JPH08333482A - シリカにより強化されたトレッドを有するタイヤ - Google Patents
シリカにより強化されたトレッドを有するタイヤInfo
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- JPH08333482A JPH08333482A JP8145296A JP14529696A JPH08333482A JP H08333482 A JPH08333482 A JP H08333482A JP 8145296 A JP8145296 A JP 8145296A JP 14529696 A JP14529696 A JP 14529696A JP H08333482 A JPH08333482 A JP H08333482A
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Abstract
タイヤを提供する。 【解決手段】 本発明はシリカによって定量的に強化さ
れたゴムトレッドを有するタイヤに関し、ここでトレッ
ドは基本的な3種のエラストマー、すなわち溶液重合で
製造されたスチレン/ブタジエンコポリマーゴム、シス
1,4ポリブタジエンゴム及び高ビニルポリブタジエン
ゴムから成る。所望によって、この基本的なエラストマ
ー組成物は少量のシス1,4−ポリイソプレン天然ゴム
を含むことができる。
Description
(quantitatively)強化されたゴムトレッドを有するタ
イヤに関する。一面において、トレッドは定量のシリカ
またはシリカとカーボンブラクとの組み合わせによって
強化された、基本的な3種のエラストマーを含んで成
る。一面において、トレッドゴムは溶液重合で製造され
たスチレン/ブタジエンコポリマーゴム、シス1,4ポ
リブタジエンゴム及び高ビニルポリブタジエンゴムから
成る基本的な3種のエラストマーを含んで成ることが必
要である。所望によって、この基本的なエラストマー組
成物は少量のシス1,4−ポリイソプレン天然ゴムを含
む。
レンドであることができるゴムトレッドであって、典型
的にカーボンブラックによって強化されたもので通常製
造される。
レッド特性、特にころがり抵抗、けん引力及び耐摩耗性
を主としたタイヤトレッド特性のバランスを達成する目
的のために評価され、選択されそしてブレンドされる。
途を含む、ゴムを利用する種々の用途のために、実質的
な量の強化充填剤を含む硫黄硬化ゴムが利用される。カ
ーボンブラックはそのような目的のために慣用され、そ
して硫黄硬化ゴムのために通常良好な物理的特性を与え
るか高める。粒状シリカもときどき、特にシリカがカッ
プリング剤と結合して使用されるときにそのような目的
のために使用される。場合によってはシリカとカーボン
ブラックとの組み合わせがタイヤ用トレッドを含む種々
のゴム製品のための強化充填剤に利用される。
造されており、そのうちのいくつかはタイヤトレッドを
含み、このトレッドはある程度の1,2−配置(ビニル
含量とも呼ばれる)を含むポリブタジエンを含む。その
ような種々の組成物の代表的なものは、例えば25〜5
0%のそのモノマー単位を1,2位置に含むポリブタジ
エンのタイヤトレッドに関する米国特許第393768
1号のような種々の特許明細書中に教示されているもの
を含む。英国特許第1166832号は、少なくとも5
0%のそのモノマー単位を1,2−位置に含む「高ビニ
ル」ブタジエンゴムのタイヤトレッドに関する。米国特
許第4192366号は「中ビニル」ポリブタジエンの
組成物及びその天然ゴムとのブレンドに関し、ここでそ
のような組成物はあるカーボンブラックを含むことが要
求される。米国特許第3978165号は、(a)「中
ビニル」ポリブタジエン、(b)ポリブタジエン及び
(c)ブタジエン/スチレンゴムから成る、タイヤトレ
