JPH11121548A - ウェハカセット - Google Patents

ウェハカセット

Info

Publication number
JPH11121548A
JPH11121548A JP28532797A JP28532797A JPH11121548A JP H11121548 A JPH11121548 A JP H11121548A JP 28532797 A JP28532797 A JP 28532797A JP 28532797 A JP28532797 A JP 28532797A JP H11121548 A JPH11121548 A JP H11121548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
probe card
integrated circuit
tray
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28532797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3784148B2 (ja
Inventor
Shinichi Oki
伸一 沖
Yoshiro Nakada
義朗 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP28532797A priority Critical patent/JP3784148B2/ja
Publication of JPH11121548A publication Critical patent/JPH11121548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3784148B2 publication Critical patent/JP3784148B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーンイン等の検査工程の終了後にウェハカ
セットから半導体ウェハを容易に取り出すことができる
ようにする。 【解決手段】 半導体ウェハを保持するウェハトレイ1
1には、複数の集積回路素子及びその各電極が形成され
た半導体ウェハ12が載置されており、半導体ウェハ1
2の上には、該半導体ウェハ12の素子形成面と対向
し、複数の集積回路素子の各電極と電気的に接続される
バンプ群21を有するプローブカード22が設けられて
いる。ウェハトレイ11のウェハ保持部の外側には、プ
ローブカード22の主面におけるバンプ群21の周辺部
と対向すると共に環状で且つ中空のシリコンゴム等より
なるシールリング15が設けられており、ウェハトレイ
11の側部には、中空のシールリング15と導通し、該
シールリング15の内部に流通する流体を制御するバル
ブ16が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハ上に
形成されたチップの複数の集積回路をウェハ状態で同時
に検査するために用いられるウェハカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路装置を搭載した電
子機器の小型化及び低価格化の進歩は目ざましく、これ
に伴って、半導体集積回路装置に対する小型化及び低価
格化の要求が強くなっている。
【0003】通常、半導体集積回路装置は、半導体チッ
プとリードフレームとがボンディングワイヤによって電
気的に接続された後、半導体チップが樹脂又はセラミク
スにより封止された状態で供給され、プリント基板に実
装される。ところが、電子機器の小型化の要求から、半
導体集積回路装置を半導体から切り出したままの状態
(以後、この状態の半導体集積回路装置をベアチップ又
は単にチップと呼ぶ。)で直接回路基板に実装する方法
が開発され、品質が保証されたベアチップを低価格で供
給することが望まれている。
【0004】ベアチップに対して品質保証を行なうため
には、半導体集積回路装置をウェハ状態でバーンインす
る必要がある。
【0005】しかしながら、半導体ウェハに対するバー
ンインは、半導体ウェハの取り扱いが非常に複雑になる
ので、低価格化の要求に応えられない。また、一の半導
体ウェハ上に形成されている複数のベアチップを1個又
は数個ずつ何度にも分けてバーンインを行なうのは、多
くの時間を要するので、時間的にもコスト的にも現実的
でないので、すべてのベアチップをウェハ状態で一括し
て同時にバーンインを行なうことが要求される。
【0006】そこで、日経マイクロデバイス(1997
年7月号129ページ)に開示されているような、ウェ
ハ状態で一括して同時にバーンインを行なえる従来のウ
ェハカセットを図面を用いて説明する。
【0007】図5は従来の一括バーンイン(以下、ウェ
ハ・バーンインと呼ぶ。)用のウェハカセットの断面構
