JPH0521276Y2 - - Google Patents

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JPH0521276Y2
JPH0521276Y2 JP9283288U JP9283288U JPH0521276Y2 JP H0521276 Y2 JPH0521276 Y2 JP H0521276Y2 JP 9283288 U JP9283288 U JP 9283288U JP 9283288 U JP9283288 U JP 9283288U JP H0521276 Y2 JPH0521276 Y2 JP H0521276Y2
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heater
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、耐熱性及び絶縁性を有するセラミツ
ク製の円筒形ボビンの内部に発熱線を収納し、溶
融金属等に浸漬して使用するいわゆる浸漬型ヒー
タユニツト関し、特に、そのヒータ線及びリード
線の接続構造に関する。
[従来の技術] 腐蝕性の強いアルミニウム等の溶融金属に浸漬
してその溶融状態を維持するために使用する、い
わゆる浸漬型ヒータユニツトは、一般に、耐蝕性
のあるセラミツク製の保護ケースの内部にヒータ
線を収納して構成される。そして、従来、この種
の浸漬型ヒータユニツトにおけるコイリングされ
たヒータ線とリード線を電気的に接続する接続構
造としては、例えば第5図に示すように、コイリ
ングされたヒータ線1の先端部を棒状の端子2に
埋め込み溶接するもの、あるいは第6図に示すよ
うに、あらかじめ端子2に溝3を形成しておき、
そこに上記ヒータ線1の先端部を埋め込んで溶接
する方法、さらには、第7図に示すように、上記
棒状の端子2に貫通孔4を形成し、この貫通孔4
に上記ヒータ線1の先端部を差し込んだ後これを
溶接する方法等が採用されていた。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上述の様な従来のヒータユニツ
トにおけるヒータ線及びリード線の接続構造で
は、溶接面積が不足したり、その溶接部を直接確
認することが出来ない等の問題があつた。また、
この様な問題点がない場合でも、ヒータ線の熱膨
張等により上記溶接部に曲げ応力が掛り、ヒータ
ユニツトの使用中にこれが繰返し応力となり、つ
いには上記溶接部が疲労破壊することがある。こ
れは、溶接部は他の部位に比較してその機械的強
度が低下しているためであり、これを避けるため
には応力が上記溶接部に掛からず、他の箇所で応
力を受けるようにすることが大切である。
そこで、本考案は、上記の従来技術における問
題点に鑑み、溶接面積を十分に確保すると共にそ
の溶接部を直接確認することが出来、ヒータ線の
熱膨張等につても溶接部に曲げ応力が掛からず、
溶接部の疲労破壊等の生じることのないヒータユ
ニツトの接続部を提供することにある。
[問題を解決するための手段] すなわち、上記の本考案の目的は、筒状のヒー
タ支持部材の外周に巻装したヒータ線を、上記ヒ
ータ支持部材の内側に配置したリード線と電気的
に接続するためのヒータ線の接続部において、上
記接続部は柱形の端子の両端に切欠部を形成し、
上記端子の切欠部と非切欠部との境に、上記端子
の中心軸を含む切欠面に対して直交する貫通孔を
設け、上記端子を上記ヒータ支持部材の周壁に開
設した貫通孔に挿入し、上記端子の両端の上記貫
通孔に上記リード線と上記ヒータ線の端末を挿入
し、かつ上記切欠部において溶接して成ることを
特徴とするヒータユニツトの接続部によつて達成
される。
[作用] 上記のヒータユニツトの接続部によれば、接続
部の柱形の端子の両端に形成された切欠部の境に
設けられた貫通孔にヒータ線あるいはリード線の
端末を挿入し、上記切欠部において溶接すること
から、上記溶接部の面積を十分に確保すると共に
その溶接部を直接確認することが出来る。また、
上記貫通孔にヒータ線あるいはリード線の端末を
挿入して溶接する構造としたため、上記ヒータ線
の熱膨張等につても溶接部に曲げ応力が掛から
ず、溶接部の疲労破壊等の生じることがない。
[実施例] 以下、本考案の実施例について、添付の図面を
参照しながら説明する。
まず第2図において、本考案になる浸漬型ヒー
タユニツト10の先端部が、例えば溶融金属であ
るアルミニウム30の中に浸漬されており、その
内部に収納した発熱用のヒータ線11からの熱を
溶融したアルミニウム30に放射してその溶融状
態を維持する。上記浸漬型ヒータユニツト10
は、その最外側には耐熱性及び絶縁性を有する外
筒12と、上記外筒12の内側に嵌め込まれた内
筒13と、上記外筒12と上記内筒13との間に
固定保持された螺旋状に巻かれた上記ヒータ線1
1と、そして、同ヒータ線11へ電力を供給する
ための一対のリード線14,14とから構成され
ている。
さらに、上記浸漬型ヒータユニツト10の、特
に、上記内筒13の外周に設けられた上記ヒータ
線11と、その内部に軸方向に延長されて設けら
れた上記一対のリード線14,14との接続部の
詳細について、以下に説明する。
まず、上記外筒12及び上記内筒13は、窒化
珪素等のセラミツクから形成され、その形状は、
図からも明らかなように、その下端部は半球状に
閉じられた円筒状となつている。一方、上記セラ
ミツク製の外筒12の上端部は開口されると共
