JPH05218153A - 半導体試験用キャリア及び半導体試験用キャリアへのチップの着脱方法 - Google Patents

半導体試験用キャリア及び半導体試験用キャリアへのチップの着脱方法

Info

Publication number
JPH05218153A
JPH05218153A JP1730292A JP1730292A JPH05218153A JP H05218153 A JPH05218153 A JP H05218153A JP 1730292 A JP1730292 A JP 1730292A JP 1730292 A JP1730292 A JP 1730292A JP H05218153 A JPH05218153 A JP H05218153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
mounting part
substrate
bump electrode
semiconductor test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1730292A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Mizukoshi
正孝 水越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP1730292A priority Critical patent/JPH05218153A/ja
Publication of JPH05218153A publication Critical patent/JPH05218153A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、バンプ電極を有するチップを搭載し
て特性試験を行うための半導体試験用キャリアに関し、
チップの汚染やバンプ電極の酸化を防止するとともに、
十分な接続状態を確保し、かつチップの着脱を容易に行
うことができる半導体試験用キャリアの提供を目的とす
る。 【構成】チップ搭載部2と、該チップ搭載部2に形成さ
れ、チップのバンプ電極を接続すべき第1の接続部3
と、前記チップ搭載部2の周囲に配置され、かつ前記第
1の接続部3と接続された、試験装置と接続すべき第2
の接続部5とが形成された基板1を有する半導体試験用
キャリアであって、前記第1の接続部3は前記バンプ電
極に咬合して前記チップを固定する突起を有しているこ
とを含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) ・産業上の利用分野 ・従来の技術 ・発明が解決しようとする課題 ・課題を解決するための手段 ・作用 ・実施例 (1)第1の実施例(図1,図2) (2)第2の実施例(図3,図4) (3)第3の実施例(図5) ・発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体試験用キャリア
及び半導体試験用キャリアへのチップの着脱方法に関
し、更に詳しく言えば、バンプ電極を有するチップを搭
載して特性試験を行うための半導体試験用キャリア及び
半導体試験用キャリアへのチップの着脱方法に関する。
【0003】
【従来の技術】組み立て工数の削減及び組み立て部材の
有効活用のため、通常、ウエハプロセスの終了後チップ
をパッケージに組み込む前に、組み立てを行うべき、良
好な特性を有するチップを選別している。
【0004】従来、良好な特性を有するチップを選別す
るため、チップに分割される前のウエハに形成されてい
る個々のチップの特性を測定している。このため、試験
装置と接続されている多数の接触子を対応する多数のバ
ンプ電極に接続している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、半導体装置の
高密度化等によりバンプ電極の数が数百個を越える場合
やバンプ電極の並びのピッチが狭くなる場合、全てのバ
ンプ電極に接触子を当てることが困難になってしまうと
いう問題がある。
【0006】この問題を解決するため、ウエハをチップ
化した後チップを一旦試験用キャリアに搭載して試験装
置に接続しやすい形にして特性測定を行い、その後試験
用キャリアからチップを離脱して良品チップのみをパッ
ケージに組み込むようにする方法が考えられる。
【0007】しかし、チップのバンプ電極を半田等によ
り試験用キャリアに固着する場合には、試験用キャリア
からのチップの離脱に手間が掛かるという問題がある。
また、圧接により試験用キャリアに固着する場合には、
チップの離脱は容易になるが、固着強度が十分でない場
合があり、運搬中にチップが脱落したり、バンプ電極と
試験用キャリアとの間で十分な接続状態が得られなかっ
たりするという問題がある。また、正規の組み立ての前
に別の組み立て工程を経ることになるので、チップの汚
染やバンプ電極の酸化を防止する必要もある。
【0008】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
