JPH0346302B2 - - Google Patents
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- JPH0346302B2 JPH0346302B2 JP57060394A JP6039482A JPH0346302B2 JP H0346302 B2 JPH0346302 B2 JP H0346302B2 JP 57060394 A JP57060394 A JP 57060394A JP 6039482 A JP6039482 A JP 6039482A JP H0346302 B2 JPH0346302 B2 JP H0346302B2
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Landscapes
- Making Paper Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は紙カツプのトツプカール部の加工方法
およびその装置に関する。
およびその装置に関する。
ヨーグルト、乳飲料等の内容物を充填する内面
または外面にポリエチレン等の熱可塑性樹脂層を
有する紙等で形作られる紙カツプにおいては、内
容物充填後の蓋シールの密閉性を高めるために紙
カツプのトツプカール部は通常プレスして偏平な
フランジ構造となつている。このフランジは使用
される充填機の特性から、保形性、強度を目的に
フランジ内面の各紙層が樹脂で相互に接着してい
ることが要請される。
または外面にポリエチレン等の熱可塑性樹脂層を
有する紙等で形作られる紙カツプにおいては、内
容物充填後の蓋シールの密閉性を高めるために紙
カツプのトツプカール部は通常プレスして偏平な
フランジ構造となつている。このフランジは使用
される充填機の特性から、保形性、強度を目的に
フランジ内面の各紙層が樹脂で相互に接着してい
ることが要請される。
トツプカール部のプレス方法としては、従来第
1図aに示すような紙カツプ1の胴部2のトツプ
に巻き込まれて形成されたトツプカール部3を、
加熱盤圧着、カール部プレメルト圧着、超音波加
熱圧着、高周波加熱圧着等の方法によりプレスし
て、第1図bで示すように、フランジ4に成形し
ている。ところで、これらの各プレス成形方法に
おいて、フランジ面の外観、樹脂の劣化ならびに
成形工程の簡略化等の点で超音波プレス(超音波
加熱圧着)方法に利点が多く、多用されている。
1図aに示すような紙カツプ1の胴部2のトツプ
に巻き込まれて形成されたトツプカール部3を、
加熱盤圧着、カール部プレメルト圧着、超音波加
熱圧着、高周波加熱圧着等の方法によりプレスし
て、第1図bで示すように、フランジ4に成形し
ている。ところで、これらの各プレス成形方法に
おいて、フランジ面の外観、樹脂の劣化ならびに
成形工程の簡略化等の点で超音波プレス(超音波
加熱圧着)方法に利点が多く、多用されている。
しかし、超音波プレス方法はフランジ面の内面
間の接着の均一性およびフランジ幅の均一性で問
題が多い。すなわち、 (1) 加圧圧力、超音波発振出力、超音波発振タイ
ム、超音波後の加圧保持時間(ホールドタイ
ム)等の条件をえることにより、1工程でフラ
ンジの形成は可能であるが、超音波の特性から
して加圧圧力に比例して発熱量が変化するた
め、第2図a,bに示すように、紙層が他の部
分に比べて倍となる胴貼合せ部Aおよびこれか
ら180度反対の位置にあるBのみ充分発熱(時
にはA部分は熱によつて黄変あるいは黒変す
る。)し、反対にAに近接するフランジ部分で
は超音波発振するホールとの接触が良好でない
ことから発熱は小さい。この結果、仕上り製品
のフランジ内面の接着は部分的に不均一とな
り、フランジ化の目的を充分に達成できない。
間の接着の均一性およびフランジ幅の均一性で問
題が多い。すなわち、 (1) 加圧圧力、超音波発振出力、超音波発振タイ
