JPH05216167A - ハロゲン化銀写真材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真材料

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JPH05216167A
JPH05216167A JP4289940A JP28994092A JPH05216167A JP H05216167 A JPH05216167 A JP H05216167A JP 4289940 A JP4289940 A JP 4289940A JP 28994092 A JP28994092 A JP 28994092A JP H05216167 A JPH05216167 A JP H05216167A
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JP
Japan
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dye
group
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silver halide
photosensitive layer
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JP4289940A
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Inventor
Ivano Delprato
イバーノ・デルプラート
Luzzi Antonio
アントニオ・ルッチ
Mana Stefano
ステファノ・マーナ
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/825Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by antireflection means or visible-light filtering means, e.g. antihalation
    • G03C1/83Organic dyestuffs therefor
    • G03C1/832Methine or polymethine dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B23/00Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes
    • C09B23/0066Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes the polymethine chain being part of a carbocyclic ring,(e.g. benzene, naphtalene, cyclohexene, cyclobutenene-quadratic acid)

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式 【化1】 [式中、R1およびR2はそれぞれ独立して2〜4個の炭
素原子を有するスルホアルキルまたはスルファトアルキ
ル基であり、Qは5〜7員の炭素環を完結するのに必要
な原子であり、R3はアルキル基であり、R4はアリール
基であり、X-はアニオンであり、nは1または2の整
数であり、ただし、該染料が分子内塩を形成する場合に
はnは1であり、そしてZ1およびZ2はそれぞれ独立し
てインドール核を完結するのに必要な原子である。]で
示す構造を有する染料を含有する感赤外線性ハロゲン化
銀写真材料。 【効果】 電磁スペクトルの赤外領域の望ましい波長範
囲に半値幅の広い吸収スペクトルを有しており、写真処
理後の染料ステイン残留を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は赤外線吸収染料およびそ
の染料を含有する層を含んでなるハロゲン化銀写真材料
に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真材料の分野では特定の
光の波長を吸収する適当な染料を写真材料層中へ混合す
ることは、一般的である。上記の染料は、中間層、感放
射線性層、オーバーコート層、アンダーコート層、裏打
ち層などの写真材料のどのような層において使用されて
もよく、またフィルター染料、ハレーション防止染料、
放射線防止染料、または写真用エマルジョンの感光性の
調節のためなどの様々な目的に使用することができる。
