JPH05218068A - Mos型電界効果トランジスタおよびその製法 - Google Patents

Mos型電界効果トランジスタおよびその製法

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JPH05218068A
JPH05218068A JP1779792A JP1779792A JPH05218068A JP H05218068 A JPH05218068 A JP H05218068A JP 1779792 A JP1779792 A JP 1779792A JP 1779792 A JP1779792 A JP 1779792A JP H05218068 A JPH05218068 A JP H05218068A
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JP
Japan
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gate electrode
film
insulating film
gate
region
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JP1779792A
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Akira Uchiyama
章 内山
Takanao Hayashi
孝尚 林
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 LDD構造特有のホットキャリアによる電気
的特性の劣化を回避し、さらにゲート/ソース・ ドレイ
ン間容量を低減することにある。 【構成】 ゲート電極15に導電体からなる側壁膜33
を形成し、これをソース・ドレイン領域19,21に電
気的に接触させる構造とし、ホットキャリアをソース・
ドレイン領域へ引き抜くことができる構造とする。さら
に側壁膜の厚さをゲート電極に比べて薄く形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MOS型電界効果ト
ランジスタ(MOSFET)およびその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】MOSFETは現在超LSIの基本素子
として広く用いられているが、素子寸法の微細化にとも
ないチャネル領域における電界強度が増大し、ホットキ
ャリアが発生し、これがゲート酸化膜中に飛び込むこと
で、素子特性を劣化させるという問題が生じてきた。そ
こでチャネル領域における電界強度を緩和する目的で、
ドレイン領域の不純物濃度分布を緩やかにさせた、低濃
度ドレイン領域(LDD:Lightly Doped
Drain)構造が用いられるようになった。
【0003】この構造に関しては、例えば、文献:『電
子材料シリーズ サブミクロンデバイス 』小柳 光正
著(丸善(株)刊)pp.181〜198に報告され
ている。以下、図4の(A)〜(C)を用いて簡単に説
明する。なお、図4は製造工程の概略を装置要部の断面
を用い、NチャネルMOSFETの例について示す。
【0004】まず、p型シリコン基板43の素子を作り
込む所定区域以外を酸化して素子分離を行う(図示せ
ず)。次にシリコン基板43のこの区域の表面を熱酸化
することで酸化膜を成膜し、その上にn+ ポリシリコン
を成膜し、これらをゲート電極形状にパターニングする
ことで、ゲート酸化膜45とゲート電極47とを得る。
その後、パターニングされたゲート電極47をマスクに
して、低キャリア濃度のソース領域およびドレイン領域
形成のためのイオン注入を行い、低キャリア濃度領域
(n- 領域)49、低キャリア濃度領域(n- 領域)5
1を形成する。なお、このイオン注入はヒ素(As)、
リン(P)等を1013cm-2程度のドーズ量で行う(図
4の(A))。
【0005】次にCVD法により全面に酸化膜53を
0.5μm程度の膜厚で成膜する(図4の(B))。
【0006】その後、リアクティブイオンエッチング
(RIE)等の異方性エッチングにより基板に対し垂直
の方向から酸化膜53をエッチングする。これにより、
ゲート電極側壁のみに選択的に側壁酸化膜55、57を
形成する。この側壁酸化膜57は低キャリア濃度領域
(n- 領域)と後述する高キャリア濃度領域(n+
域)のイオン注入原点をずらすために設けたものであ
り、ゲート長方向(チャネル方向)のn型不純物の濃度