成を示している。図5に示すように、周縁部がセラミク
ス等よりなる剛性リング101に保持され、ポリイミド
薄膜よりなるプローブカード102には、その主面に半
導体ウェハ103上の集積回路素子の検査用の各電極と
対応する位置に設けられたプローブ端子となる複数のバ
ンプ104が形成されている。このバンプ104は、プ
ローブカード102の主面と反対側の面(裏面)に貫通
するコンタクトを介して配線基板(図示せず)と電気的
に接続されている。
【0008】このプローブカード102を用いてウェハ
・バーンインを行なうには、該プローブカード102の
各バンプ104と半導体ウェハ103上に形成された集
積回路素子の各電極とを完全に接触させる必要がある。
そのための治具として、アルミニウム等の金属よりな
り、半導体ウェハ103を保持するウェハトレイ111
が必要となる。
【0009】ウェハトレイ111におけるプローブカー
ド102の主面と対向する面(=主面)の周縁部には、
プローブカード102の主面とウェハトレイ111の主
面と共に密閉空間を形成するためのシリコンゴム等から
なるシールリング112が設けられ、また、側部に密閉
空間と外部とを導通させ且つ減圧状態を維持する真空バ
ルブ113が設けられている。
【0010】この真空バルブ113から密閉空間の空気
を排気して該密閉空間を減圧することにより、プローブ
カード102の裏面とウェハトレイ111の裏面とが互
いに大気圧に押圧されるため、プローブカード102の
主面に形成された各バンプ104と半導体ウェハ103
に形成された各電極とが接近してさらに圧着されること
になる。これにより、プローブカード102、半導体ウ
ェハ103及びウェハトレイ111が一体化された状態
で、プローブカード102の裏面と配線基板とを接触さ
せ、該配線基板をバーンイン装置と接続すれば、ウェハ
・バーンインを行なうことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のウェハ・バーンイン用のウェハカセットは、プロー
ブカード102の主面、ウェハトレイ111の主面及び
シールリング112とにより形成される密閉空間を減圧
して、プローブカード102の各バンプ104と半導体
ウェハ103上に形成された集積回路素子の各電極とを
電気的に接続し、バーンイン工程の終了後に、収納器か
ら半導体ウェハ103を取り出す際に、シールリング1
12が、100℃以上の温度下で且つプローブカード1
02及びウェハトレイ111に圧着されたまま長時間放
置されるため、プローブカード102の主面に固着して
しまい、半導体ウェハ103を容易に取り出すことがで
きないという問題を有している。
【0012】本発明は、前記従来の問題を解決し、バー
ンイン等の検査工程の終了後にウェハカセットから半導
体ウェハを容易に取り出すことができるようにすること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、ウェハトレイの周縁部に設けられ、互い
に対向するウェハトレイとプローブカードとを気密に保
つための環状のシール部材を中空にすると共に、該環状
のシール部材の内部の圧力を変更できる構成とするもの
である。
【0014】本発明に係る第1のウェハカセットは、半
導体ウェハ上に形成されている複数の半導体集積回路素
子の各電極に電圧を印加して、複数の半導体集積回路素
子の電気的特性をウェハレベルで一括して検査するため
のウェハカセットであって、半導体ウェハを保持するウ
ェハトレイと、ウェハトレイのウェハ保持部と対向する
ように設けられ、複数の半導体集積回路素子の各電極と
対応する位置にプローブ端子を有するプローブカード
と、ウェハトレイにおけるウェハ保持部の外側に、ウェ
ハトレイ及びプローブカードと共に密閉空間を形成する
ように設けられた環状で且つ中空のシール部材と、シー
ル部材に設けられ、該シール部材の内部に対する流体の
流出入の通路を開閉するバルブと、密閉空間を減圧して
半導体ウェハの半導体集積回路素子の各電極とプローブ
カードの各プローブ端子とを電気的に接続させる減圧手
段とを備えている。
【0015】第1のウェハカセットによると、ウェハト
レイにおけるウェハ保持部の外側に、ウェハトレイ及び
プローブカードと共に密閉空間を形成するように設けら
れた中空で且つ環状のシール部材と、シール部材に設け
られ、該シール部材の内部に対する流体の流出入の通路
を開閉するバルブとを備えているため、半導体ウェハが
減圧状態で保持されているウェハカセットから該半導体
ウェハを取り出す際に、減圧されていた密閉空間に対し
て減圧手段を用いて該密閉空間の気密を破ると共に、シ
ール部材に設けられたバルブから、例えば、空気を流入
又は流出させてシールリングの環状中心に対する断面積
を変化させることにより、シール部材におけるプローブ
カードと接する部分の面積を小さくすることができる。
【0016】本発明に係る第2のウェハカセットは、半
