JP2001185335A - シーズヒータ - Google Patents
シーズヒータInfo
- Publication number
- JP2001185335A JP2001185335A JP36574499A JP36574499A JP2001185335A JP 2001185335 A JP2001185335 A JP 2001185335A JP 36574499 A JP36574499 A JP 36574499A JP 36574499 A JP36574499 A JP 36574499A JP 2001185335 A JP2001185335 A JP 2001185335A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating wire
- coil
- metal pipe
- sheathed heater
- pitch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 単体で発熱温度の違う領域を2個所以上有す
るシーズヒータを得る。 【解決手段】 コイル状の電熱線7のコイル間ピッチを
金属パイプ1内部で変えることにより、一本のシーズヒ
ータで温度の違う発熱部分を2個所以上有するようにし
た。
るシーズヒータを得る。 【解決手段】 コイル状の電熱線7のコイル間ピッチを
金属パイプ1内部で変えることにより、一本のシーズヒ
ータで温度の違う発熱部分を2個所以上有するようにし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シーズヒータに係
り、特に発熱温度の違う領域を有するシーズヒータに関
するものである。
り、特に発熱温度の違う領域を有するシーズヒータに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシーズヒータは、図5に示すよう
に、金属パイプ1にコイル状に形成した電熱線7を挿入
するとともに、この電熱線7の周囲に電気絶縁粉末6を
充填して構成したものである。
に、金属パイプ1にコイル状に形成した電熱線7を挿入
するとともに、この電熱線7の周囲に電気絶縁粉末6を
充填して構成したものである。
【0003】このようなシーズヒータは、電熱線7を金
属パイプ1内の途中で分割し、夫々の電熱線7の金属パ
イプ1内途中の端部に接続される電極棒4を残りのコイ
ル状電熱線7の中心部内を通して設けた構成としてある
(例えば特開平2−148683号公報参照)。
属パイプ1内の途中で分割し、夫々の電熱線7の金属パ
イプ1内途中の端部に接続される電極棒4を残りのコイ
ル状電熱線7の中心部内を通して設けた構成としてある
(例えば特開平2−148683号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例のシーズヒ
ータは、1本のシーズヒータに対して電熱線が2本、電
極棒が4本になり、部品点数が多くなるという問題があ
った。
ータは、1本のシーズヒータに対して電熱線が2本、電
極棒が4本になり、部品点数が多くなるという問題があ
った。
【0005】また、構造が複雑なため、他の部品と接近
しないように絶縁距離を確保しながら組み立てなければ
ならず、従って、組み立て作業が困難であるという問題
があった。
しないように絶縁距離を確保しながら組み立てなければ
ならず、従って、組み立て作業が困難であるという問題
があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであり、シーズヒータ(金属
パイプ)内部でコイル状に成形した電熱線の巻きピッチ
を2個所以上の異なる領域に分けることにより抵抗値
(電力)の異なる領域を作るようにしたものである。
決するためになされたものであり、シーズヒータ(金属
パイプ)内部でコイル状に成形した電熱線の巻きピッチ
を2個所以上の異なる領域に分けることにより抵抗値
(電力)の異なる領域を作るようにしたものである。
【0007】このような構成とすることにより、従来の
技術より部品点数が少なく、かつ、容易に絶縁距離を確
保できる組み立て作業となり、単体で表面温度の異なる
領域を有するシーズヒータを作ることが出来るものであ
る。
技術より部品点数が少なく、かつ、容易に絶縁距離を確
保できる組み立て作業となり、単体で表面温度の異なる
領域を有するシーズヒータを作ることが出来るものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、金属パイプ内にコイル
状に成形した電熱線を挿入すると共に、電熱線の周囲に
電気絶縁粉末を充填してなるシーズヒータにおいて、前
記コイル状の電熱線のコイル間のピッチを金属パイプ内
部で変えることにより、温度の違う発熱部分を2個所以
上有するようにしたものである。
状に成形した電熱線を挿入すると共に、電熱線の周囲に
電気絶縁粉末を充填してなるシーズヒータにおいて、前
記コイル状の電熱線のコイル間のピッチを金属パイプ内
部で変えることにより、温度の違う発熱部分を2個所以
上有するようにしたものである。
【0009】また、金属パイプ内にコイル状に成形した
電熱線を挿入すると共に、電熱線の周囲に電気絶縁粉末
を充填してなるシーズヒータにおいて、前記コイル状の
電熱線を複数本有し、これらの複数の電熱線を接続用電
極棒で接続し、各電熱線のコイル間ピッチを変えるか、
あるいは各電熱線の線径を変えることにより、温度の違
う発熱部分を2個所以上有するようにしたものである。
電熱線を挿入すると共に、電熱線の周囲に電気絶縁粉末
を充填してなるシーズヒータにおいて、前記コイル状の
電熱線を複数本有し、これらの複数の電熱線を接続用電
極棒で接続し、各電熱線のコイル間ピッチを変えるか、
あるいは各電熱線の線径を変えることにより、温度の違
う発熱部分を2個所以上有するようにしたものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例を示すシーズヒ
ータの断面図である。図2は図1のシーズヒータを製造
する時の製造工程を示す図である。
細に説明する。図1は本発明の一実施例を示すシーズヒ
ータの断面図である。図2は図1のシーズヒータを製造
する時の製造工程を示す図である。
【0011】図1において、1は金属パイプであり、内
部にコイル状に成形した電熱線7を有している。また、
電熱線7の周囲には電気絶縁粉末6が充填してある。4
は電熱線7の両端に溶接した電極棒である。
部にコイル状に成形した電熱線7を有している。また、
電熱線7の周囲には電気絶縁粉末6が充填してある。4
は電熱線7の両端に溶接した電極棒である。
【0012】2及び3はコイルであり、電熱線7を2個
所の発熱部分、即ち低温部と高温部にする場合、コイル
の巻きピッチを変えることで対処しており、コイル2は
低温部分、コイル3は高温部分である。
所の発熱部分、即ち低温部と高温部にする場合、コイル
の巻きピッチを変えることで対処しており、コイル2は
低温部分、コイル3は高温部分である。
【0013】図2により前記した図1のシーズヒータの
製造工程を説明する。
製造工程を説明する。
【0014】図2(a)に示すように、電熱線7を所定
の抵抗値で密着したコイル状に成形する。このコイル状
の電熱線7の両端に電極棒4を溶接する。
の抵抗値で密着したコイル状に成形する。このコイル状
の電熱線7の両端に電極棒4を溶接する。
【0015】次に図2(b)のように、電熱線7の適宜
定めた位置を固定して片側を1度延ばしておく。この状
態のものを図2(c)のようにその電熱線7と電極棒4
を金属パイプ1に挿入し、電極棒4を金属パイプ1の両
端まで延ばす。この時1度延ばしたコイルは張力が低下
しているため他方に比べコイル間のピッチが広くなるも
のである。
定めた位置を固定して片側を1度延ばしておく。この状
態のものを図2(c)のようにその電熱線7と電極棒4
を金属パイプ1に挿入し、電極棒4を金属パイプ1の両
端まで延ばす。この時1度延ばしたコイルは張力が低下
しているため他方に比べコイル間のピッチが広くなるも
のである。
【0016】その後、金属パイプ1内の電熱線7の周囲
に電気絶縁粉末6を充填し、最後に両端末部をシールす
るものである。
に電気絶縁粉末6を充填し、最後に両端末部をシールす
るものである。
【0017】この状態でコイルピッチが広い方が電熱線
7の長さが短くなり抵抗値は小さくなる。よって電力が
小さくなり発熱部分の温度がコイルピッチの狭い側より
低くなる。
7の長さが短くなり抵抗値は小さくなる。よって電力が
小さくなり発熱部分の温度がコイルピッチの狭い側より
低くなる。
【0018】シーズヒータは金属パイプ1の表面積に対
する電力の割合が大きいほど発熱部分の温度が高くな
る。例えば、前記した図1のように、金属パイプ1の表
面積が同等な2個所の発熱部分を低温部分と高温部分に
する場合、シーズヒータ内部で1本の電熱線7のコイル
の巻きピッチを変えることでコイル2、コイル3の抵抗
値を変えR1<R2とすると、下式(1)〜(4)から
V1<V2となり、金属パイプ1の表面積が同等なので
低温部分(コイル2)と高温部分(コイル3)を作るこ
とが出来る。
する電力の割合が大きいほど発熱部分の温度が高くな
る。例えば、前記した図1のように、金属パイプ1の表
面積が同等な2個所の発熱部分を低温部分と高温部分に
する場合、シーズヒータ内部で1本の電熱線7のコイル
の巻きピッチを変えることでコイル2、コイル3の抵抗
値を変えR1<R2とすると、下式(1)〜(4)から
V1<V2となり、金属パイプ1の表面積が同等なので
低温部分(コイル2)と高温部分(コイル3)を作るこ
とが出来る。
【0019】V=V1+V2……(1) V1=IR1 ……(2) V2=IR2 ……(3) R1<R2 ……(4) 発熱部分はコイル2、コイル3の分岐点と抵抗値を変え
ることにより自由に設定できる。
ることにより自由に設定できる。
【0020】次に、別の実施例を示す図3について説明
する。図1との違いは2本の電熱線7を接続用電極棒5
を介して接続した点である。従って、この接続用電極棒
5を固定し、前記した図2の工程でシーズヒータを製造
した場合、発熱温度の異なる2個所の発熱部分を離して
作ることが出来るものである。
する。図1との違いは2本の電熱線7を接続用電極棒5
を介して接続した点である。従って、この接続用電極棒
5を固定し、前記した図2の工程でシーズヒータを製造
した場合、発熱温度の異なる2個所の発熱部分を離して
作ることが出来るものである。
【0021】また、図4は図3における2本の電熱線7
を低温部分と高温部分とで線径及びコイルピッチを変え
たものである。このような構成にすることにより、低温
部分と高温部分との発熱温度の異なる領域を2個所以上
有するシーズヒータを容易に作ることが出来るものであ
る。
を低温部分と高温部分とで線径及びコイルピッチを変え
たものである。このような構成にすることにより、低温
部分と高温部分との発熱温度の異なる領域を2個所以上
有するシーズヒータを容易に作ることが出来るものであ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明のシーズヒータは、コイル状の電
熱線のコイル間のピッチを金属パイプ内部で変えること
