号再生装置によ
り行う。即ち、17は磁気テープ16に記録された信号
を再生する再生ヘッドを示し、この再生ヘッド17によ
り再生した信号を前置増幅回路18を介してFM変調さ
れた輝度信号を通過するハイパスフィルタ19及び低域
変換されたクロマ信号を通過するローパスフィルタ20
に夫々供給する。
【0009】このハイパスフィルタ19の出力側に得ら
れるFM変調された輝度信号をFM復調回路21に供給
し、このFM復調回路21の出力側に得られる復調され
た輝度信号をディエンファシス回路22を介して加算回
路23の一方の入力端子に供給する。
【0010】またローパスフィルタ20の出力側に得ら
れる低域変換されたクロマ信号をバースト信号のレベル
を一定にするバーストAGC回路24を介して629K
Hzのクロマ信号を3.58MHzのクロマ信号に周波
数変換する周波数変換回路25の一方の入力端子に供給
する。26は所定周波数を発振する発振器を示し、この
発振器26の出力信号を周波数変換回路25の他方の入
力端子に供給する。
【0011】この周波数変換回路25の出力側に得られ
る周波数変換されたクロマ信号を3.58MHzを通過
するバンドパスフィルタ27及びクロストークキャンセ
ラ回路28を介してバースト信号の振幅を1/2にする
バーストディエンファシス回路29に供給し、このバー
ストディエンファシス回路29の出力側に得られる3.
58MHzのクロマ信号を加算回路23の他方の入力端
子に供給し、この加算回路23の出力側に得られる輝度
信号及び3.58MHzのクロマ信号の加算された映像
信号を映像信号出力端子30を介してモニターに供給す
る如くする。
【0012】この映像信号記録装置においてはFM変調
された輝度信号と、低域変換されたクロマ信号とが加算
されて磁気テープ16に記録されるが、一般にこの磁気
テープの記録信号電流−記録レベル(再生レベル)特性
は図3の実線に示す如く記録信号電流が所定値IO まで
はこの記録信号電流と記録レベルとの関係は直線的に比
例するが、この記録信号電流が所定値IO 以上となった
ときは飽和し、更に記録信号電流が大となったときには
記録レベルが低下している。従ってこの記録信号電流と
信号歪量との関係は図3の破線に示す如くこの記録信号
電流がこの所定値IO を越えたときに急に信号歪量が増
大する。一方クロマ信号のS/Nはクロマ信号レベル
(記録レベル)が大きい程望ましい。
【0013】そこで記録信号電流は所定値IO までを最
大記録ダイナミックレンジVO (記録レベル上限)とし
て有効に使うことが望まれる。
【0014】ところで図4に示す如き映像信号記録装置
においてはバースト信号Baのレベルを一定にするため
にAGC回路9により利得制御しているので、このAG
C回路9の出力側(記録信号)のクロマ信号の振幅はそ
の表示するカラー画像により異なり、例えば図6A2
2 ,C2 及びD2 に示す如くクロマ飽和度が0〜10
0%と異なっている。図6A1 ,B1 ,C1 及びD1
夫々グレー信号、クロマ飽和度100%の信号、クロマ
飽和度の比較的低い信号及び一部分にだけ比較的飽和度
の高いクロマ信号のある信号のコンポジット信号であ
る。従ってこの図4の従来の映像信号記録装置において
は、クロマ信号が図6B1及びD1 に示す如く飽和度が
比較的高いときは略々無歪最大記録電流IO により決る
最大記録ダイナミックレンジ(記録レベル上限)VO
記録レベルとなるがクロマ信号が図6A1 及びC1 に示
す如く、クロマ飽和度が低い信号のときは磁気テープ1
6や磁気ヘッド15の記録レベルにまだ余裕があり、S
/N向上が可能にもかかわらず、この最大記録ダイナミ
ックレンジVO を有効に使わないので、S/Nが低い状
態で記録していた。
【0015】そこで、先に図7に示す如き映像信号記録
装置が提案されている(特開昭63−245198
号)。これは、図4に示す如き映像信号記録装置のバー
ストAGC回路9の直後に平均値制御されるクロマAG
C回路31を挿入したものである。この図7はその他は
図4と同様に構成している。
【0016】この図4に示す映像信号記録装置ではバー
スト信号Baを基準とし入力クロマ信号のレベルによら
ずこのバースト信号の記録レベルが一定になるようにし
ているが、この図7に示す如き映像信号記録装置によれ
ばAGC回路31の作用により、このAGC回路31の
出力側に得られるクロマ信号は入力クロマ信号の飽和度
に反比例して図6A3 ,B3 ,C3 及びD3 に示す如く
バースト信号Ba共々クロマ信号の記録レベルが増減す
る。
【0017】この場合バースト信号Baの記録レベルが
変動しても、再生時に図5の映像信号再生装置のバース
トAGC回路24によりバースト信号Baのレベルが一
定とされるので問題はなく、またこのバーストAGC回
路24の作用により信号レベルが低くなったときはノイ
