JPH05212654A - 3次元加工機におけるワーク加工方法 - Google Patents
3次元加工機におけるワーク加工方法Info
- Publication number
- JPH05212654A JPH05212654A JP4212292A JP4212292A JPH05212654A JP H05212654 A JPH05212654 A JP H05212654A JP 4212292 A JP4212292 A JP 4212292A JP 4212292 A JP4212292 A JP 4212292A JP H05212654 A JPH05212654 A JP H05212654A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- spindle head
- tool
- base
- detection sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ワーク表面に傷を付けないでワークを一定の
深さで正確に加工する。 【構成】 スピンドルヘッド80を上昇基準位置から
ワーク96の複数の各測定点に下降し、Z軸上の座標位
置を求め、スピンドルヘッド80のXY軸上の座標値と
から、ワーク仮想表面データを検出し、これを基準とし
て、工具78により所定の切り込み加工を行なう。ま
た、スピンドルヘッド80にワーク検出部材を設け、こ
れとワークとの当接をセンサで検出し、更に距離D分ス
ピンドルヘッド80を下降して、工具78の先端がワー
ク96に当接するようにして、距離Dを予め測定してお
き、この距離Dと、上昇基準位置からセンサが動作する
までのスピンドルヘッド80の下降量から、ワーク96
のZ軸上の座標値を求めることもできる。
深さで正確に加工する。 【構成】 スピンドルヘッド80を上昇基準位置から
ワーク96の複数の各測定点に下降し、Z軸上の座標位
置を求め、スピンドルヘッド80のXY軸上の座標値と
から、ワーク仮想表面データを検出し、これを基準とし
て、工具78により所定の切り込み加工を行なう。ま
た、スピンドルヘッド80にワーク検出部材を設け、こ
れとワークとの当接をセンサで検出し、更に距離D分ス
ピンドルヘッド80を下降して、工具78の先端がワー
ク96に当接するようにして、距離Dを予め測定してお
き、この距離Dと、上昇基準位置からセンサが動作する
までのスピンドルヘッド80の下降量から、ワーク96
のZ軸上の座標値を求めることもできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3次元加工機におけるワ
ーク加工方法に関する。
ーク加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の3次元測定機は図13に示すよう
に、ベース50上のワーク52を実際に加工するとき
は、移動体54に対して昇降可能なヘッド56に設けら
れたストッパ58をワーク52に当接させながら、この
ストッパ当接位置をZ軸上の原点として工具60をヘッ
ド56に対して昇降し、該工具60によってワーク52
を3次元加工していた。
に、ベース50上のワーク52を実際に加工するとき
は、移動体54に対して昇降可能なヘッド56に設けら
れたストッパ58をワーク52に当接させながら、この
ストッパ当接位置をZ軸上の原点として工具60をヘッ
ド56に対して昇降し、該工具60によってワーク52
を3次元加工していた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上記従来技術は、ス
トッパ58を利用しているため、このストッパ58によ
りワーク52が加圧されるとワーク52に傷が付くこと
があった。また、ストッパ58下部に切粉がつくと、工
具60のZ軸原点が異なってしまう欠陥が在した。本発
明は上記欠陥を除去することを目的とするものである。
トッパ58を利用しているため、このストッパ58によ
りワーク52が加圧されるとワーク52に傷が付くこと
があった。また、ストッパ58下部に切粉がつくと、工
具60のZ軸原点が異なってしまう欠陥が在した。本発
明は上記欠陥を除去することを目的とするものである。
【0004】
【問題点を解決する手段】上記目的を達成するため、本
発明は、工具18を備えたスピンドルヘッド20に前記
工具18の先端より下方に位置させてワーク検出部材3
6を昇降自在に設け、前記ワーク検出部材36が物体に
接触したことを検出する接触検出用センサ40を設け、
前記スピンドルヘッド20をベース2面に対してXY軸
方向に移動するとともに、前記スピンドルヘッド20を
前記ベース2面に対して垂直なZ軸方向に昇降制御し
て、前記工具18により前記ベース2上のワーク46に
3次元加工を行なう3次元加工機において、ワーク46
の加工の前に、予め、前記スピンドルヘッド20を下降