【0003】このような染料が添加される写真材料層は
一般的にゼラチンまたは他の親水性コロイドからなる。
それゆえ、染料は、使用目的に沿った適当な吸収スペク
トルを有し、写真的に不活性(ハロゲン化銀エマルジョ
ン層の使用上不利な影響−例えば、感度の減少、濳像の
減退、かぶり現象など−をもたらさない)であり、写真
処理中は無色であったり、脱色または溶解により除去さ
れるべきであり、また、処理後のフィルムに残存すべき
ものではない。
【0004】近年、赤外線領域の電磁スペクトルを発す
る半導体レーザーダイオードを使用する情報記録技術が
開発され、この技術には上記領域に感光性を有するハロ
ゲン化銀写真材料が必要とされる。この技術の例として
は、ヘリウム−ネオンまたはアルゴンレーザーなどの従
来のガスレーザーと比べてより長い使用寿命を有し、廉
価かつ小型であるレーザーダイオードを使用したレーザ
ースキャナーがある。レーザーダイオードを使用したレ
ーザースキャナーとともに使用するための感赤外線性ハ
ロゲン化銀写真材料は、ハレーション防止および放射線
防止の為の染料を必要とする。これらの染料は赤外線領
域の光を吸収するものでなければならない。この目的の
ために、多くの赤外線吸収染料がこれまでに提案されて
いる。米国特許第4,362,800号には、ハレーショ
ン防止層用として2個のスルホアルキル基を有するイン
ドールトリカルボシアニン(indolotricarbocyanine)
染料が開示されているが、これは処理後に緑がかったし
み(stain)を残す。この問題を解決するために、赤外
線吸収染料としてインドールトリカルボシアニン染料を
使用することが、米国特許第4,839,265号、同第
4,871,656号、同第4,876,181号、および
同第4,933,269号、並びに欧州特許出願第34
2,576号および同第342,939号に提案されてい
る。
【0005】これらの染料の問題点は、それらが電磁ス
ペクトルの赤外線領域において適当なスペクトル吸収を
示すことができない点にある。通常、上記染料は分子状
態において所望の波長範囲に吸収極大を有するが、凝集
すると最大吸収波長のシフトを引き起こす。したがっ
て、これらの染料を用いて所望の吸収極大波長を得るた
めには、通常、凝集しない化合物が必要となる。しかし
ながら、凝集防止剤は、保存中における速度低下などの
写真にとって不利な効果を引き起こしうる。米国特許第
4,871,656号には、分子状態において所望の吸収
極大を有しており、そして凝集しないので凝集防止剤を
必要としない特定のインドールトリカルボシアニン赤外
線フィルター染料が記載されている。特に、短すぎない
波長において分子吸収を示す染料で好ましいものは、ベ
ンズ[ゼ]インドールトリカルボシアニン染料である。
しかし、ベンズ[ゼ]インドール環は、危険なナフチル
アミン出発化合物から調製される。したがって、分子吸
収を所望の波長範囲に有しており、その所望の波長範囲
を凝集によってシフトすることがなく、そして非毒性中
間体を用いて合成することのできる赤外線吸収フィルタ
ー染料を提供することが未だに必要とされている。
【0006】米国特許第4,933,269号には、メチ
ン鎖に結合した5または6員の複素環を有するインドー
ルトリカルボシアニン赤外線吸収フィルター染料が記載
されている。複素環の例には、ピペリジン、ピロリジ
ン、インドリン、3-ピロリン、ピペラジン、モルホリ
ン、チオモルホリンおよび他の飽和複素環が含まれる。
しかし、該発明では、米国特許第4,933,269号の
フィルター染料は750nm以上の波長における電磁線の
吸収を示し、これがベンズ[ゼ]インドールトリカルボ
シアニン染料である場合には凝集を生じるということに
注目する。
【0007】インドールトリカルボシアニン赤外線吸収
フィルター染料に伴うもう一つの問題は、吸収スペクト
ル曲線が比較的狭いということである。したがって、こ
れらの染料を赤外領域において異なる波長での放射を行
うレーザーダイオード(典型的なレーザーダイオードの
放射波長はおよそ750nm、780nm、800nm、82
0nmおよび870nmである)とともに使用したり、発す
る赤外光の波長をしばしば変化する同種のレーザーダイ
オードの工業的サンプルとともに使用する場合に問題を
生じることがある。
【0008】フランス国特許第1,544,726号に
は、式
【0009】
【化5】
【0010】[式中、nは1または2の整数であり、R
はアルキルまたはアリール基であり、R1およびR2はア
ルキル、アルコキシカルボニルアルキルまたはアリール
