JPH05213016A - ラバーサイドウォールを有するタイヤ - Google Patents

ラバーサイドウォールを有するタイヤ

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JPH05213016A
JPH05213016A JP4282034A JP28203492A JPH05213016A JP H05213016 A JPH05213016 A JP H05213016A JP 4282034 A JP4282034 A JP 4282034A JP 28203492 A JP28203492 A JP 28203492A JP H05213016 A JPH05213016 A JP H05213016A
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rubber
weight
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trans
polybutadiene
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JP4282034A
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Paul Harry Sandstrom
ハリー サンドストローム ポール
Thomas J Segatta
ジョセフ セガッタ トーマス
Ii Johnny D Massie
デイル マシー, ザ セカンド ジョニー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Goodyear Tire and Rubber Co
Original Assignee
Goodyear Tire and Rubber Co
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Publication date
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L7/00Compositions of natural rubber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C1/00Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
    • B60C1/0025Compositions of the sidewalls
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L21/00Compositions of unspecified rubbers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L9/00Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L9/00Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐屈曲疲労性および裂始め特性または耐切傷
成長性を向上させたラバーサイドウォール層を有する空
気入りラバータイヤを提供すること。 【構成】 トランス−1,4−ポリブタジエンラバーと
少なくとも1種の追加のラバーとを含有するラバーサイ
ドウォール組成物を有することを特徴とする空気入りラ
バータイヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラバーサイドウォール組
成物を有する空気入りラバータイヤに関する発明であ
る。更に詳細には、本発明はトランス−1,4−ポリブ
タジエンラバーを含むラバーブレンドのラバーサイドウ
ォール組成物を有するようなタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】空気入
りラバータイヤは従来屈曲およびスカッフィング(摩
滅)を受けやすいラバーサイドウォールを有している。
【0003】ラバータイヤのサイドウォールは(i) 大気