分布を緩やかにすることが目的である。そしてゲート電
極47および側壁酸化膜55、57をマスクにしてヒ素
(As)、リン(P)等を1015cm-2程度のドーズ量
でイオン注入することで高キャリア濃度領域(n+
域)59、高キャリア濃度領域(n+ 領域)61を形成
する(図4の(C))。
【0007】このあと適当な時期にアニールを行って低
キャリア濃度領域および高キャリア濃度領域の活性化を
行って、低キャリア濃度ドレインおよびソース領域(い
ずれもn- 領域)、および高キャリア濃度ドレインおよ
びソース領域(いずれもn+域)に変えたり、中間絶縁
膜の成膜、コンタクトの形成、金属配線の形成を行い
(図示せず)MOSFETの完成となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例では次のような問題があった。図5にドレイン
領域近傍の拡大説明図で説明する。ソース領域59(図
5中にはないが、図4の(C)参照)からドレイン領域
61へ向かう横方向の電界は、n- 領域と基板の接合付
近(図5中Lにて示す個所)からn+ 領域とn- 領域の
接合付近(図5中Mにて示す個所)において最大とな
る。その結果、ドレイン電流によるインパクトイオン化
がこの領域で生じ、酸化膜45および中の矢印R1,R
2で示す領域部分へホットキャリアHCが飛び込み、捕
獲される。このホットキャリアHCのうちR1部分の一
部はゲート電極に達して、ゲート電極に引き抜かれるの
で、結果的には変化を与えないが、R1部分に残るホッ
トキャリアHCは電荷として残るため電気的特性に影響
を与える。しかし、この電荷はゲート電極47の直下に
あることから、その電気的影響はほとんどゲート電圧に
隠れてしまい、あまり問題とはならない。
【0009】一方、R2部分に飛び込んだホットキャリ
アHCについては、側壁酸化膜57が絶縁膜であるた
め、ホットキャリアHCはゲート電極側に引き抜くこと
ができず、すべて捕獲されることとなる。さらにこの領
域はゲート電極47直下から、ずれた位置にあることか
らゲート電圧が印加されない。その結果、ドレイン電流
が流れる経路に及ぼす捕獲電荷の影響が顕著に現れ、急
激な電気的特性の変化を引き起こす。
【0010】すなわちR2領域へ飛び込み、捕獲された
ホットキャリアHCによりR2領域直下のn- 領域51
が空乏層化し、その結果抵抗値が増大して駆動能力が低
下する。
【0011】このように、従来のLDD構造においては
電界緩和は得られるものの、側壁酸化膜57中に捕獲さ
れたホットキャリアHCによってLDD特有のホットキ
ャリアによる急激な電気的特性の劣化が生じる。
【0012】この改良案として、特開平2−81439
号公報では、図6に示すような、側壁膜63、65を導
電体のn+ ポリシリコンで形成した構造とすることで、
ホットキャリアをソース電極およびドレイン電極へ引き
抜くことを提案している。すなわち側壁部にホットキャ
リアを残留させないことで信頼性を向上させようとする
ものである。なお、図中69はゲート電極47の側壁絶
縁膜である。しかしながら、この方法においては、側壁
のn+ ポリシリコン膜63、65の高さH3がゲート電
極47の高さとほぼ等しいことから、ゲート幅方向に延
びているこのゲート電極47とポリシリコンの側壁膜6
3、65との間に構成されるゲート/ソース容量および
ゲート/ドレイン容量が大きくなり、その結果FETの
動作速度が大幅に低下してしまうという問題が生じる。
【0013】この発明の目的は、電界緩和を目的とした
上、LDD特有のホットキャリアによる劣化を回避し、
さらにゲート/ソース間およびゲート/ドレイン間の容
量を低減することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明によれば、半導体基板上にゲート絶縁膜を
介して設けられたゲート電極と、チャネル領域の両側に
それぞれ設けられた低キャリア濃度の第1拡散層および
高キャリア濃度の第2拡散層と、前記ゲート電極の両側
にそれぞれ設けられた第1絶縁膜と、該ゲート電極の両
側面に沿い前記第1拡散層の部分上にそれぞれ設けた帯
状の第2絶縁膜と、前記第1絶縁膜と接触すると共に該
第2絶縁膜と隣接する前記第2拡散層とに接触している
前記第2絶縁膜を被覆するようにそれぞれ設けられた導
電体膜とを備え、これら導電体膜の膜厚を前記ゲート電
極の膜厚よりも薄くしてあることを特徴とする。
【0015】この発明の実施にあたり、(a)半導体基