ッドに有用であると教示される組成物に関する。ドイツ
DE番号2936−72はポリイソプレンゴム及び所望
によりシスポリブタジエンまたはスチレン/ブタジエン
ゴムと混合された、35〜70%の1,2−単位を含む
ポリブタジエンの混合物に関する。米国特許第3827
991号、4220564号及び4224197号は少
なくとも70%の1,2配置を含有するポリブタジエン
と種々の他のゴムとの組み合わせに関する。米国特許第
4192366号は、過剰の硫黄で硬化された、シス−
ポリイソプレンゴムと中ビニルポリブタジエンゴムとの
ブレンドのトレッドを有するタイヤに関する。米国特許
第4530959号は中ビニルポリブタジエン、シス
1,4−ポリイソプレンゴム及びスチレン/ブタジエン
コポリマーゴムから成るトレッドを有するタイヤに関
し、ここで中ビニルポリブタジエンゴムは、米国特許第
4230841号の教示に従って、ブタジエンを極性調
節剤及ジビニルベンゼンの存在下に重合することによっ
て製造できる。
ップリング剤なしで使用されるとカーボンブラックはシ
リカよりもより効果的なゴムタイヤ用強化充填剤である
と見なされるということを認識することが重要である。
比較では、もしシリカがカップラーなしで使用されるな
ら、シリカをタイヤトレッドを含むほとんどの目的のた
めのゴム用強化充填剤ならしめるためのシリカ粒子とゴ
ムエラストマーとの間の物理的及び/または化学的結合
が欠如しているかまたは少なくとも不十分な程度である
傾向がある。そのような欠点を克服するために種々の処
理及び手順が工夫されているが、シリカ表面及びゴムエ
ラストマー分子双方と反応できる化合物、すなわちその
ような技術分野においてカップリング剤またはカップラ
ーとして一般に公知の化合物がしばしば使用される。例
えば、そのようなカップリング剤はシリカ粒子と予備混
合若しくは予備反応されることができ、またはゴム/シ
リカ加工若しくは混合段階の間にゴム混合物に添加され
得る。もしカップリング剤及びシリカがゴム/シリカ混
合または加工段階の間にゴム混合物に別々に添加される
のなら、カップリング剤は次にその場でシリカと結合す
ると考えられる。
般に、シリカ表面と反応可能な構成成分または部分(シ
ラン部)及びゴム特に炭素−炭素二重結合または不飽和
を含む硫黄加硫性ゴムと反応可能な構成成分または部分
とを含むシランから成る。この方法で、カップラーはシ
リカとゴムとの間の連結橋として働き、そしてそれによ
ってシリカのゴム強化の面を高める。
明らかにシリカ表面への結合を、多分加水分解を通じて
形成し、そしてカップリング剤のゴム活性成分はゴム自
体と結合する。通常カップラーのゴム反応性の成分は温
度に感受性であり、そしてゴム/シリカ/カップリング
剤混合段階に続く最後のそしてより高い温度の硫黄加硫
段階の間、したがって、カップリング剤のシラン基がシ
リカと結合した後にゴムと結合する傾向にある。しか
し、カップラーの典型的な熱感受性に部分的に起因し
て、ある程度の化合または結合は、加硫段階以前の初期
のゴム/シリカ/カップラー混合段階中にカップリング
剤のゴム−反応性成分とゴムとの間に起こり得る。
ばメルカプト、アミノ、ビニル、エポキシ、及び硫黄基
のような1以上の基でありことができ、好ましくは硫黄
またはメルカプト部分そしてさらに好ましくは硫黄であ
る。
ロピル)テトラスルフィド(例えば米国特許第3873
489号)の如きポリスルフィド成分または構造を含む
シランカップリング剤のような、多くのカップリング剤
がシリカとゴムとの結合に使用されるために教示されて
いる。
特許第4519430号は、溶液または乳化SBR、並
びに所望によってポリブタジエンゴム及び/またはポリ
イソプレンゴムをシリカとカーボンブラックとの混合物
と共に含み、シリカがシリカ/カーボンブラック強化充