条件による屋外暴露、(ii)運転条件下の連続屈曲による
疲れ亀裂および(iii) スカッフィングによる摩耗の結果
としていくぶん早期に老化することがある。
【0004】屋外暴露によるラバーサイドウォールの老
化は、例えば紫外線、オゾンおよび高湿度に暴露した結
果でもある。今迄は劣化防止剤をサイドウォール用ラバ
ーと混合して、そのような作用を阻止してきている。ま
た、ブチルラバーおよびEPDMのような低不飽和ラバ
ーがそのような目的のためにしばしばサイドウォール用
ラバー中に含有され、また混合されている。
【0005】サイドウォール用ラバーの疲労亀裂は通
常、タイヤがその使用条件で荷重下で走行するにつれて
タイヤのサイドウォールが連続的に屈曲することに起因
している。そのような亀裂はまず生起し、次に時間が過
ぎるにつれて時にはタイヤのサイドウォール中に深く浸
入する程度にまで広がり、さらにある場合には支持カー
カス層を貫通さえすることもある。代表的にはシス−
1,4−ポリブタジエンラバーがそのような亀裂を阻止
するためにサイドウォール用ラバーに含有されている。
【0006】タイヤのサイドウォールは道路の縁石また
は他の物体によるスカッフィングによって早期に老化又
は摩耗することもある。それによって、ラバーは摩滅さ
れ、凹凸の表面が生じる。過度のスカッフィングによっ
て下部にあるタイヤの支持カーカスが崩壊するほど多量
のラバーが削り取られるかもしれない。シス−1,4−
ポリブタジエンラバーがスカッフィングによる摩耗に対
する耐性を促進するためにサイドウォール用ラバー組成
物にしばしば含有されている。
【0007】更にタイヤを、例えば採鉱作業におけるよ
うなオフロード走行に使用する場合には、および木材切
り出し作業においてタイヤを凹凸の地形上で走行させる
場合には、サイドウォールにおける亀裂の成長または切
断が考えられ、シス−1,4−ポリブタジエンと天然ラ
バーとをサイドウォール用ラバー組成物に併用して、切
傷成長を遅らせることが多い。
【0008】タイヤのサイドウォール用組成物にトラン
ス−1,4−ポリブタジエンラバーを使用することが考
慮された。トランス−1,4−ポリブタジエンはタイヤ
トレッドに使用することが示唆されたが(例えば特開昭
60−113036号、62−101504号および6
1−143453号並びに米国特許第4,510,29
1号および第5,025,059号参照)、タイヤサイ
ドウォール成分へのこのラバーの利用は新規と考えら
れ、またその結果は評価のないやや推論のようなもので
あると考えられる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ラバー
サイドウォールを有する空気入りラバータイヤであっ
て、前記サイドウォール外層が100重量部のラバーに
対して(phr)、(A)(i)約30〜約70重量部、好まし
くは約40〜約60重量部のトランス−1,4−ポリブ
タジエンラバーおよびそれに相応して(ii)約70〜約3
0重量部、好ましくは約60〜約40重量部の少なくと
も1種の追加のラバーとから成るラバー成分か、(B)
(i) 約5〜約10重量部のトランス−1,4−ポリブタ
ジエンラバーおよびそれに相応して(ii)約95〜約90
重量部の少なくとも1種の追加のラバーとから成るラバ
ー成分のいずれかから成る加硫ラバー層組成物であり、
前記トランス−1,4−ポリブタジエンラバーが少なく
とも70%のトランス−1,4−成分を有し、そして前
記追加のラバーが天然および/または合成シス−1,4
−ポリイソプレンラバー、シス−1,4−ポリブタジエ
ンラバー、スチレン/ブタジエン共重合体ラバー、スチ
レン/イソプレン/ブタジエン三元共重合体ラバーおよ
び3,4−ポリイソプレンラバーから選択される少なく
とも1種のラバーであることを特徴とするラバータイヤ
が提供される。
【0010】上記のように、サイドウォール層のラバー
成分の変法(A)はかなりの量のトランス−1,4−ポ
リブタジエンを含み、またその変法(B)は少量のトラ
ンス−1,4−ポリブタジエンを含んでいる。
【0011】サイドウォール層のラバー成分の変法
(A)は耐屈曲疲労性および裂始め特性を向上させる
(耐屈曲疲労性を増進し、かつ裂始めを抑制する)ため
に設計されている。この原因は大量のトランス−1,4