導体ウェハ上に形成されている複数の半導体集積回路素
子の各電極に電圧を印加して、複数の半導体集積回路素
子の電気的特性をウェハレベルで一括して検査するため
のウェハカセットであって、半導体ウェハを保持するウ
ェハトレイと、ウェハトレイのウェハ保持部と対向する
ように設けられ、複数の半導体集積回路素子の各電極と
対応する位置にプローブ端子を有するプローブカード
と、ウェハトレイにおけるウェハ保持部の外側に、ウェ
ハトレイ及びプローブカードと共に密閉空間を形成する
ように設けられた環状のシール部材と、密閉空間を減圧
して半導体ウェハの半導体集積回路素子の各電極とプロ
ーブカードの各プローブ端子とを電気的に接続させる減
圧手段と、密閉空間を加圧して、プローブカードにおけ
るプローブ端子が形成されている面と、ウェハトレイに
おけるウェハ保持部との間隔を大きくする加圧手段とを
備えている。
【0017】第2のウェハカセットによると、ウェハト
レイ、プローブカード及び環状のシール部材により形成
される密閉空間を加圧して、プローブカードにおけるプ
ローブ端子が形成されている面と、ウェハトレイにおけ
るウェハ保持部との間隔を大きくする加圧手段とを備え
ているため、半導体ウェハが減圧状態で保持されている
ウェハカセットから該半導体ウェハを取り出す際に、該
密閉空間の減圧状態を大気圧と同一程度の圧力に戻すだ
けでなく、加圧手段から積極的に密閉空間に空気を流入
することにより該密閉空間を加圧状態にすると、プロー
ブカードにおけるプローブ端子形成面と、ウェハトレイ
におけるウェハ保持部との間隔が大きくなるため、シー
ル部材におけるプローブカードと接する部分の面積を小
さくすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面
を参照しながら説明する。
【0019】図1は本発明の一実施形態に係るウェハ・
バーンイン用のウェハカセットの断面構成を示してい
る。図1に示すように、半導体ウェハを保持するウェハ
トレイ11には、上面に複数の半導体集積回路素子及び
その各電極が形成された半導体ウェハ12が載置されて
おり、半導体ウェハ12の上には、該半導体ウェハ12
の素子形成面と対向し、複数の半導体集積回路素子の各
電極と対応する位置に複数のプローブ端子としてのバン
プ群21を有するプローブカード22が設けられてい
る。
【0020】このプローブカード22は、例えば、ポリ
イミド等の絶縁性薄膜よりなり、主面に形成されている
バンプ群21の各バンプには、該プローブカード22の
主面と反対側の面(裏面)に貫通して入出力端子(図示
せず)が形成されており、該入出力端子は配線基板(図
示せず)と電気的に接続される。
【0021】プローブカード22におけるバンプ形成面
側の周縁部は、セラミクス等よりなる剛性リング23に
よって保持されている。
【0022】ウェハトレイ11におけるウェハ保持部の
外側には、プローブカード22の主面におけるバンプ群
21の周辺部と対向すると共に環状で且つ中空のシール
部材としてのシリコンゴム等よりなるシールリング15
が設けられている。
【0023】また、ウェハトレイ11の側部には、中空
のシールリング15と導通し、該シールリング15の内
部に対する流体の流出入の通路を開閉するバルブ16が
設けられており、さらに、プローブカード22のバンプ
形成面とウェハトレイ11のウェハ保持部とシールリン
グ16とにより形成される密閉空間17と外部とを導通
させ且つ内部の圧力状態を維持する加圧手段及び減圧手
段としての調圧バルブ18が設けられている。
【0024】以下、前記のように構成されたウェハカセ
ットの使用方法について図面を参照しながら説明する。
【0025】図2(a)〜(c)は本実施形態に係るウ
ェハカセットの使用方法であって、シールリングが工程
順に変化する断面を示している。
【0026】まず、図2(a)に示すように、シールリ
ング15の内圧を大気圧程度に設定しておき、プローブ
カード22におけるバンプ群の各バンプ位置と半導体ウ
ェハ12における複数の集積回路素子の各電極の位置と
を合わせる。
【0027】次に、図2(b)に示すように、プローブ
カード22の調圧バルブからプローブカード22のバン
プ形成面とウェハトレイ11のウェハ保持部とシールリ
ング15とにより形成される密閉区間17の空気を吸引
して該密閉空間17を減圧すると、プローブカード22
の裏面とウェハトレイ11の裏面とが互いに大気圧に押
圧されるため、プローブカード22に形成されたバンプ
群の各バンプと半導体ウェハに形成された各電極とが接
近してさらに圧着されるので、その結果、プローブカー
ド22に形成されているバンプ群の各バンプと半導体ウ
ェハに形成されている複数の集積回路素子の各電極とが
電気的に接続される。次に、プローブカード22、半導
体ウェハ及びウェハトレイ11が一体化された状態で、
プローブカード22の裏面と配線基板(図示せず)とを