基であり、R3およびR4は水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキルまたはアルコキシル基であり、Xはアニオンであ
り、mは1または2の整数であって、ただし、Rがカル
ボキシアルキルまたはスルホアルキル基である場合はm
は1であり、そしてZは、チアゾール、ベンゾチアゾー
ル、ナフトチアゾール、チオナフテノ-7',6',4,5-
チアゾール、オキサゾール、ベンゾオキサゾール、ナフ
トオキサゾール、セレナゾール、ベンゾセレナゾール、
ナフトセレナゾール、チアゾリン、2-ピリジン、4-ピ
リジン、2-キノリン、4-キノリン、1-イソキノリ
ン、3-イソキノリン、3,3-ジアルキルインドレニ
ン、イミダゾール、ベンズイミダゾール、またはナフト
イミダゾールを完結するのに必要な原子である。]の構
造を有し、フィルター染料またはスペクトル増感染料と
して使用するトリカルボシアニン染料が記載されてい
る。上記染料は、有機溶媒中での吸収極大を750から
800nmの範囲に有し、水溶液中では凝集して950か
ら1090nmの範囲に吸収極大を示すとされている。こ
の特許には、R1がメチル基、R2がフェニル基でありう
るベンゾオキサゾールまたはベンゾチアゾール核から誘
導されたトリカルボシアニン染料の特別な例が記載され
ている。
【0011】多くの置換基の中から選択することによ
り、トリカルボシアニン染料においてR1をR2と異なら
せる可能性があるという事実(米国特許第4,871,6
56号、欧州特許第251,282号、およびフランス
国特許第1,544,726号を参照)にもかかわらず、
インドール核から誘導したトリカルボシアニン染料にお
いてR1がR2と異なる場合に、水中で凝集することなく
赤外領域の吸収スペクトルを示し、比較的広い吸収スペ
クトル曲線を有する染料が得られることを、上記参考文
献のいずれもとくに認識していない。
【0012】
【発明の開示】本発明は、支持体、少なくとも1層のハ
ロゲン化銀エマルジョン感光性層、および少なくとも1
層の親水性コロイド非感光性層を含んでなるハロゲン化
銀写真材料であって、該層の少なくとも1層が、式
【0013】
【化6】
【0014】[式中、R1およびR2はそれぞれ独立して
2〜4個の炭素原子を有するスルホアルキルまたはスル
ファトアルキル基であり、Qは5〜7員の炭素環を完結
するのに必要な原子であり、R3はアルキル基であり、
4はアリール基であり、X-はアニオンであり、nは1
または2の整数であって、ただし、該染料が分子内塩を
形成する場合にはnは1であり、そしてZ1およびZ2
それぞれ独立してインドール核を完結するのに必要な原
子である。]で示す構造を有する染料を吸収量で含有す
るハロゲン化銀写真材料を提供する。
【0015】別の要旨によれば、本発明は上式の構造を
有する赤外線吸収染料を提供する。
【0016】本発明の染料は、水中で凝集せずに分子状
態で赤外線領域に所望の波長の充分な吸収スペクトル特
性を有し、構造的に類似してはいるがR3およびR4が記
載した組合せとは異なる染料よりも広い吸収スペクトル
を有し、高温多湿下における保存安定性を有し、ハロゲ
ン化銀エマルジョンに対して不活性であり、そして、写
真処理中に脱色したり、写真材料中から溶解除去したり
して、処理後の残留染料ステインを少なく、またはなく
することができるものである。
【0017】本発明の赤外線吸収染料の構造式におい
て、R1およびR2はそれぞれ独立して2〜4個の炭素原
子を有するスルホアルキルまたはスルファトアルキルで
ある。また、置換されたスルホアルキルおよびスルファ
トアルキルをR1およびR2として使用することができ
る。このような基は、メチル、ヒドロキシ、およびCl
またはFなどのハロゲンのような置換基で置換すること
ができる。R1およびR2の例は、スルホエチル、2-ス
ルホプロピル、3-スルホプロピル、3-スルホブチル、
4-スルホブチル、3-スルファトプロピル、および2-
ヒドロキシ-3-スルホプロピルを含む。
【0018】Qは、置換または無置換の5〜7員の炭素
環、好ましくは6員の炭素環(例えばシクロヘキセン)
を完結するのに必要な原子を示す。この環は、当業者に
公知のように置換することができる。置換基の例は、置
換または無置換アルキル(例えば、メチル、エチル、プ
ロピル、クロロエチル、ベンジル)、置換または無置換
アリール(例えば、フェニル、p-クロロフェニル)、ハ
ロゲン(例えば、クロロ、フルオロ)、ヒドロキシ、ア
ルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ)、および当業
者に公知の他の従来の染料置換基を含む。
【0019】R3は、アルキル基(好ましくは炭素数1
