JPH05219191A - アナログ電話機 - Google Patents

アナログ電話機

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Publication number
JPH05219191A
JPH05219191A JP4012705A JP1270592A JPH05219191A JP H05219191 A JPH05219191 A JP H05219191A JP 4012705 A JP4012705 A JP 4012705A JP 1270592 A JP1270592 A JP 1270592A JP H05219191 A JPH05219191 A JP H05219191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone
impedance
branch
hook
telephone set
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4012705A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Yamane
浩敬 山根
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブランチ接続された複数の電話機を同時に用い
たときの信号レベルの低下防止と側音のアンバランスの
軽減を実現することにある。 【構成】フックスイッチ3を介して接続される通話回路
6にハイブリッド回路7や受話アンプ8および送話出力
段12を設け、この通話回路6の送話出力段12を制御
するブランチ検出回路13を有する。このブランチ検出
回路13がブランチ接続された他の電話機のオフフック
を検出すると、電話機としてのインピーダンスを担って
いる送話出力段12のインピーダンスを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアナログ電話機に関し、
特にブランチ接続された電話機を同時に用いた通話にお
ける通話品質を改善するアナログ電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログ電話機を用いてブランチ
接続をしたときのインピーダンスについて、図4および
図5を用いて説明する。
【0003】図4(a),(b)はそれぞれ従来の一例
を説明するための2台ブランチの場合の接続状態図であ
り、(a)は電話機甲のみで通話しており、また(b)
は甲乙同時に使用して通話している状態を表わす。図4
(a)に示すように、この状態は甲,乙2台の電話器を
用いてブランチ接続したうち、電話機甲のみが回線を通
して通話している。交換機18に接続される節点L1,
L2は加入者線と電気通信端末機器との接続点であり、
ZLは節点L1,L2から見た加入者線の交流インピー
ダンスである。ここで点線で示す1,1Aの点から電話
機側を見たインピーダンスをZ1、回線側を見た交流イ
ンピーダンスをZ1Aとし、線分2,2Aから電話機甲
を見た交流インピーダンスをZ2、回線側と他の電話機
を見たインピーダンスをZ2Aとする。同様に、線分
3,3Aから電話機乙を見た交流インピーダンスをZ
3、回線側と他の電話機を見た交流インピーダンスをZ
3Aとする。次に、図4(b)に示すように、甲の電話
機がオフフック状態、つまり通話しているときに、乙の
電話機をオフフックすると、甲および乙の電話機は共に
回線に接続される。この時、甲と乙及び回線先との間で
3者通話が可能になる。
【0004】図5(a)〜(c)はそれぞれ従来の他の
例を説明するための3台ブランチの場合の接続状態図で
ある。図5(a)に示すように、この状態は電話機甲,
電話機乙,電話機丙の3台の電話機がブランチ接続さ
れ、甲のみが交換機18に接続された回線を介して通話
している。交流インピーダンスZLや各線分1,1Aと
線分2,2Aから電話機側を見たインピーダンスZ1,
Z2は前述した図4(a),(b)と同様である。ここ
では線分4,4Aが加わり、電話機丙を見たインピーダ
ンスをZ4および線分4,4Aから回線側と他の電話機
を見たインピーダンスをZ4Aとする。次に、図5
(b)に示すように、電話機甲がオフフック状態、つま
り通話しているときに乙の電話機をオフフックすると、
甲と乙の電話機が共に回線に接続される。このとき、
甲,乙及び回線先との間で3者通話が可能になる。更
に、図5(c)に示すように、丙の電話機をオフフック
すれば、甲,乙,丙及び回線先との間で4者通話が可能
になる。このように、複数の電話機をブランチ接続すれ
