JPH05214B2 - - Google Patents

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JPH05214B2
JPH05214B2 JP57070215A JP7021582A JPH05214B2 JP H05214 B2 JPH05214 B2 JP H05214B2 JP 57070215 A JP57070215 A JP 57070215A JP 7021582 A JP7021582 A JP 7021582A JP H05214 B2 JPH05214 B2 JP H05214B2
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JP
Japan
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spindle
paper cup
rising
adhesive
thermoplastic resin
Prior art date
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JP57070215A
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English (en)
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JPS58187336A (ja
Inventor
Masaaki Masuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、紙カツプの製造方法、特に紙カツプ
の底部と胴部との接着方法およびその装置に関す
る。
[従来の技術] ジユース等の飲料水を入れる容器として一般に
第1図で示すような紙カツプ1が使用されてい
る。この紙カツプ1は容器口側に向かつて徐々に
大きくなる筒状の胴部2と、この胴部2の底端に
取り付けられる円形状の底部3とからなつてい
る。また、紙カツプ底の水密性(漏れ防止性)を
高めるために、底部3の周辺部と胴部2との接合
構造は第2図で示すようになつている。すなわ
ち、胴部2および底部3はいずれも紙4,5の表
裏面にポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなる接
着層6,7を設けた構造となつている。また、底
部3は円板状の外周部を外方に折り曲げて立上り
8を形作るとともに、この立上り8は胴部2の一
端を折り返した折返部9で包み込まれている。そ
して、底部3の立上り8の表裏面の接着層6,7
には胴部2の嵌合部10および折返部9のそれぞ
れの裏面(内面)の接着層が接着されている。
ところで、このような紙カツプの製造にあつて
は、第3図aに示すように、まずスピンドル11
の上面載置面に底部3を載置する。スピンドル1
1は胴部2の空間部の形状に対応した構造となつ
ている。また、底部3は立上り8を上方に向ける
格好でスピンドル11に載置される。つぎに、ス
ビンドル11に胴部2を嵌合するとともにホツト
エアー噴射機構12の底縁から熱風(ホツトエア
ー)13を吹き出す。この際、胴部2の上端は底
部3の立上り端から立上り8の高さHよりも長く
α突出させる。そして、立上り端から突出した胴
部2の内周面をホツトエアー13によつて加熱す
る。その後、同図cで示すように、立上り8から
略Hだけ突出するように胴部2を下げた後、同図
dで示すように、立上り8から突出する胴部2の
先端を内側に折り返した後、締付けて立上りを胴
部2で包み込むようにして接着する。この折り曲
げ締付けは特に図示はしないが、底折曲げ締付機
構なる一般公知の常用のもので行なう。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、このような接着方法では、底部3の立
上り内周面、胴部2の折返部9の内面、立上り8
の外周面に対面する胴部2の内面はいずれもホツ
トエアー13が当たるため所望の温度に加熱され
るが、立上り8の外周面は直接ホツトエアー13
が当たらず、所望の温度の加熱ができ難い。この
ため、立上りの8の内周面では強固な接着が可能
となくなるが立上り8の外周面では接着が不充分
となり易く、品質が不安定となり、水密性の信頼
度が低い。
なお、立上り8の外周面での接着面を多くする
ために、ホツトエアー吹付け時の前記αは略立上
り8の高さHと同程度が望ましい。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、このような従来の欠点を改善し、底
部と胴部の接着品質の良好な紙カツプの製造方法
およびその装置を提供しようとするもので、その
方法、装置は下記のようになつている。
(1) 熱可塑性樹脂層を、胴部の少なくとも内面
と、底部の少なくとも内面(立上り部では外
面)に設け、前記熱可塑性樹脂層を利用して熱
圧着して形成する紙カツプの製造方法におい
て、底部をスピンドルに載置させた状態で、底
部に対して胴部挿入前に底部立上り部に胴部テ
ーパーより大きいテーパーを付すとともにこれ