〜4のもの、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル)であり、公知の置換基で置換(例えば、ヒドロキ
シ、およびClまたはFなどのハロゲンで置換)されて
いてよい。
【0020】R4は、アリール基(好ましくは炭素数6
〜15のもの、例えばフェニル、ナフチル)であり、当
分野で公知のように置換されていてよい。置換基の例
は、炭素数1〜4のアルキル(例えば、メチル、エチ
ル、ブチル)、このアルキル自体がヒドロキシ、ハロゲ
ンなどの公知の置換基で置換されたアルキル(例えば、
ヒドロキシエチル、クロロエチル)、炭素数1〜4のカ
ルボキシレート(例えば、メチルエステル、エチルエス
テル)、アミド、スルホンアミド、ハロゲン(例えば、
塩素、フッ素)および当分野に公知のその他の置換基を
含む。好ましい例において、R3はメチルであり、R4
フェニルである。
【0021】X-で表すアニオンは、特に限定されない
が、例えば、ハロゲンイオン(例えば、クロライド、ブ
ロマイド、アイオダイド)、p-トルエンスルホネート、
エチルスルフェート、パークロレートなどである。
【0022】Z1およびZ2はそれぞれ独立して置換また
は無置換のインドール核を完結するのに必要な原子であ
る。これらのインドール核は、このような核の置換基と
して知られる多くの基のいずれによっても置換されてい
てよい。これには、スルホ、ハロゲン(例えば、塩素、
フッ素)、アルキル(好ましくは約1〜4個の炭素原子
を有するもの、例えば、メチル、エチル、ブチル)、こ
のアルキル自体がヒドロキシ、ハロゲンまたはスルホな
どの公知の置換基で置換されたアルキル、アルコキシ
(好ましくは、約1〜4個の炭素原子を有するもの、例
えば、メトキシ、エトキシ、ブトキシ)、カルボキシ、
または1〜4個の炭素原子を有するカルボキシレート
(例えば、メチルエステル、エチルエステル)を含む。
本発明において上記インドール核の好ましい置換基は、
スルホンアミドまたはカルボンアミド基、特に式
【0023】
【化7】
【0024】で示す構造を有するスルホンアミド基、ま
たは、式
【0025】
【化8】
【0026】で示す構造を有するカルボンアミド基であ
る。[式中、R5およびR6はそれぞれ独立して水素原
子、アルキル基、好ましくは炭素数6までのアルキル
基、アリール基、好ましくはフェニル、または5もしく
は6員の複素環を形成するのに必要な非金属原子(例え
ば、炭素、窒素、硫黄および酸素)、好ましくはモルホ
リノである。]
【0027】本発明において、化合物または置換基を説
明するために「基」または「核」という用語を使用する
場合は、これが示す化学物質は基本的な基および通常の
置換基を伴った基を含む。化合物または置換基を説明す
るために「部分」という用語を使用する場合は、非置換
化学物質のみを含むことを意図している。例えば、「ア
ルキル基」はメチル、エチル、オクチル、ステアリルな
どのアルキル部分だけでなく、ハロゲン、シアノ、ヒド
ロキシル、ニトロ、アミン、カルボキシレートなどのよ
うな置換基を有する部分をも含む。一方、「アルキル部
分」または「アルキル」は、メチル、エチル、オクチ
ル、ステアリル、シクロヘキシルなどのみを含む。
【0028】本発明の好ましい染料は、酸性置換基(す
なわち、スルホおよびスルファトなどのアニオンを形成
することができる置換基)を有するR1ならびにR2の1
または2個の基、およびZ1ならびにZ2上の置換基とし
ての2個のスルホンアミドまたはカルボンアミド基を含
んでなる。有機化合物の酸性度は水中でのプロトンの消
失によるものであり、一般にpKa、すなわち化学物質
の解離定数の−log10値で表されるため、実質的にスル
ホおよびカルボキシル基よりも高いpKa値を有するス
ルホンアミドおよびカルボンアミド基は水性媒体中では
実際にはほとんど解離せず、以下で明らかなようにきわ
めて微弱な酸性を示す。ベンゼンスルホン酸のpKaは
0.7でありpH5の水中における解離度99.9%以上
に対応し、ベンゼンカルボン酸のpKa値は4.2であり
pH5における水中の解離度86.1%に対応し、ベン
ゼンスルホンアミドのpKaは10でありpH5の水中
における解離度9.99×10-4(中性型とアニオン型
との比がおよそ100000:1である)に対応し、ま
たベンズアミドのpKa値は13〜14でありpH5に
おける水中での解離度9.99×10-5未満に対応する
(これらの値については、ザ・メルク・インデックス
(The Merck Index)、第8版、第128〜132頁
(1968年);ヘルベチカ・キミカ・アクタ(Hervetic
a Chimica Acta)第39巻、第48頁(1956年)、