し前記ワーク検出部材36を前記ベース2に配置したワ
ーク検出センサ42に当接して前記接触検出用センサ4
0を作動させる工程と、前記接触検出用センサ40が作
動したときの前記スピンドルヘッド20の下降位置から
前記工具18の先端が前記ワーク検出センサ42に当接
するまでの前記スピンドルヘッド20の下降距離Dを測
定してこれをメモリする工程と、ベース2上のワーク4
6の加工の前に、前記ワーク46の表面の複数位置にス
ピンドルヘッド20を移動し、上記複数位置ごとに前記
スピンドルヘッド20を基準上昇位置から前記ワーク検
出部材36が前記ワーク46に接触し前記接触検出用セ
ンサ40が作動するまで下降し、この下降量を測定する
工程と、このスピンドルヘッド20の下降量と前記距離
Dと前記スピンドルヘッド20の前記複数位置における
XY軸上の位置データとに基ずいて前記ワーク46の仮
想表面データ98を検出する工程とを備え、該仮想表面
データ98を基準として前記工具18によって前記ワー
ク46に所定深さの加工を行なうようにしたものであ
る。
発明は、工具18を備えたスピンドルヘッド20に前記
工具18の先端より下方に位置させてワーク検出部材3
6を昇降自在に設け、前記ワーク検出部材36が物体に
接触したことを検出する接触検出用センサ40を設け、
前記スピンドルヘッド20をベース2面に対してXY軸
方向に移動するとともに、前記スピンドルヘッド20を
前記ベース2面に対して垂直なZ軸方向に昇降制御し
て、前記工具18により前記ベース2上のワーク46に
3次元加工を行なう3次元加工機において、ワーク46
の加工の前に、予め、前記スピンドルヘッド20を下降
し前記ワーク検出部材36を前記ベース2に配置したワ
ーク検出センサ42に当接して前記接触検出用センサ4
0を作動させる工程と、前記接触検出用センサ40が作
動したときの前記スピンドルヘッド20の下降位置から
前記工具18の先端が前記ワーク検出センサ42に当接
するまでの前記スピンドルヘッド20の下降距離Dを測
定してこれをメモリする工程と、ベース2上のワーク4
6の加工の前に、前記ワーク46の表面の複数位置にス
ピンドルヘッド20を移動し、上記複数位置ごとに前記
スピンドルヘッド20を基準上昇位置から前記ワーク検
出部材36が前記ワーク46に接触し前記接触検出用セ
ンサ40が作動するまで下降し、この下降量を測定する
工程と、このスピンドルヘッド20の下降量と前記距離
Dと前記スピンドルヘッド20の前記複数位置における
XY軸上の位置データとに基ずいて前記ワーク46の仮
想表面データ98を検出する工程とを備え、該仮想表面
データ98を基準として前記工具18によって前記ワー
ク46に所定深さの加工を行なうようにしたものであ
る。
【0005】
【実施例】以下に本発明の構成を添付図面に示す実施例
を参照して詳細に説明する。図2は3次元加工機を示
し、ワークを載置位置決めするワーク支持面が形成され
たベース62を備えている。64は移動体であり、前記
ベース62に対して平行な平面内で所望のX−Y軸方向
に並進移動可能にXYガイド機構によって支持されてい
る。前記XYガイド機構は、ベース62に固設されたY
軸レール66、68と、これに沿って移動自在なカーソ
ル70、72に架設されたX軸レール74、76とから
構成され、前記移動体64は、前記X軸レール74、7
6に移動可能に連結している。
を参照して詳細に説明する。図2は3次元加工機を示
し、ワークを載置位置決めするワーク支持面が形成され
たベース62を備えている。64は移動体であり、前記
ベース62に対して平行な平面内で所望のX−Y軸方向
に並進移動可能にXYガイド機構によって支持されてい
る。前記XYガイド機構は、ベース62に固設されたY
軸レール66、68と、これに沿って移動自在なカーソ
ル70、72に架設されたX軸レール74、76とから
構成され、前記移動体64は、前記X軸レール74、7
6に移動可能に連結している。
【0006】前記カーソル70、72及び移動体64
は、コントローラーによって制御される駆動装置に連係
している。前記移動体64には、図1に示す如く、工具
78を回転自在に保持するスピンドルヘッド80が昇降
可能に取り付けられている。前記移動体64の内部に
は、ヘッド昇降用アクチュエータ82が配設され、該ア
クチュエータ82の出力昇降体に支持アーム84が固設
されている。前記スピンドルヘッド80は、前記支持ア
ーム84に支持されている。
は、コントローラーによって制御される駆動装置に連係
している。前記移動体64には、図1に示す如く、工具
78を回転自在に保持するスピンドルヘッド80が昇降
可能に取り付けられている。前記移動体64の内部に
は、ヘッド昇降用アクチュエータ82が配設され、該ア
クチュエータ82の出力昇降体に支持アーム84が固設
されている。前記スピンドルヘッド80は、前記支持ア
ーム84に支持されている。