を予熱し、ついで、胴部先端の折返部が底部立
上り部より上方に位置するよう胴部を同スピン
ドルに嵌合させ、スピンドルに嵌合させた胴部
の接着部とスピンドルに載置された底部の接着
部をホツトエアー噴射により加熱し、その後で
胴部の先端を折り返して底部の立上りを包み込
むようにして胴部と底部を熱圧着することを特
徴とする紙カツプの製造方法。
(2) 熱可塑性樹脂層を、胴部の少なくとも内面
と、底部の少なくとも内面(立上り部では外
面)に設け、前記熱可塑性樹脂層を利用して熱
圧着して形成する紙カツプの製造装置であつ
て、前記底部を上面に載置するスピンドルと、
スピンドルに嵌合させた胴部の接着部とスピン
ドルに載置された底部の接着部を加熱するホツ
トエアー噴射機構と、胴部の先端を折り返して
底部の立上りを包み込ませ且つ両者を締付けて
相互の接着面で接着させる底折曲げ締付機構、
とからなる紙カツプの製造装置において、スピ
ンドル上に載置された底部のテーパを胴部のテ
ーパーより大とするとともに、前記ホツトエア
ー噴射前に底部の接着部を接触によつて予備加
熱する型を有することを特徴とする紙カツプの
製造装置。
[実施例] 第4図は本発明の一実施例による紙カツプの製
造工程を示す工程図、第5図a〜dは同じく紙カ
ツプ製造装置における予備加熱型等を示す断面図
である。
この実施例では、あらかじめ紙カツプの胴部お
よび底部を形成しておく。すなわち、紙カツプの
底部は、幅の狭い紙の表裏面にポリエチレン等熱
可塑性樹脂からなる接着層を被着した基材を円形
状に打ち抜いた後、絞り型によつてその周縁部を
立上がらせることによつて製造される。なお、こ
の絞り後の状態では、第5図aに示すように、そ
の立上り8は垂直ではなく、斜め上方に向かつて
延在する形となつている。また、胴部は特に詳細
には図示しないが、底部と同様な基板を打ち抜い
た後、巻き込んで両端を貼り合わせることによつ
て第1図で示すような円錐台状の筒体を形作り得
られる。この場合、容器口端はトツプカールを形
成される。
つぎに、このような底部と胴部との接着方法に
ついて、第4図の工程図および第5図a〜dの紙
カツプ製造装置の一部を参照しながら説明する。
底部と胴部の接着に先立つて底部は予備加熱さ
れる。予備加熱を行なう予備加熱型は第5図a,
bに示すように、底部内側押え型14と、底部成
形外型15とからなり、底部3を載置する円錐台
状のスピンドル11の上方に配設される。前記底
部内側押え型14は、テーパー面16を有する円
錐台状円板からなり、昇降する底部成形外型15
の支軸17内にスプリング18で押圧されながら
底部成形外型15内に収容されており、さらに、
底部内側押え型14の支軸19内にスプリング2
0で摺動自在に下方に押圧された支軸21下端に
は、紙カツプ底部3を底部内側押え型14より離
脱させるための押え板22が内側押え型14底面
内に収容可能に設けられている。これは、底部内
側押え型14が上昇する際、紙カツプの底部3が
ひつかかつて持ち上げられるのを防止するためで
ある。なお、底部内側押え型14および底部成形
外型15のテーパー度は、紙カツプのテーパー度
(スピンドル11のテーパー度と同じ)より大き
くされてある。また、前記成形外型15は前記支
軸17により昇降し、底部内側押え型14のテー
パー状周面16に噛み合う窪面23を有してい
て、底部内側押え型14と底部成形外型15との
噛み合い時に、底部3の立上り8を窪面23とテ
ーパー面16との間に挾み込むようになつてい
る。また、底部成形外型15の外周面にはバンド
ヒーター24が配設され、底部成形外型15を加
熱するようになつている。そこで予備加熱時に
は、スピンドル11上に紙カツプ底部3を載置し
た後、底部成形外型15を降下させて、まず紙カ
ツプ底部の平坦部を押え板22によりスピンドル
11上に押し付けた後、底部成形外型15を所定
高さまで降下させる。この底部成形外型15の降
下と同時に底部内側押え型14も降下し、テーパ
ー面16と窪面23とによつて案内されて、拡開
していた立上り8は紙カツプの外周のテーパー度
より少し大きめに矯正される。そして、底部3の
立上り8は底部成形型15と底部押え型14とに
よつて強く挟持され、かつバンドヒーター24に
よつて所定温度に加熱される。
つぎに、底部成形外型15、底部内側押え型1
4が時を隔てて上昇した後は、第5図cで示すよ
うに、胴部2をスピンドル11に挿入する。この
際、胴部2の嵌合部10の上端を底部3の立上り
8の先端から立上り8の高さHよりも多くα突出
させ、底部3の立上り8および胴部2の嵌合部1
0をホツトエアー噴射機構12から吹き出される
ホツトエアー13で加熱する。
つぎに、胴部2をわずかに引き下げて、底部3
の立上り端から突出する胴部先端長さを略H程度
とした後、特に図示はしないが一般公知の底折曲
げ締付機構で胴部先端を内側に折り返して立上り
8を包み込み、締付けによつて胴部2の折返部9
と嵌合部10の内面の接着層7と底部3の立上り
8の表裏の接着層6,7を均一にかつ確実に接着
する。
なお、第5図cに示すように、胴部2内壁とこ
れに対面する底部3の立上り8の外側壁との間に
は、第5図bに示すように、立上り8はテーパー