に、その開口部の周辺部にはフランジ部15が形
成されている。
内筒13は、その両端が開口された円筒状の形
状となつており、そして、この内筒13の下端側
の表面上には、断面が半円形状の発熱線挿入用溝
16が螺旋状に凹設され、その内部には螺旋状に
巻かれた上記ヒータ線11が嵌め込まれるように
構成されている。
そして、本考案によれば、第1図にも示される
ように、上記内筒13の下端側の表面上に螺旋状
に凹設された発熱線挿入用溝16の終端部分付近
の周壁に、それぞれ貫通孔17,17が開設され
ており(但し、第1図には一方の貫通孔のみが示
されている)、これら二つの貫通孔17,17に
は以下に詳述する円柱状の端子18,18が挿入
されている。そして、これら端子18,18には
上記ヒータ線13と上記一対のリード線14,1
4が電気的に接続されている。
上記の挿入端子18,18は、第3図にも示さ
れるように、円柱形の端子本体の一端側は他端側
よりもその径が太くなつており、また、この挿入
端子18の両端には切欠部181,181を形成
し、更に、上記切欠部181,181と非切欠部
182,182との境には、上記挿入端子18の
中心軸を含む平面に対して直交する貫通孔18
3,183を設けている。この実施例では、上記
両端側の二つの挿入用貫通孔183,183が互
いに直行しているが、この方向は任意に選ぶこと
ができる。
上記挿入端子18を、ヒータ支持部材である上
記内筒13の周壁に開設した上記貫通孔17,1
7に挿入し、その後、例えば第4図a,bにも示
すように、上記挿入端子18,18の両端の上記
挿入用貫通孔183,183に上記リード線1
4,14と上記ヒータ線11の両端末を挿入し
(第4図a,bでは上記リード線14の接続を示
す)、さらに、この端末を上記切欠部181,1
81において挿入端子18,18に溶接し、ヒー
タユニツトの接続を行つている。
第2図に示すように、上記内筒13の上端面に
は、その表面に一対のリード端子19,19を備
えた端部用蓋20を、例えばセラミツクス接着剤
等によつて固定すると共に、上記一対のリード線
14,14を上記一対のリード端子19,19に
電気的に接続する。その後、この内筒13を上記
外筒12の内部に挿入し、その基端部(上端部)
を上記外筒の基端側に、例えば緩衝材等によつて
確実に固定している。
以上に説明したような浸漬型ヒータユニツト1
0の電気的接続構造によれば、接続部の円柱形の
挿入端子18の両端に形成された切欠部181,
181において上記ヒータ線11及び上記一対の
リード線14,14を溶接することから、上記溶
接部の面積を十分に確保すると共にその溶接部を
直接確認することが出来る。また、上記挿入用貫
通孔183,183に上記ヒータ線11あるいは
上記リード線14,14の端末を挿入した後に、
その先端部を溶接する構造としたことにより、上
記ヒータ線11が熱膨張等につて伸縮しても上記
溶接部には曲げ応力が掛からず、もつて、上記溶
接部に疲労破壊等が生じることが防止される。
また、上記の実施例では、挿入端子18が円柱
形状である場合について説明したが、挿入端子1
8の形状はこれに限られず、例えば角柱形状であ
つても良い。
[考案の効果] 以上の説明からも明らかなように、本考案にな
るヒータユニツトの接続部の構造によれば、溶接
部の面積を十分に確保することが出来ると共に上
記溶接部の溶接状況を直接確認することが出来、
さらに、ヒータ線11が熱膨張等につて伸縮して
も上記溶接部には曲げ応力が掛からないという、
特に、ヒータユニツトの接続部として極めて優れ
た接続部の構造を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる浸漬型ヒータユニツトの
接続部の詳細を示す一部拡大断面図であり、第2
図は上記浸漬型ヒータユニツトの内部構造を示す
全体断面図であり、第3図は上記浸漬型ヒータユ
ニツトの接続部に使用する挿入端子の構造を示す
斜視図であり、第4図a,bは上記挿入端子の接
続構造を説明するための図であり、そして第5図
乃至第7図は従来技術になる端子の接続構造を説
明するための図である。 10……浸漬型ヒータユニツト、11……ヒー
タ線、12……外筒、13……内筒、14……リ
ード線、16……螺旋状発熱線支持溝、17……
貫通孔、18……挿入端子、181……切欠部、
182……非切欠部、183……挿入用貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状のヒータ支持部材の外周に巻装したヒータ
    線を、上記ヒータ支持部材の内側に配置したリー
    ド線と電気的に接続するためのヒータ線の接続部
    において、上記接続部は柱形の端子の両端に切欠
    部を形成し、上記端子の切欠部と非切欠部との境
    に、上記端子の中心軸を含む切欠面に対して直交
    する貫通孔を設け、上記端子を上記ヒータ支持部
    材の周壁に開設した貫通孔に挿入し、上記端子の
    両端の上記貫通孔に上記リード線と上記ヒータ線
    の端末を挿入し、かつ上記切欠部において溶接し
    て成ることを特徴とするヒータユニツトの接続
    部。
JP9283288U 1988-07-13 1988-07-13 Expired - Lifetime JPH0521276Y2 (ja)

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