接触させ、該配線基板をバーンイン装置(図示せず)と
接続すれば、ウェハ・バーンインを行なうことができ
る。
【0028】次に、図2(c)に示すように、バーンイ
ン装置からウェハカセットを取り出した後、ウェハカセ
ットにおける減圧されていた密閉空間に対して調圧バル
ブを開いて気密を破ると共に、中空のシールリング15
に設けられたバルブ16から、空気を流入させて、シー
ルリング15の環状中心に対する断面積を増大させるこ
とにより、シールリング15におけるプローブカード2
2と接する部分の面積を低減させることができるため、
長時間互いに密着していたシールリング15とプローブ
カード22とを容易に剥離することができる。
【0029】ここで、さらに、調圧バルブを開いて気密
を破るだけでなく、該調圧バルブから空気を流入させて
密閉空間の内圧を大気圧以上にまで高めることが好まし
い。このようにすると、プローブカード22のバンプ形
成面とウェハトレイ11のウェハ保持部との間隔が広が
るため、シールリング15におけるプローブカード22
と接する部分の面積が一層低減するため、シールリング
15とプローブカード22とをさらに容易に剥離させる
ことができる。
【0030】以上説明したように、本実施形態による
と、ウェハトレイ11におけるウェハ保持部の外側に、
ウェハトレイ11及びプローブカード22と共に密閉空
間を形成するように設けられた環状で且つ中空のシール
リング15には、該シールリング15の内部に対する空
気の流通通路を開閉するバルブ16が設けられているた
め、バルブ16からシールリング15の内部に空気を流
入させて内圧を高めると、該シールリング15の環状中
心に対する断面積が増大するので、シールリング15に
おけるプローブカード22と接する部分の面積が低減す
ることになる。このため、互いに密着していたシールリ
ング15とプローブカード22とを容易に剥離すること
ができる。
【0031】さらに、ウェハカセットから半導体ウェハ
を取り出す際に、密閉空間の内圧を大気圧まで戻すだけ
でなく、加圧状態にまで移行させれば、シールリング1
5とプローブカード22との剥離は一層容易となる。
【0032】以下、本実施形態の使用方法に係る第1変
形例について図面を参照しながら説明する。まず、図3
(b)に示すように、密閉空間17を減圧する際に、シ
ールリング15に対してバルブ16から空気を流入する
ことにより、図3(a)に示すような空気を流入する前
の環状中心に対するシールリング15の断面積(以下、
所定断面積という。)よりも大きくする。
【0033】次に、図3(c)に示すように、検査終了
後における半導体ウェハ取り出し時には、シールリング
15の環状中心に対する断面積が所定断面積以下にまで
小さくなる程度に、バルブ16からシールリング15内
部の空気を流出させて内圧を下げる。これにより、シー
ルリング15におけるプローブカード22と接する部分
の面積が低減するので、互いに密着していたシールリン
グ15とプローブカード22とが容易に剥離する。
【0034】また、第2変形例として、図4(b)に示
すように、シールリング15に対して内圧を変えること
なく、すなわち、所定断面積のままで密閉空間17を減
圧してもよい。検査後は、図4(c)に示すように、第
1変形例と同様に、シールリング15の内圧を下げて、
シールリング15とプローブカード22とを剥離させ
る。
【0035】なお、前述したように、ウェハ・バーンイ
ン等の検査時には、プローブカード22に形成されてい
る各バンプと、半導体ウェハに形成されている半導体集
積回路素子の各電極とは電気的に確実に接続される必要
があるため、プローブカード22のバンプ形成面とウェ
ハトレイ11のウェハ保持部とシールリング15とによ
り形成される密閉区間17を減圧することにより、各バ
ンプと電極とを圧着させていることから、シールリング
15の高さ方向の寸法が重要な要素となる。従って、本
実施形態及び各変形例において、シールリング15の所
定断面積及び弾性率をそれぞれの場合で最適化する必要
がある。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る第1のウェハカセットによ
ると、半導体ウェハが減圧状態で保持されているウェハ
カセットから該半導体ウェハを取り出す際に、減圧され
ていた密閉空間に対して減圧手段を用いて該密閉空間の
気密を破ると共に、シール部材に設けられたバルブか
ら、例えば、空気を流入又は流出させてシールリングの
環状中心に対する断面積を変化させることによって、シ
ール部材におけるプローブカードと接する部分の面積を
小さくする。その結果、シール部材におけるプローブカ
ードと接する部分の面積が小さくなるため、シールリン
グとプローブカードとが容易に剥離するようになるの
で、検査工程に要する時間が短縮されると共に、検査の
自動化を容易にすることができる。
【0037】本発明に係る第2のウェハカセットによる