て創作されたものであり、チップの汚染やバンプ電極の
酸化を防止するとともに、十分な接続状態を確保し、か
つチップの着脱を容易に行うことができる半導体試験用
キャリア及び半導体試験用キャリアへのチップの着脱方
法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1に、チ
ップ搭載部と、該チップ搭載部に形成され、チップのバ
ンプ電極を接続すべき第1の接続部と、前記チップ搭載
部の周囲に配置され、かつ前記第1の接続部と接続され
た、試験装置と接続すべき第2の接続部とが形成された
基板を有する半導体試験用キャリアであって、前記第1
の接続部は前記バンプ電極に咬合して前記チップを固定
する突起を有していることを特徴とする半導体試験用キ
ャリアによって達成され、第2に、チップ搭載部と、該
チップ搭載部に形成され、チップのバンプ電極を接続す
べき第1の接続部と、前記チップ搭載部の周囲に配置さ
れ、かつ前記第1の接続部と接続された、試験装置と接
続すべき第2の接続部とが形成された基板を有する半導
体試験用キャリアであって、前記チップ搭載部を被覆す
る蓋を有し、かつ前記蓋の内部に前記搭載されたチップ
の裏面から付勢力によりチップを押圧する押圧体を有し
ていることを特徴とする半導体試験用キャリアによって
達成され、第3に、チップ搭載部と、該チップ搭載部に
形成され、チップのバンプ電極を接続すべき第1の接続
部と、前記チップ搭載部の周囲に配置され、かつ前記第
1の接続部と接続された、試験装置と接続すべき第2の
接続部とが形成された基板を有する半導体試験用キャリ
アであって、前記チップ搭載部を被覆する蓋を有し、か
つ前記蓋は前記チップ搭載部である内部が密封されるよ
うにシール材を介して前記基板と接着されることを特徴
とする半導体試験用キャリアによって達成され、第4
に、前記蓋の内部に前記搭載されたチップの裏面から付
勢力によりチップを押圧する押圧体を有していることを
特徴とする第3の発明に記載の半導体試験用キャリアに
よって達成され、第5に、前記第1の接続部は前記バン
プ電極に咬合して前記チップを固定する突起を有してい
ることを特徴とする第2〜第4のいずれかの発明に記載
の半導体試験用キャリアによって達成され、第6に、チ
ップ搭載部と、該チップ搭載部に形成され、チップのバ
ンプ電極を接続すべき第1の接続部と、前記チップ搭載
部の周囲に配置され、かつ前記第1の接続部と接続され
た、試験装置と接続すべき第2の接続部とが形成された
基板を有する半導体試験用キャリアへのチップの着脱方
法において、前記基板の第1の接続部に圧接により前記
チップのバンプ電極を固着し、接続することを特徴とす
る半導体試験用キャリアへのチップの着脱方法によって
達成され、第7に、チップ搭載部と、該チップ搭載部に
形成され、チップのバンプ電極を接続すべき第1の接続
部と、前記チップ搭載部の周囲に配置され、かつ前記第
1の接続部と接続された、試験装置と接続すべき第2の
接続部とが形成された基板を有する半導体試験用キャリ
アへのチップの着脱方法において、付勢力により前記基
板の第1の接続部上のチップを押圧し、前記基板の第1
の接続部に前記チップのバンプ電極を接続することを特
徴とする半導体試験用キャリアへのチップの着脱方法に
よって達成され、第8に、チップ搭載部と、該チップ搭
載部に形成され、チップのバンプ電極を接続すべき第1
の接続部と、前記チップ搭載部の周囲に配置され、かつ
前記第1の接続部と接続された、試験装置と接続すべき
第2の接続部とが形成された基板を有する半導体試験用
キャリアへのチップの着脱方法において、第6又は第7
の発明に記載の方法により前記バンプ電極を介して前記
第1の接続部にチップが搭載されている基板を急加熱す
ることにより又は急冷却することにより、前記基板から
前記チップを離脱することを特徴とする半導体試験用キ
ャリアへのチップの着脱方法によって達成される。
【0010】
【作 用】本発明の半導体キャリアにおいては、第1
に、第1の接続部はチップのバンプ電極に咬合してチッ
プを固定する突起を有している。
【0011】第2に、チップ搭載部を被覆する蓋を有
し、かつ前記蓋の内部に前記搭載されたチップの裏面か
ら付勢力によりチップを押圧する押圧体を有している。
第3に、上記の突起と押圧体の両方を有している。
【0012】このため、十分な接続状態が得られ、かつ
チップの着脱を容易に行うことができる。また、押圧体
とチップ裏面とが接触するようになるので、試験時にチ
ップに電力印加を行う場合に発生する熱を押圧体を介し
て効率よく外部に排除することができる。
【0013】更に、蓋の内部を密封するシール材を有し
ているので、外部からの汚染を防止し、かつ同時に不活
性ガスを封入することにより組み立て時或いは試験時の
加熱によるバンプ電極の酸化を防止することができる。
これにより、正常な雰囲気中で、良好な接続状態を保持
して特性測定を行うことができる。
【0014】また、本発明の半導体キャリアへのチップ
の着脱方法によれば、第1に、基板の第1の接続部に圧