填剤の主成分として要求される、シリカに富んだタイヤ
トレッドを開示する。米国特許第5,227,425号
は、例えば、その過半量がシリカである充填剤を含む溶
液重合により製造されたSBRから成るタイヤトレッド
用の硫黄加硫可能なゴム組成物を開示する。EPO出願
第447066号はシリカ及びシランカップリング剤並
びに有機アルカリ金属開始剤で製造されたポリブタジエ
ンまたはスチレン/ブタジエンコポリマーから成るゴム
から成り、さらに他の特定のゴムを含むタイヤトレッド
用のゴム組成物を開示する。
語「phr」は「ゴム100重量部当たりのそれぞれの
材料の部数」を意味する。
「ゴム組成物」のような用語は、種々のゴム配合成分と
混合されたゴムを一般的に意味する。このような用語は
(特にタイヤについての)ゴム混合技術における当業者
に周知である。
た」及び「硬化」は、使用される場合には、ゴムの加硫
を示すために交換可能に使用され、このような用語はゴ
ム加硫技術分野における当業者に周知である。
0重量部基準で (A)(i)溶液重合で製造されたスチレン/ブタジエ
ンコポリマーゴム約15〜約40phr、替わりに好ま
しくは約15〜約25phr、(ii)(a)シス1,
4ポリブタジエンゴム約10〜約30phr、替わりに
約15〜約25phrと(b)約50〜約90、替わり
に約55〜約75重量%のビニル含量を有する高ビニル
ポリブタジエンゴム約30〜約60、替わりに約40〜
約60phrから本質的に成る、2種のジエンに基づく
エラスマー約85〜約60、替わりに約85〜約75p
hrから成るエラストマー; (B)粒状シリカ、好ましくは沈降シリカ約55〜約9
0、替わりに約60〜約85phr; (C)前記シリカの表面と反応性のシラン部分及び前記
エラストマーと相互作用する硫黄部分を有し、シリカの
カップラーに対する重量比が約7/1〜約15/1であ
る少なくとも1種のシリカカップラー、並びに (D)カーボンブラック約0〜約50、替わりに約5〜
約25phr、ただし、もしカーボンブラックが使用さ
れるならシリカのカーボンブラックに対する重量比が少
なくとも2/1、替わりに少なくとも4/1であり、そ
してしばしば好ましくは少なくとも10/1であり、も
しカーボンブラックが使用されるならシリカ及びカーボ
ンブラックの全量が約40〜約110、替わりに約60
〜約90phrであるを含んで成るトレッドを有する空
気入りタイヤが提供される。
レッドゴムのための基本的な3種のゴムエラストマーは
シス1,4−ポリイソプレン天然ゴムをさらに含むこと
ができる。
3種のゴムエラストマーは前記の所望の追加の天然ゴム
を含むか否かにかかわらず、3,4−ポリイソプレンゴ
ム、イソプレン/ブタジエンコポリマーエラストマー、
スチレン/イソプレンコポリマーエラストマー、乳化重
合によって製造されたスチレン/ブタジエンコポリマー
ゴム、スチレン/イソプレン/ブタジエンターポリマー
エラストマー及び約40〜約50%のビニル含量を有す
る中ビニルポリブタジエンゴムから選択される少なくと
も1種のエラストマーの全量約5〜約20phrをさら
に含むことができる。
含む)を、定義されたゴム(これは高ビニルポリブタジ
エンゴムを含むことが必要である)との組み合わせにお
いて含むゴムブレンドは実質的な量のシリカ強化剤を含
むタイヤトレッドの性質を高めるように設計された本発
明の重要な特徴である。
(HVBD)ゴムはけん引力を有意に損失することな
く、トレッド耐摩耗性及びころがり抵抗をかなり促進す
るために有益であると考えられる。
合用材料と混合する前に加工の容易性のために油で増量
できる。もし油増量が使用されるなら、通常芳香族また
は芳香族/パラフィン油タイプの通常約15〜約35p
hrのゴム加工油が使用されて、そのエラストマーにつ
いて約40〜約80の範囲のML−4(100℃)粘度