−ポリブタジエンが貢献するためである。
【0012】サイドウォール層のラバー成分の変法
(B)は耐切傷成長性を向上させるために設計されてい
る。ただしこの完全な機構は十分には理解されていない
が、トランス−1,4−ポリブタジエンの小さな結晶性
ドメインが亀裂先端(成長する亀裂の先端)をそれさせ
ると考えられている。
【0013】サイドウォールのラバー成分の変法(A)
および(B)の考慮ずみの特徴に鑑みて、本発明は
(A)および(B)の加硫ラバー組成物自体も包含する
と考えられる。
【0014】そのようなトランス−1,4−ポリブタジ
エンはそのブタジエン繰返し単位の約75〜約85%に
トランス−1,4−異性体構造、その単位の約2〜約1
8%に1,2−構造およびその単位の約2〜18%にシ
ス−1,4−構造を有し、かつその未加硫状態におい
て、代表的には35℃〜約60℃の範囲に少なくとも1
つの融点を有するのが好ましい。約35℃〜約45℃の
範囲に第一の主融点および約55℃〜約65℃の範囲に
第二の副融点が観察されることもありうる。
【0015】本発明の説明のための「配合」ラバー組成
物は、例えばカーボンブラック、オイル、ステアリン
酸、酸化亜鉛、シリカ、ワックス、劣化防止剤、樹脂
(類)、硫黄および促進剤(類)のような適当な配合成
分と配合させたそれぞれのラバー組成物を言う。
【0016】本発明で使用されるトランス−1,4−ポ
リブタジエンは例えば、有機溶媒中にあってしかも触媒
改質剤としてパラアルキル置換フェノ−ルを含む触媒系
としてのオクタン酸コバルトおよびトリエチルアルミニ
ウムの存在下に1,3−ブタジエンをバッチ式または連
続的重合によるアニオン重合によって製造することがで
きる。
【0017】本発明を実施するに際しサイドウォール用
ラバー組成物は、例えばシス−1,4−ポリイソプレン
ラバー、天然または合成の3,4−ポリイソプレンラバ
ー、スチレン/ブタジエン共重合体ラバー、スチレン/
イソプレン/ブタジエン三元共重合体ラバーおよびシス
−1,4−ポリブタジエンラバーから選択される少なく
とも1種のラバーを含んでいてもよい。天然ラバーまた
はシス−1,4−ポリイソプレンラバーとシス−1,4
−ポリブタジエンラバーとの混合物を含んでいるのが好
ましい。ブチル、ハロブチルおよび/またはEPDMラ
バーを含んでいてもよい。
【0018】サイドウォールのラバー組成物が、加硫性
成分ラバーと、例えば、硫黄、活性化剤、遅延剤および
促進剤のような硬化助剤、オイル類、粘着付与性樹脂を
含む樹脂類、シリカおよび可塑剤のような加工用添加
剤、充填剤、顔料、脂肪酸、酸化亜鉛、ワックス、酸化
防止剤およびオゾン亀裂防止剤、素練り促進剤および、
例えばカーボンブラック等の強化材のような通常使用さ
れる種々の添加剤とを混合するようなラバー配合分野で
一般に知られた方法によって配合されることは当業者に
容易に理解される。当業者に知られているように、加硫
性および加硫物質(ラバー)の目的とする用途によっ
て、上述の添加剤は選択され、また通常の量で普通に使
用される。
【0019】カーボンブラックの添加は代表的にはジエ
ンラバー100重量部当たり約20〜80重量部(ph
r)、好ましくは30〜50phrである。粘着付与性
樹脂の量は、これを使用する場合には、代表的には約
0.5〜約10phr、通常約1〜約5phrである。
加工助剤の量は代表的には1〜20phrである。その
ような加工助剤には例えば芳香族、ナフテン系および/
またはパラフィン系加工オイルがある。シリカはこれを
使用する場合にはシリカ系カップリング剤と共に約5〜
約25phrの量で使用することができる。代表的なシ
リカには例えば水和非晶質シリカがある。酸化防止剤の
量は代表的には約1〜約5phrである。代表的な酸化
防止剤には例えば、ジフェニル−p−フェニレンジアミ
ンおよびその他の物があり、例えばVanderbilt Rubber
Handbook、344〜346頁(1978)に開示されて
いるようなものがある。オゾン亀裂防止剤の量は、代表
的には約1〜約5phrである。ステアリン酸を含む脂
肪酸の量は、これを使用する場合には、代表的には約
0.5〜約3phrである。酸化亜鉛の量は代表的には
約2〜約6phrである。ワックスの量は代表的には約