【0007】前記工具78は、スピンドルヘッド80に
設けられたツール支持部に回転自在に支持され該工具7
8はベルト86及びプーリ88を介して、前記移動体6
4内のモーター90の出力軸に連結している。前記モー
タ90は前記アクチュエータ82の出力昇降体に連結し
ている。前記アーム84にはセンサフラグ92が取り付
けられ、該センサフラグ92は、前記出力昇降体に配置
された位置検出センサ94に対向している。
設けられたツール支持部に回転自在に支持され該工具7
8はベルト86及びプーリ88を介して、前記移動体6
4内のモーター90の出力軸に連結している。前記モー
タ90は前記アクチュエータ82の出力昇降体に連結し
ている。前記アーム84にはセンサフラグ92が取り付
けられ、該センサフラグ92は、前記出力昇降体に配置
された位置検出センサ94に対向している。
【0008】前記スピンドルヘッド80の基準位置から
の昇降量は前記センサ94によって検出され、該検出信
号は、スピンドルヘッド80の昇降位置信号として、コ
ントローラにフィードバックされる。前記ヘッド昇降用
アクチュエータ82及びモータ90はコントローラに接
続し、該コントローラによって制御される。次に、本実
施例の動作を図5に示すフローチャートを参照して説明
する。
の昇降量は前記センサ94によって検出され、該検出信
号は、スピンドルヘッド80の昇降位置信号として、コ
ントローラにフィードバックされる。前記ヘッド昇降用
アクチュエータ82及びモータ90はコントローラに接
続し、該コントローラによって制御される。次に、本実
施例の動作を図5に示すフローチャートを参照して説明
する。
【0009】まず、ベース62上にワーク96をセット
する。次に、ステップ1でi=1と設定する。iは測定
動作回数で最大値をNとする。次にオペレータは、手操
作スイッチによって移動体64をベース62上のXY軸
方向に移動制御して、工具78の先端をワーク96上の
測定点PIの上方に移動する(ステップ2)。次に、オ
ペレータは、手操作スイッチを操作して、スピンドルヘ
ッド80を最上昇基準位置からゆっくり下降させ、工具
78先端をワーク96の所望の測定点P1に当接させ、
ステップ4で工具78がワーク96に当接したことを確
認してスピンドルヘッド80の下降を停止させる。
する。次に、ステップ1でi=1と設定する。iは測定
動作回数で最大値をNとする。次にオペレータは、手操
作スイッチによって移動体64をベース62上のXY軸
方向に移動制御して、工具78の先端をワーク96上の
測定点PIの上方に移動する(ステップ2)。次に、オ
ペレータは、手操作スイッチを操作して、スピンドルヘ
ッド80を最上昇基準位置からゆっくり下降させ、工具
78先端をワーク96の所望の測定点P1に当接させ、
ステップ4で工具78がワーク96に当接したことを確
認してスピンドルヘッド80の下降を停止させる。
【0010】コントローラは、センサ94からの信号に
よってスピンドルヘッド80即工具78の基準位置から
の下降量をZ1としてメモリするとともに、工具のXY
軸上の位置X1,Y1をメモリする。上記X1,Y1,
Z1は、測定点P1の,X,Y,Z軸上の座標データを
構成する。上記動作をi=Nになるまで測定点Piを所
定距離づつ替えて繰返し行ない、ワーク96上の測定点
Piの座標を順次測定し、各測定点Piの座標データ
(Xi,Yi,Zi)をメモリする。ステップ6でオペ
レータは、i=Nを判断すると、スピンドルヘッド80
を最上昇位置に上昇させて待機する(ステップ7)。
よってスピンドルヘッド80即工具78の基準位置から
の下降量をZ1としてメモリするとともに、工具のXY
軸上の位置X1,Y1をメモリする。上記X1,Y1,
Z1は、測定点P1の,X,Y,Z軸上の座標データを
構成する。上記動作をi=Nになるまで測定点Piを所
定距離づつ替えて繰返し行ない、ワーク96上の測定点
Piの座標を順次測定し、各測定点Piの座標データ
(Xi,Yi,Zi)をメモリする。ステップ6でオペ
レータは、i=Nを判断すると、スピンドルヘッド80
を最上昇位置に上昇させて待機する(ステップ7)。
【0011】コントローラは、ステップ8で、各測定点
Piの座標データ(Xi,Yi,Zi) (1≦i≦
N)より、図4のようなワーク96の仮想表面データ9
8を求める。具体的には、Bezier曲線やBスプラ
イン曲線を利用して上記データ98を求める。
Piの座標データ(Xi,Yi,Zi) (1≦i≦
N)より、図4のようなワーク96の仮想表面データ9
8を求める。具体的には、Bezier曲線やBスプラ
イン曲線を利用して上記データ98を求める。
【0012】次に、コントローラは、工具78を回転
し、上記ワーク96の仮想表面のデータ98をZ軸基準
として、移動体64をXY軸方向に移動制御し及びスピ
ンドルヘッド8をZ軸方向に移動制御して、ワーク96
に一定深さの加工を行なう(ステップ9)。次に本発明