接によりチップのバンプ電極を固着し、接続しているの
で、チップの着脱が容易である。
【0015】第2に、付勢力により基板の第1の接続部
上のチップを押圧し、基板の第1の接続部にバンプ電極
を接続しているので、バンプ電極が第1の接続部に押し
つけられるため、十分な接続状態を確保することができ
る。また、付勢力を取り除くことにより半導体試験用キ
ャリアからチップを容易に離脱することができる。
【0016】第3に、基板からチップを離脱するため、
第6又は第7の発明に記載の方法によりバンプ電極を介
して第1の接続部にチップが搭載されている基板を急加
熱又は急冷却している。これにより、基板とチップ、そ
れぞれの接続部の部材の熱膨張係数の差により互いの接
続部に間隙が生じるので、チップを掴む等チップに余計
な力を加えることなく基板からチップを容易に離脱する
ことができる。
【0017】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。 (1)第1の実施例 図1(a),(b)は、本発明の第1の実施例の半導体
試験用キャリアの構成図、図2(a)〜(c)はこの半
導体試験用キャリアにチップを着脱する方法について説
明する断面図である。
【0018】図1(a)は基板の上面図及び断面図につ
いて示し、図中符号1はセラミック等からなる絶縁性の
基板、2はチップ搭載部で、基板1の中央部に配置さ
れ、チップのバンプ電極に対応する位置にAu等がメタ
ライズされた複数の第1の接続部3が形成されている。
4はチップ搭載部2を囲むように配置された試験装置へ
の接続部で、Au等がメタライズされた複数の第2の接
続部4が形成されている。これらの第2の接続部4は、
基板1内部の配線により第1の接続部3の各々と電気的
に接続され、試験を行う際、接触子等を介して試験装置
の端子へ接続される。
【0019】7はチップ搭載部2を被覆する蓋で、蓋7
の裏側には、例えば銅/ベリリウム合金からなるバネ
(押圧体)8が取り付けられている。そして、基板1に
搭載されたチップの上側にこの蓋7を被せ、シール材等
で基板1に接着することにより、バネ8がチップの裏面
から付勢力によりチップを押圧する。これにより、チッ
プのバンプ電極は第1の接続部3に押さえつけられ、バ
ンプ電極と第1の接続部3との間で電気的に十分な接続
が行われる。
【0020】次に、図2(a)〜(c)を参照しなが
ら、上記の半導体試験用キャリアへのチップの着脱方法
について説明する。まず、ウエハをダイシングすること
によりチップ9に分割する。続いて、チップ9のバンプ
電極10と第1の接続部3とが対応するように位置決め
した(図2(a))後、基板1の温度を200℃程度に
保って圧接によりバンプ電極10と第1の接続部3とを
固着し、電気的に接続する(図2(b))。
【0021】次いで、窒素ガス等不活性ガス中で、基板
1のチップ搭載部2に搭載されたチップ9を被覆するよ
うに蓋7を被せ、樹脂等のシール材19aを用いて、基板
1に固着し、内部を密封する(図2(c))。
【0022】次に、第2の接続部5を接触子等を介して
試験装置の端子と接続して、チップ9の特性を測定した
後、特性の良否を判定する。なお、場合によっては、特
性の測定前に、例えば温度150℃程度の高温試験等の
バーンイン試験を行う。
【0023】その後、蓋7を外した後、チップ9を真空
チャック等により保持して基板1から取り外す。このと
き、チップ9はバンプ電極10を介して基板1に圧接さ
れているだけなので、容易に基板1から離脱することが
できる。
【0024】以上のように、本発明の第1の実施例の半
導体キャリアへのチップの着脱方法によれば、基板1の
第1の接続部3に圧接によりチップ9のバンプ電極10
を固着し、接続しているので、チップ9の着脱が容易で
ある。
【0025】また、試験中はバネ8の付勢力により基板
1の第1の接続部3上のチップ9が押圧されているの
で、バンプ電極10が第1の接続部3に押しつけられ、
十分な接続状態を確保することができる。また、蓋7を
外すことにより付勢力を取り除くことができ、チップ9
を基板1から容易に離脱することができる。なお、試験
中チップ9に電力印加を行う場合には、バネ8とチップ
9裏面とが接触しているので、チップ9に発生する熱を
バネ8を介して効率よく外部に排除することができる。
【0026】また、蓋7の内部をシール材19aにより密
封することにより、外部からの汚染を防止し、かつ同時
に不活性ガスを封入することにより、組み立て時或いは
試験時の加熱によるバンプ電極10の酸化を防止するこ
とができる。これにより、正常な雰囲気中で、良好な接
続状態を保持して特性測定を行うことができる。
【0027】なお、第1の実施例では、チップ搭載部2
をシールするため、樹脂等のシール材19aで蓋7を基板
1に固着しているが、更にシール性を向上するため、図
5(a)に示すOリング19を蓋7のシール部と基板1
との間に介在させることもできる。
【0028】(2)第2の実施例 図3(a),(b)は本発明の第2の実施例の半導体試
験キャリア及びこの半導体試験キャリアへのチップの着