ム、超音波後の加圧保持時間(ホールドタイ
ム)等の条件をえることにより、1工程でフラ
ンジの形成は可能であるが、超音波の特性から
して加圧圧力に比例して発熱量が変化するた
め、第2図a,bに示すように、紙層が他の部
分に比べて倍となる胴貼合せ部Aおよびこれか
ら180度反対の位置にあるBのみ充分発熱(時
にはA部分は熱によつて黄変あるいは黒変す
る。)し、反対にAに近接するフランジ部分で
は超音波発振するホールとの接触が良好でない
ことから発熱は小さい。この結果、仕上り製品
のフランジ内面の接着は部分的に不均一とな
り、フランジ化の目的を充分に達成できない。
(2) トツプカール部をプレスする場合、胴貼部は
他の部分に比べ3層に巻き込まれる巻込部の紙
層数が倍となるため、強力にプレスすると、第
2図bで示すように、胴貼部のフランジ幅aは
他の部分の幅bよりも広くなる。一方、均一な
フランジ幅を得るため、通常フランジ幅規制ス
トツパーリングをトツプカールの外周に沿つて
設けてプレスするが、超音波プレスの場合は、
被加熱材以外の金属と接触してはいけないとい
う特性から同様なリングを設けることができ
ず、第3図に図示するようなフラツト形状の超
音波発振ホーン(型)5をカツプリテーナ6に
支持される紙カツプ1のトツプカール部3に当
接して使用せざるを得ない。このため、超音波
プレスでのフランジ化では仕上りフランジのフ
ランジ幅は不均一なものとなつてしまう。
他の部分に比べ3層に巻き込まれる巻込部の紙
層数が倍となるため、強力にプレスすると、第
2図bで示すように、胴貼部のフランジ幅aは
他の部分の幅bよりも広くなる。一方、均一な
フランジ幅を得るため、通常フランジ幅規制ス
トツパーリングをトツプカールの外周に沿つて
設けてプレスするが、超音波プレスの場合は、
被加熱材以外の金属と接触してはいけないとい
う特性から同様なリングを設けることができ
ず、第3図に図示するようなフラツト形状の超
音波発振ホーン(型)5をカツプリテーナ6に
支持される紙カツプ1のトツプカール部3に当
接して使用せざるを得ない。このため、超音波
プレスでのフランジ化では仕上りフランジのフ
ランジ幅は不均一なものとなつてしまう。
したがつて、本発明の目的は紙カツプのトツプ
に形成するフランジを確実に形成するとともに、
フランジ幅の均一化、外径寸法の均一化を図り、
さらにフランジ面の樹脂層を損傷させることのな
いトツプカール部の加工方法およびその装置を提
供することにある。
に形成するフランジを確実に形成するとともに、
フランジ幅の均一化、外径寸法の均一化を図り、
さらにフランジ面の樹脂層を損傷させることのな
いトツプカール部の加工方法およびその装置を提
供することにある。
以下、実施例により本発明を説明する。
第4図は本発明の一実施例による紙カツプのト
ツプカール部の加工装置の概要を示す平面説明
図、第5図〜第8図は同じくトツプカール部の加
工方法を示す各工程における加工装置の一部の断
面図である。
ツプカール部の加工装置の概要を示す平面説明
図、第5図〜第8図は同じくトツプカール部の加
工方法を示す各工程における加工装置の一部の断
面図である。
加工装置は間欠的に回転するターンテーブル7
を有している。このターンテーブル7には60度間
隔に紙カツプ1を収容するカツプテーナ6(第5
図参照)をそれぞれ有している。カツプリテーナ
6は紙カツプ1のトツプカール部3を支えるよう
にして紙カツプ1を支持するとともに、外周部に
巻き付けたリテーナ用リングヒーター8によつて
紙カツプ1のトツプカール部3を加熱するように
なつている。ターンテーブル7は第4図で示すよ
うに、A〜Fに至る6つの作業ステーシヨンに順
次間欠的に紙カツプ1を移送する。A作業ステー
シヨンは紙カツプ供給部、B,C作業ステーシヨ
ンは第1、第2加熱プレス部、D作業ステーシヨ