ズのレベルも低くなるので再生信号としてS/Nが向上
する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】斯る図7に示す如き従
来の映像信号記録装置においては入力信号が例えば図6
1 に示す如くクロマ飽和度100%のときはAGC回
路31の出力信号は図6B3 に示す如く最大記録ダイナ
ミックレンジVO を有効に活用する信号となり、また入
力信号が例えば図6C1 に示す如くクロマ飽和度の比較
的低い信号のときは図6C3 に示す如くこのAGC回路
31が記録レベルを増大せしめるので、最大記録ダイナ
ミックレンジVO を有効に活用し、クロマ信号のS/N
が向上する。
【0019】また入力信号が図6A1 に示す如きグレイ
信号のときはクロマ信号はバースト信号Baのみなの
で、クロマ信号の平均値は低く、このAGC回路31の
利得は図6A3 に示す如く増大し、このバースト信号B
aのレベルは最大記録ダイナミックレンジVo を超える
が、このバースト信号Baは映像画面に表示されないの
でこれにより歪が発生しても問題はない。
【0020】然しながら入力信号が図6D1 に示す如く
一部分にだけクロマ飽和度の比較的高いクロマ信号のあ
る信号のときはクロマ飽和度が比較的高いにもかかわら
ずそのクロマ信号の平均レベルは比較的低く、このため
AGC回路31の利得は大きくなり、このときはこのA
GC回路31の出力側に得られる信号は図6D3 に示す
如く最大記録ダイナミックレンジVO を超え2次ビート
等が増大して信号歪が増大し、画質が劣化してしまう不
都合があった。本発明は斯る点に鑑み、入力クロマ信号
のいかんにかかわらず、磁気記録媒体の最大記録ダイナ
ミックレンジ(記録レベル上限)Vo を有効に利用し、
常に良好な記録ができるようにすることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明映像信号記録装置
は例えば図1、図2に示す如くクロマ信号を低域変換し
て磁気記録媒体16に記録するようにした映像信号記録
装置において、クロマ信号回路系のバーストAGC回路
9よりも後段に所定期間毎にこのクロマ信号のピークレ
ベルを検出し、このピークレベルに応じて利得を制御す
るピークAGC回路32を設け、この所定期間毎のピー
ク振幅部分の記録レベルをこの磁気記録媒体16の記録
レベル上限VO に保つようにしたものである。
【0022】
【作用】本発明によれば所定期間例えば1フィールド期
間毎のクロマ信号のピーク振幅部分の記録レベルをこの
磁気記録媒体16の記録レベル上限VO とするように利
得制御しているので、磁気記録媒体16の最大記録ダイ
ナミックレンジVO を有効に利用でき、入力クロマ信号
のいかんにかかわらず常に良好な記録ができる。
【0023】
【実施例】以下図1、図2を参照して本発明映像信号記
録装置の一実施例につき説明しよう。この図1において
図4に対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明
は省略する。
【0024】この図1においては映像信号入力端子1に
供給されるカラー映像信号の輝度信号を通過し、3.5
8MHzのクロマ信号を除去するローパスフィルタ2を
介してAGC及びクランプ回路3に供給し、このAGC
及びクランプ回路3にて映像信号のレベルを所定の値と
すると共にこの水平同期信号の尖頭値を一定レベルに揃
える如くする。
【0025】このAGC及びクランプ回路3の出力側に
得られる輝度信号を高域を強調するプリエンファシス回
路4を介してFM変調回路5に供給する如くする。この
FM変調回路5の出力側に得られる例えば3.4MHz
〜4.4MHzのFM信号をこのFM信号を通過するハ
イパスフィルタ6を介して、加算回路7の一方の入力端
子に供給する如くする。
【0026】また、この映像信号入力端子1に供給され
るカラー映像信号を3.58MHzのクロマ信号を通過
するバンドパスフィルタ8に供給する。このバンドパス
フィルタ8の出力側に得られる3.58MHzのクロマ
信号を、バースト信号Baを一定レベルとするバースト
AGC回路9を介してこのバースト信号Baを2倍のレ
ベルにするバーストエンファシス回路10に供給する。
【0027】このバーストエンファシス回路10の出力
側に得られるバースト信号のレベルが2倍とされた例え
ば3.58MHzのクロマ信号を、629KHzのクロ
マ信号に周波数変換する周波数変換回路11に供給す
る。12は所定周波数を発振する発振器を示し、この発
振器12の出力信号をこの周波数変換回路11に供給す
る。この周波数変換回路11の出力側に得られる低域変
換された629KHzのクロマ信号をこの629KHz
のクロマ信号を通過させるローパスフィルタ13を介し