脱方法について説明する断面図で、第1の接続部はチッ
プのバンプ電極に咬合してチップを固定する突起を有し
ている。
【0029】まず、上記の基板の作成方法について説明
する。図4(a)〜(c)はこのような基板の作成方法
について説明する断面図である。まず、図4(a)に示
すように、例えばシリコン基板12上にSiO2 膜から
なる第1の絶縁膜13aを形成した後、第1の絶縁膜13a
上にAl膜等からなる第1の配線14aを形成する。続い
て、同様にして、第1の配線14a上に順次第2の絶縁膜
13b/第2の配線14b/第3の絶縁膜13c/第3の配線
14c/第4の絶縁膜13dを形成する。
【0030】次いで、図4(b)に示すように、第1の
配線14a上の第2の絶縁膜13b/第3の絶縁膜13c/第
4の絶縁膜13dを貫通し、また第2の配線14b上の第3
の絶縁膜13c/第4の絶縁膜13dを貫通し、更に第3の
配線14c上の第4の絶縁膜13dを貫通し、第1の接続部
3を形成すべき領域にそれぞれ開口部を形成する。続い
て、各開口部にAuメッキ等により導電体を埋めて第
1,第2及び第3の引出し部17a〜17cを形成する。続
いて、張り合わせ法,研磨法により第4の絶縁膜13d上
に低抵抗の単結晶のシリコン膜18を形成する。
【0031】次に、異方性エッチングにより第1,第2
及び第3の引出し部17a〜17cの上部に突起16a〜16c
を選択的に形成するとともに、突起16a〜16cの周辺の
シリコン膜18を選択的にエッチングする。
【0032】次いで、突起16a〜16cの周辺のシリコン
膜18を選択的に酸化して絶縁膜(第5の絶縁膜)13e
を形成し、各突起16a〜16cを電気的に分離する。これ
により、残存するシリコン膜18a〜18cと第1,第2及
び第3の引出し部17a〜17cとを介して、第1,第2及
び第3の配線14a,14b及び14cはそれぞれ突起16a,
16b及び16cと接続する。これにより、第1の接続部3
に突起16a,16b及び16cを有する半導体試験用キャリ
アの基板11が完成する。なお、突起16a,16b及び16
cの表面は高融点金属等によりメタライズしてもよい。
【0033】次に、この基板11を有する半導体試験用
キャリアを用いて、チップ9を搭載する方法について図
3(a),(b)を参照しながら説明する。まず、図3
(a)に示すように、Auメッキ等によりバンプ電極1
0が形成されたチップ9を、バンプ電極10が第1の接
続部3に対応するように位置合わせする。
【0034】次に、図3(b)に示すように、圧接によ
りバンプ電極10を第1の接続部3の突起16a,16b及
び16cに押しつけ、バンプ電極10と第1の接続部3と
を電気的に接続する。これにより、柔らかいバンプ電極
10に突起16a,16b及び16cが食い込んで咬合し、バ
ンプ電極10と第1の接続部3との間で十分な接続状態
が得られるとともに、機械的な強度も増す。
【0035】次に、第2の接続部5を接触子等を介して
試験装置の端子と接続して、チップ9の特性を測定した
後、特性の良否を判定する。その後、チップ9を真空チ
ャック等により吸着して上に移動し、基板11から取り
外す。このとき、バンプ電極10と第1の接続部3とは
咬合しているだけなので、チップ9の上下の移動により
チップ9の着脱を容易に行うことができる。
【0036】なお、上記の半導体試験用キャリアにチッ
プ9を搭載の後、第1の実施例のようなバネ8付きの蓋
7を被せ、チップ9を裏面から押圧するとともに、チッ
プ搭載部2を密封することも可能である。これにより、
バンプ電極10と第1の接続部3との間で一層十分な接
続状態が得られるとともに、機械的な強度も更に増す。
【0037】また、チップ9を基板11から離脱する
際、急冷却又は急加熱することにより、バンプ電極10
のAu材と突起16a〜16cのシリコン材との間の熱膨張
係数の差を利用してバンプ電極10と突起16a〜16cと
の間に間隙を生じさせ、離脱を容易に行うことも可能で
ある。
【0038】(3)第3の実施例 図5(a),(b)は、第3の実施例の半導体試験用キ
ャリア及び半導体試験用キャリアへのチップの搭載方法
について説明する図である。
【0039】第1の実施例と異なるところは、シールに
際して蓋7aと基板1との間にOリング19を介在させ
ていること、及び蓋7aにバネが形成されていないこと
である。
【0040】これにより、更にシール性を向上させるこ
とができる。また、蓋7aにバネが形成されていない
が、バンプ電極10の幅が大きく、第1の接続部3との
間の接触面積が大きくなるような場合には、圧接による
固着のみでも十分な接続状態が得られる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明の半導体キャリア
においては、第1の接続部にチップのバンプ電極に咬合
してチップを固定する突起を有し、また、チップ搭載部
を被覆する蓋の内部に前記搭載されたチップの裏面から
付勢力によりチップを押圧する押圧体を有しているの
で、十分な接続状態が得られ、かつチップの着脱を容易