ンは超音波プレス部、E作業ステーシヨンは冷却
プレス部、F作業ステーシヨンは紙カツプ排出部
となつている。前記リテーナ用リングヒーター8
はA〜Dに至る作業ステーシヨンで通電してカツ
プリテーナ6内の紙カツプ1のトツプカール部3
を加熱するようになつている。紙カツプ1は紙の
表裏面の一面乃至両面にポリエチレン樹脂等の熱
可塑性樹脂膜を有した紙等によつて形成されてい
ることから、リテーナ用リングヒーター8による
加熱温度は前記樹脂膜を傷めないような低い温
度、たとえば100℃以下に設定されている。
を有している。このターンテーブル7には60度間
隔に紙カツプ1を収容するカツプテーナ6(第5
図参照)をそれぞれ有している。カツプリテーナ
6は紙カツプ1のトツプカール部3を支えるよう
にして紙カツプ1を支持するとともに、外周部に
巻き付けたリテーナ用リングヒーター8によつて
紙カツプ1のトツプカール部3を加熱するように
なつている。ターンテーブル7は第4図で示すよ
うに、A〜Fに至る6つの作業ステーシヨンに順
次間欠的に紙カツプ1を移送する。A作業ステー
シヨンは紙カツプ供給部、B,C作業ステーシヨ
ンは第1、第2加熱プレス部、D作業ステーシヨ
ンは超音波プレス部、E作業ステーシヨンは冷却
プレス部、F作業ステーシヨンは紙カツプ排出部
となつている。前記リテーナ用リングヒーター8
はA〜Dに至る作業ステーシヨンで通電してカツ
プリテーナ6内の紙カツプ1のトツプカール部3
を加熱するようになつている。紙カツプ1は紙の
表裏面の一面乃至両面にポリエチレン樹脂等の熱
可塑性樹脂膜を有した紙等によつて形成されてい
ることから、リテーナ用リングヒーター8による
加熱温度は前記樹脂膜を傷めないような低い温
度、たとえば100℃以下に設定されている。
一方、B〜Eに至る各作業ステーシヨンには第
6図〜第8図で示すように、加熱プレス機構9、
超音波加熱機構10、冷却プレス機構11なる型
構造の機構が配設されている。このため、カツプ
リテーナ6も一方の型(下型)となることから外
周部に上型と噛み合うフランジ端規制ガイド面1
2、噛合面13を有している。
6図〜第8図で示すように、加熱プレス機構9、
超音波加熱機構10、冷却プレス機構11なる型
構造の機構が配設されている。このため、カツプ
リテーナ6も一方の型(下型)となることから外
周部に上型と噛み合うフランジ端規制ガイド面1
2、噛合面13を有している。
加熱プレス機構9はBおよびCの作業ステーシ
ヨンにそれぞれ配設され、紙カツプ1のカツプ口
の内周面をガイドする内周面ガイド14およびト
ツプカール部3を押圧してフランジ化するフラン
ジ用押圧面15を有する上型16と、この上型1
6の外周部に嵌合配設されたフランジ幅規制スト
ツパーリング17と、このフランジ幅規制ストツ
パーリング17の外周部に取り付けた上型用リン
グヒーター18と、からなつていて、下降してカ
ツプリテーナ6と噛み合うようになつている周面
記フランジ幅規制ストツパーリング17は2段に
亘つて段階的に大きくなる内周面を有していて、
小径部はトツプカール部3の押し漬し時のフラン
ジ化の際にフランジ状部分19の外径を規制する
フランジ端規制面20となり、カツプリテーナ6
のフランジ端規制ガイド面12と噛み合う。ま
た、下方の大径部はカツプリテーナ6の噛合面1
3と噛み合い、下型であるカツプリテーナ6に対
する上型である加熱プレス機構9の位置決めを行
なうようになつている。そして、前記フランジ用
押圧面15の幅Cがフランジ状部分の幅を規定す
るようになつている。そして、上・下型の型締め
によつて紙カツプ1のトツプカール部3を押し漬
し、3層に折り畳まれるフランジ状部分19を形
成する。また、この際、リテーナ・上型用リング
ヒーター8,18によつてフランジ4の樹脂層を
加熱する。この加熱は次工程の超音波加熱による
発熱不均一を補うための予備加熱であり、ターン