てピークAGC回路32に供給する。
【0028】このピークAGC回路32としては例えば
図2に示す如く構成する。この図2につき説明するにこ
の図2において、40はローパスフィルタ13よりのク
ロマ信号が供給されるクロマ信号入力端子を示し、この
クロマ信号入力端子40に供給されるクロマ信号を可変
利得増幅回路41を介して出力端子42に供給する如く
する。
【0029】またこの図2においてはこの可変利得増幅
回路41の出力側に得られるクロマ信号のバースト信号
のレベルを例えば−6dB下げるバーストレベルダウン
回路43を介して整流回路44に供給する如くする。こ
の場合このバーストレベルダウン回路43は本例におい
てはバーストエンファシス回路10によりバースト信号
のレベルを上げているので、このバースト信号のレベル
を下げる(例えば飽和度40%とする)ためと、バース
ト信号によりAGC回路の利得がなるべく決らない様に
するためである。
【0030】このバーストレベルダウン回路43はバー
ストゲートパルス発生器45よりのバーストゲート信号
によりこのバースト信号期間だけレベルダウンする如く
なされている。ここで46はこのカラー映像信号の輝度
信号が供給される入力端子を示し、この入力端子46に
供給される輝度信号を同期信号分離回路47に供給し、
この同期信号分離回路47の出力側に得られる水平及び
垂直同期信号をモノマルチバイブレータ等より構成され
たバーストゲートパルス発生器45に供給し、このバー
ストゲートパルス発生器45にてバースト信号期間に対
応したバーストゲートパルス信号を得る如くしている。
【0031】整流回路44の出力信号をピークホールド
回路48を介してサンプルホールド回路49に供給する
如くする。この場合本例においてはピークホールド回路
48は垂直同期信号のブランキング期間毎にリセットす
ると共にこのピークホールド回路48がリセットされる
直前にこのサンプルホールド回路49がそのピーク値を
ホールドする如くする。
【0032】この場合、図2例においては同期信号分離
回路47の出力側に得られる垂直同期信号を遅延回路5
0を構成するモノマルチバイブレータを介して、ピーク
ホールド回路48のリセットパルス信号を発生するモノ
マルチバイブレータより構成したリセットパルス発生器
51に供給する。このリセットパルス発生器51は垂直
同期信号に同期し垂直周期毎に、垂直ブランキング期間
内にてリセットパルス信号を発生する。またこの遅延回
路50の出力信号をサンプルホールド回路49のサンプ
ルパルス信号を発生するモノマルチバイブレータより構
成したサンプルパルス発生器52に供給する。
【0033】この場合サンプルパルス発生器52よりの
サンプルパルス信号は垂直同期毎の周期で、垂直ブラン
キング期間内でこのリセットパルス信号の直前に発生す
る如くする。従ってこのサンプルホールド回路49は前
の垂直期間のクロマ信号のピークレベルをこの次の垂直
期間保持するようにしたものである。このサンプルホー
ルド回路49の出力信号をローパスフィルタ53及び反
転増幅回路54を介して可変利得増幅回路41の利得制
御端子に供給する如くする。この場合可変利得増幅回路
41においては、その出力信号はクロマ信号のピークレ
ベルのときに最大記録ダイナミックレンジ(記録レベル
上限)VO に対応する如くする。
【0034】従って、この図2例においてはバースト信
号のみのレベルを−6dBダウンしたクロマ信号のピー
ク値を検出し、そのピーク値に応じて利得制御を行って
いる。この場合一般には隣接する垂直期間のクロマ信号
は互に近似したものであるので前の垂直期間のピーク値
に応じて自動利得制御を行っても何等不都合はない。
【0035】本例においては、このピークAGC回路3
2の出力側に得られるクロマ信号を加算回路7の他方の
入力端子に供給する如くする。この加算回路7の出力側
に得られる輝度信号がFM変調された信号と低域変換さ
れたクロマ信号との加算された信号を記録増幅回路14
を介して記録ヘッド15に供給し、この記録ヘッド15
により磁気テープ16に記録する如くする。
【0036】またこの磁気テープ16に記録された信号
を再生するときは、先に説明した図5に示す如き映像信
号再生装置により行う。
【0037】本例においては上述の如く構成されている
ので、映像信号入力端子1に供給されるコンポジット信
号が図6A1 に示す如きグレイ信号のときはクロマ信号
はバースト信号Baのみなので、ピークAGC回路32
の利得はこのバースト信号Baにより決るので、このピ
ークAGC回路32の出力信号の模型は図6A4 に示す
如く、このバースト信号のレベルが最大記録ダイナミッ
クレンジ(記録レベル上限)の2倍=2VO となる。2
倍になるのは、バーストレベルダウン回路43の働きに
よりピークホールド回路48に供給するクロマ信号のバ
