JPH0521488Y2 - - Google Patents

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JPH0521488Y2
JPH0521488Y2 JP1987002360U JP236087U JPH0521488Y2 JP H0521488 Y2 JPH0521488 Y2 JP H0521488Y2 JP 1987002360 U JP1987002360 U JP 1987002360U JP 236087 U JP236087 U JP 236087U JP H0521488 Y2 JPH0521488 Y2 JP H0521488Y2
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は手動バツクミラーにおけるミラーの回
転止め構造に関するものである。
[従来の技術] 一般に手動バツクミラーは、ミラーの反射角度
を調節する場合、ミラーの周縁部を前方から押し
て調節するため、ミラーが上下左右に角度を変え
るだけでなく、周囲方向に回動してしまうことが
あつた。
そこで、このようなミラーの回動を防止するた
め、従来は例えば第8図に示すように、ミラーホ
ルダー31の裏面部に半球状突部32を形成し、
これを保持部材に設けた受座33に連結部材を介
して傾動自在に保持させると共に、別に左右にボ
ール軸受34を形成し、各ボール軸受に嵌合した
ボール35が一端に形成された左右のピン36
を、保持部材に設けた摺動孔37に出入可能の挿
入して、それによりミラー38の上下左右の角度
調節を妨げることなく、ミラー38の回動を防止
するようにしたものが提案されている。
[考案が解決しようとする問題点] しかるに、このような従来のものは、左右のピ
ン36がミラーホルダーとは別部品として形成さ
れ、これをボール軸受に嵌合する作業が必要であ
つて部品数が多くなり、組立時の作業性が悪いも
のであつた。
しかも、この種のものは製品を薄型化するた
め、ミラーホルダー31の回転中心をミラー面に
近づける傾向がある。そのため、実際にはミラー
ホルダーの上下左右の角度調節を可能にするため
ボール軸受34とボール35とを緩く嵌合させ、
またピン36の摺動孔37を比較的大径のものに
してスキマを設けなければならないから、ミラー
38の周囲方向のがたつきが避けられない等の欠
点があつた。
本考案は上記のような従来型の欠点を解決し、
ミラーの周囲方向の回動を確実に防止すると共
に、構成が簡単で組立ての容易な手動バツクミラ
ーを提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するためにミラーベー
ス3に保持されるミラーホルダー8の裏面中央に
形成された半球状突部9の内面に左右一対の溝孔
10,10を設け、またミラーホルダーの前方か
らミラーベースの後方に向けて半球部を備える連
結部材を配置すると共に、この連結部材の半球部
の外側に、前記溝孔と嵌合する左右一対のピン1
2,12または23,23を突設し、さらに前記
半球部の頂部よりミラーベースの後方に突出する
ように形成したフツク部15を設ける一方、半球
状突部9に対応してミラーベースに設けた球面受
座7に角孔19を形成し、この角孔に前記フツク
部15を挿合し、そのフツク部15の後端に取り
付けた係止ボルト17と球面受座7の後面との間
にばね18を圧縮状態に設けたものである。
[実施例] 次に本考案の構成を図面に示す実施例を参照し
て具体的に説明する。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
1はミラーボデー、2はボデー1内に固定された
取付ブラケツトであり、上部に合成樹脂のミラー
ベース3を取付けるフツク部4が対称状に設けら
れている。ミラーベース3は被掛止部5をフツク
部4に係合させ、ボデー底壁の外側から止めビス
6を螺着部6aにねじ込むことにより、ミラーボ
デー1に固定されている。ミラーベース3の前面
部中央には、球面受座7が形成され、この受座7
に後記のとおり合成樹脂製ミラーホルダー8が傾
動自在に保持されている。ミラーホルダー8の裏
面中央には球面受座7に嵌合する半球状突部9が
形成され、この突部の内面に左右対称状に一対溝
孔10,10が設けられている。符号11は前記
ミラーホルダーの突部9の内面に嵌合させる半球
形の合成樹脂製のアイドラーキヤツプであり、そ
の左右の外周面に、前記溝孔10,10に係合す
る一対ピン12,12が突設されている。符号1
3は前記アイドラーキヤツプ11の内側に嵌合さ
せるクリツプであつて、半球面部からなるキヤツ
プ14とその頂部から後方に一体に突出形成され
たフツク部15とを有している。
なお、アイドラーキヤツプ11と、クリツプ1
3とからなる連結部材16をミラーホルダー8の
前方から挿入してアイドラーキヤツプ11の中央
のスロツト21からミラーベース3の後方へ突出
させ、球面受座7の後面とクリツプ13における
フツク部15後端に配設した金属ピン又はボルト
17との間にばね18を縮設して第2図のように
ミラーベース3の球面受座に対してミラーホルダ
ー8を一定のトルクで傾動可能に保持する。
因みに符号19は球面受座7の中央に設けた角
孔、20は半球状突部9の中央に形成した開口、
21はアイドラーキヤツプ11の中央に形成した
スロツトで、ピン12の突出方向と直交する方向
に細長く形成されている。
次に上記のような構成ならなる本実施例の作用
について説明する。
第2図と第3図は、ミラーベース3とミラーホ
ルダー8の嵌合状態を示す要部の拡大断面図であ
る。上記のバツクミラーはミラーホルダー8に外
力を加えて左右(X−X)方向に動かした場合、
クリツプ13とアイドラーキヤツプ11は全く動
くことなく、ミラーホルダー8に設けた溝孔10
内をアイドラーキヤツプのピン12が遊動してミ
ラーホルダーのみが左右方向に変位することにな
る。
またミラーホルダー8に外力を加えて上下(Y
−Y)方向に動かした場合は、クリツプ13は動
くことはないが、アイドラーキヤツプ11はピン
12と溝孔10とが嵌合するため、ミラーホルダ
ー8と一体に動いて第3図のように上下方向に回
動されることとなる。
このようにしてミラー22の反射角は任意の角
度に調節されることになる。そして、この調節の
際、ミラー22を周囲方向に回動させるような外
力が加つた場合にあつては、クリツプ13のフツ
ク部15がミラーベースの角孔19に挿入されて
回転止めされ、またアイドラーキヤツプ11は内
側に嵌合するクリツプ13により実質的に回転止
めされ、しかもミラーホルダー8はピン12と溝
孔によつてその位置が規制されているから、周囲
方向の回動が確実に防止される。
第4図乃至第6図は本考案の他の実施例を示す
ものである。すなわち、この実施例においては、
第1の実施例と異なり、アイドラーキヤツプ11
を省き、クリツプ13におけるキヤツプ14周囲
に左右対称状にピン23,23を突設させたもの
である。また、球面受座7に設ける角孔19はピ
ン23の突出方向と直交する方向に細長く形成さ
せて、前記ピン23とミラーホルダー8の突部9
内面に設けた溝孔10とを直接係合するように構
成している。
この実施例によれば、ミラーホルダー8に外力
を加えて左右(X−X)方向に動かしたときは、
クリツプ13のピン23がミラーホルダー8の溝
孔10内を遊動し、ミラーホルダーのみが左右方
向に変位する。またミラーホルダー8の上下(Y
−Y)方向に動かしたときは、ピン23と溝孔1
0とが係合し合うので、ミラーホルダー8とクリ
ツプ13は一体に動き、ばね18はミラーベース
3の後面上を第6図に示すように摺動することと
なる。そして、ミラー22を周囲方向に回動させ
るような外力が加つても、前記第1実施例の場合
と同様にクリツプ13のフツク部15がミラーベ
ース8の角孔19に挿入されて回転止めされ、ま
たミラーホルダー8はクリツプのピン23によつ
て回転止めされるから、周囲方向には全く回動し
ないことになる。
因みに第7図に示したように、ミラーベース3
の後面と、ばね18との間に低摩擦係数を有する
滑り部材24を装置した場合は、ミラーベース上
のばね18の摺動がよりスムーズになるものであ
る。なお、この第2実施例の手動バツクミラーと
異なり、前記第1実施例(第1図参照)のバツク
ミラーは、ミラーベース後面をばね部が摺動しな
い構造になつている点でミラーホルダーの傾動時
のトルクが安定し、また摺動による部品の損傷が
皆無である点で好ましい実施例である。
[考案の効果] 以上のように構成された本考案によると、組み
立てられる製品を薄型化できると共にミラーの周
囲方向の回動を確実に防止することができる。ま
た、従来のものに比較して部品点数を確実に少な
くすることができ、したがつて組立てを容易にし
て生産性を上げ、コストの低減化を図ることがで
き、さらに従来のものでは避けられなかつたミラ
ー周囲方向のがたつきも極めて少ないものとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第2図及び第3図は上記実施例のバツクミラーに
於て、ミラーベースとミラーホルダーの嵌合状態
を示す要部の拡大断面図、第4図は本考案の他の
実施例を示す分解斜視図、第5図及び第6図は同
上実施例に於て、ミラーベースとミラーホルダー
の嵌合状態を示す要部の拡大断面図、第7図は同
上変形例を示す要部の拡大断面図、第8図は従来
型の一例を示す概略断面図である。 1……ミラーボデー、2……取付ブラケツト、
3……ミラーベース、6……止めビス、7……球
面受座、8……ミラーホルダー、9……半球状突
部、10……溝孔、11……アイドラーキヤツ
プ、12,23……ピン、13……クリツプ、1
4……キヤツプ、15……フツク部、16……連
結部材、17……ボルト、18……ばね、19…
…角孔、20……開口、21……スロツト、22
……ミラー、24……滑り部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ミラーベース3に保持されるミラーホルダー
    8の裏面中央に形成された半球状突部9の内面
    に左右一対の溝孔10,10を設け、またミラ
    ーホルダーの前方からミラーベースの後方に向
    けて半球部を備える連結部材を配置すると共
    に、この連結部材の半球部の外側に、前記溝孔
    と嵌合する左右一対のピン12,12または2
    3,23を突設し、さらに前記半球部の頂部よ
    りミラーベースの後方に突出するように形成し
    たフツク部15を設ける一方、半球状突部9に
    対応してミラーベースに設けた球面受座7に角
    孔19を形成し、この角孔に前記フツク部15
    を挿合し、そのフツク部15の後端に取り付け
    た係止ボルト17と球面受座7の後面との間に
    ばね18を圧縮状態に設けたことを特徴とする
    バツクミラーの回転止め構造。 2 連結部材が左右一対のピンを設けた半球状キ
    ヤツプと該キヤツプの頂部から一体に突出形成
    されたフツク部を有するクリツプで構成されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載のバツ
    クミラーの回転止め構造。 3 連結部材が半球状キヤツプと該キヤツプの頂
    部から一体に突出形成されたフツク部を有する
    クリツプと、左右一対のピンを設けた半球状ア
    イドラーキヤツプの2部品で構成されている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のバツクミラ
    ーの回転止め構造。 4 球面受座に設ける角孔はピンの突出方向と直
    交する方向に細長く形成されている実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のバツクミラーの回転
    止め構造。 5 半球状アイドラーキヤツプの頂面にピンの突
    出方向と直交する方向に細長いスロツトが設け
    られている実用新案登録請求の範囲第3項記載
    のバツクミラーの回転止め構造。
JP1987002360U 1987-01-13 1987-01-13 Expired - Lifetime JPH0521488Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57158139A (en) * 1981-03-20 1982-09-29 Haaman Ootomouteibu Inc Adjusting mounting device for stabilizing mirror

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57158139A (en) * 1981-03-20 1982-09-29 Haaman Ootomouteibu Inc Adjusting mounting device for stabilizing mirror

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JPS63111346U (ja) 1988-07-18

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