テーブル7のインデツクスタイムに予備加熱を合
わせるために、B,Cなる2つの作業ステーシヨ
ンで2回に亘つて予備加熱を行い、必要にして充
分な予備加熱を行なつている。
ヨンにそれぞれ配設され、紙カツプ1のカツプ口
の内周面をガイドする内周面ガイド14およびト
ツプカール部3を押圧してフランジ化するフラン
ジ用押圧面15を有する上型16と、この上型1
6の外周部に嵌合配設されたフランジ幅規制スト
ツパーリング17と、このフランジ幅規制ストツ
パーリング17の外周部に取り付けた上型用リン
グヒーター18と、からなつていて、下降してカ
ツプリテーナ6と噛み合うようになつている周面
記フランジ幅規制ストツパーリング17は2段に
亘つて段階的に大きくなる内周面を有していて、
小径部はトツプカール部3の押し漬し時のフラン
ジ化の際にフランジ状部分19の外径を規制する
フランジ端規制面20となり、カツプリテーナ6
のフランジ端規制ガイド面12と噛み合う。ま
た、下方の大径部はカツプリテーナ6の噛合面1
3と噛み合い、下型であるカツプリテーナ6に対
する上型である加熱プレス機構9の位置決めを行
なうようになつている。そして、前記フランジ用
押圧面15の幅Cがフランジ状部分の幅を規定す
るようになつている。そして、上・下型の型締め
によつて紙カツプ1のトツプカール部3を押し漬
し、3層に折り畳まれるフランジ状部分19を形
成する。また、この際、リテーナ・上型用リング
ヒーター8,18によつてフランジ4の樹脂層を
加熱する。この加熱は次工程の超音波加熱による
発熱不均一を補うための予備加熱であり、ターン
テーブル7のインデツクスタイムに予備加熱を合
わせるために、B,Cなる2つの作業ステーシヨ
ンで2回に亘つて予備加熱を行い、必要にして充
分な予備加熱を行なつている。
前記超音波加熱機構10は紙カツプ1のフラン
ジ状部分19の平坦面を押圧するフランジ用押圧
面21およびカツプ口の内周部に対面する内周面
ガイド22を有する超音波発振ホーン5を有し、
下降して紙カツプ1に接触する。超音波発振ホー
ン5は発振出力および加圧圧力を必要最小限、た
とえば発振出力3000W、加圧圧力;シリンダー径
80mmφでエアー圧4Kg/cm2とし、さらに超音波発
振タイムは0.4秒とする。また、この工程では発
熱によるフランジ状部分19の樹脂層の溶融のみ
を図ることから、超音波発振後のホールドタイム
は零としている。この結果、第7図で示すよう
に、このD作業ステーシヨンではフランジ状部分
19の外周縁を規制するストツパーリング等を備
えていないにも拘らず、前工程である加熱プレス
時のフランジ幅規制ストツパーリング17による
効果が維持でき、フランジ状部分19の幅の差は
小さく抑えられる。
ジ状部分19の平坦面を押圧するフランジ用押圧
面21およびカツプ口の内周部に対面する内周面
ガイド22を有する超音波発振ホーン5を有し、
下降して紙カツプ1に接触する。超音波発振ホー
ン5は発振出力および加圧圧力を必要最小限、た
とえば発振出力3000W、加圧圧力;シリンダー径
80mmφでエアー圧4Kg/cm2とし、さらに超音波発
振タイムは0.4秒とする。また、この工程では発
熱によるフランジ状部分19の樹脂層の溶融のみ
を図ることから、超音波発振後のホールドタイム
は零としている。この結果、第7図で示すよう
に、このD作業ステーシヨンではフランジ状部分
19の外周縁を規制するストツパーリング等を備
えていないにも拘らず、前工程である加熱プレス
時のフランジ幅規制ストツパーリング17による
効果が維持でき、フランジ状部分19の幅の差は
小さく抑えられる。
E作業ステーシヨンの冷却プレス機構11は加
熱プレス機構9の内周面ガイド14およびフラン
ジ用押圧面15を有する上型16と同様に、内周
面ガイド23およびフランジ用押圧面24を有す
る上型25と、この外周に配設される加熱プレス
機構9のフランジ端規制面20および噛合面を有
するフランジ幅規制ストツパーリング17と同様
なフランジ端規制面26および噛合面を有するフ
ランジ幅規制ストツパーリング27と、からなつ
ている。また、上型25およびフランジ幅規制ス
トツパーリング27には冷却水や冷風等の冷媒が
通る冷却用孔28が設けられている。そして、こ
の機構部では、冷却されることから、内部の樹脂
が硬化していないフランジ状部分19は硬化して
フランジ4が形成される。この際、フランジ4の
外径はフランジ幅規制ストツパーリング27によ
つて規制され、かつフランジ4の幅は上型25の
フランジ用押圧面15の幅Cによつて規定され
る。
熱プレス機構9の内周面ガイド14およびフラン
ジ用押圧面15を有する上型16と同様に、内周
面ガイド23およびフランジ用押圧面24を有す
る上型25と、この外周に配設される加熱プレス
機構9のフランジ端規制面20および噛合面を有
するフランジ幅規制ストツパーリング17と同様
なフランジ端規制面26および噛合面を有するフ
ランジ幅規制ストツパーリング27と、からなつ
ている。また、上型25およびフランジ幅規制ス
トツパーリング27には冷却水や冷風等の冷媒が
通る冷却用孔28が設けられている。そして、こ
の機構部では、冷却されることから、内部の樹脂
が硬化していないフランジ状部分19は硬化して
フランジ4が形成される。この際、フランジ4の
外径はフランジ幅規制ストツパーリング27によ
つて規制され、かつフランジ4の幅は上型25の
フランジ用押圧面15の幅Cによつて規定され
る。
F作業ステーシヨンでは、カツプリテーナ6内
に収容される紙カツプ1は特に図示はしないが一
般公知の搬出機で自動的にカツプリテーナ6から
排出される。たとえば、カツプリテーナ6の底に
設けた孔29にプツシヤを突き入れて紙カツプ1
を浮き上がらせ、これをクランパーによつてフラ
ンジ4を利用してクランプしてカツプリテーナ6
から排出する。
に収容される紙カツプ1は特に図示はしないが一
般公知の搬出機で自動的にカツプリテーナ6から
排出される。たとえば、カツプリテーナ6の底に
設けた孔29にプツシヤを突き入れて紙カツプ1
を浮き上がらせ、これをクランパーによつてフラ
ンジ4を利用してクランプしてカツプリテーナ6
から排出する。
つぎに、このような加工装置を用いて紙カツプ
のトツプカール部をフランジ状に加工する方法に
ついて説明する。
のトツプカール部をフランジ状に加工する方法に
ついて説明する。
A作業ステーシヨンでターンテーブル7の一つ
のカツプリテーナ6に収容された紙カツプ1は、
B,C作業ステーシヨンで内部が接着しないフラ
ンジ状部分19に成形されかつ予備加熱されて均
一に加熱される。そして、D作業ステーシヨンで
超音波発振ホーン5によつてフランジ状部分19
の内部の樹脂が均一に溶融される。さらに、この
状態でE作業ステーシヨンに移り、フランジ幅規
制ストツパーリング27によつてフランジ外径を
規定されかつ、フランジ用押圧面24でフランジ
幅を一定にされてフランジ4を形成され、F作業
ステーシヨンから排出されて一連のトツプカール
部の加工を終了する。
のカツプリテーナ6に収容された紙カツプ1は、
B,C作業ステーシヨンで内部が接着しないフラ
ンジ状部分19に成形されかつ予備加熱されて均
一に加熱される。そして、D作業ステーシヨンで
超音波発振ホーン5によつてフランジ状部分19
の内部の樹脂が均一に溶融される。さらに、この
状態でE作業ステーシヨンに移り、フランジ幅規
制ストツパーリング27によつてフランジ外径を
規定されかつ、フランジ用押圧面24でフランジ
幅を一定にされてフランジ4を形成され、F作業
ステーシヨンから排出されて一連のトツプカール
部の加工を終了する。
このような実施例によれば、フランジ幅規制ス
トツパーリングを有さない超音波プレスであつて
も、前工程の加熱プレス時のフランジ状部分の外
径設定効果によつて、フランジ状部分の幅の差は
最小限に抑えられ、かつ超音波プレスの後工程の
冷却プレスによつて、再度フランジ幅規制ストツ
パーリングを用いて冷却下で樹脂硬化によるフラ
ンジ化が行なわれる。この結果、フランジの外径
フランジの幅は紙カツプ1の胴貼合部および他の
部分で均一となる。
トツパーリングを有さない超音波プレスであつて
も、前工程の加熱プレス時のフランジ状部分の外
径設定効果によつて、フランジ状部分の幅の差は
最小限に抑えられ、かつ超音波プレスの後工程の
冷却プレスによつて、再度フランジ幅規制ストツ
パーリングを用いて冷却下で樹脂硬化によるフラ
ンジ化が行なわれる。この結果、フランジの外径
フランジの幅は紙カツプ1の胴貼合部および他の
部分で均一となる。
また、この実施例では超音波発振の出力、加圧
圧力が最小限であるにも拘らず、前工程の加熱プ
レスの予熱および超音波加熱の発振タイムの延長
により、フランジ状部分の内部の樹脂層は均一に
充分加熱溶融され、その後、冷却プレスによつて
硬化させるため、フランジの内部は全域に亘つて
確実に接着し、外観形状の優れたフランジが形成
される。なお、胴貼合せフランジ部分は超音波加
熱による発熱を最小限としているため、従来のよ
うな熱による黄変、黒変現象は生じない。
圧力が最小限であるにも拘らず、前工程の加熱プ
レスの予熱および超音波加熱の発振タイムの延長
により、フランジ状部分の内部の樹脂層は均一に
充分加熱溶融され、その後、冷却プレスによつて
硬化させるため、フランジの内部は全域に亘つて
確実に接着し、外観形状の優れたフランジが形成
される。なお、胴貼合せフランジ部分は超音波加
熱による発熱を最小限としているため、従来のよ
うな熱による黄変、黒変現象は生じない。
なお、本発明は前記実施例に限定されるもので
はなく、適宜変更できる。
はなく、適宜変更できる。
以上のように、本発明によれば、
(1) 超音波プレスの欠点である胴貼部と他部分の
発熱不均一を予備加熱プレス工程の採用及び超
音波の発振タイムの延長によつて均一とするこ
とができた。
発熱不均一を予備加熱プレス工程の採用及び超
音波の発振タイムの延長によつて均一とするこ
とができた。
(2) 超音波プレスの欠点であるフランジ幅不均一
を予備加熱プレス及び冷却プレスのフランジ幅
規制ストツパーリングの採用により均一とし
た。
を予備加熱プレス及び冷却プレスのフランジ幅
規制ストツパーリングの採用により均一とし
た。
(3) 超音波発振タイムの延長にも拘らず、冷却工
程を設けることにより、プレス機の加工能力を
低下させず高速プレス機の完成が得られた。
程を設けることにより、プレス機の加工能力を
低下させず高速プレス機の完成が得られた。
第1図a,bは紙カツプのトツプカール部の加
工前後の状態を示す断面図、第2図a,bは従来
の紙カツプの断面図および平面図、第3図は従来
のトツプカール部の加工状態を示す断面図、第4
図は本発明の一実施例による紙カツプのトツプカ
ール部の加工装置の概要を示す平面説明図、第5
図〜第8図は同じくトツプカール部の加工方法を
示す断面図である。 1……紙カツプ、2……胴部、3……トツプカ
ール部、4……フランジ、5……超音波発振ホー
ン、6……カツプリテーナ、8,18……リング
ヒーター、9……加熱プレス機構、10……超音
波加熱機構、11……冷却プレス機構、16,2
5……上型、17,27……フランジ幅規制スト
ツパーリング、20,26……フランジ端規制
面、19……フランジ状部分、28……冷却用
孔。
工前後の状態を示す断面図、第2図a,bは従来
の紙カツプの断面図および平面図、第3図は従来
のトツプカール部の加工状態を示す断面図、第4
図は本発明の一実施例による紙カツプのトツプカ
ール部の加工装置の概要を示す平面説明図、第5
図〜第8図は同じくトツプカール部の加工方法を
示す断面図である。 1……紙カツプ、2……胴部、3……トツプカ
ール部、4……フランジ、5……超音波発振ホー
ン、6……カツプリテーナ、8,18……リング
ヒーター、9……加熱プレス機構、10……超音
波加熱機構、11……冷却プレス機構、16,2
5……上型、17,27……フランジ幅規制スト
ツパーリング、20,26……フランジ端規制
面、19……フランジ状部分、28……冷却用
孔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくとも一面に熱可塑性樹脂層を有する紙
等によつて形作られる紙カツプのトツプカール部
を超音波プレスによつて偏平なフランジとする紙
カツプのトツプカール部の加工方法において、前
記超音波プレス前にフランジ幅規制リングを有す
る加熱プレス型の締付けでトツプカール部をフラ
ンジ状に形成するとともに、超音波プレス時には
超音波発振ホーンの発振による前記フランジ状部
分の加熱のみを行ない、さらに、超音波プレス後
に前記フランジ状部分をフランジ幅規制リングを
有する冷却プレス型の締付けで硬化させてフラン
ジに形成することを特徴とする紙カツプのトツプ
カール部の加工方法。 2 少なくとも一面に熱可塑性樹脂層を有する紙
等によつて形作られる紙カツプのトツプカール部
を超音波プレスによつて偏平なフランジとする紙
カツプのトツプカール部の加工装置において、少
なくともカツプのトツプカール部を支持しかつ間
欠的にカツプを移動させる搬送機構と、カツプの
トツプカール部を加熱状態でプレスしてフランジ
状化するとともにフランジの外周縁を規制するフ
ランジ規制リングを有する加熱プレス機構と、フ
ランジ状化したトツプカール部を超音波振動によ
つて加熱させてトツプカール部の熱可塑性樹脂層
を溶融させる超音波加熱機構と、超音波振動によ
つて加熱されたフランジ状化したトツプカール部
を冷却状態でプレスして硬化したフランジとする
とともにフランジの外周縁を規制するフランジ規
制リングを有する冷却プレス機構と、を有する紙
カツプのトツプカール部の加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57060394A JPS58177336A (ja) | 1982-04-13 | 1982-04-13 | 紙カツプのトツプカ−ル部の加工方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57060394A JPS58177336A (ja) | 1982-04-13 | 1982-04-13 | 紙カツプのトツプカ−ル部の加工方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58177336A JPS58177336A (ja) | 1983-10-18 |
JPH0346302B2 true JPH0346302B2 (ja) | 1991-07-15 |
Family
ID=13140888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57060394A Granted JPS58177336A (ja) | 1982-04-13 | 1982-04-13 | 紙カツプのトツプカ−ル部の加工方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58177336A (ja) |
-
1982
- 1982-04-13 JP JP57060394A patent/JPS58177336A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58177336A (ja) | 1983-10-18 |
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