と、半導体ウェハが減圧状態で保持されているウェハカ
セットから該半導体ウェハを取り出す際に、該密閉空間
の減圧状態を大気圧と同一程度の圧力に戻すだけでな
く、加圧手段から積極的に密閉空間に空気を流入するこ
とにより該密閉空間を加圧状態にすると、プローブカー
ドにおけるプローブ端子形成面と、ウェハトレイにおけ
るウェハ保持部との間隔が大きくなるため、シール部材
におけるプローブカードと接する部分の面積が小さくな
る。その結果、シールリングとプローブカードとが容易
に剥離するようになるので、検査工程に要する時間が短
縮されると共に、検査の自動化を容易にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るウェハカセットを示
す構成断面図である。
【図2】(a)〜(c)は本発明の一実施形態に係るウ
ェハカセットの使用方法を示し、ウェハカセットにおけ
るシールリング部分の部分断面図である。
【図3】(a)〜(c)は本発明の一実施形態の第1変
形例に係るウェハカセットの使用方法を示し、ウェハカ
セットにおけるシールリング部分の断面図である。
【図4】(a)〜(c)は本発明の一実施形態の第2変
形例に係るウェハカセットの使用方法を示し、ウェハカ
セットにおけるシールリング部分の断面図である。
【図5】従来のウェハカセットを示す構成断面図であ
る。
【符号の説明】
11 ウェハトレイ 12 半導体ウェハ 15 シールリング(シール部材) 16 バルブ 17 密閉空間 18 調圧バルブ(減圧手段/加圧手段) 21 バンプ群(プローブ端子) 22 プローブカード 23 剛性リング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハ上に形成されている複数の
    半導体集積回路素子の各電極に電圧を印加して、前記複
    数の半導体集積回路素子の電気的特性をウェハレベルで
    一括して検査するためのウェハカセットであって、 前記半導体ウェハを保持するウェハトレイと、 前記ウェハトレイのウェハ保持部と対向するように設け
    られ、前記複数の半導体集積回路素子の各電極と対応す
    る位置にプローブ端子を有するプローブカードと、 前記ウェハトレイにおけるウェハ保持部の外側に、前記
    ウェハトレイ及びプローブカードと共に密閉空間を形成
    するように設けられた環状で且つ中空のシール部材と、 前記シール部材に設けられ、該シール部材の内部に対す
    る流体の流出入の通路を開閉するバルブと、 前記密閉空間を減圧して前記半導体ウェハの半導体集積
    回路素子の各電極と前記プローブカードの各プローブ端
    子とを電気的に接続させる減圧手段とを備えていること
    を特徴とするウェハカセット。
  2. 【請求項2】 半導体ウェハ上に形成されている複数の
    半導体集積回路素子の各電極に電圧を印加して、前記複
    数の半導体集積回路素子の電気的特性をウェハレベルで
    一括して検査するためのウェハカセットであって、 前記半導体ウェハを保持するウェハトレイと、 前記ウェハトレイのウェハ保持部と対向するように設け
    られ、前記複数の半導体集積回路素子の各電極と対応す
    る位置にプローブ端子を有するプローブカードと、 前記ウェハトレイにおけるウェハ保持部の外側に、前記
    ウェハトレイ及びプローブカードと共に密閉空間を形成
    するように設けられた環状のシール部材と、 前記密閉空間を減圧して前記半導体ウェハの半導体集積
    回路素子の各電極と前記プローブカードの各プローブ端
    子とを電気的に接続させる減圧手段と、 前記密閉空間を加圧して、前記プローブカードにおける
    前記プローブ端子が形成されている面と、前記ウェハト
    レイにおけるウェハ保持部との間隔を大きくする加圧手
    段とを備えていることを特徴とするウェハカセット。
JP28532797A 1997-10-17 1997-10-17 ウェハカセット Expired - Fee Related JP3784148B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28532797A JP3784148B2 (ja) 1997-10-17 1997-10-17 ウェハカセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28532797A JP3784148B2 (ja) 1997-10-17 1997-10-17 ウェハカセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11121548A true JPH11121548A (ja) 1999-04-30
JP3784148B2 JP3784148B2 (ja) 2006-06-07