ば、複数の話者で会話することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の電話機のブランチ接続の状態では、送受話の音声レベ
ルが低下し、さらに側音バランスも崩れて、その結果通
話品質を劣化させてしまうことになる。このことを、図
4(a),(b)の状態の場合について説明する。ま
ず、電話機自体の交流インピーダンスを電話機甲,乙に
たいしてそれぞれZA,ZBとすれば、以下の関係が成
立する。
【0006】Z1A=ZL,Z2=ZA,Z3=ZB また、Z1=Z2//Z3,Z2A=Z1A//Z3,
Z3A=Z1A//Z2であるので、Z1=ZA//Z
B,Z2A=ZB//ZL,Z3A=ZL//ZAとな
る。
【0007】通常、電話機の交流インピーダンスはオフ
フック時に600Ωであり、しかもオンフック時の交流
インピーダンス〉〉600Ωに設計されている。また、
回線の交流インピーダンスも通常600Ωである。従っ
て、図4(a),(b)のそれぞれの場合において、電
話機のオフフック時の交流インピーダンスを600Ωよ
り非常に大きな値としてHiZと記せば、Z1,Z1
A,Z2,Z2A,Z3,Z3Aは表1のようになる。
【0008】
【表1】
【0009】そこで、電話機甲に注目すると、電話機甲
だけがオフフックである時〔図4(a)〕の電話機甲の
負荷Z2Aが回線のインピーダンス600Ωだけである
のに対し、電話機乙もオフフックしたとき〔図4
(b)〕の電話機甲の負荷Z2Aは回線と電話機乙の並
列接続であるので300Ωになる。すなわち、電話機甲
の負荷が図4(a)の状態から図4(b)の状態になる
につれて大きくなり、電話機甲の出力が小さくなる。同
様に、回線から電話機側を見た負荷Z1も大きくなり、
回線からの出力が小さくなる。また、電話機甲の回線と
の接続端における送話信号と受話信号を分離するための
2線−4線変換を行うハイブリッド回路は、従来電話機
甲の負荷を600Ωとして設計されているので、図4
(a)の状態から図4(b)の状態になるにつれて、側
音バランスが大きく崩れてしまう。
【0010】このように、電話機をブランチ接続の状態
で且つ複数の電話機を同時に使うときは、上述したよう
に、出力の低下と側音のアンバランスが起こり、通話品
質を劣化させるという欠点がある。尚、電話機甲,乙の
関係は等価であり、電話機乙についても同様の通話品質
の劣化が起こる。
【0011】次に、図5(a)〜(c)の状態における
従来の電話機の問題点を説明する。まず、電話機自体の
交流インピーダンスを電話機甲,乙,丙にたいしてそれ
ぞれZA,ZB,ZCとすれば、以下の関係が成立す
る。
【0012】Z1A=ZL,Z2=ZA,Z3=ZB,
Z4=ZC また、Z1=Z2//Z3//Z4,Z2A=Z1A/
/Z3//Z4,Z3A=Z1A//Z2//Z4,Z
4A=ZA′//Z2//Z3であるので、Z1=ZA
//ZB//ZC,Z2A=ZB//ZC//ZL,Z
3A=ZC//ZL//ZA,Z4A=ZL//ZA/
/ZBになる。
【0013】通常、電話機の交流インピーダンスはオフ
フック時600Ω、オンフック時の交流インピーダン
ス〉〉600Ωに設計されている。また、回線の交流イ
ンピーダンスも通常600Ωである。従って、図5
(a),図5(b),図5(c)のそれぞれの場合に於
いて、電話機のオフフック時の交流インピーダンスを6
00Ωより非常に大きな値としてHiZと記せば、Z
1,Z1A,Z2,Z2A,Z3,Z3A,Z4,Z4
Aは、表2のようになる。
【0014】
【表2】
【0015】そこで、電話機甲に注目すると、電話機甲
だけがオフフックである時〔図5(a)〕は電話機甲の
負荷Z2Aが回線のインピーダンス600Ωだけである
のに対し、電話機乙もオフフックしたとき〔図5
(b)〕は電話機甲の負荷Z2Aが回線と電話機乙の並
列接続であるので300Ωになる。さらに、電話機丙も
オフフックすると〔図5(c)〕、電話機甲の負荷Z2
Aは回線と電話機乙と電話機丙の並列接続になるので2
00Ωになる。従って、電話機甲の負荷が図5(a)の
状態から図5(b)の状態へ、さらに図5(c)の状態
になるにつれ大きくなり、電話機甲の出力は小さくな
る。同様に、回線から電話機側を見た負荷Z1も大きく
なり、回線からの出力も小さくなる。また、電話機甲の
回線との接続端に於ける送話信号と受話信号を分離する
ための2線−4線変換を行うハイブリッド回路は、従来
電話機甲の負荷が600Ωとして設計されているので、
図5(a)の状態から図5(b),図5(c)の状態に
なるにつれて側音バランスも大きく崩れてしまう。
【0016】このように、電話機をブランチ接続の状態
で複数の電話機を同時に使うときは、上述したように、
出力の低下と側音のアンバランスがおこり、通話品質を
劣化させるという欠点がある。尚、電話機甲,電話機
乙,電話機丙の関係は等価であり、電話機乙,電話機丙
についても同様の通話品質の劣化が起こる。
【0017】本発明の目的は、かかるブランチ接続を行
って通話しても側音バランスを大きく崩すことなく、通
話品質の劣化を軽減できるアナログ電話機を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のアナログ電話機
は、加入者線に並列接続される複数の電話機の一つがオ
フフックして直流回路を閉結するときに他の電話機のオ
フフック及びオンフックによる直流回路の開放を検出す
るブランチ検出手段と、自らの交流インピーダンスを可
変にする手段とを備え、前記ブランチ検出手段により前
記交流インピーダンスを変化させるように構成される。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例を示すアナログ電
話機の構成図である。図1に示すように、本実施例は電
話機と回線との接続端L1,L2に接続されるダイオー
ドブリッジ回路1およびリンガ回路2と、ダイオードブ
リッジ回路1に接続されたフックスイッチ3とを有す
る。このフックスイッチ3はキーパッド5よりダイアラ
4を介して制御される。また、本実施例はフックスイッ
チ3に接続される通話回路6およびブランチ検出回路1
3とを有し、通話回路6はバランスネットワーク14,
抵抗R1およびR2からなるハイブリッド回路7と、受
話アンプ8およびレシーバ9と、マイク10,送話アン
プ11および送話出力段12とを備えている。かかるア
ナログ電話機において、回線はダイオードブリッジ回路
1およびフックスイッチ3を介して通話回路6に接続さ
れる。また、ハイブッド回路7はバランスネットワーク
(ZBa)14,抵抗R1,抵抗R2の順番でダイオー
ドブリッジ回路1のプラス端子とマイナス端子の間に直
列接続される。送話出力段12の出力端子はダイオード
ブリッジのプラス端子と、抵抗R1および抵抗R2の接
続点とに接続し、送話出力段12の入力端子は送話アン
プ11を介してマイク10に接続されている。一方、受
話アンプ8の差動入力はダイオードブリッジ1のマイナ
ス端子と、バランスネットワーク(ZBa)14および
抵抗R1の接続点とに接続され、その出力はレシーバ9
に供給される。本実施例ではブランチ検出回路13を備
えるが、このブランチ検出回路13はダイオードブリッ
ジ回路1のプラス端子と送話出力段12とに接続されて
いる。
【0020】次に、上述したアナログ電話機の各部の機
能を説明する。まず、リンガ2は回線からの呼び出し信
号を検出して、呼び出し音を発生する。一方、キーパッ
ド5は電話番号を入力しダイアラ4がフックスイッチ3
を制御することにより、選択信号を送出する。その際、
マイク10より入力された音声は送話アンプ11,送話
出力段12により増幅され、バランスネットワーク14
を備えたハイブリッド回路7を介して送話信号として回
線に送出される。また、回線からの受話信号はバランス
ネットワーク14を介して受話アンプ8で増幅され、レ
シーバ9により音声として出力される。このとき、送話
信号が受話信号に回り込まないように、バランスネット
ワーク14が機能する。更に、ブランチ検出回路13は
ブランチ接続の関係にある電話機のオフフックまたはオ
ンフックを検出して送話出力段12の交流インピーダン
スを制御する。すなわち、電話機の交流インピーダンス
が制御される。
【0021】図2は図1における出力インピーダンスを
可変にする送話出力段の回路図である。図2に示すよう
に、この送話出力段回路12は交流経路についてのみ示
している。ここでは、NPNトランジスタQ1を有し、
そのコレクタは出力端子T1とレベルシフトVSに、エ
ミッタは抵抗R2と抵抗5に、またベースはオペアンプ
16の出力端に接続されている。オペアンプ16のプラ
ス側は経路切り換えブロックとしてのスイッチ端子S1
に接続され、マイナス入力は電流出力型の送話アンプ1
1に接続される。この送話アンプ11はマイク10の電
圧に応じた電流を送話信号として発生する。容量C1は
抵抗R4および出力端子T2に接続される。スイッチ1
5は外部からの制御により、オペアンプ16のプラス入
力を端子S2に接続するか、もしくは端子S3に接続す
る。
【0022】次に、上述した回路の出力インピーダンス
Z0を計算する。先ず、スイッチ15の出力端子S1と
S2が接続しているときを考える。送話信号発生用定電
流源isの電流をゼロとし、出力端子T1,T2間の電
圧をvo、T1から内部に流れる電流をioとすると、
出力インピーダンスZ0は、Z0=vo/ioである。