に行うことができる。また、押圧体とチップ裏面とが接
触するようになるので、試験時にチップに電力印加を行
う場合に発生する熱を押圧体を介して効率よく外部に排
除することができる。
【0042】更に、蓋の内部を密封するシール材を有し
ているので、外部からの汚染を防止し、かつ組み立て時
或いは試験時の加熱によるバンプ電極の酸化を防止する
ことができる。これにより、正常な雰囲気中で、良好な
接続状態を保持して特性測定を行うことができる。
【0043】更に、本発明の半導体キャリアへのチップ
の着脱方法によれば、第1に、基板の第1の接続部に圧
接によりチップのバンプ電極を固着し、接続しているの
で、チップの着脱が容易である。
【0044】第2に、付勢力により基板の第1の接続部
上のチップを押圧し、基板の第1の接続部にバンプ電極
を接続しているので、十分な接続状態を確保することが
できるとともに、付勢力を取り除くことにより半導体キ
ャリアからチップを容易に離脱することができる。
【0045】第3に、基板からチップを離脱するため、
第6又は第7の発明に記載の方法によりバンプ電極を介
して第1の接続部にチップが搭載されている基板を急加
熱又は急冷却することにより、接続部の部材の熱膨張係
数の差により基板からチップを容易に離脱することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の半導体試験用キャリア
の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例の半導体試験用キャリア
へのチップの着脱方法について説明する断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の半導体試験用キャリア
及びチップの着脱方法について説明する断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例の半導体試験用キャリア
の基板の作成方法について説明する断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例の半導体試験用キャリア
及びチップの着脱方法について説明する図である。
【符号の説明】
1,11 基板、 2 チップ搭載部、 3 第1の接続部、 4 試験装置への接続部、 5 第2の接続部、 6 配線、 7 蓋、 8 バネ(押圧体)、 9 チップ、 10 バンプ電極、 12 シリコン基板、 13a 第1の絶縁膜、 13b 第2の絶縁膜、 13c 第3の絶縁膜、 13d 第4の絶縁膜、 13e 第5の絶縁膜、 14a 第1の配線、 14b 第2の配線、 14c 第3の配線、 15a,17a,18a 第1の引出し部、 15b,17b,18b 第2の引出し部、 15c,17c,18c 第3の引出し部、 16a〜16c 突起、 18 シリコン膜、 19 Oリング(シール材)、 19a シール材。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ搭載部と、該チップ搭載部に形成
    され、チップのバンプ電極を接続すべき第1の接続部
    と、前記チップ搭載部の周囲に配置され、かつ前記第1
    の接続部と接続された、試験装置と接続すべき第2の接
    続部とが形成された基板を有する半導体試験用キャリア
    であって、 前記第1の接続部は前記バンプ電極に咬合して前記チッ
    プを固定する突起を有していることを特徴とする半導体
    試験用キャリア。
  2. 【請求項2】 チップ搭載部と、該チップ搭載部に形成
    され、チップのバンプ電極を接続すべき第1の接続部
    と、前記チップ搭載部の周囲に配置され、かつ前記第1
    の接続部と接続された、試験装置と接続すべき第2の接
    続部とが形成された基板を有する半導体試験用キャリア
    であって、 前記チップ搭載部を被覆する蓋を有し、かつ前記蓋の内
    部に前記搭載されたチップの裏面から付勢力によりチッ
    プを押圧する押圧体を有していることを特徴とする半導
    体試験用キャリア。
  3. 【請求項3】 チップ搭載部と、該チップ搭載部に形成
    され、チップのバンプ電極を接続すべき第1の接続部
    と、前記チップ搭載部の周囲に配置され、かつ前記第1
    の接続部と接続された、試験装置と接続すべき第2の接
    続部とが形成された基板を有する半導体試験用キャリア
    であって、 前記チップ搭載部を被覆する蓋を有し、かつ前記蓋は前
    記チップ搭載部である内部が密封されるようにシール材
    を介して前記基板と接着されることを特徴とする半導体
    試験用キャリア。
  4. 【請求項4】 前記蓋の内部に前記搭載されたチップの
    裏面から付勢力によりチップを押圧する押圧体を有して
    いることを特徴とする請求項3記載の半導体試験用キャ
    リア。
  5. 【請求項5】 前記第1の接続部は前記バンプ電極に咬
    合して前記チップを固定する突起を有していることを特
    徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の半導体
    試験用キャリア。
  6. 【請求項6】 チップ搭載部と、該チップ搭載部に形成
    され、チップのバンプ電極を接続すべき第1の接続部
    と、前記チップ搭載部の周囲に配置され、かつ前記第1
    の接続部と接続された、試験装置と接続すべき第2の接
    続部とが形成された基板を有する半導体試験用キャリア
    へのチップの着脱方法において、 前記基板の第1の接続部に圧接により前記チップのバン
    プ電極を固着し、接続することを特徴とする半導体試験
    用キャリアへのチップの着脱方法。
  7. 【請求項7】 チップ搭載部と、該チップ搭載部に形成
    され、チップのバンプ電極を接続すべき第1の接続部
    と、前記チップ搭載部の周囲に配置され、かつ前記第1
    の接続部と接続された、試験装置と接続すべき第2の接
    続部とが形成された基板を有する半導体試験用キャリア
    へのチップの着脱方法において、 付勢力により前記基板の第1の接続部上のチップを押圧
    し、前記基板の第1の接続部に前記チップのバンプ電極
    を接続することを特徴とする半導体試験用キャリアへの
    チップの着脱方法。
  8. 【請求項8】 チップ搭載部と、該チップ搭載部に形成
    され、チップのバンプ電極を接続すべき第1の接続部
    と、前記チップ搭載部の周囲に配置され、かつ前記第1
    の接続部と接続された、試験装置と接続すべき第2の接
    続部とが形成された基板を有する半導体試験用キャリア
    へのチップの着脱方法において、 請求項6又は請求項7記載の方法により前記バンプ電極
    を介して前記第1の接続部にチップが搭載されている基
    板を急加熱することにより又は急冷却することにより、
    前記基板から前記チップを離脱することを特徴とする半
    導体試験用キャリアへのチップの着脱方法。
JP1730292A 1992-02-03 1992-02-03 半導体試験用キャリア及び半導体試験用キャリアへのチップの着脱方法 Pending JPH05218153A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1730292A JPH05218153A (ja) 1992-02-03 1992-02-03 半導体試験用キャリア及び半導体試験用キャリアへのチップの着脱方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1730292A JPH05218153A (ja) 1992-02-03 1992-02-03 半導体試験用キャリア及び半導体試験用キャリアへのチップの着脱方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05218153A true JPH05218153A (ja) 1993-08-27

Family

ID=11940213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1730292A Pending JPH05218153A (ja) 1992-02-03 1992-02-03 半導体試験用キャリア及び半導体試験用キャリアへのチップの着脱方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05218153A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07113840A (ja) * 1993-09-21 1995-05-02 Micron Technol Inc 半導体ダイの試験に使用される交換可能な基板を備えたキャリア
JPH09139270A (ja) * 1995-11-15 1997-05-27 Nec Corp ベアチップソケット
US5834945A (en) * 1996-12-31 1998-11-10 Micron Technology, Inc. High speed temporary package and interconnect for testing semiconductor dice and method of fabrication
US6025728A (en) * 1997-04-25 2000-02-15 Micron Technology, Inc. Semiconductor package with wire bond protective member
JP2017054806A (ja) * 2015-08-20 2017-03-16 マイクロナス ゲー・エム・ベー・ハー コンタクト装置システム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07113840A (ja) * 1993-09-21 1995-05-02 Micron Technol Inc 半導体ダイの試験に使用される交換可能な基板を備えたキャリア