の他の実施例を図6乃至、図6を参照して詳細に説明す
る。図8は3次元加工機を示し、ワークを載置位置決め
するワーク支持面が形成されたベース2を備えている。
4は移動体であり、前記ベース2に対して平行な平面内
で所望のX−Y軸方向に並進移動可能にXYガイド機構
によって支持されている。前記XYガイド機構は、ベー
ス2に固設されたY軸レール6,8と、これに沿って移
動自在なカーソル10,12に架設されたX軸レール1
4,16とから構成され、前記移動体4は、前記X軸レ
ール14,16に移動可能に連結している。
し、上記ワーク96の仮想表面のデータ98をZ軸基準
として、移動体64をXY軸方向に移動制御し及びスピ
ンドルヘッド8をZ軸方向に移動制御して、ワーク96
に一定深さの加工を行なう(ステップ9)。次に本発明
の他の実施例を図6乃至、図6を参照して詳細に説明す
る。図8は3次元加工機を示し、ワークを載置位置決め
するワーク支持面が形成されたベース2を備えている。
4は移動体であり、前記ベース2に対して平行な平面内
で所望のX−Y軸方向に並進移動可能にXYガイド機構
によって支持されている。前記XYガイド機構は、ベー
ス2に固設されたY軸レール6,8と、これに沿って移
動自在なカーソル10,12に架設されたX軸レール1
4,16とから構成され、前記移動体4は、前記X軸レ
ール14,16に移動可能に連結している。
【0013】前記カーソル10,12及び移動体4は、
コントローラによって制御される駆動装置に連係してい
る。前記移動体4には、図7に示す如く、工具18を回
転自在に保持するスピンドルヘッド20が昇降可能に取
り付けられている。前記移動体4の内部には昇降体(図
示省略)が昇降可能に配設され、該昇降体に支持アーム
22,24が固設されている。前記スピンドルヘッド2
0は、前記支持アーム22,24に支持されている。
コントローラによって制御される駆動装置に連係してい
る。前記移動体4には、図7に示す如く、工具18を回
転自在に保持するスピンドルヘッド20が昇降可能に取
り付けられている。前記移動体4の内部には昇降体(図
示省略)が昇降可能に配設され、該昇降体に支持アーム
22,24が固設されている。前記スピンドルヘッド2
0は、前記支持アーム22,24に支持されている。
【0014】前記工具18は、スピンドルヘッド20に
設けられたツール支持部26に回転自在に支持され、該
工具18は、ベルト28を介して、前記移動体4内の昇
降体に設けられた回転駆動機構(図示省略)に連係して
いる。前記昇降体は昇降駆動装置に連結し、該昇降体の
昇降運動は、エンコーダによってパルス信号に変換さ
れ、コントローラにフィードバックされるように構成さ
れている。
設けられたツール支持部26に回転自在に支持され、該
工具18は、ベルト28を介して、前記移動体4内の昇
降体に設けられた回転駆動機構(図示省略)に連係して
いる。前記昇降体は昇降駆動装置に連結し、該昇降体の
昇降運動は、エンコーダによってパルス信号に変換さ
れ、コントローラにフィードバックされるように構成さ
れている。
【0015】コントローラは前記エンコーダのパルス信
号をパルスカウンターによってカウントすることによる
昇降体即ちスピンドルヘッド20の基準位置(カウント
クリア位置)からの昇降量を測定することができるよう
に構成されている。30は前記ヘッド20に取り付けら
れたアーム支持体であり、これに、ベース2に対して垂
直方向にスライド自在にL型のアーム32の垂直部が支
持され、該垂直部はストッパ34によって前記支持体3
0の上面に係止されている。
号をパルスカウンターによってカウントすることによる
昇降体即ちスピンドルヘッド20の基準位置(カウント
クリア位置)からの昇降量を測定することができるよう
に構成されている。30は前記ヘッド20に取り付けら
れたアーム支持体であり、これに、ベース2に対して垂
直方向にスライド自在にL型のアーム32の垂直部が支
持され、該垂直部はストッパ34によって前記支持体3
0の上面に係止されている。
【0016】前記アーム32の下位水平部には環状の絶
縁性ワーク検出部材36が前記工具18の下方に位置し
て取り付けられている。前記アーム32の垂直部の上端
には、フラグ38が設けられ、該フラグ38は、前記ス
ピンドルヘッド20に取り付けられたフラグセンサ40
の下方に位置している。前記フラグ38がヘッド20に
対して上昇し、フラグ38がセンサ40に検出される
と、該センサ10がオンとなるように構成されている。
縁性ワーク検出部材36が前記工具18の下方に位置し
て取り付けられている。前記アーム32の垂直部の上端
には、フラグ38が設けられ、該フラグ38は、前記ス
ピンドルヘッド20に取り付けられたフラグセンサ40
の下方に位置している。前記フラグ38がヘッド20に
対して上昇し、フラグ38がセンサ40に検出される