また、トランジスタQ1のコレクタに流れる電流をi
1、抵抗R3を流れる電流をi2とすれば、io=i1
+i2である。さらに、オペアンプ16の仮想接地の条
件から、 R2×i1=vo−R3×i2=vo×{R4+(1/jωC1)}/{R3 +R4+(1/jωC1)} である。ここで、ωは角周波数を意味する。よって、出
力インピーダンスZ0は Z0={R3+R4+(1/jωC1)}×R2/{R4+R2+(1/jω C1)} となる。容量C1を十分大きな値とし、交流インピーダ
ンスを無視できるとすれば、 R0≒R2×(R3+R4)/(R2+R4) となる。
【0023】次に、スイッチ15の端子S1とS3を接
続すると、同様の計算をしてZ0≒R3+R4となる。
【0024】よって、この送話出力段回路12はスイッ
チ15を制御してS1とS2を接続したとき、R0≒R
2×(R3+R4)/(R2+R4)、S1とS3とを
接続したとき、Z0≒R3+R4といった具合に2通り
に変える事ができる。いま、R2=50Ω,R3=11
1KΩ,R4=10KΩとすれば、出力インピーダンス
Z0は600Ωと111KΩの二通りに切り換えること
ができる。
【0025】しかるに、電話機の出力インピーダンスZ
は、リンガ2のインピーダンスをZR,出力段12のイ
ンピーダンスをZM,ブランチ検出回路13のインピー
ダンスをZBUとし、Z0〈〈ZDC、Z0〈〈ZR、
Z0〈〈ZBa、Z0〈〈ZBuとすれば、電話機の出
力インピーダンスZはZ≒Z0である。従って、ブラン
チ検出回路13がブランチ接続の関係にある他の電話機
のオフフックを検出したら、スイッチ15を制御して、
端子S1とS3を接続することにより、Z0を大きな値
にすることが可能になる。
【0026】次に、前述した図4(a),(b)におい
て、電話機甲と電話機乙を本実施例の電話機としたとき
の動作を説明する。電話機甲のみで通話中に{図4
(a)}、電話機乙がオフフックして図4(b)の状態
になったときに、電話機甲が電話機乙のオフフックを検
出すると、電話機甲は自らの交流インピーダンスを大き
くする。すなわち、図4(a)の状態から図4(b)の
状態になったとき、電話機甲の交流インピーダンスが1
00KΩになるとして、図4(a),(b)のそれぞれ
の状態におけるインピーダンスZ1,Z1A,Z2,Z
2A,Z3,Z3Aの値を表3に示す。
【0027】
【表3】
【0028】この表3に示す本実施例のインピーダンス
と前述した表1のインピーダンスを比較すると、図4
(b)において、電話機乙の負荷Z3Aが300Ωから
600Ωへの改善されている。また、回線から見た負荷
Z1も300Ωから600Ωに改善されている。従っ
て、側音バランスと信号の出力が改善され、通話品質の
劣化を軽減している。
【0029】図3は本発明の他の実施例を示すアナログ
電話機の構成図である。図3に示すように、本実施例は
前述した一実施例にブランチ検出の回数を計数して記憶
する制御回路17を追加したものである。図3の他の信
号と数字は図1と同様である。本実施例の電話機を用い
てブランチ接続したときの動作を前述した従来例の図5
(a)〜(c)を引用して説明する。図5(a)〜
(c)に於いて、電話機甲,電話機乙,電話機丙をそれ
ぞれ本実施例の電話機とすれば、図5(a)の状態から
図5(b)の状態になったときに、電話機甲が電話機乙
のオフフックを検出して自らの交流インピーダンスを大
きくする。さらに、図5(b)の状態から図5(c)の
状態になったときに、電話機乙が電話機丙のオフフック
を検出して、自らの交流インピーダンスを大きくする。
電話機甲と電話機乙の交流インピーダンスが100KΩ
になるとして、図5(a)〜(c)それぞれの状態にお
けるインピーダンスZ1,Z1A,Z2,Z2A,Z
3,Z3A,Z4,Z4Aを表4に示す。
【0030】
【表4】
【0031】この表4を前述した従来例の表2と比較す
ると、図5(b)において、電話機乙の負荷Z3Aが3
00Ωから600Ωへと改善され、また回線から見込ん
だ負荷Z1も300Ωから600Ωに改善されている。
さらに、図5(c)において、電話機丙の負荷Z4が2
00Ωから600Ωへと改善され、また回線からみた負
荷Z1も200Ωから600Ωへと改善されている。従
って、それぞれの場合に於いて、側音バランスと信号の
出力が改善され、通話品質の劣化を軽減している。一
方、本実施例ではブランチ接続の他の電話機のオフフッ
クとオンフックを検出した回数を記憶している。従っ
て、検出したオフフックの回数と検出したオンフックの
回数の差がゼロになった電話機に対して交流インピーダ
ンスを600Ωとするようにしておけば、ブランチ接続
の状態で複数の電話機を同時に用いて通話中に、一つの