板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程
と、(b)このゲート電極をマスクとしてゲート長方向
の両側に不純物イオン注入により低キャリア濃度の第1
領域を形成する工程と、(c)このゲート電極の、ゲー
ト幅方向に沿う両側面に第1絶縁膜を形成する工程と、
(d)このゲート電極の両側の第1領域部分上にゲート
幅方向に沿って帯状の第2絶縁膜を形成する工程と、
(e)前記第1絶縁膜と接触し、前記第2絶縁膜を覆
い、これに隣接して露出している第1領域部分上に達し
ていて、前記ゲート電極の厚みよりも薄い厚みの導電体
膜を形成する工程と、(f)前記ゲート電極および導電
体膜をマスクとして不純物イオンを注入して、前記ゲー
ト電極の両側に高キャリア濃度の第2領域を形成する工
程と、を含むことを特徴とする。
【0016】また、(a)第1導電型の半導体基板上に
ゲート絶縁膜を介して設けたゲート電極を形成する工程
と、(b)該ゲート電極の側面に対しては第1絶縁膜を
介在させて、また、前記半導体基板の表面に対しては前
記ゲート電極寄りに少なくとも第2絶縁膜を部分的に介
在させて、前記ゲート電極の厚みよりも薄い厚みで、導
電体膜を設ける工程と、(c)前記ゲート電極および導
電体膜をマスクとして、前記半導体基板に第2導電型の
不純物をイオン注入する工程とを含むことを特徴とす
る。
【0017】
【作用】この発明の構成によれば、低キャリア濃度およ
び高キャリア濃度の各領域の形成のためのイオン注入端
をゲート電極の側面に設けた側壁膜で制御でき、また側
面膜の一部をソースおよびドレイン領域にそれぞれ接す
る導電体膜としてあるので、ホットキャリアをソース領
域およびドレイン領域に引き抜くことができる。さら
に、この導電体膜の高さをゲート電極の高さよりも低く
してあるので、ゲート・ドレインおよびゲート・ソース
領域間容量を低減し、信頼性の高い高性能なMOSFE
Tを実現できる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。
【0019】なお、説明に用いる各図は、この発明が理
解できる程度に、各構成成分の形状、大きさ、および配
置関係は概略的に示してあるにすぎない。
【0020】図1および図2は、この発明のMOS型電
界効果トランジスタの製法の一実施例を説明するための
工程図で、各図は主要工程段階で得られた構造体の断面
切り口を示している。
【0021】半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲー
ト電極を形成する。そのため、この実施例では基板11
としてシリコン基板を用いる。この基板11の素子を作
り込む所定領域以外に素子分離酸化膜を形成する(図示
せず)。次に、この所定領域中のシリコン基板11の表
面を900℃から1100℃程度で酸化し、ゲート酸化
膜を3〜20nm程度に成膜する。さらに、この上にn
+ ポリシリコン膜を500nm程度成膜し、その上に窒
化シリコン膜を成膜する。その後レジストマスクを用い
て、この窒化シリコン膜、n+ ポリシリコン膜およびゲ
ート酸化膜をエッチングしてゲート電極形状にパターニ
ングする。このパターニングによりゲート酸化膜13、
+ ポリシリコンのゲート電極15および窒化シリコン
膜17を得る。
【0022】次に、このゲート電極15をマスクとして
ゲート長方向の両側に不純物イオン注入I1を行って、
低キャリア濃度の第1領域を形成する。このとき用いる
不純物イオン注入は、AsあるいはPを1013cm-2
度のドーズ量で行う。このようにして得られた2つの第
1領域は、低キャリア濃度のソース領域(n- )19、
および低キャリア濃度のドレイン領域(n- )21であ
る(図1の(A))。
【0023】次に、このゲート電極15のゲート幅方向
に沿う両側面に第1絶縁膜を形成する。そのため図1の
(A)の構造体を熱酸化して、ソース領域19上および
ドレイン領域21上およびゲート電極15の側壁部に5
〜50nm程度の酸化膜23、25を形成する(図1の
(B))。
【0024】ここでは、酸化膜25が第1絶縁膜とな
る。
【0025】次に、この酸化膜25を利用して、ゲート
電極15の両側の第1領域19、21の部分上に、ゲー
ト幅方向に沿って帯状の第2絶縁膜を形成する。そのた
め、図1の(B)の構造体の全面上に、例えばポリシリ
コン膜を50〜700nm程度の膜厚でいったん成膜
し、好ましくはポリシリコン膜をRIE等の異方性エッ
チングを用いて、ゲート電極15の側壁部分にのみ側壁