と、該センサ10がオンとなるように構成されている。
【0017】42は前記ベース2の絶縁体平面上に載置
固定された導電体から成るワーク検出センサであり、こ
れに電圧が印加されている。前記ワーク検出センサ42
に工具18などの導電体が触れ、該センサ42が導電体
を通じてアースされると、物体検出信号をライン44か
らコントローラに出力するように構成されている。前記
3次元加工機の操作パネルには、前記移動体4及び昇降
体の駆動装置を制御する手操作用のスイッチが設けられ
ている。
固定された導電体から成るワーク検出センサであり、こ
れに電圧が印加されている。前記ワーク検出センサ42
に工具18などの導電体が触れ、該センサ42が導電体
を通じてアースされると、物体検出信号をライン44か
らコントローラに出力するように構成されている。前記
3次元加工機の操作パネルには、前記移動体4及び昇降
体の駆動装置を制御する手操作用のスイッチが設けられ
ている。
【0018】次に本実施例の作用について説明する。ま
ず、ヘッド20のベース2に対する基準高さレベルか
ら、工具18の先端がワーク検出センサ42に当接する
までのヘッド20の下降距離Dを測定する動作を図11
に示すフローチャートを参照して説明する。図9Aに示
す如く、スピンドルヘッド20をワーク検出センサ42
の上方に移動し、該位置でスピンドルヘッド20を図9
Bに示す如く下降する(ステップ1)。
ず、ヘッド20のベース2に対する基準高さレベルか
ら、工具18の先端がワーク検出センサ42に当接する
までのヘッド20の下降距離Dを測定する動作を図11
に示すフローチャートを参照して説明する。図9Aに示
す如く、スピンドルヘッド20をワーク検出センサ42
の上方に移動し、該位置でスピンドルヘッド20を図9
Bに示す如く下降する(ステップ1)。
【0019】コントローラは、ステップ2でフラグセン
サ38がオンか否か判断し、オンを確認すると(図9C
参照)、パルスカウンターをリセットして、該位置から
のヘッド20の下降量のカウントを開始する(ステップ
3)。次に、工具18の先端がワーク検出センサ42に
当接したか否か判断し(ステップ4)、肯定を判断する
と(図9D参照)、スピンドルヘッド20の下降を停止
する(ステップ5)。更に、スピンドルヘッド20の下
降量のカウントを停止し(ステップ6)、カウンターの
カウント値Dをコントローラの記憶装置にメモリする。
更に、カウンターをリセットする(ステップ8)。
サ38がオンか否か判断し、オンを確認すると(図9C
参照)、パルスカウンターをリセットして、該位置から
のヘッド20の下降量のカウントを開始する(ステップ
3)。次に、工具18の先端がワーク検出センサ42に
当接したか否か判断し(ステップ4)、肯定を判断する
と(図9D参照)、スピンドルヘッド20の下降を停止
する(ステップ5)。更に、スピンドルヘッド20の下
降量のカウントを停止し(ステップ6)、カウンターの
カウント値Dをコントローラの記憶装置にメモリする。
更に、カウンターをリセットする(ステップ8)。
【0020】次に、実際に加工するワーク46(図10
参照)の仮想表面デ−タを求める動作を図12に示すフ
ローチャートを参照して説明する。まずベース2上にワ
ーク46をセットする。ステップ1でi=1と設定す
る。次にオペレータは、手操作スイッチによって移動体
4をベース2上のXY軸方向に移動制御して、工具18
の先端をワーク46上の測定点PIの上方に移動する
(ステップ2)。
参照)の仮想表面デ−タを求める動作を図12に示すフ
ローチャートを参照して説明する。まずベース2上にワ
ーク46をセットする。ステップ1でi=1と設定す
る。次にオペレータは、手操作スイッチによって移動体
4をベース2上のXY軸方向に移動制御して、工具18
の先端をワーク46上の測定点PIの上方に移動する
(ステップ2)。
【0021】次に、コントローラは、スピンドルヘッド
20を最上昇基準位置から下降させる(ステップ3)。
コントローラは、このスピンドルヘッド20の最上昇基
準からの下降量をスピンドルヘッド20のエンコーダの
出力パルスによってカウンタによりカウントする。スピ
ンドルヘッド20が下降すると、ワーク検出部材36が
ワーク46の測定点PIの周囲に当接し、尚もスピンド
ルヘッド20が下降すると、アーム32の垂直部はスピ
ンドルヘッド20の下降に伴って、スピンドルヘッド2
0に対して相対的に上昇し、フラグ38が、フラグセン
サ40の検出範囲内に移動する。
20を最上昇基準位置から下降させる(ステップ3)。
コントローラは、このスピンドルヘッド20の最上昇基
準からの下降量をスピンドルヘッド20のエンコーダの
出力パルスによってカウンタによりカウントする。スピ
ンドルヘッド20が下降すると、ワーク検出部材36が
ワーク46の測定点PIの周囲に当接し、尚もスピンド
ルヘッド20が下降すると、アーム32の垂直部はスピ