電話機がオンフックしたときに、残りの電話機の交流イ
ンピーダンスがすべてHiZとなることはない。すなわ
ち、図5(c)の状態から電話機丙がオンフックして図
5(b)の状態になったときに、検出したオフフックの
回数と検出したオンフックの回数の差が 電話機甲:(検出したオフフックの回数−検出したオン
フックの回数)=1 電話機乙:(検出したオフフックの回数−検出したオン
フックの回数)=0 となるので、電話機乙が交流インピーダンスをHiZか
ら600Ωに戻せば、電話機甲と電話機乙の両方とも交
流インピーダンスがHiZのまま取り残されることはな
い。さらに、電話機乙がオンフックしたとき、検出した
オフフックと検出したオンフックの回数が差が 電話機甲:(検出したオフフックの回数−検出したオン
フックの回数)=0 となるので、電話機甲が交流インピーダンスをHiZか
ら600Ωに戻すようにする。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアナログ
電話機はブランチ検出手段を設け、このブランチ検出手
段がブランチ接続の他の電話機のオフフック状態を検出
した際に自らの交流インピーダンス大きくすることによ
り、ブランチ接続の状態で複数の電話機を同時に用いた
通話となっても、ブランチ接続の他の電話機の負荷条件
と側音バランスを大きく崩すことなく、通話品質の劣化
を軽減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すアナログ電話機の構成
図である。
【図2】図1における出力インピーダンスを可変にする
送話出力段の回路図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すアナログ電話機の構
成図である。
【図4】従来の一例を説明するための2台ブランチの場
合の接続状態図である。
【図5】従来の他の例を説明するための3台ブランチの
場合の接続状態図である。
【符号の説明】
1 ダイオードブリッジ回路 2 リンガ 3 フックスイッチ 4 ダイアラ 5 キーパッド 6 通話回路 7 ハイブリッド回路 8 通話回路 9 レシーバ 10 マイク 11 通話アンプ 12 送話出力段 13 ブランチ検出回路 14 バランスネットワーク 15 切換スイッチ 16 オペアンプ 17 制御回路 R1〜R5 抵抗 Q1 トランジスタ C1 コンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者線に並列接続される複数の電話機
    の一つがオフフックして直流回路を閉結するときに他の
    電話機のオフフック及びオンフックによる直流回路の開
    放を検出するブランチ検出手段と、自らの交流インピー
    ダンスを可変にする手段とを備え、前記ブランチ検出手
    段により前記交流インピーダンスを変化させること特徴
    とするアナログ電話機。
  2. 【請求項2】 ブランチ検出手段および自らの交流イン
    ピーダンスを可変する手段とを備え、前記ブランチ検出
    手段がブランチ接続された他方の電話機のオフフック状
    態を検出することにより自らの交流インピーダンスを所
    定の値より大きくし、また前記ブランチ接続された他方
    の電話機のオンフック状態を検出することにより所定の
    値に交流インピーダンスを戻すことを特徴とするアナロ
    グ電話機。
  3. 【請求項3】 ブランチ検出手段および自らの交流イン
    ピーダンスを可変する手段と、ブランチ接続された他の
    電話機のオフフックおよびオンフックを検出した回数を
    記憶する手段とを備え、前記ブランチ検出手段によりブ
    ランチを検出した際に前記ブランチ接続された他の電話
    機のオフフックおよびオンフックを検出した回数に応じ
    て自らの交流インピーダンスを変化させることを特徴と
    するアナログ電話機。
JP4012705A 1992-01-28 1992-01-28 アナログ電話機 Withdrawn JPH05219191A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08251280A (ja) * 1995-03-10 1996-09-27 Murata Mach Ltd 通信端末装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08251280A (ja) * 1995-03-10 1996-09-27 Murata Mach Ltd 通信端末装置

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