1〜約5phrである。ミクロクリスタリンワックスを
頻繁に使用する。ペプタイザ−の代表的な量は約0.1
〜約1phrである。代表的なペプタイザ−には、例え
ばペンタクロロチオフェノールおよびジベンザミドジフ
ェニルジスルフィドがある。上記添加剤が存在すること
およびそれらの相対量は本発明の範囲でないと考えら
れ、本発明の範囲はもっと基本的に加硫性組成物として
タイヤサイドウォールに特定のラバーブレンドを利用す
ることを主眼としている。
【0020】加硫は加硫剤の存在下に行われる。適切な
加硫剤の例には、元素硫黄(遊離硫黄)および、例えば
二硫化アミン、重合性多硫化物または硫黄−オレフィン
付加物等の硫黄供与性加硫剤がある。好ましくは、加硫
剤は元素硫黄である。当業者に知られているように、加
硫剤は約0.5〜約4phrの範囲の量で使用され、約
0.5〜約2.25phrの範囲であるのが好ましい。
【0021】促進剤は加硫に必要な時間および/または
温度を調節するために、および加硫物の特性を改善する
ために使用される。一実施態様においては単一の促進剤
系、すなわち一次促進剤を使用することができる。通
常、一次促進剤は約0.5〜約2.0phrの範囲の量
で使用される。他の実施態様においては一般により多い
量(0.5〜2phr)で使用される一次促進剤と、活
性化し、かつ加硫物の特性を改善するためにより少ない
量(0.05〜0.50phr)で使用される二次促進
剤とから成る2種以上の促進剤を併用することができ
る。これらの促進剤の組合せによって、最終特性に相乗
効果が与えられ、かついずれかの促進剤を単独で使用す
ることによって製造されるものよりいくぶん良好なもの
が製造されることが知られている。更に、遅延作用促進
剤も使用することができる。この物は正常の加工温度で
は影響を及ぼさないが、通常の加硫温度では満足すべき
硬化をもたらす。本発明で使用できる適切な種類の促進
剤はアミン類、二硫化物、グアニジン類、チオ尿素類、
チアゾール類、チウラム類、スルフェンアミド類、ジチ
オカルバメート類およびキサンタート類である。一次促
進剤はスルフェンアミドであるのが好ましい。二次促進
剤を使用する場合には二次促進剤はグアニジン、ジチオ
カルバメートまたはチウラム化合物であるのが好まし
い。加硫剤および促進剤(類)が存在することおよびそ
れらの相対量は本発明の範囲であるとは考えられなく、
もっと基本的に本発明の範囲はタイヤサイドウォールに
特定のラバーブレンドを利用すること、特にサイドウォ
ールにトランス−ポリブタジエンを含有させることを主
眼としている。
【0022】時には、酸化亜鉛、脂肪酸、硫黄および促
進剤(類)の組合せを全体として硬化剤と言うこともあ
る。
【0023】時には、酸化防止剤、オゾン亀裂防止剤お
よびワックスの組合せを全体として劣化防止剤と言うこ
ともある。
【0024】タイヤは当業者に容易に明らかな種々の方
法によって組み立て、造形、成形および加硫することが
できる。
【0025】本発明による製造タイヤは当業者に知られ
た方法によって通常のように造形、加硫される。
【0026】
【実施例】本発明は以下の実施例を参照することによっ
てより一層理解される。以下の実施例において、部およ
びパーセントは別に指摘しない限り重量基準である。 [実施例1]実験例A、BおよびCとして以下の表1に
示した処方から成るジエンラバーと約40℃および60
℃の2つの軟化点を有するトランス−1,4−ポリブタ
ジエンとの混合物を調製した。実験例Aは対照とみなす
ものである。
【0027】かくして、本実施例は本発明の変法(B)
に関するものである。
【0028】
【表1】 1:高トランス−1,4−ポリブタジエン含有量(80
%のトランス−1,4−成分)を特徴とする本発明のト
ランス−1,4−ポリブタジエン。
【0029】通常の、好ましい、代表的な量の劣化防止
剤(パラ−フェニレンジアミン型)並びに脂肪酸(ステ
アリン酸)、酸化亜鉛、硫黄およびスルフェンアミド型
の促進剤(硬化剤)を使用した。
【0030】本実施例のトランス−1,4−ポリブタジ
エンは約80%のトランス−1,4−成分、約5%のシ
ス−1,4−成分及び約15%のビニル1,2−成分を
有することを特徴とするものであった。更にこのポリブ