を与える。
ブタジエンゴムを基本的なエラストマー組成物中に加え
ることができる。このような中ビニルポリブタジエン
は、本技術分野で既知のもののような種々の方法によっ
て適切に製造できる。
ジエンを場合によって使用することがここで考えられ
る。このような中ビニルポリブタジエンは、米国特許第
4230841号(参照によって本明細書中に組み込ま
れる)に記述のように、1,3−ブタジエンと非常に少
量のジビニルベンゼンとを、本質的に極性の芳香族溶媒
中でアルキルリチウム触媒及び少なくとも1種の極性触
媒調節剤と共に重合することによって製造されるタイプ
のものであり得る。
は、タイヤのトレッド耐摩耗性、またはトレッドウエア
を高めるために有益であると考えられる。
ムは、例えば1,3−ブタジエンの有機溶液重合によっ
て製造できる。
少なくとも90%のシス1,4−含量を有することを特
徴とすることができる。
ム技術における当業者に周知である。
ンコポリマーは、適切な触媒の存在下における有機溶媒
溶液中でのスチレンと1.3−ブタジエンとの共重合に
よって適切に製造できる。そのようなスチレン/ブタジ
エンコポリマーエラストマーの製造はこの技術分野にお
ける当業者に周知である。
ンコポリマーは、適切な触媒及び乳化剤と共に、水性重
合媒質中でスチレンと1.3−ブタジエンとを共重合す
ることによって適切に製造できる。そのようなスチレン
/ブタジエンコポリマーエラストマーの製造は本技術分
野における当業者に周知である。
ンコポリマーエラストマー及び乳化重合で製造されたス
チレン/ブタジエンコポリマーエラストマーが種々のエ
ラストマー用途のための異なる性質を有することは、こ
のような代表的な技術分野における当業者に周知である
ことが理解される。
れたスチレン/ブタジエンコポリマーエラストマー、並
びに少なくとも2種のブタジエンに基づくゴム、すなわ
ちシス1,4−ポリブタジエンゴム及び高ビニルポリブ
タジエンゴムのバランスのとれたゴムブレンドが提供さ
れ、これは定量的なシリカ強化剤に依存し、次にこの強
化剤はこのゴムブレンドのためのシリカの強化効果のた
めのシリカカップラーに依存する。
れたゴムトレッドはカーボンブラックをも含むことがで
き、シリカのカーボンブラックに対する重量比は少なく
とも約2/1、好ましくは少なくとも約4/1であり、
いくつかの用途のためには少なくとも10/1である。
用されるケイ酸質顔料は本発明のシリカとして使用でき
る。ケイ酸質顔料は熱分解法及び沈降ケイ酸質顔料(シ
リカ)を含むが、沈降シリカが好ましい。
酸質顔料は、例えばケイ酸ナトリウムの如き可溶性シリ
ケートの酸性化によって得られるもののような沈降シリ
カである。
ET表面積は好ましくは約100〜約250、さらに好
ましくは約120〜約200m2/gである。表面積の
測定のBET法はJournal of the Am
erican Chemical Society,第
60巻、304頁(1930年)に記述されている。
0、通常は約150〜約300の範囲のジブチルフタレ
ート(DBP)吸収値を有する。
ば、例示のためのみであり限定ではなく210、243
等の名称のHi−Silの商標でPPG Indust
riesから商業的に入手できるシリカ、Zeosil
1165MPの名称でRhone−Poulencか
ら入手できるシリカ、VN2及びVN3等の名称でDe
gussa AGから入手できるシリカ、例えばZeo
pol 8745としてのJ.M.Huberからのシ
リカなどが本発明において使用のために考慮し得る。
の硫黄加硫可能な成分ゴムを、例えば硫黄、活性剤、遅
延剤及び促進剤のような硬化助剤、油のような加工添加
剤、粘着付与樹脂を含む樹脂、シリカ、並びに可塑剤、
充填剤、顔料、脂肪酸、二酸化亜鉛、ワックス、抗酸化