ースト信号Baのレベルを例えば−6dBしたため、ピ
ークAGC回路32が−6dBした信号を0dBに復帰
せしめるような利得を有する動作をするからである。こ
のバースト信号Baのレベルは最大記録ダイナミックレ
ンジVO を超えるが、このバースト信号Baは映像画面
に表示されないのでこれによりひずみが発生しても問題
はない。またこの入力信号が図6B1 に示す如くクロマ
飽和度100%のときは、このピークAGC回路32の
利得はこのクロマ飽和度100%の信号により決るの
で、このピークAGC回路32の出力信号の模型は図6
4 に示す如く、このクロマ飽和度100%の信号のレ
ベルが最大記録ダイナミックレンジ(記録レベル上限)
O となり、最大記録ダイナミックレンジVO を有効に
活用する。
【0038】また入力信号が図6C1 に示す如くクロマ
飽和度の比較的低い信号、本例では飽和度40%以下の
場合を示し、このときはピークAGC回路32の利得は
バースト信号Baにより決り(飽和度40%以上のとき
はこの飽和度40%以上のクロマ信号のレベルで決
る)、このピークAGC回路32の出力信号の模型は図
6C4 に示す如く、このバースト信号のレベルが最大記
録ダイナミックレンジ(記録レベル上限)VO となり、
このピークAGC回路32がクロマ信号の記録レベルを
増大せしめるので、この最大記録ダイナミックレンジV
O を有効に活用し、クロマ信号のS/Nが向上する。
【0039】また入力信号が図6D1 に示す如く一部分
にだけクロマ飽和度の比較的高い(本例ではこの飽和度
が40%以上の場合)クロマ信号のある信号のときは、
このピークAGC回路32の利得はこの飽和度の比較的
高いクロマ信号により決るので、このピークAGC回路
32の出力信号の模型は図6D4 に示す如く、このクロ
マ飽和度が比較的高い信号のレベルが最大記録ダイナミ
ックレンジ(記録レベル上限)VO となり、この最大記
録ダイナミックレンジVO を有効に活用できる。
【0040】以上述べた如く本例によれば入力クロマ信
号のいかんにかかわらず、磁気テープ16の最大記録ダ
イナミックレンジ(記録レベル上限)VO を有効に活用
でき、常に良好な記録ができる利益がある。
【0041】尚上述実施例のピークAGC回路32にお
いては垂直期間周期でのピーク値により利得制御した
が、この期間を水平期間等その他の期間としても良いこ
とは容易に理解できよう。また本発明は上述実施例に限
ることなく、本発明の要旨を逸脱することなくその他種
々の構成を採り得ることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば入力クロマ信号のいかん
にかかわらず磁気記録媒体の最大記録ダイナミックレン
ジ(記録レベル上限)VO を有効に利用でき、常に良好
な記録ができる利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明映像信号記録装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】ピークAGC回路の例を示す構成図である。
【図3】本発明の説明に供する線図である。
【図4】従来の映像信号記録装置の例を示すブロック図
である。
【図5】映像信号再生装置の例を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の説明に供する線図である。
【図7】従来の映像信号記録装置の例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 映像信号入力端子 2 ローパスフィルタ 5 周波数変調回路 7 加算回路 8 バンドパスフィルタ 9 バーストAGC回路 11 周波数変換回路 15 記録ヘッド 16 磁気テープ 32 ピークAGC回路 40 クロマ信号入力端子 41 可変利得増幅回路 48 ピークホールド回路 49 サンプルホールド回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロマ信号を低域変換して磁気記録媒体
    に記録するようにした映像信号記録装置において、 クロマ記録回路系のバーストAGC回路よりも後段に所
    定期間毎に上記クロマ信号のピークレベルを検出し、該
    ピークレベルに応じて利得を制御するピークAGC回路
    を設け、 上記所定期間毎のクロマ信号のピーク振幅部分の記録レ
    ベルを上記磁気記録媒体の記録レベル上限に保つように
    したことを特徴とする映像信号記録装置。
JP4022829A 1992-02-07 1992-02-07 映像信号記録装置 Pending JPH05219523A (ja)

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