ポリシリコン膜27を残存形成する(図1の(C))。
ここで、この側壁ポリシリコン膜27の厚み(ゲート長
方向の)は第2絶縁膜のゲート長方向の幅を決めるもの
であり、ゲート長、電源電圧等を考慮して適宜決定す
る。
【0026】次に、側壁ポリシリコン膜27をマスクに
して、ソース領域19およびドレイン領域21上の酸化
膜23をエッチングし、さらに側壁ポリシリコン膜27
を除去するとソース領域19およびドレイン領域21の
上に第2酸化膜としての酸化膜29が形成される(図2
の(A))。
【0027】次に、上述した第1絶縁膜としての酸化膜
25と接触し、かつ、第2絶縁膜としての酸化膜29を
覆う導電体膜を形成する。そのため図2の(A)の構造
体の全面にn+ ポリシリコン膜31を70〜1000n
m程度の膜厚で成膜する(図2の(B))。ここでn+
ポリシリコン膜31の膜厚は、後述する工程で得られる
導電体膜としてのn+ ポリシリコン側壁膜がその端部に
おいてソース領域19およびドレイン領域21とに接続
される範囲になるように決定すればよい。
【0028】その後、RIE等の異方性エッチングによ
りn+ ポリシリコン膜31を膜厚方向にエッチングし、
ゲート電極15の高さH1よりも低い高さH2となるま
でエッチングを進め、導電体膜としてn+ ポリシリコン
側壁膜33を得る(図2の(C))。 n+ ポリシリコ
ン側壁膜33の高さH2は、後に続くn+ 形成イオン注
入のマスクとして、ある程度の効果が得られる程度でよ
く、イオン注入エネルギー等により適宜設定できる。ま
た、n+ ポリシリコン側壁33はゲート電極15と反対
側の端部でソース・ドレイン領域19および21と一部
分接触している。
【0029】この接触個所を図2の(C)に破線で示し
た円Aで囲んで示してある。このようにして形成された
導電体膜33は、第1絶縁膜25と接触しており、また
第2第2絶縁膜29を被覆してあり、しかも第1領域1
9、21とも接触している。
【0030】その後、主としてゲート電極15および導
電体膜33をマスクとして用いて、AsあるいはP等を
1015cm-2程度のドーズ量でイオン注入して、高キャ
リア濃度のソース領域(n+ )35および高キャリア濃
度のドレイン領域(n+ )37をそれぞれ形成する。こ
こで、この高キャリア濃度の第2領域35、37はn+
ポリシリコン側壁(導電体膜)33の外側からのイオン
注入で形成されるため、ゲート電極15に対し第1領域
19、21よりも外側に形成できる(図3)。
【0031】このようにして、この実施例の主要部分は
形成されるが、実際この後、従来周知の方法で、第1お
よび第2領域の活性化のためのアニール処理、中間絶縁
膜の成膜、熱処理、コンタクトホールの開口、引き出し
金属配線の形成、表面保護膜の形成等を行いMOS型電
界効果トランジスタを完成する。
【0032】この発明は上述した実施例にのみ限定され
るものではなく、多くの変形または変更をなし得る。例
えば、導電体膜33はn+ ポリシリコンで形成したが、
タングステン等の高融点金属、高融点金属シリサイド膜
等で形成してもよい。また導電体膜33を不純物ドープ
しないポリシリコンで形成した後、n+ 形成イオン注入
で同時に低抵抗化するようにして形成することも可能で
ある。
【0033】さらに、図1はNMOSFETで説明した
が、PMOSFETであっても不純物の極性を変える程
度で、全く同様に形成できることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明のMOS型電界効果トランジスタはLDD構造のM
OSFETのゲート電極の側壁膜を導電体で構成してあ
り、この導電体が、ソース・ドレイン領域を形成してい
る高キャリア濃度の第2領域と電気的に接触しており、
また、その厚さをゲート電極に比べて薄くした構造とな
っている。そのため、電界緩和効果を維持したうえで、
発生したホットキャリアをソース・ドレイン領域に引き
抜くことができるので、LDD固有の急激な劣化を抑制
でき、さらにゲート・ドレイン領域間およびソース・ド
レイン領域間の容量を低減できるため、動作速度を速い
状態に維持することができる。
【0035】ここでソース・ドレイン領域上の酸化膜
は、n- /n+ 接合による電界緩和が有効に働くことを
目的にして設けられたものである。すなわちドレイン電
流は導電体膜を経由せずに低キャリア濃度の第1領域
(n- 領域からn+ 領域)へと流れるようにでき、ホッ
トキャリア発生量を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(C)は、実施例のLDD型MOSF