度が紙カツプ胴部のテーパー度より大きくされて
あるので、間隙が形成されており、この部分に熱
風13が入り込んで胴部内側接着部分も加熱され
るので、必ずしも胴部の引下げを必要とせずに行
なうこともできる。
[発明の効果] このような実施例によれば、底部3と胴部2の
接着作業において、ホツトエアー噴射時には充分
加熱できない底部の立上り部分を予備加熱型で充
分に加熱できるため、底部3と胴部2とは全周に
わたつて均一且つ確実に接着でき、水密性の高い
紙カツプを提供することができる。
また、胴部のテーパーよりも底部3の立上りテ
ーパーが大きいため、加熱に際し、両者の接着面
間に熱風が入り込み、加熱が効率よく行なわれ
る。
さらに、従来例である第3図aに示すように、
底部3の立上り8が外側に開いていると、胴部挿
入の際、底部の立上り先端部に胴部が接触し、底
部がめくれるなどの不良品となることがあるが、
本発明によればこのような恐れはない。
なお、この実施例におけるバンドヒーター容量
は300W程度で充分効果があるため、ホツトエア
ー容量の増大(4KW〜8KW)を図る場合に比較
してエネルギーを省略することができる。
以上のように、本発明によれば底部と胴部の接
着品質が良好な紙カツプの製造方法およびその装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は紙カツプを示す断面図、第2図は同じ
く一部拡大断面図、第3図a〜dは従来の紙カツ
プの製造方法を示す一部拡大断面図、第4図は本
発明の一実施例による紙カツプの製造方法を示す
工程図、第5図a〜dは同じく紙カツプ製造装置
の一部を示す断面図である。 1……紙カツプ、2……胴部、3……底部、
6,7……接着層、8……立上り、9……折返
部、10……嵌合部、11……スピンドル、12
……ホツトエア噴射機構、13……熱風、14…
…底部内側押え型、15……底部成形外型、16
……テーパー面、23……窪面、24……バンド
ヒーター。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂層を、胴部の少なくとも内面
    と、底部の少なくとも内面(立上り部では外面)
    に設け、前記熱可塑性樹脂層を利用して熱圧着し
    て形成する紙カツプの製造方法において、底部を
    スピンドルに載置させた状態で、底部に対して胴
    部挿入前に底部立上り部に胴部テーパーより大き
    いテーパーを付すとともにこれを予熱し、つい
    で、胴部先端の折返部が底部立上り部より上方に
    位置するよう胴部を同スピンドルに嵌合させ、ス
    ピンドルに嵌合させた胴部の接着部とスピンドル
    に載置された底部の接着部をホツトエアー噴射に
    より加熱し、その後で胴部の先端を折り返して底
    部の立上りを包み込むようにして胴部と底部を熱
    圧着することを特徴とする紙カツプの製造方法。 2 熱可塑性樹脂層を、胴部の少なくとも内面
    と、底部の少なくとも内面(立上り部では外面)
    に設け、前記熱可塑性樹脂層を利用して熱圧着し
    て形成する紙カツプの製造装置であつて、前記底
    部を上面に載置するスピンドルと、スピンドルに
    嵌合させた胴部の接着部とスピンドルに載置され
    た底部の接着部を加熱するホツトエアー噴射機構
    と、胴部の先端を折り返して底部の立上りを包み
    込ませ且つ両者を締付けて相互の接着面で接着さ
    せる底折曲げ締付機構、とからなる紙カツプの製
    造装置において、スピンドル上に載置された底部
    のテーパを胴部のテーパーより大とするととも
    に、前記ホツトエアー噴射前に底部の接着部を接
    触によつて予備加熱する型を有することを特徴と
    する紙カツプの製造装置。
JP57070215A 1982-04-28 1982-04-28 紙カツプの製造方法およびその装置 Granted JPS58187336A (ja)

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JPS58187336A JPS58187336A (ja) 1983-11-01
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JPS60229716A (ja) * 1984-04-27 1985-11-15 Toyoda Gosei Co Ltd 筒状ゴム製品の取出装置
JP4566212B2 (ja) * 2007-04-16 2010-10-20 大日本印刷株式会社 紙容器の成形方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56157339A (en) * 1980-05-10 1981-12-04 Dainippon Printing Co Ltd Method of sealing bottom edge section of paper vessel

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