ンドルヘッド20の下降に伴って、スピンドルヘッド2
0に対して相対的に上昇し、フラグ38が、フラグセン
サ40の検出範囲内に移動する。
【0022】コントローラは、ステップ4で、フラグセ
ンサ40がオンか否か判断し、肯定を判断すると、コン
トローラーはカウンタによって距離Dに相当するパルス
のカウントを開始する。距離D分のパルスのカウントが
終了したことをステップ6で判断すると、コントローラ
は、ステップ7で、スピンドルヘッド20の最上昇基準
位置からのパルスカウント量をZ1としてメモリすると
ともに、スピンドルヘッド20のXY軸上の位置X1,
Y1をメモリする(ステップ5)。
ンサ40がオンか否か判断し、肯定を判断すると、コン
トローラーはカウンタによって距離Dに相当するパルス
のカウントを開始する。距離D分のパルスのカウントが
終了したことをステップ6で判断すると、コントローラ
は、ステップ7で、スピンドルヘッド20の最上昇基準
位置からのパルスカウント量をZ1としてメモリすると
ともに、スピンドルヘッド20のXY軸上の位置X1,
Y1をメモリする(ステップ5)。
【0023】上記X1,Y1,Zは測定点P1のXYZ
軸上の座標データを構成する。上記動作をi=Nになる
まで測定点を所定距離づづ替えて繰返し行ない、ワーク
46上の測定値PiのXYZ座標を順次測定し、各測定
点Piの座標データをメモリする。次にステップ8でコ
ントローラはカウンタをリセットし、ステップ9でオペ
レータは、i=Nを判断すると、スピンドルヘッド20
を最上昇位置に上昇させて待機する(ステップ10)。
軸上の座標データを構成する。上記動作をi=Nになる
まで測定点を所定距離づづ替えて繰返し行ない、ワーク
46上の測定値PiのXYZ座標を順次測定し、各測定
点Piの座標データをメモリする。次にステップ8でコ
ントローラはカウンタをリセットし、ステップ9でオペ
レータは、i=Nを判断すると、スピンドルヘッド20
を最上昇位置に上昇させて待機する(ステップ10)。
【0024】コントローラは、ステップ11で、各測定
点Piの座標データ(Xi,Yi,Zi) (1≦i≦
N)より、図4のようなワーク46の仮想表面データ9
8を求める。具体的には、Bezier曲線やBスプラ
イン曲線を利用して上記データ98を求める。
点Piの座標データ(Xi,Yi,Zi) (1≦i≦
N)より、図4のようなワーク46の仮想表面データ9
8を求める。具体的には、Bezier曲線やBスプラ
イン曲線を利用して上記データ98を求める。
【0025】次に、エントローラーは、工具18を回転
し、上記ワーク46の仮想表面のデータ98をZ軸基準
として、移動体4をXY軸方向に移動し、スピンドルヘ
ッド20をZ軸方向に移動制御して、ワーク46に一定
深さの加工を行なう(ステップ12)。
し、上記ワーク46の仮想表面のデータ98をZ軸基準
として、移動体4をXY軸方向に移動し、スピンドルヘ
ッド20をZ軸方向に移動制御して、ワーク46に一定
深さの加工を行なう(ステップ12)。
【0026】
【効果】本発明は上述の如く、ワークを加工する前にワ
ーク仮想表面を検出しているために、実際のワークの加
工時にストッパの必要性が無く、ワークに傷が付かな
い。また、最初にワーク仮想表面が認識されているた
め、工具の下降動作ごとにワークに対するZ軸原点を検
出する必要がなく、トータルのワーク加工時間が短縮で
きる。また、ワーク測定時において、ワーク検出部材を
用いると、工具をワークに接触する必要がないので、ワ
ークに傷を付ける恐れがなく、その分、早くワーク検出
部材を下降させて、ワーク表面のZ軸座標の測定ができ
るため、この測定時間も短縮することができる等の効果
が在する。
ーク仮想表面を検出しているために、実際のワークの加
工時にストッパの必要性が無く、ワークに傷が付かな
い。また、最初にワーク仮想表面が認識されているた
め、工具の下降動作ごとにワークに対するZ軸原点を検
出する必要がなく、トータルのワーク加工時間が短縮で
きる。また、ワーク測定時において、ワーク検出部材を
用いると、工具をワークに接触する必要がないので、ワ
ークに傷を付ける恐れがなく、その分、早くワーク検出
部材を下降させて、ワーク表面のZ軸座標の測定ができ
るため、この測定時間も短縮することができる等の効果
が在する。
【図1】説明的側面図である。
【図2】平面図である。
【図3】説明図である。
【図4】説明図である。
【図5】フローチャートである。
【図6】他の実施例を示す側面図である。
【図7】他の実施例を示す外観図である。
【図8】他の実施例を示す平面図である。
【図9】他の実施例を示す説明図である。
【図10】他の実施例を示す側面図である。
【図11】他の実施例を示すフローチャートである。
【図12】他の実施例を示すフローチャートである。
【図13】従来技術の側面図である。