およびエイ・アルバート(A.Albert)らのザ・デターミ
ネーション・オブ・アイオニゼーシヨン・コンスタンツ
(The Determination of Ionization Constants)第
88頁を参照)。
【0029】酸性置換基が水溶性を改善し、処理中の染
料の除去をより容易にすることはよく知られている(米
国特許第4,877,721号参照)。このため、2個を
越える酸性基を有する染料を漂白可能染料として使用す
ることが、米国特許第4,839,265号、並びに欧州
特許出願第251,282号、同第288,076号およ
び同第342,939号に提案されている。驚くべきこ
とに、2個の酸性基および2個のスルホンアミドもしく
はカルボンアミド基の組み合わせは、2個を越える酸性
基を有する染料と同様の漂白能、および水または実質的
に水からなる(溶媒の80%を越えて水を含有する)溶
媒に対する充分な溶解性を提供し、また酸性基を有さな
い染料を使用した場合に生じるような問題を伴うことな
くゼラチン写真組成物へ添加されることが見出された。
【0030】本発明おける赤外線吸収性染料の例は以下
のものを包含する。しかし本発明の範囲はこれらに限定
されるものではない。
【0031】
【化9】
【0032】
【化10】
【0033】
【化11】
【0034】本発明の染料は、米国特許第2,985,9
55号、同第3,148,187号および同第3,423,
207号、およびザ・ジャーナル・オブ・ケミカル・ソ
サイエティ(J.Cehm.Soc.)、189(1933年)に
記載の方法により調製することができる。かかる調製法
を下記の実施例1で説明する。
【0035】本発明の染料は近赤外線領域に吸収を示
し、可視領域における吸収は非常に低く、吸収極大にお
いて高い消光係数を有する。本発明の染料は所望の波長
範囲において分子吸収を有しており、凝集により所望の
波長範囲へのシフトを伴わず、赤外ハレーション防止層
に用いるのに有用である。一般に、本発明の染料は極大
吸収波長(典型的には780nm以上)において2.5×
105〜3.5×105のオーダーの消光係数を有する。
非常に驚くべきことに、本発明の染料はその半値幅から
求められるように比較的広い吸収スペクトル曲線を有す
る。半値幅は、スペクトル光度曲線の極大濃度と染料の
かぶりの差の2分の1のところのナノメートル単位の幅
である。染料のハレーション防止能の基準によれば、半
値幅が広いほど、染料のハレーション防止能が高い。本
発明の染料の半値幅は150nmより大きく、一方、本発
明の染料と構造的に関連するR3およびR4を有しない染
料の吸収スペクトル曲線は非常に狭く、半値幅が100
nmを越えない。
【0036】本発明の染料は、従来の技術に従ってアキ
ュータンス染料として写真材料中へ取り込ませることが
できる。またこの染料を従来の技術により、例えばハレ
ーション防止背面層、ハレーション防止下層またはオー
バーコート層としてハレーション防止層へ取り込ませる
こともできる。本発明の染料のハロゲン化銀エマルジョ
ン層、または他の親水性コロイド層への取り込みは通常
の方法で容易に行うことができる。この染料は、一般
に、水または水もしくは他の水に可溶性の溶媒、メタノ
ール、エタノール、またはアセトンなどの水溶液に溶解
して、被覆組成物に添加する水性溶液を調製し、そして
この被覆組成物を公知の方法により被覆させる。
【0037】本発明の染料は一般的にその染料のλmax
における透過光学密度が0.1を上回る値を与えるのに
充分な量で加えられる。一般に、所望の効果を与える染
料の被覆重量は1.0〜0.01g/m2である。
【0038】本発明に適合するハロゲン化銀写真材料の
例には白黒およびカラー写真材料が含まれる。
【0039】本発明に用いられるハロゲン化銀は、塩化
銀、臭化銀、ヨウ化銀、塩化臭化銀、塩化ヨウ化銀、塩
化ヨウ化臭化銀などのいずれであってもよい。
【0040】写真エマルジョン中のハロゲン化銀粒は、
立方体、八面体もしくは14面体のような規則的な結晶
構造を有する規則的な粒子、または球体もしくは不規則
な結晶構造をしたもの、双晶面のような結晶に欠陥のあ
るもの、もしくは平板状のもの、またはそれらの混合物
であってよい。結晶がエピタキシャル成長したものも使
用することができる。
【0041】本発明の染料を含有する層からなる写真材
料は、酢酸セルロース、硝酸セルロース、被覆紙、紙、
高分子フィルム、およびポリエチレンテレフタレートな
どのポリエステルなど、写真の用途に適するいかなる支
持体上にも被覆することができる。
【0042】写真材料におけるバインダーまたは保護コ
ロイドとしてはゼラチンを使用することが有利である
が、他の親水性コロイド、例えば、ゼラチン置換体、変
性ゼラチン、コロジオン、アラビアゴム、カルボキシレ
ート化セルロースのアルキルエステルなどのセルロース
エステル誘導体、ヒドロキシエチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、米国特許第2,949,442号
に記載の両性共重合体のような合成樹脂、ポリビニルア
ルコールおよびその他の当業者に公知の親水性コロイド
を単独でまたはゼラチンを組み合わせて使用することが
できる。
【0043】本発明の赤外線吸収染料を使用した写真材
料は、感赤外線性ハロゲン化銀エマルジョン層(すなわ
ち、750nm以上、好ましくは750〜1200nmの波
長の光に最も感光度が高いハロゲン化銀エマルジョン
層)を有する。このハロゲン化銀エマルジョンに所望の
赤外線感応特性を与えるために、一般的に使用される全
てのスペクトル増感剤を普通に使用することができる。
【0044】かかる材料を作製する方法、この材料に赤
外線照射に対する感光性を与え、本発明の染料を取り込
ませる手段、化学増感剤、かぶり防止剤および安定剤、
減感剤、光輝剤、カプラー、硬化剤、被覆補助剤、可塑
剤、潤滑剤、つや消し剤、高沸点有機溶剤、現像促進
剤、帯電防止剤、ステイン防止剤などのような添加剤に
ついては、例えば、リサーチ・ディスクロージャー(R
eseach Disclosure)第176巻第17643号(19
79年12月)第1章から第14章までに記載されてい
る。写真におけるこれらおよびその他従来の観点は本発
明を実施するうえで有用である。
【0045】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0046】実施例1(染料の合成) a)染料1 等モル量の2,3,3-トリメチル-5-スルファモイル-イ
ンドレニン(米国特許第4,062,682号の第11
欄、第30〜40行に記載の方法により収率92%で調
製したもの)および2-クロロエタンスルホニルクロラ
イドをアセトニトリル中で室温で一晩撹拌した。分離し
た固体を回収し、アセトニトリルで洗浄し、乾燥して、
収率90%で次式で示す構造の中間体化合物Aを得た。
【0047】
【化12】
【0048】式
【化13】
【0049】で示す構造の中間体化合物Bをフランス国
特許第1,544,726号に記載の方法に従って調製し
た。
【0050】化合物A1gと化合物B1gを無水酢酸:
酢酸=3:2(w/w)の溶液7ml中に入れた混合物を2分
間還流した。ジイソプロピルエチルアミン(1.2ml)
を添加し、混合物を室温で一晩撹拌した。次に、無水酢
酸15mlを添加し、沈殿した固体を回収して数mlの溶媒
混合物で洗浄した後、乾燥して、緑金色粉末0.7gを
得た。これはメタノール中で774nmにλmaxを示し
た。得られた染料1の構造を次式に示す。
【0051】
【化14】
【0052】b)比較例染料A 式
【0053】
【化15】
【0054】で示す構造の中間体化合物Cをフランス国
特許第1,544,726号に記載の方法に従って調製し
た。
【0055】中間体化合物A(2.52g)、中間体化
合物C(1.90g)、およびジイソプロピルアミン
を、無水酢酸:酢酸=3:2(w/w)の混合物22ml中で
還流した。一晩放置した後、混合物を酢酸エチル中に注
入した。分離した固体を回収し、乾燥後メタノールから
結晶化して、メタノール中で782nmにλmaxを示す比
較例染料A2.0gを得た。比較例染料Aの構造を次式
に示す。
【0056】
【化16】
【0057】c)比較例染料B 化合物A2.6gと3-ヒドロキシメチレン-2-クロロシ
クロヘキセンアルデヒド0.68gを無水酢酸:酢酸=
3:2(w/w)の溶液18mlに入れた混合物を、室温で数
分間撹拌した。ジイソプロピルエチルアミン(1.28m
l)を添加して混合物を室温で一晩撹拌した。沈殿した
固体を回収し、数mlの溶媒混合物で洗浄後乾燥して、緑
金色粉末2.8gを得た。これはメタノール中で786n
mにλmaxを示した。この比較例染料Bの構造を次式に示
す。
【0058】
【化17】
【0059】d)比較例染料C 比較例染料B(15g)とピラゾール(75g)を30分間
100℃で加熱した。この溶融組成物に、メタノール-
エタノールの容量比3:2の混合物(220ml)を添加し
た。分離した固体を回収し、乾燥して、比較例染料Cを
得た。これはメタノール中で792nmにλmaxを示し
た。この比較例染料Cの構造を次式に示す。
【0060】
【化18】
【0061】e)比較例染料D 式
【0062】
【化19】
【0063】で示される中間体化合物Dを出発物質とし
て、比較例染料Cを得たのと同様の操作により比較例染
料Dを得た。これはメタノール中で793nmにλmaxを
示した。比較例染料Dの構造を次式に示す。
【0064】
【化20】
【0065】f)比較例染料E 5-フェニルスルホニルインドレニン(30g)を発煙硫
酸(20重量%のSO3)(120ml)に添加し、一晩撹拌
した。この溶液を粉砕した氷(200g)中に注入し、分
離した固体を濾取した。水洗した後エタノールで洗浄
し、得られた固体を真空乾燥して、次式で示す構造の中
間体化合物E34gを得た。
【0066】
【化21】
【0067】ブチロニトリル(50ml)中の中間体化合物
E(18g)およびトリエチルアミン(4.9g)に2,4-
ブタンスルトン(8g)を添加して得られた溶液を110
℃に一晩保温した。分離した生成物をアセトンで2回洗
浄した後、酢酸エチル中で粉砕した。得られた固体を濾
取し、真空乾燥した。乾燥した固体のうち10gをメタ
ノール(35ml)に溶解し、NaI(10g)を添加した。
分離した固体を濾取し、真空乾燥して、次式で示す構造
の中間体化合物F6gを得た。
【0068】
【化22】
【0069】中間体化合物F(11g)と3-ジメチルア
ミノメチレン-2-クロロ-1-シクロペンテンアルデヒド
(1.5g)を無水酢酸(50ml)中で100℃で1時間加
熱し、分離した固体を濾取し乾燥した。メタノール(8
0ml)中の粗製染料にエタノール(60ml)を添加し、分
離した固体を濾取し乾燥して、比較例染料E4gを得
た。これはメタノール中で816nmにλmaxを示した。
比較例染料Fの構造を次式で示す。
【0070】
【化23】
【0071】比較例染料E(0.2g)とピラゾール(1
g)を15分間100℃で加熱した。メタノール(2ml)
を添加し、この混合物をアセトン(50ml)中に注入し
た。分離した固体を濾取し、アセトンで洗浄して、0.
1gの比較例染料Fを得た。これはメタノール中で81
2nmにλmaxを示した。比較例染料Fの構造を次式に示
す。
【0072】
【化24】
【0073】実施例2 本実施例においては、本発明の赤外線ハレーション防止
染料が望ましい吸収と広い吸収スペクトル曲線を有する
こと、および比較例染料の吸収スペクトル曲線が狭いた
めに広い範囲の赤外線を吸収するハレーション防止染料
としては不適当であることを説明する。
【0074】水9ml、メチルアルコール1ml、各染料
0.05gからなる溶液の8mlを、ゼラチン6.7g、ホ
スタプール(Hostapur、商標)SAS(ヘキスト(Hoech
st)AG社により製造されているアルカンスルホン酸ナ
トリウム系のアニオン性界面活性剤)の10%(w/w)水溶
液6.7ml、およびホルムアルデヒド1.6%(w/w)水溶
液3.5mlを含む水175mlに38℃で添加した。上記
のようにして調製した被覆溶液を、7ミル(18/100mm)の
下塗りポリエチレンテレフタレート支持体へ塗布し、次
いで、被覆層を乾燥した。得られたハレーション防止層
は3.5g/m2のゼラチンを含んでいた。界面活性剤、つ
や消し剤およびホルムアルデヒド硬化剤を含んでなる硬
化ゼラチン耐摩耗層をゼラチン部が1g/m2となるようハ
レーション防止層上に被覆した。810nmにスペクトル
増感されたハロゲン化銀エマルジョン層を、支持体の逆
の面に被覆した。界面活性剤、つや消し剤およびホルム
アルデヒド硬化剤を含む硬化ゼラチン耐摩耗層をゼラチ
ン部が1g/m2となるようハロゲン化銀エマルジョン層上
に被覆した。
【0075】各フィルムを中密度フィルターとウラッテ
ン(Wratten、商標)87フィルターを有するEDG感
光計(イーストマン・コダック社(Eastman Kodak C
o.)製)に、標準ステップ-ウエッジを通して露光し、
35℃の3M XAD/2現像剤で27秒間現像し、定
着を30℃で27秒間行い、洗浄を35℃の流水で22
秒間行い、そして乾燥を3Mのトリマチック(Trimati
c、商標)XP 515ローラートランスポートプロセッ
サーを使用して35℃で22秒間行った。次の表に、各
染料のメタノール溶液中におけるλmax(λmax1)、各ゼ
ラチン被覆試料のλmax(λmax2)、および各半値幅を示
す。
【0076】
【表1】 フィルムNo. 染料 λmax1(nm) λmax2(nm) 半値幅(nm) 1 1 774 775 163 2 A 782 800 75 3 B 806 815 55 4 C 792 803 63 5 D 793 806 56 6 E 816 830 52 7 F 802 816 62
【0077】この結果は、置換基R3がアルキル基であ
り、置換基R4がアリール基である本発明による染料
が、凝集を要さずに電磁スペクトルの赤外領域において
望ましい吸収を示し、そして広い半値幅を有することを
示す。反対に、比較例の染料は非常に狭い半値幅を有す
る。置換基R3およびR4が共にアルキル基である染料は
調製していない。これは、ズールナル・オルガニヒェス
コイ・キミイ(Zhurnal Organicheskoi Kimii)、第1
5巻、2号、第400頁〜第407頁(1979年2
月)に報告されたように、その染料が赤外範囲の外側に
吸収領域を有するからである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アントニオ・ルッチ イタリア17016フェラーニア(サヴォーナ) (番地の表示なし) スリーエム・イタリ ア・リチェルシェ・ソシエタ・ペル・アチ オニ内 (72)発明者 ステファノ・マーナ イタリア17016フェラーニア(サヴォーナ) (番地の表示なし) スリーエム・イタリ ア・リチェルシェ・ソシエタ・ペル・アチ オニ内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体、少なくとも1層の感赤外線性ハ
    ロゲン化銀エマルジョン感光性層、および少なくとも1
    層の親水性コロイド非感光性層を含んでなるハロゲン化
    銀写真材料であって、該層の少なくとも1層が、式 【化1】 [式中、R1およびR2はそれぞれ独立して2〜4個の炭
    素原子を有するスルホアルキルまたはスルファトアルキ
    ル基であり、Qは5〜7員の炭素環を完結するのに必要
    な原子であり、R3はアルキル基であり、R4はアリール
    基であり、X-はアニオンであり、nは1または2の整
    数であり、ただし、該染料が分子内塩を形成する場合に
    はnは1であり、そしてZ1およびZ2はそれぞれ独立し
    てインドール核を完結するのに必要な原子である。]で
    示す構造を有する染料を赤外線吸収量で含有するハロゲ
    ン化銀写真材料。
  2. 【請求項2】 R3がメチル基であり、R4がフェニル基
    である請求項1記載の材料。
  3. 【請求項3】 前記インドール核がスルホ基で置換され
    ている請求項1記載の材料。
  4. 【請求項4】 前記インドール核が、式 【化2】 [式中、R5およびR6はそれぞれ独立して水素、アルキ
    ルもしくはアリール、または共に5もしくは6員の複素
    環を形成するのに必要な非金属原子である。]で示す構
    造を有するスルホンアミド基で置換されている請求項1
    記載の材料。
  5. 【請求項5】 前記インドール核が、式 【化3】 [式中、R5およびR6はそれぞれ独立して水素、アルキ
    ルまたはアリールである。]で示す構造を有するカルボ
    ンアミド基で置換されている請求項1記載の材料。
  6. 【請求項6】 前記染料が1.0〜0.01g/m2の量で存
    在する請求項1記載の材料。
  7. 【請求項7】 前記染料がハロゲン化銀エマルジョン層
    中に存在する請求項1記載の材料。
  8. 【請求項8】 前記染料が親水性コロイド非感光性層中
    に存在する請求項1記載の材料。
  9. 【請求項9】 前記親水性コロイド非感光性層が支持体
    の背面側上に位置する層である請求項8記載の材料。
  10. 【請求項10】 前記親水性コロイド非感光性層が支持
    体およびハロゲン化銀エマルジョン感光性層の間にある
    中間層である請求項8記載の材料。
  11. 【請求項11】 前記親水性コロイド非感光性層がハロ
    ゲン化銀エマルジョン感光性層上に位置する保護層であ
    る請求項8記載の材料。
  12. 【請求項12】 式 【化4】 [式中、R1およびR2はそれぞれ独立して2〜4個の炭
    素原子を有するスルホアルキルまたはスルファトアルキ
    ル基であり、Qは5〜7員の炭素環を完結するのに必要
    な原子であり、R3はアルキル基であり、R4はアリール
    基であり、X-はアニオンであり、nは1または2の整
    数であって、ただし、該染料が分子内塩を形成する場合
    にはnは1であり、そしてZ1およびZ2はそれぞれ独立
    してインドール核を完結するのに必要な原子である。]
    で示す構造を有する染料。
JP4289940A 1991-10-28 1992-10-28 ハロゲン化銀写真材料 Pending JPH05216167A (ja)

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