剤及びオゾン亀裂防止剤、しゃく解剤及び例えばカーボ
ンブラックのような強化材のような種々の慣用される添
加材料と混合するような、ゴム配合技術分野において一
般に知られた方法によって配合されるだろうことは本技
術分野の当業者によって容易に理解される。本技術分野
における当業者に既知のように、硫黄加硫可能及び硫黄
加硫された材料(ゴム)の予定された用途に依存して、
上記の添加物は選択されそして慣用的な量で普通に使用
される。
のカーボンブラックの典型的な添加は本明細書中におい
て前述した。もし使用されるなら粘着付与樹脂の量は約
0.5〜約10phr、通常約1〜約5phrを構成す
る。加工助剤の典型的な量は約1〜約50phrを構成
する。そのような加工助剤は例えば芳香族、ナフテン
系、及び/またはパラフィン系加工油を含む。抗酸化剤
の典型的な量は約1〜約5phrを構成する。代表的な
抗酸化剤は例えばジフェニル−p−フェニレンジアミン
及び例えばVanderbilt Rubber Ha
ndbook(1978年)の344〜346頁に開示
されるような他のものであり得る。オゾン亀裂防止剤の
典型的な量は約1〜5phrを構成する。ステアリン酸
を含むことができる脂肪酸の典型的な量は約0. 5〜約
3phrを構成する。二酸化亜鉛の典型的な量は約2〜
約5phrを構成する。ワックスの典型的な量は約1〜
約5phrを構成する。しばしばマイクロクリスタリン
ワックスが使用される。しゃく解剤の典型的な量は約
0. 1〜約1phrを構成する。典型的なしゃく解剤は
例えばペンタクロロチオフェノール及びジベンザミドジ
フェニルジスルフィドであり得る。
切な硫黄加硫剤の例は元素硫黄(遊離硫黄)または硫黄
付与加硫剤で、例えばアミンジスルフィド、高分子ポリ
スルフィド、または硫黄オレフィン付加物を含む。好ま
しくは、硫黄加硫剤は元素硫黄である。本技術分野の当
業者に既知のように、硫黄加硫剤は約0. 5〜約4ph
rの範囲の量で使用され、約0.5〜約2. 5の範がと
きどき好ましい。
/または温度を制御するため並びに加硫物の特性を改善
するために使用される。遅延剤も加硫速度を制御するた
めに使用される。一態様において、単一の促進剤系、す
なわち一次促進剤が使用され得る。慣用的に及び好まし
くは、一次促進剤が約0. 5〜約4、替わりに約1.2
〜約2.0phrの範囲の全量で用いられる。他の態様
において、一次及び/または二次促進剤の組み合わせが
使用されることができ、二次促進剤は約0. 05〜約3
phrの量で例えば加硫物の特性を活性化しそして改善
するために使用され得る。これらの促進剤の組み合わせ
は最終特性上に相乗効果を生ずると期待され、どちらか
の促進剤単独の使用によって生じたものよりもいくらか
良好である。さらに、普通の加工温度においては影響さ
れないが、通常の加硫温度においては満足な硬化を生ず
る遅効性促進剤も使用され得る。本発明において使用さ
れ得る適切なタイプの促進剤はアミン類、ジスルフィド
類、グアニジン類、チオウレア類、チアゾール類、チウ
ラム類、スルフェンアミド類、ジチオカルバメート類及
びキサンテート類である。好ましくは一次促進剤はスル
フェンアミドである。もし二次促進剤が使用されるな
ら、二次促進剤は好ましくはグアニジン、ジチオカルバ
メートまたはチウラム化合物である。硫黄加硫剤及び促
進剤の存在と相対量は、カップリング剤との組み合わせ
における強化充填剤としてのシリカの使用にさらに第一
に関する本発明の一面であるとはみなされない。
びシリカカップラーとの組み合わせにおけるタイヤトレ
ッド中のゴムの特定のブレンドの利用にさらに第一に関
する本発明の一面とはみなされない。
に明らかな種々の方法によって構築され、付形され、成
形されそして硬化されることができる。
く理解され得る。実施例において部及び百分率は他に示
さない限り重量による。