2 ベース 4 移動体 6 Y軸レール 8 Y軸レール 10 カーソル 12 カーソル 14 X軸レール 16 X軸レール 18 工具 20 スピンドルヘッド 22 支持アーム 24 支持アーム 26 ツール支持部 28 ベルト 30 アーム支持体 32 アーム 34 ストッパ 36 ワーク検出部材 38 フラグ 40 フラグセンサ 42 ワーク検出センサ 44 ライン 46 ワーク 50 ベース 52 ワーク 54 移動体 56 ヘッド 58 ストッパ 60 工具 62 ベース 64 移動体 66 Y軸レール 68 Y軸レール 70 カーソル 72 カーソル 74 X軸レール 76 X軸レール 78 工具 80 スピンドルヘッド 82 アクチュエータ 84 支持アーム 86 ベルト 88 プーリ 90 モータ 92 センサフラグ 94 センサ 96 ワーク 98 仮想表面データ
Claims (2)
- 【請求項1】 工具78を備えたスピンドルヘッド80
をベース62面に対してX−Y軸方向に移動するととも
に、スピンドルヘッド80をベース62面に対して垂直
なZ軸方向に昇降制御して、前記工具78により前記ベ
ース62上のワーク96に3次元加工を行なう3次元加
工機において、ワーク96の加工の前に該ワーク96の
表面の複数位置にスピンドルヘッド80を移動する工程
と、上記複数位置ごとに前記スピンドルヘッド80をそ
の上昇基準位置から前記工具78の先端が前記ワーク9
6に当接するまで下降し、このスピンドルヘッド80の
上昇基準位置からの下降量を測定する工程と、前記スピ
ンドルヘッド78のX−Y軸上の位置データと前記スピ
ンドルヘッド80の下降量データとに基いて前記ワーク
96の仮想表面データ98を検出する工程とを備え、前
記仮想表面データ98を基準として、前記工具78によ
って前記ワーク96に所定深さの加工を行なうようにし
たことを特徴とするワーク加工方法。 - 【請求項2】 工具18を備えたスピンドルヘッド20
に前記工具18の先端より下方に位置させてワーク検出
部材36を昇降自在に設け、前記ワーク検出部材36が
物体に接触したことを検出する接触検出用センサ40を
設け、前記スピンドルヘッド20をベース2面に対して
XY軸方向に移動するとともに、前記スピンドルヘッド
20を前記ベース2面に対して垂直なZ軸方向に昇降制
御して、前記工具18により前記ベース2上のワーク4
6に3次元加工を行なう3次元加工機において、ワーク
46の加工の前に、予め、前記スピンドルヘッド20を
下降し前記ワーク検出部材36を前記ベース2に配置し
たワーク検出センサ42に当接して前記接触検出用セン
サ40を作動させる工程と、前記接触検出用センサ40
が作動したときの前記スピンドルヘッド20の下降位置
から前記工具18の先端が前記ワーク検出センサ42に
当接するまでの前記スピンドルヘッド20の下降距離D
を測定してこれをメモリする工程と、ベース2上のワー
ク46の加工の前に、前記ワーク46の表面の複数位置
にスピンドルヘッド20を移動し、上記複数位置ごとに
前記スピンドルヘッド20を基準上昇位置から前記ワー
ク検出部材36が前記ワーク46に接触し前記接触検出
用センサ40が作動するまで下降し、この下降量を測定
する工程と、このスピンドルヘッド20の下降量と前記
距離Dと前記スピンドルヘッド20の前記複数位置にお
けるXY軸上の位置データとに基ずいて前記ワーク46
の仮想表面データ98を検出する工程とを備え、該仮想
表面データ98を基準として前記工具18によって前記
ワーク46に所定深さの加工を行なうようにしたことを
特徴とするワーク加工方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4212292A JPH05212654A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 3次元加工機におけるワーク加工方法 |
US07/974,841 US5393288A (en) | 1991-11-26 | 1992-11-10 | Three-dimensional processing machine and a method of processing a workpiece |
FR9214201A FR2684603B1 (fr) | 1991-11-26 | 1992-11-25 | Machine de traitement sur trois dimensions et procede de traitement d'une piece. |
DE4239833A DE4239833C2 (de) | 1991-11-26 | 1992-11-26 | Verfahren zum Steuern eines Spindelkopfes einer dreidimensionalen Bearbeitungsvorrichtung |
BE9201035A BE1006060A5 (fr) | 1991-11-26 | 1992-11-26 | Machine de traitement tridimensionnel et procede pour traiter un ouvrage. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4212292A JPH05212654A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 3次元加工機におけるワーク加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05212654A true JPH05212654A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=12627148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4212292A Pending JPH05212654A (ja) | 1991-11-26 | 1992-01-31 | 3次元加工機におけるワーク加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05212654A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100910590B1 (ko) * | 2008-06-18 | 2009-08-03 | 김복인 | 양방향 이동이 가능한 다목적 조각기 |
CN110561953A (zh) * | 2019-08-13 | 2019-12-13 | 江苏浩宇电子科技有限公司 | 一种绘图机及工作台 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4212292A patent/JPH05212654A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100910590B1 (ko) * | 2008-06-18 | 2009-08-03 | 김복인 | 양방향 이동이 가능한 다목적 조각기 |
CN110561953A (zh) * | 2019-08-13 | 2019-12-13 | 江苏浩宇电子科技有限公司 | 一种绘图机及工作台 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110307813B (zh) | 一种全自动接触式测量设备与方法 | |
JPH0613416A (ja) | ダイボンディング装置 | |
CN111121597B (zh) | 表面性状测定方法和表面性状测定装置 | |
CN204843713U (zh) | 高精度齿轮在机测量试验台 | |
KR20130040694A (ko) | 기판 상면 검출 방법 및 스크라이브 장치 | |
US5393288A (en) | Three-dimensional processing machine and a method of processing a workpiece | |
JP2010032322A (ja) | 表面性状測定機および測定方法 | |
JP3433710B2 (ja) | V溝形状測定方法及び装置 | |
CN117300713B (zh) | 工件的找正装置及找正方法 | |
JP2003103434A (ja) | 主軸頭重心補正装置 | |
JPH05212654A (ja) | 3次元加工機におけるワーク加工方法 | |
JPH05146947A (ja) | 3次元加工機におけるz軸原点検出方法 | |
CN113639703B (zh) | 一种平面度自动检测装置、自动化系统及方法 | |
CN210833429U (zh) | 锯片检测装置 | |
CN115325973A (zh) | 一种减震皮带轮齿槽端径跳和精车面跳动检测设备和方法 | |
CN114562925A (zh) | 一种电主轴的自动化检测平台 | |
JPH11267925A (ja) | 回転切削工具のワイヤカット方法および装置 | |
JP2599924B2 (ja) | ワイヤ放電加工機における電極ガイドの位置測定方法 | |
CN209936494U (zh) | 多头机高度探测装置及探头机构 | |
JP6547570B2 (ja) | ワーク寸法確認装置 | |
JP3208198B2 (ja) | 測定装置と内径測定方法 | |
JP2753814B2 (ja) | ダイシング装置 | |
JPH07151800A (ja) | 比抵抗測定装置 | |
JPS6167568A (ja) | 多層溶接方法及びその装置 | |
JP3625934B2 (ja) | パラレルシーム接合方法及びパラレルシーム接合装置 |