JPH09139270A (ja) * 1995-11-15 1997-05-27 Nec Corp ベアチップソケット
US5834945A (en) * 1996-12-31 1998-11-10 Micron Technology, Inc. High speed temporary package and interconnect for testing semiconductor dice and method of fabrication
US6188232B1 (en) 1996-12-31 2001-02-13 Micron Technology, Inc. Temporary package, system, and method for testing semiconductor dice and chip scale packages
US6025728A (en) * 1997-04-25 2000-02-15 Micron Technology, Inc. Semiconductor package with wire bond protective member
US6255840B1 (en) 1997-04-25 2001-07-03 Micron Technology, Inc. Semiconductor package with wire bond protective member
JP2017054806A (ja) * 2015-08-20 2017-03-16 マイクロナス ゲー・エム・ベー・ハー コンタクト装置システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4647959A (en) Integrated circuit package, and method of forming an integrated circuit package
US4685998A (en) Process of forming integrated circuits with contact pads in a standard array
EP0459493B1 (en) A semiconductor device comprising a TAB tape and its manufacturing method
US4246595A (en) Electronics circuit device and method of making the same
JPS6149432A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06268358A (ja) 金属結合方法
US6064120A (en) Apparatus and method for face-to-face connection of a die face to a substrate with polymer electrodes
JP3007497B2 (ja) 半導体集積回路装置、その製造方法、及びその実装方法
JP2001217386A (ja) 半導体装置およびその製造方法ならびに電子機器
US4223337A (en) Semiconductor integrated circuit with electrode pad suited for a characteristic testing
JPH08279591A (ja) 半導体装置とその製造方法
JPH05218153A (ja) 半導体試験用キャリア及び半導体試験用キャリアへのチップの着脱方法
JP2894594B2 (ja) ソルダーバンプを有するノウングッドダイの製造方法
JP2936819B2 (ja) Icチップの実装構造
JPH0758112A (ja) 半導体装置
JP3527015B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US3748726A (en) Method for mounting semiconductor components
JP2560910Y2 (ja) 半導体装置
JP3456877B2 (ja) ウェハカセット
US20240047430A1 (en) Semiconductor device and method of manufacturing semiconductor device
JP3036486B2 (ja) 集積回路の故障解析方法および故障集積回路組立体
JPH11121548A (ja) ウェハカセット
JPH09330962A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JPH0574829A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH08213497A (ja) 半導体装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010703