ンコポリマーゴム並びにシス1,4−ポリブタジエンゴ
ム及び高ビニルポリブタジエンのブレンドのゴム組成物
(配合ゴム)を製造し、そして本明細書中で試料Bと呼
ぶ。
ンコポリマーゴム、シス1,4−ポリブタジエンゴム、
イソプレン/ブタジエンコポリマーゴム及びシス1,4
−ポリイソプレンゴムから成る対照ゴム組成物を製造
し、そして本明細書中で試料Aと呼ぶ。
ノンプロダクティブ段階(硬化剤なし)及び最終のプロ
ダクティブ段階(基本的に硬化剤用)において成分を混
合することによって製造し、次に、生じた組成物を上昇
した温度及び圧力の条件下において硬化した。
終のプロダクティブ混合段階において混合(添加)でき
る促進剤、硫黄硬化剤、酸化亜鉛及び抗酸化剤を除い
て、試料Aについて最初のノンプロダクティブ段階にお
いて全ての成分{約20〜約50%の強化充填剤(シリ
カまたはカーボンブラック)、及び(強化充填剤に)比
例する量のカップラー及び加工油を除く:これらは第2
のノンプロダクティブ混合段階において添加できる}を
加え、試料Bについては全てのノンプロダクティブ成分
を第1混合段階で加えた。
で約5分間約165℃の温度へ混合したが、約145℃
の温度へ約3分間混合した第4混合段階は除かれる。す
べてバンバリー型ゴムミキサー中で行った。生じたゴム
組成物(混合物)へ次に、プロダクティブ混合段階にお
いて、残りの成分をバンバリー型ミキサー中で約2分
間、約110℃の温度へ添加した。このゴムを次に約1
50℃の温度で約18分間加硫した。
た。
パニーから入手できる、Tg約−42℃、結合スチレン
約10%を有する、溶液重合で製造されたスチレン/ブ
タジエンコポリマーゴム 2)グッドイヤータイヤアンドラバーカンパニーからB
udene(登録商標)1207として入手できる、シ
ス1,4−含量約96%のシス1, 4−ポリブタジエン
ゴム 3)グッドイヤータイヤアンドラバーカンパニーから入
手できる、ビニル含量約65重量%及びシス1,4−含
量約16%の高ビニル含量ポリブタジエンゴム 4)シス1,4−ポリイソプレン天然ゴム 5)グッドイヤータイヤアンドラバーカンパニーから入
手できる、イソプレン含量約50%及びTg約−44℃
のイソプレン/ブタジエンコポリマー 6)J.M.Huber CompanyからのZeo
pol 8745として入手できるシリカ 7)DegussaからX50Sとして、テトラスルフ
ィドとN330カーボンブラックとの50/50ブレン
ドとして(したがって、50%活性と考えられる)商業
的に入手できるビス−3−(トリエトキシシリルプロピ
ル)テトラスルフィド(50%活性) 8及び9)それぞれジアリールパラフェニレンジアミン
及びジヒドロトリメチルキノリン型のもの
較して、本発明のトレッド組成物を代表する試料Bにつ
いての良好なタイヤトレッドころがり抵抗及びトレッド
耐摩耗性を予測するものである。
目的のために示したが、本発明の精神と範囲から逸脱す
ることなく種々の変更と改良がなされ得ることは本技術
分野の当業者にとって明白であろう。
Claims (12)
- 【請求項1】 ゴム100重量部基準で (A)(i)溶液重合で製造されたスチレン/ブタジエ
ンコポリマーゴム約15〜約40phr、(ii)
(a)シス1,4ポリブタジエンゴム約10〜約30p
hrと(b)約50〜約90のビニル含量を有する高ビ
ニルポリブタジエンゴム約30〜約60phrとから本
質的に成る、2種のジエンに基づくエラスマー約85〜
約60phrから成るエラストマー; (B)粒状シリカ約55〜約90phr; (C)シリカの表面と反応性のシラン部分及び前記エラ
ストマーと相互作用する硫黄部分を有し、シリカのカッ
プラーに対する重量比が約7/1〜約15/1である少
なくとも1種のシリカカップラー、並びに (D)カーボンブラック約0〜約50phr、ただし、
もしカーボンブラックが使用されるならシリカのカーボ
ンブラックに対する重量比が少なくとも2/1であり、
もしカーボンブラックが使用されるならシリカ及びカー
ボンブラックの全量が約40〜約110phrであるを
含んで成るトレッドを有する空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 前記シリカが、約100〜約250の範
囲のBET表面積、約100〜約400の範囲のDBP
吸収値を有することを特徴とする、請求項1に記載のタ
イヤ。 - 【請求項3】 シリカのカーボンブラックに対する重量
比が少なくとも10/1である、請求項1に記載のタイ
ヤ。 - 【請求項4】 前記カップラーがビス−3−(トリエト
キシシリルプロピル)テトラスルフィドである、請求項
1に記載のタイヤ。 - 【請求項5】 前記トレッドがシス1,4−ポリイソプ
レン天然ゴム約5〜約20phrをさらに含む、請求項
1に記載のタイヤ。 - 【請求項6】 前記トレッドが、シス1,4−ポリイソ
プレン天然ゴム、3,4−ポリイソプレンゴム、イソプ
レン/ブタジエンコポリマーエラストマー、スチレン/
イソプレンコポリマーエラストマー、乳化重合によって
製造されたスチレン/ブタジエンコポリマーゴム、スチ
レン/イソプレン/ブタジエンターポリマーエラストマ
ー及び約40〜約50%のビニル含量を有する中ビニル
ポリブタジエンゴムから選択される少なくとも1種のエ
ラストマー約5〜約20phrをさらに含む、請求項1
に記載のタイヤ。 - 【請求項7】 ゴム100重量部基準で (A)(i)溶液重合で製造されたスチレン/ブタジエ
ンコポリマーゴム約15〜約30phr、(ii)
(a)シス1,4ポリブタジエンゴム約15〜約25p
hrと(b)約55〜約75のビニル含量を有する高ビ
ニルポリブタジエンゴム約40〜約60phrとから本
質的に成る、2種のジエンに基づくエラスマー約85〜
約70phrから成るエラストマー; (B)粒状シリカ約55〜約90phr; (C)シリカの表面と反応性のシラン部分及び前記エラ
ストマーと相互作用する硫黄部分を有し、シリカのカッ
プラーに対する重量比が約7/1〜約15/1である少
なくとも1種のシリカカップラー、並びに (D)カーボンブラック約5〜約25phr、ここでシ
リカのカーボンブラックに対する重量比が少なくとも2
/1であり、シリカ及びカーボンブラックの全量が約6
0〜約110phrであるを含んで成るトレッドを有す
る空気入りタイヤ。 - 【請求項8】 前記シリカが、約100〜約250の範
囲のBET表面積、約100〜約400の範囲のDBP
吸収値を有することを特徴とする、請求項7に記載のタ
イヤ。 - 【請求項9】 シリカのカーボンブラックに対する重量
比が少なくとも10/1である、請求項7に記載のタイ
ヤ。 - 【請求項10】 前記カップラーがビス−3−(トリエ
トキシシリルプロピル)テトラスルフィドである、請求
項7に記載のタイヤ。 - 【請求項11】 前記トレッドがシス1,4−ポリイソ
プレン天然ゴム約5〜約20phrをさらに含む、請求
項7に記載のタイヤ。 - 【請求項12】 前記トレッドが、シス1,4−ポリイ
ソプレン天然ゴム、3,4−ポリイソプレンゴム、イソ
プレン/ブタジエンコポリマーエラストマー、スチレン
/イソプレンコポリマーエラストマー、乳化重合によっ
て製造されたスチレン/ブタジエンコポリマーゴム、ス
チレン/イソプレン/ブタジエンターポリマーエラスト
マー及び約40〜約50%のビニル含量を有する中ビニ
ルポリブタジエンゴムから選択される少なくとも1種の
エラストマー約5〜約20phrをさらに含む、請求項
7に記載のタイヤ。
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