Family

ID=17690120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28532797A Expired - Fee Related JP3784148B2 (ja) 1997-10-17 1997-10-17 ウェハカセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3784148B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001326261A (ja) * 2000-05-15 2001-11-22 Shin Etsu Chem Co Ltd ウエハレベルバーンイン装置用ウエハ支持台
JP2016152334A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 株式会社東京精密 プローブ装置
JP2017220484A (ja) * 2016-06-03 2017-12-14 日本特殊陶業株式会社 真空吸着装置
CN110767568A (zh) * 2018-07-26 2020-02-07 北京北方华创微电子装备有限公司 压力调节组件、下电极装置、工艺腔室和半导体处理设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001326261A (ja) * 2000-05-15 2001-11-22 Shin Etsu Chem Co Ltd ウエハレベルバーンイン装置用ウエハ支持台
JP2016152334A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 株式会社東京精密 プローブ装置
JP2017220484A (ja) * 2016-06-03 2017-12-14 日本特殊陶業株式会社 真空吸着装置
CN110767568A (zh) * 2018-07-26 2020-02-07 北京北方华创微电子装备有限公司 压力调节组件、下电极装置、工艺腔室和半导体处理设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP3784148B2 (ja) 2006-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0165154B1 (ko) 반도체집적회로장치의 시험용 캐리어 반도체집적회로의 시험방법
US4975765A (en) Highly integrated circuit and method for the production thereof
US20020047199A1 (en) Semiconductor device, manufacturing method of semiconductor device, stack type semiconductor device, and manufacturing method of stack type semiconductor device
US6340838B1 (en) Apparatus and method for containing semiconductor chips to identify known good dies
JP2002110751A (ja) 半導体集積回路装置の検査装置および製造方法
KR19980047801A (ko) 웨이퍼 레벨 칩 스케일 패키지 및 그의 제조 방법
JP2002040095A (ja) 半導体装置及びその実装方法
JP2001203244A (ja) 半導体集積回路の検査方法、半導体集積回路の検査装置及びアライメント装置
US6544814B1 (en) Method of manufacturing a packaged semiconductor device, and a semiconductor device manufactured thereby
US7148505B1 (en) Method for using a chip carrier substrate with a land grid array and external bond terminals
JP3648699B2 (ja) ウエハの一括検査装置及びウエハの一括検査方法
JP3784148B2 (ja) ウェハカセット
JP3958252B2 (ja) 半導体集積回路装置の試験用キャリア
JP2007294632A (ja) 検査用装置
JPH11238770A (ja) 半導体集積回路の検査装置
JPH11111650A (ja) 半導体装置の製造方法、半導体装置およびその製造方法に用いる治具
JP3456877B2 (ja) ウェハカセット
US7112975B1 (en) Advanced probe card and method of fabricating same
JP3842272B2 (ja) インターポーザー、半導体チップマウントサブ基板および半導体パッケージ
JP3260309B2 (ja) プローブカード
US6384613B1 (en) Wafer burn-in testing method
JP4086597B2 (ja) 半導体回路のパッケージ評価用ウエーハ及びそれを用いたチップ評価装置
JPH05218153A (ja) 半導体試験用キャリア及び半導体試験用キャリアへのチップの着脱方法
JPH11163058A (ja) ウェハカセット及び半導体集積回路の検査方法
JP3758833B2 (ja) ウェハカセット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110324

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110324

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120324

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130324

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130324

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140324

Year of fee payment: 8

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees