JP2000036374A - 電熱線ヒータ及びそれを利用した蓄熱装置 - Google Patents

電熱線ヒータ及びそれを利用した蓄熱装置

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JP2000036374A
JP2000036374A JP10202057A JP20205798A JP2000036374A JP 2000036374 A JP2000036374 A JP 2000036374A JP 10202057 A JP10202057 A JP 10202057A JP 20205798 A JP20205798 A JP 20205798A JP 2000036374 A JP2000036374 A JP 2000036374A
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JP
Japan
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heater
heating wire
heat
wire heater
heat storage
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Application number
JP10202057A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Sugimoto
芳之 杉本
Tomohisa Imai
智久 今井
Kunihiko Kaga
邦彦 加賀
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短絡を発生しにくくするとともに、取扱の容
易な電熱線ヒータを提供すること。 【解決手段】 金属線1に耐熱材が含浸された編組材2
を被覆した芯材3と、該芯材3を中心としてその周囲に
コイル状に巻かれた耐熱絶縁処理済みのニクロム線ヒー
タ5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ニクロム線など
によるコイル状の電熱線ヒータ及びそれを蓄熱材の内部
に埋設してなる蓄熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコイル状の電熱線ヒータ、例えば
ニクロム線ヒータは、ニクロム線が単にコイル状に巻か
れて構成されている。また、図8は、そのような電熱線
ヒータ15をレンガなどからなる蓄熱材16中に埋設し
た従来の蓄熱装置を示したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のコイル状に巻い
た電熱線ヒータを蓄熱材の内部に保持した蓄熱装置など
にあっては、そのコイルを構成するヒータのリングが蓄
熱材の内部で倒れた場合に、リング間で短絡が生じる問
題があった。また、ヒータの形状が固定していないの
で、蓄熱材の収納溝に合わせて電熱線ヒータを収納する
場合には、その作業に手間が掛かるという問題もあっ
た。この発明はこれらの課題を解決するためになされた
もので、信頼性が高く、同時に取扱の容易な電熱線ヒー
タ及びそれを利用した蓄熱装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の電熱線ヒータ
は、金属線に耐熱材が含浸された編組材を被覆した芯材
と、該芯材を中心としてその周囲にコイル状に巻かれた
耐熱絶縁処理済みの電熱線とを備えたものである。
【0005】また、前記芯材と電熱線との間に隙間を設
けたものである。
【0006】また、前記編組材は、前記金属線に近い内
周部を前記電熱線に近い外周部より耐熱性の低い耐熱材
で構成したものである。
【0007】さらに、電熱線ヒータを蓄熱材の内部に保
持してなる蓄熱装置において、電熱線ヒータとして請求
項1から3の何れかの電熱線ヒータを用い、これら電熱
線ヒータの両端部に電力供給用のリード線を接続するた
めの端子を取り付けるとともに、前記両端部の芯材を前
記蓄熱材の周縁で嵌合挟持したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいてこの発明の詳
細を説明する。 実施の形態1 図1は、この発明の実施の形態1に係る電熱線ヒータを
示す斜視図である。図において、1はSUS304ある
いは銅ニッケル線などの可撓性を有した金属線、2は金
属線1の周りに被覆された電気絶縁特性を有するガラス
編組にシリコン系耐熱材を含浸した編組材であり、この
金属線1と編組材2により芯材3を構成している。そし
て、芯材3を中心として、その周囲に耐熱絶縁コーティ
ングされた発熱体であるニクロム線ヒータ5がコイル状
に緩く巻かれて、全体として電熱線ヒータを構成してい
る。
【0009】ここで、ニクロム線ヒータ5は、図2の電
熱線ヒータ断面図に示すように、編組材2に接触させて
巻いても、あるいは図3の電熱線ヒータ断面図に示すよ
うに、編組材2との間に適度な隙間を設けるように巻い
てもいずれでもよい。ただし、その隙間は、コイル状に
形成されるニクロム線ヒータ5のリングが横方向に倒れ
ても隣り合うリングと接触しない範囲の隙間とする。
【0010】以上のように構成された電熱線ヒータは、
中心にある芯材3により、コイル状に形成されたニクロ
ム線ヒータ5の各リングの横倒れが阻止されるため、隣
り合うリングの接触によるニクロム線ヒータ5の短絡が
防止される。また、芯材3を折り曲げることにより、電
熱線ヒータを容易に所望の形状にすることができ、蓄熱
装置への組み込みが容易になる。特に、ニクロム線ヒー
タ5と編組材2との間に隙間がある場合には、小さな曲
率の曲げ形状であっても容易に形成できる利点がある。
なお、この発明において、発熱体はニクロム線ヒータに
限られるものではなく、同様の機能を持つ他の発熱体が
利用できることは言うまでもない。
【0011】実施の形態2 図4は、この発明の実施の形態2に係る電熱線ヒータを
示す斜視図である。ここでは、芯材3の構造が実施の形
態1と異なっている。すなわち、ニクロム線ヒータ5と
対向する芯材3の最外殻には、電気絶縁特性を有するガ
ラス編組にシリコン系耐熱材を含浸した耐熱性の高い第
1の編組材2aを配し、中間部に電気絶縁特性を有する
耐熱性のシリコンチューブ4などを挟んで、金属線1に
は第1の編組材2aより耐熱性の低い、従って比較的安
価な第2の編組材2bを直接被覆したものである。ここ
でも、ニクロム線ヒータ5は、編組材2に接触させて巻
くことも、あるいは編組材2との間に適度な隙間を設け
るように巻くことも、いずれも可能である。
【0012】この構成によって、実用に支障のない範囲
で耐熱性の高い高価な第1の編組材2aの使用量を減ら
すことができ、この発明に係る電熱線ヒータのコスト削
減が可能となる。なお、シリコンチューブ4を設けるこ
となく、第2の編組材2bをこのシリコン系チューブ4
の外径位置まで被覆するようにしても良い。
【0013】実施の形態3 図5は、この発明の実施の形態3に係る蓄熱装置の内部
構造図であり、レンガなどからなる蓄熱材6に形成され
た収納溝7に合わせて、実施の形態1で説明した電熱線
ヒータが収納されている。電熱線ヒータの両端部におい
ては、編組材2に端子8がカシメなどにより取り付けら
れ、この端子8にニクロム線ヒータ5がスポット溶接な
どにより溶接されている。端子8の片側は板状になって
おり、この板状部が蓄熱材6の外側に突き出てその端部
がニクロム線ヒータ5に電力を供給するリード線9と接
続されている。
【0014】図6は、図5のA部拡大図である。電熱線
ヒータの両端部の編組材2は蓄熱材6の内部と外部とを
連通する溝に嵌合させて、蓄熱材6によりできるだけし
っかりと挟持されるようにする。図7が、ニクロム線ヒ
ータ5を2つの蓄熱材6で挟んで構成した蓄熱装置の外
観図である。ここにおいて、11は2つの蓄熱材6を固
定している固定バンドである。この蓄熱装置によれば、
蓄熱材6の周縁溝により芯材3を構成する編組材2がし
っかりと嵌合挟持されるため、ニクロム線ヒータ5から
発せられた熱が蓄熱材6の外に放出されるのを効果的に
防止できる。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、金属線に耐熱
材が含浸された編組材を被覆した芯材と、該芯材を中心
としてその周囲にコイル状に巻かれた耐熱絶縁処理済み
の電熱線とを備えたことにより、電熱線ヒータのコイル
状リングの倒れが防止されて、それに伴う電熱線ヒータ
の短絡をなくすことができる。また、芯材を折り曲げな
どすることによって、電熱線ヒータを容易に任意の形状
にすることが可能となる。
【0016】請求項2の発明によれば、芯材と電熱線と
の間に隙間を設けたことにより、コイル状リング間を接
触させることなく、電熱線ヒータを容易に曲げることが
可能となり、特に、小さな曲率の曲げ形状でも簡単に形
成できるようになる。
【0017】請求項3の発明によれば、耐熱材としての
編組材に関して、金属線に近い内周部を電熱線に近い外
周部より耐熱性の低い耐熱材で構成したことにより、編
組材ひいては電熱線ヒータのコストを抑えることが可能
となる。
【0018】請求項4の発明によれば、電熱線ヒータを
蓄熱材の内部に保持してなる蓄熱装置において、電熱線
ヒータとしてこの発明に係る電熱線ヒータを用い、これ
ら電熱線ヒータの両端部に電力供給用のリード線を接続
するための端子を取り付けるとともに、その両端部の芯
材を蓄熱材の周縁で嵌合挟持したことにより、蓄熱材に
編組材がしっかりと挟持されて、電熱線ヒータから発せ
られた熱が蓄熱材の外に放出されるを効果的に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る電熱線ヒータ
を示す斜視図である。
【図2】 電熱線の巻き方の一例を示す電熱線ヒータの
断面図である。
【図3】 電熱線の巻き方の他の例を示す電熱線ヒータ
の断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る電熱線ヒータ
を示す斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る蓄熱装置の内
部構造図である。
【図6】 図5のA部拡大図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係る蓄熱装置の外
観図である。
【図8】 従来の電熱線ヒータ利用した蓄熱装置の内部
構造図である。
【符号の説明】
1 金属線、2 編組材、2a 第1の編組材、2b
第2の編組材、3 芯材、4 シリコンチューブ、5
ニクロム線ヒータ、6 蓄熱材、7 蓄熱材のヒータ収
納溝、8 端子、9 リード線、10 蓄熱装置、11
固定バンド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 智久 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 加賀 邦彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3K092 QA03 QB02 QB27 QB45 QC16 QC21 QC38 QC42 QC44 QC51 RE05 VV03 VV40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属線に耐熱材が含浸された編組材を被
    覆した芯材と、 該芯材を中心としてその周囲にコイル状に巻かれた耐熱
    絶縁処理済みの電熱線とを、備えたことを特徴とする電
    熱線ヒータ。
  2. 【請求項2】 前記芯材と前記電熱線との間に隙間を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の電熱線ヒータ。
  3. 【請求項3】 前記編組材は、前記金属線に近い内周部
    を前記電熱線に近い外周部より耐熱性の低い耐熱材で構
    成したことを特徴とする請求項1または2記載の電熱線
    ヒータ。
  4. 【請求項4】 電熱線ヒータを蓄熱材の内部に保持して
    なる蓄熱装置において、電熱線ヒータとして請求項1か
    ら3の何れかの電熱線ヒータを用い、 これら電熱線ヒータの両端部に電力供給用のリード線を
    接続するための端子を取り付けるとともに、前記両端部
    の芯材を前記蓄熱材の周縁で嵌合挟持したことを特徴と
    する蓄熱装置。
JP10202057A 1998-07-16 1998-07-16 電熱線ヒータ及びそれを利用した蓄熱装置 Pending JP2000036374A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007528976A (ja) * 2004-03-12 2007-10-18 ラークデン プロプライアタリー リミティド 熱エネルギーを貯蔵する方法及び装置
JP2008311111A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Kurabe Ind Co Ltd コード状ヒータ

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