により、温度の違う発熱部分を2個所以上有するように
したので、部品点数を増やすことなく、かつ、容易に絶
縁距離を確保できる組み立て作業となり、表面温度の異
なる領域を有するシーズヒータを得ることが出来るもの
である。
熱線のコイル間のピッチを金属パイプ内部で変えること
により、温度の違う発熱部分を2個所以上有するように
したので、部品点数を増やすことなく、かつ、容易に絶
縁距離を確保できる組み立て作業となり、表面温度の異
なる領域を有するシーズヒータを得ることが出来るもの
である。
【図1】本発明の一実施例を示すシーズヒータの断面図
である。
である。
【図2】同シーズヒータの製造工程図である。
【図3】本発明の別の実施例を示すシーズヒータの断面
図である。
図である。
【図4】本発明のさらに別の実施例を示すシーズヒータ
の断面図である。
の断面図である。
【図5】従来例のシーズヒータの断面図である。
1:金属パイプ、2:コイル、3:コイル、4:電極
棒、5:接続用電極棒、6:電気絶縁粉末、7:電熱
線。
棒、5:接続用電極棒、6:電気絶縁粉末、7:電熱
線。
Claims (4)
- 【請求項1】 金属パイプ(1)内にコイル状に成形し
た電熱線(7)を挿入すると共に、電熱線(7)の周囲
に電気絶縁粉末(6)を充填してなるシーズヒータにお
いて、前記コイル状の電熱線(7)のコイル間のピッチ
を金属パイプ(1)内部で変えることにより、温度の違
う発熱部分を2個所以上有するようにしたことを特徴と
するシーズヒータ。 - 【請求項2】 金属パイプ(1)内にコイル状に成形し
た電熱線(7)を挿入すると共に、電熱線(7)の周囲
に電気絶縁粉末(6)を充填してなるシーズヒータにお
いて、前記コイル状の電熱線(7)を複数本有し、これ
らの複数の電熱線(7)を接続用電極棒(5)で接続す
るとともに、各電熱線(7)のコイル間ピッチを変える
ことにより、温度の違う発熱部分を2個所以上有するよ
うにしたことを特徴とするシーズヒータ。 - 【請求項3】 金属パイプ(1)内にコイル状に成形し
た電熱線(7)を挿入すると共に、電熱線(7)の周囲
に電気絶縁粉末(6)を充填してなるシーズヒータにお
いて、前記コイル状の電熱線(7)を複数本有し、これ
らの複数の電熱線(7)を接続用電極棒(5)で接続す
るとともに、各電熱線(7)の線径を変えることによ
り、温度の違う発熱部分を2個所以上有するようにした
ことを特徴とするシーズヒータ。 - 【請求項4】 各電熱線(7)のコイル間のピッチを変
えた請求項3記載のシーズヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36574499A JP2001185335A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | シーズヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36574499A JP2001185335A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | シーズヒータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001185335A true JP2001185335A (ja) | 2001-07-06 |
Family
ID=18485007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36574499A Pending JP2001185335A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | シーズヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001185335A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100805430B1 (ko) | 2005-07-14 | 2008-02-20 | 엘지전자 주식회사 | 발열체의 구조 및 그 제조 방법 |
JP2009216492A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Nihon Densoku Kk | 温度センサー及び温度測定方法 |
JP2011253691A (ja) * | 2010-06-02 | 2011-12-15 | Sukegawa Electric Co Ltd | シースヒータのリード線接続端子 |
-
1999
- 1999-12-24 JP JP36574499A patent/JP2001185335A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100805430B1 (ko) | 2005-07-14 | 2008-02-20 | 엘지전자 주식회사 | 발열체의 구조 및 그 제조 방법 |
JP2009216492A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Nihon Densoku Kk | 温度センサー及び温度測定方法 |
JP2011253691A (ja) * | 2010-06-02 | 2011-12-15 | Sukegawa Electric Co Ltd | シースヒータのリード線接続端子 |
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