タジエンは約205,000の数平均分子量(Mn)およ
び約430,000の重量平均分子量(Mw)を有するこ
とを特徴とするものであった。これは約−75℃にTgお
よび40℃に(主)および60℃に(副)融点(Tm)を
有していることをさらに特徴とするものであった。(Tg
およびTmは共に10℃/分で示差走査熱量計で測定し
た)。
【0031】このようなトランス−1,4−ポリブタジ
エンは脂肪族炭化水素溶媒(例えばヘキサン)中、パラ
ドデシルフェノール改質剤を含むオクタン酸コバルトお
よびトリエチルアルミニウムの触媒の存在下に1,3−
ブタジエンをバッチ式に重合することによって適切に製
造することができる。しかしながら、適切なゲル生成防
止剤を用いて連続重合によって製造することもできる。 [実施例II]製造したラバー組成物を約150℃の温度
で約36分間硬化し、得られた硬化ラバー試料を以下の
表2に示すように、それらの物性について評価した。実
験例A、BおよびCの試料は実施例Iの実験例A、Bお
よびCの試料に対応する。
【0032】
【表2】 1:試験中に硬化する未硬化試料に振動ディスクによっ
て付与されたトルク。 2:5mm幅のストリップを引き離すのに必要な力(18
0°引張り);それ自体への粘着性の尺度。 3:約1ヘルツで連続的に屈曲させることによってダン
ベル形硬化ラバー試料に行った動的試験。 4:569頁の図2(純剪断)に関してRubber Chem an
d Tech、63巻、4号、567〜581頁(1990年
9〜10月)に記載された切傷成長試験。
【0033】このようにして硬化ラバー組成物Bおよび
Cの特性は切傷成長が実質的に改善された(低下した)
こと以外は対照実験例Aと同等であり、本発明の1,4
−ポリブタジエンはタイヤサイドウォールに使用するた
めの優れた候補となる。
【0034】その機構は完全には理解されていないが、
この改善された耐切傷成長性は亀裂の先端をそらせるト
ランス−1,4−ポリブタジエンの歪み結晶化によるも
のと考えられる。 [実施例III]実験例D〜Gとして以下の表3に示した処
方から成るジエンラバーと約40℃および60℃の2つ
の軟化点を有するトランス−1,4−ポリブタジエンと
の混合物を調製した。実験例DおよびFは対照とみなす
ものである。
【0035】このようにして本実施例は本発明の変法
(A)に関するものである。
【0036】
【表3】 1:高トランス−1,4−ポリブタジエン含有量(80
%のトランス−1,4−成分)を特徴とする本発明のト
ランス−1,4−ポリブタジエン。
【0037】通常の、好ましい、代表的な量の劣化防止
剤(パラ−フェニレンジアミン型)並びに粘着付与性樹
脂、脂肪酸、ワックス、酸化亜鉛、ペプタイザ−、硫黄
およびスルフェンアミド型の促進剤(硬化剤)を使用し
た。 [実施例IV]実施例III の製造したラバー組成物を約1
50℃の温度で約20分間硬化し、得られた硬化ラバー
試料を以下の表4に示すようにそれらの物性について評
価した。
【0038】
【表4】 ラバー組成物の物性を見ると、引裂き強度(裂始め)お
よび耐屈曲疲労性が改善されたことが示されている。こ
のことは同様な300%モジュラスの物でさえ実証され
ている。
【0039】本発明を説明するために、ある種の代表的
な実施態様およびその詳細を説明するために示したが、
種々の変更および改変が本発明の精神および範囲から逸
脱することなく、なされることは当業者に明らかであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス ジョセフ セガッタ アメリカ合衆国 44333 オハイオ州 フ ェアローン ストラットフォード ロード 300 (72)発明者 ジョニー デイル マシー, ザ セカン ド アメリカ合衆国 44236 オハイオ州 ハ ドソン ニコルソン ドライブ 5781

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラバーサイドウォールを有する空気入り
    ラバータイヤであって、前記サイドウォール外層が10
    0重量部のラバーに対して( phr )、(A)(i) 約30〜
    約70重量部のトランス−1,4−ポリブタジエンラバ
    ーおよびそれに相応して(ii)約70〜約30重量部の少
    なくとも1種の追加のラバーとから成るラバー成分か、
    (B)(i) 約5〜約10重量部のトランス−1,4−ポ
    リブタジエンラバーおよびそれに相応して(ii)約95〜
    約90重量部の少なくとも1種の追加のラバーとから成
    るラバー成分のいずれかから成る加硫ラバー組成物であ
    り、前記トランス−1,4−ポリブタジエンラバーが少
    なくとも70%のトランス−1,4−成分を有し、そし
    て前記追加のラバーが天然および/または合成シス−
    1,4−ポリイソプレンラバー、シス−1,4−ポリブ
    タジエンラバー、スチレン/ブタジエン共重合体ラバ
    ー、スチレン/イソプレン/ブタジエン三元共重合体ラ
    バーおよび3,4−ポリイソプレンラバーから選択され
    る少なくとも1種のラバーであることを特徴とするラバ
    ータイヤ。
  2. 【請求項2】 前記サイドウォール外層が100重量部
    のラバーに対して、(i) 約30〜約70重量部の前記ト
    ランス−1,4−ポリブタジエンラバーおよびそれに相
    応して(ii)約70〜約30重量部の少なくとも1種の追
    加のラバーとから成ることを特徴とする請求項1記載の
    タイヤ。
  3. 【請求項3】 前記サイドウォール外層が100重量部
    のラバーに対して、(ii)約5〜約10重量部の前記トラ
    ンス−1,4−ポリブタジエンラバーおよびそれに相応
    して(ii)約95〜約90重量部の少なくとも1種の追加
    のラバーとから成ることを特徴とする請求項1記載のタ
    イヤ。
  4. 【請求項4】 100重量部のラバーに対して( phr )、
    (A)(i) 約30〜約70重量部のトランス−1,4−
    ポリブタジエンラバーおよびそれに相応して(ii)約70
    〜約30重量部の少なくとも1種の追加のラバーとから
    成るラバー成分か、(B)(i) 約5〜約10重量部のト
    ランス−1,4−ポリブタジエンラバーおよびそれに相
    応して(ii)約95〜約90重量部の少なくとも1種の追
    加のラバーとから成るラバー成分のいずれかから成る加
    硫ラバー組成物であって、前記トランス−1,4−ポリ
    ブタジエンラバーが少なくとも70%のトランス−1,
    4−成分を有し、そして前記追加のラバーが天然および
    /または合成シス−1,4−ポリイソプレンラバー、シ
    ス−1,4−ポリブタジエンラバー、スチレン/ブタジ
    エン共重合体ラバー、スチレン/イソプレン/ブタジエ
    ン三元共重合体ラバーおよび3,4−ポリイソプレンラ
    バーから選択される少なくとも1種のラバーであること
    を特徴とするラバー組成物。
  5. 【請求項5】 前記ラバー組成物が100重量部のラバ
    ーに対して、(i) 約30〜約70重量部の前記トランス
    −1,4−ポリブタジエンラバーおよびそれに相応して
    (ii)約70〜約30重量部の少なくとも1種の追加のラ
    バーとから成ることを特徴とする請求項4記載のラバー
    組成物。
  6. 【請求項6】 前記ラバー組成物が100重量部のラバ
    ーに対して、(i) 約5〜約10重量部の前記トランス−
    1,4−ポリブタジエンラバーおよびそれに相応して(i
    i)約95〜約90重量部の少なくとも1種の追加のラバ
    ーとから成ることを特徴とする請求項4記載のラバー組
    成物。
JP4282034A 1991-10-21 1992-10-20 ラバーサイドウォールを有するタイヤ Pending JPH05213016A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/779,668 US5386865A (en) 1991-10-21 1991-10-21 Tire with rubber sidewall
US779668 1991-10-21

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