ETの前半の工程図である。
【図2】(A)〜(C)は、図1の続きの工程図であ
る。
【図3】図2の続きの工程図であり、この発明のLDD
型MOSFETの実施例の要部を示す断面図である。
【図4】(A)〜(C)は、従来のLDD型MOSFE
Tの製造工程図である。
【図5】図4の(C)におけるドレイン領域近傍の拡大
説明図である。
【図6】図4とは別の従来法の説明図である。
【符号の説明】
11、43:シリコン基板 13、45:ゲート酸化膜 15、47:n+ ポリシリコン(ゲート電極) 17:窒化膜 19、49:低キャリア濃度ソース領域 21、51:低キャリア濃度ドレイン領域 23:ソース領域およびドレイン領域上の酸化膜 25:側壁酸化膜 27:側壁ポリシリコン膜 29:側壁下酸化膜 31:n+ポリシリコン膜 33:側壁n+ ポリシリコン(導電体側壁膜) 35、59:高キャリア濃度ソース領域 37、61:高キャリア濃度ドレイン領域 53:酸化膜 55、57:側壁酸化膜 63、65:側壁n+ ポリシリコン(導電体側壁膜) I1、I2:ドープイオン A:導電体側壁とドレイン領域の接合部 L:基板とn- 領域の接合部 M:n- 領域とn+ 領域の接合部 HC:ホットキャリア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にゲート絶縁膜を介して設
    けられたゲート電極と、チャネル領域の両側にそれぞれ
    設けられた低キャリア濃度の第1拡散層および高キャリ
    ア濃度の第2拡散層と、前記ゲート電極の両側にそれぞ
    れ設けられた第1絶縁膜と、該ゲート電極の両側面に沿
    い前記第1拡散層の部分上にそれぞれ設けた帯状の第2
    絶縁膜と、前記第1絶縁膜と接触すると共に該第2絶縁
    膜と隣接する前記第2拡散層とに接触している前記第2
    絶縁膜を被覆するようにそれぞれ設けられた導電体膜と
    を備え、これら導電体膜の膜厚を前記ゲート電極の膜厚
    よりも薄くしてあることを特徴とするMOS型電界効果
    トランジスタ。
  2. 【請求項2】 (a)半導体基板上にゲート絶縁膜を介
    してゲート電極を形成する工程と、(b)このゲート電
    極をマスクとしてゲート長方向の両側に不純物イオン注
    入により低キャリア濃度の第1領域を形成する工程と、
    (c)このゲート電極の、ゲート幅方向に沿う両側面に
    第1絶縁膜を形成する工程と、(d)このゲート電極の
    両側の第1領域部分上にゲート幅方向に沿って帯状の第
    2絶縁膜を形成する工程と、(e)前記第1絶縁膜と接
    触し、前記第2絶縁膜を覆い、これに隣接して露出して
    いる第1領域部分上に達していて、前記ゲート電極の厚
    みよりも薄い厚みの導電体膜を形成する工程と、(f)
    前記ゲート電極および導電体膜をマスクとして不純物イ
    オンを注入して、前記ゲート電極の両側に高キャリア濃
    度の第2領域を形成する工程と、を含むことを特徴とす
    るMOS型電界効果トランジスタの製法。
  3. 【請求項3】 (a)第1導電型の半導体基板上にゲー
    ト絶縁膜を介して設けたゲート電極を形成する工程と、
    (b)該ゲート電極の側面に対しては第1絶縁膜を介在
    させて、また、前記半導体基板の表面に対しては前記ゲ
    ート電極寄りに少なくとも第2絶縁膜を部分的に介在さ
    せて、前記ゲート電極の厚みよりも薄い厚みで、導電体
    膜を設ける工程と、(c)前記ゲート電極および導電体
    膜をマスクとして、前記半導体基板に第2導電型の不純
    物をイオン注入する工程と、を含むことを特徴とするM
    OS型電界効果トランジスタの製法。
JP1779792A 1992-02-03 1992-02-03 Mos型電界効果トランジスタおよびその製法 Withdrawn JPH05218068A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007158148A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007158148A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法

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